つなぎな私中尉4




~空、海上にて~




シャーリー『ん?あの光は・・・。くるぞ!全機戦闘態勢をとれ!みんながくるまで食い止めるだけでいい!』カチャ


7人『了解!』カチャ




黒いものたちが突然目の前で停止する


芳佳「うぉ、ウォーロックに似てますね。色は違うけど・・・。攻撃してこないのかな・・・?」


少し勘違いをしているが、今研究設備が破壊されたので自律型に切り替えているところであった

そして完了したのか、やつらの機械的な目が赤く光る・・・


エイラ「くるゾ!」



シャーリー「戦闘開始!ブレイク!」



シャーリーの一声がかかると同時にアレース三機も戦闘モードに切り替わる


つまり、そこにいる7人のウィッチが撃墜ターゲットにされた




アレース三機はウォーロックに型が似ているものの、外見的には武装が違うのが目につく



肩に1とかかれたやつには、ネウロイに似た赤くなった部分があり、おそらくビームを放つ砲門であろう

しかし全身にその砲門があり、推測するだけでもまさにハリネズミであろう



肩に2とかかれた、二番機とするが、砲門は至って少ないが、こいつにはなにか・・・腕にフリーガーハマーのようなものがはえていた



三番機は、少し小柄ではあって、腕が少し剣みたいに細い・・・その他は大差がないが・・・




アレース1「・・・。」プシュゥゥゥゥ ビシュゥゥゥゥン

エイラ「うえっ!光線が多イゾ!」ヒョイヒョイ

シャーリー「くっ!ひっさびさにこんなビームをみたぞ!」ヒュゥン ヒュン

リーネ「そこっ!」ドォン


ドゴォォォォォン!


アレース1「・・・。」

芳佳「効いてないの・・・?くっ!やぁぁぁ!」ダダダダダダダ



ウィッチとネウロイ特有の空戦が本格的にはじまる、相手はネウロイに似たものだが


アレースの硬度はとてつもなく、一応今の武装では効くみたいだが・・・すぐに再生してしまう・・・




ペリーヌ「敵二番機、きますわよ!あと弾丸の消費は抑えるように!」パパパパ

ルッキーニ「うわぁ!なんかうってきたよ!」ガガガガガガガ

サーニャ「あれは・・・フリーガーハマーと同じ・・・。」



エイラ「私が撃ちおとス!」ガガガガガ


ドォン ドォン ドォン


エイラ「ミタカ!この私にかかればこんなもんだ!」フン

ルッキーニ「タロットは微妙にあたらないけどね~。」

エイラ「ナンダトー!」



芳佳「さっきから三番機が動いてませんね。あっ!」

アレース3「・・・。」カシャ バシュゥゥゥン

シャーリー「くっ!巣のほうに行ったか・・・。でも、二機ならなんとかなりそうだ。」

サーニャ「・・・!みんなが来ます!」


サーニャがみんなが来たのを感知する


リーネ『今、1番機、2番機と交戦中!3番機は巣のほうへ行きました!アレースはウォーロックと似ていますが、硬度やビームの強さ
    機動力、再生力が違います!』


ミーナ『みんな待たせてごめんね。アレースについてはほとんど来る途中に聞いてるわ。』



もっさん「だが、倒せないことはない。・・・3番機がどっかにいったのは助かったかもな。あいつが一番厄介だそうだ。』

芳佳『くっ!どういうことですか?なにもしてきませんでしたが・・・。』


私『3番機の武装は、ネウロイのエネルギー、というのかしらね、あれを剣のような細い腕に纏わせることができるのよ・・・。
  あいつには1番機2番機にはない機動力と近接戦闘力があるの。』


もっさん『だからある意味剣をもっている者以外にはキケンなんだ。・・・私、行くぞ。3番機を落とせるのは私たちだけだ。』

私『わかりました。・・・みなさんご武運を。』

バルクホルン『1、2番機は任せてくれ。責任をもっておとすさ。』



エーリカ『にゃはは~はやく終わらせてご飯食べたいな~。私と少佐~いってらっしゃ~い。』




ミーナ『撃墜目標は、対ネウロイ殲滅戦闘兵器:アレース!数は三機!私たちは二手に別れ1,2番を落とします。坂本少佐と私中尉は3番を撃墜!』



『ストライクウィッチーズッ!全機戦闘開始ッッ!!』



『了解!!』





坂本と私は他のみんなを信じて3番を急いで追う

みんなが私たちに目で合図を送ってくる、ここは任せろ、と


ありがとう、みんな


そしてえさにしてごめんなさい、私のわがままに付き合ってもらって本当にすみません

帰ったら土下座でもしなくちゃな・・・




坂本「ふふふっ、おまえとこうして戦うのもカールスラントで会った後以来か?懐かしいな。」

私「そうですね・・・。少佐はなにもかわってませんね・・・。相変わらずお強いです。私一人じゃ確かにどうしようも
  なかったですね。」


坂本「ふっ私だけじゃなくみんなも強いんだ。もちろんおまえもな。お前が言ってこなければ私たちは捕まったままだっただろうな。」

私「ふふっ、坂本さんなら縄をくいちぎるんじゃないですか?・・・坂本さん、手を。」スッ

坂本「私が見ない間におまえはずいぶん変わったな。」ポン

私「アレースの中じゃやつの装甲が一番硬い。それに近接能力高く、ビームも少しだけは可能。・・・坂本さんの盾には私がなります。
  心配しないでくださいね。」

坂本「信じているぞ。なぁにお前の固有魔法があれば負けることなんてないさ。・・・・見えたぞ!」



私「いくぞ・・・。真っ二つにして、海の藻屑にしてやる。」


坂本「お前は戦闘になると口調が変わるのは変わってないんだな・・・。」




~~~~~~~~~~


~1、2番機~



アレース2「・・・。」ドドドドドドドドド゙シュン ビシュゥゥゥン

ペリーヌ「九発も!?このっ!トネールッ!」バチバチバチ


ドガァァァァァァァァァァァァン!



芳佳『ペリーヌさぁぁぁぁん!!・・・って大丈夫みたいですね。』

ペリーヌ『もう少し心配なさい!しかし・・・邪魔くさい上に、機動力もあって硬度も高いとなると・・・厄介ですわ・・・。』

サーニャ「私のハマーも機動力が高くて当たりません・・・。」

ミーナ『まず、一機落とすわよ。攻撃をかく乱しながら、2番機を!コアは中心部よ。』

バルクホルン『了解だ。(宮藤と私とリーネとハルトマンが作る妹料理を早く!早く!)うおおぉぉぉぉぉぉぉ!』ガガガガガガガガガガ


アレース2「・・・!」ドガガガガガ ボガァン

アレース1「・・・。」ビシュゥゥゥゥゥン

エーリカ『うわ!かばうように1番がビーム撃ってきた!連携みたいなのもするみたいだよ!』ヒョイヒョイ

アレース1「・・・ピピピ!」キュィィィィン ビシュゥゥゥゥン



芳佳「一点集中でくる!バルクホルンさん!シールド!くっ、あぁぁ!」バシッ

バルクホルン「み、宮藤!」

シャーリー「おちろぉぉぉッ!」タタタタタタタタタタ


アレース1「・・・!」ドガガガガ カシャ ビシュンビシュン

アレース2「・・・。」ドシュ ドシュ


次に1番機の影にかくれながら、シャーリーにむけて2番機のロケット弾が放たれる

ルッキーニ「シャーリー!危ないよ!」ガガガガガ ボガァン ボガァン

シャーリー「サンキュールッキーニ!」

しかしルッキーニが正確な射撃でロケット弾を撃ち落とす



その少しの間わずかにできた隙を狙う・・・



リーネ『今!サーニャさん!お願いします!』

サーニャ『うん!』ドシュドシュドシュドシュン

リーネ『・・・もらいました。』カシャドン! カシャドン! カシャドン!........



サーニャのフリーガーハマーから出たものはアレース1,2を引き離し、大きな音を立て爆発する

それを避けるために動いたアレース2の機動は、一人のスナイパーに捕らえられていた

リーネが放った弾丸は吸い寄せられるように、えぐるように、二発ずつ両腕に向けてぶち込まれる

両腕が爆散したアレース2番機は衝撃に体勢を崩し、少しだけひるむ



そのひるみを猟犬は見逃さなかった



エーリカ「それだけ撃ち込まれれば、さすがになにもできないよね~。」



『いくよっ!シュトルムッッ!!』



コアが露出した黒い男に、大きな激しく渦巻く風がとてつもない風切り音をたて、撃ち込まれる

大きな音をたて装甲を削り、まさにかまいたち、コアという一点をかみちぎるように破壊した

アレース二番機は目に光がなくなり、ガラクタのように廃棄音をたてて、木っ端微塵になり雪と化した・・・


エーリカ『はぁ・・・はぁ・・・みたかっ!硬かったよ~。』




エイラ『ハルトマン中尉!まだ1番機がいるゾ!』

アレース1「・・・ピピピ。」キュィィィンドシュン ドシュゥゥン

芳佳「はああぁぁぁぁ!」ダダダダダダ

アレース1「・・・!・・・!!」ガガガ カチャ キチキチキチ

エイラ『・・・?!なにかくるゾ!みんな下がれ!サーニャはなれるゾ!』


エイラの未来予知がなにか不安を掴み取る

今までと違う何か、おそらく特殊な攻撃だろうと

その予知はもちろん的中した



アレース1番の機体両腕が赤く宝石のように光り・・・海に向けてとてつもないビームをはなった

最初は全員理解できなかったが、恐ろしく強いビームだと理解したときには海の中から巨大な水柱がはしったときであった

その水柱は空高く上がり、あたり一体を覆い隠し、そこから離れられなかったリーネ、ペリーヌ、ルッキーニ、エーリカを飲み込んだ

そして水の柱がまた滝のように海に戻っていくなかで、アレースは悠々と柱の中にそびえていた




ミーナ『みんな!大丈夫!?』

リーネ「ぷぁ!大丈夫です!でもストライカーユニットが・・・。」

エーリカ「うぁ~、全身びしょびしょだよ・・・。インカムも壊れてるね、これは。」

ルッキーニ「うえぇぇ~、海しょっぱい~。」

ペリーヌ「これじゃ飛べませんわ・・・。しかし、なんという威力ですの・・・。」

サーニャ『たぶん対ネウロイ用のものでしょう・・・。ネウロイは水が苦手ですから・・・。』

バルクホルン『さっきの水流は魔女じゃなければ確実に死んでいただろうな・・・。』

ミーナ『残ったもので叩きます。向こうには二人しかいないのですぐにかけつけるわよ。』

シャーリー『さっさとやっつけちゃおうぜ~。』






~3番機~


私と少佐はネウロイの巣に接近する前に3番機を捉えた

青く輝く海に、二人のウィッチと大きい図体に細い腕の機械の影が映り、波にかき消され、また映る

二人のウィッチは白く鈍らな光を放つ刀を抜き、機械のほうは腕が赤く染まり両腕に刀を宿す

正直いって、こんなやつとは戦ったことがないし、私の刀が通じるかさえわからない

でも・・・なぜか心に迷いや不安はなく、ただ限りなく澄んでいたのは事実である




〈やつとの間合いに注意してください。機動力がありますから刀にも魔法力を満たして折れないようにも注意を。〉

坂本〈わかっているさ。やつのコアは中心部。全力でいくぞ。〉

〈了解。無理をするなよ。〉

坂本〈ふっ、おまえもな。〉


アレース3「・・・。」ブォン シュゥォォォォン

私「はあぁぁぁぁ!」ヒュィン シャキン


刀と刀が激しく交じり合う

      • 3番機は両腕の剣で受け止め、私と目を合わせる



〈・・・防いだ、ということはどうやら刀は有効武器なようだ。二人で仕掛ける。〉

坂本〈わかった。〉


簡単な話をして、私は3番から離れた

紫電改に魔法力を注ぎ急速に距離をとる


その間に坂本が刀を握り締めかかるが、うけとめもせず、わずかにジェットを吹かし横に移動し避けた

しかし坂本は一瞬にして一閃の構えを取る


隙をぬい、私が一気に迫り、スピードをのせた一撃を放つもあえなく受け止められるが

さらに私の脇をぬって坂本が前にでて横に一閃し、わずかに装甲を剥ぐ

私は下に下降、坂本は上に上昇し二人で刀を構え襲い掛かる


かなりの速さで行動するもアレース3番機は消えるように一瞬で機動する

しかし追いすがり、刀を硬い音と共に何度も交錯させる



私が斬って、坂本が斬る。坂本が斬って、私がやつの裏にまわりかかる。私が斬って、坂本が隙を縫い斬る。

常人なら到底反応しきれない速さで行動するも、3番は両腕の剣でさばいていく

斬っても再生が速すぎて致命的なダメージは与えられない

魔法力を紫電改にも刀にも送り込む

私と坂本は高速戦闘で短期決戦を心に決めていたのだ

だが刀の激しい音がむなしく空に響くだけである・・・






アレース1「・・・。」ビシュウゥゥン ビシュゥゥン

エイラ「よっと。」ヒョイヒョイ ガガガガガガ

バルクホルン「さすがエイラだ。あれをなんなくかわしているな。」

ミーナ『なら・・・。エイラさん、アレースの攻撃を少しだけひきつけられるかしら?』

エイラ『大丈夫ダゾ!』

ミーナ『エイラさんが一手に引き受けたとき、サーニャさん、アレースに一発を。そこの装甲が減ったところに私とシャーリーさんで
    さらにこじ開けます。最後にバルクホルン大尉。あなたがコアを破壊してください。』


『了解!』


サーニャ「エイラ!がんばって!」カシャ

エイラ「(サ、サーニャの黄色い声援!)今日のエイラ・イルマタル・ユーティライネンは一味チガウゾッ!」カシャ ガガガガガガガガガ

シャーリー「あはは!なんだそりゃ!」


いくつもあるうちの戦略から選んだのは穿間突撃であった

各自の弾数も残り少ないと思われる

硬い装甲に一気にあけ、そこに最後に決定打をうちこむ

言うのは単純であるが、速い機動の相手にはやはり難しい

しかしなぜであろうか、全員の心には根拠のない確信が宿っていたのだ



エイラ『いくゾ!』ガガガガガガガ

アレース1「・・・・!」キュィィィィィン ビシュゥゥゥン


さっきからやたらに攻撃していたウィッチが気になっていたのか、それとも危険とみなしたのか

一つに赤光をまとめエイラに向けてはなった


エイラ『そんなモノ私にアタルカ!サーニャ!』

サーニャ『うん!』ドシュン

一発だけ1番機に向かって放つ

それに気づいたアレースは迎撃しようとするが、エイラの狙った弾丸により砲門が砕かれビームが撃てなくなる

そのときにちょうど爆音を立て一発が装甲を大きく弾き飛ばした

シャーリー『いまだ!』タタタタタタタ

ミーナ『トゥルーデ!任せたわよ!』ガガガガガガガ


はがれた装甲を目掛けさらに穴をあけようと、水のように弾を流し込んでいく


そして・・・


ミーナ『コアがみえた!トゥルーデ!』



バルクホルン『了解した!おちろぉぉぉぉぉぉぉぉッ!』ガガガガガガガガガガガガガガガガ



とてつもない量を、機械の中を弾丸で一杯に満たすように、コアを目掛けてぶち込んでいく

アレース1「・・・!!」ピシュゥゥン

しかしアレース1が危険を察知し、バルクホルンに向かってビームを放つ

だが・・・それに怖気づくようなウィッチではなかった


バルクホルンは光線の軌道を読みながら、少しだけ身を回転させ紙一重。紙一重の肉薄でビームを避ける。

たいていのウィッチならシールドを出したであろう瞬間を、彼女はそれに魔法力を一切回さず、コアを破壊することだけに集中したのだ



――一度きりのチャンスを逃さぬために



そしてコアに見事あて、ぼろぼろになるまで砕き散らす

その砕けたコアからアレースの全身は白くなっていき、先ほどと同じように雪の結晶となって虚空を散り舞った・・・


バルクホルン「フッ。私たちの勝ちだな。」



宮藤「すごいです、バルクホルンさん!」

エーリカ「さっすがトゥルーデ!はやく私をひきあげてー!」チャプチャプ

ルッキーニ「でも泳ぐのたのしいよー!」ジャブジャブ

ペリーヌ「幸いここから陸までそう遠くありませんわ。別に泳いでいってもよろしいのでわ?」

リーネ「それは・・・ちょっと・・・。」

エーリカ「だよね~。めんどくさいじゃん。」

宮藤「でも坂本さんと私さんを救援に行かなくちゃならないんじゃ?」

エーリカ「あの二人なら心配ないよ~。それに私たちがいっても邪魔になるだけだよ。刀なんかないし。」

ミーナ『私は二人を見に行きます。みなさんは海に落ちた人を陸まで運んでください。そして私が救援を必要と思ったなら
    こちらに救援にきてください。いいですね?』


全員「『了解!』」




最終更新:2013年01月28日 16:30