モンキー・D・ルフィの技一覧(ONE PIECE)

登録日:2020/04/29 Wed 19:02:22
更新日:2025/04/22 Tue 15:25:59
所要時間約 51 分の項目を一人で読んでる奴なんているわけねェだろう!!!







10年鍛えたおれの技をみろ!!




ここでは、漫画ONE PIECE』の主人公であるモンキー・D・ルフィの技について解説する。




◆概要

作中、ルフィは『ゴムゴムの実』によって得た"全身ゴム人間"という身体を活かした独自の体術を使うことで、
その数は現在100種類を優に超える。


その数は現在100種類を優に超える!!!


その数は現在100種類を優に超える!!!!!


原作だけでこの数なので、アニメや劇場版、ゲーム、舞台版やコラボ技などを含めるとその数はさらに上がるだろう。
余りにも数が増えてきたため、この記事では本編及び原作者監修のFILMシリーズで繰り出した技を中心に解説をしていく。
(※アニメ版や他劇場版は追記お願いします)


こんなにも数が多くなった理由は、連載25周年という積み重ねもさることながら、咄嗟の思い付きや仲間との協力、その場にあった物をたまたま利用しただけの1回こっきりな技も多数出てきたため。

中にはふざけているとしか思えないものもあるが、あくまでも戦闘中の本人は大まじめであり、身体を張って試行錯誤を繰り返した結果勝利を収めることもまた多い。
実際伸縮、膨張、張力、捩じり、柔軟、反動、遠心力というゴムの特性を最大限利用した戦い方は、ルフィというキャラクターの魅力に一役買っているのは間違いないだろう。

逆に言えば体を伸縮させる事ができれば模倣できる技も多く、劇中ではモリアによって影を操作されたオーズや同系統の能力を持つカタクリなどに技を使われた事もあった。*1

技を使う時は基本「ゴムゴムの○○」といった感じで名前を叫ぶ。
○○の中身は大抵武器・銃器の名前が入るが、「生け花」や「花火」等もあるため必ずしもそうとは限らない。


「ゴムゴムの実」を選んだことについてSBSでは、
35巻にて「多くの悪魔の実能力者が出てきましたが、ルフィにゴムゴムの実以外を食べさせればよかったと思ったことはありますか?」という質問に対し、
作者尾田栄一郎は「そういうのは連載前に、死ぬほど悩んだから全然ないです。ゴム人間が好きです。」と述べている。
なお、ネット上で時折、「作者は、ゴムゴムの実かバラバラの実で死ぬほど悩んだ」と言われることがあるが、少なくともSBSで述べられたことはないので(尾ひれのついた情報の可能性が高いことに)留意。

65巻では、ゴムゴムの実を選んだ理由は「一番ふざけた能力だから」とも述べた。
単にかっこいいだけの主人公だと自分は長く付き合えていないだろうし、戦いがどんなにシリアスになろうとふざけるチャンスをくれるからとのこと。


ちなみに技が多すぎて作者自身も覚えていないので、2020年27号週刊少年ジャンプ巻末コメントでは、「戦闘が始まると毎回本当に重宝してます。ネット上の技のデータベース!!感謝」と述べている。


◆基本技

2年前時点(超新星編)で使用してきた、後述する「ギア」や覇気が絡まない技を紹介。
この時点で何度も使ってきたものから一回限りのものまで様々。


  • ゴムゴムの(ピストル)
腕を伸ばして相手をブン殴る、非常にシンプルな技。原作1話目でお披露目。
命名由来は幼少期、シャンクスに語っていた「おれのパンチは銃(ピストル)のように強いんだ!!」という発言から。シンプルながら火力は高めで、空想科学読本で柳田理科雄が「推定体重200kg」と推測した巨漢のアルビダさえ海の彼方へ吹っ飛ばしてしまったほど。

サボエースとの修行時点で既に考えていたようだが、この時点では伸びても明後日の方向に腕が飛んでいったり威力も貧弱だったりと、まともには扱えていなかった。
そこから10年かけて鍛え上げたことでコントロールできるようになり、近海の主を一撃で吹き飛ばす位には威力も速度もアップした。
この時点で下手な銃よりも強い。

忘れられがちだが、この技においてゴムゴムの能力が寄与しているのはリーチの増大のみ。
海王類を一撃で殴り飛ばすパワーは、ルフィの素の腕力である。(実際、スリラーバークのケルベロスやアマゾンリリーのバキュラと言った巨大な動物も、ルフィは片手の一撃だけで吹っ飛ばしている)

何気に命中精度も高く、相手が意図的に避けなければ必ず相手の顔面にクリーンヒットするほど。
作中ではウソップの背後に回ったクロの顔面を、50m以上ある坂道から打ち抜いて見せた。

単純なだけあって、作中で最も多く使用した技の一つである。

  • ゴムゴムのロケット
作中2番目に披露。アニメではこちらが最初だが。
遠くのものを引っ掴み、それを起点に自身が大きく吹っ飛んでいく技。
攻撃というよりかは移動のように使う傾向が多い。

しかし、ルフィの調節が大雑把すぎるせいで関係ない方向へ飛んで行ったり、飛んだ先で新たなトラブルを引き起こすきっかけになることも。*2

  • ゴムゴムの(ムチ)
足を伸ばしての回し蹴り。
モーガン戦で初登場。数十人いた海兵を木の葉の如く蹴散らした。

  • ゴムゴムの(つち)
両腕を捩じりながら相手を掴み、回転を加えながら地面へ叩きつける投げ技。
リッチー戦で使用。命中すれば相手が地面にめり込んでしまうほどの威力になる。

  • ゴムゴムの風船(ふうせん)
空気を吸い込み身体を風船のように大きく膨らませる、数少ない防御技の一つ。
一見するとただ間抜けなだけに見えるが、丸い砲弾ならそのまま跳ね返せる他、映画ではクッションになったり衝撃を和らげたりと汎用性はかなり高い。
というかこの技がなければゴーイングメリー号は偉大なる航路に一歩も踏み入れないままリヴァースマウンテンの藻屑になっていたことは確実である。
しかし砲弾を返す方向はコントロールできないらしく、フルボディの船から撃たれた砲弾を間違えてバラティエに跳ね返してしまい騒動を引き起こした。
2年後はレイリーのアドバイスを受けた修行の成果により、下記の通りコントロールできるようになった。

  • ゴムゴムのバズーカ
両腕を後ろに大きく伸ばし、その反動と勢いで掌底を食らわせる。
その衝撃は「銃乱打」が全く通じないウーツ鋼にひびを入れ、2発目で破砕してしまうほど。
まともに当たれば大抵の敵をお星さまに変え、七武海レベルでも大きく吹き飛ばせる威力を誇る。
初期ではフィニッシュ技の一つとして利用する場面も多く、ゾロの「鬼斬り」やワイパーの「燃焼砲(バーンバズーカ)」など、相手の大技ともよく張り合う。
「バズーカなら負けねェ!!」

  • ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)
目にもとまらぬ速さで拳の乱打を浴びせる。ルフィ版オラオララッシュ又は百裂拳。
腕を振り抜く度にゴムの張力が溜まっていくので、ラッシュを続ければ続けるほどパンチの威力と速度が増していく特性がある。
クロネコ海賊団戦での初使用以来、場面場面でよく使っている。
余りの速さの為、残像で数多の拳が襲い掛かってくるかのように見えるが、物理的に増えているわけではないので優れた見聞色の覇気の使い手には逆に悪手となってしまう事も。

とはいえ見栄えは派手でシンプルに格好良い為か、公式ワンピースの技ランキングでは見事1位を獲得した。

  • ゴムゴムの(やり)
両足の裏を合わせ、勢いよく伸ばし足先で攻撃。
キャプテン・クロ戦で初使用。
こちらは避けられたが、アーロン戦でモロにヒットした時は魚人でも無視できないダメージを負わせていた。

  • ゴムゴムの(かね)
相手にしがみついて拘束し、勢いよく頭を後ろに伸ばしての頭突きを放つ。
クロ戦でのトドメに使われ、完全に意識を失わせたという、大槌と並ぶインパクト大の技。
2年後では武装色の覇気を交えることで、鉄甲羅のにくっきりと跡を残すほど強力になった。
対戦ゲームでは投げ技として採用されることがある。

  • ゴムゴムの戦斧(オノ)
「居たくもねェあいつの居場所なんて、おれが全部ぶっ壊してやる!!!!」
足を天高く伸ばし、その勢いで地面に叩きつける。
要領はかかと落としに近いが、描写的には踏みつけるように攻撃している。
足を伸ばしている最中は隙だらけなのが欠点。

その分威力は「バズーカ」に劣らず凄まじく、バラティエの戦場用フィールドの"ヒレ"を一撃で粉々にしてみせた。
アーロン戦でのトドメにも使われたが、この時アーロンパークを最上階から1階まで一気にぶち抜き余波で全壊させてしまったほど。
その為初期の対戦ゲームでは、ルフィの超必殺技の一つとしてよく採用されていた。

出航の1年前にコルボ山で修行していた時に開発し、ルフィはその時「相当な敵を相手にして、仲間が捕まった時に使う(要約)」と話していた。


  • ゴムゴムの(たて)
左手の指を伸ばすだけの防御技。披露したのはアーロン戦のみ。
突進技の「鮫・ON・DARTS(シャーク・オン・ダーツ)」を回避するためだけに使用。指の間に挟み込む形で攻撃を見事に防ぎ切った。
アニメ版では幼少期サボとの手合わせで使用しているが、サボに軽くあしらわれた。

ゲーム作品ではルフィのガードモーションとして使われることがある(グランドバトルなどでは「風船」の方がガードモーション)。

  • ゴムゴムの(あみ)
両手の指を網状に絡ませて伸ばすことで相手を捕らえる、現状唯一の捕獲技。
相手を捕まえて隙を作るという形で使うが、自然系(ロギア)相手には効果がないため以降はあまり使用せず。
「漁業!!漁業!!」

  • ゴムゴムのスタンプ
足を伸ばして前蹴りを食らわせる。Mr.3戦でのフィニッシュ技。
ルフィは草履を履いている為、まともに当たると技名の如く草履の跡が残る。
無数のデコイ(蝋人形)の中からルフィは山カン1発で的中させたが、もしかして見聞色の覇気の予兆だったのだろうか

  • ゴムゴムのボーガン
投げ技の一つ。
敵の肩を掴み、両足を水平にして固定し身体を捩じることで、巻き取りの力を利用し上空へ吹き飛ばす。
ボーガンの矢になるのは敵の方。

  • ゴムゴムのバクバク
大口を開けて相手を食らう。多分ワポルを見て思いついた。
自然系(ロギア)に全然歯が立たない状況で繰り出したが、クロコダイルからは「くだらねェ真似すんじゃねェ!!」と激昂された。
でもクロコダイル的にはこれが一番危なかったという。

後々のケースを見るに、成功したらしたでとんでもないことになってそうだが
劇場版デッドエンドの冒険ではガスパーデ相手にも使用。口に頬張りはしたが結局吐き出してしまった。
やはり成功したらしたでとんでもないことに(ry

ちなみに質問コーナー「SBS」では、この技(及びワポル)が出る以前に「ルフィが口を広げて敵を食べてしまう技」を考案した読者がいた。
が、内容が「後でう○こと一緒に流してしまう」と下品だったためか、作者から「ダメだろ」とツッコまれていた。

  • ゴムゴムの丸鋸(まるのこ)
両腕を伸ばして相手を掴み体を回転、縮む反動で接近し蹴りを入れる。
クロコダイル戦でのみ使用。アニメではなぜか頭突きに変更された。

  • ゴムゴムの暴風雨(ストーム)
お前がどこの誰だろうと!!!」
「おれはお前を越えて行く!!!」
「風船」で膨らませた身体を捩じり、そこから息を吹き出して上昇。
回転しながら突進し、「銃乱打」のごとく文字通りの拳の嵐を繰り出す大技。

クロコダイル戦でのフィニッシュに初披露。
砂漠の金剛宝刀(デザート・ラ・スパーダ)」を掻き消すとともにトドメとなり、そのまま地下から岩盤を突き破りクロコダイルを天高くへ舞い上げた。
雨を奪った男に暴風雨でトドメを刺すという決着と、七武海という厚い壁を初めて乗り越えたという意味で印象深い読者も多い事だろう。
アニメではドヴォルザーク「新世界より」の第4楽章が実際に流れ、より臨場感を感じる演出に仕上がっている。
以降ゲームでは、「ギア」が絡まない状態での超必殺技の一つとしてよく組み込まれることに。

ほかでは青キジ戦やエニエス・ロビー道中でも使用、こちらは横方向にも突進している。
この技だけで100人近くの海兵を一度に吹っ飛ばしていた。

ちなみに「グランドバトル2」では、本誌でこの技が登場してからほとんど間を置かずにボイス付きで実装されており、非常に仕事が早い。

  • ゴムゴムの花火(はなび)
身体を縦横に捩じった後に開放。四方八方に拳や蹴りを食らわせる。
空島編で初使用。

  • ゴムフック
デービーバックファイト"コンバット"で、フォクシーとの一騎打ちに使用。
文字通り軽快なフックを相手に浴びせる。
ルフィには珍しい小技の一つ。

  • ゴムゴムの連接鎚矛(フレイル)
右腕を投げ縄の如く振り回し、遠心力をもって相手に叩きつける技。
かなり悠長な“溜め”が必要になるため、普段の高速戦闘では使われない。威力はお墨付きである。
フォクシーへのトドメに使用。そのまま10カウントで見事吹き飛ばしに沈めた。

  • ゴムゴムの攻城砲(キャノン)
「銃乱打」の如く腕を突き出しながら溜めた張力を、「バズーカ」の如く一気に叩きつける技。
威力は「バズーカ」以上で戦艦の砲撃も通じない巨大鋼鉄アーマーをも貫く
前準備に手間がかかるので「バズーカ」程の即応性は無いが、腕を遠くへ伸ばさなくていい分、実は「バズーカ」より室内などの狭隘空間での使用に向いている。

  • ゴムゴムの味方(みかた)ロボ
相手の四肢にゴムの身体を絡ませることで自由に操るという、主人公にあるまじき外道技その1。何やってんだお前!!
後のドフラミンゴである。正義感が強いとはいえ海賊が主人公の漫画だから出来た技である。
このまま相手を殴る「味方ロボパンチ」、蹴り飛ばす「味方ロボキック」なども可能。
人質の情に訴えて手を鈍らせつつ、こちらからは一方的に攻撃できる反面、背中が無防備になる。
なお、作中では背中から攻撃されそうになったのに気付いて咄嗟に解除した結果、絡めとられていた敵が代わりに攻撃を受ける事になった。

まさに外道…と言いたいところだが、実は味方ロボにする前にルフィは立ちはだかるこの敵に対して「すいませんけども、そこを通してください」と道を譲るよう丁寧に申し入れ、対話による平和的な戦闘回避を図るという対立する敵にはまず見せない斜め上な行為にも出ている。
無論、相手は立場上ルフィのお願いを受け入れるワケにはいかず武器を振るったので、「わかった…じゃあ覚悟しろよ!!」と味方ロボにされてしまったが…。

  • ゴムゴムの身代(みが)わり
その名の通り誰かを肉壁にするという、主人公にあるまじき外道技その2。
相手も海賊なので文句はいえまい。てか、もはやゴム関係ない。
作中ではバギーを投げつけ、ミホークの斬撃を代わりに受けさせた。

なお、技名こそつけていないものの、序盤のシェルズタウンの海軍支部でゾロのを探す際に追ってきた海兵に対し大佐の息子(ヘルメッポ)を盾にして回避していたことがある。
「海賊」が主題にして主役の本作ではしばしば忘れられがちだが、彼らはあくまでも悪事を働く犯罪者であり、道理に背く逸脱者。
そんな「海賊」の一員たるルフィにとって、戦いで誰かを人質にしたり盾に使うことは割となんでもないことなのかもしれない……。
ついでに祖父も似たようなことはためらいなくやる対象は海賊とはいえ立場的にこれはこれで考えもの…やっぱり血か…

◆基本技(修業後)

2年後の新世界へ向けて鍛えた為、技全体の威力も向上している。
またここから「ギア2」「ギア3」に加え武装色の覇気も交えるようになり、ほとんど覇気を併用した場合は技名も「ゴムゴムの動物名+武器名」というように変化。
バリエーションも非常に豊富になった。

派生技については上記参照。

  • ゴムゴムの蛇銃(スネークショット)
魚人島編にて使用。蛇のように開いた手を「散弾」の如くしならせ相手を掴み、握りつぶす技。
エネルギーステロイドを重複していたホーディが悲鳴を上げるほどの痛みを与える。
しかも海中で威力が落ちているにも拘らず、である。

  • ゴムゴムのUFO
パンクハザード編にて使用。両足を円盤の如く横回転させることで、少しの間飛ぶように移動しながら敵を蹴散らす技。
ふざけているようだが案外強い。UFOという言葉はどうやらワンピ世界にも浸透している模様。
ゲームだと、空中を飛ぶステージ移動技の一つとして出番が多い。

  • ゴムゴムのつっぱり
ワノ国編にて使用。腕を伸ばしてのつっぱりをかます。
腕が若干膨らんでいるため、後述の「ギア3」も使用していたのかもしれない。


◆ギア

エニエス・ロビー編から登場した、ルフィの明確な強化形態。
純粋に身体能力を向上させるものや威力のみを突き詰めたりと様々な形態が登場するが、体力の消耗が激しく多用するにはリスクが付きまとう。
しかし大切な仲間を守るため、ボロボロになってもより強くあろうと考案したルフィの新技術を下記にて解説する。


ギア2(セカンド)



お前はもう… おれについて来れねェぞ…

おれの技はみんな… 一段階進化する


作中最初に登場した「ギア」シリーズ。
足をポンプ代わりにして血の流れを加速させることで、身体能力を極限まで高める形態
発動させるときはしゃがみ込むような姿勢で、膝を下に押すような動作で空気を送り込む。

上記の台詞通り、この形態で繰り出される技は威力、速度共に大幅強化。
基本的に伸びていた腕の描写が「消える」程の速さになり、常人では目で追う事すら出来ず、見聞色の覇気使いでも並の使い手では避けきれないほどの打撃を可能にした。
と たはたはさ

青キジに敗北したことで力不足を痛感したルフィが考え、六式動物系悪魔の実の能力により通常時のルフィでは歯が立たないほど強いロブ・ルッチCP9との戦いで初使用。

また超人的体技「六式」の一つ“剃”を容易に真似できる脚力も得た為、瞬間移動の如く動き回ることも出来るようになった。

当然その分内臓や血管にも強い負荷が掛かり常人であれば破裂するが、身体全てが「ゴム」であるために破裂せず耐えることには成功している。
しかし消耗が激しいのは言うまでもなく、使いすぎると体そのものが動かなくなり遠巻きに寿命すら削る危険性も指摘されている。
ルッチはこの状態をドーピングと称した。

2年後編では修行により強い負荷にも耐えられる肉体となり、ある程度消耗のリスクは減った模様。また足だけでなく腕を一振りするだけで発動できるようにもなった。
しかし戦う相手のレベルも2年前より跳ね上がった関係上、戦闘時は常時これを展開しないと相手にならないシーンも多くなった上、四皇幹部以上にはそもそも通用しないなど新世界の魔境っぷりがうかがえる。

使用中は体熱が蒸気となって吹き出し、アニメでは身体中が赤みがかる。*4
「体に負担がかかる急激なパワーアップ形態」、「身体が赤くなる」(アニメ版)、「消耗がかなり激しい」といった点は、界王拳のリスペクトともいえるか。
多分赤いから速くなる訳ではないだろう。ちなみにその人の声優がシャンクスなせいで、後にその人の少年時代がルフィ声になった。
余談だが、能力の初披露からルッチによって原理が明かされるまで現実時間で一年以上かかった。

この形態で技を打つ時は「ゴムゴムのJET(ジェット)○○」といった形になり、武器名も英語読みに変化する。


  • ゴムゴムのJET(ピストル)
「ギア2」形態で放つゴムゴムの銃。打つ時は左手を照準代わりに前へ突き出し、狙い撃ちするような構えを取る。
ブルーノ戦で初使用。道力820の超人である彼をして「全く見えん」と言わしめる速度と威力を誇る*5
2年後では覇気を纏わせることで、かつて敵わなかったパシフィスタすら一撃で粉砕している。

  • ゴムゴムのJETバズーカ
ブルーノ戦のフィニッシュに使用。両腕を後ろに伸ばしつつ急接近して、至近距離からぶち込む。
相手も最大の防御技「鉄塊"剛"」で受けたことで吹き飛びはしなかったが、それを貫通し戦闘不能に追い込むには十分な威力を発揮。

  • ゴムゴムのJET(ウィップ)
「2」版ゴムゴムの鞭。ルッチ戦で使用。
描写的にもまるで本物ののよう。

  • ゴムゴムのJETスタンプ
目に見えない速度で前蹴りを放つ。
ルッチに使用したが、避けられて「六王銃(ロクオウガン)」を食らう隙を作ってしまった。
2年後でもジンべエ相手に使用している。

  • ゴムゴムのJET銃乱打(ガトリング)
「まいったなんて… 言ってねェ!!」
ルッチ戦ラストで、満を持して出されたJET版「銃乱打」。数発の拳が同時にめり込むほどの速度で乱打を浴びせる。
先程まで3発目の「六王銃(ロクオウガン)」を食らいもはや死に体の状態ながらも、仲間を思い奮起し繰り出すシーンはまさに圧巻の一言。
「鉄塊」を使ったルッチを壁ごと突き破り場外へブッ飛ばした。

アニメでは腕が全く見えず空気だけが殴りかかっているように描写され、凄まじい速度が強調された。
後にアマゾンリリー編でも使用。見聞色の覇気使いであるサンダーソニア&マリーゴールド姉妹必殺技による挟撃を軽く蹴散らしてみせた。

  • ゴムゴムのJETロケット
モリア戦で使用。作中ではベルトを引っ掴んで腹へと突撃した。
アニメでは同様の要領で「ミサイル」と叫ぶシーンも。

  • ゴムゴムのJET身代(みが)わり
JET版「身代わり」。偶々飛んでいたバギーを素早く引き寄せ肉壁にする。
ちなみに使ったのはこっちが最初。

  • ゴムゴムのJETハンマー
JET版「槌」。魚人島編で披露した。
但しこちらは捩じらず、足のすねで相手を固定しそのまま叩きつける。

  • ゴムゴムのJET鉾頭棒(メイス)
抱き着いた相手を、両足で上から蹴り飛ばす。
シーザー戦にて使用。

  • ゴムゴムのJET(スピア)
原作10巻から久々の登場となった「槍」のJETバージョン。
モネ戦にて、雪の鎌倉から脱出するために使用。地面を砕いて大穴を開けた。


他にもアニメではJET回転弾JET(アックス)JETスタンプ乱打(ガトリング)なども披露。


ギア2+覇気(修業後)

2年後の新世界へ向けて鍛えた為、技全体の威力も向上し基本技として使えるようになった。
武装色の覇気も交えるようになり、覇気を併用した場合は技名もほとんど「ゴムゴムの動物名+武器名」というように変化。
主に「鷹」や「鷲」と付く。


  • ゴムゴムの火拳銃(レッドホーク)
「全部守る!!!その為の”2年”だったんだ!!!」
「銃弾」のように片腕を後ろに伸ばして武装硬化、覇気と摩擦熱、「ギア2」の加速を組合わせて発火させた拳を相手に叩き込む。
ここで発生した炎は本物で、なんと深海1万mでも明々と灯り、四皇幹部ぺロスぺローが放つ飴の盾「キャンディメイデン」*6を一撃で溶かしてなお威力を保つ程。

魚人島編のホーディ戦にて初披露。
名前的にも兄エース「火拳」を受け継いだ技。アニメ版では初披露時エースの幻影が見える演出になっている。後にワノ国編にてこの技を見たお玉もエースを回想している。
アニオリの"3D2Y"ではこの技が出来た経緯が描写され、ワールドへのフィニッシュ技となった。

  • ゴムゴムの(ホーク)ライフル
チンジャオ戦にて使用。「ギア2」+武装硬化状態で放つ「回転弾」。
ここだけなぜか「ライフル」が漢字じゃなくてカタカナ表記。

  • ゴムゴムの鷹銃乱打(ホークガトリング)
武装色を纏っての「銃乱打」。ドフラミンゴカタクリにて使用した。
描写的にはこちらも「ギア2」の状態で繰り出している模様。
なおドフラミンゴ戦ではこれとは別にノーマル版の「JET銃乱打」も使っている。
なお、仮面ライダービルド 同名のフォーム があるが関係はない。

  • ゴムゴムの(イーグル)バズーカ
2年後版「JETバズーカ」。勿論武装硬化付き。
ルフィ的には、「ギア2」での速い攻撃は鳥の名前を付ける傾向にあるようだ。

  • ゴムゴムの鷹鞭(ホークウィップ)
「JET鞭」に武装色を絡めて放つ。
ドフラミンゴ戦にて使用。ローへ向けた「弾糸(タマイト)」の手を弾いた。

  • ゴムゴムの(ホーク)スタンプ
武装色版「JETスタンプ」。カタクリに使用。


ギア3(サード)



骨のある戦いがしたいんなら みせてやるよ…………!! もう一つの戦法…!!


骨から骨へ移動する空気(パワー)!!


みろ!! この左腕は!! 巨人族の腕!!!


「ギア2」と共に登場した別形態。発動時は親指を口に加える。
指先から空気を骨に直接送り込むことで「骨風船」を形成。ただ腹を膨らませる「風船」とは違い、体内で空気を動かすことで腕や足などを自在に巨大化させる
その威力は絶大で、兎に角強烈に広範囲に相手をなぎ倒す。まさにパワーに全てを割り振った形態。
海軍最新鋭の戦艦すら半壊せしめるこの力は、威力だけ見れば当時のルフィの技の中でも最大級といえるだろう。
ルフィは「巨人族の腕」と述べているが、偉大なる航路編では、マリンフォード頂上戦争や映画『STRONG WORLD』での描写が分かりやすいように、巨人族の胴体並みかそれ以上のサイズを誇った

消耗も「2」よりは少ないようであるが、こちらも大きな欠点が2つ。
1つは反動で子供サイズにまで小さくなること。巨大化していた時間分縮んでいる為、この時に襲われると手も足も出ないため大変危険。
もう1つはパワーに極振りした結果スピードが犠牲になっていること。手足に空気を送り込む予備動作がある分何をしてくるのかが丸わかりな為、素早い敵ほどまともに当たってくれなくなる。

膨らんだ部位は銃弾すら弾くほど非常に硬いが、逆にそれ以外は全くの無防備になるため隙も大きく、そしてそこを狙われると弱い。
実際ルッチ戦では、慢心して喰らった1発以外は直撃を悉く避けられていた。
以降は、自分より巨大な敵・巨大な建造物と対峙した場合の対抗策や大量の雑魚を薙ぎ払う時などに使用していく。


こちらも2年の修行を経て、小さくなるというリスクは完全に消去された。
ただし、サイズはかなり小さくなっており、基本的にルフィの体より少し大きい程度になっている。大きくしすぎないことで小さくなる反動が無くなったのかもしれない。その分小回りがきくようにもなっており、「銃乱打」等も披露するようになった。
「2」同様、「ゴムゴムの巨人の(ギガント)○○」といった形に技名が変化する。

元ネタは恐らく、昔のカートゥーンアニメなどで見られた「親指を咥えて空気を吹き込んで手を風船の様に膨らませる」という演出かと思われる。


  • ゴムゴムの巨人の銃(ギガントピストル)
「3」状態で初披露した技。巨大化した腕で殴りつける。
その威力は戦場だったためらいの橋の支柱を粉々に吹き飛ばしたほど。
慢心からか、ルッチはこの技を「鉄塊」状態とはいえまともに受けたことでその後の戦闘に大きな影響を及ぼした。

  • ゴムゴムの巨人の斧(ギガントアックス)
「3」版ゴムゴムの戦斧。
巨大な海軍戦艦の甲板がひしゃげるレベルの威力を持つ。
ただし隙もより大きくなっており、空気が再び移動するまでいいように攻撃を受けた場面も。
どうでもいいけど戦斧じゃなくて斧になってる。

  • ゴムゴムの巨人の鞭(ギガントウィップ)
巨大化した足での回し蹴り。
作中では巨大マスト数本を一度にへし折った。

  • ゴムゴムの巨人の(ギガント)バズーカ
両腕に空気を送り込んでの「ゴムゴムのバズーカ」
巨人オーズ戦でのトドメに使用。船員皆の協力を得て背骨ごと粉砕した。

  • ゴムゴムの巨人の回転弾(ギガントライフル)
「強ェとわかってんだから…始めから全開だ!!」
「3」版ゴムゴムの回転弾。パシフィスタへのトドメに使用。
マリンフォードでは巨人の海兵を一撃で仕留める威力を発揮。

  • ゴムゴムの巨人の(ギガント)スタンプ
インペルダウン編で使用した巨人版「スタンプ」。
Mr3の「特大サービスキャンドル壁」と併せて使い、マゼランの「番の巨兵」を押し退ける活躍を果たした。

  • ゴムゴムの巨人の風船(ギガントフーセン)
「3」で更に大量の空気を取り込み肥大化する技。センゴクの仏人化の一撃を耐える程の耐久性を誇る。
これが超新星編で披露した最後の技となった。何故かバルーンじゃない。

  • ゴムゴムの巨人の(ギガント)つっぱり
新世界編で久々に登場した「巨人の」シリーズ。
その名の如く巨大な張り手を放つ。直撃した浦島は空の彼方へ消えていった。
ちなみにこの時、特に武装硬化等はしていない。


ギア3+覇気(修業後)

2年後の新世界へ向けて鍛えた為、技全体の威力も向上し基本技として使えるようになった。
武装色の覇気も交えるようになり、覇気を併用した場合は技名もほとんど「ゴムゴムの動物名+武器名」というように変化。
こちらは「」や「灰熊」のような大型動物中心。


  • ゴムゴムの象銃(エレファント・ガン)
「ギア3」で丸く膨らませた腕を武装硬化して放つ、2年後版「巨人の銃」。
新世界編で初披露した新技であり、超巨大な怪物クラーケンを海中であるにもかからわず一撃でノックアウトした。
「巨人の銃」と比べて腕が丸く、サイズはvsロブ・ルッチ戦のギア3より小さいことが多い。
初披露の際ナミ達は色について言及しておらず、武装色の覇気の使い手以外に、武装硬化の変色が見えているのかは不明。
以降「銃」に代わる主力技として出番は多い。

  • ゴムゴムの象銃乱打(エレファント・ガトリング)
両腕を膨張、武装硬化して一気に拳をたたき込み続ける。原作ではありそうでなかったギア3版「銃乱打」。
スケールも当然凄まじく、薬で強化されたホーディもこれには堪らず敗北した。

なおルフィはこれで魚人島の1/3ものサイズを有する方舟ノアを破壊しようとし、実際に海王類たちが「役割を果たす」ことを危ぶむレベルの損壊を与えた。

  • ゴムゴムの灰熊銃(グリズリー・マグナム)
お前の顔はもう見たくねェッ!!!!」
武装硬化させた「ゴムゴムの巨人のバズーカ」。
シーザー戦にて使用。同化した「シノクニ」と真っ向から打ち合い、競り勝って吹き飛ばした。

  • ゴムゴムの業火拳銃(レッドロック)
「おれはモンキー・D・ルフィ」
おまえらを超えて……“海賊王”になる男だ!!!」
武装硬化させた腕を発火させ、勢いよく振り下ろす「雷将象銃」風の技。
記念すべき1000話にて、カイドウ再戦の初めに使用。
「ゴムゴムの火拳銃」と似ており、発火を伴う上に「キュイン」という音と共に加速されているなど、ギア3のデメリットであるスピード不足が補われている。
加えて、ワノ国で会得した「流桜」としての覇気の使い方を実践しており、以前は全くダメージを与えられなかったカイドウを殴り倒す事を可能とした。

『ONE PIECE magazine Vol.13』に掲載されたネーム版では、「ゴムゴムの巨人の(ギガント)火拳銃(レッドホーク)(仮)」という名称にされていた。

アニメ版1015話では原作1000話記念という事もあって、劇場版かという程のクオリティでカイドウを打ちのめしている。
覇気を籠める際に流れる「おでん処刑告白のくだりから鬼ヶ島突入までの回想」演出は、それまでの積み重ねもあって必見。

  • ゴムゴムの怪鳥銃(ロックガン)
「ギア3」の腕を硬化させたパンチで、カイドウ再々戦で初使用。
見た目は「象銃」とほぼ変わらないが、「覇王色の覇気をまとわせる」技術の体得により、カイドウを殴り飛ばすほどの威力を誇る技へと昇華している。
まさにゾウを捕えて食べてしまうというロック鳥の名を冠するに相応しい技と言えるだろう。

  • ゴムゴムの怪鳥銃乱打(ロックガトリング)
覇王色版「象銃乱打」。
カイドウ再々戦で初使用し、「軍荼利龍盛軍」と真っ向から打ち合った。


ギア2+3(セカンドプラスサード)

上記の2と3を重ねがけした形態。モリア戦でのみ使用。決め手になったが負担はもちろん増加した。
両形態の負担をある程度克服した新世界編ではあまり同時使用する描写は見られなかったが、
ワノ国編でギア2の煙を出した状態で「象銃」を撃っている描写は存在するため、ある程度消耗は大きいが同時使用は出来るようになってる模様。


  • ゴムゴムの巨人のJET砲弾(ギガントジェットシェル)
「すぐに全部吐き出させてやる……!!!」
「風船」のように身体を膨らませた後、文字通り弾丸となって高速で突撃する。
モリア戦でのフィニッシュ技となったが、「ギア」の重ねがけは流石に無理がたたり、ルフィもその場で倒れてしまった。


ギア4(フォース)

2年間の修行期間中、ルスカイナ島に棲む猛獣達との死闘を経て、新たに生み出された「ギア」。
ドレスローザ編終盤、ドフラミンゴ戦にて初登場した。アニメ版ではこの形態を発動する際、歌舞伎のような掛け声をする。
現在3形態存在するが、どれも発動する際は左手首の付け根を噛む動作を取る。

体内に空気を入れて発動するのは「3」と同様だが、こちらの場合は腕から空気を体内に注入することで「筋肉風船」を形成
加えて武装色の覇気を纏わせることで、金剛力士を思わせる巨躯へと変身する。
形態によっては多少の違いがあるが、共通して肩や背中に入れ墨を思わせる形の武装硬化を彩り、髪は逆立ち目には隈取、蒸気は天衣の如く動き模る。
腕の構えも、歌舞伎役者の様に右手を平に突き出す。
実際、その姿を見たワノ国の侍達は「明王」と表現していた。

その戦闘力は絶大で、どの形態も七武海以上の力を発揮し、四皇幹部にも迫る強さに至る。
しかし消耗も激しく、長時間使用すると覇気どころかまともに戦えなくなるほど弱まるデメリットも抱えている*7
とはいえ四皇自身との差は未だ隔絶としたものがあるため、万国編以降は強敵との連戦もあって出番が急増している。
ワノ国編で修行も重ねており、「金色神楽」への討ち入りの際もギア4を使う場面も増えているが、短時間だけの使用なら使用後も戦闘不能になる程の弱体化は起きていない。


弾む男(バウンドマン)



────おれは2年間!!
怪物みてェにデカイ猛獣達と戦い続けて来たんだ

あいつらをねじ伏せる為に この“巨体”と“弾力”が必要だった!!!


…… 弾力が何の役に…


だまれ お前は 手も足も出せねェぞ!!


「ギア4」の基本となる形態で、力や移動スピードがバランス良くパワーアップしている。
ドフラミンゴ戦で初披露して以降強敵との戦いで多用されることもあってか、「ギア4」といえば大体これが思い浮かぶだろう。
上半身が異様にパンクアップした状態で、手足に武装硬化を集中させている。
「バウンドマン」の名の通り、強い弾力のせいで平時はまともに立つことができず、常にゴインゴインと小刻みに跳ねている
主に武装硬化で皮膚を硬くすることでよりゴムの張力を引き上げ、弾力を大幅に上げたスタイルと言える。
イメージとしては今までがゴムボールならこちらはバスケットボールやタイヤのようなものだろう。

一見ふざけた風体にも見えるが、その拳は直撃すれば王下七武海クラスでも島の端へと飛ばすほど強力
更に空を直接蹴ることで「月歩」のように自在に宙を駆る機動力も手に入れた。
四皇大幹部クラスにもなると、自身の技能で防御したり回避したりするケースもあるが、逆を言えば大幹部クラスでも直撃してしまうと大ダメージは避けられない。
スピード自体も非常に早く、その速度はドフラミンゴレベルの強者でも回避が出来ずにギリギリのガードしかできなかった、しかもその攻撃力から大抵はガードごとぶち破られることがほとんど。

また武装硬化を纏った事で最近空気だった「ゴムの防御力」が復活。余程力の差がない限り、たとえ武装色で攻撃されても弾き飛ばす弾力も併せ持つ。
攻撃する際は腕や足を内部に圧縮させ、その反動を開放するようにしてぶつける。
逆にこの状態になるとゴムのあまりの強度で基本的に腕が伸びづらくなるのか(技によってはしっかり腕は伸びる)、
戦法が通常よりも超高速で動いて近づいて思いっきりぶん殴るインファイト戦法に変わっている。

反面消耗も他形態と比べて激しく、一度使用すると最低10分間は覇気が使えなくなる。
とはいえ途中解除は可能なため、時間切れにさえ気付ければ切れる前にその機動力で逃げを打つことも可能。


  • ゴムゴムの猿王銃(コングガン)
腕を内部に、何層にも圧縮させた拳を打つ。反動を最大限利用するためか遠くまで腕を伸ばさず、高い機動力で接近してから打つ。
その威力は七武海ドフラミンゴが、武装色でガードしたにも拘らず王宮から市街地の中心まで吹き飛ばされる程。

  • ゴムゴムの犀榴弾砲(リノシュナイダー)
両足を圧縮させてのドロップキック。
ドフラミンゴに使用。その速さは接近含めて全く反応させなかったレベル。

  • ゴムゴムの大蛇砲(カルヴァリン)
「銃」のように腕(ルフィ曰く大蛇(パイソン))を伸ばして攻撃する。
但し覇気による張力の応用か追尾性能が凄まじく上がっており、たとえかわしたとしても折れ曲がって軌道変更し、再び攻撃を仕掛けてくる。
アニメでは、監督の意向で腕の伸びの長さ・曲がる回数が原作の十数倍以上になるオリジナルが盛り込まれており*8、ドフラミンゴを何百mも追尾したり「超過鞭糸(オーバーヒート)」を真っ向から打ち破ったりした。以降も腕が非常に伸びるオリジナルは踏襲されている。

  • ゴムゴムの獅子(レオ)・バズーカ
ギア4版「ゴムゴムのバズーカ」。
ただしこちらも後ろに腕を伸ばさず、内部に圧縮させた状態で放つ。
もちろん威力はかなりのものであり、ドフラミンゴを市街地から遠くまで吹き飛ばした。

  • ゴムゴムの猿王群鴉砲(コングオルガン)
残像で両腕を並列に増やし、そこから一斉掃射をかける技。
シャーロット・クラッカー戦にて、ビスケットの兵隊を薙ぎ払うのに使用した。
広範囲の敵を薙ぎ払う技。

  • ゴムゴムの猿王回転弾(コングライフル)
ギア4版「回転弾(ライフル)」。
鬼ヶ島でのvsカイドウにて初使用。
普通の「猿王銃(コングガン)」と比較して構えた腕が若干ひねられており、回転のかかった殴打で相手を吹き飛ばす。

  • ゴムゴムの猿王銃乱打(コングガトリング)
弾く覇気(流桜)を併用した、ギア4での「銃乱打(ガトリング)」。
鬼ヶ島でのvsカイドウにて初使用。
劇場版『STAMPEDE』では、ダグラス・バレットとの戦いで「大猿王」状態での銃乱打が先行登場している。


タンクマン



満腹の力!! 思い知れ!!


抜けない……!! 何をする気…!!


新世界の果てまで飛んでけ~~~!!!


ホールケーキアイランド編序盤のクラッカー戦にて披露。
この時食欲の限界までビスケットを食していたため「満腹バージョン」として登場しているが、ノーマル版もあるのかは不明。
腹部が風船の如くふくらみ、下半身に武装硬化を纏わせた状態になる。

防御能力が非常に高く、作中では四皇幹部クラッカーの剣の一撃を柔軟に受け止める弾力は備えている。
動きもしない形態だが、この形態の本質は、敵が突っ込んでくる戦況を用意したうえで一撃に全ての威力を込める、奥の手のカウンター形態となっている。

腹部に覇気と空気を集中させ丸くまるで液体を入れた容器(タンク)であり、敵そのものを砲弾として打ち出す戦車(タンク)の砲台となっている。
ギア4のエネルギー消費量の高さにより、「満腹バージョン」でも一度技を使えば腹の膨らみが幾分か小さくなる。


  • ゴムゴムのキャノンボール
攻撃してきた相手を弾力で吸引し、腹へめり込ませる。めり込んだ相手は圧力で押し潰され身動きが取れない。
そして反動と勢いを利用して思い切り場外へ吹き飛ばす迎撃技。シャーロット・クラッカー戦のフィニッシュ技となった。
威力は高いが、この技の使用後にルフィはすぐ変身解除して大いに痩せたりとかなり消耗するため技の連発は出来ず、事前にクラッカー本人が直接つっこんで攻撃してくる状況を作り出せなければ意味が無かったためかなりの賭けでもあった。
「4」系の中では珍しく動物名がつかない。


スネイクマン


蛇男(スネイクマン)』? ───さっきと少し違う様だな


うん…!! さっきより 速いっ!!!


カタクリ戦終盤で披露した形態。どこかしら異様に膨れていた他形態と比べ、比較的スマートにまとまっているのが特徴。
蛇を模しているのか、握り拳を平らにしたような独特の構えを取る。
たぶんアマゾンリリーのボア三姉妹とは特に関係ないと思われる

「バウンドマン」と比べるとこちらは“技”の射程範囲・速度・自由自在さに特化した形態
半面「バウンドマン」よりは技の威力と防御力・移動速度が低下し、戦闘スタイルも自分から高速で動き殴りに行く「バウンドマン」に比べ自分はあまり動かず敵を中距離から狙い撃つスタイルに変わっている。
空中移動はできないようで原作1042話では空中に飛び出した際バウンドマンに切り替えている他、誤解されがちだがバウンドマンと比べて「自身のスピードが上がるタイプ」というわけではない。(海賊無双4シリーズでは自分の速度も上がってたが)
そのため、この形態を使用するのは、「バウンドマンでも当てきれないほど素早い相手」「確実に技を当てたい相手」に限られる。


全ての攻撃に「大蛇砲」の特徴が付与されており、技自体の追尾性能も更に向上。初撃を避けた段階でもう次の攻撃が飛んでくるレベルまでスピードも大幅アップ。
具体的に言うと攻撃を避け後ろに行ったと思ったら横から殴られるなど常識では考えられない挙動を行う。
半面一回の攻撃の腕の伸びが長いため腕が手元に戻る前に攻撃されると防御に弱い欠点も持っているが、
腕の伸びるスピード自体が非常に速く、上記の通り攻撃を回避しても追ってくる上に伸びれば伸びる程加速し威力も上昇するという特性を持っているため、必ず相手に当てて、相手に攻撃の隙を与えないようにカバーされている。
予知レベルまで覚醒した「見聞色の覇気」と併せて、蛇の奇襲のようなしつこい追尾性能と驚異的な攻撃速度、更に予測不可能な角度からの襲撃をウリにしている。

アニメの万国編や劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』での戦闘では、前述のアニメオリジナル版「大蛇砲」の特徴である腕の伸びの長さが増えて曲がる回数も数十回となって派手になっている。原作の速度をそのまま再現するとわずか数秒で攻撃が終わるはずなので、引き延ばしを兼ねているのかもしれない。
とにかくヌルヌル動くので、是非一度見て貰いたい。特にカタクリとの決着シーンは必見。


  • ゴムゴムのJET大蛇砲(カルヴァリン)
「大蛇砲」のJETバージョン。「バウンドマン」と同じく内部に腕を圧縮させてから放つ。
初撃こそ直線で単調だが、直ぐ曲がって追尾し死角から攻撃をしかけてくる。
おまけに伸びれば伸びる程加速し、威力も上がっていく。原作では2〜5回ほど曲げて伸ばしてから当て、アニメ版では十数回曲がって伸びてから当てたりしている。

  • ゴムゴムの黒い蛇群(ブラックマンバ)
「銃乱打」の如く両腕で「大蛇砲」を放ち続ける。
勿論追尾性能も据え置きで、避けても防いでもどこまでも攻撃が飛んでくる。
未来予知レベルで見聞色の覇気を使いこなすカタクリですらかわしきれないほど。

ちなみに元ネタのブラックマンバも正確な噛みつきと蛇界最速のスピード、即効性の猛毒を持つ恐ろしい蛇だったり。

  • ゴムゴムの王蛇(キングコブラ)
何回も腕を迂回させ、威力と速度が最大になったタイミングで放つ「大蛇砲」。現時点での「スネイクマン」の必殺技
カタクリ戦の最後、大技「(ザン)(ギリ)(モチ)」に対抗する形で使用し、相打ちとなった。
アニメでは腕にコブラのようなオーラを纏う演出が追加された。

  • ゴムゴムの九頭蛇(ヒュドラ)
カイドウ戦で披露。
腕を高速で撃ち出し、上下左右などあらゆる角度から高速で拳のラッシュを打ち込む技。


ちょっとギア4(フォース)


身体の一部分のみに筋肉風船を発動し、通常状態のままギア4を発動するといった使用方法。戦法としてはギア3に近い。
エルバフ編にて披露した。
通常のギア4形態とは違って全身に覇気を纏うスタイルではないため、比較的体力消耗を抑えた戦法になっている。


  • ゴムゴムの猿王銃(コングガン)
片腕のみに筋肉風船を発動し使用。
巨人族ですら簡単に壊す事ができないブロックの国の壁を一撃で破壊した。


ギア5(フィフス)



おれのやりたかった事全部できる…………!! もう少し戦えそうだ
心臓の音も面白ェ!!

これがおれの最高地点だ………!! これだ…!!! "ギア5"!!!


カイドウ戦で致命傷を負った際に能力が覚醒し、新たに会得した形態。
世界政府による隠蔽で表向きは超人系悪魔の実ゴムゴムの実とされたが、その実の真名である動物系悪魔の実ヒトヒトの実幻獣種 モデル“ニカ”」の「太陽の神ニカ」に酷似した姿となる。

外見は巨大化していた「ギア4」と違い通常時と同じ体形。
しかし髪色は真っ白に染まり炎のように揺らいで逆立っており*9、服全体も白になって、目の色彩が赤色に変わっている。そして羽衣のような煙を纏う。
ギア2のように煙を纏い、ギア3以上に自在に身体を巨大化させることができ、ギア4のように覇王色の覇気を纏わせて戦えるなど、まさに最高地点にふさわしい力を発揮する。
ただしこの覚醒形態が全くのノーリスクのはずがなく、反動として激しい体力の消耗を迫られる。
消耗しきった時は老人のような顔つきになりカイドウからも「誰だ!?」と突っ込まれるほど。*10

心臓の音がドラムのように踊り鳴っているためか、テンションは非常にハイな状態。
覚醒時に「アハハハハ!!」と笑うなど普段のルフィとは異なる様子を見せる。
このため能力発動の条件はこの心音の変化がキーとなるようだ。

また、生物・無生物を問わず触れたもの全てを一時的にゴムに変えるといった周囲に影響を与える覚醒した超人系のような能力も併せ持つ。
無生物にも影響を与える代わりにそれらの遠隔操作も可能なイトイトの実モチモチの実の覚醒とは似ながらも少し違うことも特徴。
体の柔らかさも従来とは比べ物にならず、カイドウの覇気を纏った金棒に殴られてもそのまま変形してダメージを軽減できるほど。
他にも地面に陥没するまで殴られた時は目玉が飛び出したり、頭から殴られた時はドラム缶体形になったりとゴムの表現がより強く描写されているのが特徴。
これは当然相手にも適用され、この状態で殴られた敵の顔面は某ガキ大将の拳の如くめり込み拳の形が後頭部にまで出来上がるほど。
交戦したカイドウは当初自分の胴体や眼球等がゴム化して変形することに驚かされていた。

作中では周囲の環境を利用する戦法をよく取っており
カイドウ戦では地面をゴムの壁にしてカイドウの熱息を跳ね返す、ルッチ戦では地面に潜りつついきなり現れて噛みつき、口に含んだ瓦礫を吐き出し弾にする、周囲の物体をゴムロープ代わりにしてパチンコの要領で突っ込むなどの戦法を見せている。

自分も相手もその他のもの全てを自由自在に変形させる様は、さながら某ハリウッド映画某カートゥーンアニメ、あるいは表現が非常に大げさだった頃のギャグ漫画のようですらあり、五老星はこの能力を「世界でもっともふざけた能力」と顔を顰めながら評している。
ルフィの発想の豊かさも相まって常識では考えられない行動を取る戦法を魅せており、とにかく変幻自在・奇想天外・天衣無縫な戦闘スタイルと総評してもいいだろう。

また更なる腕力を齎すと言われてる通り純粋なパワーもギア4タンクマンすらも超える腕力を発揮しており
作中では巨大な龍形態のカイドウを片手で強引に引っこ抜いた挙げ句に振り回して何度も地面に叩きつけるなど規格外のパワーを見せている。

四皇(カイドウ)を地に伏せるほど強大な形態ではあるが、これをもってしても四皇を圧倒できる力というわけではなく(むしろ一時劣勢になりかけた)、四皇ひいてはロジャーなど海賊界の頂点がいかに困難か、も同時に示している。

劇場版『FILMRED』ではギア4スネイクマンの状態から覚醒し顕現する形でテレビアニメ本編より先駆けて数秒登場。
副音声上映では、制作現場もギリギリの状況だったが、観客の喜びを考えて原作者権限で出すようお願いしたとのこと。制作現場もおそらくそう言われることが分かっていたのでそれに備えて準備していたらしい。
YouTube『WOWOW2023年6月10日「FILM RED」同時鑑賞会』では、メディア担当編集の高野が原作でギア5出た直後に監督と「ギア5が出ないと、トットムジカがどんだけヤバいか伝わらないよね」という旨の話し合いをしたと述べている。

週刊少年ジャンプ2022年34号での青山剛昌との対談ではギア5の裏話について尾田栄一郎が語っており、
  • 「イメージとしては急に『トムとジェリー』を描いたような感じ」
  • 「ずっとやりたかった。反感を買ってもいいと思ってめちゃくちゃふざけた。深刻な作品ではなく、とにかくバトルでふざけたい
  • 「“思いついたら電球がつく”“走るとき足がグルグル車になる”“眼が飛び出す”ような先人達が作ってくれた漫画の記号みたいな表現が、バトル漫画だと深刻になるのでどんどん無くなっていくのが嫌だった」
  • 「『トムとジェリー』はお互いが巫山戯るから成り立つが、ルフィ一人がふざけても戦う相手はそうじゃないというのはなかなか温度差があって難しかった」
とのこと。

  • ゴムゴムの風船
原理的には通常時のゴムゴムの風船と同じ技。
龍状態のカイドウの体内で使用した時にはカイドウの胴体が膨らんだため、通常時より膨らんでいると見られる。
また浮力に関しても強力で、強制的にカイドウを浮かせてしまう程である。

  • ゴムゴムの脱出ロケット
カイドウの体内から脱出する時に使用。
通常時のゴムゴムのロケットと流れは同じだが、使用する際にルフィはカイドウの目玉の裏から手を伸ばし、目をゴム化させてそのまま鼻を掴み勢いをつけていた。

  • ゴムゴムの巨人(ギガント)
自在に巨大化できる能力を用いて、自身の体を巨人族並かそれ以上の体躯に変化させる。
ある意味「ギア3」の究極系ともいえる技。

  • ゴムゴムの縄飛(なわと)
龍状態のカイドウを縄跳びに見立てて、縄の様に振り回した。えげつない。

  • ゴムゴムの(かみなり)
降り注ぐ雷を掴みのように投げつける荒技。…どこの完璧超人ですか?
おそらく触れたものをゴムに変える能力を利用したものと思われるが、カイドウには避けられてしまった
一応言っておくが、雷を避けるカイドウの反射神経が異常なだけである

アニメ版1074話では雷をゴム化したり触ったりして利用する場面が増加。
  • ゴム化した雷を掴んでゴムロープ代わりにしてその場で回転したり、反発力を利用して突っ込む。
  • カイドウの周囲に雷を展開し、ゴム化した雷から雷へと連続でプロレスリングのゴムロープのごとく飛び移ることで怒涛の連撃を喰らわせる。
  • 雷雲に触れ、雷雲の中に手を突っ込むことで膨大な量の雷を引き抜き、それを投げつけてエネルの「万雷(ママラガン)」やビッグ・マムの「天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)」のような広範囲に渡る雷撃を降り注がせる。

といった使い方を披露しており、ギア5の出鱈目さに更に拍車をかけた技になっている。

  • ゴムゴムの猿神銃(バジュラングガン)
「触らねェ方法ならジジーに習ってんだ!!」
「奈落のどん底まで叩き落とす!!!」
自らの腕を鬼ヶ島に比肩する大きさに膨らませ、尚且つ武装色と覇王色を纏わせた渾身の一撃。
スケールは当然「大猿王銃」を上回る作中最大規模。
鬼ヶ島に比肩するサイズとなったカイドウの大技「火焔大炬 昇龍 火焔八卦」とぶつかり一時は劣勢になるも、最後は見事制してみせた。
「バジュラング」とは、インド神話における猿神「ハヌマーン」の別名。「屈強な者」という意味合いがある。

  • ゴムゴムのモグラ(ピストル)
エッグヘッド編でのルッチ戦に使用。地面をゴム化させて地中からルッチの腹にパンチを喰らわせた。

  • ゴムゴムの白い(ドーン)(ウィップ)
エッグヘッド編でのルッチ戦及び黄猿戦において使用。ゴムゴムの鞭の強化版。大回転しながら伸ばした足で蹴りをたたき込み敵を吹き飛ばす。
覚醒ルッチでさえ、壁に叩きつけられ吹き飛ばされて自分の体の形の穴を壁に空けてしまった程。

  • ゴムゴムの白い(ドーン)ロケット
周囲の物体をゴム化させて、さながらパチンコのように反動をつけつつ、一気に敵に突っ込んで攻撃する。
覚醒ルッチも意識が飛びかける程の威力。

  • ゴムゴムの白い(ドーン)スタンプ
黄猿戦で使用。ゴムゴムのスタンプの強化版。
黄猿が放った八尺瓊勾玉で作られた分身を蹴散らすために使用。

  • ゴムゴムの白星銃(スターガン)
高速で回転し、遠心力をつけた状態で殴りつける技。
クリーンヒットさせると、頭部をゴム化しながら拳が深くめり込む。
威力も絶大で「海軍大将」である黄猿ですら直撃すれば一撃で脳震盪を起こし長時間の戦闘不能状態に追い込まれる程の威力を誇る。

カイドウ戦では技名を言ってないが、これらしき技でカイドウの顔面を殴りつけ地に伏せさせた。

  • ゴムゴムの白い銃乱打(ドーンガトリング)
友達(ダチ)を傷つけやがって!!」
巨大化した両腕に武装色の覇気を纏った状態で放つ、「ゴムゴムの銃乱打」の強化版。
エッグヘッドで五老星のサターン聖に使用。動物系の中でも相当な強さ*11とみられるサターン聖を吹っ飛ばすほどの威力。
また、サターン聖が再び差し迫った時にも使用。ニカの姿に変身したボニーのパンチを、後方から火力支援をする為に発動し、2人で彼の肉体を再生が追い付かなくなるまで殴り続けてぶっ飛ばした。

  • ゴムゴムの白い万力(ドーンシンバル)
巨大化した両手で相手を挟み潰す技。
サターン聖と黄猿に放ち、この技を喰らった2人は体がペラペラの状態になった。
その後、ペラペラになった2人を思いっきり投げ飛ばし、黄猿は軍艦まで吹き飛ばしたが、サターン聖は投げ飛ばされた勢いを逆利用してブーメランの如くルフィの元へUターンしたため有効打には至らず。

  • ゴムゴムの白い風船(ドーンバルーン)
五老星のマーズ聖に使用。
敵を膨らませた腹部の中心にめり込ませ、後ろから味方に攻撃して貰いその反発を利用して相手を遥か彼方へ吹き飛ばす技。
ギア4“タンクマン”の時に使用した『ゴムゴムのキャノンボール』の強化版とも言える。




◆その他の形態

「ギア」の他にも、状況により姿を変えたケースも。

●水ルフィ


水ルフィい、と…ゲップ
やべェ!!! 水もれだ!!!

(このガキ…本気なのか!?)


クロコダイル戦で披露した姿。といっても水をたらふく飲んで風船のような水っ腹になっただけだが。
こうなった理由も「水樽を庇いながらじゃ戦えない?じゃあ水全部飲んじゃえばいい!」というどこまでも安直なモノ。
その間抜けな姿にクロコダイルはブチ切れて冷静さを失わせたが、「首をポンプ代わりに吸い出し巨大な水を浴びせる」という発想を前に、七武海に列する彼にとっても無視できない負傷を追う事になった。

  • 水水(みずみず)(ピストル)
首をポンプ代わりにして水弾を放つ技。アニメでは発射音がモロにドラゴンボール。
初回は通用したが、2回目以降は、ダメージを受けたことで冷静になったクロコダイルには通じず手で吸収され封じられてしまった。


ナイトメア・ルフィ



ルフィは、おれ一人だぜ!!!


スリラーバーク編で登場。カゲカゲの実の性質を利用する形で、影を100体入れられ*12大幅にパワーアップした状態のルフィ。
後の「バウンドマン」のように上半身が膨らみマッチョになり、髪は逆立ち目には隅がついて肌は薄ら青白くなっている。
その大きさはナミウソップの身体を手に収める程。

強い影をふんだんに取り入れただけあって、戦闘力は非常に強力。
麦わらの一味を壊滅させた魔人オーズ(ルフィの影入り+モリアのサポート付き)の攻撃を片手で受け止め、殴り飛ばすわ投げ飛ばすわタコ殴りするわと規格外な事を平然とこなす。
加えて海軍に所属している剣術の達人の影も入っている為、背中の大刀を使い敵を一刀両断することも出来る。
ゲーム版だと達人の技として刀による一閃、酒を飲んで火球を飛ばす等が実装されたこともあった。

この形態が無ければモリアとオーズへの勝利は不可能だったのは間違い無いだろう。
反面、100体の影を一度に入れるのはルフィでもかなりしんどかったのか、撃破直後に力尽き元に戻ってしまった。
この時に限り、語尾「~だぜ」になる。


◆協力技

時には信頼できる仲間の力を借りることも。
基本的には実力が近いゾロ・サンジと組むケースが多い。


  • 空軍(アルメ・ド・レール)ゴムシュート
サンジとの協力技。
ルフィに足を掴ませ、勢いよく蹴り切ることで吹っ飛ばす。途中回転も加えるオマケつき。
ワポルに直撃させたが、吹っ飛ばされたワポルがぶつかった毛カバのロブソンが更に吹き飛ばされ空の星になる程のパワーを持つ。

無論移動にも転用可能。魚人島ではシャボンの層を抜けないよう調節して放っている。

  • ()きムチシュート
「ゴムゴムの鞭」、ゾロの「龍巻き」、サンジの「肩肉(エポール)シュート」を合わせた技。
作中ではこの大技をアラバスタのサンドラ大トカゲにのみ使用。
この項目でも異質な技名となっているが、砂漠の暑さとアラバスタに迫る危機への焦りから排除を急いだ3人が同時に放った必殺技が偶然合体技となったような感じ。
その余りのオーバーキルっぷりには流石のウソップ達も同情を禁じ得なかった…怪物に。
「な…なにもそこまで…」
「あいつら3人揃うと怪物に同情しちゃうわ…」
また、エルバフ編ではこの技をオマージュした協力技が登場。
  • (まき)(ウィップ)ストライク
「ギア3 ゴムゴムの象鞭」、ゾロの「三刀流 黒縄・大龍巻」、サンジの「魔神風脚(イフリートジャンブ) 肩肉(エポール)ストライク」を合わせた技。
ライオンに変身するロードのペット下僕の巨大な猫のイスカットに使用。

  • 三百煩悩攻城砲(さんびゃくポンドキャノン)
108を二つでいくつだ
216
何だ、長いぞそれ
何でもいいよ
じゃ、300
ああ

上記のガバガバ計算で繰り出されたゾロとの合体技
「ゴムゴムの攻城砲」とゾロの「百八煩悩鳳(ひゃくはちポンドほう)」を同時に放つ。
とはいっても麦わらの一味のNo1とNo2が繰り出す大技なだけあって威力は当時トップクラスであり、巨大な壁とも形容できるアクア・ラグナの津波に大穴を開け、文字通り道を切り開いた。

  • 6億B(おくベル) JACK POT(ジャックポット)
ルフィ、ゾロ、サンジロビンフランキーという一味の総戦力が繰り出す同時攻撃。
スリラーバーク編で使用。下っ端も下っ端な兵士ゾンビたちをこれで瞬く間に吹き飛ばした。
ちなみに正確には当時計6億2100万ベリー。

  • 羊肉JET六百煩悩攻城砲(ムートンジェットろっぴゃくポンドキャノン)
「ゴムゴムのJET攻城砲」、ゾロの「百八煩悩鳳」、サンジの悪魔風脚(ディアブルジャンブ)版「羊肉(ムートン)ショット」を合わせた技。
一味のトップ3が放つ大技で、当時の合体技ではこれ以上ない程の威力を誇るが、パシフィスタ相手にはこれでも全然足りないほど隔絶とした差があった。
また、なにげに「JET攻城砲」は単体での使用例がなく、この合体技が唯一。

  • ゴムゴムのヘビースタンプ
珍しいチョッパーとの合わせ技。「スタンプ」と「重量(ヘビー)ゴング」の同時攻撃。
ワノ国の兎丼で、看守たちにかました。


◆即興技

剣士のゾロや足技のみのサンジと違い、ルフィは特に戦い方にこだわるような性格ではない*13
普段は基本的にゴムゴムの力を使った徒手空拳で戦うが、これは武器を使った戦闘が不得手であるにすぎない。(そもそも武器の扱いが下手くそ)
そのためその場にあった物を使ったり、第三者の協力を取り付けて強敵の撃破にあたるケースも多い。
中には受けた攻撃をそのまま逆利用したりする場合も。

ここでは何かをつけた、つけられた状態での技について解説。


  • ゴムゴムの風車(かざぐるま)
両足を地面に埋めて固定し、身体を捩じりながら巨獣モームの角を引っ掴み、そのまま力任せに振りまわすという豪快な技。
魚人海賊団の雑魚を文字通り一掃してみせたが、味方のゾロたちも巻き込みかけるわ足が抜けなくなるわそのままアーロンにプールに投げ込まれて溺れ死にそうになるわとやらかしも多い。
このせいでサンジは要らぬ水中戦を強いられるハメに。

由来はおそらく、ゲンゾウの帽子につけた風車。

  • ゴムゴムの生け花(いけばな)
折ったマストの先端を相手にぶっ刺すという壮絶すぎる攻撃
鯨のラブーンに使用。別に戦意がないにもかかわらず、メリー号のマストをわざわざへし折り、新しい傷口に向かって刺した。鬼畜ってレベルじゃない。
ある意味メリー号の受難はここから始まったといっても過言ではないだろう。

劇場版デッドエンドの冒険でも使用しており、この時は外したゴムゴムの銃から派生する流れで
相手の背後にあるヤード(敵船サラマンダー号のもの)をへし折り、そのまま不意を突く形で胴体をぶっ刺した。
どでかい風穴どころではない大穴が空いたが、相手は特殊なパラミシア系だったために痛い程度で済ましていた。

どうでもいいけど"偉大なる航路"突入時に初めて使用した技でもある。

  • ゴムゴムのトンカチ
Mr.3の技「キャンドルロック」を逆利用した技。
相手を拘束する鉄のロウをあえて腕や足に受け、そのまま敵を攻撃する。

初見でこれが思いつくあたり、戦闘時のルフィのIQは決して低くないことが分かるシーンでもある。
キャンドルの柱を折って動けないナミ達を危うく殺しかけたのは密に、密に。

  • ゴムゴムの花火(はなび) 黄金牡丹(おうごんぼたん)
腕に巨大な黄金の塊をつけての「ゴムゴムの花火」。
マクシムから生み出された電気爆弾「雷迎」をかき消す目的で使った。

相手の動きを封じる目的で嵌めた黄金が、電気を吸収し霧散する役割を果たしてしまったのはエネルにとっても皮肉と言うべきか。
ちなみに牡丹は花火の種類の一つだったり。ルフィよく知ってたな。


◆ネタ

最早攻撃とは呼べないような技の数々。
とはいえ上述したように本人は大まじめでこれらを考案し実践している。


  • ゴムゴムのダメだ
水を欲しがるウソップに対し、意地でも飲ませない様に腕を伸ばして届かないようにする技…技?
理由はユバのトトが一夜中掘って得た水なので、ルフィとしてもおいそれと飲むことを良しとしなかったため。

実際この時持っていた水がクロコダイル攻略のきっかけとなったので、この技も無駄ではなかった…のかもしれない。

  • ゴムゴムのボー
(ぼう)でも(ボウ)でもなく、何も考えずただボーッと突っ立ってるだけ。本当にそれだけ。
顔も如何にもなアホ面で一見隙だらけにも見えるが、相手の攻撃に対して反射神経のみで反応し、まったくの無意識で躱すことができるようになる。
言うだけは簡単だが、肉体に染み付いた膨大な戦闘経験があって初めて為せる、ルフィの鍛え上げられた戦闘センスの高さがモノを言う技。
エネルの心網(マントラ)(見聞色の覇気)対策としての思いつき。
心網による先読みを駆使したエネルの刺突攻撃を完全回避し、見事無効化してみせたが…。
「…………!! ボーッとしてるからおれも攻撃できねェ」
「ばかか!!!」

  • ゴムゴムのたこ
心網対策第2弾。身体を脱力させてたこのようにしならせる。それだけ*16
あんまりにもキモい姿なためナミからも「変なアイデアやめろーっ!!!」と突っ込まれた。
…一応この後の攻撃の布石にはなった…のか?

  • ゴムゴムの乱れ食い
トリコとのコラボ漫画「実食!悪魔の実!!」で披露。
首を伸ばして肉の雨を余さず食い尽くす。


アニメオリジナル

こちらも20年以上のロングラン作品であるためか、オリジナル技が多数登場。
中には原作で使ったものとは別の技を披露したことも。

  • ゴムゴムのお邪魔(じゃま)します
「ロケット」の亜種。飛び上がりながら(ゾロたちも巻き込んで)カヤの屋敷に直接侵入した時に使用。
当然着地までは考えていないため全員地面に叩きつけられる結果に。
なお原作ではこんな技使用していない。初期のロケット系のトラブル率は異常。

  • ゴムゴムのパチンコ
四肢を伸ばして固定し、腹で砲弾を受け止め跳ね返す。「風船」の相互互換。
この時片方の支えが取れてしまったために方向が狂い、砲弾がバラティエに直撃という流れになった。
原作ではここは「風船」を使用。一応より不慮の事故っぽくはなった…のか?

  • ゴムゴムの網取(あみとり)
アニメオリジナル「千年竜伝説編」で使用。腕を伸ばして遠くのものを掴みとる。原作でもわりと似たようなことはしているが。
勿論戻って来た時のリカバリーは考えて無い為、代わりにゾロが弾き飛ばされる結果に。

  • ゴムゴムの吊橋(つりばし)
同じく「千年竜伝説編」より。身体全体を伸ばして自身が橋になり、ナミが渡るのをサポート。
下記に類似技の「橋渡し」もあるが、ナミのような常人枠用といったところか。

  • ゴムゴムの投げ縄(なげなわ)
自身をマストに固定して腕を伸ばし、曳航するいかだが落ちないよう補強する。
嵐の中リュウ爺が落ちそうになる場面で使用した。

  • ゴムゴムのプロペラ
巨大な怪鳥相手に使用。腕を捩じって伸ばして回転しながら船に叩きつける。
…これまんま「槌」じゃ……。

  • ゴムゴムのサブマリン
アラバスタ道中、メスカルサボテンを食って錯乱しながらゾロに使用。
腕を砂中に忍び込ませ、軌道を予測させないように打つ「銃」。

  • ゴムゴムのスクリュー
アニオリのフォクシー編にて使用。木の破片を両手に持ち、腕をねじり水中で回転させる。ドーナツレースでボートを飛躍的に加速させたが、海に腕を浸ける時間が長いため使用後はしばらく行動不能になる。
なお劇場版でも同名の技を使用している。

  • ゴムゴムのコマ
アニオリのフォクシー編にて使用。
最終兵器「ゴリラパンチャー13号」に腕を巻きつけ、そのまま独楽のように回す技。

  • ゴムゴムのツイン(ピストル)
「アイスハンター編」にて使用。両腕での「銃」。ギア2を併用してのJETバージョンは原作でも使用されている。

  • ゴムゴムの100万度バズーカ
「アイスハンター編」にて、ラスボスドン・アッチーノ戦にてフィニッシュに使用。
1万度にもなる"アツアツの実"の能力に対抗する形で放った気合いの入った「バズーカ」。特に温度は高くしていない。

  • ゴムゴムの虫取り網(むしとりあみ)
スリラーバーク編」にて、虫取り網を持ったまま腕を伸ばす。
木のゾンビを捕まえる目的で使用した。
原作だと1コマで済んだシーン。

  • ゴムゴムの腹芸(はらげい)
女ヶ島にて、宴会で披露した腹芸。
一応原作でも同じことをやっている為、それに名前がついた格好。
まあネタ技の一種には違いないが。

  • ゴムゴムのリコシェ
インペルダウン編にて使用。狭い通路で腕や足の跳弾で敵をなぎ倒す。
Ricochetとは英語で跳飛、跳弾を指す。

  • ゴムゴムの巨人の(ギガント)ハエたたき
トリコとの共演アニメにて使用。巨大化して腕で叩きつける。

  • ゴムゴムのジャイアントJET(ランス)
アニメオリジナル「Zの野望編」で使用。
「ミニミニの実」を食べた巨人族リリー・エンストマックが口内に入ってしまい、そのままリリーが体内で巨人サイズになった事で、ルフィも伸びて巨人サイズに変化。
その状態でギア2を掛けて繰り出した「ゴムゴムの槍」。
なお、本エピソード放送同時期に原作で使用したのは「ゴムゴムのJET(スピア)」と読みが異なる。

  • ゴムゴムの正拳突(せいけんづ)
シーザー誘拐時でのアニオリ「海獣海賊団編」にて登場。
アラバスタで出会ったクンフージュゴンと共に放つ正拳突きで、首魁のブリードを吹き飛ばした。

  • ゴムゴムのスプリング銃弾(ブレット)
2年後のドレスローザ編にて使用。
ベラミーの技「スプリング跳人」の如く両足をバネにして跳躍、接近して放つ「銃弾」

  • ゴムゴムの鷹銃弾(ホークブレット)
アニメにて先に登場した2年後版「銃弾」。
藤虎戦にて使用した。

  • ゴムゴムの鷹斧(ホークアックス)
同じくアニメにて藤虎に使用。
2年後版の「戦斧」。

  • ゴムゴムの()とし(あな)
テレビスペシャル「アドベンチャー オブ ネブランディア」でフォクシーとの協力技。
「ノロノロビーム」で遅くした砲弾を力の限り殴り叩きつけ、ビームの効果が解けた際に異常な超高速で飛ばす。
作中では地面に打って大穴を作り、海水を引かせていた。

  • ゴムゴムの(ホーク)ツイン(ピストル)
「ツイン銃」のJETバージョン。武装硬化付き。
カタクリ戦にて披露したが決定打にならず。

  • ゴムゴムの灰熊(グリズリー)コークスクリュー(マグナム)
「灰熊銃」の腕をそれぞれ捩じった状態で放つ。
しかしカタクリも同様の要領で技を披露し、あまつさえ打ち勝った。

  • ゴムゴムのスイカ
「万国編」にて、巨大スイカを釣り上げる技。
その後スイカに喰われるが、「戦斧」の要領で放つ「スイカ割り」で真っ二つ砕いた。

  • ゴムゴムの(えだ)
「ブリュレだよっ!!!」
アニメ版のみ登場。万国(トットランド)編で披露した「ゴムゴムの身代わり」風の技。
その仔細は誘拐したブリュレを盾にすることで、その家族であるビッグマム一味からの攻撃を寄せ付けないというどう考えても悪党側がしでかす所業作中世界の定義ではどちらも悪党だけど
それも、攻撃を受けそうになるたびに繰り返し発動しては、相手の一撃を寸止めで退けている。
もしモンデの手元が狂っていたらブリュレの顔の傷が増えるところであった。
効果はてきめんで、ルフィに襲い掛かったエフィレとモンデはルフィ相手に全く手出しが出来ず狼狽することになった。

  • ゴムゴムのお返し
ギア5状態で使った技。
地面をゴム状態にしてカイドウにそれを投げつける技。

  • ゴムゴムの十手(じゅって)/ゴムゴムの十手観音(じゅってかんのん)
ワンピース時代劇で登場。
ルフィ親分が十手を持ちながら繰り出す「ゴムゴムの銃」ないし「ゴムゴムの銃乱打」。
「十手観音」は銃乱打の十手バージョンだが、単に「ゴムゴムの十手」と叫びながら乱打を繰り出したケースもある。

  • ゴムゴムの覇王色削(キングスクラッチ)
CM「2023ワンピーススクラッチ ニカ篇」で使った技。
ギア5状態でコイン片手に技名を叫んだが、詳しい効果やスクラッチが当たったのかは不明。

◆劇場版・FILM限定技

  • ゴムゴムのスクリュー
相手が撃ってきた砲弾に両足を捩じりながら巻き付け、回転を付けながら撃ち返す。
劇場版2作目「ねじまき島の冒険」で登場。ベアキングの「キング砲」による砲撃へのカウンター技。
直接的なダメージは与えられなかったもののその余波で分厚いガラス床をブチ破り、砲台ごと島の中枢機関へ叩き落としてフィニッシュ技となった。
アニオリで使用された同名の技とは別物。

  • ゴムゴムの風車(ふうしゃ)
その場で腕を振るって回転し、相手の攻撃を振り払う。
劇場版5作目「呪われた聖剣」で登場。原作で登場した「ゴムゴムの風車(かざぐるま)」とは全くの別物。

  • ゴムゴムのハンマー
同じく「呪われた聖剣」より。両手を組んで上から叩きつける、所謂「ダブルスレッジハンマー」。
「槌」と違い投げ技にあらず。

  • ゴムゴムのゴム動力(どうりょく)
劇場版7作目「カラクリ城のメカ巨兵」にて使用。両腕を捩じってプロペラの速度を上げる。
作中ではボートのスピードを上げる目的で使った。

  • ゴムゴムの回転斧(かいてんオノ)
同じく「カラクリ城のメカ巨兵」より。ゾロ、サンジウソップとの協力技。
砲弾を腹に受けて速度と遠心力を大幅に上げた「丸鋸」。描写的にはもはやチェーンソー
巨大なカラクリ城を一刀両断する威力を誇る。

  • ゴムゴムのシュート
短編劇場版「夢のサッカー王」にて使用。
足を後ろに大きく伸ばしてボールを蹴る。
劇中ラストでは寝ぼけてウソップの尻をシュート。その結果は…お察しください。

  • ゴムゴムのホームラン
短編劇場版「めざせ!海賊野球王」にて使用。素手でボールを打ち返す。*18
アーロンの剛速球を打ち返し、見事ホームランを果たした。
ちなみにボンちゃんが解説で喋っていたため、唯一田中真弓ボイスで叫んでいない技。

  • ゴムゴムの巨人の雷斧(トールアックス)
「ギア3」で巨大化した足を雷雲に突っ込ませ*19、雷を纏わせながら放つ「巨人の斧」。
STRONG WORLD」で登場。
ルフィに雷が効かないことに最初気づかず反応が遅れてしまったシキへのフィニッシュ技となった。
ONE PIECE世界でもひこうタイプでんきタイプに弱いんだろうか。

  • ゴムゴムの獅子王(レオレックス)バズーカ
「おれの仲間は……道具(モノ)じゃねェ!!!」
GOLD」にて使用。両腕を「大猿王銃」の如く巨大化・圧縮した状態で放つ「獅子・バズーカ」。
テゾーロの「黄金の神の裁き(ゴオン・リーラ・ディ・ディオ)」を真っ向からねじ伏せ、押し返す威力。

  • ゴムゴムの大大大猿王銃(キングキングキングコングガン)
あいつのパワーを超えるにはこれしかねェ!!!」
STAMPIEDE」にて登場。その名の通り「大猿王銃」の腕を長時間かけて限界まで巨大化させて放つ。
あまりの腕の大きさにギア5『ゴムゴムの猿神銃(バジュラングガン)と同じく腕の全景を見せると本体がほとんど見えないほど。
威力は絶大なのだが、ただでさえ制限時間のあるギア4状態で空気の注入に時間を割かなければならない上に、腕そのものも小山のような大きさにまで肥大化するのでかなり悪目立ちする。
なので戦闘中に使用するとなれば、敵の注意を引き付ける仲間や共闘者の存在が何より必須と言える。
究極バレット」を撃破すべく使用。他陣営が技発動までの時間を作り、更に「究極バレット」の肉体を半壊させてくれたという理由も大きいが、それでも一人ではまるで敵わなかった「究極バレット」をこの一撃で吹き飛ばした。

  • ゴムゴムの大猿王銃乱打(キングコング・ガトリング)
同じく「STAMPEDE」から。「ギア4」のしかも「大猿王」状態での銃乱打。劇場版にて先駆けての「ギア4での銃乱打」でもある。
劇中ではダグラス・バレットの「最強の一撃(デー・ステエクステ・ストライク)」と真っ向から打ちあった。これと能力なしで互角に打ち合えたバレットは何なんだ。


◆ゲーム作品限定技

  • ゴムゴムの舞踏(ダンス)
初期の『グランドバトル』シリーズにおけるルフィの決め技。
内容は、原作のアーロン戦で使った連続技の再現であり、「鐘→鞭→銃弾→銃乱打」のコンボ。ゲーム的に再現するために固有名が与えられた形と言えるだろうか。
最初の技が「鐘」であるためか、ゲーム内でも貴重な投げ系必殺技なのが最大の長所であり、相手のガードを無視することができる。
『RUSH』では名前は同じだが技構成が変わっており、単純な連続パンチからの空中銃乱打という内容になっている。

  • ゴムラッシュ
「JUMP SUPER STARS」シリーズでのオリジナル必殺技
敵に銃乱打・銃弾・バズーカ・さらに溜めたバズーカの4連コンボを放つ乱舞技、地味に「ゴムゴム」でもないし「の」もつかない珍しい技である。

  • ゴムゴムの巨人の銃乱打(ギガント・ガトリング)
JUMP ULTIMATE STARS」でのオリジナル必殺技
その名の通りギア3状態での銃乱打。
『FILM RED』ではこれらしき技を放っている(武装硬化していないので、少なくとも象銃乱打ではない)。

  • ゴムゴムの巨人のJET銃乱打(ギガントジェットガトリング)
『ギガントバトル!2』で登場。新世界編版ルフィの奥義。
やっている事は両腕を「ギア3」で膨らませて武装硬化し…という、ビジュアル的には「ゴムゴムの象銃乱打」となんら変わらないものなのだが、技名的に恐らく「ギア2」と重ね掛けしているものだと思われる。
ゲームはアニメで新世界編が始まった直後に発売された作品であり、新世界編版のキャラクターや技がまだ出揃っていない時期であった。

  • ゴムゴムの蛇龍王砲(ナーガ・ウルバン)
『海賊無双4』で登場、ギア4スネイクマンでの必殺技の一つ。
捩じりながら絡ませ太い縄の様になった両腕をそのままドリルのように回転させながら敵に叩き付ける技。
技発動時の演出ではキングコブラのように蛇のイメージが付く。
ゲーム本編では、弾く覇気覇王色を纏うのもゲーム制作中まだ未登場だったのでこれでカイドウにとどめを刺した。
威力は非常に高いが、ゲーム版での必殺技の都合上、上記の通りスネイクマンの特性はあまり反映されておらず、どちらかと言えばスネイクマン時でもバウンドマンのように高威力を出せるように開発した技のようだ。

  • これがおれの最高地点だ………!!
海賊無双4の追加DLCで登場した鬼ヶ島決戦ルフィの技の一つ。ギア5の状態で放ち、スネイクマンの攻撃の様なモーションで覇気を前面に向けて放つ。
なお、この技の動きは映画『FILMRED』のクライマックスのバトルシーンで放った技のオマージュになっている。

◆コラボ技

別作品のキャラとの共演時に披露した技。
ある意味夢のコラボレーションと言える。
やはりジャンプ作品が多いが、同じ東映アニメーションであり、共演アニメも多数ある「DRAGON BALL」、「トリコ」とが一番多い。


  • かめはめ・ゴムゴムの "バズー()"
「DRAGON BALL」より孫悟空との共演技(正確にはCROSS EPOCHという尾田栄一郎鳥山明両者の合作漫画)。
悟空の「かめはめ波」と「ゴムゴムのバズーカ」を同時に放つ。
ピラフ・バギーの悪党コンビ「ピラッバギー悪党同盟」の兵器「テッチリ55」を一撃で吹き飛ばした*20

  • ゴムゴムのかめはめ()
同じく悟空との共演技。
2004年に開催されたイベント「お台場冒険王」にてフジテレビの25F球体展望室で上映された短編アニメ「両さん 悟空 ルフィの 球体パニックアドベンチャーリターンズ」にて使用。
筋斗雲に乗ったルフィが超サイヤ人になって悟空を振り回すことでかめはめ波を拡散、
大量に分身して襲い掛かってきたハイパーエネルを撃破した。
また、体感テレビゲーム「ドラゴンボールZ バトル体感かめはめ波」のコラボ作品名でもある。発売はバンダイ。
音声機能を使うことで、それぞれの必殺技である「かめはめ波」や「ゴムゴムの銃乱打」などを選択して戦うことができるというもの。

  • ゴムゴムの(くぎ)パンチ
同じジャンプ漫画「トリコ」の主人公、トリコとの協力技。
アニメオリジナル技の「パチンコ」でトリコを乗せて飛ばし、「釘パンチ」を食らわせる。

  • ゴムゴムのレッグナイフ
同じくトリコとの協力技。
といっても要領は「ゴムゴムの釘パンチ」と同じで、「パチンコ」で飛んだトリコが「レッグナイフ」をかます。

  • ゴムゴムの象銃乱打(エレファントガトリング)・36(れん)ツイン(くぎ)パンチ・かめはめ()
「トリコ×ONE PIECE×ドラゴンボールZ 超コラボスペシャル!!」にて、トリコ、超サイヤ人3悟空との合体技
深海の大食漢・アカミィ*21を撃破するため共同で放った。
もう少し本編の時期が早かったら「ギア4」で「猿王群鴉砲」でも披露していたのだろうか

  • ゴムゴムのオラオラ
『JUMP SUPER STARS』での『ジョジョの奇妙な冒険』作品における3部主人公空条承太郎とのコラボ合体技
「ゴムゴムの銃乱打」とスタンド星の白金」によるオラオララッシュを同時に放ち非常に広い範囲に拳の乱打を叩き付ける見た目にも派手なコラボにふさわしい技。





「ゴムゴムの~『追記・修正』!!」
「いやそんな技ねェだろ!!」

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最終更新:2025年04月22日 15:25

*1 それぞれ事情は異なり、前者はルフィの影が持つ技の記憶を最大限に活かすため、後者は同じ技を返す事で力の差を誇示するためといった趣が強い。

*2 カモメに喰われてどこかへ飛んでいく、建物の間に挟まる等

*3 見聞色は相手の心理や行動を読むことはできても、意志が絡まない攻撃までは読めないため

*4 血行が良くなっている為

*5 しかも剃で動き回っている状態で正確に命中させた。

*6 飴なので熱には弱いが物理的強度は鉄並み

*7 仲間がいる時は回復に力を傾けるが、一人の場合は逃げ回る体力位は温存する模様

*8 原作では、「ゴムゴムの銃」などの範疇で、腕が数回曲がる程度。

*9 髪の根本が悪魔の実特有の渦巻き状に変化している

*10 実は「覚醒」(らしき形態)の後に老人のような状態で弱体化するというリスクはチョッパーも背負っている(ベビジジーチョッパー)。

*11 少なくとも大看板レベルはあるか

*12 持ち主と別の影を入れると、影の強さや技が反映される

*13 不意打ちや横やりを貰っても、基本的に卑怯とは思わず「海賊の戦いに卑怯はない」「喰らった方が悪い」と考えるため

*14 そのままマゼランに触れれば毒に蝕まれてしまうが、水を弾くロウは毒液にも耐性を持つ。

*15 原作ではチャンピオン仕様なのに技名はただのスタンプ

*16 アニメだと顔も膨らませてよりたこっぽく

*17 この時ナミ達が捕まっていたため、助けに来たと思わせてからのコレである

*18 余りの威力だった為、身体全体を捩じる程

*19 この雷雲はナミの観測とウソップの天竜星によって作られたもの

*20 ぶっちゃけただのハリボテなのだが

*21 捕獲レベル不明、4形態にわかれ変化し、元気玉すら吸収しようとするほどのヤバい魚