労働意欲旺盛無職俺7前編
「初めてのおつかいinロマーニャ」
前回
ついにデビューを果たした俺
内心焦ってはいたが、驚いたことに戦闘で敵をを目の前にすると恐ろしく集中できるようだ
俺は独断専行したものの撃墜5の戦果をあげ、ようやくウィッチとしての働きを果たしたのであった
しかし、基地へ帰ると罰が待っていた
俺は一生懸命働いたものだが、評価されない時だってある
心を重ねて反省し、次の仕事へ向かうのであった
これはそこからの続きである
無職は今日も働く
それからさらに三日後
俺はあのときの件で、今日の分の罰を受けていた
買い物に行ってくることと、帰ってきたら芋の皮むきと、夕食の手伝いと、風呂掃除だ
実は二日前からうけているが、一番エーリカの部屋の掃除がきつかった
なんせ片付けても片付けても、全然進まなかったから発狂しそうになったわけだ
掃除がおわるころには、お月さんが寝る時間を告げていたくらいだ
あれ?芳佳にくらべて罰多くね?
~ロマーニャ~」
実は今、車を走らせて、エーリカと芳佳とリーネときている
俺「じゃあ・・・とりあえず物資買ってから少し自由な時間をとるか。」
芳佳「わかりました!」
俺はルッキーニに必要なものがそろう店を教えてもらって、そこにきている
エーリカ「おかし~♪おかし~♪」
俺「あのな・・・自分の金で買えよ~。」
エーリカ「わかってるよ~。俺はなにも買わないの?」
俺「買うつもりだぞ。ここじゃちょっと買わないけどな。えっとこれと・・・これと・・・。」
リーネ「俺さん、これもお願いします。」
俺「はいよ。どんどんいれてね。」
エーリカ「む~、リーネはなんでもいれていいのかよ。」
俺「必要なものだからな・・・。おかしはちょっとな。・・・俺があとで買ってやるから今は我慢しといてくれ。」ナデナデ
エーリカ「やったー!約束だよ!」
俺「わかったよ・・・。さてこれぐらいか。」スッ
エーリカ「あ・・・。」
俺「ん?どうかしたか?」ガサガサ
エーリカ「ううん、なんでもないよ~。(もうちょっとだけなでてもらいたかったな・・・。)」
俺は清算して店をでて、乗ってきた車に荷物を詰め込んだ
それにしてもなかなか買い物なんかにいけないし、やっぱり大量に買い込むわけか
俺「じゃあ自由時間で。えっと・・・そうだな・・・二時間後にあの喫茶店で集合。一時かいさーん。」
リーネ「芳佳ちゃん!いっしょにまわろーよ。俺さんは靴磨きでもするんですか?」
俺「そこまでしてお金が欲しくはないからね。いってらっしゃい。」
芳佳「俺さーん、二時間後に!」
俺「おう。あまりはしゃぎすぎるなよー。(たしか、話じゃ
シャーリーとルッキーニと芳佳のときにネウロイが襲撃してきたんだよな。気が抜けないな。)」
エーリカ「俺!私と二人でまわろー!おかし~おかし~♪」
俺「俺は財布か・・・。じゃあいくか。」
~店内~
エーリカ「あ~、これとこれと・・・これも!」ポイポイポイ
俺「・・・・買いすぎだ。」
エーリカ「買い込んでおいたほうがいいからね。こうやって仕方なく買ってるんだよ!」
俺「はいはい・・・。好きにしろ・・・。なぁエーリカ。エーリカはもし・・・このネウロイ戦争が終わったらなにをするつもりなんだ?やっぱり医者か?」
エーリカ「うーん、そうだね~。やっぱりなりたいな。逆に聞くけど、俺はどうするの?」ポイポイ
俺「俺は・・・。」
俺はその問いに詰まった。
一体どうしたいんだろうか。まったく考えていなかったな。
あの世界に戻るのか?
でも、それは嫌だな・・・。
ああ、うじうじしてるなんて本当に俺はクズだな
俺「俺は・・・できればこっちにいたい。でも・・・501が解散すれば、俺はこの世界じゃ生きていけない・・・。戻るしかないかな。」
エーリカ「・・・・・・・こっちにいればいいじゃん!」
俺「そうしたいが・・・このままいれば俺は行くところも帰るところもないんだよ。」
エーリカ「じゃあ、私が俺を助手として雇ってあげるよ!犬小屋ぐらいは用意するよ!」ポイポイ
俺「おい、俺がそこで寝ろってか?どんな扱いだよ・・・。」ガクリ
エーリカ「にゃはは~、冗談だよ。じゃあそろそろ出ようか。(冗談じゃないけど・・・。)」
俺「ああ。わかった。清算お願いたす。」
店員「あぁっす!すっごい!わかりました!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
~路地裏
俺「さぁて、次はちょっと頼まれたものとベッドのシーツ買ってかないとな。油断して少しだけ黄ばんじまった。」
エーリカ「?まぁ付き合うよ。」
ドンッ
ゴロツキ1「いてぇな・・・。おい、そこの兄ちゃん。当たっといて無視とはいい度胸じゃねぇか!」
ゴロツキ2「あ~あ、こりゃ骨がいっちまってら。ちょっと治療出してもらおうか?金なさそうな顔してっけどよ。」
俺「(こんな人間本の中だけだと思ってたわ。)そんなことで骨が折れるわけないだろ?ポッキーかよ。」
ゴロツキ1「ああん?俺が金出せって言ってんだよ!素直においてきゃいいんだよ!」
俺「・・・エーリカ。ちょっとここ抜けたところにルッキーニのオススメの
アイス屋があるから買ってきてくれないかな?」
エーリカ「えっ・・・。・・・・ん、わかった。すぐきてね・・・!」タッタッタ
ゴロツキ2「はやく兄貴に謝って金出せっていってんだろが!?さっさとしろや!」
俺「いいのか・・・?俺の土下座をみたとき最後に謝る事になるのはおまえたちだぜ?」フォン
ゴロツキ1「なっ!おまえウィッチか!」
俺「覚悟はいいか?俺はできてる。」スッ
ドゴッ バキッ オラァ ドカッ・・・・・・・
~~~~~~~~~~~~
~ベンチにて~
エーリカ「俺大丈夫かな・・・。信じて私はこっちにきたけど。」
俺「おっ、うまそうなアイスじゃねぇか。俺のは?」
エーリカ「あ、俺!俺のはこっちだよ。大丈夫だったの?」
俺「俺の誠心誠意の土下座が功を奏したらしい。感動して泣いて帰ったよ。」
エーリカ「ドゲザ?俺・・・かっこわるいよ・・・。」ペロペロ
俺「扶桑の伝統だよ!まぁ、話の通じるやつらでよかったよ。」
エーリカ「(うそつき・・・。ほほにわずかに痕があるよ・・・。)俺、ありがとね。」
俺「ん?なにがだ?」ペロペロ
エーリカ「私を気遣って逃がしたでしょ?やるじゃーん。」ペロペロ
俺「んなわけあるか。俺がアイス食べたかったんで、頼んだだけだよ。」ペロペロ
エーリカ「素直じゃないな~。ん、俺。頬にアイスついてる。」スッ ペロッ
俺「え?うおっ!(うおわっ!!!エーリカが・・・なめとってきた・・・!)」
エーリカ「きれいにとれたよー。にゃはは、俺の顔面白いよ!」
俺「からかうなよ・・・。まったく・・・。エーリカも頬についてるぞ。」
エーリカ「ん?私のもとって~。」
俺「お、おいおい。俺にさっきと同じことしろっていうのか?」
エーリカ「んー。」
俺「(この空白の一年間はなんですか?って聞かれるほどきついぞッ!だが、やるしかねぇ!)い、いくぞ!」スッ ペロッ
エーリカ「あはは、くすぐったいよ~。とれた?」
俺「あ、ああとれたぞ。まったく、恥ずかしいわ・・・。」
エーリカ「それでもやったじゃん。」ニヤニヤ
俺「エーリカも少しは恥ずかしがれよ・・・。さて、いくぞー。」ヨット
エーリカ「(私だって恥ずかしいけどね///)どこに?」
俺「頼まれてるんだ。買い物をな。」
~~~~~~~~~~~~
~喫茶店にて~
俺「さて買い物も終わったが・・・。芳佳とリーネはまだか・・・。」
エーリカ「おーい、俺ー。あーん。」
俺「んぁ?ああ、もぐもぐ。これおいしいな・・・。」
エーリカ「あれ。恥ずかしがらないの?」
俺「食べ物が飛んできたと思えばそれほどでもない。想像力でカバーだ。」
エーリカ「え~。つまんないじゃん!」
俺「俺をおもちゃだと思ってないか・・・?」
芳佳「ハルトマンさん、俺さん、おまたせしましたー。」
俺「おっ、おつかれ。まぁ一杯のもう。」
リーネ「ふふ、じゃあ失礼しますね。」
芳佳「いやーなかなか入ってこれなかったんですよ。」
エーリカ「なにかあったの?」モグモグ
芳佳「えへへ。だって、ハルトマンさんと俺さんがいい雰囲気だったんで・・・。」
リーネ「ちょっと恋人ぽかったですよ~。」
俺「な、なにぃ!?みてたんなら早くはいってこいよ・・・。それにエーリカに失礼じゃん。」
リーネ「結構それっぽかったので・・・。(美女と無職・・・。)」
俺「二人とも趣味悪いな・・・。」
エーリカ「まぁ別に俺だったらいいけどね~。」
俺「ははっ、変な気おこしちまうだろ。冗談もたいがいにな~。」ナデナデ
エーリカ「む~。(冗談じゃないのに。)」
俺は席についたまま、なるべく落ち着いてティーを口に運ぶが少し手が震える
そんな心持ちになるのは当たり前だ
一つ目は、俺は今までこんなにいい目にあった覚えがないこと
二つ目は・・・もしこれが基地で広まれば、俺はただじゃすまないこと
三つ目、エーリカが今日はやけに気分がいい事
二つ目はなんとしてもこの三人の口を封じなければ・・・
ティーに映った俺の顔を見て、これは目に毒だなと思ってそらし、天気のいい青空を眺める
これは大きな悩みだ、と思いながらある異変に気づく
おいおい、空に黒い点がみえるぞ・・・移動してる・・・
最終更新:2013年01月30日 15:05