587 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:01:03.68 ID:NSNGfFXuO
過疎ってるようなので投下
第一章 「君の友」
先日の豪雨で道がぬかるみ、歩くたびに靴に泥が跳ねる
ネウロイの侵攻が激化し、各国の装備も余裕がなくなってきた昨今。
末端の軍人、ましてや戦闘員でもない俺に車なんて使ってられない。
イリオスから2週間かけてここまで来たんだ。
いまさら靴の汚れなど気にもならない。
「まずは風呂だ、もちろんカンカンに熱いやつ……はぁ、足が痛いワン……」
黒い雲が覆っている西の空を見上げ、愚痴をこぼす。
犬っぽい語尾をつけたところで足の痛みが消えるはずもなく、
下を見ながらただ足を前に出す。
588 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/11/08(月) 08:03:13.06 ID:+l0SgnZX0
痛いわん?
ペリーヌ?ペリーヌさんじゃ(ry
589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:03:17.36 ID:NSNGfFXuO
コツッ
泥を踏む音が不意に甲高くなった。
うな垂れていた首を持ち上げ、行く先をみる。
海だ。海が見える。
どうやら無駄なことを考えながら歩くうちに陸の端まで来てしまったらしい。
再び足元を見下ろすと、石で舗装された道に気が付く。
しかもただの道ではなく、これは橋のようだ。
海に向かってまっすぐ伸びている。
そして、その先には
「あー……あれかー。」
590 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:06:06.18 ID:NSNGfFXuO
第501統合戦闘航空団。
俺が配属される軍隊だ。
度重なるネウロイの侵略にお偉いさん方が逆切れして作った対ネウロイ用戦闘航空団。
各国の優秀なウィッチを集め、欧州の完全奪還を目指している。
らしい。
詳しいことは良くわからん。
俺は風呂と飯とそれなりの休日さえあれば文句ない。
再び風呂のことを考えながら歩き始めると、基地の左端から光の柱が上った。
柱に照らされたおかげで基地の全景が始めて見える。
まるで城だ。
欧州特有の朱色の屋根の上には、艶やかな女神の巨像が海を見つめている。
「うはー……こりゃすげぇな」
想像以上の豪華さに呆けていると、光の柱が消えてしまった。
少しだけ残念に思うが、これから毎日あそこで暮らすことになるんだ。
さして気にすることは無い。
591 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:06:39.94 ID:2iNvaCXu0
wktk
592 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:09:37.86 ID:NSNGfFXuO
それよりもあの光は魔力によるものだ。
イリオス拠点基地では毎日目にしていた。
ネウロイが出たのだろうか。
もしそうなら俺もどこかに避難しなければ。
そう危惧していると、柱が立っていた地点から赤い光が空に飛び出した。
ポジションライトと平行して緑色をした光も空へと上っていく。
徐々に加速していく二つの光。
弧を描きながらこちらに向かってくる。
近づいてくる光を見ると、どうやら1人であることがわかった。
ネウロイに対し1人で出撃ってことは無いだろうし、一体どういうことだ。
593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:10:31.37 ID:Y4DutU2r0
支援
594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:12:34.60 ID:NSNGfFXuO
「ああ、夜間哨戒か。」
そういえば他の隊には夜に飛ぶウィッチがいると聞いたことがある。
夜間にネウロイが現れた場合、
イリオスでは近くにある二箇所の基地にその任務を任せていた。
ここでは彼女が夜の魔女なのだろう。
「おぉおおおい!がっんばっれよ~~~!!」
無い力を振り絞り、これから仕事の彼女に手を振る。
あいにくその時には俺の上空を飛び去り、ヴェネチアの空へと向かっていた。
彼女のストライカーはどんな構造なんだろう。
いつか触れるかもしれないな。
みたび歩き出し、旅路を急ぐ。
いやこれからは家路と言った方がいいかもしれない。
第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ。
今日から俺は、この基地の総合整備士だ。
595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:13:50.69 ID:2iNvaCXu0
支援
整備士者は久々だな
最終更新:2013年01月31日 15:22