デュエルディスク

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デュエルディスク - (2017/08/11 (金) 15:22:44) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/26(木) 14:43:13
更新日:2024/03/18 Mon 20:40:29
所要時間:約 16 分で読めます














デュエルディスクとは、決闘者の盾である。

















デュエルディスクとは、遊戯王シリーズに登場するアイテム。
基本的に腕にはめて使用し、デュエルディスクの上にカードを置くとカードに描かれたモンスターの立体映像が出現する。
遊戯王シリーズでプレイヤーが操り戦わせているモンスターは、基本的にデュエルディスクにより表示されている立体映像である。

本来カードゲームとは卓上で行うものであるが、必然的にプレイヤーの動きは小さくなるため、漫画として絵的な盛り上がりに欠ける。
デュエルディスクの「発明」により、遊戯王シリーズは「カードゲームを立って行う」という新境地を獲得。
プレイヤーに大胆な動きをさせることが可能になった。
ある意味、カズキングが生み出した最も偉大なアイデアかもしれない。


遊戯王におけるデュエルディスク


原作版

王国編にて海馬が遊戯達の前に降り立った際に初披露した。見た目はカップ焼きそば……とは城之内の談。


円形のカードを置くディスクとこれまた円形のデッキをセットしたり、
ライフを表示するディスクの2つで構成されており、両者は糸で結ばれている。

外見はこんな感じ

中央と四方向にカードをセットする場所があり、

/□\
□■□
\□/

■には、その時に戦うモンスターを、□にはそれ以外の手札をセットする。
そして、バトル時にはディスクを飛ばして回転させ、ディスクからモンスターを立体化させる。

エキスパート・モード時は手札も立体化し、手札の枚数やモンスターの数が制限され、手札にも攻撃可能になる。
海馬コーポレーションにルールを勝手に変更する権限があるとは思えないのだが…

尚、モンスター同士のバトルに負けたり、失った手札はディスクから弾き飛ばされて放置プレイ
風とか吹いたらやってられない。
というか、遊戯VS海馬の際は思いっきり狭い高所でやっていた上、
文字通り破天荒な戦いの風が渦巻いていたのだが大丈夫だったのだろうか。


使われたのは、城之内VS海馬、遊戯VS海馬(エキスパートを使用)の2回のみで、いずれも(過程はどうあれ)、海馬が勝利している。

本来はペガサス用に持ってきたもの。
このデュエルディスクでは、全ての手札がソリッドビジョンとして表示されるので身を隠せる。
キースとトムの戦いを目撃し、ペガサスの驚異的な洞察力を目の当たりにしていた海馬は
「イカサマか何か怪しげな力かはわからないが姿を見せなければ通用しないだろう」
と思い立ち、これを開発したのだった。

マインド・スキャンは相手を直接見ないと効果がないので、立体化した手札で姿を隠せるディスクは良い対抗手段だった。
だが、ペガサスは「運動は苦手」と嘯き、このディスクを人形状態のモクバに使わせての代理デュエルを持ちかけたことで、
海馬にディスクを使ってのデュエルを断念させた。この為、初期型ディスクがペガサス戦で使われることはなかった。

ちなみに、カイザー海馬が腕につけていたのはコレ。



その後、時は流れ、バトルシティ編の少し前。

海馬はカードを置く部分もデッキ挿入部分と一体化した次世代型デュエルディスクを作り上げた。

みなさま、ご存知のコレである。

カードが剣ならデュエルディスクは盾
という遊戯王内外で有名な標語はコレで産まれた。
「盾じゃなくて鞘だろ」とか思った奴は表出ろ。

プレート状の部分にカードを置くスペースが5ヶ所あり、青いところにデッキをセットしたりライフを表示するパネルがある。
また、板とデッキホルダーを繋ぐスペースには墓地にあたるエリア(カードセメタリー)があり、墓地行きのカードはそこに入れる。
尚、カードを置くスペースはモンスター魔法罠共通。つまりカードは5枚しか置けないのである。
にも係らずマリクあたりは明らかに6枚以上のカードを展開している。

5スペースの前の方にソリッドビジョンを投影するパネルがある。


前のデュエルディスク独特のシステムも撤廃され、普段通りのデュエルシステムとなった。(完全再現は結局漫画版GXまでされなかったが)
海馬が認めた48人のデュエリスト(+不正にエントリーされた凡骨)に無料で配られ、バトルシティはそれを用いて行われた。

大会用の備品として開発されたためか、ライフカウンターの近くにあるボタンを押すことで、
近くで決闘盤を使っている決闘者をサーチするセンサーも内蔵されている。

だが主人公サイドはグールズに待ち伏せされたり、何らかのトラブルに巻き込まれて否応なしにデュエルすることが多く、
サーチセンサーが使われたのは城之内VS梶木戦のたった一回だけだった。
しかもその時ですら、獏良は千年リングの「センサー」に従いどっかに行ってしまっている。

どうでもいいことだが、遊戯たちが持ち帰ったデュエルディスクの箱には「M&W対応!」と書かれている。それ以外の何に使えというんだ。

遊戯王連載時のジャンプの応募者全員サービスに「デュエルディスク型腕時計」なる品が登場した事がある。
全長10cm程の原作モデルで700円。ライフ表示の部分に時間を表示する。
クオリティはかなり高く、ベルト部分には海馬コーポレーションのロゴも入っている。


遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS


劇場版『遊☆戯☆王』(東映)


初期型デュエルディスクに似た形状で手札も立体化させられるが、ディスクを投げる必要はない。
海馬は最初はテーブルデュエルを行っていたが、遊戯戦では、ディスクを使った。


アニメ版遊戯王デュエルモンスターズ


基本的な形は原作と同様だが、サイズが大きくなっている他、右側と左側は非デュエル時は分かれてサイドに畳まれていてコンパクトである。

OP映像の一番最初、WILD DRIVEのイントロに合わせて展開するシーンが印象に残っている決闘者も多いだろうか。

また、原作とは違いOCG準拠の為、モンスターゾーンと魔法罠ゾーン(スロットイン方式)が分かれていたり、
右側の辺にはフィールド魔法を置くスペースも内蔵されており、必要に応じてガシャン、と出てくる。

他にも魔法罠を発動させる際にライフポイントを表示するエリアより手前にあるスイッチを押す描写があったり、
相手が見つかりデュエルが始まる直前にはソリッドビジョンを映し出す小さな機械が一人辺り2個、
相手の分と合わせて四隅に配置されるように飛び出す等、かなり細かくなっている。
ただし作画的に鬱陶しくなったのか、子機の射出シーケンスは最初期にしか行われていない。

原作では曖昧だったカードセメタリー(墓地)もスロット状になっており、
墓地にカードを贈る度に一枚ずつカショーンカショーンと入れていく感じになっている。
ライトロードとかの「大量のカードを墓地とやりとりする前提のデッキ」使ったらめんどくさそう。

除外には対応しておらず、原作では除外されたカードはポケットに入れたり、デッキケースに戻したりする。
除外を再利用するカードが蔓延し、除外が「第2の墓地」と呼ばれるOCGの環境で使うには不便極まりないのだが、
「除外」の本来の意味は「デュエルから取り除く」「そのデュエル中使用することはできない」ということなので、これで良いのである。
むしろ日本語的にはOCGの方がおかしい。

また、原作とアニメ共通して、パズルカードを6枚セットすると決勝戦の舞台が映し出される機能があるが、
セットする場所が原作では5スペース+デッキ、アニメでは5スペース(モンスターゾーン)+フィールドゾーンと変更されている。

ちなみに旧型も新型も左腕にセットする。
左右反転の左利き用があるかどうかは不明。

名もなき竜たちのカードや相手のカードとはいえ、E・HEROやシンクロ召喚に対応するなど空気が読める存在。

他にもドーマ仕様のデュエルディスクや古代エジプト版デュエルディスクのディアディアンクも登場。
前者は通常は斧のような形状をしており、後者はデュエルディスクの原型とも言うべき、黄金の腕輪。



〇その後


遊戯王デュエルモンスターズGX


量産されほぼ世界中の決闘者が持っている。初期型と比べると若干丸っこいデザインである。
デュエルアカデミアで行われるデュエルは全てコレで行われる。
また、このデュエルディスクは投げると非常に良く飛び、フリスビーとしての機能も高い(漫画版)

4期(十代達が三年生後半)に入ってからはデザインが一新され、階級に従いレッド、イエロー、ブルーで異なる配色となった。
第4期ではレッド寮生がなぜか十代1人しか登場しなかったため、レッドカラーは実質的に十代専用である。

また、教諭や成績優秀者に与えられる限定品として、衣服と一体化した「デュエルコート」も存在する。
オートドロー機能が搭載されており、作中ではクロノス教諭やナポレオン教頭が使用する。
十代は当初欲しがっていたが、今も欲しがっているかは不明。

自分専用のディスクを持つ人が大幅に増えたのもGXであり、
オブライエンはカードを撃ち出す銃型デュエルディスクを使用。
覇王十代は原理はよくわからないがトゲ付きのパーツがくるくる回転する回転ノコギリのごときディスクを使用した。
ユベルミスターTに至っては自分の腕から生やしている。ZEXALのバリアン勢の先駆けである。


遊戯王5D's


十代「もしかしてあれが未来のデュエルディスク?」
遊星「あ、はい」

何をトチ狂ったか、D・ホイールというバイクに進化した
これにより普通のデュエルディスクを使う場合はスタンディングデュエル、
Dホイールを使う場合はライディングデュエルと呼ばれるようになった。

D・ホイールもデュエルディスクも、永久機関「モーメント」を一台に一つずつ内蔵しており、電力を心配する必要はなくなっている。
逆に、これまでのデュエルディスクがどこから電力供給をしていたのかは知ら管。

更にデッキを自動でシャッフルしてくれる「オートシャッフル機能」も標準装備された。
もうショットガンシャッフルでカードを傷める心配ともオサラバである。

モーメントは新たな召喚方法「シンクロ召喚」によって回転を加速させるという効果があり、
その結果どのような事態が引き起こされたかは……5D's本編を見よう。

ちなみに遊星クロウの使っているデュエルディスクは、
モーメントごとDホイールから取り外してスタンディングデュエルで使う事もできるハイブリッドタイプである。便利。

逆に言うとあのサイズのモーメントでバイクを動かしているのである。モーメントパネエ。

出てくるキャラのほとんどが違うディスクを使うというまさにデュエルディスク百花繚乱時代。

チーム・5D'sの面々は、
遊星が無印の初代デュエルディスク(D・ホイールに連結可能)
ジャックがなんか横に長い独特のデュエルディスク(D・ホイールにry
アキ・龍可・龍亜がGXのアカデミアデュエルディスク(それぞれ色違い)と、見事なまでにバラバラ。

チーム満足メンバーはコナミくんを除いて全員、初代から続くあのデュエルディスク(ただしモーメント動力)である。

D・ホイールには量産型がセキュリティ以外に見受けられず、ほとんどの敵が個人専用モデルやチームモデルを使用している。

ディヴァインのものは装備魔法を自分に装備でき
満足タウンには銃型のデュエルディスク(前述のオブライエンの物より遥かに小型で、形は現実のリボルバー拳銃に酷似)が普及している。
墓標にも最適

また、大好きブルーノちゃんは左利き用デュエルディスクを装備している。

アポリア達イリアステル達は体の一部が変形してディスクになる。


漫画版ではD・ホイールの設定が大幅に簡略化されており、フィールの方に重点が置かれているため機種の違いだけで基本機能は全部同じ。
この世界では骸骨騎士化したルドガーだけが専用のディスクを装着しているが、乗っているのが馬=左手は手綱を持っているため、ディスクの端に手札保持用のホルダーがある。


遊戯王ZEXAL

「ARデュエル」に使用する。
デュエルディスクそのものは普及しておらず、「D・パッド」と言う端末に搭載されたデュエルディスクモードを用いる。
従来のシリーズと比べて、著しく小型化されており非常にコンパクト。
「D・ゲイザー」と呼ばれるスカウターのような片眼鏡部分が追加された。
ちなみに今回はエクストラデッキホルダーが腰にある。
デュエルや従来の通話だけでなく、インターネットアクセスも可能な多機能マシンである。

また漫画版では除外ゾーンの存在も確認された。

決闘開始までのシーケンスは
①「D・ゲイザー・オン!」AR作動
②「デュエルディスク・セット!」Dパッドが変形してデュエルディスクとなる
③「デュエルターゲット・ロックオン!」対戦相手以外のモブが視界から消される
という流れ。

D・パッドの量産型は九十九遊馬神代凌牙ら一般人が使用。
だが、天城カイトを筆頭に敵サイドは大抵バリアン世界の技術を利用している連中のため、
量産型デュエルディスクを持ったプレイヤー同士が戦う機会は全然なかったりする。
作品後期では遊馬もZEXAL化で似たような力を使えるので、もうデュエルディスクの時代でもないのかもしれない。

今回は商品化される予定がないのか、変形機能はどう考えても3次元での再現が不可能なシロモノ。
一応ZEXALの技術はソリッドビジョンではなく、現実世界で発展している「AR」(Augmented Reality:拡張現実)だと銘打たれており、
かつD・ゲイザー(google glass)やD・パッド(タブレット端末)は現実世界で普及、あるいは開発されている端末に近い形で描写されている。
それ故に商品化しないというのはある意味皮肉なものである。まぁ、商品化しなくてありがたいのは変わりないが。


遊戯王ARC-V

舞網市の脅威のデュエル技術により、デフォルトの状態ですでに「質量をもつソリッドビジョン」を発生できる。
また、新登場するペンデュラム召喚のためのスペースもある。

…とPVの時点では思われていたのだが、実際には

  • デュエルディスクのカードプレートは上述の質量を持つソリッドビジョンでデュエル開始時に作られる
  • ペンデュラム召喚はARC-V世界では認知されていない召喚方法
  • ペンデュラムゾーンは空気を読んだデュエルディスクが追加した

等々、今まで以上に空気を読んだデュエルディスクの仕業だった。
ソリッドビジョンなら、それまでなかったゾーンが追加されるのも納得がいく。

デュエルの最強進化系とは、之即ちデュエルディスクそのものがソリッドビジョンになることだったのである。

ちなみに質量を持っているので、従来通りに盾や武器にできるよ!


……まぁ、ソリッドビジョンに関する話は置いといて機能的な面に話を向けると
  • ZEXALよりも更に小型でシンプルな構造。やっぱりカードプレートが省略されているのは大きいか。
    ただし通信端末としてみた場合はD・ゲイザーがない分こちらのほうが大きい。(まぁ、例えるならスマホとガラケー&タブレットみたいなものか)
  • 通話、インターネットツール、チャンバラなどD・パッドと同じくタブレット端末としての側面も強い。
  • 今のところ、みんな量産型を使用しているが、別次元で使用されているディスクは些かデザインが異なる。
    D・ホイールは5D'sより訳わからん事になっていたが
と、これまでの要素を取り入れて発展させていることがわかる。

特徴をまとめると、
スタンダード次元
シンプルな長方形の箱型。肌に触れると自動的にベルトが伸びて固定される。
上記の通り基本的には「タブレット機器としても使えるデュエルディスク」という感じ。
この量産型に出来て他次元で出来ない事は恐らくない、基本型といって良い正にスタンダード方式。 
どこでも質量のあるカードプレートを展開出来、従来の質量の無いソリッドビジョンを用いる。
後に社長がエクシーズ次元(ユートの遺品)を解析。ランサーズのメンバー限定で次元渡航機能が追加された他、
スタンダードの「武器」であるアクションフィールドの展開装置も内蔵。有利なフィールドで戦えるように。

エクシーズ次元
長方形だが液晶が円状になっており、よりスタイリッシュな感じに。勾玉型?
どういった経緯があったかは不明だが、少なくともレジスタンスの物には次元渡航機能がついており、
衝撃が発生する他、デュエルに負けた相手をカード化する機能も有している。それ以外にも某時計型麻酔銃のように液晶が起き上がり、
遠距離から建物の中をサーモグラフィーか何かで探知して人間を探すことが出来る。
なお、カイトのものはカードプレートこそソリッドビジョンだが、それ以外の要素はZEXALの時のものを意識した形である。

融合次元
盾のような形の台に球状の液晶があり、カードプレートは剣のような形。一目で異質と分かるデザイン。
恐らくはレジスタンスのディスクの技術元。衝撃発生・カード化・次元渡航はデフォ。敵方だけあって技術は高い。
何かしらの条件をトリガーにして装着者を強制転移させる機能や、次元を挟んでも座標を伝達出来る発信機のような機能もある。
融合次元からしたらそんなに難しい技術ではないのか、割とポンポン次元渡航している上、使い切りで腕時計サイズの次元渡航装置も。
「ハッキングモード」なる状態で機器へのハッキングさえ可能らしく、ロジェが敷いたガードもあっさり突破が可能。どこまでも高性能なディスクである。
明日香のものはカイト同様にディスク部分はソリッドビジョンだが、デッキホルダーやカードプレートの形状はGXのアカデミアディスクを意識したものとなっている。

シンクロ次元
円型。カップ焼きそばというかUFOというか。モーメントを思わせる光が側面で流動している。
シンクロ次元なので当然D・ホイールに対応。ハイブリッド仕様は取り外しも可能。
ユーゴの物だけカードプレートが二叉に分かれるデザインになっている。
警察組織のものはソリッド・ビジョンによる手錠を生成することができ、遠隔操作で解除も出来る。
この“質量を持つビジョン”はロジェ長官がアカデミアから持ちだしたもので、
セキュリティの横暴な取り締まりを可能にしているのもこれによる武力制圧である。 


遊戯王VRAINS

本作では旧式タイプと新型タイプの2種類に区分される。
主人公・藤木遊作が愛用するデュエルディスクはデッキホルダーにデッキを収納してスキャンする旧式タイプであり、
カードプレート以外は丸みを帯びたデザインである等やや従来のものに近い。
カードプレートはデュエルの時に生成する。

これに対して、デュエルディスクに搭載されているAIを用いて、
データベースに保管されているデータ化されたカードでデッキを構築するタイプが新型のデュエルディスクである。
SOL社製はSOL社のクラウドデータ、ハノイの騎士は独自のクラウドデータを用いる。




○商品化


デュエルディスクはなりきり玩具として何度も商品化されている。第1弾発売当初はそれはもう全国のファンは喜んだ。
と言うのも、遊戯王を語る上で欠かせないほどのキーアイテムであったにも拘らず、
ブームが沈静化するまで一向に商品化されなかったところでようやく念願の商品化となったからである。

……のだが、当然ソリッドビジョンを表示させる機能なんざついているハズもなく、ただのデカいプラスチックの塊であるのは言うまでもない。

ハッキリ言ってコレを腕につけてデュエルするのは無謀、無茶もいいところである。

かなりデカいZE☆

しかも当初はスリーブに対応していなかった。
なりきるためにはスリーブなしまで再現しなければならないのである。カードがボロボロになるぜ


ところが、このプラスチックの塊、実に定価¥5800というトチ狂った価格設定がなされている。
しかもタチの悪いことに、デュエルディスクには付属カードがついてくる。というか明らかに付属カードの方がプラスチック塊より価値が高い。
そう、デュエルディスクもまた遊戯王シリーズのゲームと同じく「カードのオマケ」なのだ。

特にE・HERO プリズマー、アームズ・ホールという超強力カード2枚に加え、
大友御用達のロリょぅι゛ょカードエクスクルーダーが収録された「アカデミーデュエルディスク オシリスレッドバージョン」は
全国で激しい争奪戦が繰り広げられ、多くのプレイヤーのサイフポイントを0にした。

2009年にはまたしても強力カード「スターライト・ロード」を封入した「デュエルディスク 遊星ver.DX」が発売され、
またしても全国のデュエリストのサイフポイントを0にした。

なお、その翌年に懲りずに発売された「デュエルディスク 遊星Ver. DX 2010」は収録カードが微妙だったために全国でダダ余りとなり、
今度は多くの玩具店のサイフポイントに甚大なダメージを与えた。

また、海外ではドーマ編のデュエルディスクなる物も発売されたらしい。
当然日本国内での入手は非常に困難。

プレイヤーを殺し、おもちゃ屋を殺し、利益を得たるはKONAMIのみ
デュエルディスクの進んだ後は、デュエリストとおもちゃ屋が死屍累々…


ZEXALに入ってからKONMAIはデュエルディスクを製造販売していないが、
これが全国の遊戯王OCGプレイヤーにとってどれほど幸せなことか。
我々はその喜びを再確認する必要がある。

ちなみに箱の形的には「デュエリストセット」がこの役割を受け継いだが、
こっちにはデッキケース、プレイマット、構築済みデッキが40枚ほど入っているので、プラスチックの塊よりはまだマシである。

…と商品としてデュエルディスク単体の価値は低く、当時は付属カードだけ抜き取られた個体が数百円で投げ売られている事もザラだったのだが、
2015年4月現在、付属カード無しのデュエルディスク単体の相場が4000円以上で多数取引されており、プラスチックの塊の価値が高騰している。
恐らくコスプレ目的での需要が絶えないためと考えられる。中にはZEXALやARC-Vのディスクを手作りしている猛者も。俺のデュエルディスクは(ry


「俺と追記・修正を懸けてデュエルだ!」

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