石仮面(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日:2011/12/11 (日) 22:27:36
更新日:2020/05/04 Mon 19:47:28
所要時間:約 9 分で読めます





ドッギャァ―z_ン
『血は生命なり!』


石仮面とは『ジョジョの奇妙な冒険』第一部・第二部に登場するキーアイテム。

⚫概要

一面にヒビが走る、石でできた仮面。小さな口唇から長い上犬歯が飛び出している。
人血をかけると骨針が飛び出し、装面した者の脳に突き刺さる仕組みになっている。
この骨針は対象を殺さず、突き刺した脳から潜在能力を覚醒させる。作中では脳を「押す」と表現される。脳をプッシュされた生き物はより強力な生き物───人間ならば吸血鬼であれば150倍のパワーを持つ吸血馬、そして柱の闇の一族ならば…───になるという代物。

●本編以前

開発者はカーズ様
カーズ様は、「柱の闇の一族」の脳にはさらなる能力が眠っていること、それを開放できれば、
太陽を克服した「究極生物」になれる事を発見し、そのための道具として「石仮面」を作成した。
しかし、初期型の石仮面では「柱の闇の一族」の不死身の身体と脳の強大な潜在能力を「押し出す」には
パワー不足だった(後述するが、究極のものではなくとも、新しい能力を「押し出して」入手する事はできたようだ)。

解決策として、カーズ様は宝石「エイジャの赤石」を石仮面に組み込み、それが生み出す光エネルギーで
仮面のパワーを増強する方法を発明した。
十分な大きさと純度の赤石を調達できれば、石仮面は「柱の闇の一族」の脳をも「押し切る」パワーを持つであろう。
彼らがそのエイジャの赤石(スーパー・エイジャ)を欲したのはその為。彼ら専用の石仮面も存在する。

ジョジョの歴史上では初めて使われたのはメキシコのアステカ文明とされる。
ただし、カーズ様が開発時に実験台としてそれ以前から人間に使用している可能性は高い。
実は人間が吸血鬼化したのは最初は全くの偶然だった。
しかしながら、その高いエネルギーとカロリーは普通の人間を食す以上のパワーを柱の男達に与え、いつしか柱の男の食料となった。


⚫経緯

物語の発端となる品は、後にジョナサン・ジョースターの師となるウィル・A・ツェペリメキシコで発見したもの。ウィルが、学者である父親の遺跡発掘調査に同行した時に偶然掘り出した品物だった。
これが巡り巡ってジョースター家にたどり着き、考古学を学んでいたジョナサンが研究していた。
これは幼少の頃にディオとの喧嘩が原因で骨針が作動し、これを目撃していた為に研究対象として興味が沸いた模様。
亡き母が旅行先でかつて買ったものであるため、思い入れがあったようである。

一方のディオもこの動作を目撃しており、当初は処刑の器具だと思い込んでいたため、これを利用してジョナサンの殺害を目論む。
しかし、食屍鬼街(オウガーストリート)で実験台にした男が吸血鬼化したことによって強大な能力を得られることを知り、石仮面を通して人間をやめることを決意。
第一部の大きな転機となる。
この後、ウィンドナイツ・ロットでディオを撃破し、石仮面はハンマーで砕かれ物語を終えた。

…かに見えたが…。

◆その後

スピードワゴンが体一つで油田を掘り当て、SPW財団を設立したのは表向きは医療・自然保護・考古学等の研究寄与だが、
真の目的はこの石仮面の研究とジョースター家支援の為。

第二部ではサンタナの遺跡に大量の石仮面が張り付いており、
ナチスSS少佐シュトロハイム指揮の下、不死の研究材料としてサンタナごと回収し、実際に老人に使用している。
ただしこれは単に不老不死を求めていただけではなく、ナチスが「柱の男」の情報を掴んでおり、
その危険性から対抗策を調べ上げる為のものだった。

第五部の小説『恥知らずのパープルヘイズ』でもシュトロハイムが処分し切れなかった石仮面が登場。
これが麻薬チームの切り札になるはずだったが……

原作で特に印象的なアイテムである事から、仮面はもちろんのこと、キーホルダー、クッション、ペンケース、Tシャツなど数多くのグッズが販売されている。
特に1~2部を扱ったグッズでは、キャラクターよりも石仮面の方がグッズ化に恵まれており、困惑してるファンも多いとか。


●吸血鬼

ジョジョにおける吸血鬼の特徴は従来の一般的なイメージである犬歯が異常発達し、首に噛み付いて血を吸う事だけではなく、指先を相手に付きたてて血を吸い上げることも可能。
勿論。
身体能力も人間の比ではなく、第二部のスピードワゴンの発言からのデータでは、
  • 跳躍力5~8m
  • 拳の瞬間破壊力2000~4000kg平方cm(脚部はその3倍)
また、スト様は疲弊してたこともあるが、
  • 指圧235kg平方cm
となっている。

また、人間を屍生人(ゾンビ)に変化させるエキスを生成することが可能で、
人間に注入することによって屍生人と化させ、手下にすることが出来る。

ちなみに、第三部においてヴァニラ・アイスヌケサクはディオ様から「血を受けることによって」吸血鬼(厳密には屍生人)化している。
第一部では既に死んでいる人間を屍生人化させているが、同じ方法を使ったのだろう。

更に肉体の変異(体毛の針化)や体液の操作(空裂眼刺驚)、人間の体液の気化冷凍も可能で
無機物(壁やドア)との同化も出来る模様。その能力は知能やセンスなどによりある程度個体差があるのかもしれない。

生命力も凄まじく、例え肉体が破壊されても頭部(脳)さえ無事なら死なない。
また、他者の頭部を切断し、肉体を乗っ取ることが可能。(例:ジョナサン・スティクス神父

なお、あくまで脳の覚醒化による肉体の変化であって、生物としては人間のまま。
例として三連コロネことディオの息子ジョルノなどは吸血鬼の特性を継いでいない。
また、屍生人エキスも任意で生成可能のようで、このお陰でジョセフは第三部ラストで輸血を受け、蘇生することが出来た。

●弱点

完全な不死ではなく、
  • 太陽光を浴びる(特に紫外線が弱点)
  • 頭(脳)を一瞬で破壊される
  • 再生が追いつかない程のダメージを断続的に受ける(火災とか)
のいずれかで死亡する。
再生自体にもかなりのエネルギーを必要とするため、スト様は細切れになった状態からの復活でかなり疲弊しており、
ディオも火災後に(今まで食ったパンの数くらい)多くの人間の血を吸うことによって再生している。

波紋法は太陽エネルギーと同質かつ、直接拳や武器を通じて打ち込む能力の為、吸血鬼にとって天敵とも言える。
これはザ・ワールドが発現したとはいえディオ様にとって弱点なのには依然変わりなく、
ジョセフ戦では拳打やスタンド攻撃ではなく建造物の飛散や投げナイフの攻撃で波紋を無力化している。
ちなみに吸血鬼化しても波紋は使えることは使えるが、相反するエネルギーに肉体が耐えられず、崩壊してしまう。

もうひとつの弱点として、このような特別かつ致命的弱点が生まれるにも関わらず
それらに関する知識も、本能的警戒感も一切供給されない事が挙げられる。
下記のW・A・ツェペリの父や浮浪者の老人はその典型例だが、ぶっちゃけ夜明け直前に吸血鬼化してしまえばその場で滅びてしまうし、
波紋法の使い手に初見殺しを喰らう可能性は非常に高い(むしろ、波紋法の使い手はそれを狙うべきだ)。

弱点とは少し違うが、石仮面はパワーを与えるが、素の頭の出来は本人そのままである。むしろ傲慢さや油断がスキを生む可能性すらある。石仮面で得たパワーをどう理解し使いこなすか、敵の攻撃に即時対応できるかどうかは、装着者の資質次第。
この点でやはりディオは別格と言えよう。


●使用者(作品登場順)

  • 『族長』
ジョジョ第一話冒頭で使用してたアステカ民族の 族長(オサ)
太陽の民なのに太陽光浴びたら死ぬじゃんとか突っ込み禁句。
滅亡した原因もそこらへんにあるのかもしれない。
アニメに於いてはサンタナに喰われた事が示唆されている。

  • 浮浪者の老人
食屍鬼街(オウガーストリート)の住人で、ディオがジョナサンの殺害を目論んでた頃に実験台にされた被害者。
「老いぼれのじじい」だったが、石仮面を被った事で吸血鬼化した上に若返った。そのまま暴走してディオを殺しかけたが、日の出により消滅。
名も無きモブに過ぎない一方でディオは彼の一部始終を見た事で「石仮面を被った人間は吸血鬼となる」「吸血鬼は日光に弱い」といった事を知ったわけで、
そういう意味では結構重要な人物でもある。
全くの余談だが、若返った彼は結構なイケメン。しかも気品もありそう。一体どういう人生で浮浪者に落ちぶれたのだろう…

第一部のもう一人の主人公で、第三部のラスボス。詳しくは該当項目参照。

  • ウィル・A・ツェペリの父
誤って被った結果が発掘隊全滅だよ! 息子を手にかける直前に太陽光を浴び、消滅。
しかしこのことが切欠でツェペリさんは妻子を残して対抗策を探す旅に向かい、波紋法を身に付ける。
…いいか?ツェペリさんに妻子は居たからな?

腐女子大好き皆のスト様。年を追うたびにかつてのディオの強さに憧れ、「柱の男」(サンタナ)の遺跡にあった石仮面を使用して吸血鬼化。
その後ジョセフの資質を危惧し、始末しようとするも、予めエリナからディオの能力を聞かされてたジョセフの機転により敗北。
ジョセフに「柱の男」の脅威を伝え、若返った充実感を持ったまま波紋法の呼吸を行い、自壊した。
ちなみに空裂眼刺驚(スペースリバースティンギーアイズ)の名付け親だが、
技名を知らないはずのドラマCD版ディオ様(CV若本)が普通に言っている。後で調査したのだろうか?

  • 数日前まで病弱で歯もなく今にも死にそうだった老人
シュトロハイム指揮下で行われたナチスの実験で石仮面を被せられた人。
何処ぞの部族っぽい姿をしている。
サンタナと戦わさせられるが、食われて乙った。
「AGOGAHHH」
ちなみに彼の頭の中には爆弾が仕込まれており、どの道乙る運命だった。哀れ。

  • 鋼線(ワイアード)のベック
元々恋人を絞め殺した脱獄囚だったけど逃亡中カーズ様が石仮面で仲間にしてくれたズラ。
一人でカーズ様の部屋の門番を任されていたから、カーズ様配下の吸血鬼では実力者な方ズラ。
クラッカーヴォレイは駄目にしたけど、その後リサリサとか言う美人のマフラーで瞬殺されたズラ。
髪とか自分の体毛を針に変えられるズラ。
オーノーだズラ。

  • 百人の吸血鬼軍団
カーズ様によって永遠の命を授かった選ばれたる者とのこと。実際は犯罪者たちで単なる手駒で食料なんですけどね。
外道成分多目でワムウやカーズに粛清された奴らもいる。
北斗の拳におけるモヒカンや後半の修羅的ポジションで、カーズの命令でジョセフに襲い掛かるが、
シュトロハイム率いるナチス親衛隊の紫外線照射装置ィィィィィィィィィ!!で蹴散らされ、
最終的に日の出によって全滅した。

どうも馬用の石仮面も存在しているらしく、吸血馬としてジョセフとワムウの戦車戦に用いられた。
軽い波紋でも操作可能。

  • カーズ様
我らがウィンウィン様。
ジョセフに敗北後、密かにエイジャの赤石をセットした石仮面を装着し、
紫外線照射装置ィィィィィィィィィ!!を浴びることで究極生物へ進化した。

なお、アニメ版の回想シーンではカーズ様が赤石の付いていない石仮面を被り、不完全な進化を遂げている。
本編に登場する4人の柱の男は、柱の闇の一族が中途半端に進化した形態であったということだろうか。

カーズ様とエシディシ様がいくら優れた戦闘者とは言え、たった二人だけで一族を滅ぼすことができたのも、太陽にある程度耐性が出来たのも、
石仮面によってそれだけ他の一族と能力に差が付いていたということかもしれない。

その証拠となるかは不明だが、回想シーンでは『太陽に当たると消滅してしまう』と説明があった為、元々の闇の一族は吸血鬼に近い種族だったようである。(上記の通り、カーズ様達は石化してしまうとはいえ、太陽にある程度なら耐性がある)
つまり吸血鬼化した人間は『擬似・闇の一族』であるとも解釈できる。
そしてカーズ様達と戦うシーンでは、普通になどの武器を使っていた為、一般の闇の一族には『流法(モード)』はない模様。おそらく前述の不自然な進化によって身につけたものと思われる。













本人曰く波紋法との事だが、波紋法は若返るわけではなく老化を抑える能力。
それに対して彼は明らかに若返っており、ウルトラジャンプ後書きでも「血を吸いたい」と言った旨の発言をしている。
更に紀元前3000年頃から生存していると言う文献も存在し、吸血鬼どころか究極生物の可能性g


ズキュン ズキュン






『我はついに手に入れたぞ!!』
『永遠の追記・修正を!』

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