概要・目的
「打開展開」とは、敵が中央エリアよりも自陣側に防衛線を張っている状態である。
この状態を打開しなければ、負けに直結するので、いかに早く前線を押し上げるかが勝負の分かれ目となる。
この状態を打開しなければ、負けに直結するので、いかに早く前線を押し上げるかが勝負の分かれ目となる。
判断・タイミング
打開展開かどうかは敵の前線の位置で判断するが、おおむねガチエリアよりも自陣側に防衛線を張られている時が打開展開であると判断してよいであろう。
具体的な方法
打開展開でやるべきことには、次が挙げられる。
- クリアリング
自陣側の深い位置まで侵入した敵をキルする、または、下がらせて、自陣の安全を確保する。
- フランク(裏どり)
敵の防衛線をすり抜けて敵陣側に抜けていき、敵が対応しなければならない地点を広げたり、エリアを取り返したりする。
- プッシュ
スペシャルまたは射程の圧力で、敵をガチエリアにインクが届かない位置まで下がらせる。
特に、プッシュにおいては、スペシャルがたまる前にデスしないことと、味方とタイミングを合わせてスペシャルを使うことで、確実にキルを取りに行く、または、敵に前線を下がらせることが重要である。
打開展開で各役割が行う具体的な行動は次のとおり。
- サポート系ジョブ⇒クリアリング
プッシュに必要な陣地=打開ポジションまでの安全を確保する仕事。味方がデスしないように、足場を確保して味方のジョブを支援するサポート系ジョブだが、打開シーンでは敵が近くに潜伏している可能性も高く、さらに復帰ポイントを狙った長距離狙撃の可能性も高いため、より保守的に立ち回る必要がある。
- ヘイト系ジョブ⇒フランク
フランクとは「遊撃」の事で、抑えの陣形を崩して突破口を創ったり、陣形を崩すことで敵の圧力を分散させることを目的としたジョブになる。自分に注目を集めつつ生存するという意味では、ヘイト系のジョブだとイメージすると良いが、角度を散らす分、均衡時よりも孤立することが多くなるため、より高い生存力が求められる。無理をせず、圧力を分散できたら味方に戻ったり、安全地帯に避難するという危機管理が重要。
- アタック系ジョブ⇒プッシュ
プッシュは圧力をかけてラインを上げる=敵を下がらせるような仕事を指す。打開ポジションを安全に確保できたら、基本的は打開ポジションからスペシャルや長射程の圧力をガチエリアに向けて投入することで、敵をキルしたり下がらせて安全にエリアを確保する。敵に圧力をかけてキルを獲るという意味ではアタック系のジョブだとイメージすると良いが、目的はエリアを取り返すことであり、純粋な人数有利が目的の均衡状態と比べると、キルより「圧力をかける」ことに主眼を置いた立ち回りになる。
練習方法
注意点
フランク(裏どり)について
フランクの目的が、敵に複数方向への警戒を強いることだとすると、味方と離れて、大回りでフランクすると、戻ってくる間、ヘイトを集めることができず、また味方は人数不利を強いられることになる。そうならないためにも、できるだけ小回りでフランクし、味方の負担を減らすことが重要である。