概要・目的
チーム内で担うべき役割とその役割が担うべき仕事がある程度整理されていると、スムーズな状況判断や連携に役に立つ。
役割の考え方は、理論的には無限に存在するが、このゲームでは、以下の役割が認知されている(*1)。
役割の考え方は、理論的には無限に存在するが、このゲームでは、以下の役割が認知されている(*1)。
- ヘイト役(タンクフランカー)~敵の注意とインクを自分に向けつつ生存する
- アタック役(アタッカー)~敵の意識外や射程外から一方的にキルを獲る
- サポート役(キャリアー)~エリアを塗ってカウントを進めつつ、足場作りやサブスぺで味方のキル援護も行う
- 役割を持たない(フレックス)~特定の役割を担わずに、味方の足りていない行動を埋める
これらを展開時の行動とともにまとめると以下のようになる。
役割名 | 均衡展開 | 抑え展開 | 打開展開 |
ヘイト役(タンクフランカー) | ヘイト | リソース獲り | フランク |
アタック役(アタッカー) | アタック | キャリーキル | プッシュ |
サポート役(キャリアー) | サポート | エリア管理 | クリアリング |
役割を持たない(フレックス) | 全体で足りない行動を補う |
各プレイヤーは、チームの中で、ブキの構成や他プレイヤーの動きに応じて、上記の役割を意識し行動することが求められる。
また、他の分類方法として次の役割に分けることもできる。
- キル前衛
- 生存前衛
- 中衛
- 塗り後衛
- キル後衛
または、次のように分けることもある。
- 前衛
- 中衛
- 後衛
- 遊撃
判断・タイミング
各役割を担うべき判断・タイミングやそれに基づく行動については、おおむね味方のブキ構成と自分のブキによって決まってくる。よって、初動のブキ確認のタイミングで大体の役割をイメージしておく必要がある。
ただし、実際に対戦が始まってから、味方が思っていた役割を担わないなどもあるので、味方の動きも観察する必要がある。
ただし、実際に対戦が始まってから、味方が思っていた役割を担わないなどもあるので、味方の動きも観察する必要がある。
具体的な方法
ヘイト役(タンクフランカー)
均衡展開 | 抑え展開 | 打開展開 |
ヘイト | リソース獲り | フランク |
- ヘイト役(タンクフランカー)は、「敵の注意を自分に惹きつけて資源を浪費させることで、敵の陣形や計画を崩す」役割。
- 均衡展開にはリスクを引き受けてアウェイ側に侵入して敵のヘイトを自分に集め、味方がアタックしやすい状況を作る。
- 抑え展開には機動力や体力を活かして、敵の足並みを崩したり拠点を潰したりする。
- 打開展開には敵の抑えの陣形を崩すためにサイドや裏に回ってフランクする。
- 耐久力でヘイトを集めるタイプと、機動力でヘイトを集めるタイプがあるが、共通するのは「敵に注目されつつ死なない」という能力が求められる事。
得意武器:クアッドホッパー/キャンピングシェルター/ジムワイパー等
アタック役(アタッカー)
均衡展開 | 抑え展開 | 打開展開 |
アタック | キャリーキル | プッシュ |
- アタック役(アタッカー)は、「人数有利を創り出すことで、前線をアウェイ側に押し込んでいく」役割。
- 均衡展開には味方のヘイトを利用してカバーキルを狙ったり、サポートを活かして潜伏キルを狙ったりする。
- 抑え展開にはリスポーンする敵のキルを狙っていく。
- 打開展開には火力や射程を活かして打開ポジションから安全にプッシュしてキルを狙いつつ、ラインを上げる。
- キルに特化した武器が担当するため、キルが獲れないと荷物になりがち。武器性能を引き出してキルを獲り続ける事が求められる。
サポート役(キャリアー)
均衡展開 | 抑え展開 | 打開展開 |
サポート | エリア管理 | クリアリング |
- サポート役(キャリアー)は「リスクを減らして味方を支援しながら、カウントを進める」役割。
- 均衡展開には足場つくりやデバフで味方のアタックを支援しつつ、時には機動力を活かしてヘイトも集めていく。
- 抑え展開にはリスク管理(フランクに対する警戒)を主軸にしつつ、敵の拠点に対してハラスもかけていく。
- 打開展開にはとにかく安全を確保するためにクリアリングを優先する。
- 塗りに特化しているため火力が低い場合が多く、直接的にキルを担当しづらい分、足場を作ったりサブでカバーを入れたりなど、細かい仕事を大量にこなす必要がある。
役割を持たない(フレックス)
均衡展開 | 抑え展開 | 打開展開 |
全体で足りない行動を補う |
- フレックスは、特化した性能や役割を持たずに、味方の足りていない部分を臨機応変に補っていく役割。
- 全てのシーンにおいて、編成や味方の状況を見て足りていないジョブを判断して実行する。ソロマッチでは、基本的にフレックスを担当するつもりで試合を行う必要があると考えるとよい。
- 機動力と火力の両方を持ち合わせた、尖りの少ないバランスの良い武器が担当する。状況や味方の編成、プレイの傾向などを読み取り、瞬時に最も必要なジョブを実行できる器用さとゲーム理解度が求められる。
前衛・中衛・後衛と分けた時の考え方
+ | ... |
前衛の細かい分類
+ | ... |
練習方法
注意点
役割はあくまでも、一つの行動指針であり、「この役割だからこの行動だけをとる」という固定的なものではない。状況に応じて、その役割にとって例外的な行動をとる必要もあれば、逆に、通常担うべき行動をとらないこともあり得る。
こうしたことから、「とても役に立つが、絶対ではない概念」として、役割を認識しておくとよい。
こうしたことから、「とても役に立つが、絶対ではない概念」として、役割を認識しておくとよい。
ヘイト役(タンクフランカー)
ヘイトを集める際には、1(自分)対複数になるように意識する。そうすることができれば、味方の負担を減らすことができる。
また、ヘイト役がデスしやすいからと言って、当然、デスするものと考えてはならない。ヘイトを集めながらも、できるだけデスを減らす立ち回りをしたい。
また、ヘイト役がデスしやすいからと言って、当然、デスするものと考えてはならない。ヘイトを集めながらも、できるだけデスを減らす立ち回りをしたい。
- 悪いヘイト・良いヘイト
試合中に起こるヘイトの状態は、全部で3パターンある。
①Noヘイト状態(敵にとっての一方的ヘイト状態)
⇒自分だけが気づき、相手がこちらに気づいていない状態
⇒自分有利
⓶相互ヘイト状態
⇒お互いに気づいている状態
⇒基本は均衡、もしくは有利/不利
⇒一部は、『良いヘイト』になる
③一方的ヘイト状態(敵にとってのNoヘイト状態)
⇒相手だけがこちらに気づき、自分は気づいていない状態
⇒自分不利
⇒『悪いヘイト』
【悪いヘイト】
③一方的ヘイト状態にメリットは何もなく『悪いヘイト』と言える。
悪いヘイトは、不意打ちを食らうことになるので、どんなにプレイヤースキルがあっても、一方的にキルされやすい。また、こっちが「意図的に気づかせている訳ではない」ので、そのヘイトが状況を良くするかどうかは運任せになってしまいます。そのため、③「一方的ヘイト状態」は、常に避けるべきである。
①Noヘイト状態(敵にとっての一方的ヘイト状態)
⇒自分だけが気づき、相手がこちらに気づいていない状態
⇒自分有利
⓶相互ヘイト状態
⇒お互いに気づいている状態
⇒基本は均衡、もしくは有利/不利
⇒一部は、『良いヘイト』になる
③一方的ヘイト状態(敵にとってのNoヘイト状態)
⇒相手だけがこちらに気づき、自分は気づいていない状態
⇒自分不利
⇒『悪いヘイト』
【悪いヘイト】
③一方的ヘイト状態にメリットは何もなく『悪いヘイト』と言える。
悪いヘイトは、不意打ちを食らうことになるので、どんなにプレイヤースキルがあっても、一方的にキルされやすい。また、こっちが「意図的に気づかせている訳ではない」ので、そのヘイトが状況を良くするかどうかは運任せになってしまいます。そのため、③「一方的ヘイト状態」は、常に避けるべきである。
【良いヘイト】
『良いヘイト』とは、⓶「相互ヘイト状態」である。ただし、相互ヘイト状態の中でも「限られたもの」だけが、「今の状況を良くする『良いヘイト』」になる。
まず、前提として、「意図してヘイトを買う」のが最重要。その上で、味方の近くでヘイトを買うこと。あるいは、2人以上のヘイトor重要な敵(敵後衛や強い人)のヘイトをデスせずに買うことが、『良いヘイト』を買うということになる。
『良いヘイト』とは、⓶「相互ヘイト状態」である。ただし、相互ヘイト状態の中でも「限られたもの」だけが、「今の状況を良くする『良いヘイト』」になる。
まず、前提として、「意図してヘイトを買う」のが最重要。その上で、味方の近くでヘイトを買うこと。あるいは、2人以上のヘイトor重要な敵(敵後衛や強い人)のヘイトをデスせずに買うことが、『良いヘイト』を買うということになる。
アタック役(アタッカー)
ヘイト役があつめたヘイトを活用できるようにするため、ヘイト役との位置関係には気を付けたい。具体的には、ヘイト役がヘイトを集めている最中に、敵の意識外からキルをとれるような立ち位置がよいだろう。
サポート役(キャリアー)
味方の復帰の起点となることもあり、何よりも生き残る立ち回りを心がける。
また、味方が前線を押し上げてくれている時には、ホコやヤグラといったオブジェクトに積極的に関与すること。
また、味方が前線を押し上げてくれている時には、ホコやヤグラといったオブジェクトに積極的に関与すること。
位置取りについて
いずれの役割についても、味方からの支援を受ける必要があるとともに、同時にキルされないように気を付ける必要がある。そのためにも、離れすぎず、近すぎない位置取りが重要となる。具体的な距離感については、各ブキの射程に依存するが、「味方が攻撃を受けた時にサポートできる位置でできるだけ離れている位置」という認識で良いだろう。