つなぎな私中尉6





~帰還後、夕方、医務室~



私「・・・ん・・・。ハッ!」ガバッ

私「・・・・・・・・・・・・・・。なんとか無事みたいね・・・。」



コンコン ガチャ



もっさん「お!やっとおきたか。大丈夫か?」

芳佳「私さん大丈夫ですか?なにか途中で寝ちゃってましたけど・・・。」


私「二人とも、大丈夫だよ。でもすみません、運んでもらっちゃって。・・・あいつらはどうなりました?」

もっさん「あいつらは軍法会議にかけられるらしい。心配しなくても大丈夫だぞ。」

私「そうですか・・・。ありがとうございます。」



もっさん「それはあとで、みんなに言うといい。それより最後に使った技はなんだ?たしか・・・」

私「秘剣・桜花ですね。あれは、残ってる魔力を全部使って刀に全てこめて、敵を一刀両断する技です。一発しか撃てませんけど。」

もっさん「すごい威力じゃないか。驚いたぞ!」

芳佳「へぇ~、なんかすごい技ですね・・・。でも魔力が回復すればまた使えるんですよね?」



私「大丈夫よ。・・・今夕方ね。そうだ、みんなにご飯作る約束してたんだった!」

もっさん「ん?そういえば、整備兵たちもなにか騒がしかったな・・・。おまえまさか・・・。」

私「えっ、もしかして整備兵さんたちにご飯作る約束とかだめだったかな?」

芳佳「えっ、そうなんですか?じゃあ私も手伝います!」

もっさん「わっはっは!まぁ今日くらいはいいだろう!楽しみにしてるぞ!」





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~ハンガー、全員集合~


私「えーと、まず皆様に申し上げておきます。今回は本当にすみませんでした!」


私は思いっきり、冷たい地面に頭をこすりつけるほど、土下座をする

ざわざわと少し声が上がるが私は続けて言う



私「今回の事件に関しては、私の最悪な判断が招いてしまった結果であります。それに対しみなさんが力を貸してくれたことには本当に感謝しています。
  ここに謝罪と感謝を申し上げます。」



もっさん「私も謝ろう。扶桑のものが本当に迷惑をかけてしまった。しかし私中尉を責めないでやってほしい。こいつが私に密告してこなければ
      今頃、多大な被害がでていただろう。」


私「い、いえ別に坂本さんが悪いわけではなくてですね・・・。本当はもっと早くに言うべきでしたね・・・。すみません。」


ミーナ「ふふっ、あの男たちに関しては、処分待ちだけど、たぶん生半可な罰じゃすまないでしょうね。
     研究書類も全部燃やしたし、機械も全部破壊したし、痕はほとんど残らないでしょうね。」


シャーリー「ま、そんなことはおいといて!はやくご飯たべようぜ!もう待ちきれないぞ!」


ルッキーニ「あたしも~!とりあえず全部うまくいったんだし、もういいじゃん!はやくたべよ~よ~。」


バルクホルン「おまえたちな・・・。」


ペリーヌ「あなたたちはもう少し我慢というものを身に着けるべきですわ・・・。」


ミーナ「まぁその辺にして終わりましょう。おいしい料理も冷めてしまうわ。」


私「えと、わかりました。今回は色々とおわびに整備兵さんたちにもふるまうことにしました!お口に合うかわかりませんがぜひ楽しんでください!」



整備兵たちから歓声があがり、なにか色々と楽しそうに笑っている


もっさん「わっはっは!まぁ今日は無礼講だ!明日もネウロイは来ないと予報が出ているしな。」

ミーナ「じゃあ、食べましょうか。まぁとりあえず・・・えっと美緒?扶桑では始まる前になんていうんだったかしら。」

もっさん「ふふっ、私がやろう。では、皆、かんぱい!」





乾杯という大きな声がハンガー内にこだまする


料理に関しては、たくさんつくってバイキング形式にしてみたが、もしかしたら足りないかもしれないとひっそりと感じながら


料理がうまくできたかは緊張していた・・・


しかしそれは杞憂で整備班長がうまいうまいとばくばく食べていたので、これはうまくいったもんだと思っていた



ミーナさんとエーリカは整備班長や他の整備兵と楽しく話しながら食べているし、美緒とペリーヌはなんかはしゃいでいたし

シャーリーとバルクホルンはなにか・・・言い合いしながら食べていたがなぜか楽しそうだし、エイラはサーニャに料理を取ってあげて一緒に

楽しそうにしてるし、ルッキーニ・芳佳・リーネは整備兵たちと同じ食卓について雑談している



まぁおおむね成功だな・・・・


と私は一人でくるくるとそれを胸中でうれしがりながら、自分の部屋に酒瓶を置き忘れたのでとりにいった





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~私部屋~


私「えっと、たしかここに・・・。」ガサガサ

私「あった!これ高いんだよね~。」



コンコン・・・



私「ん?どうぞ~。」

もっさん「失礼する。突然抜けていってどうしたんだ?」

私「いや、ちょっと酒を取りに・・・。」

もっさん「ふふっ、飲み過ぎるなよ?いや・・・今日ぐらいはいいか。」

私「美緒もどう?ここにグラスあるけど。杯じゃなくてごめんね。」

もっさん「ならいっぱいいただこう。」




私は部屋に置いてあるグラスを二つ取り、机におく


静かな部屋に遠くで騒ぐ音と扶桑酒をとくとくとかるく注ぐ音が響く


あまりグラスで飲むものではないが・・・


酒というのは気分次第で味をいくらでも変える


だから私は酒はこの温度がいいとか、飲み方などはあまり重視しない




私「美緒・・・。今回はありがとね。本当に助かったわ・・・。」

もっさん「気にするな。もうきれいに終わったことじゃないか。それより、体は大丈夫か?」

私「大丈夫よ。最後に魔法力を使い切っただけだから。私はまだいろいろ終わってないけどね~。はい。」

もっさん「ふっ、ありがとう。たぶん扶桑の方に一時呼び戻されるだろうな。だが研究書なんかは全部抹消したから安心しろ。」ゴク・・・

私「本当にありがとう・・・。」ゴク



もっさん「わっはっは!おまえはなんでも抱え込む癖があるからな。その癖もいい加減やめろよ?」

私「わ、私だって直したいけど直らないのよ。美緒みたいに率直に生きれたらいいんだけどね・・・。」

もっさん「む、まるで私がなにも考えてないみたいじゃないか。」グイ

私「ふふっ、美緒は考えすぎないほうが美緒らしいわ。」ゴク




もっさん「良いのか悪いのかわからん答えだな・・・。そういえば、醇子や黒江もおまえのこと気にしていたぞ。」

私「私を?あ・・・連絡ながいこと取ってなかったなぁ・・・。またとらなきゃ。」

もっさん「まったく、しっかりとっておけよ。おまえは本当にふらりふらりとしてるから、時々どこにいるかわからんしな。」

私「いろいろ飛ばされたり、テストしたりしてるからね。そういえば醇子って504にいるんだっけ?」

もっさん「うむ。暇なときにまた会いに行くといいぞ。あ、でも今忙しいかもな・・・。」

私「たしか、トラヤヌス作戦で・・・。でも一応大丈夫だとは聞いたけど・・・。」

もっさん「まぁ今は完治しているぞ。会いに行ってやると喜ぶぞ。あいつもおまえと一緒で淋しがりやがりだからな。」

私「あのね・・・。はぁ・・・まぁ気はかなり合うわね・・・。」




私はこのあとも美緒と色々と話し込んだ

とりあえず連絡はとっておけと念押しされてしまった

まぁ扶桑にも一旦帰るし、向こうの知り合いにもちゃんと顔を出しておこう




もっさん「さて、そろそろハンガーにいくか!」

私「そうね。私たちがいないんじゃ場があれだし。料理も少しだけ足りなさそうな気がしたし・・・。」

もっさん「わっはっは!楽しみにしているぞ!」

私「ふふっ、美緒はあんまり飲み過ぎないようにね。酒癖悪いんだから・・・。」ニコ

もっさん「そ、そうだな・・・。酔ったあとは記憶なくなるから気を付けないとな。」

私「でも今日は無礼講っていったじゃない。いいのよ飲んでも!」



もっさん「おまえはそれを扶桑に帰ったときにの話のネタにするつもりだな?そうはいかんぞ!」

私「そんなことするわけないじゃない~。」ニコニコ

もっさん「私は醇子と一緒でそういうとき調子いいからな・・・。」

私「ふふっ、許してね。」




私たちは笑いつつ、他愛のない話に花を咲かせハンガーに足を運んでいった


こんな時がものすごく幸せだ


だから壊さないように、守るために、強くなった


もちろん自己満足かもしれないけど、それが結果的にすべていい方に向いている



私は今回のことで扶桑に戻されるだろう


でも、できればもう一度ここにもどってきたい


この力をここで存分にふるいたい


この場所は心地が良い



私は義理深い方なんだろうか


いやただ欲深いだけだろう


強欲・・・なのかな・・・



私「・・・美緒。」

もっさん「どうした?」

私「私、もう一度できれば此処に戻ってきたいわ。」

もっさん「ふふ、戻ってこれるさ。いや、帰って来れるさ。いつでもな。」

私「ありがとう・・・。それまでに私の部屋をそうj」

もっさん「それは勘弁してくれ。あの汚い部屋を掃除するのは労力がいる・・・。」

私「・・・帰ってきてからするわ。」




もっさん「少しは掃除できるようにならないとな。あと、男でも見つけてくるんだな。」

私「男の人ね~。でも今はあんまり興味ないけどね・・・。それより美緒のほうでしょ。」

もっさん「私もそこまで興味ないさ。まぁ私と一緒になるやつなんてものすごい変なやつだと思うけどな!わっはっは!」

私「幼なじみがいたでしょ?」

もっさん「・・・なぜあいつのことが出てくる!別にあいつとはなにもない!」

私「ムキになっちゃて~。まぁ美緒はいい人がちゃんと見つかるわよ。」

もっさん「まったく興味ないと何度いえば・・・。」



私はもう一度ここに戻ってこれるだろうか


まだわからないけど、帰ってきたい


いろいろ問題は山積みだけど、さっさと終わらせてこよう


この501基地では一人ではできないことも出来る気がする


ここでネウロイを倒してすべてを終わらそう


みんなを死なせなんかしない


美緒も死なせなんかしない


私が命がけで守り抜く


それが私の誓い



私「さぁてたくさん飲みますか!」

もっさん「わっはっは!まけんぞ!」



この人についていく


それは私の志





~終わり~
最終更新:2013年01月28日 16:31