登録日:2009/09/17 Thu 14:13:17
更新日:2025/10/27 Mon 02:18:41
所要時間:約 7 分で読めます
To Nobles
Welcome to the Earth
以下、作中のストーリー等についての
ネタバレも含みますのでこれから当該作品をプレーしようと考えている方、
ネタバレを回避したい方は閲覧しないことを推奨します。
◎概要
十二機(+一機)もの
ネクストACや複数の小型
アームズ・フォート「ジェット」、衛星軌道掃射砲「エーレンベルク」を所持するなど企業にも劣らない戦力を保持するテロ組織。「最初の五人」と呼ばれる5名のリンクスが設立メンバーであり、旧レイレナード・アクアビットとの色濃い関わりが見てとれる。
所属リンクスは全員がカラード上位に匹敵する実力者であり、旅団内でもカラードと同様にランクが付けられている。
一部の企業から秘密裏に支援を受けているとも言われるが詳細は不明。
プロトタイプネクスト改良機「“ARETHA”」は
オーメルの所有物だったり、月輪のアサルトキャノンは
トーラスの実験兵器だったり。
他にも企業との関わりを匂わせる要素はあちこちに散りばめられているが、ここからは各員の
フロム脳で。
劇中では汚染された地上から避難する為に建造された超巨大航空機クレイドルやそのエネルギー源であるエネルギー施設、アルテリアに対する攻撃などを行った。
その行動から企業支配に対する革命的な作戦であると思われていたが…。
ACfAには企業連ルート、ORCAルート、虐殺ルートと呼ばれる三つのルートがあり、ORCAルートに入ることで彼らの真意を知ることができる。
◎団員
CV:諏訪部順一
AC// アンサング
ダークレッドの逆脚機を操る、ORCA旅団長
旧レイレナードの遺志を継ぎ、クローズ・プランを先導する
熱っぽい扇動家であり、諦観者であり、ロマンチストでもある
複雑な、あるいは分裂した男。最初の五人の一人
ORCA旅団長。エンブレムは「旗を持ち、何かを扇動している男」。クレイドル体制を揺るがす自らの表象と言うべきか。
ラインアークの海中に没したランク1の男と非常に似通った声をしているが…?
突如として企業連に対して宣戦布告し、クローズ・プランを先導する。詳細は
個別項目で。
乗機アンサングはレイレナードの逆関節機、ALICIAをベースにしたもの。
テルミドールのお墨付きだ
期待させてもらうとしよう
CV:ふくまつ進紗
AC// 月輪
旧アクアビットに関連深い、古いリンクス。最初の五人の一人
極めて高いAMS適性と、巧妙な戦闘スタイルで知られていた
現在の乗機、月輪は、秘匿開発されたトーラスの実験機であり
驚異的な威力を誇るアサルトキャノンを採用している
ORCA旅団「最初の五人」の一人。『銀翁』の二つ名を持つ。
サボテンのような形をしたエンブレムをしていることから「銀翁玉」という種類のサボテンと関連した呼び名なのでは?という説も。
作中ではEN管理の難しい月輪を軽々乗りこなし、アサルトキャノンを始めとした高火力の武装を的確に当てていく強リンクスである。
乗機は「月輪(がちりん)」。トーラスの実験兵装アサルトキャノンを装備した重量機体。
おまけに大概搭乗リンクスと同じになっているアーキテクト名が「トーラス」。これ以上の詳細は
個別項目へ。
2機か、警告はしたはずだが
侮られたものだな、私とアステリズムも
CV:斎賀みつき
AC// アステリズム
アスピナ機関において
ジョシュア・オブライエンの再来と呼ばれたエリートリンクス
リンクス戦争末期の混乱期にレイレナードに合流し、今に至る
最初の五人の一人。ORCAでは、唯一の女性リンクスとなる
ORCAの紅一点であり最初の五人の一人。かつて
アスピナ機関であのジョシュア・オブライエンの再来と呼ばれたと謳われる気になる経歴を持っている。
乗機アステリズムは軽量機の高機動と全距離に対応した重武装を持つ難敵。詳細は
個別項目へ。
まだまだ腐るほどいるがな
面倒だが、先は長いぜ、相棒
CV:小山剛志
AC// リザ
かつて反体制武装勢力リリアナを率いたリンクス
ORCA旅団内でも孤高を保つ、確信的な異端者
アルゼブラベースの逆脚機に、重ショットガンという構成は
かつてのナンバー2、サーダナとの繋がりを伺わせる
プレイヤーからの通称は「古王」。
来る者拒まずな
ラインアークからも放逐された過激な思想の持ち主。確信的な異端者。
クレイドルへの直接攻撃という大量虐殺に手を染める狂人でありながら、どこか筋の通った思想の持ち主であることを感じさせる言動をとることもある。詳細は
個別項目へ。
ちなみにとある虐殺ルートでの台詞からMADではよくゲイヴンになっている。
CV:不明
AC// スプリットムーン
レイレナード正規リンクス、唯一の生き残り
かつての盟友、アンジェの特殊パーツを引き継いでおり
高威力レーザーブレードを主体とした強襲機を操る
寡黙で目立たない、影の男。最初の五人の一人
ORCA最初の五人の一人。寡黙で目立たない。作中での台詞も二言だけ。
スプリットムーンは月を切り裂くエンブレムに違わない剣豪機体であり、幾度となく粗製のプレイヤーを機体を切り刻んできた。
盟友
アンジェの形見であるブレード・ムーンライトを使う。詳細は
個別項目へ。
CV:ふくまつ進紗
AC// グレディッツィア
竹を割ったようなパワーファイター
重厚なタンク型の乗機、グレディッツィアは
圧倒的な瞬間火力を誇る、ガトリング・モンスターである
メルツェルによって見出され、以来彼に付き従う
メルツェルに見出されてORCAに参加。以降は彼に従っている。作中では1ミッションのみの登場だが、あまりのインパクトから印象に残っているというリンクスは多数。詳細は
個別項目へ。
乗機グレディッツィアは
ガチタンの両背中と右腕にガトリングを装備した機体。瞬間火力と圧倒的な制圧力は社長とはまた違ったガチタンの魅力を感じさせる。
背部のガトリング砲はGAが開発段階でお蔵入りにしたという試作パーツ。
ちなみにとっつきを格納しているがそれのせいで重量過多。
やりすぎたのさ、貴様は
もう少し、小人の妬心を知るべきだったな
CV:速水奨
AC// オープニング
ORCA旅団副長。旅団長テルミドールの腹心
オーメル・サイエンスの後ろ盾を得てORCA旅団を設立
秘密裏にクローズ・プランの準備を進めた、若き謀略家
ORCA最初期の五人の一人。AMS適性は劣等である
ORCA最初の五人の一人にして副長。企業の後ろ盾を得てクローズ・プランの準備を進めた若き謀略家。
リンクスとしてはさほど優秀ではないが、彼の頭脳は旅団にとって欠かせないものとなっている。お茶会では唯一4回全てて発言しており、旅団の運営から企業への裏工作など多岐に渡って暗躍していたことが伺える。詳細は
個別項目へ。
フェアじゃないか? だが、だからこそ俺が勝った
重要なのはそこさ
CV:千々和竜策
AC// グレイグルーム
かつてカラードにあり、一桁ランクを持っていたリンクス
自らの死期を悟り、ORCAに合流した
強化したアサルトアーマーを軸に据えた戦闘スタイルは
戦闘エリアに剥き出しのリスクを現出させる
難易度ハードのカーパルス防衛でジュリアスを倒した後に増援として登場。戦況によっては僚機のジェラルドを一瞬で落とすことも。アサルトアーマーと高威力のブレードを軸にした独特なネクストを駆っているので、逆にこちらが瞬殺を狙うチャンスでもある。詳細は
個別項目へ。
CV:白熊寛嗣
AC// 鎧土竜
重逆脚機体を操るリンクス
かつて、アンデス戦線のゲリラ掃討で名を馳せた
特に乱戦を得意とし、ひっそりと致命的な攻撃を放つ
鎧土竜とは、彼の愛するペットの名前
「不明ネクスト+ノーカウント撃破」のハードでブリーフィングに無かった3機目として登場。何のためのBRFだ!馬鹿馬鹿しい!「ミサイル・カーニバル」と言いつつ実はえいぷーのようにミサオンではない。
高威力かつ垂直軌道で回避しにくいコジマミサイルを使うので気を抜いていると緑色の粒子に機体が包まれる。CPUはミサイルの回避に向いていないので僚機を墜とされやすいのも厳しい。
鎧土竜は彼のペットから取った名前でエンブレムも鎧土竜。詳細は
個別項目へ。鎧土竜がどういう生き物かについてはあまり詮索しない方が身の為である。
僕の姿を見た以上、死んでもらうしかありませんね
まだカラードでやりたいこともありますから
CV:小松史法
AC// クラースナヤ
カラードのランク10、ハリと同一人物
メルツェルに口説かれ、獅子身中の虫となった
必然的にごく短い戦闘時間と、徹底的な殲滅により
カラードは事態の真相に気付けないでいる
カラードランク10位でありながらORCAに身を置く獅子心中の虫。
ロシア語で赤を意味する乗機クラースナヤはハリの特異なAMS適性に合わせた短期決戦仕様。
小説「ARMORED CORE for Embrasure」の主人公でもある。
だからと言って優遇されてるかと言えばそんなことはなく、ORCAのメンバーの中で唯一作中に未登場。が、カーパルス防衛の防衛部隊瞬殺の時に居た可能性も。理由は事態の真相に気づかない、かなりの短時間、など。
企業連ルートのあるミッションでは
プロトタイプネクストに搭乗しているという説もある。詳細は
個別項目へ。各自20秒足らずでフロム脳を展開せよ。
CV:なし
AC// ビッグバレル
独特の機体構成の四脚機を操る、自称「猟師」
その名に恥じず、遠距離からの狙撃を好む
右側に背負われたビッグバレル=コジマキャノンは
軽量のネクストであれば一撃で葬り去るだろう
スタイリッシュなエンブレムが多いORCA旅団において釘バットがエンブレムという中々に尖った漁師。未使用音声すら用意されていない真改を越えた寡黙な男。詳細は
個別項目へ。
ビッグバレルをぶっぱでズガン。意気揚々とキタサキジャンクションに降り立った粗製を一撃で葬り去る姿が輝かしい。
BFF四脚にコジマキャノンという構成は前作にも登場したが…
CV:千々和竜策
AC// フェラムソリドス
熟練の中年リンクス
ランクは最下位だが、カラードの上位ランクに相当する実力者
重量二脚タイプの乗機、フェラムソリドスは
追加整波装置を採用し、極めてタフに仕上げられている
ORCAランク最下位ながらカラード上位ランカー並の実力を持つ中年リンクス。
劇中でORCA旅団の名が出てくる前に主人公と交戦、戦死するのでよくわからんイレギュラー程度の認識しか持たれなかったりする。設定と口ぶりから数少ないアームズ・フォートを破壊できるリンクスではあるのだが、いかんせんミッションでもオーダーマッチでもパっとしない強さなのが見掛け倒し感を強めている。詳細は
個別項目へ。
◎各ルートでの動向など
●企業連ルート
突如としてクローズ・プランを発動しアルテリア施設を強襲。首輪付きが防衛したカーパルス以外はほとんどの制圧に成功する。彼らが表舞台に出てきたことによって企業の小競り合いは中断を余儀なくされ、ORCA旅団への戦いへと集中せざるを得なくなった。
その後も戦いを優勢に進めていき、世界最大のアルテリア施設、クラニアムへと手を伸ばす。その裏ではメルツェルが上層部と裏取引を行ったことによって企業はORCAを黙認することを決定。勝利をほぼ手中へと手繰り寄せていた。
しかし企業連の意向に従わず、独自に動いたランク3、
ウィン・D・ファンションと主人公によって旅団長テルミドールを失い、ビックボックスで参謀のメルツェルを失っていたことも響いた結果、急速に瓦解することとなる。
こちらのルートでは秩序を乱すテロリストとしての側面が強調され、ブリーフィングにおいても企業連の仲介人から「単なる殺人者」「卑劣な暴力集団」と激しい批難を浴びているが、2周目以降はその印象が覆されることになる。
●ORCAルート
旅団の真の目的、かつて宇宙開発が始まった時に企業が他企業に先んじる為に成層圏に展開した無差別攻撃を行う自律兵器「アサルト・セル」の除去であることが明らかになる。
クレイドルが飛行するだけでもコジマ汚染を撒き散らす以上、現状維持を続けていればいずれクレイドルまでもが汚染に侵される。そうなれば人類は死滅してしまう。
そうなる前に、クレイドルを落としてでも──すなわち現人類の大半が汚染された大地に降り立ち、命を失うことになったとしても──アルテリアのエネルギーを使ってエーレンベルクを起動させアサルト・セルを破壊しなければならないというのがORCAの考えであり、レイレナードの遺志でもあるということをこのルートでは知ることができる。
クローズ・プランの要諦たる衛星軌道掃射砲「エーレンベルク」を守り抜き、企業連の切り札であるアンサラーをも落とし、計画の完遂まであと一歩まで迫る。戦いの過程で首輪付き以外の団員は戦死してしまうものの、最後はテルミドールの遺志を継いだ首輪付きがウィン・D・ファンションを倒しアルテリア・クラニアムを制圧。
エーレンベルクを起動させアサルト・セルを除去し、クレイドルと今を生きる人々を犠牲にして、人類の未来を切り拓く。
●虐殺ルート
革命には大量虐殺が必要という
オールドキングに
エーレンベルクの防衛をほっぽり出した首輪付きが賛同しクレイドルを直接攻撃。テルミドールがオッツダルヴァとして2人と戦ったことからも、旅団に相当の衝撃が走っていたことが伺える。
その後の動向は全く語られていないのでどういう結末に至ったかは不明。テルミドールを失ったとはいえメルツェルが生存していることから壊滅は免れていると予想しているプレイヤーが多いが、真相は闇の中。
◎余談
宇宙への途を切り拓くという壮大な目的や、熟練味を感じさせるリンクス達、見栄えと実用性を兼ね備えた機体などから根強いファンも多い。フレーバーテキストから考察の余地も数多く残されており、現在でも有志によってファンアートやSSがちらほらと描かれている。
最悪の追記・修正勢力、アニヲタ旅団のお披露目だ
諸君、派手に行こう
- ORACルート後でも旅団は滅んだんだろうな。ただアサルトセル一掃の目的は果たしたし、ORCAが切り開いた道を人類は歩んで行くんだろう(そして残された者たちがVへ) -- 名無しさん (2015-09-21 17:40:51)
- 月輪とアルテリズムもV.Iキット化しないかなぁ、7年前のゲームだし無理か -- 名無しさん (2015-09-21 18:26:33)
- ↑↑皮肉な話だな。ORCAは敵対した組織に未来を託して消え、企業は潰そうとした相手から託された未来の果てで私欲による戦争をまたも繰り返す。これを発展と呼ぶべきか荒廃と呼ぶべきか・・・ -- 名無しさん (2015-10-01 21:33:16)
- ↑破滅の時間が早くなったか遅くなったかの違いじゃないかなと個人的には思う。ORCAの場合は前者に相当するし、ある意味企業連ルートの方が(人類にとって)幸せだったんじゃないかと思う。 -- 名無しさん (2016-09-25 09:02:47)
- はっきり言ってクローズプランなんて実行するべきじゃないと思う。あの企業連が、他の惑星ではもっと汚染しないでやりましょうなんて思う訳が無い。人類があんな形で宇宙に出れば、星から星を渡り歩いて惑星を喰い潰して回る、インベーダーみたいな種族になってしまうと思う。 -- 名無しさん (2016-11-13 01:33:58)
- ↑ -- 名無しさん (2017-03-20 07:30:28)
- 失敗した。↑ -- 名無しさん (2017-03-20 07:31:39)
- また失敗した。↑3確かにそうかもしれんが滅亡するよりマシだと思う。ORCAは人類に考える時間を作ったんだと思う。 -- 名無しさん (2017-03-20 07:44:56)
- >星から星を渡り歩いて惑星を喰い潰して回る、インベーダーみたいな種族 『マンアフターマン』のジメッツ・スムートそのものだ・・・。 -- 名無しさん (2020-09-04 00:02:57)
- ORCAのエンブレムのデザインは「とある実在した団体がモデル」らしいけど一体何がモデルなんだろう…? -- 名無しさん (2020-09-18 07:30:09)
- どこだったか正確には忘れた(もう閉鎖されてしまったRavenwoodだったかな?)けど、ORCA旅団に入ったが虐殺をしなけりゃいけないことに葛藤した主人公が、最終的にアルテリアではなく大規模コジマ施設のスフィアを占拠して衛星軌道砲を発射し、現在と未来の人類の生存を辛うじて両立させる……みたいなSSがあったような記憶がある。どうしてこうならなかった、みたいな感じがしたなあアレ……。 -- 名無しさん (2022-11-23 12:57:51)
- ↑別に企業も好きでクレイドル犠牲にしてる訳では無いので、作中設定としてはスフィア程度のエネルギーでは足らんのだろう。逆にそんな展開になったら主人公が英雄、企業が悪として確定されるんだから企業としてはそんな手法選ぶ理由が無いわ -- 名無しさん (2023-05-24 21:59:27)
- 宇宙へ進出したルートが6で、地球に残ったルートが5? -- 名無しさん (2024-07-10 20:43:22)
- ↑4シリーズの人類が宇宙に進出できるとは思えない。結局また足の引っ張り合いやって、滅ぶだけやろ -- 名無しさん (2024-09-18 00:03:33)
- ↑夢がないな -- 名無しさん (2025-08-16 14:12:49)
最終更新:2025年10月27日 02:18