ミスターT(遊戯王GX)

登録日:2011/11/10 Thu 21:16:17
更新日:2025/07/05 Sat 23:11:04
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⇒もしかしてミスターK
⇒もしかしてミスターL



ミスターTとは遊戯王GXの最後を飾った第四期に登場した、ダークネスの遣わした闇のエージェント。
CVは郷田ほづみ


自らを「真実を語る者(トゥルーマン)」と称しており、そこから「ミスターT」と名乗った。
常にサングラスをかけた長身の男。さらには全く同じ姿の彼らが大勢いる。某エージェントのイメージ。

普段は現実世界とは違う世界に身を潜めており、姿を現す際は突如空間を引き裂いて出現する事もある(静止画で見るとドヤ顔している)。

  \ やぁ! /
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↑イメージ図



使用デッキは登場の度に変化しているが、アニメキャラには珍しく既存のOCGカードを軸として戦う。
火山の溶岩を任意で噴火させたり、地形を思い通りの形状へ切り刻んだり、黒いカードの束になって移動したりと数々の能力を持っており、リアルファイターとしても優秀。


特筆すべきは精神攻撃
他人の姿に変身したり、暗示によって相手のトラウマを映し出し、精神的に揺さぶりながらデュエルを行う。
オブライエンには、より救いの無い記憶に改竄したり、
ティラノ剣山に、前世の記憶(と言い張っているもの)を見せ、その上でお前の体の恐竜の骨は前世のお前に食われた者の骨だと伝え、それらの者の恨みの感情を増幅させダークネスの世界へ引きずり込もうとした
なお見せた前世のヴィジョンと骨の話が真実か否かは不明である

具体的に言うのであれば、「本人が心の中で抱いている僅かな不安を増幅させている」。
剣山の場合は自分の愛する恐竜が食物連鎖の頂点に立つ存在であったが故に仲間を食らっていた世界で「恐竜同士で憎み合うことがあったのではないか」という不安。
オブライエンの場合は、山の中でのトラブルの際に「父と母のどちらを救った方が確実か」と一瞬でもどちらか片方を切り捨てる考えを起こしてしまった後悔。
万丈目の場合は、例えプロの世界に入ったとしてもプロの世界で生き残ることができるのかどうかという恐怖。
本人たちが抱く現在の不安から未来への絶望・恐怖(=未来へ進むことへの恐怖)を増幅させることで、ダークネスの世界(=未来へ進む必要のない永遠の安息の地)へ取り込もうとしていた。
これはダークネスの本質であり、遊戯王GXにおける「子供から大人への成長」というテーマの最後の課題といえる。

ユベルの力を持つ十代には精神攻撃がほぼ通じず、「厄介な力を持っている」と評した。ダークネス本人も「精霊の魂を持つ異物であり最早ダークネスの世界に相応しくない存在」と述べていた。ただ全く効果が無いわけではなく、大量のミスターTに囲まれた時は苦しんだり、デッキに黒いカードを忍ばされた時には十代も影響を受けた。
また、宝玉獣の加護を受けたヨハンも同様に精神攻撃を受けない。このことを知らない藤原は実際にヨハンに精神攻撃を仕掛けたが、心の中で宝玉獣とレインボードラゴンが守護しており失敗している。

ちなみに剣山も一応耐性はあるが、上の二人ほど強くはなく最終的には影響を受けてしまった。


ミスターTとのデュエルに敗れた者は、ダークネスの住まう虚無の世界へと取り込まれてしまう。
しかし、ミスターT自身は負けても黒いカードの束となって退散するだけで何度でもコンティニュー可能。
しかもダークネスが健在である限りいくらでも送り込める量産型なのでコイツと戦い続けるだけでは何ら事態は好転しない。ずるい。

最初は単体や少数での登場だったが、最終回近くになると全世界を覆いつくす勢いで活動し、学園にも大挙して押し寄せてくる。
作中では、確認されているだけでも十代と吹雪以外のデュエルアカデミアの生徒、海馬以外の海馬コーポレーションの従業員を消滅。
最終的にダークネスとしては十代を除いた世界中の全ての人間を取り込んだ。
デュエルしない人までも消された可能性が高い。




その正体はダークネスの分身たる存在である。
ミスターTはデュエルディスクに反応しない黒いカードが具現化した存在でもある。
そして、黒いカードの正体は「負の思いが詰まったカード」「デュエリストの思いが詰まっていないカード」である。
ミスターTはデュエルに負けて悔しい思いをしたデュエリストの前に現れ、デュエルや言葉責めで洗脳していった。

使用するデッキは前述した通り様々であるが、殆どのデッキで受けたダメージと同じ攻撃力のモンスターをリクルートする「ダーク・アーキタイプ」を使用。



十代戦(1)
姿:ミスターT
デッキコンセプト:不明だが、暗黒界の魔神レインを切り札にしており、ネオスと戦いを繰り広げた。

十代「なんどぶっ倒しても!ぶっ倒しても!」はなかった。


十代戦(2)
姿:ミスターT
デッキコンセプト:融合
攻撃力3500のメテオ・ブラックドラゴンを召喚し、十代を追い詰めた。


十代戦(3)
姿:ミスターT
デッキコンセプト:ドラゴン族
未来融合と龍の鏡でF・G・Dを2体並べた。
十代も鬼畜モグラで除去にかかるが、攻撃時にスキドレ。えげつねえ。
これによって完全に制圧したかに見えたが……



空野戦
姿:空野
デッキコンセプト:不明
内容は不明だが、お触れホルスデッキの空野をほぼ完封して勝利。ついでに他のデュエルアカデミア生徒を次々に倒していた。


オブライエン戦
姿:ミスターT⇒オブライエンの父
デッキコンセプト:ヴォルカニック
オブライエンの記憶を改竄、精神的に揺さぶりをかけた上で、攻撃するように何度も煽ってミスを誘い勝利。
1話限りのバトルであるが、オブライエンの後悔と闇、そしてそれに溶け込むミスターTのプレイングやカード(選択されなかった者など)が絶妙な恐怖を生み出している。


剣山戦他
姿:空野
デッキコンセプト:お触れホルス
劇中で明確に使われたカードはホルスといくつかの魔法だけだが、場に王宮のお触れが発動されていることが確認できるのでお触れホルスであることは確定。恐らく姿を利用した空野と同じデッキだろう。
剣山の前世が恐竜だったというイメージを植え付ける。恐竜好きの剣山はそれを喜ぶが、剣山自身が弱肉強食の世界で大量の命を奪って来たと揺さぶりを掛けられ、動揺し平常心を失った剣山は最終的に敗北した。
他にも翔など多数の決闘者がこのお触れホルスの前に散っていった。


他にも万丈目、明日香等も倒されているが作中では殆ど描写がないため、ミスターTが倒したのかそれとも藤原が倒したのかは不明。



タッグフォース3ではダークモンスターを使う。
全体的に重く、事故りやすい為、さほど強くは感じないが展開を許した時は本当にきつい。



アニメでの最後

藤原・十代・ヨハンのトライアングルデュエルの最後に呼びだされたレインボーネオスに爆殺された

デュエルをただ見てただけなのに爆☆殺された

しかも、そのデュエルはネオスを召喚した時点で十代の勝利が確定していたのに、わざわざレインボーネオスを召喚させてまで十代に爆☆殺された



ネタ
なにかと、ターミネーターの暗殺者を彷彿とさせる。

また、遊☆戯☆王の磯野が闇化したように見えることからファンからは「闇磯野」と呼ばれている。

海馬「磯野!項目の追記・修正をしろ!」
磯野「追記・修正開始ィィイィィィィイィィ」

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最終更新:2025年07月05日 23:11