「機装兵 ノヴレス・フュンフ」

[解説]
この機体はそのうちの5号機で、他のノヴレスシリーズを情報支援する事を主眼に設計されている。
どういう意味かと言うと、この機体はエーテル索敵機を搭載した、いわゆる早期警戒管制機なのである。
しかしこの時点での早期警戒管制機は、巨大なエーテル・ロケーターを追加装備の様に背中に背負わせるのが当たり前であった。
これにより早期警戒管制機は、機兵としてのバランスを失い、低機動性と貧弱な戦闘能力を併せ持つ、『弱い』機体になってしまった。
それが早期警戒管制機としての『当たり前』であったのだ。
しかしテムレット・アームスフィアの開発チームに所属していたノブレス・フュンフの設計担当者は、その常識に挑戦したのである。
残念な事は、これ1機で他のノヴレスシリーズ2機分に相当する建造費用とランニングコストがかかる事だろうか。
しかし彼は、高い素質を持ち聖痕所有者であったレイ・アームスフィアにノヴレス・ドライの操縦槽を譲り、自身は扱いが難しく地味な活躍を強いられるノヴレス・フュンフを駆って、レイ・アームスフィアの伝説を縁の下で支え続けたのだ。
[武装・特殊装備]
[120mm連装破槍砲ディンギルⅢ]
機装兵ノヴレス系列機最大の特徴となる武装。
砲弾ではなく、機装兵用の短槍を射出する魔導砲である。50m以内の有効射程内であるならば、充分に機装兵の装甲を貫通可能。
機装兵ノヴレス系列機最大の特徴となる武装。
砲弾ではなく、機装兵用の短槍を射出する魔導砲である。50m以内の有効射程内であるならば、充分に機装兵の装甲を貫通可能。
ただしノヴレス・アインスに搭載されたこの武装には、強力な代わりに幾つかの欠点があった。
盾と一体型であるため重量が過大な事。弾体である槍も初速がそこまで速いわけでは無く、熟練操手であれば見て回避する事は不可能ではない事。槍を砲弾代わりに使い捨てるため、非常に運用コストが高くつく事。装弾数が少ない事などが挙げられる。
盾と一体型であるため重量が過大な事。弾体である槍も初速がそこまで速いわけでは無く、熟練操手であれば見て回避する事は不可能ではない事。槍を砲弾代わりに使い捨てるため、非常に運用コストが高くつく事。装弾数が少ない事などが挙げられる。
ノヴレス・フュンフに搭載されたディンギルⅢにおいては、盾との一体成型を断念し、更に本体に装填できる短槍を1本とする事で、大幅な重量の軽量化が図られた。
これにより命中精度も若干向上する。
更に弾体である槍に単純ではあるが迷彩塗装を施す事により、視認性を若干ながら減らす事に成功。
これによって、敵操手が撃たれた『槍』を見て躱す事が、わずかに難しくなった。
更にノヴレス・フュンフには本体の重量軽減のため、背中に矢筒を背負わせず、結果として弾数は本体に装填された1発限りだ。
つまりノヴレス・フュンフにとっては、最後の切り札的な武装となっている。
これにより命中精度も若干向上する。
更に弾体である槍に単純ではあるが迷彩塗装を施す事により、視認性を若干ながら減らす事に成功。
これによって、敵操手が撃たれた『槍』を見て躱す事が、わずかに難しくなった。
更にノヴレス・フュンフには本体の重量軽減のため、背中に矢筒を背負わせず、結果として弾数は本体に装填された1発限りだ。
つまりノヴレス・フュンフにとっては、最後の切り札的な武装となっている。
[試作型ジムズ魔導砲]
機装兵ミーレスが携行する、ジムズ魔導砲のプロトタイプ。構造を変えずにそのままの形で少数量産されており、機装兵ドラグーン・ノヴレスなどにも用いられている。量産数がある程度あったため、後々にG型ジムズ魔導砲と正式に命名された。
この魔導砲は、ジムズ魔導砲と比較して、速射力に劣るが若干威力が高い。このため、射撃を直撃させた時の衝撃力は高い。もっとも結局は前述のディンギルと異なり、機装兵を撃破するほどの威力は無いため、取り回しや速射性に勝るジムズ魔導砲に取って代わられるのだが。
機装兵ミーレスが携行する、ジムズ魔導砲のプロトタイプ。構造を変えずにそのままの形で少数量産されており、機装兵ドラグーン・ノヴレスなどにも用いられている。量産数がある程度あったため、後々にG型ジムズ魔導砲と正式に命名された。
この魔導砲は、ジムズ魔導砲と比較して、速射力に劣るが若干威力が高い。このため、射撃を直撃させた時の衝撃力は高い。もっとも結局は前述のディンギルと異なり、機装兵を撃破するほどの威力は無いため、取り回しや速射性に勝るジムズ魔導砲に取って代わられるのだが。
[カナド刀]
カナド人ハーフである操手アベル・コンドウは、当然ながらカナド流刀剣術を修めている。
その彼が自身で用いるため、大枚を払ってカナドよりどうにかこうにか個人輸入した機兵用の数打ちのカタナが、これである。
本来ノヴレスシリーズにはフロスヴィルトという長剣が用意されていたのだが、アベル・コンドウはそれを用いる事は無く、白兵戦では常にカタナを使っていたと言われる。
カナド人ハーフである操手アベル・コンドウは、当然ながらカナド流刀剣術を修めている。
その彼が自身で用いるため、大枚を払ってカナドよりどうにかこうにか個人輸入した機兵用の数打ちのカタナが、これである。
本来ノヴレスシリーズにはフロスヴィルトという長剣が用意されていたのだが、アベル・コンドウはそれを用いる事は無く、白兵戦では常にカタナを使っていたと言われる。
[通信装置]
機装兵ノヴレスの系列機は、指揮官機として用いられる場合も考慮し、この時代の機体としては過剰なまでの通信管制能力を持たされている。更にノヴレス・フュンフは早期警戒管制機という特質上、その中でも有数の通信機能を保有する。ノヴレス・フュンフは頭部装甲自体が巨大なレドーム状アンテナとなっており、これによりノヴレス・フュンフは乱戦時の魔導炉ノイズ下であっても、かなりのレベルで明瞭に、通信を送受する事が可能である。
機装兵ノヴレスの系列機は、指揮官機として用いられる場合も考慮し、この時代の機体としては過剰なまでの通信管制能力を持たされている。更にノヴレス・フュンフは早期警戒管制機という特質上、その中でも有数の通信機能を保有する。ノヴレス・フュンフは頭部装甲自体が巨大なレドーム状アンテナとなっており、これによりノヴレス・フュンフは乱戦時の魔導炉ノイズ下であっても、かなりのレベルで明瞭に、通信を送受する事が可能である。
[関連機体]
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