波動竜騎士 ドラゴエクィテス(遊戯王OCG)

登録日:2013/10/17 Thu 20:26:07
更新日:2025/04/12 Sat 15:03:17
所要時間:約 7 分で読めます






『これが今の俺の導き出した結論だ!』

スターダスト・ドラゴン!!ジャンク・ウォリアー!!お前たちの力をひとつに!
融合召喚!!

現れろ!!


波動竜騎士 ドラゴエクィテス!!


OCGにおけるテキスト

星10/風属性/ドラゴン族/攻3200/守2000
ドラゴン族シンクロモンスター+戦士族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、墓地に存在するドラゴン族のシンクロモンスター1体をゲームから除外し、
エンドフェイズ時までそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る事ができる。
また、このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、
相手のカードの効果によって発生する自分への効果ダメージは代わりに相手が受ける。


《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》とは現時点で不動遊星が使用した唯一の融合モンスターである。
墓地のドラゴン族シンクロモンスターの効果と名前をコピーできる効果と効果ダメージをそっくりそのまま跳ね返す効果を持つ。


vsチームユニコーンのジャン戦において不動遊星が「(対機皇帝とアクセルシンクロに対する)今の俺が導き出した結論」として使用。
自身の二大エースモンスターである《ジャンク・ウォリアー》と《スターダスト・ドラゴン》を融合素材とし、
ライディングデュエル専用融合魔法カード《Sp-スピード・フュージョン》により融合召喚された。

前述のとおりアクセルシンクロ(及び機皇帝)に対する現段階でできる遊星の答えであり、
シンクロモンスターを融合素材とし、機皇帝に吸収されない融合モンスターである。

チームユニコーン三沢ブレオによると遊星はこのカード以外の融合召喚したことはなかったらしい。(本人曰くジャンクデッキだしね)

vsジャン戦においてはデュエル自体のフィニッシャーにはジャンの戦略でなれなかったが、
このカードの召喚によりジャンに遊星相手にデッキ破壊だけでは勝てないと思わせ、遊戯王シリーズ初の反射ダメージでの勝利に貢献した。
(ぶっちゃけ不名誉な気がしなくもない)

ちなみにこの決闘ではOCG視点で見るとかなりおかしな面が多く、アニメ再現は不可能(そもそもライディングデュエルだけどね)


対機皇帝を想定してデッキに入れていたが、アクセルシンクロを習得したので機皇帝とは戦っていない。


というかこの後一度も登場していない


シンクロ対策なら効果モンスターである《スターダスト・ドラゴン/バスター》で充分だったとかいわない

一応、あくまで遊星がこのモンスターを使ったのはアクセルシンクロに対する答えのためなので、
シンクロを二体素材にするこのカードでなければ意味はなかったのだが。さすがのアンチノミーさんも少し落胆していた(ように見えなくもない)。

アニメ公式サイトでは究極の融合モンスターと呼ばれている。ドラゴン族と戦士族との融合モンスターにしては珍しく乗っただけ融合ではない。

前述の通り一度きりの登場なのだがタッグフォースではムービー及び専用台詞が用意されていたりと非常に優遇されている。
DUEL TERMINALでこのカードを召喚すると、空中に飛び上がった後着地し、攻撃の際は飛翔して槍を投げつけるという派手な演出がなされる。

登場は一度きりとはいえ弱くない効果、遊星が使用した融合モンスターということで一定の人気は得ている。



OCGでは



素材の縛りはゆるめで効果も悪くない。また固定ステータスも高い。
融合モンスターとしてはかなり高性能なモンスターと言えるだろう。

とはいえ、わざわざ自分でドラゴン族シンクロモンスターをフィールドに用意して
それを融合してまで使いたいかといわれるとなんともいえない。

使うのであれば融合効果を持つドラゴン族シンクロモンスターの《ドロドロゴン》を利用したい。
戦士族を横に並べるだけですぐに出せるようになるので【X-セイバー】や【六武衆】辺りのシンクロ主体の戦士族デッキなら無理なく出せる。

また、自分で素材をそろえても別に構わないが、せっかくなら相手モンスターを素材にできる《超融合》を活用したい。

ドラゴン族シンクロモンスター自体はいまでも多くのデッキで見かけるほか、
戦士族モンスターも比較的ポピュラーな存在なので融合の機会は多い。

その点と、戦士族モンスター中心で、属性を融合素材にする融合モンスターの存在から
《超融合》を無理なく採用できるE・HEROデッキとも相性がいい。

一応全属性融合HEROはそろってはいるが、素のスペックが3200と高くバーンメタもあるので一枚忍ばせると意外と役に立つ。
ただし、戦士族サポートは共有できない点に注意。《デブリ・ドラゴン》採用型ならばうまくマッチングできるだろう。
また《スターライト・ロード》を採用するというのもありだろう。

それ以外では墓地融合可能な《ミラクルシンクロフュージョン》や《龍の鏡》を使用するのもあり。
ただし、コピー効果は墓地のドラゴン族シンクロを必要とする都合上、墓地の素材を除外するこの二枚との相性は若干悪いので注意。

墓地のドラゴン族シンクロモンスターを除外してその名前と効果を得る効果は、相手の墓地を対象にすることもできる。
S召喚成功時など、発動タイミングが限られる《ブラック・ローズ・ドラゴン》や《氷結界の龍 トリシューラ》などはコピーする意味が薄いが、
自由に発動できる《ダークエンド・ドラゴン》《スクラップ・ドラゴン》《レッド・デーモンズ・ドラゴン》などはコピーした効果を有効活用できる。

また、カードコンセプトとしてはおまけ程度ではあるが、単純に墓地利用を封じる効果として使うことも可能。
効果使用して墓地に存在する相手の《スターダスト・ドラゴン》を復活前に除外してやると爽快だろう。
《超融合》で《シューティング・クェーサー・ドラゴン》を奪われたあげく効果コピーされたら、相手はマジ笑えない。


よってこのモンスターを採用するのであれば先ほどの【E・HERO】を筆頭に

青眼龍轟臨で強化されたことでカイバーマンと伝説の白石から出せるシンクロドラゴンを素材にでき、融合も無理なく入れられる【青眼の白龍
○ドラゴン族シンクロモンスターかつ相手のEXデッキを破壊できる《ドラグニティナイト-トライデント》のある【ドラグニティ】(ドラグニティの場合は同時にこのカードは天敵でもある)
○ドラゴン族シンクロモンスターを多数召喚することのできる【デブリ・ドラゴン
○シンクロモンスターを大量展開でき、《ジャンク・シンクロン》とウォリアー系に戦士族が多い【シンクロン】
戦士族である《ハングリーバーガー》を有効活用できる【ハングリーバーガー】

ドラゴエクィテス特化型でなければこれらが主流となるだろう。
EXデッキに空きがあるのであればシンクロタイプの【フォトン】にも入れられるが、まぁ、そこは好みで



無論、戦士族であるジャンクシリーズやスターダストなどが入る遊星デッキでも引っ張りだこ・・・・・・











































ではない






現実には遊星の再現デッキでも殆ど居場所はない
アニメで何度も登場し活躍していた《シューティング・スター・ドラゴン》
いいところで出てきて華麗に決めていく《セイヴァー・スター・ドラゴン》

これら比べると影が薄いためである。
遊星デッキを組む人も多くが(リミットオーバー)アクセルシンクロ狙いになりがちで、
《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》の融合召喚を狙ったデッキを組む人はあまり多くない。

後述することもあるが、どちらかと言えば『十代デッキ』に採用する人のほうがはるかに多い。


ちなみにアニメ遊星のデッキにはシンクロモンスターのドラゴンが4体しかいないため効果コピー能力はとても使いにくい。
遊星が使うならレベルを下げて《セイヴァー・スター・ドラゴン》か《シューティング・スター・ドラゴン》をシンクロしたほうがよい。


一応このカードも切り札級モンスターなのだが、珍しくコナミ補正による劣化を受けず、むしろOCG化の際に強化されている。
そのため状況にあわせて《ゲール・ドグラ》で好きなシンクロドラゴンカードをコピーするという猛者もいる。

おそらく遊星の持つモンスターのなかで一番発音が難しいモンスター。
アニメCM問わずさまざまなキャラがこの《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》の名をしゃべったが、
皆「エキテス」だとか「エクテス」と発音していた。

クィである。クィーンのクィである。クィディッチのクィである。



攻撃名は「スパイラル・ジャベリン」
ダメージを跳ね返す効果は「ウェーブ・フォース」



























二次創作において


余談となるがアニメでは一度きりの登場にもかかわらず、二次創作では絵、動画、小説、SSではかなりの頻度でよく出てくる。
主に融合主体のGX時代を扱ったり、十代を登場させたうえでシンクロする作品に登場することが多い。

理由としては以下の点があげられるだろう。


1.単純に十代のデッキとの相性が良い
相手にするにしても自分が使うにせよ、E・HEROかつ《超融合》を持つ十代ならばこのモンスターを出すのはたやすい。
さらにいえば沼地の魔神王を採用する創作物も多いので前述した《デブリ・ドラゴン》型ならばグングニールあたりも出しやすい。

敵が十代であるならばこちらも同じことが言えるうえ、《ユベル》相手には効果が全く生かされないという地味に嫌なこともできる。

2.E・HERO ネオスやNo.39 希望皇ホープと融合するスターダスト
つまりは新旧主人公エースモンスター同士の融合である。
これに燃えないという人は中々いないだろう。・・・いないよね・・・?

特にGXならば覇王十代という闇堕ち状態があるので、ネオスとスターダストの融合で絆を取り戻すという展開も可能なのである。

3.バーンメタ効果がアニメ展開と相性がいい
効果ダメージを相手に跳ね返す・・・一見地味な効果だが、それ故にいろいろな展開を繰り広げることが可能であるのだ。
例えば

「《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》で攻撃!スパイラル・ジャベリン!!」
「くっ、だがこの瞬間、罠発動ッ! 受けた戦闘ダメージの倍のダメージをお前に与える!」

「それはどうかな、《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》第二の効果!
 相手による俺自身への効果ダメージが発生した時に発動! そのダメージを俺は受けず、代わりにお前がそのダメージを受ける!」
「な、なんだと……ッ」

とか

「俺は《マジカル・エクスプロージョン》を発動!このカードは自分の手札が0枚の時に発動する事ができ、
 自分の墓地に存在する魔法カードの枚数×200ポイントダメージを相手ライフに与える!
 俺の墓地には魔法カードが20枚!よってお前に4000ポイントのダメージだ!!」
「ふっ、それにチェーンして《超融合》を発動!場の二体のモンスターを融合!
 現れろ!《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》!!」
「なっ!?」
「こいつのモンスター効果によりその4000ポイントのダメージはお前が受けてもらう」
「ぐわああ」

一例なので割と適当に書いたが、テキストをよく見ない世界観の遊戯王ではバーンメタ効果はこういった表現で幅を広げることもできるのだ。

















良項目への向かうための追記・修正はまだ解き明かせてはいない・・・だがこれが、今の俺が作り上げた項目だ!




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最終更新:2025年04月12日 15:03