超星神グランセイザー

登録日:2011/05/08 Sun 18:50:11
更新日:2025/03/17 Mon 04:35:23
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人類の未来をかけて、ついに戦いの火蓋は切って落とされた!


迎えうつのは12人の戦士


地球を守れ!グランセイザー



画像出典:超星神グランセイザー第50話『天馬、死す!』より
© 2003 グランセイザープロジェクト/テレビ東京


『超星神グランセイザー』とは、2003年10月から2004年9月にかけてテレビ東京系にて放送された東宝制作の特撮ドラマ。全51話。






【概要】

東宝が『七星闘神ガイファード』以来7年ぶりに手掛けた特撮テレビヒーロー番組であり、2001年にトイホビー事業に参入した大手ゲームメーカー・コナミをスポンサーに迎え、実製作は東宝映像事業部とゲームソフトの開発や映画の企画をメインとし、東宝とも関係が深かった映像制作会社・ゼネラル・エンタテイメント(以下、GE)が担当。

当初から最低3年のシリーズ化を前提とした「特撮ヒーロー新シリーズ」の第1弾として大々的に発表され、放送終了後にシリーズ名は本作の副題からとって『超星神シリーズ』と命名されることになる。

放送時間はそれまでアニメ作品を放送していた毎週土曜日朝9時前半枠で、前番組は『真・女神転生Dチルドレン ライト & ダーク』だった。

放送当時、キャラクターデザインの西川伸司氏による漫画版が講談社『マガジンZ』にて連載。
テレビ版と同じ登場キャラでありながらも、独自のストーリーが展開された。

スタッフ

東宝側のプロデューサーは『ガイファード』にて『石井博士(はかせ)』名義で脚本を手掛けた石井信彦が指名され、GEのラインプロデューサー・大崎裕伸氏と共同で企画のブレストワークを行い、主要スタッフの人選も任されるなど、本企画において重要な役割を担っている。

東宝が総力をあげる番組ということで、特技監督には平成ゴジラシリーズにて活躍した川北紘一が抜擢された。川北氏は本作の放送に前後して株式会社ドリーム・プラネット・ジャパンを立ち上げており、特撮パートも同社が請け持つことになった。

メイン監督は平成ウルトラシリーズの立役者として知られ、東宝特撮においても『ガイファード』や『電脳警察サイバーコップ』で実績のある村石宏實がほぼ半数を担当。
その他の監督陣も、『モスラ3 キングギドラ来襲』や『ゴジラ2000 ミレニアム』で特技監督を務め、本作が本編監督デビューとなる鈴木健二や『モスラ2 海底の大決戦』を手掛けた三好邦夫、『電子戦隊デンジマン』で助監督の経験がある鹿島勤等実力派が揃えられている。

シリーズ構成は石井氏がプロデュースしたオムニバス映画『KILLERS キラーズ』の一編・『CANDY』を手掛けた縁で大川俊道が担当。
大川氏は『電光超人グリッドマン』に参加経験はあるものの特撮・アニメ作品の脚本は不慣れだった事や、第2部以降のシナリオの遅れに伴うサブライターの増加などから自身での執筆回数は非常に少ない。*1

音楽は、『格闘技 PRIDEのテーマ』『爆転シュート ベイブレードGレボリューション』などを手掛けた高梨康治が担当。
後に多数のアニメ作品を手掛ける高梨氏が新鋭の作曲家だった時代の作品であり、特撮作品デビュー作でもある。

その他のスタッフも特撮班は川北氏主導の下ゴジラシリーズのスタッフが、本編班は平成ウルトラシリーズのスタッフが多数招集されている。
後者に関しては助監督の近藤孔明氏曰く『ウルトラマンコスモス』の終了後、円谷プロのテレビ作品が小休止した流れで参加した‘’円谷難民''が多いとのことで、結果的に上記2シリーズのノウハウが期待された布陣となっている。

【ストーリー】

遥かな古代、地球に宇宙連合<ウオフ・マナフ>が襲来。
大規模な戦争に発展する。

地球人類は地球を守る戦士グランセイザーを作り、対抗。
<ウオフ・マナフ>を撃退するが、その代償として地球人類は死滅。

やがて地球は長い年月を経て新たな生命を芽吹かせ、新たな文明を築いていった。
それから時は流れ現代。

主人公、弓道天馬はグランセイザーの力を求める一団にさらわれてしまう。

そして始まるグランセイザーの力を巡る戦い。
だが、その裏では<ウオフ・マナフ>の新たな侵略が進んでいた。

内容

かつて東宝が手掛けた『愛の戦士レインボーマン』と同じく1クール毎にシリーズ化しており、全4部作となる。
この複数に章立てしたストーリー構成は次回作以降も踏襲されるようになった。

  • 第1部 
炎のトライブと大地のトライブの結成が描かれる。

そして、風のトライブを裏で操っていた物理学者・佐伯カリンはその正体を現し、3つのトライブが一致団結してこれを撃退した。

  • 第2部
カリンの野望を砕き、平穏を取り戻したグランセイザー達は新たな超星神<リヴァイアサン>を発見する。

<リヴァイアサン>について調査を進める中、新たな敵インパクターが来襲。
新たな戦士・<水のトライブ>を交え、再び戦いが始まる。

  • 第3部 
インパクターを撃退した後も続々と襲来する宇宙人との戦いが描かれる。

基本的に1話完結型のバラエティシリーズ。
このシリーズのみ、放送話と制作No.が一致していないエピソードが多く散見される。

  • 第4部
古代から目覚めた絶滅者ボスキートとの戦いから始まる<ウオフ・マナフ>との最終決戦。


【解説】

製作までの経緯

2002年夏、GEから「特撮ヒーロー新シリーズ」の持ち込み企画が東宝に上がり、GEと関係の深いコナミがスポンサーに選ばれ制作が開始された*2
初期段階の企画書のタイトルは『鉄神星戦アルマゲイナー(仮)』であり、プロットの概要は以下の通り。

  • 鉄神星戦の読みは『てつじんせいせん』
  • 「アルマゲイナー」は作中世界で流行している対戦型格闘ゲーム
  • 主人公の弓藤天馬はアルマゲイナーに熱中する内にアルマゲスト・サジタリウスの資格を得る
  • アルマゲストは黄道12星座をモチーフとした12人の戦士
  • アルマゲストは鉄神「アルマゲイナー」を手に入れるために他の戦士と戦う
  • ライバルとしてアルマゲスト・レオン / 獅堂剣が登場
  • ロボットはビークルから人型に変形
  • ロボットは頭部パーツの追加で各戦士の専用モードになる

その後、東宝側のプロデューサーに指名された石井氏の意向により劇中ゲームの設定はオミットされ、『サイボーグ009』のように大事件の時に全員が集まるという形で軌道修正がされた。
企画に途中参加した村石監督は『ウルトラマンティガ』の設定をヒントに「超古代に滅んだ人類の遺伝子を受け継いだ戦士たちが悪夢に立ち向かう」という案を提言し、他のプロデューサーも賛同。
「70年代テイスト」を狙いたいという監督の意見から『あぶない刑事』などの刑事ドラマを手掛けた大川氏がシリーズ構成に抜擢された。
12月にはタイトル案の練り直しがされ、インパクトのある名前として星座の戦士であることから『グランセイザー』とヒーロー名が決まったが、副題となるロボット名は2月以降になってからようやく決まったという。

そして5月2日のPV撮影を得て同月末にクランクインし、6月に開催された第18世代ワールドホビーフェアにて大々的にプロモーションが行われた。
第1部まで撮り終えた段階で脚本の作成の遅れが生じたことによる撮影休止を挟みつつも、2004年4月29日にクランクアップ。
かくして、東宝の新たな挑戦・超星神シリーズの歴史が幕を開けたのである。

設定・作風

黄道十二星座をモチーフとした、集団特撮ヒーローでは最多の総計12人ものヒーローが登場するのが最大の特徴。
それぞれが炎、風、大地、水の各属性に分かれた<トライブ>と呼ばれるグループに所属しており、超古代文明が遺した専用の巨大ロボット<超星神>に搭乗する。
12人全員が登場する回は非常に少なく、通常は数人、第3部では各メンバーの掘り下げの一環として2、3人程度に留まっている。

本作のテーマは『地球対全宇宙』で、宇宙人連合軍との攻防やその発端になった超古代の戦争の謎を紐解くストーリー展開が主軸となっている。
プロデューサーの石井氏によれば、宇宙規模の戦いの構図は『アメリカ同時多発テロ事件』から始まる当時の軍事侵攻が基底となっており、大量破壊兵器や大国への不信感から生まれた設定とのこと。
その上で、
あくまでも2003年時点での規模や立ち位置、思想においてなんですけど、自衛隊のありようを認めてみようという想いもそこにはあるんです。
ルール無用に殴り掛かってくるやつには反撃すべきだけど、一定のラインを超えて攻め込みはしないということを、グランセイザーの行動で表現しているつもりです。
と説明している。*3

実際に本編においても中盤以降、『このまま戦い続けることに意味があるのか。』『超古代文明の二の舞になるだけではないか。』という疑問から始まり、根絶以外で戦いを終わらせるというテーマが浮き彫りとなっていく。

そして第4部ではボスキートとの戦いをきっかけに戦争の真実が明らかになり、「敵と徹底的に殺し合い殲滅する」以外での決着に繋がっていくことになる。

また、作劇自体もシリアスさを出しながらも明るめで、敵に負けた場合も所謂『Gメン歩き』で新たに闘志を燃やすという演出(第19話など)がなされており、誰が呼んだかファンからは『負けて爽やかな、勝ってしんみり』と評されることも。
実際サブライターの稲葉一広氏は、内輪揉めの多かった同時期の平成ライダーとの差別化として爽快感かつカタルシスのある作風を打ち出したと述べている。

特技・アクション

本編のアクションパートはアクションコーディネーター*4がアクターに動きを付けて細かいカット割りは監督が担当するという形で演出されている。
アクション監督制が導入された次回作以降と比べるとややもっさり感はあるものこの時点でスピーディーな殺陣は確立されている。

また、これまでの日本特撮ではあまり使われていなかったワイヤーアクションが積極的に取り入れられており、第2部以降は敵キャラの増加も相まって本格的に多用されるようになった。

特撮パートはゴジラシリーズで培った川北組のノウハウを活かした重厚感溢れる映像が魅力で、過去の東宝特撮映画のプロップを引っ張り出して撮影された第1話の超古代戦争のシーンや、東宝大プールでオープンセットが組まれた第8話のガルーダ対ドルクルス戦などはファンの間でも特に評価が高い。
アナログのみならずVFXも随所に取り入れられており、第45話では巨大ボスキートに等身大のタリアスが立ち向かうという特撮とドラマの融合も図られている。


評価など

放送当初は東宝にとって久しぶりの、GEやコナミにとっては初めてのテレビ特撮ということで、ネット上では不安視する視聴者も多かった。
更には12人という多人数制から、前年に大成功を収めていた『仮面ライダー龍騎』の二番煎じとみられており、ヒーロー同士の戦いが描かれた第1部序盤は特にその声が顕著で批判交じりの意見も見られていた。
そもそも『龍騎』はライダーが13人いるだけの話で集団ヒーローですらないのでこの批判はお門違いである。

ところが、第1部後半辺りになると『骨子は真面目だがどこかツッコミどころのある脚本』や、『伝通院先生を始めとした意外と中身が濃いキャラクター達』の方が注目されるようになり、当時の2ちゃんねるにおける実況スレではテンプレが出来る程の隆盛ぶりを見せていった。
もちろん単なるネタ番組として見られていたわけではなく、前述した反戦をテーマにした中盤以降の展開や、国防省とユウヒを始めとするミリタリー要素、昭和特撮のようなどこか懐かしさを感じる作風、豪華な川北特撮など、独特な魅力を持った作品としてメインターゲットの子供たちからの支持も大きかった。

何より最終決戦は『宇宙の意思』との対話を経て戦争を終結させるという『龍騎』を始めとした既存の番組とも異なる独自の結末で締めており、その点においては当時から真っ当に評価されていた。

一方で12人の戦士を一人一人平等に掘り下げるのは無理があった様で中盤以降メイン回があるものやそうでないものも少なからず出てしまっている。
川北氏も自伝において『一人一人が主人公になれたが流石に人数が多すぎるという声があった』と記しており、放送終了後の雑誌『宇宙船』インタビューにおいても『グランセイザーはキャラ配分にちょっと失敗してる。』とコメントを残している。
結局、次回作『幻星神ジャスティライザー』以降は3、4人程度の少数精鋭となったため、多人数ヒーローは本シリーズにおいては本作のみの特色となった。

売上に目を向けると、放送後期の時点で『黒字一歩手前』と、シリーズのトップバッターとしては悪くない好成績を残しており、本作自体は一定の成功を収めていた。
尤も、2年目以降の売上は芳しくなく、最終的に1度も黒字に到達出来なかったことから本シリーズは僅か3年の早期終了の憂き目にあってしまった。

シリーズが終了して久しい令和の現在では特撮ファンの間でも知る人ぞ知る作品として細々と語り継がれる程度に落ち着いているが、2021年には東宝から廉価版DVDが発売されたりと、なんだかんだで今も当時のファンを中心に愛されている作品であり、何かしらの形で再評価が望まれている。


【登場人物】

グランセイザー

超古代文明の遺したセイザースーツを纏った12人の戦士たち。

詳細は該当項目を参照。



グランセイザーの協力者

堀口一郎
演:赤星昇一郎

通称:博士。
年齢50歳で独身。
宇宙考古学を研究している東亜大学の教授で、超古代の水晶板を解析しながらグランセイザーをサポートする。
戦士達の信頼度は厚く、実質的な司令官とも言えるポジション。
「アンポンタン」が口癖。3年前まではカツラを着けていた。
婚期を逃したことを内心焦っている様子だったが、最終回ではまさかの…。

演じるはハゲキャラで有名な赤星昇一郎。「アンポンタン」やカツラのくだりも氏のアドリブである。

御園木篤志
演:工藤俊作

国防省特命科課長。
当初は素性を伏せて堀口博士の超星神発掘を援助していた。
グランセイザーの力を国家防衛のために利用しようとしていたが、アケロン人の力を知ったことで考えを改めてサポートに徹するようになった。
中盤、超星神を補助するためにユウヒを建造する。

沖田総一郎
演:吉田友紀

地球防衛隊「月光」隊長。
御園木の直属の部下。グランセイザーをサポートし、中盤以降はユウヒを操作した。
民間人であるグランセイザーを戦いに巻き込んだことに責任を感じており、28話ではその心情を天馬たちに打ち明けた。

演じた吉田氏は村石監督が手掛けた『電脳警察サイバーコップ』の主人公・武田真也 / ジュピター役で知られ、同作でも共演したカリン役の千葉氏経由で出演が決まったという。
村石監督によれば、沖田は当初1クールのみの登場の予定だったが、配役が吉田氏に決まったことで最終的にユウヒの操縦者という重要なポジションになったとのこと。


その他

佐伯カリン
演:千葉美加

第1部に登場。
<風のトライブ>を導く美女で物理学者。
<炎のトライブ>を危険な存在と呼び抹殺を目論む。
彼女が原因で結果的に<地のトライブ>も巻き込みグランセイザー同士の戦いが勃発してしまった。

中條信一
演:小泉博(特別出演)

第8話ゲスト。
ノーベル賞を受賞した言語学者で、現在は城北大学の教授を勤めている。
佐伯カリンの大学時代の同期であり、堀口博士が彼の元を尋ねた事でカリンの正体が露呈するきっかけとなった。

元は『モスラ』並びに『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』の登場人物で、両作と同じく小泉博氏が演じている。
石井プロデューサーによれば『愛の戦士レインボーマン』でヤマトタケシ役だった水谷邦久氏が既に芸能界を引退していたため同作でヤマト一郎役だった小泉氏に変勇を振るってオファーしたという。
役柄が学者であることや公開間近だった『東京SOS』のPRも兼ねて『モスラ』での役名になったが新聞記者ならヤマト一郎役になっていたかも知れないとも語っている。

このような経緯からファンサービス的側面が強く、本作がゴジラシリーズと世界観が共有されている訳ではない。所謂スターシステムの一種と見るのが無難だろう。

和久井正樹
演:油井昌由樹

第2部に登場した国防省科学技術局局長。
アンデスの洞窟で発掘されたガントローラーを調査し、堀口博士に協力を要請する。

国防省防衛隊員
国防省直轄の実戦部隊で、国防省の関係者の護衛が主な任務。
個人装備は地球防衛隊「月光」とほぼ同じだが、制服は迷彩柄で統一されている。
第28・29話では国防省科学分析本部部長・椿征二(演:山口粧太)の指揮の下、クローンアケロン人と対決した。

演じたのはアマチュアの特殊部隊トレーニングチーム・『RADIX(レイディクス)』のメンバーで、必要に応じてアクションチームとエキストラも混じって演じている。

国防省長官
演:川北紘一

序盤から御園木の口から度々名前が出ていたが、本人は第49話にて登場。
国防会議の末、ウオフ・マナフの総攻撃に備えて迎撃体制を取る苦渋の決断を下し、側近の国防省防衛局長(演:市山貴章)を介して御園木にその旨を伝えた。

演じたのは本作の特技監督を務めた川北紘一その人であり、村石監督の指名によりカメオ出演が決まった。

ナレーター

第1話のみ田中総一郎、第2話から第34話までは元村悠、第35話から最終話までと総集編『スーパーバトルメモリー』は桐井大介が担当。
田中氏は第1話冒頭の超古代戦争のシーンのみを担当しており*6、新番組予告と第2話の予告の時点で既に元村氏が務めていた。
特に元村氏の独特な語り口調がネタにされることも多く、有名な『インパクターロギアは生きていた!』も彼の語りによるもの。


【宇宙連合ウオフ・マナフ】

本作の敵組織で108の多種多様な知的生命体で構成された宇宙人連合。
ウオフ・マナフとは最高権力者の名前でもあり実体を持たない宇宙意志とも呼ばれる絶対存在である。その割にはベルゼウスの情報操作に簡単に騙されて本気で地球滅ぼそうとしてたが。

インパクター星人

第2部に登場。
『地球人類抹殺計画』を遂行すべくウオフ・マナフが送り込んだ第2の刺客。
普段は地球人と同じ姿を取っているがその状態でもグランセイザーと渡り合えるほど身体能力が高い。
戦闘時はアルカニスという万能カードをかざすことで戦闘スーツを装着する。

モチーフは統一性がない代わりに宇宙人という設定から属性をまたいだものが採用されている。

インパクター・ラディア
演:北岡久貴(現・北岡龍貴)

男性型インパクター。巨大なオノ・メガアックスを振り回す巨漢。
重量級のスーツには巨大化機能が備わっており、怪力を発揮する。
相棒のルシアに想いを寄せ、同期でありながら自分より出世したロギアに嫉妬している。
最期はリヴァイアサンのハイタイドブレイクでメガアックスごと小間切れにされて爆死した。

デザインは西川伸司が担当。モチーフは虫でも植物でもない冬虫夏草が選ばれた。

インパクター・ルシア
演:ちすん

女性型インパクター。ブーメラン型の万能兵器・Vソードを振り回して戦う。

相棒のラディアを失った後はロギアの補佐に回るが度重なる任務失敗に焦り、命と引き換えに3倍のパワーを引き上げるアクセラレイターで巨大化し初合体したダイセイザーに挑むも、暴走するダイセイザーに完膚なきまでに叩きのめされ敗北、アルカニスを残して消滅した。

デザインは西川伸司氏が担当。モチーフは男女の性差をまたいだ中性的なものとなった。

インパクター・ロギア
演:阿部進之介

男性型インパクター。3人のリーダー格で『地球人類抹殺計画』の司令官。冷徹な性格。
所謂ライバルキャラであり、そのダークヒーローとも言える出で立ちは非常に人気が高い。
詳細は個別項目を参照。

ホースオルフェノクの従兄弟やワーム料理人や旅ブロガーとは関係ない。


インパクター上官
声:若林正

23話に登場。セブン上司みたいな奴。外見はマントを着たロギア。
ラディアとルシアを失ったのでロギアに『地球人類抹殺計画』の失敗を告げ撤退を命ずるが無視された。
マスクの追加パーツのデザインはストーリーボードのなかの★陽氏が担当。

ガルバ星人

第4部より登場。
ウオフ・マナフの宇宙人の中でも高い地位を持つ種族で宇宙の秩序よりも兵器の発展のために科学を役立てる好戦的な者が多い。

ベルゼウス
声:谷口節

ラスボス。ウオフ・マナフの地球攻撃軍総司令にして最高会議幹部。
<ウオフ・マナフ>を私物化しての宇宙征服を企んでおり、「地球人はボスキートの子孫」という偽りの歴史を作り邪魔になる地球人類の滅亡を図った。アケロン人を地球に送り込みグランセイザーを発掘させた張本人。
戦闘力は非常に高いが、主人公のタリアスとは交戦したことがない。*7
終盤に宇宙怪獣キャブレオンと共に自らグランセイザー抹殺に乗り出すも、グランセイザーによってウオフ・マナフに真実を伝えられ、切り札のキャブレオンと自らの宇宙船もダイセイザーに破壊されて全てを失った所をロギアによって逮捕され、ウオフ・マナフに裁判にかけられた。

ブライトン
演:桑原太市

地球人に変身して国防省に接近したガルバ星人。
ウオフ・マナフと交信ができる蘭をボスキートの末裔だと偽り、その身柄の引き渡しを要求してグランセイザーの結束を乱そうとした。大怪獣トロイアスを連れている。

アルゴウル
声:泉龍太

同士であるブライトンの作戦をサポートするガルバ星の兵士。
『交信者』たる蘭の抹殺を諮る。
ガルバ・シールドという赤い壁を全身に張り、敵の攻撃を防ぐことが出来る。

ゴーギャン
声:山野井仁

ベルゼウス直属の兵士で、ルビーの抹殺が使命。
戦闘力は非常に高く、肉弾戦が得意。
破壊力が高い光弾を武器とする。
右腰には爆弾がセットされており、最後の手段としてルビーを道連れに自爆を諮ったが、彼女は無事だったため無駄死にに終わった。


その他の構成員

アケロン人ルビー
演:佐田真理恵

<ウオフ・マナフ>の穏健派。
ベルゼウスによる歴史の改竄を阻止しようとする。
交信者である蘭をガルバ星人の手から守るために地球に来訪し、彼女と<ウオフ・マナフ>を交信させて戦いを終わらせるために尽力した。
ゴーギャンの自爆に巻き込まれたかに見えたが、実際には無事であり、天馬を救出した。

ギグファイター
本作の戦闘員
ウオフ・マナフの宇宙人がギグカプセルから召喚する。
単体ではあまり強くないが集団戦法で相手を攪乱するのが得意。
車の運転をこなす程度には知能は高い。
超星艦隊セイザーX』にも第1部の戦闘員として登場する。

その他の宇宙人

いずれも<ウオフ・マナフ>には所属していない、第三勢力的存在。

絶滅者ボスキート
声:羽賀聖

他の生物を全て食い尽くしその能力を完全にコピーして自らのものにできる超生命体。無限に増殖する能力を持ち劇中では3体に分裂した。姿はタリアスに似ており天馬からも当初はグランセイザーの仲間だと勘違いされた。
宇宙で非常に危険視されており、<ウオフ・マナフ>は地球人がこれの子孫だというだけで滅ぼそうとした。
実は劇中度々描かれた超古代の地球人対<ウオフ・マナフ>の戦いは、ボスキートの侵略を受けた地球人が<ウオフ・マナフ>に救援を要請するが艦隊到着前に滅亡、地球人の作ったグランセイザーの力や超星神を手に入れたボスキートとそうとは知らない<ウオフ・マナフ>艦隊が戦い辛うじて<ウオフ・マナフ>艦隊が勝利を収めたというのが真相だった。
最終的に3体が合体して、巨大ボスキートに変貌するも堀口博士が復元したボスキート捕獲装置の光線によって弱体化し、ダイセイザーに破れた。

ボスキートの構想は第1話の撮影時点では考えられておらず*8、最終決戦前に1回捻るために大川氏が発案したもの。

アジャンテ星人フリード
声:マーク・大喜多

相棒を殺したクリミネル星人を追って地球にやって来た宇宙の警察官。
クリミネル星人の銃撃で負傷し、緊急措置としてその場に居合わせた仁の友人・中尾真司(演:多賀啓史)に憑依した。
当初は命が尽きるあせりからか、『車を出さないと、この体を破壊する!』と仁を脅すなど、警察官にしては横暴な言動が見られたが、仁と行動を共にする内に奇妙な友情が芽生え始めた。
最終的にダイルとの連携で相棒の仇を討ったあと、真司の身体から離れてそのまま星になった。
デザインは西川伸司が担当。頭部が『サイバーコップ』のジュピターにそっくりなのは36話を担当した村石監督に因んでのことだが、マスクそのものは新規造形。

クリミネル星人
声:羽賀聖

第一級の凶悪な宇宙の犯罪者。
劇中では単に『クリミネル』と呼ばれる。
赤い体色が特徴で、<ウオフ・マナフ>とは無関係なためか鎧を装着していない。
豊富なエネルギーを吸収するべく地球に飛来し、本能のままに暴れ回る。
殺害したフリードの相棒の銃を奪い悪用する。
ダイルの大旋風破を無力化した際に出来た隙をつかれ、最期はフリードの放った銃の一撃を食らい消滅した。


【主なメカニック】

超星神
超古代文明の遺産たる巨大ロボット。個別項目を参照。

ダイロギアン
クラウド・ドラゴンの防衛を潜り抜けて地球に飛来した巨大ロボット。
インパクター・ロギア専用機。
詳細はロギアの項目を参照。

五式支援機士ユウヒ
国防省がダイロギアンのデータを元に作り上げた防衛用ロボット。
全高58メートル、重さ17000t。武装は頭部両脇の6連ミサイルランチャーと左肩の滑空砲。
シャア専用サイコガンダムとか言うな。
ディーゼルエンジンで動く。
沖田がヘッドセットバーチャルコントローラーを付け、遠隔操作で操縦する。
超星神のサポーターとして活躍したが、単体では決定打に欠けるのが弱点で強力な怪獣には押されがちだった。
最期はトロイアスのビーム攻撃で大破した。
『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』では修復されて登場。不時着した轟天号に代わって偽幻星神と戦い、再起動までの時間稼ぎに成功した。

【用語】

  • 国防省
国家存亡の危機を回避すべく、防衛行動を統括する日本の国家防衛機関。
ウオフ・マナフの攻撃に備えて特命課を設立し、グランセイザーの戦力化を命じる。
次回作『ジャスティライザー』や『劇場版セイザーX』にも登場する。

  • 特命課
国防省が設立した特殊任務を遂行する部署で、特殊部隊を擁する。
考えを改めた御園木の一存により、グランセイザーと協力して地球防衛を優先するようになった。

  • 地球防衛隊‘’月光''
御園木が組織し、沖田が隊長を務める特命課の実戦部隊で、異星人との戦闘を任務とする。

  • 東亜大学堀口研究室
堀口博士が超古代文明の解析に使っている部屋で、博士と未加の勤務先でもある。
グランセイザーの実質的な本拠地として扱われ、天馬たち炎のトライブを中心にメンバーがたむろすることが多い。


【主題歌】

OP『Life goes on』
作曲:Eddy Blues*9 / 編曲:沢崎公一 / 作詞・歌:浅岡雄也
FIELD OF VIEWのボーカル、浅岡雄也のソロデビューシングル。
曰く、『グランセイザー』と『トライブ』といった番組のワードを交えつつ王道の歌詞を目指したとのこと。
挿入歌としては第29話と最終回にて使用された。

ED『きみをつれていく』
作詞:326 / 作曲:筒美京平 / 編曲:井上ヨシマサ / 歌:安倍麻美
フルで聴くと分かるが、ヒーロー番組とは思えないもの悲しい鬱ソングであり、ラストサビも解釈によっては後味の悪い締めとなっている。
シリーズでは唯一、最終回でも使用されているED曲でもある。

この他、プロモーション用のテーマソング(歌:朝川元晴)も制作され、PVやイベントショーなどで使用された。

【エピソード】

話数 サブタイトル 登場怪人・怪獣 登場戦士 脚本 監督
第1話 目覚めよ!星の戦士 なし セイザータリアス
セイザーミトラス
セイザーレムルズ
セイザーヴェルソー
大川俊道 村石宏實
第2話 発動!ドルクルス セイザータリアス
セイザーミトラス
風のトライブ
園田英樹
第3話 結成!炎のトライブ 炎のトライブ
風のトライブ
セイザータウロン
古怒田健志 鈴木健二
第4話 死闘!大地の戦士 セイザータリアス
風のトライブ
セイザータウロン
石井博士
第5話 燃えろ!警官魂 セイザータリアス
セイザーミトラス
セイザーダイル
セイザートラゴス
大川俊道 村石宏實
第6話 激突!風と炎と大地 炎のトライブ
風のトライブ
大地のトライブ
第7話 走れ!命を救うため 炎のトライブ
風のトライブ
セイザーヴィジュエル
園田英樹 鈴木健二
第8話 降臨!天空の龍 炎のトライブ
風のトライブ
大地のトライブ
古怒田健志
第9話 戦慄!カリンの正体 アケロン人 セイザータリアス
セイザーミトラス
風のトライブ
セイザートラゴス
大川俊道 村石宏實
第10話 侵略!アケロンの罠 セイザータリアス
風のトライブ
第11話 結集!9人のセイザー アケロン人
アケロン大星獣
炎のトライブ
セイザータウロン
鈴木健二
第12話 決戦!超星神対大星獣 アケロン大星獣 炎のトライブ
風のトライブ
大地のトライブ
古怒田健志
第13話 襲撃!インパクター インパクター・ラディア
インパクター・ルシア
セイザータリアス
セイザーゴルビオン
大川俊道 村石宏實
第14話 覚醒せよ!水の戦士 セイザータリアス
セイザーレムルズ
セイザーゴルビオン
セイザーパイシーズ
第15話 立て!水の超星神 インパクター・ラディア
インパクター・ロギア
水のトライブ
第16話 非情!司令官ロギア インパクター・ロギア
インパクター・ルシア
セイザータリアス
セイザートラゴス
石井博士
第17話 危機!人類抹殺計画 セイザータリアス
セイザーパイシーズ
園田英樹 鈴木健二
第18話 最強の敵!ガントラス 炎のトライブ
水のトライブ
第19話 出撃!ガンシーサー インパクター・ルシア セイザータリアス
セイザーミトラス
風のトライブ
大地のトライブ
稲葉一広 三好邦夫
第20話 激闘!バトルレディ セイザータリアス
セイザーミトラス
セイザーヴィジュエル
セイザーパイシーズ
第21話 迫る!地球最後の日 インパクター・ロギア
インパクター・ルシア
炎のトライブ
セイザーレムルズ
セイザーダイル
セイザータウロン
セイザートラゴス
セイザーゴルビオン
セイザーギャンズ
古怒田健志 鹿島勤
第22話 見よ!合体超星神 インパクター・ルシア 12人全員
第23話 復讐!ロギアの挑戦 インパクター・ロギア
インパクター上官
ダイロギアン
セイザータリアス
セイザーレムルズ
セイザータウロン
水のトライブ
石井博士 村石宏實
第24話 脅威!ダイロギアン インパクター・ロギア
ダイロギアン
12人全員
第25話 暗躍!新たなる敵 シェオール星人ステュークス 炎のトライブ
セイザーダイル
セイザートラゴス
セイザーパイシーズ
第26話 異次元の囚人 ビズル星人 セイザータリアス
セイザーミトラス
セイザーヴェルソー
セイザートラゴス
稲葉一広 鈴木健二
第27話 怒れ、炎の必殺剣! 炎のトライブ
セイザーヴェルソー
セイザートラゴス
セイザーヴィジュエル
第28話 美しき逃亡者 クローンアケロン人 セイザータリアス
セイザーミトラス
古怒田健志 村石宏實
第29話 出動!五式支援機士! クローンアケロン人
クローンアケロン大星獣
セイザータリアス
セイザーミトラス
セイザーレムルズ
セイザータウロン
セイザーゴルビオン
第30話 ヴェルソー、暴走! ストーン星人ジャド
ストーン星人ラモン
セイザータリアス
セイザーヴェルソー
大川俊道 三好邦夫
第31話 お嬢様、危機一髪! キラード星人 セイザータリアス
セイザーダイル
セイザートラゴス
稲葉一広 鈴木健二
第32話 宇宙飛行士の悪夢 フェドラ セイザータリアス
セイザーレムルズ
大川俊道
第33話 復讐鬼、ロギア再び インパクター・ロギア
ダイロギアン
炎のトライブ
風のトライブ
セイザーヴィジュエル
水のトライブ
稲葉一広 鹿島勤
第34話 倒せ、ダイロギアン! 12人全員
第35話 ダンシング・ドリーム ガダル星人 セイザータリアス
セイザーレムルズ
セイザーヴィジュエル
三好邦夫
第36話 さらば相棒! アジャンテ星人フリード
クリミネル星人
セイザータリアス
セイザーミトラス
セイザーダイル
河田秀二 村石宏實
第37話 イルカの日 ゴルフィン星人 セイザータリアス
セイザーゴルビオン
セイザーギャンズ
上代務
第38話 超古代からの来訪者 オメガ 炎のトライブ 野添梨麻 鈴木健二
第39話 プロジェクト・オメガ オメガ
巨大オメガ
12人全員
第40話 逆襲!漆黒の戦士 インパクター・ロギア
ダイロギアン
炎のトライブ
セイザーレムルズ
セイザーヴェルソー
大地のトライブ
セイザーゴルビオン
稲葉一広 石井てるよし
第41話 対決! 炎のトライブ
セイザータウロン
セイザーゴルビオン
第42話 甦る!古代生命 絶滅者ボスキート
マリウス星人ルカ
炎のトライブ 園田英樹 村石宏實
第43話 絶滅者ボスキート 炎のトライブ
風のトライブ
第44話 解明!超古代戦争の謎 増殖ボスキート 炎のトライブ
セイザーダイル
セイザータウロン
セイザーゴルビオン
野添梨麻 鈴木健二
第45話 ボスキート最終決戦 増殖ボスキート
巨大ボスキート
12人全員
第46話 終末の始まり ガルバ星人ブライトン
ガルバ星人アルゴウル
アケロン人ルビー
セイザータリアス
セイザータウロン
セイザートラゴス
上代務 池田敏春
第47話 滅亡の序曲 ガルバ星人ブライトン
ガルバ星人アルゴウル
大怪獣トロイアス
アケロン人ルビー
セイザータリアス
セイザーレムルズ
セイザータウロン
セイザートラゴス
セイザーゴルビオン
セイザーギャンズ
鹿島勤
第48話 龍の記憶、天の意思 炎のトライブ
風のトライブ
セイザーギャンズ
河田秀二
第49話 宇宙連合軍進撃開始! ガルバ星人ゴーギャン
アケロン人ルビー
セイザータリアス
セイザーミトラス
風のトライブ
セイザーゴルビオン
稲葉一広 村石宏實
第50話 天馬、死す! 宇宙怪獣キャブレオン
ガルバ星人ゴーギャン
アケロン人ルビー
12人全員
第51話 復活の日 ガルバ星人ベルゼウス
宇宙怪獣キャブレオン
大川俊道
参考文献:小学館『超星神グランセイザー超全集


【余談】

  • メイン監督は当初「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」を手掛けた手塚昌明氏が候補に挙がっていたが、ちょうど氏の最新作であった「ゴジラ×メカゴジラ」の撮影が佳境を迎えていたことや、次回作への続投が決まったことから断念したことが後年に石井プロデューサーの口から語られている。
    仮に手塚氏の登板が実現していたら、完成作品とはまた違った作風になっていたかもしれない。*10

  • 放送終了直前の2004年9月には抽選3500組7000名限定ファン感謝イベント「プレミアムバトルステージ」が開催され次回作「幻星神ジャスティライザー」とのバトンタッチも行われた。

  • シリーズの立ち上げということもあってか、超全集やテレビマガジン特別編集といった作品単位の関連書籍が多数刊行されており、中でも角川書店から発売された各トライブの紅一点とルシアのキャスト5人の写真集『セイザー・ビジュアル』はファンの間で語り草となっている。

  • スタッフがエキストラとして参加する‘’内トラ‘’も積極的に行われており、最終回のエンドロールではグランセイザーのスーツアクター陣や村石監督などが直人と涼子の結婚式の出席者役でカメオ出演を果たしている。


追記・修正は水晶板に触れてからお願いします。


七星闘神ガイファード←超星神グランセイザー→幻星神ジャスティライザー
超星神シリーズ ここから


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  • 東宝特撮ヒーロー
  • 目覚めよ!星の戦士
  • 復活の日
  • 所要時間30分以上の項目
最終更新:2025年03月17日 04:35
添付ファイル

*1 全51話中12話のみの執筆で、第4部に至っては最終話しか書いていない。但し各話のストーリーの大まかな流れなどは氏のアイデアが基になっている。

*2 当時のコナミはエンターテインメント産業の総合企業を目指すという方針の下、トイホビー事業の拡大を模索しており、同年秋にはその一環としてゴジラシリーズの商標権を獲得していた

*3 講談社『ゴジラ&東宝特撮 OFFICIAL MOOK』 vol.8《超星神グランセイザー》よりインタビュー記事抜粋。

*4 担当した松井哲也氏曰く、踊りでいう振付師のようなものとのこと。

*5 石井プロデューサー曰く、博士とは夫婦関係ではなく、かといって不倫関係などではないとのこと。

*6 第21話ではガントローラーを手にしたタリアスの脳裏に聞こえてきた謎の声を演じている。

*7 タリアスと戦う特写スチール自体は撮影されている。

*8 超古代の戦争のシーンで量産型ガルーダを操縦するタリアスの没カットが撮影されており、書籍『超星神シリーズコンプリーション』ではこれが採用されていたらボスキート編の構想はなかったかも知れない旨の記述がされている。

*9 織田哲郎の別名義。

*10 前述のとおり超古代文明の設定は村石監督の発案であるため。