装甲
[解説]
機兵の装甲は、世代ごとにその素材が異なっている。
かつての旧大戦期に建造された第一世代機兵たる幻装兵の装甲は、当時の最先端科学技術を惜しみ無く、制限なしに使った超合金製であった。
この超合金は、聖華暦830年現代では技術的にも倫理的にも(!!)作ることはできない。
倫理的と言うのは、アルカディア帝国とカーライル王朝・聖王国の科学技術排斥活動によるものである。
これは、復元幻装兵がオリジナルの幻装兵に比して、圧倒的に低い性能しか発揮できない理由の一つとなっている。
かつての旧大戦期に建造された第一世代機兵たる幻装兵の装甲は、当時の最先端科学技術を惜しみ無く、制限なしに使った超合金製であった。
この超合金は、聖華暦830年現代では技術的にも倫理的にも(!!)作ることはできない。
倫理的と言うのは、アルカディア帝国とカーライル王朝・聖王国の科学技術排斥活動によるものである。
これは、復元幻装兵がオリジナルの幻装兵に比して、圧倒的に低い性能しか発揮できない理由の一つとなっている。
ただし精霊機は科学技術を排斥する、過渡期の存在であった。
精霊機の中には、装甲を単なる鉄で鋳造した物も、少なくない。
また第二世代機として、知らずに精霊機にかつて使われていた魔導炉を使用して機体を造った例も、わずかながらある。
この様な例では、装甲はやはり単なる鉄で鋳造されていたと見て良い。
精霊機の中には、装甲を単なる鉄で鋳造した物も、少なくない。
また第二世代機として、知らずに精霊機にかつて使われていた魔導炉を使用して機体を造った例も、わずかながらある。
この様な例では、装甲はやはり単なる鉄で鋳造されていたと見て良い。
さて、第二世代機兵~第四世代機兵であるが、この時期の機兵は基本的に構造としてはさほど大きな進歩が見られ無い。
装甲に使用されている素材も単なる鉄であり、まれに鍛造の装甲を使った物もあったが、大半は鋳造による物であった。
装甲に使用されている素材も単なる鉄であり、まれに鍛造の装甲を使った物もあったが、大半は鋳造による物であった。
ちなみに鋳造も、技術力が高ければ鍛造に勝るとも劣らないはずである。
だがしかし、この時期はヒステリックに科学技術を排斥していたため、鍛造装甲に及ばないほど品質が悪く、程度の低い鋳造による装甲が殆どであった。
だがしかし、この時期はヒステリックに科学技術を排斥していたため、鍛造装甲に及ばないほど品質が悪く、程度の低い鋳造による装甲が殆どであった。
なお特殊例として、最下層に土台として鉄、中間層に錬金金属ブランジエッジを用い、表層に錬金金属カルマートを用いて熱によるブランジエッジ劣化を防いだ、『鋼銀甲冑』と呼ばれる超高価な工芸品を纏った機装兵が存在したらしい。
そして4.5世代機兵である。この時期は、生物のカンブリア紀大発生に例えられるほどに、多種多様な機兵が実験機として生み出された時期だ。
当然ながら、装甲素材も多種多様な物が使われる事になる。
前述の『鋼銀甲冑』を纏った機体もあったと言われる。
当然ながら、装甲素材も多種多様な物が使われる事になる。
前述の『鋼銀甲冑』を纏った機体もあったと言われる。
第五世代機兵では、先ほど述べた錬金金属レイヴァスキンを用いた装甲が、大半の機体で外装、装甲として用いられている。
このレイヴァスキンは高級な錬金金属イシルディンほどではないが、軽量で頑丈であり、なおかつ比較問題ではあったが、イシルディンよりも格段に安価であった。
いや、イシルディンが馬鹿高いだけで、レイヴァスキンも高価なのだが。
このレイヴァスキンは高級な錬金金属イシルディンほどではないが、軽量で頑丈であり、なおかつ比較問題ではあったが、イシルディンよりも格段に安価であった。
いや、イシルディンが馬鹿高いだけで、レイヴァスキンも高価なのだが。
そして極々一部ではあるが、ハイエンドモデルの希少機体や実験試作機には、その馬鹿みたいに高価な錬金金属イシルディンを装甲材として潤沢に用いた物も存在した。
基本的にそれらは圧倒的な高性能(一部の実験試作機除く)を誇ったと伝えられている。
基本的にそれらは圧倒的な高性能(一部の実験試作機除く)を誇ったと伝えられている。
更に続く第六世代機兵の時期においては、錬金術におけるブレイクスルーが起こり、イシルディンの画期的な大量生産方法が確立された。
そして基本的にこの世代ではイシルディン装甲が流行りとなり、イシルディン装甲でなければ新鋭機ではない、的な思想さえも蔓延っていた。
そして基本的にこの世代ではイシルディン装甲が流行りとなり、イシルディン装甲でなければ新鋭機ではない、的な思想さえも蔓延っていた。
まあ、それでもイシルディンはまだまだ高価であった。
現実的な値段には落ち着いてはいたが。
それ故に、その後の第七世代機兵が出現する時期には、第七世代機兵ではない一般用主力機体の装甲材として、レイヴァスキンとイシルディンのハイブリッド装甲や、あるいはレイヴァスキン・高硬度パッテリートの複合装甲材が採用される事になる。
現実的な値段には落ち着いてはいたが。
それ故に、その後の第七世代機兵が出現する時期には、第七世代機兵ではない一般用主力機体の装甲材として、レイヴァスキンとイシルディンのハイブリッド装甲や、あるいはレイヴァスキン・高硬度パッテリートの複合装甲材が採用される事になる。
ちなみに第七世代機兵は元々超高級機である事が殆どであったため、基本的にイシルディン装甲が施されている。
まれに量産タイプの第七世代機兵に、イシルディンを多めにしたレイヴァスキンとのハイブリッド装甲が用いられる事もあった。
まれに量産タイプの第七世代機兵に、イシルディンを多めにしたレイヴァスキンとのハイブリッド装甲が用いられる事もあった。