キングドラ

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キングドラ - (2015/12/20 (日) 12:33:37) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/03/21(日) 19:58:44
更新日:2024/04/16 Tue 21:56:11
所要時間:約 8 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに金・銀から登場するポケモン。


図鑑No.230
分類:ドラゴンポケモン
英明:Kingdra
高さ:1.8m
重さ:152.0kg

タイプ:みずドラゴン

抜群:ドラゴン・フェアリー
半減:はがね
1/4:みず・ほのお

特性:すいすい(天候が雨だと素早さが2倍になる)
   スナイパー(急所時ダメージ2.25倍)

種族値
HP75
攻撃95
防御95
特攻95
特防95
素早85

シードラに「りゅうのウロコ」を持たせて通信交換すると進化する。
タッツーの頃から図鑑ではドラゴンポケモンだったが、進化してやっとドラゴンタイプがついた。
カイリューに次ぐ二種族目のドラゴンタイプ。第二世代では唯一の新ドラゴン。

海底洞窟におり、力を蓄えるために眠っている。
目を覚ますと船を飲み込むほどの渦潮が発生するとも言われている。あれ、なんかルギアと似てるような。
台風の季節になると獲物を求めて泳ぎまわる。

見た目は進化前と同じくタツノオトシゴのようだが、背中のトゲはヒレになっている。


・ゲームでのキングドラ


イブキの切り札として有名。

ドラゴンといえば氷技での対策が常套手段なのだが、水タイプにより等倍。水タイプの弱点もドラゴンタイプが補っており、なんと弱点がドラゴンのみ。
この時点でドラゴンタイプの技はほとんど習得できないため、弱点を突くことは難しい。
一致等倍技で攻めるにも、御三家のうち水と炎は1/4にされる。
更に能力値のバランスもいい強敵。

一致水技の威力は強力で、「えんまく」や「りゅうのいぶき」による麻痺で運ゲーも狙ってくる。
はかいこうせん」も強力だがは耐えれば反動で動けなくなるので大きな隙が出来る。
出来ればこの間に一気に畳み掛けたいところ。

HGSSでは「りゅうのいぶき」が「りゅうのはどう」になり、麻痺はなくなったが火力が更に強化されている。

強化版では切り札ではなくなったようだが健在。「あくび」と「れいとうビーム」を覚えている。
しかし何故かドラゴン技が無くなり水タイプで止まる。

エメラルドではジムリーダーアダン四天王ゲンジが使用。
影分身を多用する。


・アニメでのキングドラ


やはりイブキの手持ちとして登場。
サトシピカチュウの電気攻撃を耐えて、サトシをなん…だと……?状態にした。


・対戦でのキングドラ


バランスのとれた種族値にドラゴンタイプの弱点をみずタイプでカバーした弱点の少ない優秀なタイプ。
他のドラゴン達と比べ爆発力には欠けるが、安定した戦法を得意とする。

特性「すいすい」を活かした雨パの主軸が特に有名で別名「雨パの王者」と呼ばれる程。
水とドラゴンの技の組み合わせは攻撃面でも優秀で、どちらも半減以下にできるのはエンペルトヌケニンナットレイぐらい。
雨下一致水技は強力で、『いのちのたま』で更に補強すれば他のドラゴンに引けを取らない。

雨パに目が行きがちだが「ピントレンズ」「きあいだめ」「サンのみ」等を併用したスナイパー型も、運頼りではあるが意表を突くことができる。


他にも自力で「りゅうのまい」を覚え、さらに教え技かタマゴ技で逆鱗も覚えるため龍舞逆鱗の物理型も可。
ボーマンダカイリューガブリアスサザンドラと比べて技が少なく、
攻撃種族値も並だが「こおりのつぶて」等の通常のドラゴン対策が通用しにくいため止められにくいのが魅力。
バトレボでは雨パ以外にキングドラがいたらまずこの型が疑われるレベルだった。
…が、BWでスナイパーがまさかの弱体化。これにより、雨パ以外で使うのがほぼネタになってしまった。

メインウェポンは、特殊なら「なみのり」or「ハイドロポンプ」「りゅうのはどう」or「りゅうせいぐん」。物理なら「たきのぼり」「げきりん」。
サブウェポンは「れいとうビーム」「めざめるパワー
補助技には、前述の「りゅうのまい」以外にも「こうそくいどう」や、自力での「あまごい」「あくび」等がある。

しかし技構成の関係上ヌケニンで止まるのがネック。
どくどく」や「いばる」、めざパ悪等で対策しても良いがヌケニンピンポイントになりがちなので思い切って別に任せるのも手。


また、水とドラゴンは抜群を突きにくく(のこのこ炎や地面、岩が出て来ることはまずなく、ドラゴンは抜群がドラゴンのみ)、
攻撃種族値も95と決して高い水準ではないため、素で使うと意外な程に火力が無い。
先に述べたように「命の珠」で火力増強をしたり、雨乞いと組み合わせたりが出来ないとアタッカーとしては使えなくなる事には気をつけよう。

BWからはニョロトノが夢特性で「あめふらし」という壊れ特性を得た。
「雨パの王者」と呼ばれるこいつに永続雨があったら、どれほど恐ろしいことになるかおわかりだろうか…

  • ひかえめC188振りこだわりメガネ持ちのハイドロポンプでH252エンペルトを確定2発で落とせる。
  • おかげで、まともに耐えられるのがヌケニンやナットレイ、輝石ラッキーなど、ごくわずかしかいなくなる。
  • そのナットレイでさえ、みがわり+かなしばりorあくびによってたやすく封じられる。
  • 「すいすい」のおかげで、スカーフラティでさえこいつを抜かせなくなる。おかげでドラゴン弱点がほとんど機能していない
  • 持ち物によって戦法がかなり変わってくるので、読みづらい。


天候を変えない限り、こんな地獄絵図が終わることなく繰り広げられるのである。ああ恐ろしや。




……さすがにゲーフリもまずいと思ったのか、XYでは

  • フェアリータイプ登場→弱点を突かれるのはもちろん、新たにマリルリに一致技を2つとも半減以下にされる
  • フリーズドライ登場→水タイプに抜群を取れる氷技なので、4倍弱点が登場したことになる
  • 天候変化特性永続→5ターン限定
  • 流星群やハイドロポンプ→威力130、110に弱体化
  • 波乗りや竜の波動→威力90、85に弱体化

と、同じく猛威を奮ったキノガッサに匹敵する勢いで弱体化の集中砲火を食らったのであった。

しかし、すいすい弱体化の一方スナイパーは地味に強化された。
急所自体は2倍から1.5倍になったものの、急所率は上がり、3段階上がれば必ず急所に当たるように。
自分はピントレンズを持たせて相棒のバシャーモが気合い溜めと加速をバトンタッチすれば急所100%の高速キングドラが完成。
威力を落とさず(急所はランクダウンは無視)ドロポンや龍星群が連発できてしまう。
しかも急所とスナイパーでダメージが2.25倍に。これは脅威のひとこと。決まれば恐すぎる。

まぁファイアローでバシャーモは終了だけど。


また、弱体化したとは言え依然雨ドロポンは強力かつメジャーな戦法で、PGLの統計を見てもすいすい持ち特殊グドラの使用率は極めて高い。
キングドラと一緒にニョロトノを手持ちに入れるパーティは多く、ニョロトノで雨を降らせて脱出ボタンで交代、雨下でキングドラ無償降臨。
第六世代ではすいすい型がメジャーすぎて龍舞物理型やスナイパー型はマイナー気味だが、キングドラならすいすい型と思って油断してると痛い目に合う。
積み型は天候に依存しないため時間稼ぎを行っても凌げず、弱点も少ないため積まれた後の一撃突破は地味に難しい。




追記修正よろしくお願いします。

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