ジョジョの奇妙な冒険

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ジョジョの奇妙な冒険 - (2019/03/29 (金) 17:53:14) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/04/19(月) 09:31:04
更新日:2024/04/11 Thu 20:20:10
所要時間:約 8 分で読めます


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はっきりいうと、この作品のテーマはありふれたテーマ―
生きること 」です。
対照的なふたりの主人公を通して、ふたつの生き方を見つめたいと思います。
「人間」と「人間以外のもの」との闘いを通して、 人間賛歌 をうたっていきたいと思います。
この作品がみなさんに喜びを与え、気に入ってもらえますように。

――それでは、どうぞ。

~「ジョジョの奇妙な冒険」第1巻 巻頭コメントより



二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めた。
一人は泥を見た。
一人は星を見た。



荒木飛呂彦作、1987年から週刊少年ジャンプで連載を開始した漫画。
2012年に連載25周年を迎え、100巻を超えるボリュームを誇るロマンホラー漫画の金字塔。
掲載雑誌は第七部「スティール・ボール・ラン」からウルトラジャンプに移籍し、現在は第八部「ジョジョリオン」を連載中。
奇妙な因縁を持つ「ジョースター家」の血を継ぐ者が主人公として物語が展開されていき、各部ごとに主人公や舞台、時代が変わっていく。


基本的にはバトル漫画。第1部と第2部では波紋、第3部からはスタンドという能力を扱う。
だがバトル漫画にありがちなインフレがあまりなく、智謀を巡らせて弱点を探ったり、心理戦を繰り広げたりと、どちらかと言うと頭を使った戦闘描写が多い。
(むしろ第3部から第4部に移る過程でインフレを意図的に避けたとか)
能力バトル漫画の金字塔といわれる。


特色として、まず絵柄が濃い。時に若干グロいシーンなどが混じる事もあって、より人を選ぶ。
だが、一度感性と合えばハマること請け合い。特にネットなどではあらゆるシーンがネタとして取り扱われており、ファンのことをジョジョラーと称することも。

セリフなどに独特の言い回しを使い、語尾に「ッ」をつけたり、「じゃないか」を「じゃあないか」と一貫して表記していたり、
「仲間に敵からの一時撤退を必死に訴える」気持ちを「試験終了直前まで必死に問題を解いている受験生」の気持ちに例えるなど、緊迫した場面でも日常的な比喩を使ったり、
緊張感のある場面では「ゴゴゴゴゴ」や「┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛」といった擬音がどこからともなく発生したりと、非常に個性的。

カバーイラストなどでかっこいいが関節構造を無視したようなポーズをキャラがとる事も多く、通称ジョジョ立ちと呼ばれる。


全編通して「人間賛歌」をテーマとしており、考えさせられるシーンも又多い。



各部紹介

19世紀イギリスが舞台。波紋篇第一弾。
主人公ジョナサン・ジョースターの前に、ジョースター家の養子として入ってきたディオ・ブランドーが現れる。
ある日、ディオは石仮面を使って吸血鬼となる。ジョジョはそれに対抗すべく、「波紋」を習得する事に……。
連載時タイトルは「ジョナサン・ジョースター その青春」。


舞台は第1部の50年後。波紋篇第二弾。
はるか昔に石仮面を作った一族の末裔、『柱の男』たちが現代に蘇り、自分たちを不老不死にする『エイジャの赤石』を求めて行動を始めた。
ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターは、生まれつきの「波紋」と知略を武器に、仲間たちと共に『柱の男』たちに立ち向かう。
連載時タイトルは「ジョセフ その誇り高き血統」。


第2部からさらに50年後。
100年の時を越えて、かつてジョナサンに倒されたディオ・ブランド―……吸血鬼「DIO」が蘇った。
ジョセフの孫である空条承太郎は、DIO復活の影響で命の危機に陥った母を助けるべく、
自らに発現した「幽波紋」(スタンド)を用い、祖父や仲間たちと共にDIOの待つエジプトを目指す……。
連載時タイトルは「未来への遺産」。 


第3部から10年後、地方都市である杜王町が舞台。
ジョセフになんと隠し子がいた事が発覚し、その孫である承太郎が代理として杜王町を訪れた。
その隠し子こと東方仗助は、町に戻ってきた連続殺人鬼に殺された警察官の祖父の遺志を受け継ぎ、
母親と杜王町を守るため、町で次々と起こる「スタンド」が関係する奇妙な事件を仲間たちや承太郎と共に解決していくが……。


2001年のイタリアが舞台。
DIOの息子ジョルノ・ジョバァーナは、ある日マフィアと諍いを起こしてしまう。
しかし、過去の経験から「ギャング・スター」に憧れを抱いていたジョルノは、子供にも麻薬を流すマフィアを正すため、
自身を狙ってきたマフィア「パッショーネ」に入団することを決め、夢への第一歩を踏み出した……。


2011年アメリカが舞台。
空条承太郎の娘、空条徐倫は、彼氏に罪をなすりつけられ、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に入ることに。
だがそれは承太郎を狙った罠であり、敵によって承太郎は仮死状態になってしまう。
承太郎を救うため、また「天国」を目指すプッチ神父を阻止すべく、徐倫は立ち向かっていく……。


1890年、サンディエゴビーチからニューヨークに至る賞金5000万ドルの壮大な米国横断騎馬レースが開催された。
だが、このレースはファニー・ヴァレンタイン大統領による聖人の遺体を回収するという目的も孕んだレースであった。
ジャイロ・ツェペリジョニィ・ジョースターの二人は、各々の目的を果たすためにタッグを組み、
レースの優勝(ジャイロ)と遺体の収集(ジョニィ)を目指し、様々な競走相手や大統領の刺客と戦いながら、二人でアメリカを駆け抜ける……。
なお、本作の世界観はプッチ神父の能力による「一巡後の宇宙」である。
ただし作者によると「パラレルワールド」と見てもかまわないとの事。


2011年の杜王町が舞台。現在連載中。
東北地方太平洋沖地震当日深夜、突如地面から隆起した「壁の目」により、ライフラインの一部が遮断された。
そして「壁の目」で広瀬康穂に発見された記憶喪失の青年――後に東方定助と名付けられた彼は、記憶を求めて奔走する。
死亡したという人物「吉良吉影」、定助の身元引受人である東方家も何らかの謎を秘めているようだが……?
なお、第7部と同一世界観であり、「スティール・ボール・ランレース」などの第7部と関連した用語が出てくる。



~代表的な擬音~
本作はストーリーや絵だけでなく、要所要所で現れる「擬音」も見所の一つである。
そのバリエーションの多さと音感は、シーンのみならず作品自体に深みを与えるのに一役買っていると言っても過言ではない。

  • ゴゴゴゴゴ→何かが迫っている音
  • ┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛→何かが迫っている音
  • パゥロォォォォ→暗い洞穴を風が通り抜ける音
  • メメタァ→カエルの上から岩を殴る音
  • グッパォン→階段の途中で膝に裂傷を負い吹っ飛ぶ音
  • ズキュゥ―z_ン→キスの音
  • ガ オ ンッ→物質を消し飛ばした音
  • ボムギッ!→自転車で猫(のオモチャ)とぶつかってしまった時の音
  • ウジュル→身体を何者かが乗っ取った音
  • コォォォォォォォォ!→波紋を練る際の呼吸音

~代表的なセリフ回し~
独特の秀逸なセリフ回しも魅力の一つである。




だが断る
















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