『折れた翼』 その1
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154 :試作な俺-18話 折れた翼:2011/03/08(火) 22:13:38.74 ID:FFWD7kxM0
<朝・基地内滑走路>
バルクホルン「何故急に司令部に?」
ミーナ「あちらから呼び出しがかかったのよ。すぐに戻るわ」
坂本「私達の居ない間は任せるぞバルクホルン。
シャーリーは風邪のようだから、副官としての指揮を頼む。皆をまとめてやってくれ」
ミーナ「予報ではネウロイは出ないと言っているけど、それでも気をつけてね」
バルクホルン「了解した」
ミーナ「・・・じゃあ、そろそろ発進するわ。トゥルーデ、お願い」
バルクホルン「任せてくれ。2人も気をつけて」
見送りの挨拶が終わり、程なくしてミーナと坂本を乗せた航空機が発進した
<機内>
坂本「・・・よかったのか?バルクホルンに言わないで」
ミーナ「前にも言ったでしょう?この件でトゥルーデに思い詰めさせたく無いって」
ミーナ「それに今回私達で実験を何とかしてしまえば、全て済む筈よ」
坂本「そうか・・・責任重大だな」
ミーナ「ええ。家族の為ですもの」
坂本「家族の為、だな」
ミーナ(そうよ、家族の為。仮にもし”そう”だとしても、迷ってなんかいられない・・・!)
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 22:15:12.88 ID:GZovUVdt0
支援
156 :試作な俺-18話 支援ありがとう:2011/03/08(火) 22:16:23.08 ID:FFWD7kxM0
<ラオホウ・ダルシム私室>
ダルシム「・・・・・・・・」
コンコンッ
?< よろしいでしょうか?
ダルシム「・・・・・どうぞ。入って下さい」 カタン
ダルシムは先ほどから眺めていた机上の写真立てを倒し伏せると、入室の許可を出した
ガチャッ
研究者B「失礼します」
ダルシム「どうしましたか?」
研究者B「はい。先ほどヴィルケ中佐と坂本少佐の両名が、司令部に赴いたそうですが・・・よろしかったのでしょうか?」
ダルシム「何がですか?」
研究者B「あの2人は、この実験の本当の内容に近づきつつある筈です。……行かせてしまってよかったのでしょうか」
ダルシム「問題ありませんよ。奴らの情報量などたかが知れてます。連中が”真意”を知っても、その裏の”真実”に辿り着く可能性は皆無ですよ」
ダルシム「それ以前にこの実験は元々…………ふっくく、はははははは・・・」
ダルシムは不敵な笑みを浮かべ、言葉を押し殺すように高笑いするのだった
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 22:16:35.42 ID:uLNisg0Z0
支援
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 22:18:35.15 ID:+nEFrn5X0
ダルシム腹パン支援
159 :試作な俺-18話:2011/03/08(火) 22:18:49.86 ID:FFWD7kxM0
<シャーリー・ルッキーニの部屋>
俺「風邪なんだってな。大丈夫か?」 シャッ、シャッ
シャーリー「あ"ー……、まぁね」 ズズッ
シャーリー「でも、ルッキーニが看病してくれたおかげで大分よくなったよ」
ルッキーニ「いっぱい看病したんだよーっ」
俺「おお、エライエライ」 ナデナデ
ルッキーニ「えへへー♪///」
俺「にしても風邪かー。何でまた急にねぇ」 シャッ、シャッ
シャーリー「さぁなー」 (あの時かなり長い時間風呂入っていたから、体調崩したんだろうなぁ……)
俺「予報じゃあネウロイさんはお休みのようだが・・・。こういう時には空気読んで来ないでくれると助かるんだけどなぁ。今日は中佐と少佐も居ないし」
シャーリー「私なら大丈夫だ。もう大分よくなったから、いざとなったら出撃れるぞ」
俺「そうなのか?確かに顔色はいいけど……。まぁ、余り無理はするなよ。
・・・よし、リンゴ剥けたぞ。はい。ルッキーニも食べるか?」
シャーリー「サンキュー」 (なんだこの形) モグモグ
ルッキーニ「食べるーっ♪」 モグモグ
俺「沢山あるからなー」
160 :試作な俺-18話 支援感謝:2011/03/08(火) 22:21:08.61 ID:FFWD7kxM0
<俺の部屋前>
コンコンッ
バルクホルン「俺。居るか?」
シーン・・・
バルクホルン「居ないのか?」 コンコンッ
シーン・・・
バルクホルン「居ないのか・・・、どこに行った?」
どうやら不在だったようなので、バルクホルンは余所を探しに行こうとするが───
バルクホルン(いや、ここは部屋の中で待つか?) ピタッ
バルクホルン(そう言えば私、俺の部屋に入った事が無かったな・・・)
バルクホルン「・・・・・・・・」 ウズウズ
バルクホルン「よし!ここは部屋の中で(勝手に)待つ事にするとしよう!」 ガチャッ
<俺の部屋>
バルクホルン「入るぞー・・・・・」 ソローー…………ッ
バルクホルン「・・・やっぱり居ないか」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 22:23:24.49 ID:2I9beMtPO
ダルシムめ……んんんーー!許るさーん!!支援
ところで試作×ダルシム本の在庫はまだありますか?
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 22:23:41.76 ID:Qf7tx3cy0
ダルシムさん支援
163 :試作な俺-18話:2011/03/08(火) 22:24:55.37 ID:FFWD7kxM0
バルクホルン(ここが、俺の部屋・・・) キョロキョロ
バルクホルン(このペナントは・・・前ローマに行った時に買ったやつか)
バルクホルン(この木彫りの置物、パトゥーリアじゃないか!俺が作ったのだろうか・・・?)
バルクホルン(・・・あ、この置物は昨日買った奴か。早速飾ったんだな)
バルクホルン(弾倉と銃弾?……ああ、そうか。魔弾を作っているのか)
バルクホルン(本棚には本がぎっしり───ん? 何故あの本にだけカバーが……。・・・まぁいいか)
バルクホルン(沢山の物が置いてあるが、全部の物がキチンと整理整頓されているから綺麗だな・・・。どこかの誰かにも見習って欲しいものだ)
バルクホルン(ふふっ。あいつもちゃんと片付けするんだな)
バルクホルンは俺が真面目に整理整頓する人間という事に少し満足気に笑みを浮かべ、ベッドに腰かけて未だに戻らぬ部屋主を待つ
─────────────────────
バルクホルン(・・・・・遅いな)
バルクホルン(まだ、かな・・・) ゴロン
待ちくたびれたバルクホルンは横になり、ベッドへと体を沈めてシーツを力無く握り締める
バルクホルン(俺のベッド・・・。俺の布団・・・・・) ギュッ……
バルクホルン「ふふっ」
バルクホルン(あったかい・・・♪)
――――――――――――――――――――
俺「・・・・・・・・」
バルクホルン「スー……、スー……」 zzZ
俺(何で俺の部屋にトゥルーデが……?しかも何で俺のベッドで寝てるんだ)
バルクホルン「(-.-)zzZ」
シャーリーの見舞いから戻った俺を出迎えたのは、ベッドで緩みきった顔をして無防備に眠っている、バルクホルンの姿だった
俺「・・・・・・・・」 カタン
俺(まぁ、いっか)
起こすのも可哀想だと考え、ベッドの隣に椅子を運ぶとそれに腰かけて寝顔を眺める
バルクホルン「スー……、スー……」 (-.-)zzZ
俺(よく寝てるなぁ……。ぐっすりだ)
俺(・・・・・・・) スッ
プニッ
俺(柔らけー) ぷにぷに
俺(全然起きねぇなー…………) ツンツン、ぷにぷに、ムニムニ
俺(───って!何してんだよ俺!寝ている人の顔を触るだなんて失礼だろ) パッ
バルクホルン「う~ん・・・」 ムニャムニャ
俺(やばっ、起こしちまったか───)
バルクホルン「コラー……ハルトマン。ズボンはちゃん、と・・・穿け…ぇ…………」 (-.-)zzZ
俺(・・・何だ。寝言か)
バルクホルン「俺ぇ…………」 zzZ
俺(お、今度は俺か?)
バルクホルン「これからも・・・
ずっと一緒に・・・・・」 ムニャムニャ
俺「!」 ズキッ……
俺「・・・・・・はぁ」
クシャッ……
俺は寝ているバルクホルンの頭に手を置き、彼女の髪をそっと優しく撫でる
俺(おかしいよなぁ。俺…………)
俺(もうずっと前に……、とっくの昔に、全部・・・わかっていた筈なのに)
俺「俺は・・・、まだ─────」
166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 22:34:13.88 ID:sxLHpPPPO
さて、さる避け支援っと
167 :試作な俺-18話 支援感謝:2011/03/08(火) 22:36:39.53 ID:FFWD7kxM0
バルクホルン「・・・ん」 パチッ
俺(あ、起きた)
バルクホルン「・・・あれ?私は・・・」 ボー……
俺「起こしちゃったか。ごめんなー」 (トゥルーデが寝ぼけてる……)
バルクホルン「ああ俺・・・・・・・・・・・・・って俺ぇっ!??」
バルクホルン「な、何故おまえがここに!?いつから!?Why!?What's happen!?」
俺「落ち着けって。ついさっきからだ。・・・つーかここは俺の部屋だろ」
バルクホルン「す、すまない。そうだったな」
俺「……で、何でトゥルーデが俺のベッドに寝てたんだ?」
バルクホルン「そ、それはだなー・・・・・・・・・・・・そうだ!おまえに用事があったんだ!」
俺「用事ぃ?」
バルクホルン「いや、用事と言える程大した物では無いかもしれんが・・・その…………」 もじもじ
俺「?」
バルクホルン「こ、これを受け止ってくれ!」 サッ
バルクホルンは懐から、小さな紙袋を取り出して俺に差し出す
俺「どうしたんだー?急に」
バルクホルン「その……昨日の礼だ」
俺「別に、礼なんて気ィ使わなくてよかったのに」
バルクホルン「いや、昨日は本当に楽しかったんだ。だからこれくらいは、な」
俺「いやいや、こっちこそ。楽しい思い出をありがとう」 ニコッ
バルクホルン「…………/////」
バルクホルン「と、とにかく受け取ってくれ!」 ポンッ
俺「(ヒョイ、ゴソゴソ)・・・クッキーだ」
バルクホルン「ああ。食べみてくれっ」
パクッ、もぐもぐもぐもぐ・・・
俺「美味い!美味いなコレ!」
バルクホルン「そうか、よかった♪」
俺「・・・ひょっとしてコレ、あんたが作ったの?」
バルクホルン「ああ。先ほど厨房でな」
俺「そうなのか、ありがとう。すごい美味いぞコレ」 ニコッ
バルクホルン「そうか、気にいってもらえたならよかった/////」 (レシピ片手に頑張った甲斐があった……!)
俺「んじゃ、2人で一緒に食べよっか。お茶入れるよ」
バルクホルン「ああ、頼む」
――――――――――――――――――――
バルクホルン「───そう言えば俺。さっきはどこに行ってたんだ?」
俺「シャーリー達ん所。ホラ、あいつ風邪ひいたらしいじゃん?だから見舞いに行ってたんだよ」
バルクホルン「そうだったのか」 (私も後で顔を見に行ってやろう)
俺「しっかし、少佐と中佐は居ない。シャーリーは風邪。もしこんな時にネウロイさんが来たら大変だろうな」
バルクホルン「予報では今日ネウロイは出ない筈だが、だからといって気は抜けんな」
俺「・・・人様のベッドで爆睡していた人間の台詞か?それ」
バルクホルン「あ、あれは不可抗力だ!このベッドの寝心地が良よすぎるのが悪いんだ!」
俺「どれも一緒だろ?こんなの」
バルクホルン「いや、それはその…………」
バルクホルン「俺の・・・」
俺「?」
バルクホルン(俺のベッドだったから…………/////) カアァ
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 22:46:17.44 ID:+nEFrn5X0
やだ、お姉ちゃん落ち着いて。
俺に抱きついて深呼吸だ
176 :試作な俺-18話:2011/03/08(火) 22:46:29.34 ID:FFWD7kxM0
バルクホルン(・・・って、そんな小っ恥ずかしいセリフが言えるかー!///)
俺「トゥルーデ?」
バルクホルン(いやでも、あんな告白しといて何を今更恥ずかしがる必要が・・・)
バルクホルン(いやいや!あの時はなんか自分でもよくわからなかった!どっかのスイッチが入っていた!完全に吹っ切れていた!
今考えてみれば、よくもあの時の私は、恥ずかしがらずにあんな大胆なセリフを─────)
俺「おいどうしたんだよトゥルーデ」 ヌッ
バルクホルン「Σ ひゃああああああ!!?」
俺「Σ うおあああぁ!?」
考えに耽ってしまっていたバルクホルンは、不意に俺に顔を覗き込まれて仰天する
バルクホルン「い、いきなり顔をのぞき込むなぁー!!///」 グリグリ
俺「アダダダッ! こめかみグリグリしないでグリグリしないで」
バルクホルン「おまえはー!///」 グリグリグリグリ
俺「痛い痛い!痛いって!!」 ←ちょっと涙目
バルクホルン「あっ……」 パッ
ようやくバルクホルンは、俺のこめかみから手を離した
俺「ああ"ー・・・痛かった」 ズキズキ
バルクホルン「す、すまない」
俺「いや、いいよ。それよりもさ・・・」
バルクホルン「何だ?」
俺「今見えたんだけど、首につけてるそれって…………」
バルクホルン「!!」 バッ!
俺は以前(※8話)、バルクホルンにジャーマンポインターをあしらった可愛らしいペンダントのついたネックレスをプレゼントした。
バルクホルンはいつもこのペンダントを肌身離さず身に着けている。
服の中に入れて隠すようにこっそり掛けているので、普段は軍服の陰に隠れて見えないのだが。(それでもエーリカには気付かれたけど)。
先日ローマに行った時は首もとの見えるワンピースだった為に外していた
俺「何で隠すんだよ。・・・やっぱりそれって───」
バルクホルン「何でもない!何でもない!何でもないぞ!」 アタフタ
俺「何だよ気になるなー。別に見せてくれたって」
バルクホルン「駄 目 だ!」
俺「ちぇー、わかったよ。諦めるよ」
バルクホルン(ようやく諦めたか) ホッ
178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 22:49:07.25 ID:6fOawFE80
あれ痛いよな
179 :試作な俺-18話:2011/03/08(火) 22:54:34.05 ID:57/3KnbfO
俺「───と見せ掛けてもらったあああああああぁ!」 ガバッ!
バルクホルン「っ!! させるか!」
俺「よいではないか!よいではないか!」 バッ!バッ!
バルクホルン「だからダメだと───」
ツルッ
バルクホルン「なっ!?」 ガクン
俺「危ないっ!」
俺・バルクホルン「「わっ!(きゃっ!)」」
ドサッ・・・
不意にバルクホルンが何かに足をとられ、後ろに倒れそうになる。
俺はとっさに体を支えようとしたのだが、バルクホルンに引っ張られて、そのまま2人で倒れ込む
俺・バルクホルン「あっ……」
支えようとした体制で倒れ込んだ為、2人で抱き合うような形でベッドに横になった
バルクホルン(ち、近い・・・)
俺(トゥルーデの顔が、目の前に・・・)
俺・バルクホルン(・・・・・/////)
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 22:55:33.50 ID:H2/8j9UjI
2828
支援
181 :試作な俺-18話 支援ありがとう:2011/03/08(火) 22:57:00.84 ID:57/3KnbfO
2人の状態は今、超至近距離。相手の顔との間が10cmも無い。これが某宇宙世紀なら、お肌の触れ合い通信が可能だろう。それ程2人はくっついている
俺「・・・・・」
バルクホルン「・・・・・」
俺「・・・あのさ、大丈夫…………?」
バルクホルン「・・・な、何がだ?」
俺「いや、今転んだから・・・・・」
バルクホルン「あ、ああ。大丈夫だ。おまえが庇ってくれたからな」
俺「そっか・・・」
2人は寝転がったまま。互いの体温を、吐息を、鼓動を体で感じながら、じっと見つめ合っている
バルクホルン「………………」
俺「………………」
───どちらが先だったのかはわからない。ごく自然な事だった
僅かに空いていた2人の隙間の空間さえも埋めるべく、2人は互いに顔を近づけて行く
俺・バルクホルン「……………………」
空間が埋まって行く。距離が縮まる。
2人の距離は、あっという間に零に───
俺「っ・・・・・」 グイッ
バルクホルン「あっ…………」
ならなかった。唇が重なる直前で、俺がバルクホルンの体を押し返す
バルクホルン「お、俺・・・?」
俺「・・・ごめん。俺、どうかしてたみたい」
俺は体を起こして布団の上から脚をどけ、バルクホルンに背を向けてベッドの縁に腰掛ける
バルクホルン「な、何故だ。私はおまえとなら───」
俺「そうじゃない。・・・そうじゃないんだよ」
バルクホルン「え?」
俺はバルクホルンに背を向けたまま、話し続ける
俺「俺はまだ、あんたに返事をしていない。あんたの言葉に応えていない」
俺「それなのにこういう事するのってさ、卑怯っていうか・・・・・ずるいじゃん」
バルクホルン「そうか・・・」 (別に、おまえとなら良かったのに……)
バルクホルン(普段結構いい加減な所もある奴だが、こういう所は律儀なんだな……)
バルクホルン(ふふっ、真面目というか・・・不器用な奴だな)
俺「ごめんなトゥルーデ。こんな中途半端な事してさ」
バルクホルン「いや、ますます好きになったぞ」
俺「え?何でだy───」
ギュッ・・・
俺「・・・!」
バルクホルンは俺の背中に抱きつく。両手を体の前に回して組み、自らの体を俺の背中に押し付けて密着する
バルクホルン「まったく・・・仕方のない奴だ」
俺「トゥ、トゥルーデ?」
バルクホルン「せめてこれくらいは、な。これだけならいいだろう?」
俺「あ、うん……」
バルクホルン「そうか///」 ニコッ、ムギュ~・・・
背を向けている為に俺からは見えないが、バルクホルンは満足気な笑みを浮かべると、更に強く俺に抱きついて顔を背中にくっつける
トクン・・・。トクン・・・
バルクホルン(俺の音が聴こえる・・・。この音……好き)
バルクホルン(暖かい・・・) ギュッ
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 23:09:00.06 ID:sxLHpPPPO
壁だ!壁もってこーい!
さる避け支援
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 23:10:54.50 ID:H2/8j9UjI
支援
188 :試作な俺-18話 支援ありがとう:2011/03/08(火) 23:13:11.19 ID:FFWD7kxM0
俺「・・・・・///」
バルクホルン(もっと、俺に───────ん?)
バルクホルンは俺の首後ろに目をやった所で、何かに気がついた
バルクホルン(これは・・・・・)
首後ろ。チョーカーの下に見える、うっすらとした縦のライン
バルクホルン(間違いない・・・。 ”手術の痕”だ)
バルクホルン(以前一緒に入浴した時に(※8話)、こんな傷痕はあったか?・・・いや、あの時露天風呂は薄暗かった。見えなくても仕方ないか……)
バルクホルン(俺はこんな所の手術をした事が───「トゥルーデ」
バルクホルン「何だ?」
思考を中断し、呼び掛けに応える
俺「ちょっと離してくれないか?話したい事がある」
バルクホルン「ん・・・」
名残惜しさを感じつつも、バルクホルンは抱きつきを解除して俺から離れる。
自由になると俺はバルクホルンに向き合って話し始める
俺「昨日の返事がしたい」
バルクホルン「!」
俺「聞いてくれるか?」
バルクホルン「わかった」 コクリ
俺「・・・トゥルーデ」 ガシッ
バルクホルン(肩掴まれた・・・。これはひょっとして、あの夢の続きなのか?(※16話))
俺はバルクホルンの瞳をじっと見る。2つの翡翠色の瞳が、バルクホルンを見つめる。
バルクホルン(綺麗な色・・・吸い込まれてしまいそうだ)
バルクホルンもそれに応じるように見つめ返す
スゥー、ハァー・・・
俺は深呼吸して呼吸を調える
俺「一回しか言わないからよく聞いてくれ」 キリッ
バルクホルン「ああ!」
俺「俺は──────」
ヴヴゥゥゥゥーーーーーーーン!!!!!
俺「」 ガクッ
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 23:18:17.85 ID:Lyhq8w6X0
ネウロイさんェ…
191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/08(火) 23:19:03.90 ID:l6X81OIiO
珍しく空気を読まないネウロイさん…
支援支援
192 :-Prototype-試作品-18話 折れた翼:2011/03/08(火) 23:21:19.88 ID:FFWD7kxM0
バルクホルン「警報・・・!?ネウロイか!!」
俺(おいおいおいおい。こんなタイミングで現れるかよ普通・・・)
バルクホルン「行くぞ俺!出撃だ!」
俺「ああ……」 ←テンション下がった
バルクホルン「・・・・・続き!」
俺「え?」
バルクホルン「ネウロイを倒したら、さっきの続きを聞く。だから……行くぞ。私だって続きが待ち遠しいんだ」
俺「! ……ああ、そうだな!」
バルクホルン「だからと言って、気を抜くなよ?今は戦いに集中するんだ」
俺「了解した!行こうぜ!」
俺(そうだ。今はさっさとネウロイぶちのめす。その後また仕切り直しだ)
俺(それで戦いが終わったら、トゥルーデに想いを伝えたい。トゥルーデの想いに応えたい)
俺(だって、俺だって・・・・・)
俺(トゥルーデの事が、好きなんだから!)
2人は招かざる来訪者を迎え撃つ為、部屋を飛び出して駆け出して行った
543 :集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて!:2011/03/28(月) 23:01:05 ID:fTc36l0I
試作きたこれでかつる支援
544 :試作な俺 支援ありがとう:2011/03/28(月) 23:02:44 ID:g/86dO8o
<ロマーニャ近海上空>
ネウロイによるロマーニャ侵攻の報を受けた501は、不在の坂本とミーナ、基地待機のリーネとペリーヌを除く八名が敵を迎え撃つべく出撃した
バルクホルン「サーニャ、索敵を」
キュィーン……
サーニャ「・・・・・正面前方18000にネウロイと思われる飛行物体を2機捕捉。大型機だと思います。接触まで約300秒」
シャーリー「少佐や中佐が居ないとなると、サーニャのレーダーが頼りになるな」
エイラ「サーニャはいつだってみんなの役に立ってるゾ!」
俺「それよりもシャーリー、本当にいいのか? 病み上がりだってのに……」
シャーリー「気遣いありがと俺。でも、もう完治したから大丈夫さ。ルッキーニが看病してくれたからなっ」 ニコッ
ルッキーニ「えへへー♪」 テレテレ
バルクホルン「だからと言って無理はするな。本来なら基地待機なんだからな」
シャーリー「はははっ。心配してくれてありがとよー。私は大丈夫だ」
俺「トゥルーデ、バスターライフル使ってもいいか? 少佐の魔眼が無いと、コアを探すのだって一苦労だろ」
バルクホルン「そうだな・・・頼むぞ、俺」
俺「よし!任せとけよ」 グッb
俺(肝心な所で邪魔してくれやがったネウロイをぶちのめしてさっきの続きを─────、トゥルーデに想いを伝える)
俺(それに俺がとっととこの戦いにけりを付ければ、病み上がりのシャーリーやトゥルーデ達が傷付く危険性が減る筈だ・・・!)
今回の俺は、手にはブレイドライフル。両肩後ろにはテウルギスト。腰後ろにはツインバスターライフルのフル装備だ
545 :集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて!:2011/03/28(月) 23:03:21 ID:6eA2O4Ww
厨二大好物だぜ、自分で書いちゃうくらい
厨二なんてやりすぎくらいが丁度いいのさ
546 :試作な俺-18話-折れた翼:2011/03/28(月) 23:04:35 ID:g/86dO8o
程なくしてネウロイを肉眼で捕捉した
エーリカ「来たよ!」
─────―――――γ-グリフェプタン・投与―─────――――
俺「オイオイ何だよその位置取り。『まとめて落として下さい』ってかぁ?」 ジャキッ!
前方の大型ネウロイ2体に向けてバスターライフルを構える
俺(魔導変換開始・・・・・・・・・・・・・・・完了。発射角度修正)
俺「ターゲットロック・・・・・フルブラストォ!!!」
ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォーーッ!!!!!!
ネウロイ「――― ―――――― ―――― ―――・・・・・」
ネウロイ「――――― ―― ―― ―――― ――・・・・・」
バキィンッ!パシュゥーーン……
ツインバスターライフルから放たれた青い魔力の光が大型2体を貫き、そのコアをも消滅させて遠くへ消えて行った
エーリカ「2体同時に・・・」
宮藤「す、すごい!」
547 :試作な俺-18話 >>545そういって貰えるとありがたいッス:2011/03/28(月) 23:06:25 ID:g/86dO8o
俺「確かに火力は上がってんな…………っよし、終ー了ぉ」
宮藤「俺さん凄いよ!一発で2体とも仕留めちゃうなんて」
俺「ちゃんと狙いを定めれば、別にこれくらいどうって事ねぇってば」
バルクホルン「いや、よくやったぞ俺。・・・サーニャ、他に敵の反応は?」
サーニャ「・・・・・。反応ありません」
俺「そんじゃ、さっさと帰ろ───」
キュィーン……!
サーニャ「! 待って下さい。2時方向より何かが高速で接近して来ます」
シャーリー「何だ・・・新手か?」
サーニャ「・・・・・・」 キュィーン……
サーニャ「この大きさでこの速度・・・・・・・航空機ではありません。ネウロイです」
エーリカ「増援・・・・・」
俺「ちっ、ゾロゾロと・・・!」
間も無くして新手のネウロイを視認する。
現れたネウロイは、先ほどよりもやや小さめな大型が1体だ
ネウロイ「―――――――― ――――――――――――」
548 :集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて!:2011/03/28(月) 23:08:00 ID:8j9iBm2.
私も厨二設定は好物であります。
試作さんの作品が更新されるのがまだかと心待ちにしています。
549 :試作な俺-18話:2011/03/28(月) 23:08:18 ID:g/86dO8o
俺「虫の居所が悪いんでね、速攻で片を付けてやるよ!」 ジャキッ!
10秒もせずにバスターライフルのチャージが完了し、正面から突っ込んで来るネウロイの中心に狙いをつける
俺「そーら落ちろおおおぉぉぉぉーっ!!!」
ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォーーッ!!!!!!
一撃必殺の閃光が増援のネウロイを滅そうと、轟音と共に駆け抜ける
だが─────
ネウロイ「――――――――――!――――――――――!!」 ガシャガシャン!
俺「!」
バスターライフルが直撃するよりも先に、ネウロイは自らバラバラになった。
否、分裂したと言った方が的確か。
ネウロイはその鉄(くろがね)の体を素早く4つに分裂させ、上下左右に散開。
バスターライフルのビームは虚しくもそのちょうど中心空間を通り過ぎた為、ネウロイ達にダメージは無かった
宮藤「分離回避!?」
俺「野郎、なめた真似しやがって!」
ネウロイ「――――――――――――――――――――!!」
ビシュビシュゥン!!
550 :試作な俺-18話 >>548マジっすか、ありがとう:2011/03/28(月) 23:11:15 ID:g/86dO8o
エーリカ「どいつが本体だ・・・?」
ルッキーニ「うじゅー、少佐が居たらどれにコアがあるのか分かるのにぃー」
シャーリー「その居ない少佐達の為にも、あたしらがやるしか無いな!」
俺「はっ! そんなの、全部を殺っちまえば万事解決だろ───」
ビシュゥン!
俺「!」 サッ
4体のうちの1体が、俺目掛けてビームを乱射しつつ急接近。その頭と思われる部分には、分裂した他のネウロイには無い”角”のようなモノが生えていた
俺「角つきのネウロイ・・・、速さで俺と戦る気かァ!?」 ギュオッ!
テウルギストの加速により距離をとるが、それでもついて来る。進路を急変更してもそう。角付きは明らかに俺に執着し、狙っている
バルクホルン「俺!」
俺『恐らくはコイツが本体だ、俺が殺る!』
バルクホルン「何故分かる?」
俺『角が生えてる。こういう時は角が生えてるのが本体───もとい隊長機ってのは定番だろ?』
バルクホルン「そんな理由で・・・」
俺『それに、コイツだけ他の3体と比べて速さと機動性がダンチだ! だったら俺が相手をするのが(ビシュゥン!)うおっ!……丁度いいだろっ』
俺『だから、他の奴の抑えは任せる!』 ドシューン!
バルクホルン「待て!俺───」
ビシュゥン!ビシュビシュゥン!!
バルクホルン「───っ!」 サッ
角付きと戦う俺の援護を阻むように、残りの3体がバルクホルン達の前に立ち塞がる
エイラ「分断されたゾ・・・!」
ネウロイ「―――――――――! ―――――――――――!!」
バルクホルン「くっ・・・、邪魔をするなああああぁっ!!」
――――――――――――――――――――
角付きネウロイ「――――――――――」 ビシュゥン!
俺「当たるかよッ」 サッ
俺「落ちろってんだよ!」 ズガガガガガガガガガ!
ブレイドライフルの射撃モードで牽制。しかし躱される。
角付きはテウルギストを装着した俺と、互角の戦闘を繰り広げていた
俺「ちっ、速ぇなコイツ」
俺(リミッター解除使うか? ・・・いや、まだ早い) ズガガガガガガガガガガガガガガ!
再び発砲、今度は直撃する。だが───
角付きネウロイ「――――――――――――――」
俺「無傷かよ!(ビシュゥン!)ええいっ!」 サッ
角付きネウロイ「―――――――――――――――」 ビシュゥンッッ!
角付きが収束ビームを放つ。しかし俺から右に大きくずれた、あまりにも見当違いな方向目掛けての攻撃だった
俺「はぁ? どこを狙って───」
ビーム「」 ギュイン!
俺「な!?」
角付きの放ったビームが突如大きく”曲がり”、横から俺を襲う。テウルギストの加速でギリギリ躱す
俺「ビームがっ・・・曲がる!?」
角付きネウロイ「――――――――――!」 ビシュゥンッッ!
再びビームが放たれる。
左にずれたそれは大きく湾曲して、左方より俺を襲う
俺「ちぃっ!」 ギュオッ!
テウルギストによりスピードを相殺。急後退でビームの軌道から外れるが───
ビーム「」 ギュイン!
俺(・・・!)
ビームが再び湾曲。バックしていた俺を前方から襲う。
俺「しつこいっ!」
テウルギストが勢いよく噴射され、今度は急上昇してビームを振り切る。しかし───
ビーム「」 ギュイン!
俺(またか!)
再びビームが曲がる。直角に曲がったそれは上昇していた俺を貫こうと迫ったが、ロール飛行を行って軌道を変え、ギリギリで躱す。
3回曲がってようやくビームが消えた。テウルギストが無ければ避けるのは難しかっただろう
俺「コイツは・・・!」
リミッターを解除していないとはいえ、テウルギスト装備の俺に食らいつく機動性。
”牙”で強化された銃弾を物ともしない堅牢な装甲。
数回湾曲して追尾して来るという強力な収束ビーム攻撃
明らかに今までのネウロイとは違う。ラフレシアやパトゥーリアに通じる所のある、”手強い奴”
俺「楽な相手じゃねぇな・・・」 チッ
告白を寸前で邪魔された上にバスターライフルを躱され、その上一筋縄ではいかない強敵の来襲・・・
不本意な事態の連続に、俺は毒々しい顔で悪態づくのだった
553 :集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて!:2011/03/28(月) 23:18:47 ID:UmH98cn.
まるでフォビドゥンみたいだな支援
554 :集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて!:2011/03/28(月) 23:20:46 ID:6eA2O4Ww
ヒヤヒヤするな……
555 :試作な俺-18話 >>553アレはいいものだの。支援感謝:2011/03/28(月) 23:21:26 ID:g/86dO8o
テウルギストの変則飛行で湾曲ビームを躱しつつ、反撃の機を伺う。しかし敵の猛攻によりそれも中々到来しない
俺(そういえばコイツ・・・)
俺は後方から迫り来る火線を回避しつつ、その撃ち手である角付きネウロイの形状を見て、先日読んだとある本の事を思い出していた
それは、悲劇の物語。昔ある村に、1人の少女が居た
微笑む両親。優しい村人。沢山の優しさと温もりに囲まれて、少女は幸せに暮らしていた。
だが、ある日その村は怪物に襲われ、少女の両親を含む殆どの村人が死に絶えた。
少女は復讐を誓った。絶対に許さない。不条理にも大好きな人々を奪った怪物達を、生かしてはおかない。
一匹残らず自らの手で地獄に落とす。少女は戦士となった
彼女同様に家族を失った幼なじみの少年は、少女を止めようとした。憎悪に身を委ねて阿修羅の如く怪物を狩り続ける、復讐鬼となってしまった友を見かねたのだ。
しかし再三の少年の制止も聞かずに、少女は狩りを続ける。
晴らされぬ自分の心。益々孤独と成り行く自分自身に心のどこかで気がつきつつも、憎しみを力に変えて……
そして少女は、全ての怪物を根絶やしにした
───しかし、身を焦がす程の激しい憎悪は、圧倒的な孤独は、少女を怪物へと変える。憎しみの矛先に居た筈だった、怪物自身へと───
俺(何て名前だったか───(ビシュゥン!)おっとぉ!) サッ
怪物となった少女。悲しき運命に翻弄された少女が、身を転じてしまった異形の姿。
確かその名前は─────
俺「”レグナント”・・・、だったよな」
レグナント(角付きネウロイ)「――――――――――――――――――――!!」 ド ン ッ ! !
――――――――――――――――――――
ネウロイ「――――――――――」 ビシュゥン!
サーニャ「きゃっ!」
宮藤「サーニャちゃん危ない!」 パキィン!
エイラ「くっ・・・コイツー!」 ババババババババババ!
ネウロイ「―――――――」 サッ
サーニャ「今っ!」 ドシュドシュドシュゥーン・・・
ドガドガドガアァン!!
エイラ「やったか・・・?」
サーニャの持つフリーガーハマーから発射された何発ものロケット弾がネウロイに直撃して、轟音と共に激しい爆炎があがる
ビシュゥン!
エイラ「わわっ!?」 サッ
宮藤「もう再生した・・・」
エイラ「コイツら・・・強いゾ!」
ネウロイ「――――――――――!」
ルッキーニ「やぁーっ!突撃ィーーー!!」 シュィーン
ネウロイ「―――――― ――――」 サッ
ルッキーニ「うじゅあー!? 避けられたー!」
ネウロイ「――――――――――――――」 ビシュゥン!
シャーリー「うわっ!(パキィン!) くそっ!」 ズドドドドドドドドドドドド!
ネウロイ「―――――――――――――――――」 サッ、サッ
シャーリー「コイツ、チョロチョロと・・・!」
ルッキーニ「うじゅ~・・・」
ネウロイ「――――――――――!」
角付きと交戦中の俺を除いた出撃メンバーは、残りの3体と交戦中。
しかし普段のネウロイとは一味違う強敵に、悪戦苦闘を強いられざるえないのだった
ズドドドドドドドドドドドド!
ネウロイ「――――――――――」 サッ
バルクホルン「速い・・・!」
エーリカ「トゥルーデ」 ズドドドドドドドド!
バルクホルン「何だ!」 ズドドドドドドドドドドドド!
エーリカ「俺の援護に行って」
バルクホルン「何・・・?」
エーリカ「バスターライフルは凄いけど、こんな速い奴に当てるのは難しい筈だよ。何より俺は一番速いのと戦っている。大丈夫、こっちは私が何とかするから」
バルクホルン「しかし、おまえを1人にするわけには・・・」
エーリカ「ニャハハー、トゥルーデは心配性なんだから」 ニシシ
エーリカ「でも大丈夫だよ。私の実力忘れたの? そんな簡単にやられたりしないって」
バルクホルン「・・・・・・・」
バルクホルン「すまない。明日くらいはどんなに寝ていても咎め無しにする!」 ビューン!
エーリカ「それは嬉しいなー♪ それじゃあ───」
ネウロイ「――――――――――――――――――」
エーリカ「おっと」 ズドドドドドドドドドドドド!
ネウロイ「――――――――――! ――――――――――!!」
エーリカ「どこに行くつもり? 君の相手は私だよ」
エーリカ「悪いけど、トゥルーデの邪魔はさせない!」
559 :集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて!:2011/03/28(月) 23:28:39 ID:UmH98cn.
レグナントか。そういえばやつもビームが曲がるんだっけ
560 :試作な俺-18話:2011/03/28(月) 23:31:22 ID:g/86dO8o
――――――――――――――――――――
ビシュゥンッ!
俺「ちっ」 サッ
エーリカの予想通り、俺はバスターライフルを使えないでいた。・・・いや、使わないでいた
ツインバスターライフルは確かに強力だ。当たってしまえば吸収でもされない限りは戦闘終了。
ネウロイの装甲だろうとウィッチのシールドだろうとデーモンな壁だろうとパワードなスーツだろうとPSな装甲だろうとGNなフィールドだろうと・・・
つまりどんなに堅くても、最後のガラス宜しくぶち抜いて対象を確実に撃滅出来る、一撃必殺の超兵器だ
……そう、”当たりさえすれば”
どっかの赤い人が言った
『当たらなければどうという事はない』
つまりバスターライフルだろうがバスタービームだろうがサテライトキャノンだろうが……
とにかく、どんなに強力な攻撃でも、”命中しなければ”意味が無いのだ
これは俺やネウロイ、ありとあらゆる攻撃方法に共通の事項である
当たれば一撃。当たらなければ意味なし
つまり、今の状況……「さほど大きくなくて、小回りの利く素早い相手に至近距離までの接近を許す」と言うのは、バスターライフル使用にとっては非常に好ましく無い状況であり、
そのような点からレグナントはバスターライフルにとって相性が最悪の敵とも言える
しかし、そのディスアドバンテージを埋めるのが、テウルギストである。その機動力と超反射で、どんな攻撃でも回避する事が可能。
普段は大型機ばかりを相手にするのでやる機会は少ないが、
敵のありとあらゆる攻撃を高速変則飛行を行って回避しつつ対象に取り付き、一撃必殺の攻撃で葬るのが俺の必勝スタイルだ(※4話)
だが俺はそれをしない。何故?
何故なら前述した通り、バスターライフルは強力だ
だが、”強力すぎる”のだ
現在バスターライフル使用にあたり俺が恐れるのは、「味方への誤射」
普段と違って味方と分断されたこの混戦気味の状況において、射戦上に友軍が入ってしまう可能性が0だとは言い切れない
それでもやりようはある。直上、もしくは直下から撃てば、味方を巻き込む事は無いだろう
しかし、レグナントは今まで戦り合ったネウロイの中では最も素早い相手。ウィッチ達よりも速い。テウルギストに食らいついて来る上に、例の湾曲ビームもある。
こちらが思うような位置取りなんて、そうそうさせてはくれない。下手に撃てば味方を巻き込む
それに万が一仕留め切れなかった場合、発射直後の自分は無防備だ。
こんなにも接近されている状況で隙を見せれば、シールドを張るのにワンアクション必要な自分は撃墜されてしまうだろう
以上の点から既に俺は、バスターライフルの使用を頭の中から除外していた
最終更新:2013年01月29日 15:24