第4話 『あなたの、優しい手』


501基地 談話室

エイラ『やっぱ何回占っても運命の逆位置カ・・・』

エイラ『まぁ、10年以上変わらなかった関係が、数日頑張った程度で変わるはずナイカ・・・』

エイラ『はぁ・・・』 ガックシ

芳佳『エイラさん、一人でブツブツどうしたんですか?』

エイラ『うわぁ!!な、な、なんでもナイなんでもナイ』

エイラ『べ、別に俺との事なんか占ってナイサ!!』

芳佳『はぁ、そうですか』

エイラ『う、嘘じゃナイゾ!!』

芳佳『・・・』



坂本『そうだ、俺と言えば、エイラ、お前はあいつと昔馴染みなんだろう?』

坂本『白い死神とまで言われる男の過去、少し気になるな』

エイラ『うーん、別に、普通の男ダッタゾ、あぁでも、初めて会った時も銃で撃たれタナ』

シャーリー『そいつは物騒な話だな』

エイラ『そうそう、妖精だと思って仕留めようと思ったって、アプローチの仕方がおかしいダロ!!』

エイラ『全く、私じゃなかったら今頃殺人犯ダヨ』

リーネ『エイラさん、小さい頃から予知魔法使えたんですね』

エイラ『あー、姉の影響で魔力の存在は認知してたカラナ』



ゲルト『なに!?エイラ、お前妹なのか!?』

エイラ『うわ!!大尉!いつからいたんダヨ!?』

ゲルト『なに、少し気になるフレーズ聞こえてな』(生意気な妹・・ほぅ、悪くはないな)

シャーリー(間違いなく『姉』だな)



エイラ『そうそう、そう言えば、俺の固有魔法のステルス!あいつ昔から知らずに使ってたっポイナ』

エイラ『村のみんなで隠れ鬼したときも、いつも見つからなかったンダ』

エイラ『みんな途中で帰っテサ』

エイラ『でも私だけは、いつも簡単に見つけれたんダヨナ』

ミーナ(俺さんのステルスって、俺さんが意識した相手にしか見えない魔法だから)

エイラ『不思議ダヨナー?』

エーリカ(俺は、いつもエイラを意識してたってことか)

シャーリー『ふ、ふしぎだなー』(気づいてやれよ)



坂本『エイラ、その答えは簡単だ、俺の意識が常にお前に向いていれば、常にお前にだけは俺が見えていたことの証明になるぞ』

坂本『つまり、俺は常にエイラを意識してたってことだ!』

一同(いや、空気読めよ!)

エイラ『え、え、え、ナニナニ!?俺がいつもナンダッテーー!??』///////

坂本『これにて、一件落着!わっははははははは!!』



501の夜は今日も賑やかに過ぎていく






深夜 エイラ・サーニャ自室

ピカッ  

エイラ『うううう、雷はムリー、サーニャは夜間哨戒でイナイシ』

ゴロロロロロ

エイラ『うわ!もうムリー!!』

ガチャッ

タタタタタタタタタ






同時刻 俺自室

俺『スー、スー』

エイラ『普通に寝てヤガル・・・』

エイラ『いや、これはラッキーカ・・・気づかれないように忍び込メバ・・・』

ソーッ

俺『誰だ!!』

突然起き上がり、枕元に隠してあった銃をエイラに突きつける俺

エイラ『うわ!私私!』



俺『ん?イッル?なんだよ、夜這いでもしにきたか?』

エイラ『んなワケないダロ!!』

ピカッ

エイラ『ひ!』

俺『ああ、雷か、怖かったのか?』

エイラ『こ、怖くなんかナイサ』

エイラ『でも、お前が怖いんじゃないかなーって・・・』

ゴロロロロ

エイラ『うわー!』




俺『・・・・・』

エイラ『・・・・・』




俺『入れよ』

エイラ『アリガトウ』




エイラ(うわー、一緒でもやっぱ・・)

ピカッ

エイラ(怖いッテー!!)

俺『スー、スー』

エイラ『こいつは普通に寝テルシ・・・』

ゴロロロロロロ

エイラ『ひっ!』 ビクッ

その時、エイラの震える手を、そっと俺の手が包み込んだ

エイラ『え!?俺?』

俺『スー、スー』

エイラ『寝ぼけてンノカ?』

毛布みたいで暖かくて、優しい手

ピカッ

エイラ(あったかい、なんでダロ、落ち着クナ)

エイラ(もう、怖くナイ)

ゴロロロロロロ

繋がれた手を見ながら、少し、嬉しそうに微笑み、呟く

エイラ『手繋ぐの、今日だけダカンナー』






翌朝 俺自室

猟師の朝は早い、朝日と共に目が覚めるのは習慣だ

俺『顔、洗おう』

ベッドから出ようとして、自分の手を握り、幸せそうに寝る幼馴染の姿に気づく

俺『・・・さすがに、起きれないよな』

俺『今日だけだからなー』






501 エイラ、サーニャ自室

夜間哨戒から帰ってきたサーニャはベッドへ倒れこむ

サーニャ『・・・あれ?エイラ?』

サーニャ『・・・いない』

サーニャ『・・・どこだろ?』

サーニャは一瞬してしまった嫌な妄想を胸の奥にしまいこんで眠りに落ちた







サーニャが起こした行動

サーニャ『・・・俺さん、少し、お話しませんか?』

再編成される夜間哨戒班

エイラ『なんで俺も一緒なんダヨ!!』

迫るネウロイ

俺『観客は恥ずかしがり屋のネウロイ様』

サーニャの出した答えとは?

サーニャ『・・・私の欲しかった物・・・』

最終更新:2013年01月29日 14:35