登録日:2010/03/21 Sun 19:58:44
更新日:2023/06/03 Sat 09:31:39
所要時間:約 8 分で読めます
海底洞くつに 住んでいる。キングドラが 身動きすると 巨大な 渦潮が 生まれる。
出典:ポケットモンスター、88話『トライアルミッション!深海潜水調査団!!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
■データ
全国
図鑑No.230
分類:ドラゴンポケモン
英語名:Kingdra
高さ:1.8m
重さ:152.0kg
タマゴグループ:水中1/ドラゴン
性別比率:♂50♀50
特性:すいすい(天候が雨だと素早さが2倍になる)
/スナイパー(急所時ダメージ2.25倍)
隠れ特性:しめりけ(お互いに
爆発技と特性「ゆうばく」が無効になる)
種族値
HP:75
攻撃:95
防御:95
特攻:95
特防:95
素早さ:85
合計:540
タッツーがレベル32でシードラに
進化。
シードラに「
りゅうのウロコ」を持たせて通信交換するとキングドラに進化する。
■概要
タッツーの頃から図鑑ではドラゴンポケモンだったが、進化してやっとドラゴンタイプがついた。
第ニ世代では唯一の新ドラゴン。
海底洞窟におり、力を蓄えるために眠っている。
目を覚ますと船を飲み込むほどの渦潮が発生するとも言われている。あれ、なんか
ルギアと似てるような。
台風の季節になると獲物を求めて泳ぎまわる。
嵐が来ると海面に上がってくるため、そこで
カイリューと出会うと激しいバトルになる。
アニメによればカイリューの声を聴くだけで即戦闘態勢になるレベル。
見た目は進化前と同じくタツノオトシゴのようだが、背中のトゲはヒレになっている。
このため、シードラ時代は「どくのトゲ」だった特性もタッツーと同じ「すいすい」に戻った。
2回目の進化で特性が元に戻るのは他に
ケッキング系や
ハハコモリ系がいる。
■ゲームでのキングドラ系
初代のタッツーは19~21番水道やグレンタウン、ふたごじま等で「すごいつりざお」を使うと釣れる。
だが登場の遅さに加えて戦闘要員としても
秘伝要員としても光るものがないので図鑑埋め以外では放置されがち。
敵トレーナーにもこれといった使い手がおらず空気。
種族値的にもシードラの低いステータスのみを重点的に強化しており無駄がない。
HP・攻撃・特防が上昇し、攻撃面と耐久面の双方とも非常にバランスの取れたステータスとなった。
ドラゴンタイプとしては珍しい通信進化で、りゅうのウロコがあれば任意のタイミングで進化できる。
といっても初出の第二世代では野生のタッツーorシードラが2%の確率で持っているものをどろぼうするか、
スリバチやまのたきのぼりで入れるエリアで拾うかの二択しかないため、準備はそれなりに手が掛かる。
ドラゴンといえば
こおり技での対策が常套手段なのだが、みずタイプにより等倍。
みずタイプの弱点もドラゴンタイプが補っており、なんと弱点がドラゴンのみ(当時フェアリータイプはまだ無い)。
この時点でドラゴンタイプの技はほとんど習得できないため、弱点を突くことは難しい。
一致等倍技で攻めるにも、
御三家の内みずとほのおは1/4にされる。
さらに能力値のバランスも良い強敵。
一致みず技の威力は強力で、「えんまく」や「りゅうのいぶき」による
まひで運ゲーも狙ってくる。
「
はかいこうせん」も強力だが、反動で動けなくなるので耐えれば相手に大きな隙が出来る。
出来ればこの間に一気に畳み掛けたいところ。
HGSSでは「りゅうのいぶき」が「りゅうのはどう」になり、麻痺はなくなったが火力が更に強化されている。
強化版では切り札ではなくなったようだが健在。「あくび」と「れいとうビーム」を覚えている。
しかし何故かドラゴン技が無くなりみずタイプで止まる。
■アニメでのキングドラ系
タッツーは
無印編で
カスミの手持ちに加わっていた。
しかし戦力というよりはマスコットに近い存在感で、進化もしていない。
シードラは
AG編の
アダンなど数人のトレーナーに使われている。
キングドラはやはりイブキの手持ちとして登場。
サトシの
ピカチュウの電気攻撃を耐えて、サトシを
なん…だと……?状態にした。
そして後発の
ヨルノズクも翻弄する。
うずまきカップ1回戦でサトシの対戦相手ツリオの手持ちポケモンとして登場。この回で、ワニノコに口を塞がれた弾みでハイドロポンプの水が体内に蓄積し破裂寸前の水風船へと化すほどパンパンに膨れ上がってしまうというイケメンのキングドラにしては珍しい無様な姿が見られる。
その試合はロケット団が起こしたトラブルにより中断され、再戦時にサトシは
カビゴンで挑んで勝利した。
『
新無印』88話『
トライアルミッション!深海潜水調査団!!』にも登場。
『プロジェクト・ミュウ』から「野生のキングドラを捕まえよ」というトライアルミッションが届いたゴウがキングドラをゲットするために海底洞窟にまで来た。
ゴウがサトシのカイリューの声で誘き寄せたはいいものの、海中ではキングドラが圧倒的に有利で
インテレオンも成す術はなかったが、
タマンタがれいとうビームでキングドラの周囲を凍らすことで身動きを封じ、
ゲットした。
■対戦でのキングドラ
バランスのとれた種族値とドラゴンタイプの弱点1つとみずタイプ弱点2つをカバーした優秀な
複合タイプを持つ。
攻撃面でも通りが良い組み合わせだが、近年では両方のタイプに耐性を持つポケモンも増えている点に注意。
(
エンペルトや
ヌケニン、
ナットレイ、みず/
フェアリー複合、くさ/フェアリー複合組が該当する)
他のドラゴン達と比べ爆発力には欠けるが、安定した戦法を得意とする。
特性「すいすい」を活かした
雨パの主軸が特に有名で別名「雨パの王者」と呼ばれる程。
雨下一致みず技は強力で、『いのちのたま』で更に補強すれば他のドラゴンに引けを取らない。
運頼みだが、「ピントレンズ」「きあいだめ」「
サンのみ」等を併用したスナイパー型も考えられる。
他にも自力で「りゅうのまい」を覚え、さらに教え技かタマゴ技で「げきりん」も覚えるため龍舞逆鱗の物理型も可。
ボーマンダや
カイリュー、
ガブリアスに
サザンドラと比べて技が少なく、
攻撃種族値も並だが「こおりのつぶて」等の通常のドラゴン対策が通用しにくいため止められにくいのが魅力。
バトレボでは雨パ以外にキングドラがいたらまずこの型が疑われるレベルだった。
…が、
BWでスナイパーがまさかの弱体化。
これにより、雨パ以外で使われることは殆どなくなってしまった。
メインウェポンは、特殊なら「
なみのり」or「ハイドロポンプ」「りゅうのはどう」or「
りゅうせいぐん」、物理なら「たきのぼり」「
げきりん」
サブウェポンは「れいとうビーム」「
めざめるパワー」「おんがえし」
変化技には、前述の「りゅうのまい」以外にも「こうそくいどう」や、自力での「
あまごい」「あくび」等がある。
しかし技構成の関係上ヌケニンで止まるのがネック。
「
どくどく」や「いばる」「めざめるパワー(
炎)」等で対策しても良いが
ヌケニンピンポイントになりがちなので思い切って別に任せるのも手。
また、みずとドラゴンは抜群を突きにくく(のこのこほのおや
じめん、
いわが出て来ることはまずなく、ドラゴンは抜群がドラゴンのみ)、
攻撃種族値も95と低くはないが極端に高い水準ではないため、素で使うと意外な程に火力が無い。
先に述べたように「いのちのたま」で火力増強をしたり、「あまごい」と組み合わせたりが出来ないとアタッカーとしては使えなくなる事には気をつけよう。
さらにBWからは
ニョロトノが隠れ特性で「あめふらし」という壊れ特性を得た。
- ひかえめC188振りこだわりメガネ持ちのハイドロポンプでH252エンペルトを確定2発で落とせる。
- おかげで、まともに耐えられるのがヌケニンやナットレイ、奇石ラッキーなど、ごくわずかしかいなくなる。
- そのナットレイでさえ、みがわり+かなしばりorあくびによってたやすく封じられる。
- 「すいすい」のおかげで、スカーフラティでさえこいつを抜けなくなる。おかげでドラゴン弱点がほとんど機能していない。
- 持ち物によって戦法がかなり変わってくるので、読みづらい。
天候が変わらない限り、こんな地獄絵図が繰り広げられることになるのである。ああ恐ろしや。
……さすがにゲーフリもまずいと思ったのか、
XYでは
- フェアリータイプ登場→弱点を突かれるのはもちろん、新たにマリルリに一致技を2つとも半減以下にされる
- 「フリーズドライ」登場→みずタイプに抜群を取れるこおり技なので、4倍弱点が登場したことになる
- 天候変化特性永続→5ターン限定
- 「りゅうせいぐん」や「ハイドロポンプ」→威力130、110に弱体化
- 「なみのり」や「りゅうのはどう」→威力90、85に弱体化
と、同じく猛威を奮った
キノガッサに匹敵する勢いで弱体化の集中砲火を食らったのであった。
しかし、「すいすい」弱体化の一方「スナイパー」は地味に強化された。
急所自体は2倍から1.5倍になったものの、急所率は上がり、3段階上がれば必ず急所に当たるように。
自分は「ピントレンズ」を持たせて相棒の
バシャーモがきあいだめと
かそくを
バトンタッチすれば急所100%の高速キングドラが完成。
威力を落とさず(急所はランクダウンは無視)ドロポンや龍星群が連発できてしまう。
しかも急所とスナイパーでダメージが2.25倍に。これは脅威のひとこと。決まれば恐すぎる。
また、弱体化したとは言え依然雨ドロポンは強力かつメジャーな戦法で、PGLの統計を見てもすいすい持ち特殊グドラの使用率は極めて高い。
キングドラと一緒にニョロトノを手持ちに入れるパーティは多く、ニョロトノで雨を降らせてだっしゅつボタンで交代、雨下でキングドラ無償降臨を狙ってくる。
第六世代では「すいすい」型がメジャーすぎて龍舞物理型やスナイパー型は
マイナー気味だが、キングドラならすいすい型と思って油断してると痛い目に合う。
特殊受けを出したら物理型で、相性不利だからと交代している間に舞われるなんてことも。
積み型は天候に依存しないため時間稼ぎを行っても凌げず、弱点も少ないため積まれた後の無傷突破は難しい。
舞われたあと1匹落とされようものなら後続には高威力
先制技持ちを出さないと落とす前に1発食らいかねない。
中堅で技も能力も飛び抜けた強化はないが、未だに一定の強さを維持しているポケモンである。
また、
SMからは「あめふらし」要員としてニョロトノ以外に
ペリッパーも採用できるようになった。
しかし、現環境はフェアリー天下の時代。ドラゴンタイプのせいで逆に活躍の機会が狭まってしまっている。
え?「しめりけ」型?使用率はお察しください。
第8世代では『鎧の孤島』でタッツー系が再登場したのに伴い、ランクバトルで使用可能になった。
今作では新たに「ぼうふう」「クイックターン」「スケイルショット」「アイアンヘッド」を習得しており、物理・特殊共に技が充実しているが、「めざめるパワー」は削除されてしまった。
ダイマックスとの相性が非常によく、あめふらし要員がいなくても「ダイストリーム」で攻撃しながら自力で雨状態にすることができる上に、
最悪すいすいに頼らずとも「
ダイジェット」で素早さを上げることができるなど、加速手段が一気に増えた。
スナイパー型も高速で殴ることができるようになったのである。
すいすいアタッカーでは数少ないくさタイプが等倍のポケモンであるため、
ゴリランダーの「グラススライダー」に出鼻を挫かれることが少ないという利点もあり、
アシレーヌやマリルリなど依然として苦手なポケモンは多いものの、前世代よりはかなり立場が改善された。
地味なところでは「うずしお」を金銀・HGSS以来に習得。イメージ優先の部分もあるが、あくびなどと組み合わせれば起点にすることもできる。
■進化前 シードラ
全国図鑑No.117
分類:ドラゴンポケモン
英語名:Seadra
高さ:1.2m
重さ:25.0kg
タイプ:みず
2倍:
くさ/
でんき
1/2:ほのお/みず/こおり/はがね
特性:どくのトゲ(接触技を受けた時、3割の確率で相手を
どく状態にする)
/スナイパー(急所時ダメージ2.25倍)
隠れ特性:しめりけ(お互いに爆発技と特性「ゆうばく」が無効になる)
種族値
HP:55
攻撃:65
防御:95
特攻:95
特防:45(初代のみ95)
素早さ:85
合計:440
努力値:防御+1、特攻+1
サンゴの 枝の すき間に 潜って 眠る。 シードラに 気づかず サンゴを 取ろうとして 毒の トゲに 刺されてしまう ことが ある。
まだ小柄だが、この形態でも身体を回転させることで漁船すら飲み込む激流を作り出せる。
また尖ったひれの先から猛毒を分泌しており、刺されると痺れたり、気絶することもある。
珊瑚の枝の隙間を棲家とするため、珊瑚を獲ろうとした際に刺されてしまう者もいる。
被害に遭う状況が多いという点では進化後よりも厄介な存在かもしれない。
何かと毒が強調されているが、
どく複合ではない。
防御・特攻・素早さの種族値が進化後と同等なので
奇石型が考案されたことも。
主に物理系ドラゴンを「れいとうビーム」で狩り、他の物理アタッカーには「ねっとう」で
やけどを狙う。
進化後にはない特性「どくのトゲ」も役割と噛み合っており、
積み技対策の「クリアスモッグ」もある。
ただ、火力と耐久の調整が難しく中途半端になりがちで
回復技を持たないのが辛い。
ちなみに金銀で特防が下がっており、進化することでやっと数値が元に戻る。
進化形を追加した分、中間形態は弱めにすることでバランスを取ろうという判断だったのだろうか?
初代では最終進化形だったが、本編と同様対戦でもこれといった強みがなく下手すると全ポケモンの中で最も地味な存在だったかもしれない。
弱点の少ない水単の最終進化形の中では素早さがトップタイかつ特殊は同速の
ゴルダック以上だがメジャーなアタッカーの大半より遅く、そもそも
エスパーが実質弱点無しなので
スターミーの方があらゆる面で優秀。
また進化前だが
ニョロゾよりは遅い。
追記・修正よろしくお願いします。
- しかしそのフリーズドライ自体、対戦に使うには素の威力が低すぎて、キングドラ(+パルキア)相手に関する限り、それなら他の仮想敵も視野に入れて流星群か逆鱗に冷Bか吹雪、雪雪崩、それか氷柱系入れた方がやりやすかったりするから俺的にフリーズドライの登場はキングドラ的にはそこまでヤバくない印象(威力が90以上なら危なかったかも) -- 名無しさん (2013-11-07 04:59:59)
- ↑まあ、これ以上強化したら冷Bが食われかねないから仕方ないかも -- 名無しさん (2013-11-07 07:56:08)
- むしろ天候永続がなくなったから第4世代みたいにキングドラ自身に雨乞い仕込まないと結構キツいと思う。いくら技が優秀でも雨振ってないと -- 名無しさん (2013-11-07 08:30:16)
- ↑×2四倍付ける相手にタイプ一致で撃つ、又は撃つと読み合いさせるわざだから…… -- 名無しさん (2013-11-07 08:32:16)
- 雨の非永続化は脱出トノで何とか それよりもマリルリで止められたり、アローに縛られたりするのが辛い -- 名無しさん (2013-11-07 10:54:19)
- みんな不意打ち撃ってくるせいで辛い -- 名無しさん (2014-07-28 03:11:55)
- こいつが600族だったらよかったのにというスレッド見たことあるが、こいつが600族だったら実際どうなっていただろうな? -- 名無しさん (2014-09-03 01:18:03)
- ↑ABCDが15ずつ上がると思う。 -- 名無しさん (2014-09-04 22:55:14)
- 牝のキングドラにイブキって名前つけて、可愛がってます。 -- 名無しさん (2014-12-02 20:11:51)
- ピカチュウの電撃はドラゴンで弱点じゃなくなってたのにカビゴンの冷凍パンチは効果抜群扱い -- 名無しさん (2014-12-02 20:30:51)
- 何気一番好きなポケモン タツノオトシゴの姿からみず・ドラゴンタイプを連想するとは…と小学生のころ感心してたなぁ -- 名無しさん (2014-12-06 12:50:23)
- 金銀の頃は存在感抜群だったけど、いつのまにか影薄くなった気がする -- 名無しさん (2014-12-08 00:15:34)
- 金銀出身ポケモンで唯一の新規ドラゴンタイプ。 -- 名無しさん (2015-06-04 11:09:54)
- スナイパー型はドロポンや龍星群はたまに命中しない事もあるから不安定ではある。 -- 名無しさん (2015-12-20 12:31:36)
- スナイパーが弱体化されたのはコイツのせいか? -- 名無しさん (2015-12-20 12:33:37)
- 弱体化の集中砲火されたけどガッサと違ってピンポイントじゃないし、こいつのせいで弱体化された訳じゃない -- 名無しさん (2015-12-23 15:52:45)
- キングドラはドラゴンタイプや天候パ、特殊技の強さがそのまま出てたから、それらが弱体化されたせいで動きづらくなった印象。ピンポイントってイメージはないかな -- 名無しさん (2015-12-23 16:04:13)
- バランスがいい種族値のポケモンは器用貧乏になりがちだがキングドラは特性や複合タイプが優秀だからあまりそう言われんよね。 -- 名無しさん (2016-07-11 19:54:45)
- かつてはドラゴンゆえの強さって感じだったけど今は逆にドラゴンが足引っ張ってる気がする 実際に今じゃルンパッパの方が主流になってるし -- 名無しさん (2017-06-28 01:19:09)
- 初期のすいすい以降追加されていく特性が弱体化していっている珍しいポケモン -- 名無しさん (2019-05-04 11:08:47)
- タッツー「みんな ボクのこと たっつぁんって よぶんだよ?」 -- 名無しさん (2022-03-11 18:17:32)
- シャリタツ「先輩!DLCでスカバイに来てください」 -- ポケモン複合タイプタグつけよう教 教祖 (2022-12-05 13:56:45)
最終更新:2023年06月03日 09:31