俺「はぁはぁ……」
友「あーっ!もうムリっ!!」
「こらぁっ!そこ! 手を止めるなぁっ! 友三等空尉、3セット追加ぁぁぁぁぁっ!!」
友「うげぇぇっ! やってらんねぇっ! はぁはぁ…」
俺「はぁはぁ…キ、キツイなぁ…!」
「よ~し! 全員、腕立て残り10回!! 9、8、7、6……」
俺「はぁはぁ…」
「…3、2、1…よし、終了!!」
俺「ふひぃ~っ! 終わったーっ!!」
友「はぁ…やっと終わったぜ…」
「こらぁっ!友!お前はあと、1000回だっ!!」
友「ぶびびびびびっ! ムリだって!!」
「うるさいっ!! つべこべ言わず、さっさと続けろっ!!」
友「くそったれ!! この便所虫野郎め!!」
「貴様!! 上官に向かって、なんて事を…!!」
友「何度でも言ってやるぞ! このクソッタレ便所む…うぎゃっ!! な、なんで拳骨を!!」
「黙れ!! 口が悪くて、腕の悪いお前なら、さっさと消えて欲しいんだがな……残念ながら、お前の腕は一流だからなぁ…」イライラ
友「うぎぎぎぎ…く、首を絞めるなぁ……うぐっ!」
今、上官に首を絞められているのが友三等空尉。友の両親はドイツ人で、友はドルトムントで生まれた。
友は両親の仕事の都合で、2歳のとき日本へやってきて、その時からずっと日本で暮らしている。ドイツ国籍を取るか、日本国籍を取るかの選択を迫られた時、友は日本国籍を選んだ
俺と友は、訓練学校で出会った。お互いに気が合い、親友と呼べる仲までになった
友は、若手ながら航空部隊随一の空戦技術の持ち主であり、世界でも名が知られているパイロットなんだ
おまけに、すらりと伸びた身長に加えて容姿端麗、さらに19歳という若い年齢に似合わず、大人びいた行動で女の子たちをメロメロにしてしまう、とんでもない野郎だ
ここまでは、申し分の無いパイロットなんだが……人には長所あれば短所ありである
友は言葉遣いが最悪だ。年上、年下なりふり構わず、タメ口で喋りかける。言葉遣いに加えて、少々、天然が入ったバカである。意味の分からない発言をしたりするんだ。
友「ぐぇぇぇ…く、首がそんなに絞められたら……おれ…ジョニー・デップになっちまう!!」
ほらね? こういったバカな発言が多いんだ、友は。
「貴様というヤツは……仕方が無い…おい!俺二等空尉!!」
俺「は、はっ!」
「コイツがどうしても腕立てをやりたくないと駄々を捏ねるんだ…そこで俺二等空尉、お前はコイツの分の1000回のうち500回を担当しろ」
俺「な…!」
「俺二等空尉が500回、この『バカ』が500回……これなら、やれるよなぁ…友三等空尉?」
友「もっちろんですとも! あっ、でも…ちょっとおまけして、俺が999回、そんでおれが1回ってのは、どうです?」
「ほう…それは良い提案じゃないか…どうだね、俺二等空尉」
俺「え、えっと…その…」
「よし、友三等空尉の提案採用だ。 では二人とも…始めっ!!」
友「よっしゃぁ! せ~の…いーち! はい、終了!!」
俺「ど、どうして…はぁはぁ…俺が……」
友「俺、がんばれよ~! じゃぁ、またな~」
俺「ひぃ~!」
「おい、友三等空尉、どこへ行く?」
友「どこって…自室へ戻りに…」
「駄目だ、戻ってはいけない」
友「はぁぁ!? どうして!?」
「お前には腹筋1000回、背筋1000回、スクワット1000回というご褒美が残ってる」ニヤッ
友「…………じゃ!また今度!!さいなら~っ!!」
「こ、こらっ!! 友三等空尉! 逃げるなぁっ!!」
俺「はぁはぁ…結局…損したのは…俺だけ…じゃないか…はぁはぁ…」
― 夕食 ―
友「悪かったな、俺!」
俺「……はぁ…お前のせいで…」
友「んな事言って、拗ねるなよ~ ほら、エビフライやるから!」
俺「……はぁ…」
友「しゃぁねえなぁ! んじゃ、エビフライと千切りキャベツもやるから!」
俺「……はぁ……わかったよ……」
友「にしし!和解成立っと! これで一件落着だな!」
俺「はいはい…」
「二人とも」
友「げっ!? お前は…便所む…うぎゃっ!!」
「いてててて…二人とも、話がある」
俺「はっ!」
「君たちに夜間哨戒を頼みたい。最近、ロシアや中国による夜間の領空侵犯が増加していてな。 上の者が、しばらく夜間哨戒を実施する命令をだしてきたんだ」
俺「了解です。 俺二等空尉、友三等空尉、夜間哨戒任務を受諾しました」
「うむ。 くれぐれも気をつけてな」
俺「はっ」
友「へいへい…まぁ、コイツの顔を少しでも見れなくなるってだけでも得か…うぎゃっ!!」
「友三等空尉、任務から帰ってきたら、たっぷり褒美を用意して待っているから、楽しみにな」ゴゴゴゴゴ
友「けっ! 二度と戻ってくるもんか!」
俺「友、冗談でもそんな事を言うもんじゃないぞ?」
友「わかってるって」
「では、また今度」
『百里タワー、エルボー1、エルボー2 離陸準備完了』
《エルボー、了解。滑走路に進入し、待機せよ》
『エルボー1、滑走路に進入し待機する』
第305飛行隊に所属する2機のF-15Jが、月明かりで黒光りしている滑走路に進入してきた
『一番機、二番機、キャノピーをロックし、座席の射出装置の安全解除 完了』
《エルボー、風向き320度、風速5ノット。離陸を許可》
『了解。離陸する』
F-15Jは暗黒の世界に真っ赤なアフターバーナーを作動させ、轟音をあげながら離陸していった
《エルボー、管制区域を離れる際に報告せよ》
『エルボー了解』
2機が巡航高度に達したときに、ちょうど東側にまん丸の月が大きく見えていた
『百里タワー、こちらエルボー1,2。巡航高度に到着。レーダー誘導を頼む』
《エルボー1、2。レーダー誘導了解。周波数の変更を許可する》
『エルボー了解』
俺たちは北側、ロシアとの国境付近に向けて進路をとった
俺「ふぅ~っ……離陸は何回やっても疲れるな………」
友「おれは別に疲れないけどなぁ~ むしろ、何度やってっも興奮するね」
俺「まぁ確かにな」
友「………おい、俺。前方に厚い雲があるんだが、どうする?」
俺「そうだな……あの雲の上まで上昇して視界を確保しよう。管制に連絡する」
『こちらエルボー、前方に厚い雲あり。現高度から8000フィート上昇の許可を求む』
《了解、8000feetの上昇を許可する》
『エルボー了解』
俺「よし!一気に雲を抜けるぞ!」
友「了解」
2機は速度と機首をあげ、雲の上へと抜けた
『こちらエルボー、8000フィート上昇完了』
《…………………》
無線の返答は返ってこなかった
ただ、ノイズがザーッと聞こえるだけであった
俺「ん?おかしいな………」
友「どうした、俺」
俺「いや、管制と連絡が取れないんだが……」
友「無線機の故障かもしれない。おれがやってみる」
俺「頼む」
友は管制に無線を入れた。だが,
《…………………》
またノイズのみであった
友「おれもダメだな……」
俺「これでは飛行に支障がでるな……」
その時、2人のレーダーが国籍不明の未確認機を探知した
俺「!?レーダーに反応あり!友は!?」
友「こちらも探知した!」
『こちらエルボー、未確認機を探知。追跡の許可を!!』
《…………………》
俺「くそっ!!仕方が無い、独断で行くしかないな!」
友「罰を受けるときは一緒だからな」
俺「あたりまえだっ!」
2機は未確認機の元へと急行した
2機は低高度にいる未確認の機体へどんどん近づいていく
2人は何度かスクランブルを経験していた
未確認機との接触は命を伴う大変危険な行為だということを2人は知っていた。慎重に…慎重に未確認機へと近づいていった
俺「こちらエルボー1、未確認機を視認」
友「エルボー2、こちらも確認した」
視認できる距離まで近づいた2人はある異変に気がついた
俺「んん!?なんだあの形は・・・・見たことがない機体だ!」
2人が見たものは、ちょうど海を泳ぐエイのような形をしたものだった
ボディは夜空より黒く、所々に赤色の模様を持っていた
俺「国籍は確認できず………俺が未確認機の前方に行って、誘導する」
友「了解。気をつけろよ」
俺のF-15はエイ型未確認機へと高速で接近する
その時、未確認機から複数のレーザー光線のようなものが飛び出してきて、機体をかする
シュン シュン
俺「くそっ!?攻撃してきたぞ!!それに、なんだ!?あの兵器は!?」
俺は今までに聞いたことも無い、見たことも無い攻撃方法にただ驚いただけであった
攻撃の後に友からの無線が入ってきた
友「く、くそ……こちらエルボー2、被弾した」
俺の機体は攻撃を避けることができたが、友の機体の右翼からは煙が出ていた
一流の腕を持った友が被弾したという事から俺は、ただならぬ事が起きていると悟った
俺「友!!大丈夫か!?」
友「悪いが、操縦不能だ。エルボー1、あとを頼む。エルボー2、脱出する!」
友は射出装置を作動させ、パラシュートを開いた
俺「くそっ!!なんなんだよ、あの化け物は!!」
俺は回避行動をとりながら、隙をみて未確認機をロックオンした
俺「これでお前ともおさらばだ!」
俺は全ミサイルをエイ型飛行物体に叩き込んだ
しかし
俺「!?き、効いてないだと…………………」
未確認機は煙ひとつも吐かず、飛行を続けていた
それと同時に凄まじいビームの嵐を食らう
俺は急いで急上昇し、ビームを避けた
海上に不時着した友から無線が入る
友『お、おい!あいつミサイルが効いていないぞ!!』
俺「友!生きてたか!!」
友『そんなこと言ってる場合じゃねぇぞ!このままでは俺がやられちまうぞ!!」
俺「そんなこと言われたって………」
未確認機は俺の機体に向けてビームを放ち続けている
そして目の前からビームか迫ってくるのが見えた
俺は死を覚悟した
俺(くそっ!こんな所で死んでたまるかっ!――――っ!!)
俺は目を閉じて、歯をギュッと噛み締めた
しかし、一向にビームが俺の機体に当たらない
俺(なにが……あったんだ?…………)
俺はそっと目を開ける
そこには未確認機以上に驚くべき光景が広がっていた
俺「な……なんだよ………あれ………人間が……飛んでる!?…………………」
俺に向かってきたビームは空飛ぶ人間にシールドのようなもので打ち消されていた
しかも、驚く事に小さい女のような格好をしている
日本語ではなく、英語で無線が入ってきた
やはり、女の声だった
???『オマエは、さっさと逃げろっ! 私たちが何とかすル!!』
俺「りょ、了解!」
俺は自分の目が信じられなかった。空飛ぶ人間が、しかも女が、あの"バケモノ"と戦ってるんだぞ!
ただ呆然としながら、俺は二人とバケモノとの戦いを見学していることしか出来なかった
そして、バケモノが空飛ぶ人間によって破壊された
バケモノは細々としたきれいなものに変化し、ちょうど桜吹雪のように撒き散らしていた
俺「なんなんだ………いったい………」
海上に浮かんでいる友からも驚きの無線が入る
友『あいつら何者なんだ?とてもこの世の人間とは思えないぜ………』
俺「敵か味方か………どっちなんだ………」
そして女の声の無線が入ってきた
???「オイ、大丈夫だったカ?」
俺(……ひとまず、敵ではなさそうだな…)
俺「支援に感謝します。危ないところを、ありがとうございました」
「お聞きしますが、あなたたちは何処の所属ですか?」
???「所属? 変なことを聞くナ、オマエ。私とサーニャは第501統合戦闘航空団にいるゾ」
俺(第501統合戦闘航空団?!?!聞いたことねぇぞ………)
俺「あ…ありがとうございます…」
???「オイオイ、私たちだけ名乗るのはフェアじゃないゾ。 オマエはどこなんダ? ジェット機なんて初めて見たゾ」
俺「第7航空団所属第305飛行隊 俺二等空尉です」
???「聞いたこと無い部隊ダナ……サーニャ、知ってるカ?」
???「ううん…知らない…」
無線を通して、向こうの会話が聞き取れた。どうやら、1人はサーニャという名前らしい
俺「……ん? GPSが…作動していない……これじゃぁ…基地へ戻れないなぁ……申し訳ありませんが、最寄の基地への誘導をお願い出来ますか?」
???「近くの基地カ? 一番近い基地は、私たちの基地だけド……アヤシイやつを勝手に着陸させて大丈夫かナ…サーニャはどう思う?」
???「たぶん…大丈夫……敵じゃなさそうだから…」
???「まぁ…サーニャが言うなラ…よし!わかった!これから、オマエを誘導すル!」
俺「ありがとうございます。あっ、この辺の海域に1人漂流中。救助を要請します」
???「それは大変ダ!今すぐ、救助に行ク!」
俺が救援要請を入れると、2人のうち、ひとりの空飛ぶ人間が友の救出に向かった
俺(…この二人の基地か…一体どうなるんやら…………)
真剣に考えていた俺は、友の無線で呆れることになった
友『お、おい!!俺!スゲェ美少女がおれのとこに向かってくるんだけど!!空飛ぶ天使なの?!!うひょー―っ!!!』
俺(はぁ…………いっそのこと波にさらわれればよかったのに…………)
俺は空飛ぶ女たちについて行った
機体を失っている友は、だき抱えられて基地へ誘導されていった
途中、友から小声で"なにか温かいモノがあたってるんですけど"とか無線から聞こえてきたけど、気にしない
しばらくすると、基地のようなものが見えてきた
俺は誘導にしたがって、基地へ近づいていった
俺(あいつらは……俺たちの世界の人間なのか……それとも……)
俺はその先を考えたくは無かった
だが、この世界観と逃れようも無い非現実的な戦闘を見た俺は受け入れざる終えなかった
俺(俺たちが……別世界へ迷い込んだのか………)
俺は今の状況が夢のように思えて仕方が無かった
しばらくすると、暗闇の中に一筋の明るいものが見えてきた。それと同時に基地の管制から無線が入る
管制≪こちら管制。着陸を許可する≫
俺「了解」
無線を切ってしばらく、俺はある問題に気がついた
F-15は最低840m程度あれば、着陸できるんだが…。 誘導されている滑走路は、どう見ても長さが足りない
俺《あのぉ…もしかしたら、オーバーランするかもしれません》
管制《どういうことだ?》
俺《基地に突っ込むかも…》
管制《………今すぐ、着陸を中止しろ!!》
俺《それは無理です。もうギアを降ろしていますし、ゴーアラウンドするにも燃料がもう無いですし…》
俺のF-15は減速しながら、滑走路へ進入していく
管制《整備員たちに警報だっ!格納庫から逃げろっ!!》
無線を通して怒号が聞こえてくる
俺は着陸の最終チェックに入った
そして、ギアが滑走路と触れた
振動が機体全体にゴゴゴゴと伝わる
俺はエアブレーキをかけた
スピードはどんどん下がっていくが、それに反比例して、格納庫がどんどん近づいてくる
無線からは悲鳴、怒号などが聞こえてくるが、振動の大きさで耳に入ってこなかった
そして、幸運にもF-15は格納庫にぶつかる一歩手前でとまった
俺は安堵の息をつくと同時に、空飛ぶレディの一人に
???「バ、バカッ!!もう少しで、ぶつかる所だったゾ!!」
と、無線の上で怒鳴りつけられた
俺《す、すみません……でも、終わりよければ全て良し…です》
???「ったく…気をつけろよナー さっさと降りてこい」
俺「了解です」
俺はキャノピーを開け、地に降りた
すると、軍服らしき服を着た、2人の女性が立っていた
まだ10代と思われるほど若かった
そして、一番気になるのはズボンを履いていないこと
パンツ丸見えなんですけど…
俺「あ、あの……寒くないの?」
???「ん? なんの事ダ?」
俺「いや…だって…まぁ…別にいいか…」
???「変なヤツだな、オマエ」
???「あの…名前は…」
俺「俺です」
???「俺…さん…ですか…」
俺「あなたたちは?」
???「私はエイラ・イルマタル・ユーティライネン」
???「私はサーニャ・v・リトヴァクです」
俺(……二人とも…どっかで聞いた事がある名前…だな…)
エイラ「オマエは一応、不審人物だからナ。 これからも、私たちの指示に従ってもらうゾ」
俺「了解です。ところで…友はどこへ…?」
サーニャ「救助した人なら医務室へ運ばれました」
エイラ「アイツ、鼻血を出しまくって、気絶したからナ」
俺(……きっと、この姿を見て鼻血だしたんだな……パンツ丸出しだもんな……)
俺は少し呆れたと同時に、友が生きてたことに安堵する
エイラ「では、行くゾ」
俺「了解です」
サーニャ「ふぁ~っ……眠い…」
エイラ「あっ! サーニャは寝てて大丈夫ダゾ!コイツは私でなんとかするから!」
サーニャ「でも…」
エイラ「大丈夫だっテ! サーニャはゆっくり寝ていてくレ!」
サーニャ「…ありがとう…エイラ…」
エイラ「えへへ…// ナンテコト、ないんダナ…///」
― その頃 医務室では ―
友「うぅん…ここは……」
シーン
友「……医務室…みたいだな……はっ! 俺は!? いないか……もしかして、捕虜になって拷問されてるとか…」
「こうしちゃいられない! 今すぐ俺を助けに行かなければ!!」
友(…今は…ちょうど明け方の4時か…)
友「さてと…俺はどこにいるだろう……ここか?」ガチャッ
シーン
友「違うな……それじゃぁ…あそこの部屋か?」ガチャッ
???「すぅ……」
???「んん……ク、クリ……ス……」
友「……お、女!? 仕方がねぇ、寝込みを襲うか……」
「……っていうのは、最低だな。今は俺を探すのが最優先だ。おやすみ、レディー」バタン
友「ん~ どこかなぁ……あっ!あそこの部屋から、明かりが漏れている! きっと俺は、あそこの部屋で拷問されているに違いない!!今行くぞ!!俺!!」
― ???の執務室 前にて―
???「もう一度言ってくれるかしら。 あなたは、何処から来たの?」
俺「えっとですね……」
友(むっ! 俺が拷問されている真っ最中だ! 護身用の拳銃で…って、あれー!? 拳銃が無い!! 仕方がねぇ!!おれの息子で…!! って、これじゃぁ変態だ…)
???「そう……喋らない気なのね…仕方が無いわ…」
友(これは一刻も争う事態!! 俺が…殺されちまう!! 迷っている暇は無い!! 今すぐ突入だ!! もちろん!武器はおれの息子ちゃんだ!変態で構わない!!)
バタン
???「!!」ビクッ
友「おらぁぁぁぁっ、俺を助けに来たぜぇぇぇっ!!大人しくしやがれぇぇぇっ!! 大人しくしねぇと、おれの息子が火を噴くぜ!!」ボロン
???「」
俺「」
友「あ、あれ…? なんで…二人とも固まってるの…?」ブラーン ブラーン
俺「すみません。ちょっとお時間を…」
友「へ? 俺、拷問されてたんじゃな…ぎゃぁぁぁぁぁっ!!そ、そこを引っ張るなぁぁぁっ!! ひぎぃぃぃぃぃっ!!目潰しはイヤぁぁぁぁぁぁぁっ!なんでおれが、拷問されてるのーっ!?」
俺「…こほん。 失礼しました、ヴィルケ中佐。 お見苦しい所を見せてしまって…」
ミーナ「え…えぇ……」
友「」チーン
ミーナ「そ、そちらの方は…?」
俺「同じく、こっちの世界に迷い込んだ同僚です」
ミーナ「そう…それで、あなた達はニホン?という所から来た…という事でいいのかしら?」
俺「はい。 それと…こちらの世界はどうなってるんですか? なんか…女の子が飛んでたり、バケモノが出てきたり…」
ミーナ「この世界は『ネウロイ』と呼ばれる怪異が居て、それと戦うために魔法力を持ち、ネウロイと戦う事の出来るウィッチが存在するの」
俺「…大体、わかりました。 それと、世界地図なんかはありますか?」
ミーナ「ええ、あるわよ」
友「ぐすっ…It's my life~♪」ボッコボコ
ミーナ「!!」ビクッ
俺「ああ、アイツの事は気にしないでください」
ミーナ「え、ええ……はい、どうぞ」
俺「……う~む…やっぱり、俺たちの居た世界とは違うな…」
ミーナ「そう…あなた達は、ここの扶桑と似た国から来たのよね?」
俺「こっちでは、扶桑と言うのですか……」
ミーナ「でも…あちらの方は本当に扶桑…いえ、ニホン人なのかしら? 顔立ちが……」
俺「んー まぁ、元はドイツ人ですからね。 日本に帰化したと言えばいいのでしょうか…?」
ミーナ「どいつ?」
俺「あっ! えっとですね…ここの…カールスラントっていう国みたいなものです」
ミーナ「そうなの、あなた達の世界では、ドイツと呼んでいるのね… ところで、あなた達の名前をまだ、聞いてなかったわ」
俺「私は俺です。そんで、あっちが友です」
ミーナ「俺さんに友さんね。 わかったわ」
俺「それで…俺たちはこれからどうすれば…?」
ミーナ「ひとまず…空いている部屋に居てもらうわ」
俺「了解しました、中佐。 ほら行くぞ、友!」
友「いでででっ!引っ張るなっ!!」
バタン
ミーナ「…これから…騒がしくなりそうね…」
続く
最終更新:2013年02月02日 12:29