キングドラ

登録日:2010/03/21(日) 19:58:44
更新日:2021/05/03 Mon 00:28:52
所要時間:約 8 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに金・銀から登場するポケモン

■データ


全国図鑑No.230
分類:ドラゴンポケモン
英語名:Kingdra
高さ:1.8m
重さ:152.0kg
タマゴグループ:水中1/ドラゴン
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず/ドラゴン

2倍:ドラゴン/フェアリー
1/2:はがね
1/4:ほのお/みず

特性:すいすい(天候が雨だと素早さが2倍になる)
  /スナイパー(急所時ダメージ2.25倍)
隠れ特性:しめりけ(お互いに爆発技と特性「ゆうばく」が無効になる)

種族値
HP:75
攻撃:95
防御:95
特攻:95
特防:95
素早さ:85
合計:540

努力値:攻撃+1、特攻+1、特防+1

タッツーがレベル32でシードラに進化
シードラに「りゅうのウロコ」を持たせて通信交換するとキングドラに進化する。


■概要


タッツーの頃から図鑑ではドラゴンポケモンだったが、進化してやっとドラゴンタイプがついた。
第ニ世代では唯一の新ドラゴン。

海底洞窟におり、力を蓄えるために眠っている。
目を覚ますと船を飲み込むほどの渦潮が発生するとも言われている。あれ、なんかルギアと似てるような。
台風の季節になると獲物を求めて泳ぎまわる。

見た目は進化前と同じくタツノオトシゴのようだが、背中のトゲはヒレになっている。
このため、シードラ時代は「どくのトゲ」だった特性もタッツーと同じ「すいすい」に戻った。
2回目の進化で特性が元に戻るのは他にケッキング系やハハコモリがいる。


■ゲームでのキングドラ系


初代のタッツーは19~21番水道やグレンタウン、ふたごじま等で「すごいつりざお」を使うと釣れる。
だが登場の遅さに加えて戦闘要員としても秘伝要員としても光るものがないので図鑑埋め以外では放置されがち。
敵トレーナーにもこれといった使い手がおらず空気。

金銀ではうずまき島での釣りや「なみのり」中に捕獲可能。
この世代では進化形のキングドラが追加され、カイリューに次ぐ新ドラゴンとして注目を集めた。
ジョウト地方最後のジムリーダーであるイブキの切り札としても有名。

種族値的にもシードラの低いステータスのみを重点的に強化しており無駄がない。
HP・攻撃・特防が上昇し、攻撃面と耐久面の双方とも非常にバランスの取れたステータスとなった。

ドラゴンといえばこおり技での対策が常套手段なのだが、みずタイプにより等倍。
みずタイプの弱点もドラゴンタイプが補っており、なんと弱点がドラゴンのみ(当時フェアリータイプはまだ無い)。
この時点でドラゴンタイプの技はほとんど習得できないため、弱点を突くことは難しい。
一致等倍技で攻めるにも、御三家の内みずとほのおは1/4にされる。
さらに能力値のバランスも良い強敵。

一致みず技の威力は強力で、「えんまく」や「りゅうのいぶき」によるまひで運ゲーも狙ってくる。
はかいこうせん」も強力だが、反動で動けなくなるので耐えれば相手に大きな隙が出来る。
出来ればこの間に一気に畳み掛けたいところ。

HGSSでは「りゅうのいぶき」が「りゅうのはどう」になり、麻痺はなくなったが火力が更に強化されている。
強化版では切り札ではなくなったようだが健在。「あくび」と「れいとうビーム」を覚えている。
しかし何故かドラゴン技が無くなりみずタイプで止まる。

エメラルドではジムリーダーアダン四天王ゲンジが使用し、「かげぶんしん」を多用する。
野生のタッツーは132~134番水道で凄い釣り竿を使うと釣れる。


■アニメでのキングドラ系


タッツーは無印編カスミの手持ちに加わっていた。
しかし戦力というよりはマスコットに近い存在感で、進化もしていない。

シードラはAG編アダンなど数人のトレーナーに使われている。

キングドラはやはりイブキの手持ちとして登場。
サトシピカチュウの電気攻撃を耐えて、サトシをなん…だと……?状態にした。
そして後発のヨルノズクも翻弄する。

その試合はロケット団が起こしたトラブルにより中断され、再戦時にサトシはカビゴンで挑んで勝利した。


■対戦でのキングドラ


バランスのとれた種族値とドラゴンタイプの弱点1つとみずタイプ弱点2つをカバーした優秀な複合タイプを持つ。
攻撃面でも通りが良い組み合わせだが、近年では両方のタイプに耐性を持つポケモンも増えている点に注意。
(エンペルトヌケニンナットレイ、みず/フェアリー複合、くさ/フェアリー複合組が該当する)
他のドラゴン達と比べ爆発力には欠けるが、安定した戦法を得意とする。

特性「すいすい」を活かした雨パの主軸が特に有名で別名「雨パの王者」と呼ばれる程。
雨下一致みず技は強力で、『いのちのたま』で更に補強すれば他のドラゴンに引けを取らない。

運頼みだが、「ピントレンズ」「きあいだめ」「サンのみ」等を併用したスナイパー型も考えられる。 

他にも自力で「りゅうのまい」を覚え、さらに教え技かタマゴ技で「げきりん」も覚えるため龍舞逆鱗の物理型も可。
ボーマンダカイリューガブリアスサザンドラと比べて技が少なく、
攻撃種族値も並だが「こおりのつぶて」等の通常のドラゴン対策が通用しにくいため止められにくいのが魅力。
バトレボでは雨パ以外にキングドラがいたらまずこの型が疑われるレベルだった。
…が、BWでスナイパーがまさかの弱体化。
これにより、雨パ以外で使われることは殆どなくなってしまった。

メインウェポンは、特殊なら「なみのり」or「ハイドロポンプ」「りゅうのはどう」or「りゅうせいぐん」、物理なら「たきのぼり」「げきりん
サブウェポンは「れいとうビーム」「めざめるパワー」「おんがえし」
変化技には、前述の「りゅうのまい」以外にも「こうそくいどう」や、自力での「あまごい」「あくび」等がある。

しかし技構成の関係上ヌケニンで止まるのがネック。
どくどく」や「いばる」「めざめるパワー()」等で対策しても良いがヌケニンピンポイントになりがちなので思い切って別に任せるのも手。


また、みずとドラゴンは抜群を突きにくく(のこのこほのおやじめんいわが出て来ることはまずなく、ドラゴンは抜群がドラゴンのみ)、
攻撃種族値も95と低くはないが極端に高い水準ではないため、素で使うと意外な程に火力が無い。
先に述べたように「いのちのたま」で火力増強をしたり、「あまごい」と組み合わせたりが出来ないとアタッカーとしては使えなくなる事には気をつけよう。

さらにBWからはニョロトノが隠れ特性で「あめふらし」という壊れ特性を得た。

  • ひかえめC188振りこだわりメガネ持ちのハイドロポンプでH252エンペルトを確定2発で落とせる。
  • おかげで、まともに耐えられるのがヌケニンやナットレイ奇石ラッキーなど、ごくわずかしかいなくなる。
  • そのナットレイでさえ、みがわり+かなしばりorあくびによってたやすく封じられる。
  • 「すいすい」のおかげで、スカーフラティでさえこいつを抜けなくなる。おかげでドラゴン弱点がほとんど機能していない
  • 持ち物によって戦法がかなり変わってくるので、読みづらい。


天候が変わらない限り、こんな地獄絵図が繰り広げられることになるのである。ああ恐ろしや。




……さすがにゲーフリもまずいと思ったのか、XYでは

  • フェアリータイプ登場→弱点を突かれるのはもちろん、新たにマリルリに一致技を2つとも半減以下にされる
  • 「フリーズドライ」登場→みずタイプに抜群を取れるこおり技なので、4倍弱点が登場したことになる
  • 天候変化特性永続→5ターン限定
  • りゅうせいぐん」や「ハイドロポンプ」→威力130、110に弱体化
  • なみのり」や「りゅうのはどう」→威力90、85に弱体化

と、同じく猛威を奮ったキノガッサに匹敵する勢いで弱体化の集中砲火を食らったのであった。

しかし、「すいすい」弱体化の一方「スナイパー」は地味に強化された。
急所自体は2倍から1.5倍になったものの、急所率は上がり、3段階上がれば必ず急所に当たるように。
自分は「ピントレンズ」を持たせて相棒のバシャーモがきあいだめとかそくバトンタッチすれば急所100%の高速キングドラが完成。
威力を落とさず(急所はランクダウンは無視)ドロポンや龍星群が連発できてしまう。
しかも急所とスナイパーでダメージが2.25倍に。これは脅威のひとこと。決まれば恐すぎる。


また、弱体化したとは言え依然雨ドロポンは強力かつメジャーな戦法で、PGLの統計を見てもすいすい持ち特殊グドラの使用率は極めて高い。
キングドラと一緒にニョロトノを手持ちに入れるパーティは多く、ニョロトノで雨を降らせてだっしゅつボタンで交代、雨下でキングドラ無償降臨を狙ってくる。

第六世代では「すいすい」型がメジャーすぎて龍舞物理型やスナイパー型はマイナー気味だが、キングドラならすいすい型と思って油断してると痛い目に合う。
特殊受けを出したら物理型で、相性不利だからと交代している間に舞われるなんてことも。
積み型は天候に依存しないため時間稼ぎを行っても凌げず、弱点も少ないため積まれた後の無傷突破は難しい。
舞われたあと1匹落とされようものなら後続には高威力先制技持ちを出さないと落とす前に1発食らいかねない。
中堅で技も能力も飛び抜けた強化はないが、未だに一定の強さを維持しているポケモンである。

また、SMからは「あめふらし」要員としてニョロトノ以外にペリッパーも採用できるようになった。
しかし、現環境はフェアリー天下の時代。ドラゴンタイプのせいで逆に活躍の機会が狭まってしまっている。

え?「しめりけ」型?使用率はお察しください。

第8世代では『鎧の孤島』でタッツー系が再登場したのに伴い、ランクバトルで使用可能になった。
今作では新たに「ぼうふう」「クイックターン」「スケイルショット」「アイアンヘッド」を習得しており、物理・特殊共に技が充実しているが、「めざめるパワー」は削除されてしまった。
ダイマックスとの相性が非常によく、あめふらし要員がいなくても「ダイストリーム」で攻撃しながら自力で雨状態にすることができる上に、最悪すいすいに頼らずとも「ダイジェット」で素早さを上げることができるなど、加速手段が一気に増えた。スナイパー型も高速で殴ることができるようになったのである。
すいすいアタッカーでは数少ないくさタイプが等倍のポケモンであるため、ゴリランダーの「グラススライダー」に出鼻を挫かれることが少ないという利点もあり、アシレーヌやマリルリなど依然として苦手なポケモンは多いものの、前世代よりはかなり立場が改善された。
地味なところでは「うずしお」を金銀・HGSS以来に習得。イメージ優先の部分もあるが、あくびなどと組み合わせれば起点にすることもできる。


■進化前 シードラ


全国図鑑No.117
分類:ドラゴンポケモン
英語名:Seadra
高さ:1.2m
重さ:25.0kg

タイプ:みず

2倍:くさ/でんき
1/2:ほのお/みず/こおり/はがね

特性:どくのトゲ(接触技を受けた時、3割の確率で相手をどく状態にする)
  /スナイパー(急所時ダメージ2.25倍)
隠れ特性:しめりけ(お互いに爆発技と特性「ゆうばく」が無効になる)

種族値
HP:55
攻撃:65
防御:95
特攻:95
特防:45(初代のみ95)
素早さ:85
合計:440

努力値:防御+1、特攻+1


まだ小柄だが、この形態でも身体を回転させることで漁船すら飲み込む激流を作り出せる。
また尖ったひれの先から猛毒を分泌しており、刺されると痺れたり、気絶することもある。
珊瑚の枝の隙間を棲家とするため、珊瑚を獲ろうとした際に刺されてしまう者もいる。
被害に遭う状況が多いという点では進化後よりも厄介な存在かもしれない。
何かと毒が強調されているが、どく複合ではない。

防御・特攻・素早さの種族値が進化後と同等なので奇石型が考案されたことも。
主に物理系ドラゴンを「れいとうビーム」で狩り、他の物理アタッカーには「ねっとう」でやけどを狙う。
進化後にはない特性「どくのトゲ」も役割と噛み合っており、積み技対策の「クリアスモッグ」もある。
ただ、火力と耐久の調整が難しく中途半端になりがちで回復技を持たないのが辛い。

ちなみに金銀で特防が下がっており、進化することでやっと数値が元に戻る。
進化形を追加した分、中間形態は弱めにすることでバランスを取ろうという判断だったのだろうか?

初代では最終進化形だったが、本編と同様対戦でもこれといった特長がなく完全に埋もれていた。
下手すると全ポケモンの中で最も地味な存在だったかもしれない。

LPLEでは、何とあのギャラドスを差し置いてワタルの初手となった。
そしてはかいこうせんを覚えている。

追記・修正よろしくお願いします。

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最終更新:2021年05月03日 00:28