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魔法使い[]:2010/10/29(金) 19:53:05.17 ID:A7VhbH4J0
325から続き
第6話「守りたいもの」
しばらく飛んでいると、ようやくネウロイが見えてきた。
ゲルト「なんだあれは…」
ミーナ「美緒、コアは?」
坂本「中心部分にある、それとこちらに気付いたようだ」
エーリカ「何か出てきたよ!」
ペリーヌ「小型機…ですわね」
宮藤「たくさんいますね…」
ミーナ「全機攻撃開始!」
全員「了解!!」
393 :魔法使い[>>392テキストファイルで45kbしかないわ…][]:2010/10/29(金) 19:58:54.04 ID:A7VhbH4J0
こうして俺たちの戦いの火蓋は切って落とされた。
出てきた小型のネウロイは、それほど数も多くない。
自爆する様子もないし、時々ビームを撃ってくる程度だ。
ゲルト「うおおおおおおおおおおおおお」ダダダダダダ
ペリーヌ「ええいちょこまかと!トネール!!」バリバリ
グラビティハンマー
俺「食らえ!重力の鎚!」ドゴォン
ミーナ「やけにあっさり終わったわね…本体への攻撃を開始します!」
エーリカ「くらええええええええええ」ダダダダダダ
シャーリー「硬いけど、そろそろコアが見えてくるはずだ!」
ネウロイ「オオォオォオォォォオオォォオォォン」シュンシュン
宮藤「ぐっ、確かにビームも強くなってる…」
ミーナ「コアが見えたわ!美緒!」
坂本「れっぷううううざあああああああああああん」ズドーン
パリィン キラキラキラキラ
396 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 20:03:51.34 ID:A7VhbH4J0
坂本「ふぅ…案外あっさりだったな」
サーニャ「ネウロイの反応、完全に消滅しました」
エイラ「(何も起きなくてよかった…)」
本当に、あっけなく終わってしまった。
これぐらいなら、今までもっと苦戦した戦いもあっただろう。
それゆえに、何か違和感を感じる。
フレイムシュート
俺「なんだこの気配は…!!!――炎の弾丸!」ゴオッ
ミーナ「俺さん、一体…あれは!?」
俺が背後に良からぬ気配を感じ、魔法を唱える。
すると、そこには今まで姿を隠していたであろうネウロイの巣が突如現れた。
ゲルト「ネウロイの巣だと…どうしてこんなものがここに!」
サーニャ「完全に反応はなかったのに…」
シャーリー「姿を隠していたのか!」
坂本「つまり我々は…まんまと誘き寄せられたということだ…」
399 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 20:08:42.32 ID:A7VhbH4J0
これは坂本少佐の言うとおり、おそらく罠だったのだろう。
あのネウロイが弱かったのも頷ける。最初から削り要員だったのだ。
そうこうしている間に、先ほどより少し小さいネウロイが出現する。
ルッキーニ「なんかでてきた!」
ミーナ「みんなまだ戦える!?」
エーリカ「もちろん!」
ゲルト「大丈夫だ!」
ミーナ「今の魔法力だと、逃げてる途中に後ろから狙われて撃たれるでしょう。
あのネウロイを撃墜後、すぐさま反転し全速力で退避します!」
全員「了解!」
ストライクウィッチーズは少ない魔力を振り絞り戦った。
そんな中、俺はある程度抑えて戦っていた。
おそらく、あいつらは逃げる隙を与えない。
折角誘き寄せたのだ、戦力を総動員してでも我らを攻撃してくるだろう。
今まで何回も腹を括ってきたが、死ぬかも知れない覚悟というのは初体験だ。
401 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 20:13:46.93 ID:A7VhbH4J0
リーネ「当たった!」
パリィン キラキラキラキラ
ミーナ「みなさん、今のうちに…!?また出てきたわ!!」
ゲルト「くっ…このままではジリ貧だぞ!」
坂本「もはやこれまでなのか…」
俺「なあ、アレはこの世界で最後のネウロイの巣なんだろう?」
ミーナ「そうよ、あなた何を考えているの!?」
俺「だったらどうにかしなくちゃいけないな…」
坂本「まさかお前…1人で行くつもりか!」
俺「ああ…そのために、一応セーブして戦ってきたんだ」
シャーリー「お前1人に行かせられるか!行くなら私たちもだ」
宮藤「そうですよ!1人になんてさせません!」
俺「もう魔力が残ってないんだろ?無茶を言うな」
403 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 20:18:08.06 ID:A7VhbH4J0
ゲルト「お前こそなぜそんな無茶を言う!!今はどうにかして逃げる方法を…」
俺「ここで逃げる方法は誰かが足止めするしかないんだよ!!!」
俺「ただ1人の好きな女も…この世界も…俺が守るんだ!!」
俺「俺は…俺は”救世主”だ!!」
そう言い切ると、俺はハルトマンに声を向けた。
最後に言うべきことがあるからだ。
俺「ハルトマン、あの時言い損ねたけど…俺はお前のことが好きだ。今までありがとう」
それだけ言って、ネウロイの巣に向かおうとすると
俺は呼び止められた。まるであの時の逆だ。
エーリカ「待ってよ!!どうしてそんな勝手なことをするの!?」
俺「言ったろ?好きな女もこの世界も守る。それが”救世主”なんだよ」
エーリカ「置いていかないでよ…わたしだって…わたしだって好きなんだから!!!」
ハルトマンが叫んだ。
俺は予想外の出来事に少し面食らった。
避けていたことからして、何か悪い理由があると思ったのだが…
404 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 20:23:08.43 ID:A7VhbH4J0
俺「じゃあ何で避けてたんだ?」
エーリカ「そんなの俺が鈍いからに決まってるじゃん、ばかぁ…」グスッ
そうか、そうだったのか…
俺「両思いってことでいいんだな?うれしいよ」
エーリカ「だったらわたしも連れていってよ!」
俺「それはだめだ。再三言わせてもらうが、俺は守りたいんだ。全てを。」
俺「これ以上は時間がない。バルクホルン、ハルトマンを頼む。」
ゲルト「…わかった。基地まで必ず連れて帰ろう」
エーリカ「なに勝手なこと言ってんの!?そんなの駄目だよ絶対!!」
ミーナ「俺さん。必ず生きて帰ると誓ってちょうだい」
俺「ああ、約束する。指きりしてもいいぜ?」
ミーナ「フフ…ありがとう。俺さんが足止めしてくれてる間に退避します!トゥルーデ、シャーリーさん、フラウをよろしく」
406 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 20:28:14.82 ID:A7VhbH4J0
エーリカ「やめて!俺!!行かないで!!」
ゲルト「すまんな…」ガシッ
シャーリー「許せハルトマン」ガシッ
エーリカ「いやだ!はなしてよ!俺ー!!俺ぇ…」ポロポロ
俺は涙ながらに叫ぶハルトマンの声を聞きながら、決意した。
できる限りの努力をして、生きて帰ろう。
愛する人の下へ。
俺「さぁ、いっちょやりますか!」
リミッターオフ フィジカルブーストシールド
俺「制限解除!身体強化&防御!」キィィィィン
俺「まずはお前らからだ!」ドゴッ
さきほど出てきたネウロイを撃墜する。
ここからは持久戦の可能性もあるため、なるべく消耗を抑えなければならない。
そして、俺はついにネウロイの巣内部に侵入した…
409 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 20:33:11.64 ID:A7VhbH4J0
俺「まるで迷路だな…」
おそらくコアは中心にあるので、とりあえず中心の方角を目指す。
ネウロイ「オオオォォォオォオォン」シュン
俺「ちっ」バシッ
小さくしたシールドで、ビームを弾き飛ばした俺はすかさず懐に飛び込み攻撃。
さきほどから、もう数えるのが嫌になるぐらいのネウロイを倒してきた。
狭い通路のせいか、大型が出てこなかったのは不幸中の幸いだ。
そうして進んでいると、ある部屋に辿り着いた。
俺「ここは…中心か」
かなり広い部屋で、奥の方に微かだが大きいコアが見える。
そして、その前には巨大なのが1体とそれを守るように数十体のネウロイが待ち構えていた。
俺「歓迎されてるみたいだな…もうちょっと優しくしてほしかったぜ」
410 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 20:38:28.18 ID:A7VhbH4J0
ネウロイも気付いたようで、こちらに向かって飛んでくる。
先手を取るために、俺は呪文を唱え始めた。
ホーリージャベリン
俺「――天を裂く光よ、その力を我が手に…聖なる槍!」ドシュン
巨大な光の槍がネウロイに向かって飛んでいく
ドォンという豪快な音と共に、ネウロイに当たった。
俺「やったか!?」
しかし、護衛のネウロイが3体ほど盾になって守ったようで
巨大なネウロイは無傷だった。
俺「おいおい、あれでも上級呪文なんだぜ…?」
ネウロイが俺を攻撃射程圏内にとらえた。
刹那、何本ものビームが飛んでくる。
俺「これじゃあ避けるのに精一杯で呪文が唱えれない!」
このままではやられてしまう。
あの親玉を倒すしか方法はないが…一か八かやるしかないか。
隠れて近づき、全力で撃ち込む。ただそれだけだ。
412 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 20:42:21.70 ID:A7VhbH4J0
ステルス
俺「――隠密」スウッ
突然俺の姿が消え、ネウロイたちは混乱している。
やるなら今しかない。
一気に近づき、そして巨大ネウロイの真上についた。
ブラックホール
俺「全てを支配する闇よ、その姿を現せ…黒の闇!」ズズズズズ
俺「これで最後だあああああああああああ」ギュゥゥゥン
これは、威力うんぬんではなくその空間を消滅させるものだ。
つまりネウロイがいくら硬かろうと消え去るはずだ。
案の定、巨大ネウロイは消え去っていた…
俺「ふぅ…あとは残りのネウロイだけか」
ビー、ビー、ビー、ビー
セイメイハン…ショウメ…、…モードニ…コウセヨ
クリカエス、セイ…ハンノウ……
俺「なんだ!?」
安心しきった瞬間、突如警報が鳴り響いた。
そして残ったネウロイが突撃してきた。
413 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 20:47:10.04 ID:A7VhbH4J0
シールド
俺「一体なんなんだ!――防御」
シールドを張った俺に、ネウロイは構わず激突する。
俺「ぐあああああああああああああ」ズドォォォォン
ネウロイが…大爆発した。
シールドのおかげで、ダメージは少なかったもののこれはまずい。
壁から次々にネウロイが出てくる。
今頃、巣の至るところでネウロイが生み出されているだろう。
俺「そうか…親玉がやられたら巣ごと自爆ってか…」
俺「上等だ、どっちが生き残るか勝負だな」
アイギス
俺「大いなる女神よ、その加護を受けさせ給え。――大盾」キィン
そして、ネウロイが一斉に爆発した。
ズドォォォォォォォォォォォンドカァァァンドォォン
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415 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 21:00:45.38 ID:A7VhbH4J0
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その爆発は無事に基地に帰還した隊員からもよく見えるほど、美しい爆発だった。
そこで、俺との連絡は途絶えた。
ミーナ「当該空域に、俺さんの反応は…ありません。」
次回予告
無謀にも、たった1人でネウロイの巣に突っ込んだ俺
大爆発のあと、俺の反応も消えてしまった。
世界に平穏が訪れたが、ウィッチーズは失意の中にあった。
「帰って来てよ…俺…」
次回、第7話「2 hundred over~あの空を越えて~」
魔法と魔法が交わる時、世界は変わり始める―――
416 :魔法使い[]:2010/10/29(金) 21:02:17.31 ID:A7VhbH4J0
今回の投下はここまで。
読み返したら、相変わらず厨二すぎてどうしようかと思う
最終更新:2013年01月28日 15:29