機装兵 ガヴラス

[解説]
聖華暦600年代に勃発した第三次聖帝戦争にて、アルカディア帝国で開発された当時最新鋭の試作実験機である機装兵。
優秀な第五世代機兵であり、特殊樹脂や対魔粒子を充填した三重のイシルディン製ハニカム装甲を採用しており、鉄壁の防御力を誇る。
優秀な第五世代機兵であり、特殊樹脂や対魔粒子を充填した三重のイシルディン製ハニカム装甲を採用しており、鉄壁の防御力を誇る。
この機体が開発される、大元となった出来事がある。
アルカディア帝国特別侵攻軍「リッターブルク」少佐シアン・ラス・クーアルと彼の部隊が、カーライル王朝・聖王国の機兵開発計画である聖焔計画の拠点、自由都市同盟領セプテム・レータスを強襲。そこで研究開発されていた聖王国初の第五世代機兵『ノヴレス』の一号機、『ノヴレス・アインス』を小破状態での奪取に成功したのである。
シアン少佐などは奪取した一番機ノヴレス・アインスを、強敵『ノヴレス・ドライ』撃破のために使わせてもらえる様に上司のドゥールハイム・フォン・ザラ上級大将に請願するのだが、更にそれより上のギルファス・フォン・ザラ公爵の決定により、それは退けられる。
ギルファス公爵は、たかだか少数の試作実験機群を潰すよりも、確保した機体を徹底調査して後に繋げる事の方が大事だと判断したのだ。
ギルファス公爵は、たかだか少数の試作実験機群を潰すよりも、確保した機体を徹底調査して後に繋げる事の方が大事だと判断したのだ。
このギルファス公爵の判断が、本機『ガヴラス』開発の契機になった。
合言葉は『『ノヴレス』よりも強く、堅く』である。
合言葉は『『ノヴレス』よりも強く、堅く』である。
『ノヴレス・アインス』は徹底的に分解、部品の1つ1つまで丁寧に調べ上げられた。
そして単なるコピーではなく、帝国版『ノヴレス』と正真正銘言えるだけの機体が、第三次聖帝戦争終盤の聖華暦616年にロールアウトする。これはかの『遅すぎた名機』との二つ名を持つ機装兵『レガトゥス』とほぼ同時期であった。
そして単なるコピーではなく、帝国版『ノヴレス』と正真正銘言えるだけの機体が、第三次聖帝戦争終盤の聖華暦616年にロールアウトする。これはかの『遅すぎた名機』との二つ名を持つ機装兵『レガトゥス』とほぼ同時期であった。
装甲に贅沢に錬金金属イシルディンを使い、また魔導炉や魔力収縮筋なども手に入る最上位の物を使用して建造されたこの機体は、『ガヴラス』と命名される。
外観は実戦投入を急ぐため、開発自体は帝国軍工廠ではあるがジオニスタ重工業系の技術が多数流用されて、頭部の魔晶球はツインアイではなくモノアイ型に、そして機体各所に外部露出したエーテル供給パイプなど、帝国の機体とノヴレスの合いの子的な物となる。
外観は実戦投入を急ぐため、開発自体は帝国軍工廠ではあるがジオニスタ重工業系の技術が多数流用されて、頭部の魔晶球はツインアイではなくモノアイ型に、そして機体各所に外部露出したエーテル供給パイプなど、帝国の機体とノヴレスの合いの子的な物となる。
栄えある一号機は、かのアイオイ・ユークリッドの先祖である暗黒騎士、ガーター黒騎士団創設者である英雄エドワード・ユークリッドに贈られる。聖王国にとっては幸いな事に、終戦間近であった事でその活躍期間は短かったが、実際に見た者たちによれば『凄まじい』の一言であったとされる。
この『ガヴラス』の系譜は、その後も帝国にて脈々と受け継がれて行く。聖華暦700年代のシリウス戦役戦後処理にて帝国がフラタニティ・フレームなどノヴレスMK-Ⅱ関連技術を入手した後には、ツインアイ型でほぼノヴレス系列機に外観も近い後継機種が試作実験機として開発されている。
最終的に、聖華暦808年にはその血筋の最新作、機装兵『レギンレイヴ』初号機がロールアウトした。元をたどれば聖王国の『ノヴレス』から発している流れだが、『ガヴラス』系列の機体はアルカディア帝国に取って、欠く事のできない誇りある機兵となっている。
武装
【レーヴェン・シュトラール】
ガヴラスの一号機に搭載されていたダークライト製の長剣。
赤と黒を基調にした色合いを持つ美しい形状をしている。
赤と黒を基調にした色合いを持つ美しい形状をしている。
[関連機種]
添付ファイル