ダブルオークアンタ

登録日:2010/07/16 (金) 20:30:05
更新日:2024/02/16 Fri 02:51:32
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ダブルオークアンタ


刹那・F・セイエイ


出る!!




来たのか!?




遅ぇんだよ!




待ち兼ねたぞ!少年!!





00 QAN[T]



ダブルオークアンタとは『劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-』に登場するMS。
本作の主役機となるガンダムタイプMSである。


機体緒元

型式番号:GNT-0000
頭頂高:18.3m
本体重量:63.5t
装甲材質:Eカーボン
動力機関:ツインドライヴシステム(GNドライヴ×2)
所属:ソレスタルビーイング(チームプトレマイオス)

武装
  • GNソードⅤ
  • GNシールド
  • GNビームガン
  • GNソードビット×6



機体概要

西暦2314年にソレスタルビーイングが開発したツインドライヴシステム搭載型MS。
白と青のカラーリングにスラリとした四肢、背部から左肩に伸びたアームによって保持された大型バインダーが特徴。

名前の通り前身機となったのはダブルオーライザー
同機の時点で高い戦闘力と完成度を誇っていたが、それでも技術的には複数の課題が残されていた。

まず、ダブルオーが多大な活躍をしたことには、太陽炉を二基同調させて稼働する「ツインドライヴシステム」の存在が大きいが、
そのツインドライヴシステムの要諦である二基の太陽炉の同調率は完璧には遠かった。
ダブルオーに搭載された太陽炉は、既存のオリジナル太陽炉五基の中から相性の良い二基を選定したものだったが、
その二基にしても、確かに全ての太陽炉の組み合わせの中で最も相性が良かったとはいえ、
同調率はシステムの起動に必要な規定に達しておらず、自爆の危険性を冒してでもトランザムシステムで制動をかけ、無理矢理規定を超えさせることとなった。

一方、ある意味そんな「間に合わせ」の二基を用いたツインドライヴでも、GN粒子生成量・放出量が開発者イアン・ヴァスティの予想を大きく超えており、
ダブルオーライザー(ガンダム)は他の太陽炉搭載型MSと一線を画す性能を発揮できていたのだが、
そのイアンの予想を元に、2312年時点の技術で製造し、ダブルオーガンダムに搭載されたGNコンデンサーやスラスターでは、
彼の想定を大きく超える粒子を効率よく貯蔵・放出しきれておらず、折角の高純度粒子をダダ漏れ状態で浪費していたも同然であった。

また、ガンダムマイスターである刹那が「真のイノベイター」としての変革を果たして以降、
その反応速度と操縦技量は変革前と比べて急速に進化を続け、最終的にはダブルオーライザーをもってしても刹那の能力に追従出来なくなっていたため、
そんな彼が新たに搭乗することを想定したダブルオークアンタは、彼の能力・操縦に耐えうるだけの総合性能の向上も必要としていた。


そうした経緯で建造された本機は、改良を加えられた新型ツインドライヴシステムを搭載する刹那専用機であると同時に、
それまで「イノベイター」と名乗っていたイノベイドたちとは違う、純粋種のイノベイター専用機として初めて開発されたガンダムである。
なお、形式番号の「T」は「TWIN」を意味し、これは本機にも搭載された『ツインドライヴシステム』を指す。
本機に搭載された太陽炉は、二基とも最初からツインドライヴシステムで運用する前提で新造されたものであり、稼働開始時から完全な同調を果たしている。

一方、フレームのデータは前身機ダブルオーガンダムのものを流用する形で開発された。
これは、2ndシーズンで描かれたアロウズ・イノベイド勢力との決戦により、
ソレスタルビーイングは資金・物資共に疲弊し組織の運営能力が低下していたのも一因だが、
何よりダブルオーの時点でフレームの基礎設計は完成されていたという理由もある。
ただし、それ以外の粒子制御や貯蔵に関わる構成部品については、イノベイターの能力に合わせて改良された新造品を採用。
この処置によって、ツインドライヴシステムによる膨大な粒子量にも対応している。

刹那の脳量子波のデータが反映され、イノベイターの能力に対応した機能も追加し、これまでのガンダムとは一線を画す新しいMSとなった。
そのため、本機もダブルオーライザーと同じくガンダムを超越した存在であるとして「ガンダム」の名を用いない。

「クアンタ」の語源となっている「Quanta」は、「量子」を意味する「Quantum」(クアンタム)の複数形。
本機の名称の綴りが「QAN[T]」と表記された際、この「[T]」が「GNドライヴ[T](タウ)」を連想させた事から、
公式サイトでクアンタの太陽炉が新造されたものと発表されるまで「擬似太陽炉搭載機なのでは?」と噂された。

機体造形はガンダムエクシア、ダブルオーガンダムといった系列機の特徴を受け継いでいる。
特に頭部は、エクシアに強い思い入れのある刹那のためにと気を回したイアンの配慮によるものである。

太陽炉搭載箇所は背中と左肩バインダー内部で、GNドライヴの意匠も意図的に外見からは判別しづらいようにされている。
なお、この影響でダブルオーでは胸部に位置していたコックピットがエクシアと同じ腹部に移動している。

ダブルオーガンダムの頃には、GNドライヴの干渉によってクラビカルアンテナの性能が低下する事態を懸念して、
胸部にあったメインアンテナを頭部へと移設していたが、本機では胸部にメインアンテナを、頭部にはGNソードビット制御用のサブアンテナを設置。
これらアンテナの増設が総合性能の向上に貢献している。



武装・機能

  • GNソードⅤ
エクシアから進化を重ね続けたGNソードの最新型。
GNソードⅢで確立された新素材技術が全面導入されており、刀身全体がクリアグリーンとなった。

形状は従来のものと異なり非常にシンプルだが、その切断力はGNソードⅢから大幅に向上している。加えて、GNソードⅡを更に簡略化させた変形機能を持ち、ビームライフルとして射撃も可能。
さらにGNソードビットと連結することで、GNバスターソード・GNバスターライフルとなり、威力やリーチも増大する。


  • GNソードビット
刹那の搭乗するガンダムには初搭載となる遠隔操作兵装
計6基を左肩のシールドに搭載。刀身にはGNソードⅤと同じ新素材を採用している。

形態毎にA、B、Cの3種類のビットを搭載している。
GNビット等遠隔操作兵装の中では最も有効射程距離が狭く、操縦汎用性が低く刹那にしか扱えないという欠点はあるが、攻守共に最強のGNビットである。
ビット本体にグリップが格納されており、個別にダガーとしても使用できる機能の他に、ビームを射出する事も可能*1

前述の通り高い拡張性を持ち、攻守共に多彩な機能を発揮する。
攻撃においてはGNソードⅤとの結合機能によって戦闘能力を増大させる。
防御面においては、他の機体でも見られるクラビカルアンテナの制御能力に恃んだ球状のGNフィールドのみならず、
刃を外側に向けた円陣に展開することでサークル状の強力なGNフィールドを盾として展開可能。

更にこの円陣によってテレポート用のゲートを発生させて、太陽系から遥かに離れた座標であろうと瞬時に移動する超距離量子テレポートを、「クアンタ」の名に相応しく任意で発動出来る。
この量子テレポートを使用するには後述のクアンタムシステムを起動する必要がある*2が、その際の出力レベルは低くても構わないようである。

更に機体を囲うように機体周辺に円陣を組むと、全方位防御の強力なGNフィールドの他、
ゲートに潜るのと同様の量子ワープ、後述のクアンタムバーストが発動可能になる*3


  • GNシールド
背面から伸びたアームを介して左肩に装備するシールド。新型GNドライヴの一基がここに格納されている。
GNフィールドを主に防御用兵装として使用する本機だが、このシールドも巡洋艦に擬態した大型ELSの強力な主砲を無傷で防ぐ極めて高い防御力を誇る。
GNソードビットのプラットホームとして機能するだけでなく、上部に迎撃用のGNビームガンを内蔵している。
迎撃用といっても太陽炉から直接粒子供給を受けている事もあり、その威力は並ではなく、ビームを長時間照射出来る程耐久性も高い。



トランザム

太陽炉を活性化させて生成量や圧縮率を跳ね上げる、最早代名詞と称して過言でないシステム。
ツインドライヴにおいては粒子融合による純度の向上のみならず、出力3倍どころではない絶大な強化の恩恵を齎す。

劇中では出力を抑えたトランザム発動状態でバスターライフルを披露。
間髪入れずにライザーソードで、直径3000kmの超巨大ELSの表面を切り裂いた。
その際はバスターソードに変形していたことからして、ただ巨大ビームを照射するようでいて、用途毎に適した形態があるらしい。

トランザムライザーと同様のGNソードビットを介さない量子化が可能か否かについては、書籍において言及は無く不透明である。
ただし、本機はダブルオーライザーの上位互換機として完成を見ていることに加えて、
「映画では刹那の望む戦わない機体である事が大事なのであの描写になっています。ですがゲーム等ではフルスペックのクアンタが楽しめると思います。」という水島監督のコメント*4から、
2次媒体(スパロボにおける宇宙怪獣やそれ以上に巨大な存在と戦えるスペックなどの設定やバーサスシリーズなどの他ありとあらゆる媒体での設定や描写)作品での演出描写、設定は全て公式設定ということになる。
詳しくは「項目議論用スレッド その5」より






クアンタムシステム

FINAL MISSION~QUANTUM BURST~

トランザムライザーの「トランザムバースト」を凌駕する高濃度粒子を放出し、より強力な脳量子波交信領域を広域に形成する「クアンタムバ-スト」を発動する、対話のためのシステム。
発動パターンは対話対象の意思疎通難度によって段階的な発動を想定されている。

通常出力となる「タイプレギュラー」*5では、全身の装甲を分離はせずに展開させてフレームを露出させるに留める。GNコンデンサーから効率よくGN粒子を放出して意識共有領域を構築し、使用後には即戦線復帰することを念頭に置いた形態である。

最大出力ではGNシールドを背中に回し、GNドライヴ2基を直列にする必要がある。
この直列状態は粒子の純度だけでなく生成量も格段に跳ね上がるので、理論上は普段武装を利用する際にも大きな効果がある。
しかし、直列させたツインドライヴは稼働が不安定になり、設計者のイアンにとっても完全に未知の領域故に不測の事態が発生しかねないので、GNドライヴを直列させるのはクアンタムバーストの最大出力を使用する時に限定している。
粒子を完全解放するにあたり、大部分の装甲を分離して各部のGNコンデンサーを引き出すことで粒子放出量を極限にまで高める。
その膨大な粒子を制御する為に胸部の太陽炉からX字にクラビカルアンテナが展開。
6基のGNソードビットも機体周囲に展開して粒子制御のサポートを担う。

この時ツインドライヴは臨界突破状態にあり、機体はGN粒子と同じ緑色に発光する。
通常のトランザムは兵器用に加速圧縮した赤みを帯びた粒子を纏うが、脳量子波伝播により最高純度の粒子の色に染まる、まさに対話の使者の証と言える形態である。

イノベイターとなった刹那がガンダムに何を託すのか。
それを象徴するものこそ、ダブルオークアンタである。


劇中での活躍

冒頭、新造された二基の太陽炉(GNドライヴ)と共に、未完成状態で木星から運ばれて登場。
中盤で外装が取り付けられた姿が一度映るが、実戦投入は最終決戦開始後。

また、ELSと初めて接触した際、ダブルオーライザーのトランザムバーストで刹那が意識共有を試みた結果、
ELSから脳量子波を介して送られてきた莫大な情報を処理しきれず、意識不明に陥るという事態になったことを考慮し、
ティエリア・アーデの発案により、ヴェーダのターミナルユニットがコックピット内部に設置された。
これにより、もう一度刹那が意識共有を行った際にELSから送られてくる情報をティエリア、つまりヴェーダが処理し、
前回のようにそれらの大量の情報に呑まれることなく、ELSの“想い”だけを刹那が受け取れるようにした。

最終調整の段階で刹那の意識が回復したため、急ピッチで調整を行い、ティエリアの意識データをターミナルユニットに送信。
満を持して刹那はELSと最終決戦を行っている宙域に出撃し、ダブルオークアンタの性能と仲間達の援護により、超巨大ELSに接近する。
この際、刹那が極力戦闘を避けているため武装を使用するシーンは少なかったが、ELSの前方からの高密度の射撃を回避しつつ前進していった。

進路を塞ぐ被擬態バイカル級4隻を生やした大型ELSをライザーソードで破壊、そのまま超巨大ELSを切り裂き侵入口を作ろうとしたが、
その超巨大ELSが展開してみせた余りにも強力なGNフィールドによって防がれてしまう。
しかし、そのダメージを負った部分にグラハム・エーカーブレイヴで特攻。
文字通り命懸けで「水先案内人」を務めた彼の活躍で穴が空き、巨大ELSの内部への侵入を果たす。

対話を望むELSに迎え入れられ中枢に到達した刹那は、フルパワーで「クアンタムバースト」を発動。
ELSの真意と状況を知った刹那は武装を放棄し、量子ワープでELSの母星へと旅立った。
…よく見ると、GNソードⅤだけ投げ捨てGNソードビットは破棄していないが、前述の通りGNビットは武器としてではなく量子ワープをするゲートを作るのに必要だからである。




対話を終え、50年後にELSと同化して地球に帰還。
この姿はELSクアンタと呼ばれる。
ELS以外にも様々な宇宙生物と融合しており、かつてパージした装甲等を補う形となっている。
背中の虹色の翼のような物体は、形態変化が可能な触手を持つ生物が丸ごとくっついている。

ELSクアンタは主を降ろして花畑の中に座し、その身を花で彩る。

草花も兵器に宿る、澄み渡る未来が遂に訪れたのだった……。


Webアニメ『ビルドダイバーズ バトローグ』

イベント「ガンプラバトル1DAYバトルロイヤル」でアヤメの乗機としてシステムがランダムで選んだクアンタが登場。GNソードⅤを逆手持ちで使用しているのが特徴。
元々の技量差もあってパルのウイングゼロ(EW)を圧倒し、クアンタムシステムの量子テレポートを用いた「太陽量子斬り」なるオリジナル技まで披露した。
しかし、パルの奇策に嵌って隙を見せたところにツインバスターライフルを打ち込まれ撃破された。


バリエーション

◆ダブルオークアンタ フルセイバー

機体緒元(フルセイバー)

型式番号:GNT-0000/FS
追加武装
  • GNソードⅣフルセイバー
  • GNガンブレイド×3

機体概要(フルセイバー)

新型GNドライヴの同調に不具合があった場合に備え、オーライザーのように稼動安定用の機構を盛り込んで設計された「GNソードⅣフルセイバー」を装備した形態。
背中のGNドライヴがコーン型スラスターに変更されており、武器を変形・合体させることで様々なモードチェンジが可能。
その構造上、GNドライヴの連結を要するクアンタムシステムは使用不能になっているので、対話よりも機体の安定稼働と継戦能力を優先した兵装である。

ヴェーダの行ったシミュレーションによるとその機体性能は本機のみで地球圏に飛来したELSの大群を殲滅出来るという驚異的な結果を出している。

ただしこれは以下の条件を前提として、重大な障害となりえる不確定要素は、敢えて度外視している。
  • あくまでクアンタがELSとどれだけ戦えるかの試算。地球の防衛は完全無視。
  • 最低1週間は休みなしで戦い続ける。イノベイターとはいえパイロットが疲労に耐えられるかは不明。
  • 劇中では「ELSがある程度地球の技術を学習した状態でクアンタが参戦」したが、
    このシミュレーションでは「ELSは地球の技術を学習していない状態でクアンタのみと戦闘を行う」のが前提。
  • そもそもELSには戦意の欠片も無いが、仮にクアンタを敵と見做すとどう変貌するかは、不確定要素として考慮しない。
  • 地球圏に向かったELSが窮地に陥った場合に増援の可能性についても敢えて考慮しない。

ヴェーダによれば、この条件であればクアンタ単機で地球に来た分のELSを殲滅出来る確率もそこそこ高いらしい。
だが、そもそもこれらは現実とはかなり異なるので、実際にやるとなればかなり厳しいはずである。
仮に勝てたとしても、地球の防衛に関しては100%無理なので、クアンタ以外の全てが銀色に染まってしまう。


以上が、紆余曲折を経て決定した設定である。

これは、作品のテーマを重視して戦闘が省略されたことに対して未練が残ったデザイナーの海老川氏の意向を汲み、提出されたデザイン稿の設定「ELSを殲滅出来る可能性がある」という記述を、設定考証の千葉氏が起用したもの。
その際にサンライズが監修して許可が下りたものの、水嶋監督はチェックし損ねてしまった。
その後、改めてスタッフ一同で設定を揉み直し、上記の形で落ち着いた。
監督は後にメカニックFinalに掲載されたインタビューにて、
「条件付きなら殲滅出来る可能性もあるという設定自体は妥当だろうが、入念にチェックする前に発表されてしまった。今後はサンライズ共々完璧に監修出来る体制を整えたい」
と、情報連携の不備に関して不満と反省を述べている。


しばしば、「対話のためのマシンなのになぜそこまで重武装なのか?」という指摘が入る事がある。
非戦のスーパーロボットとして先輩格にあたる「マクロス7」のファイヤーバルキリーが申し訳程度の短距離ミサイルくらいしか搭載できず、
さらにパイロットの熱気バサラの意向からそれすら搭載されないことも多かった点を考えると、本機の武装は随分と大袈裟に見えてしまう。

だが、クアンタはダブルオーライザーですら不足するようになったイノベイターの刹那の能力に合わせて開発した後継機ではあるが、
本来はサバーニャハルート同様、ソレスタルビーイングが武力介入の必要性がある時に用いる兵器でもある。
確かに対話を求める刹那の意向を汲んだシステムを搭載しているが、必要があれば戦闘をするのが前提としている。

あの時点でELS襲来と一連の争乱が起きたのはあくまでイレギュラーに過ぎない上に、刹那はバサラと違って戦いそのものを否定してはおらず、
対話した上で「戦闘も已む無し」と判断すれば、武力行使を躊躇わない。
スーパーロボットの「主人公の分身」という性質を考慮すれば、本機とファイヤーバルキリーの違いは、
「戦士であり外交官でもある者・刹那」と「徹頭徹尾歌手であろうとする者・バサラ」の違いともいえる。

上記のシミュレーションの際にも、
「仮にELSが単なる侵略者の類で、交渉の余地が無く他の選択肢が無い場合、どう転んでも悲惨な事態にしかならないが、刹那は躊躇わずに武力でもって敵と対峙しただろう」
とも言及されている。

この機体については、戦闘力の高さを強調するという要素以上に、
「かつての刹那のようにそれのみに頼る人格の人間が、対話を完全に捨ててELSに対抗し得る程の圧倒的なまでの武力にのみ恃んでこの機体を操縦していた場合、どういう事態になったか」
というIFといった趣が強い。


ダブルオークアンタ PV版

BIG EXPOにて先行公開されたトレーラームービー仕様。
決定稿より厚みのあるデザインのGNソードを装備。
GNソードビットもデザインが変更されており、初期稿では「サーベルビット」という名前だった。
カラーリングもトリコロールではなく白と青がメインのツートンカラーで、ロックオンアレルヤの機体のカラーパターンである白+パーソナルカラーに合わせてある。


その他のバリエーション

◆ガンダムダブルオーシアクアンタ

型式番号:GNT-0000SHIA

機体概要(シアクアンタ)

OVA『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』に登場するガンプラ
G-ポータントの後継機であり、HGダブルオークアンタをベースとしている。
詳しくはキジマ・シアの項目を参照。


◆ガンダムダブルオーコマンドクアンタ

機体緒元(コマンドクアンタ)

型式番号:GNT-0000SDV
頭頂高:19.0m
本体重量:73.6t

武装
  • ヘビーマシンガン
  • コマンドソード
  • アームズシールド(キャノン砲、コンバットナイフ×2)
  • ミライルランチャー

制作者:ナギツジ・タクマ

機体概要(コマンドクアンタ)

Webアニメ『ガンダムブレイカー バトローグ』に登場するガンプラ。デザイナーは本家同様、海老川氏。
HGダブルオークアンタをベースにSDコマンドガンダムの要素を組み込んだもので、全身に装甲が足され、メインカラーはコマンドガンダムと同じくグリーン。
武装類は実体弾メインとなっており、使い終わった武装はパージし機動力を高めることも可能。
クアンタをベースにしつつもストレートに「戦闘」を重視した、ある意味対照的なコンセプトになっている。

劇中では冒頭のガンプラバトル全米選手権で使用され、決勝でマハラ・ケンタロウのガンダム・バルバリックに勝利し優勝を飾った。
終盤にはマハラを止めるためGPフェスタのバトルに参戦し、ガンダム・バルバタウロス撃破に参加した。


関連機体

ダブルオーガンダム

ダブルオーライザー/トランザムライザー

先代機。クアンタのベースとなったツインドライヴを搭載。

ガンダムエクシア

初代搭乗機。頭部デザインがクアンタに受け継がれている。


立体化

ガンプラ

◇1/144 HG GUNDAM 00

公開に先駆け、2010年8月末に発売。
GNソードⅤを公式画稿のように持たせる事はできない。
ちょっとした改造で同シリーズの「ダブルオーガンダム セブンソード/G」の武装が取り付け可能。
プロポーションのバランスに優れており、頭部を1mm上に詰めるとグンと良くなる。

同スケールのHGではシアクアンタ及びコマンドクアンタも発売されている。

◇1/100 MG

公開後間もない2010年11月に発売。
内部フレーム搭載のためクアンタムバースト再現に期待されたが、胸部太陽炉の展開ができず、中途半端な再現度となっている。
加えて強度や保持力の関係か、ドライヴアームの可動軸がHGより1つ減っており、GNビームガンを前方へ向けることができない。
GNソードⅤは上面ハンドガードにスライド機構が追加され、設定画に近い持ち方が可能となった。
スタイルはややマッシブ気味。

2018年9月、クアンタフルセイバーが一般販売された。フルセイバー装備のほか、頭部アンテナが新規設計されている。

◇1/144 RG

2016年5月発売。
RGエクシアのAMSジョイントを引き続き使用しているが、腕部フレームが新造された事で、ダブルオーよりも関節構造が設定に忠実なものにバージョンアップされている。
その結果、手首の可動域が広くなり、GNソードⅤが設定画のように持たせられる。
プロポーションはHGとMGの中間ほどのバランス。
後にクアンタフルセイバーがプレミアムバンダイ限定で発売。


◆フィギュア

ROBOT魂

可動範囲は良好で、頭部の好き嫌いさえ無ければシリーズ中でも上位の出来。GNソードビット用のスタンドも付属している。
Web限定でクアンタムバーストVer.も登場。ブラックライト内蔵の専用スタンドが付属したセットとクアンタ単体でそれぞれ発売された。

さらにラストのワンシーンのみ登場したELSクアンタも発売。
武器類が一切付属しない代わりに、3種類のELSが付属。透明な軸(通称対話棒)でELSを連結させてクアンタに持たせる事が出来るという謎ギミックが搭載されていた。

◇METAL BUILD

2017年12月発売。
新設定された「クアンタムバースト・タイプレギュラー」を再現する装甲展開ギミックを搭載。
MGでは不完全となった最大出力でのクアンタムバーストも再現可能。
胸部GNドライヴにはMETAL BUILDでは初となる発光ギミック用LEDが内蔵されている。


ゲームでの活躍

◆Extreme vs.シリーズ

機動戦士ガンダム Extreme vs.

『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of Trailblazer-』枠でラファエルガンダムと共に参戦。コストは3000。
接近戦に特化した性能になっており、同じく参戦しているガンダムエクシアの上位互換とも言うべき性能を持つ。
様々な格闘モーションを持ち、劇中エクシアがトランザム状態で行った連続斬りもあれば、格闘派生で相手を上に打ち上げてビームで撃ち抜く、かのRX-78-2ガンダムを彷彿とさせる〆も出来る。
GNソードビットはバスターソードにする事でリーチや威力が延びるが、一方で展開すれば相手の攻撃を防ぎつつ攻撃出来る為、扱いが重要になる。勿論、
そのまま射出して攻撃も可能。
覚醒するとトランザムを発動し、トランザムライザーと同じく、その状態で攻撃を受けると量子化して回避する。覚醒技は劇中でELSに放った極太GNサーベル。

戦闘開始時にはゲージが溜まっていないが、一定時間経過でクアンタムバーストが発動できるようになる。
コマンドを入力すると刹那が『クアンタムバースト!』と叫び、周囲に触れた相手をスタンさせる緑色の波動を放つと同時に、耐久が少し回復してクアンタムバースト状態に移行する。
余分な武装をパージしてしまう関係上、もう一度通常状態に戻る事は不可能。格闘もGNソードビットを用いたものに変わるが、メイン射撃は変わらない。
クアンタ本体は大幅に弱体化すると言っても差し支えないが、その代わりガンダムサバーニャガンダムハルートをアシストとして召喚できるようになる。特にサバーニャはアシスト系MS最強と名高い。
手動量子化も可能となり、且つ、格闘追加入力でうまく使えば相手の攻撃を躱しつつカウンターを叩き込めるが、やはり全体として3000としては力不足もいいところ。延命用と割り切ろう。
この状態で覚醒すると機体がトランザムシステムによる赤色化ではなくクアンタムシステムによる緑色化を果たすが、性能そのものはトランザムと同じ。別に相手と意識共有したりは出来ない。

Extreme vs.MB

クアンタ参戦から約4年、アップデート版のMBでまさかのフルセイバー参戦
搭乗者は勿論刹那本人ではあるが、同じく参戦した7SGとは違い原作では搭乗経験自体ないため厳密にはパラレルの刹那である
台詞は非常に攻撃的でありながら対話への望みを捨てきれていなかったりどこか独善的な台詞もあったりと精神的に不安定な部分を匂わせる台詞も多く、原点のような落ち着きはあまり感じられない。

『お前達は何者だ!?何を求めてここに来た!?答えろぉぉぉ!!』
『(対戦開始時)敵を殲滅する!』
『(敵機撃破時)対話を選ばなかったのは、お前達だ!』
『(敵機撃破時)フルセイバーの前に、抵抗するなど…』
『未来を切り開く勝ち取る為には、分かり合う必要がある戦うしかない!!』
『どうして…お前達は!なぜ対話を拒む!?(フルセイバーで滅多切りにしながら)』
『わからないのか!?』
『結局、力づくになってしまったか…(勝利時)』
『俺はお前とは違う…始めから、わかりあおうともしなかったお前とは』
『(子供搭乗機体敵対時)子供は、戦場に出るべきではない…!』からの優勢時→『対話への障害と認定、排除する』劣勢時→『子供に…負けるなど…!』

ちなみに性能も攻撃的であり格闘こそ素のクアンタに劣るもののバリエーションが多い上射撃武装も非常に強力であり参戦当初からほぼ同時期に解禁されたナイチンゲールと仲良く最強扱いされていた。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON

ダブルオークアンタは新規覚醒技の乱舞斬りが追加。序盤は斬り中心だが、後半になるにつれ量子化を交えた斬り抜けが中心となるためカット耐性に優れコンボ締めに使える。
後のアップデートでBS時のN格闘出し切りと後格闘がバウンドダウンになり、サブ射撃からメイン射撃へのキャンセルルートも追加された。
ただ、メイン射撃の弾数は5発とかなり少ない部類で中距離戦以降がやりにくく、どうしても覚醒中の爆発力に頼らざるを得ない状況が多くなってしまった。
ダブルオークアンタフルセイバーは前作で暴れまわった影響を受け、更なる弱体化を受けている。顕著なのは射撃CSの誘導が再誘導しなくなった部分は、中距離戦で射撃CSを垂れ流せばとりあえず刺さるという容易さを削がれた結果となる。
ただ後格闘格闘派生が量子化可能になったのでカット耐性が良好となり、特にコンボの締めで使えば硬直部分で射撃を避けやすくなっている。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2

ダブルオークアンタは念願の射撃CSが追加。GNソードⅤとGNビームガンの照射で、BS時は貯めが入るが太くなるという差分を持つ。
メイン射撃自体も弾数が6発に増え、後格闘へのキャンセルルートが追加。
サブ射撃はリロード時間、取り付き速度と距離上昇、威力増加など良いこと尽くめである。
特殊格闘は格闘も防げるようになった。だがゲージは100と前作の半分になっているため過信は禁物。
格闘周りはダメージ調整が入った他、BS時前格闘はダウン拾い属性が付与されたり、BS時横格闘に前派生が追加されている。総合的にはBS格闘で詰め寄る事を運営は推奨しているような調整だった。
クアンタムバースト後は前格闘が新規モーションになるものの、自衛力はやや後退した形に収まった。
特殊射撃にガンダムハルート呼出が追加。異様に誘導の強い攻撃だったが、後に下方修正された。
ダブルオークアンタフルセイバーは、サブ射撃の性能劣化や格闘派生の量子化が硬直しやすくなってしまった。
後のアップデートで射撃CSが再誘導がかかるようになり、サブ射撃も誘導強化が入るなど全体的に射撃面は全盛期並みの強化が入った。さりとて環境トップ入りは果たせず、格闘の性能強化が待たれる。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST

ダブルオークアンタは前作で全国大会に出場するほどのパワーを有していたため全体的に下方調整が目立つ。
またX BOOST移行に伴う共通調整(耐久値や後格闘の属性変更)も−に働いてしまい、2022年1月現在では厳しい立ち位置となっている。

一応レバー横入れ特殊射撃でハルートがビームを撃ってから斬り抜けてくれる新規アシストや、
クアンタムバースト後にすでに特殊格闘の量子化ジャンプがリロードされているなど強化点もあるが、どちらもやや性能に難を抱える。

一方、ダブルオークアンタフルセイバーはNサブ射撃にブーメラン追加、耐久増加、各種特殊格闘から特殊射撃派生追加など強化が目立つ。
共通調整で後格のカウンターのバリアがガード移行になったり、オーバーヒート時には横特殊格闘が使用不可になるなど痛い修正もあるが強化点の方が目立つ。
依然として中距離での射撃戦は苦手で相手に近づくまでに苦労するものの、一旦近づいてしまえば豊富な近接択を押し付けられる。
新規Nサブを横特殊格闘から押し付けたり、格闘を当てるフリをして格闘を迎撃してきた相手に対して横サブ、カウンターを狙ったりと近接択の豊富さは全機体の中でも随一。
特殊射撃派生を混ぜた高カット耐性のコンボも健在で環境上位の機体にも抗えるパワーを有する。
しかし中距離での射撃戦の弱さは無視できない弱点。この点が足を引っ張り現在では中堅上位に留まっている。


スーパーロボット大戦シリーズ

スーパーロボット大戦UX

第二部終盤で刹那の復帰と同時に使用可能になる。初登場シーンがとにかく燃えるので必見。
ダブルオーライザー(タンク)から改造を引き継ぐので、是非とも強化しておこう。
ユニットとしては、遠近共に高威力の武装が存在し、さらにMAP兵器まで持っているという高性能機体。
全体攻撃を刹那に習得させるとまさに一騎当千の活躍をしてくれる。
武器以外にもクアンタムバースト(MAP兵器/スペシャルコマンド)が使用可能だが、本格的な解禁は第三部の劇場版シナリオからとなる。

第3次スーパーロボット大戦Z

昔のスパロボみたく、妙に前のめりな立ち絵になっている。
時獄篇ではELSがまだ来ていないのでそれ程強くはないが、火力が十分にある上に分身持ちなので活躍する機会が多い。

天獄篇では遂にELSが襲来した為、時獄篇よりも性能がアップしている。セブンソード・コンビネーションも追加され、UXよりも切り込み型として戦う傾向が強くなった。
(同武装ではソードビットのグリップを使用し手持ちしている)

スーパーロボット大戦BX

原作終盤の再現で、妖精状態のティエリアをサブパイロットに出来るようになった。

スーパーロボット大戦V

戦闘アニメや能力は第3次Z準拠だが、立ち絵が自然なものに変更された。
BX同様に妖精ティエリアのサブ化が可能だが、本作ではBXと違い自由に切り替えできずサブ化かパイロット継続かの二択なのが辛いところ。

◇スーパーロボット大戦X-Ω

2017年2月のイベント「変わる未来」より実装。
2017年12月のイベント「聖夜を待つ者たちへ…」では映画ラストに登場したELSクアンタもスパロボ初登場を果たした。

なお、スパロボシリーズにおいてクアンタムバースト(トランザムバースト)はクロスオーバーの面でも活躍する機会が多い。


ロストヒーローズ2

ダブルオーと新型太陽炉が融合し、進化を遂げた姿として登場。
加入時期は一番最後だが、最大SP・EN攻撃力が高く、スキルも全てEN系なため1よりも使いやすくなった。
GNソードV・ソードモード&ライフルモードの燃費も良く、上位互換のGNバスターソード&バスターライフルも強力。
トランザムで能力を上昇させてトランザムバーストで回復役になったり、ツインドライヴで攻撃力を増加させるのも良いだろう。
また、なんと今回は0と00と言うこともありウルトラマンゼロとの合体攻撃も実装。熱血漢のゼロ、クールなクアンタを見事に演じ切る宮野氏の一人芝居にも注目。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

『WORLD』で初登場。
単純な性能で言えばダブルオーライザーより高いが、「WORLD」ではダブルオーライザーのトランザムが技扱いでなかった為、火力では劣っている面も見られた。
一応こちらもトランザムはマルチロックは出来るが。

『OVERWORLD』ではダブルオーライザーのトランザムも技扱いになったので差はあまりなくなった。
ただGNソードライフルがバスターライフルモードで固定化されたので敵の削りに使いにくくなっている点や、GNソードビットが覚醒扱いになったのでやや人を選ぶ機体になっている。
その分特殊格闘や覚醒、マルチロックにより相手を選ばず無双できる性能ではある。
ただ、マルチロックの射程が違い、覚醒値が必要な覚醒武器が付く等、武装の特性が違いすぎる為、設定とは違ってダブルオーライザーの単純な上位互換とは言えない部分もある。

『CROSSRAYS』ではフルセイバーがついに実装。扱いやすさと火力の高さで、最強機体の呼び声も高い。
……しかし、それ以上のサプライズとしてELSクアンタも実装された。
量子化によるテレポートやらELSを呼び出してファング化して飛ばすとかやりたい放題のアニメは必見。


余談

意図したものなのかは不明だが、左右非対称というデザイン上の特徴は同じ劇場版主役ガンダムであるνガンダムと共通。
その箇所も「両腕の形状」と「左肩側にビット(ファンネル)の塊を背負っている」点で似通っている。
刹那自身も劇中での時間経過を二度重ねているという、アムロとの共通点がある。
他にも未完成の機体が披露されたところでオープニング開始、劇中劇でのアクシズ登場など、要素単位で取り上げればオマージュの可能性が高いが果たして……。




これがラストミッション!

アニヲタWiki(仮)の存亡を掛けた……

追記・修正の始まり!!

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最終更新:2024年02月16日 02:51
添付ファイル

*1 メカニックFinalではビットCのみこの設定画がある

*2 メカニックFinal等より

*3 RG解説より

*4 水島監督のtwitterアカウント2020年8月2日のツィートより、監修していると同意義

*5 METAL BUILDより登場