ハングリーバーガー(遊戯王OCG)

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ハングリーバーガー(遊戯王OCG) - (2023/02/09 (木) 15:27:24) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/02/05(土) 13:45:29
更新日:2024/04/21 Sun 13:57:25
所要時間:約 4 分で読めます





とっておきの料理をご馳走するぜぃ!
ご馳走はご馳走でも毒入りのご馳走さー!

《ハングリーバーガー》

闇属性/星6
儀式
ATK/2000・DEF/1850
「ハンバーガーのレシピ」により降臨。場か手札から、星の数が合計6個以上になるようにカードを生け贄に捧げなければならない。


遊戯王OCGに登場した儀式モンスター。
大きく口をあけたハンバーガーのイラストが目を引く。食うのか、食われるのか、よくわからないモンスター。
初期の儀式モンスターの例にもれず、頼りないステータスに加えて、特に特殊能力もない。

エクストラデッキ最盛期の現在から見ると、正に誰得なカード…だが………

何故にアニヲタWikiでこんな奴の項目があるのか。
それは、こいつの魅力がATKやDEF、ましてや特殊能力にあるからではない。こいつの魅力は、その種族にある。

こいつ なんと……


戦士族である











戦士族である





戦士族である









なん…だと……?




デュエリストにとっては、ダーク・ダイブ・ボンバーが禁止か否か、と同じくらい大事なことなので2回言いました。

OK、まずは一度落ち着こう。
よく考えたらこんな美味しそうな奴が戦士族なわけがないよね。


古参デュエリストの諸君はハングリーバーガーの1枚や2枚は持っているだろう。
使わないカードの入っている引き出しを開けて、奥で佇む大口開けたハンバーガー野郎の種族を見てみようじゃないか。

そこにはなんと書いてある?














戦士族である
※これは変態です




……分かった、こいつぁエラーカードだ。
そう言えば昔、戦士族と書かれた人喰い虫のエラーカードが出回ったよな。

そう考えた君はすかさずPCを立ち上げ、本家Wikiや画像検索で、ハングリーバーガーを検索にかけるであろう。

そして、こいつの種族はなんと書いてある?






























\やぁ!/

               ト、 ト 、/:.i ト、/{
               |ヽ\!ヽ ヾ:.| i リ i |イi
              トヽ、\ヽ、ヽ:|  |///
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         , ィ'´⌒`v'´ _ | `7/ |  `v‐=- 、
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     /∠   /    ニニユ              !ヽ、
  / ̄/ / TT{   , -‐'´ i       -‐大―  ‐- 、 ト、
/    | i i ヽ-‐‐'´    |        / ヽ、    ヽ、 ー 、
      ヾヽ/-‐' ヽ __/`ヽ __  イ   入      i   ヽ
`-'--―'´     }   ィ‐'T ̄ヽ、  彡|  ノ  `‐‐-r  ヽ ./ニヽ
             ト {  ⊥   }   彡! /       ヽ  / /./_\
             ヽ {'´ { `‐ }   /          `-┴-、〃 _ ',
              } }- 个ー-{    {               \//ヽ、
              ├==―-┴―:.┤                }    ヽ、
             /i三二三二二―-{                 〈  、ヽ、 ',
            /、二ニ―――:. ̄:.:.}                 } 〈 ヽ、ヽ !
           /:.:.:.ヽ、__:.-‐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i                 ヽノ しヽ \
          /、:.:.:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-ニニ{                     しヽノ




※戦士族である




…これが現実だ。


改めて断言しておくが、こいつは戦士族である。

そのイラストから、どう見ても悪魔族、一歩譲ってもアンデット族であろう。
イラストや名前だけでこいつを戦士族と判断出来る人はまず、いないだろう。
もしもいたら、その人こそが真のデュエリストだ。

キモイルカやマタンゴも戦士族らしくない戦士族の筆頭であるが、あいつらはまだいい。
武器を持ったり格闘をしたりする腕はあるし、少なくとも戦士っぽい動きは出来る。
……がハングリーバーガーは口をがっちょんがっちょんさせるしかないのである。
正直、人喰い虫が実は戦士族でした、と言う方がまだ頷ける気がする。

ハングリーバーガーは存在がエラー。

こんな奴が戦士族…だと……?



では、何故に戦士族なのか?真面目に考察してみよう


~仮説その1~

ハングリーバーガーは実は超良い奴説

ハングリーバーガーが、良い奴過ぎて、悪魔族にするには忍びなかったのでは?と言う説。
例えば、日々町をパトロールして、困った人を助けたり、お腹を空かせた子供のために自分の体を食べさせてあげたり……

正に戦士。ん?顔がパンで出来た連中がマントをはためかせて飛んでくる、ちょっと行ってくる。


~仮説その2~

コックが戦士族説


専用儀式魔法《ハンバーガーのレシピ》のイラストの料理人が戦士族なのでは?と言う説。
なるほど、料理は作り手の魂を反映するってことか!!

……なに?料理人自身も悪魔族にしか見えない?

……料理が上手な人に悪人はいないんだよ!!

それにしてもこの料理人、小指立てすぎである


~仮説その3~

イラストのハングリーバーガーは真の姿じゃない説
実は、カードのイラストに写っているハングリーなバーガーの姿は仮初め!

真の御姿は筋骨隆々!頼もしい戦士なのさぁ!!


~仮説その4~
某ハンバーガーショップの歴史から抹消された某警官の末路説

その昔、某ハンバーガーショップでは名物の道化師のキャラクター以外にも様々なマスコットキャラクターが活躍していた。
しかし、その中でいつの間にか登場しなくなり歴史から抹消されてしまった警察官のキャラクターが存在した……

このキャラクター、「子供をメインターゲットにしたマスコットキャラに誰かを監視するようなイメージのものは不適切」という理由で、
経営陣にその存在を抹消されたというウワサがまことしやかに囁かれているのだが、その警官のなれの果てがコイツではないかという説が……

ん?誰か来たようだ…どちらさm


ラ ン ラ ン ル ー ! !









………………誰か追記よろ

まあ、ここまで仮説立てておいてなんだが、多分、大した理由なく適当に戦士族にされたんだと思う、うん。
初期のカードだし。

それに、戦士族だからこその実戦的なメリットもあることにはある。
儀式モンスターにも関わらず切り込み隊長で守れたり、戦士の生還で使い回せたりとかね!

ユーフォロイドファイターに融合してユーフォーの上に乗っけてみるのもいいだろう。
見た目、プレートに乗せられたハンバーガーである。

ドラゴン族シンクロと融合すれば波動竜騎士 ドラゴエクィテスになれる!
……竜…騎士?

他には神秘の中華なべで文字通り調理してもいいだろう。逆にこのハングリーなバーガーに食べられる恐れがあるが、ビジュアル的には問題無し。
おい、調理済みのものを調理するなって思ったやつでてこい。

まあ、六武衆対策のパペットプラントに取られたり、戦士抹殺されたりろくな目には遭わない気がするが……

真面目に運用するなら、儀式魔神達をいれたルイン系のデッキに投入してみて、対戦相手を驚愕させるくらいだろう。
攻撃力2000なのでドライトロンでも出しやすいよ!!



なお世界には『クッキング流』というこのカードを駆使した調理召喚デッキの流派が存在する。
相手のカードのコントロールを奪いこのカードの素材としてクッキング。
次の瞬間にはレッド・デーモンズ・ドラゴンになったり、ドラゴエクィテスの素材にされたりとこのカードの持つすべての利点を利用したデッキである。


ちなみにDM2等初期のゲーム作品での《ハンバーガーのレシピ》発動に必要なモンスターは
《牛魔人》(獣戦士族
《B・プラント》(悪魔族)
《グリグル》(植物族
…うん、間違っても食したくない。牛と植物は分からなくもないがバイオって何よバイオって…。

ついでに真DM2では「戦闘で獣族を一方的に破壊する」「トゥーン地形で強化される」の2つの効果を得ている。
トゥーン地形で強化されるモンスターはコミカルなモンスター達…コミカル…か?



遊戯王デュエルリンクスでのハングリーバーガー

初期儀式モンスターとしてリンクス次元にも参戦したハングリーバーガー。
ドロップカードとして手に入るが、はっきり言ってリンクス次元でもこのステータスの儀式モンスターは扱いにくい。
また上述したOCGでのサポートたりうるカードもリンクス次元には存在しないので、他を差し置いて採用する必要性は愛がなければゼロ。

……なのだが、このハングリーバーガーなんと、


海馬モクバが使用する


そう、まさかの原作ネタ導入である。

展開の都合『遊戯王デュエルモンスターズ』では最後のデュエル以外全カットされたDEATH-T編での一幕が元ネタ。


〜知らない人向けのネタ解説〜

その話とは遊闘26「死のロシアン・ルーレット」。
文庫版では3巻のハナを務める。

完全に海馬にとってのヒロインと化しており人物的にもかなりまともになっているDMのモクバと比べて、
原作初期のモクバは社長共々完全なクソ野郎であり、これ以前にカプモン対決を闇遊戯と行い敗北している。
※ちなみにその時にモクバの取り巻きに対して王様がいった言葉が「きたねえ手でパズルにさわんじゃねえ!クソガキ!」である。

そしてその雪辱を果たすため、ストリートファイター(東映版CV:檜山修之)との一件後の遊戯と城之内を、
海馬ランド(DEATH-T)落成式の前夜祭への招待という面目で海馬邸に案内した際に、(海馬に独断で)ご馳走と称して、
「ルーレット式のテーブルに置かれた食べ物を食べて毒入りに当たって先に倒れたほうが負け」という「死のロシアン・ルーレット」を決行する。

この頃はまだ海馬兄弟と深く面識が無かったこともあり、そんなゲームとは思わずにお子様ランチを食した城之内で苦しんでしまう、
実はモクバはイカサマを仕掛けており、城之内に毒入りお子様ランチを食べさせたのも遊戯を怒らせてもう一人の遊戯を呼び出すためだった。

そして出現した王様と戦うことになるのだが、王様はその強運であたりを引き当てたうえ、
モクバのイカサマは緊張感なくプレイしたことで当然のように王様には見抜かれ、千年パズル(物理)によって装置を破壊される。
最終的にはイカサマ無しの運の勝負を挑まれ王様に敗北、自分が毒入りの食べ物を食す事になる。

そして、その時の食べ物が「ハンバーガー」である
ちなみに他のメニューは「お子様ランチ」「ホットケーキ」「スパゲティ」「ピザ」「チョコパフェ」そして「ハンバーガー」であり、
城之内が「お子様ランチ」、王様が「スパゲティ」「ホットケーキ」、モクバが「チョコパフェ」「ハンバーガー」を食した(ピザは余った)。


なお、それだけであり、別に原作にハングリーバーガーが出たとかの事実はない。

なのに専用ボイス、専用カットインまで入っている気合いの入りよう
また、ご丁寧にデッキの中の他のモンスターは

《牛魔人》
《B・プラント》
《グリグル》
《キラー・トマト》
青眼の白龍》(兄サマからの借り物)

である。

もう一度言うが、モクバとハングリーバーガーに特に接点はなく、ハンバーガーつながりと言うだけである。
なんという優遇……ッ
しかもよく考えたらこれ自分が食って死にかけた食べ物である。
普通のハンバーガーすらトラウマになりそうな体験をしたのにそれを嬉々として使う辺り、モクバもあの男の弟なのだろうと実感させられる…。

余談だがハンバーガーが大好物のキャラも原作にいる。主人公の武藤遊戯である







ハングリーバーガー「ネタにハングリーです!追記・修正宜しく!」

子供達「ウウワアァアァアアアアアア!シャベッタアアアアアアアアアア!」

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