流星 2
926 流星[] 投稿日:2010/11/14(日) 19:15:26.00 ID:dlHawfKD0
>>734から
………
……
…
午後からは智子が言ったとおり訓練になった。
魔術書を開き、呪文を唱える。
俺「力を貸してくれ、アポロ」
俺の目の前に白い光と共に箒が現れた。
地面から数センチだけ浮いている箒に乗る。
乗る際、俺は足を固定化させるために小さな魔法陣を形成させる。
さすがにあんなに激しく空中を動きまわると、簡単に落ちてしまう。
それを防ぐために磁石のような魔法を使っているのだ。これは空を飛ぶのには必須だから簡略化されている。
他にもシールド生成は簡略化してある。攻めるよりも生きることが優先とは昔先輩から習ったことだ。
リ ュ ウ セ イ
俺「コール、シューティングスター、いきます。」
そうつぶやくと俺は垂直上昇を始めた。
箒からはキラキラと七色に光る粉のようなものが落ちる。
927 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 19:20:10.13 ID:dlHawfKD0
私は空へ小さくなる"リュウセイ"の姿を目で追っていた。
キャサリン「智子、あのキラキラは何ねー」
ウルスラ「エーテル」
私に聞かれたはずだったがウルスラが答えた。
ハルカ「エーテル? えーっと魔法を使うのに必要な物質でしたっけ? 」
ウルスラ「その副産物」
エルマ「へー、詳しいんですね」
ウルスラ「聞いた」
彼とウルスラが話しているところなんて片手で足りるぐらいしか見ていないが‥‥
私の知らないところで会話をしているのだろうか。
928 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/14(日) 19:20:24.19 ID:fWdoHpPy0
何だこの過疎り具合は
929 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 19:23:52.05 ID:PgamahQ2O
みんな平日はいろんな物と戦ってるから、このスレに癒しを求めるんだよ
931 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 19:25:06.15 ID:dlHawfKD0
智子「そもそもアレのせいでシューティングスターって呼ばれてるんでしょ? 」
キャサリン「"リュウセイ"ねー!」
智子「そっちの方が呼びやすいからね」
キャサリン「たしかにシューティングスターは長ったらしいね」
そのリュウセイという呼び名は私が付けたのだがいつの間にか定着していた。というか、いつの間にかコールサインにまでなっている。
まあ本人も嫌がってない辺り、まんざらでもないんだろう。
智子「さて、じゃあ私も出るわ。ちゃんとついてきてね。」
エルマ「了解です」
932 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 19:25:23.36 ID:rAZm8yv70
晩ご飯たいむ
933 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 19:25:57.87 ID:v+PTlgRhO
シューティングスタードラゴン
935 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 19:30:16.98 ID:dlHawfKD0
………
……
…
智子「ふぅーん‥‥」
くるくると螺旋を描きながら上昇するリュウセイを見つつ、智子はため息をついた。
エルマ「どうしたんですか?」
智子「いえ、リュウセイのことなんだけどね」
エルマ「はぁ‥‥」
智子「ほら、彼変わってるじゃない? だからどうやって戦略に組み込めばいいのかと思って」
エルマ「ああ、なるほど‥‥」
937 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 19:35:10.66 ID:dlHawfKD0
この隊の内6人は細かな戦闘スタイルは違うとはいえ、
大まかな動きなどはわたしも分かっているつもりだ。
なので、戦略や指示などはだしやすい。
だが彼は根本から違う。
飛び方一つとっても私たちより、流れるように飛ぶ。なんというか、軽い。
攻撃面もそう。私たちは銃を使って継続的に攻撃を打ち込む戦闘方式。
だが彼は、魔法による一撃必殺と言っても過言ではない攻撃方法だ。
確かにその威力は絶大だ。だがいかんせん攻撃に時間がかかる。
電撃戦や不意打ちは得意なのかもしれない。しかし一機だけでは自爆覚悟の特攻機にしかならない。
エルマ「うーん、難しいですね‥‥」
智子「ああ、いいのよ。わたしが考えるから」
エルマ「いえ! わたしも勉強している身です。微力ながらお力になれると思います!」
智子「‥‥ありがと」
‥‥がんばらないと。火の玉を曲芸師のように操るリュウセイを見て、智子はつぶやいた。
938 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 19:40:26.49 ID:dlHawfKD0
………
……
…
智子「ふぅ‥‥今日はこんなもんね」
昔は飛ぶだけでも一苦労だった面子も今ではしっかりわたしについてきてくれる。
あの頃が懐かしいな‥‥
智子「ひゃん! 」
唐突に尻をなでられた。
こんな上空で触ってくる相手なんて一人しか居ない。
振り返ると気色悪い笑いを浮かべたハルカの顔があった。
ハルカ「どうしたんですか? 」
智子「離れなさいばか! 」
ハルカ「"ひゃん!"‥‥ふふっ、かわいい」
智子「‥‥」
わたしは無言で刀を抜いた。
939 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 19:45:18.49 ID:dlHawfKD0
ハルカ「わー! ごめんなさいー! 」
智子「訓練よ! 必死に逃げなさい!! 間違って力を込めちゃうかもしれないから!!」
ハルカ「ひゃああああ!!」
言うとおり必死に逃げ回るハルカ。こういう時は全力で逃げられるんだから。
エルマ「と、智子中尉だめですよー」
キャサリン「いつものことねー」
俺「ほんとに好きだなあいつらは。扶桑ではあれが普通なのか?」
エルマ「ど、どうなんでしょう‥‥」
キャサリン「秘密の花園ねー!」
ビューリング「秘密の割には、こんな空の下でも変わりないがな」
皆まであんなこと言って‥‥
わたしはノーマルなのよ! 絶対に!! 絶対にぃぃいい!!!
985 流星[] 投稿日:2010/11/14(日) 21:26:48.60 ID:dlHawfKD0
>>939から
………
……
…
俺「‥‥」
智子「隣いいかしら」
俺「あ? ああ、智子か。別に構わないよ」
智子「悪いわね」
俺「‥‥」
訓練の後、食堂に紅茶でも飲もうと来たらリュウセイがいたので、
親交を深めようと座ったのだが、どうも彼は読書中らしい。
そういえば彼もウルスラもずっと本を読んでいる。
ウルスラはともかく、彼はずっと同じ本を読んでいるが‥‥
智子「ねえ」
俺「なに?」
智子「飽きない?」
986 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 21:30:28.02 ID:dlHawfKD0
俺「は?」
智子「その本‥‥魔術書だっけ? ずっと読んでるけど‥‥」
そういうと彼はため息をついた。なにか地雷でも踏んだかしら。
俺「簡単にいえば、この本は読めば読むほど俺の魔法が強くなるんだ」
智子「ふぅーん‥‥そんなものなのね」
俺「‥‥」
おもむろに彼は指を鳴らした。パチンという小気味の良い音がなる。だが、それだけ。
智子「‥‥どうしたの?」
俺「実験」
智子「魔法の?」
俺「そ。ビューリングに頼まれててな」
智子「ビューリングが?」
俺「ライター替わりだとよ」
智子「なるほどね」
ビューリングが頼みごと‥‥本気とは思えないけど。案外彼も素直なのね。
987 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 21:35:23.69 ID:dlHawfKD0
そうだ‥‥
わたしは今一番の問題の解決案を聞いてみることにした。
智子「その魔法って何でもできちゃうわけ?」
俺「‥‥まあ、突き詰めればなんでもできるかもな」
こちらを向いて眉間にシワを寄せつつ答える。
智子「わたしが流されないようにもできる?」
俺「は?」
智子「いや、だから‥‥///」
私の表情から何を言いたいかが伝わったらしい。
俺「ああ‥‥あれって自分からやってるんじゃないの?」
智子「違うわ!」
机を思いっきりたたき立ち上がる。視線が刺さる。座る。
989 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/14(日) 21:36:25.29 ID:KTnQwpEB0
智子さん…あんた手遅れや…
990 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 21:40:06.44 ID:dlHawfKD0
智子「あれは、ハルカが無理やり‥‥」
俺「ずいぶん喜んでたみたいだけど」
彼の顔がだんだんいやらしくなる。
鼻の下が伸びているという事ではない。
智子「き、気のせいよ! わたしはノーマルなのよ! 絶対!」
俺「あーはいはい」
智子「ノーマルなの!」
俺「扶桑ではノーマルってことだろ?」
智子「違うわ!」
机を思いっきりたたき立ち上がる。視線が刺さる。座る。
991 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 21:42:25.72 ID:Wk7dK0g00
いやあ百合っていいですよね
992 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 21:45:24.25 ID:dlHawfKD0
俺「どっちにしろそんな高度な魔法使えねーよ」
智子「そ、そうなの‥‥」
俺「まず思考が理解できないし」
智子「‥‥」
私自身わかってないから、説明もできない。
俺「だいたいホントは嫌がってないんだろ? 」
智子「嫌に決まってるじゃない! 」
机を思いっきりたたき立ち上がる。視線が刺さる。触られる。
触られる?
智子「ひゃあん! 」
ハルカ「何が嫌なんです? 」
後ろにはその悩みの種がいた。
993 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 21:50:11.07 ID:dlHawfKD0
智子「そ、それよそれ! 」
ハルカ「それってコレですか? 」
またなでられる。視線が刺さる。
智子「ちょっ、皆見てるでしょ! 」
ハルカ「見てなければいいんですね? 」
挑発的な目をするハルカ。そう、昨日の夜もこんな目で見てきた。
思い出すとまた顔が熱くなる。
智子「そ、そういう問題じゃないわよ! 」
キャサリン「お盛んねー」
ウルスラ「まだ夕方」
俺「ベッドだけでやれよ」
ビューリング「まったくだ」
いつの間にか他の隊員も来ていたようだ。
結局全員そろって夕食を食べた。
途中何回か刀を抜きそうになったのも、もはや日常茶飯事である。
994 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 21:51:47.18 ID:8C6W5UF70
流石いらん子。誰も動じてない
995 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 21:53:23.68 ID:b/SKWoZlO
正直あの本は百合が三割を担っている気がする
最終更新:2013年01月30日 14:48