596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:16:59.51 ID:NSNGfFXuO
第二章「配属初日」
「オレ二等整備兵、ただいま到着いたしました!」
基地内部で散々迷った挙句、ようやく軍の宿舎に到着した。
時計の針はもう頂上を指している。
待ちくたびれているであろう上官に怒られない様に何とかしないと。
そう考えた俺は<ドアを開けたら元気よく挨拶>をするという単純明快な案を実行した。
が、
オレの叫びはむなしくロビーに響くだけ。
どうやら全員自室で眠ってしまっているらしい。
そりゃそうだ。
軍の夜は早い。朝もしかり。
大目玉食らうのは明日にして、俺もここで寝ようか。
あたりを見回すとソファーが目に付いた。
毛布も欲しいところだが、なんとか寝れそうだ。
着の身着のまま横になる。
本当は風呂に入りたいのだが、それも明日だな……
597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:20:43.59 ID:NSNGfFXuO
「起きろ馬鹿者!!!」
鼓膜を破る勢いの怒号で目が覚めた。
ソファーの隣で誰かが見下ろしている。
「貴様、昨日配属"予定"だったオレ二等整備兵だな?」
「えーっと……その可能性はかなり高いですね……」
「ほほう。舐めた口をきくな。ではそれ以外の可能性を教えてくれ。」
「えー……あー……なんかもう……すいません」
「今すぐ起床しろ!!!!!」
「はいぃ!!」
自分でも驚くほどの反射神経を見せ、姿勢よく起立する。
なんだよこの人、顔もこえーよ……
598 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:22:58.07 ID:NSNGfFXuO
「貴様、昨晩私が何時に寝たか知っているかね」
「存じ上げません!」
「11時だ。ちなみにこの基地では戦闘員、つまりウィッチ以外は9時に消灯となる
。
それをだ。二時間も延長したのは何故だと思う。」
「えー……俺を待ってたから?」
「口の利き方に気をつけろ馬鹿者!そうだ、貴様の到着を今か今かと待っていた
のだ。」
指を俺の胸に指しながら顔を近づけてくる
「恋人でも、母親でも、上官でもない貴様を、だ!!!」
「はい、ありがとうございます!」
「喋るな馬鹿者!!!!」
「え!?」
どうすりゃいいんだよ……。
理不尽な上官にぶーたれていると、どこからコーヒーを持ってきていた。
599 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:25:29.59 ID:NSNGfFXuO
すまん、↑改行ミスった
「ズズズッ……ふぅ……さてオレ二等整備兵くん」
「は、はい」
「私は君に適切な罰を与えようと思うのだが、何か良い案があるかね?」
「え、罰ですか……」
「そうだ。当然だろう?君は規則を破ったんだ。」
「し、しかし俺は到着日以外は指定されていませんっ!」
「……ふむ。何が言いたい?」
「昨日は夜の9時には基地内部にいました!ですから遅れたとは言えません。」
どうだ参ったか。完全な正論だ。
何日に到着せよとは言われたが、時刻までは指定されていない。
600 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:28:53.92 ID:k5SHswDpO
ウォンさん「つべこべつべこべと!何故ごめんなさいと言えんのだ!」
601 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:29:23.11 ID:NSNGfFXuO
「ほう。ではその証拠を見せてくれるか?」
「証拠?」
「そうだ。基地に入る前、守衛所を通っただろう。
そこで配属に関する礼状を見せない限り基地内への進入は認められない。
私が先ほど問い合わせたところ、昨日基地を訪れたものは誰もいないとの返事が返ってきたが?」
「あ……」
そういえば前基地で貰った令状をなくしちゃったんで、結局壁が低いところを探して侵入したんだった……
「これはどういうことなんだろうなオレ二等整備兵くん?」
「あ、良い罰を思いつきました!基地周りを5周走ってくるなんてどうでしょう!
」
「10周だ馬鹿者!朝飯までに戻って来い、帰ってきたらどうやって基地に入ったか洗いざらい吐け!!」
「はいぃ~!!!」
逃げるようにドアを開け、宿舎を出る。
602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:49:19.71 ID:v6mvVduYO
さる?
603 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 08:50:50.28 ID:GIdXwbOR0
だとしたら後10分か
604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 09:00:13.72 ID:NSNGfFXuO
書き込みすぎって言われた…
ならocnの規制解除してくれよ!
605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 09:03:08.24 ID:GIdXwbOR0
さるさんだったか
まぁ仕方ないな
606 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 09:03:29.01 ID:NSNGfFXuO
外はまだ暗い。東が微かに明るい程度だ。
何時に起きてんだよあのおっさん。
いくらなんでも朝早すぎだろ……。
ぶつくさ文句を言いながら、とりあえず昨日入ってきた壁を目指す。
多少宿舎から離れたら適当に基地を探検しながら時間を潰そう。
疲れた雰囲気を出しながら帰れば問題ない。
しかし、そろそろ歩こうかな?というところで基地のスピーカーから聞き覚えのある声が響く。
『あ、あー。テステス。えー早朝勤務の隊員、およびパートのおばちゃんに告ぐ
。
ただいま、基地内部を見慣れない軍服で走っている若者がいる。
そいつが歩き、もしくは休憩なんぞをしていたら、整備科中佐ガイデルマンまで連絡されたし。』
「あのオヤジ……いつか泣かす」
607 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 09:04:36.92 ID:GIdXwbOR0
支援
608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 09:06:16.35 ID:NSNGfFXuO
>>605ナニコレワロエナイ
悪態をついていると、前方の角から人影が見える。
仕方なくふらふらと走り始める。
「お、噂の若者かニャー」
「本当だ、お前なんかやらかしたのか?」
どうやら人影の正体は女性のようだ。
しかも巨乳さんと貧乳さん。
貧乳さんは巨乳さんに肩車されており、
高いとこから俺を見下ろしている。
「でっけーし、ちっちぇー……」
素直な感想が漏れてしまった。
609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 09:07:50.97 ID:GIdXwbOR0
さっそくシャッキーニktkr
610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 09:08:28.68 ID:Exvsguu5O
さるくらいたくないなら投下は5分間隔にせんとね
611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 09:10:30.57 ID:NSNGfFXuO
急に途切れたら規制だと思ってくれ。
「ん?身長か?まぁウィッチの中では大きい方かな」
「うししししっ……シャーリー違うよっ胸だよ、む・ね!」
「あーはっはっはっ!なんだそっちか、スケベなやつだなお前っ」
「否定はしない!……え、ウィッチ?」
たしかにそう言った。
思えば軍服を着た女性ならウィッチの可能性が極めて高い。
「し、失礼しました!自分は昨日付けで本基地に配属になったオレ二等整備兵であります!」
「ほえー、せいびへい……って何?」
「ストライカーを直してくれたりする人だよ、ルッキーニだってお世話になってるだろ?」
「うじゅじゅー……あ!思い出した!たまにお菓子くれる人だ!」
「そうじゃなくて~、あ~、まぁいいか
では噂の若者君、なんで走ってるのかわからんがしっかり頑張れよ!」
「がんばれよー」
そう告げると、シャーリーと呼ばれた女性は
貧乳、もといルッキーニを肩車したまま走り去った。
612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 09:14:30.62 ID:NSNGfFXuO
なんというか、いろんな層の男性をカバーした二人組みだな。
バカなことを考えていると遠くから先程の二人が叫んでいる。
「こらー、ちゃんと走れー!ガイデルマンに言っちゃうぞー!」
「いっちゃうぞー!」
まだ見られてたのか。
さっきの失礼な態度を詫びるつもりで敬礼をし、再び走り始める。
理由はともかく、朝からウィッチに会えるなんてラッキーだ。
もしかしたら10周走り終えるうちに他のウィッチに会えるかも。
走る意義を見つけた俺は、すこしだけペースを上げた。
613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/08(月) 09:15:32.72 ID:GIdXwbOR0
この俺はおっぱい派か
最終更新:2013年01月31日 15:22