27n anfashþâr an ðàrelelþá
第27特殊作戦連隊(オクシレイン語:27n anfashþâr an ðàrelelþá / 27AAÐ)とは、オクシレイン宙軍・宙軍特殊作戦本部に所属する精鋭歩兵連隊。通称、
Ðàrelann(月蝕)。
共立機構国際平和維持軍に部隊の一部を派遣しているほか、
闘争競技に度々部隊(員)を派遣している。
概要
オクシレイン軍の上澄み0.1%と言われている精鋭部隊であり、あらゆる状況や作戦に対応する能力がある。訓練課程では死亡者が出るだけでなく、離脱者でも精神病を負うほどの過酷な訓練が行われており、基本権問題に問われることもあるが、オクシレイン政府は内政問題であるとしてこの指摘を跳ね除けている。
主な戦歴
ツォルマリアへの出動
共立公暦20年、
ツォルマリア星域連合直轄領が行った過去清算事業の一環である移民の大量受け入れによって社会情勢は悪化の一途を辿ることになった。難民による暴動などが悪化した結果、ツォルマリア政府は
共立機構に要請を行い国内の
平和維持軍による鎮圧へ一任することになった。
この平和維持軍へ特殊作戦連隊の一部が派遣されており、主に難民の暴動を先導するグループに対する調査、特定、逮捕などを担当し、問題の根本を解決することを任務としていた。ツォルマリアにおける他の平和維持軍による国際法違反などにも一部関与した可能性があったと後に報じられているが、その目的は根本を解決するための陽動作戦に近いものであり、一種の「ゲームメーカー」としての働きを連隊が持っていたとも見られている。
部隊の性質上、その動きの詳細が公開されたことは少ないが、ツォルマリア公共警備隊との連携によって大事に至らず一部の暴動の主導者などを秘密裏に拉致するなどの結果が報告されており、暴動自体の鎮圧よりかはやはり根底にある原動力の抑止というところに重きを置いていたとされる。
転移者星間戦争
結論として特殊作戦連隊は転移者星間戦争に参加することはなかった。
繋がりとしては、オクシレイン政府がラヴァンジェに対する強硬姿勢を取る一環で軍部による連隊の投入から市民の蜂起などを補助し、追加の勢力を以てラヴァンジェの影響圏からシアップを隔離する計画が立てられたことにあり、連隊指令もこれに基づいた作戦計画を立てて、訓練まで行われた。
しかしながら、資産凍結などの制裁などが行われて以降、政府の動きが鈍くなり、実戦投入の兆しが見えなくなったことから、自然に計画は立ち消えてしまったという。
グロノヴェイルの戦闘
転移者星間戦争において辛酸を舐めたオクシレイン政府と計画まで立てたにも関わらず実行できなかった連隊指令、そして訓練を行いながらも戦いの趨勢を変える重要な任務を達成できなかった隊員たちの意思はここに一つになった言われる。
グロノヴェイルの戦闘は彼らにとってオクシレインが果たそうとした正義を取り戻すための意義の高い作戦となり、連隊も高い士気の下で大いに活躍した。
とはいえ、当初の予想に反して多くの犠牲を払ったこの作戦が軍事的に成功したとは言えず、目的達成も手放しには喜べなかった背景があり、その後の連隊と補助戦力の再考に続いた。
ハルヴィス・プリスバード捕獲作戦 "ソーン29"
ハルヴィス・プリスバードに対する
現象魔術師機関の態度に人道的見地より立場を検討しつつあった
文明共立機構は共立公暦777年に現象魔術師機関を牽制するためにハルヴィスの「保護」作戦を実行するに至った。
連隊はこの作戦に追加された平和維持軍の一部隊として参加したが、これらの文明共立機構の動き自体にはオクシレインの政府筋の外交的な働きかけも影響したとされている。
結果的に作戦は失敗し、ハルヴィスは捕らえることが出来なかったのだが、これに関してグロノヴェイルでの反省すら活かされなかったという軍部からの圧力が加えられることになり、対現象魔法への対抗策が練られた上に予算も付け加えられることになった。
ツォルマリア地下世界威力偵察作戦
本来、
ツォルマリア星域連合直轄領と平和維持軍によって計画された制圧作戦
「オペレーション・リクラメーション」への参加に始まるオクシレイン独自の情報収集作戦であり、第一層における威力偵察によって対キメラ作戦における連合軍の優勢を補助した。特に連隊の情報収集能力の高さと対応能力はハルヴィス・プリスバード捕獲作戦失敗を反省して行われた予算計上の結果を示しており、結果として連合軍による掃討作戦において重要な位置を築いた。
一方で、第一層における調査結果から、作戦情報を検討する連隊司令部は第二層への浸透を事前に否定していた。グロノヴェイルの戦闘における被害とパフォーマンスの研究がこの背景にあったとされ、第二層への作戦では連隊が連合軍に直接参加することはなく、情報分析と適切な戦略を立てる後方支援に注力したものの結果的に膨大な犠牲を払って撤退した連合軍からはこの行動を疑問視する者も居るという。
総じて、連隊の高い分析対応能力を発揮した場面はあったものの、部隊の小ささという側面と過去に束縛された柔軟性の低下には首を傾げざるを得ないところがあるところとなった。
第三次ロフィルナ革命
第三次ロフィルナ革命には、
ネルヴェサ―民主同盟として参戦したオクシレインが各方面で活躍している。その中でも連隊は
オペレーション・ボトルブレイクなどにおいて重要な役割を果たしている。作戦実行に当たっては陣頭指揮を取る連隊幹部の緊張は高く、過去のしがらみなどをどのように乗り越えて勝利を得るのかは彼らにとっての重大事であった。
連隊が達成させたオペレーション・ボトルブレイクの成功は後の
グロノヴェイル包囲戦での包囲軍優勢を導いたことから、連隊の歴史の中で最も綺麗な作戦成功であり、特殊部隊の意義を証明した戦歴とされた。
その後も連隊は各作戦で細やかかつ特殊部隊としての柔軟性を発揮した。
スティグマ・ヴェイル・インターセプトにおいては坑道分析班に技術に長けた連隊兵を派遣し、高速かつ効率的な分析を指導した。また、国家戦略軍が保持する大量破壊兵器の弾頭に関して、滑走路爆撃によって炎上する滑走路を突っ切って掩体に保存されていたものを確保するなど実働部隊の働きも輝かしいものであった。
最終的な成功の実績は、それまで部隊の存続にすら疑問を呈してきた軍部中枢にまで影響を及ぼした。これを以て、連隊はオクシレインの重要な特殊部隊としての位置を盤石なものとすることが出来たのであった。
部隊構成
- 第一歩兵大隊……通常歩兵戦力を担う
- 第二歩兵大隊……通常歩兵戦力及び維持戦力を担う
- 第三歩兵大隊……異能歩兵戦力を担う
- 第一機動大隊……自動車化から宙軍機動戦力を含む幅広い移動や輸送に関する戦力を担う
- 第一技術大隊……爆発物処理やNBC防護などの現場直接的な技術戦力を担う
- 第二技術大隊……電子システム及び参謀能力に関する補助を行う戦力を担う
- 第一工兵大隊……移動や輸送の補助及び設営・修理等の工兵戦力を担う
最終更新:2026年08月28日 23:56