登録日:2012/04/13(金) 21:04:37
更新日:2024/11/29 Fri 20:30:49
所要時間:約 6 分で読めます
データ
全長:43.4 m
重量:165.3 t
BGM:LAND CRASHER(前期)、負けないぜ!ガンレオン(後期)
概要
多元世界以前の
ザブングルのウォーカーマシン等が存在した世界において、シエロ・ビーターが発掘した大型修理ロボ。
彼が次空震に巻き込まれ行方不明になったあとは、その弟子である
ランド・トラビスとシエロの娘であるメール・ビーターの二人で運用される。
修理用ロボのため、大型艦用の超巨大な工具
「ライアット・ジャレンチ」が特徴。
そんなデカいボルトがあるのか
他にも両腕の
チェーンソーおよび様々な工具を全身に装備しており、ゲームシステム的にも修理・補給をこなす。
また、工具は修理だけではなく戦闘にも用いられ、師匠仕込みの
「ビーター殺法」で敵機体をクラッ…解体している。
工具で戦うロボと言えば
ガオガイガーとかが有名か。意識したのかどうかは不明だが、こちらもライオンロボである。
しかしその正体は「傷だらけの獅子の
スフィア」と呼ばれるものを運用するために作られた、別世界の戦闘用特機。
アサキム・ドーウィン曰く「元々ガンレオンはスフィアの前所有者の機体」であるらしく、シエロによって機械的に本来の形態を封印されていた。
本来元々は戦闘用だったので、工具などの修理用装備はシエロの後付けの可能性が高い。
スフィアは現在メールの中にあり、ランドに対する想いにより力が解放され、それによりガンレオンは真の姿である
「マグナモード」に変形する。
だがこれを使うとスフィア・リアクター(能力を引き出す者)は
地獄の苦痛をその身に味わい、ランドはその痛みに耐えているらしい。
またガンレオン自体も意識を持っているようで、
必殺技の「ザ・ヒートクラッシャー」の止め演出では目から涙を流している。
パイロットへの負担が著しいため、その危険性を危惧したシエロはこのモードに機械的な封印を施していた。
○武装
デッカー印のでっかいスパナ。
連獄篇ではランボルト・レオンが同じ名称の装備をしていた事から、ひょっとしたら工具メーカーの名前かもしれない。
ガンレオン用のサイズのスパナを投げて相手にぶつけ、跳ね返ったスパナを空中でキャッチしてさらに叩き込む。
ヌンチャクのように連結させた2本のデッカー・スパナをブン回す荒技。
獅子でヌンチャクだからって
故郷の無い男とは関係ない。
所謂釘打ち銃。マグナモード時の浮きっぷりから、後付の装備である可能性がある。
ZではTRY攻撃用、第2次Zでは、ライアット・ジャレンチで巨大な鉄塊を投げて、相手を鉄の塊に貼り付けるように放っている。
チェインで切り裂くでっかいカッター。
両肩に装備された
チェーンソーを手持ちにし敵を切り裂く。
ヒャッハー!メールはこの音が五月蝿くて苦手らしい。
トドメ演出では相手の損傷箇所に両カッターをねじ込んで、両腕を広げ押し開くように真っ二つに引き裂く。エグイ。
ちなみにこの斬り方はリ・ブラスタRのVXカリバーと同じだったりする。
こいつのナリは伊達じゃねえ!
大きい事は、いい事だ!
どっせえええいっ!!
これがライアット・ジャレンチだぁぁっ!!
見たか、ザ・ヒートの生き様を!
ガンレオンが持っている巨大なレンチでピーター・サービスの看板工具。所々剥げた塗装がシブい。
これをジャイアントスイングの要領で振り回して回転しながら相手に接近、
遠心力を上乗せした一撃で相手を遥か上空へカチ上げる。
更に落下してくる相手を空中でレンチで掴み、渾身の力を込めそのまま大地に叩きつける。
ドーム状の爆発が瓦礫を巻き上げるほどのド迫力はまさに『LAND CLASHER』。
トドメ演出でガンレオンのカットインが入るが、この時こっそりレンチを捻って敵機をシメている。
『天獄篇』ではスフィアの次元力を用いて手元に転移させて使用する。
◇必殺技
以下の技はスフィアの力を解放、マグナモードに変形して行う。
マグナモード時は全身各部の装甲が展開し胸部に獅子頭が出現、背面からは折り畳まれていたウイングが開き、(演出のみだが)飛行が可能となる。
またフェイスカバーが展開することで、暗がりの奥から吊り上がった目と裂けた口が浮かぶ素顔が露出する。
普段から荒々しい戦い方のガンレオンだが、陽性の雰囲気を持った通常武器と異なり、マグナモード時は相手を完膚無きまでに破壊する
残虐性すら感じさせる演出が為されており、この点からもスフィアの力が本質的には好ましいものでは無いという事実が暗示されている。
Zではガンレオンの単体で唯一のAll攻撃可能な武装(
必殺技)。
傷だらけの獅子のスフィアの力を解放し、マグナモードへ変形。
ランドの叫びと共にマグナモードによって展開した両手足の緑色のオーブから、広範囲に『痛み』の波動を放つ。
『天獄篇』では胸部のライオンフェイスで、自身の左手首を噛んで自傷する動作を行いスフィアの力を解放。
全身から巨大な球状の次元力の衝撃波が放たれ、敵を飲み込むように演出が変更された。
サード・ステージらしく莫大な次元力の行使が可能になっていることがうかがえる。
ガンレオン!俺の魂を燃やせ!!
ちょいさっ!うおおおおっ!!
封印を解くぜ、親方っ!!
この瞬間は!ザ・クラッシャーだああああっ!!
ガンレオン…昔を思い出したの…?
心配すんな。俺もガンレオンも痛みに負けねえよ
ランドの2つの別名が組合わさった名前の
必殺技。
マグナモードへ変形後、相手に飛びかかり、ライアット・ジャレンチで打ちのめし吹っ飛ばす。
宙で捕まえた敵機を地面に叩きつけて滅多打ちにした後、内蔵メカを抉りだし、ライアット・ジャレンチの封印を解放。
万力で挟み込んで固定した敵機の真央を、特大の杭打ち機でぶち抜く。
トドメ演出は、相手を持ち上げて真っ二つにした後に、ガンレオンが滂沱の涙を流しながら天に咆吼する。
『天獄篇』では演出が大幅に変更。
まずライアット・ジャレンチを召喚し高速飛行からの一撃を加えて吹き飛ばし、続けて追いかけた所を頭上からギーグ・ガン連射、更に
ブンマー・スパナで掴んで引き寄せからの前蹴り→肩のチェイン・デカッターを起動させてのすれ違い様に連続で斬り抜け→踵落としで地面に叩きつけ
の流れで怒涛の追撃。
敵を追って落下しつつジャレンチを再び召喚し、展開して地面に墜落した相手をそのまま捕縛。
下向きのままパイルを連打して、爆散するまで攻撃を続け完膚なきまでに破壊する。
攻撃後はジャレンチを収納し、画面手前に飛翔して離脱。
サード・ステージのリアクターとして覚醒したからか、〆の演出がかなりコミカルになっている。
○ユニット性能
無印Zでは素で固いユニットなのに加えて修理装置の効果でターンごとにHPが小回復する。
ランドの底力も相まって装甲とHPをフル改造すれば最初から最後までどんな戦線に放り込んでも心配無用のタフネスを誇る
(ランドの小隊長技能でステータス異常を無効化できるのも大きい)。
ガチの戦闘から修理による味方の支援と戦略の幅も広い。
マグナモード追加後は補給装置まで追加され、さらに用途が広がる。
余談だがこの補給装置、再世篇でのマグナモード
封印時は使用できず、どうにもスフィアの力を解放していないと使えないものらしい。
味方機に痛みのエネルギーでも充填させているのだろうか?
第2次Zには再世篇から登場。
しかし、武装はZ初期のようにライアット・ジャレンチまでしか使えず、マグナモード関係の
必殺技が一切使えなかった。
ランドが自軍に復帰するときはZONEの次元力により、ランドとスフィアの同調率が上がったのか、一時参戦時よりもスペックが向上し、マグナモードも解禁されている。
第3次Zでは『連獄篇』『天獄篇』で登場。
『連獄篇』では当初ランドと離れ離れになっており、ガンレオンと載っていたメールは発見された街で『御神体とその巫女』として扱われていた。
普通の顔の市民が「ガンガンレオン…ガンレオン……」と呟くシーンは
シリアスな笑いが出てくる。腹筋クラッシャーとか言うな。
ランドの覚醒により、取り戻してからは常時マグナモード形態となり、
「ガンレオン・マグナ」という名前にもなった。
ユニットとしては赤い炎のようなオーラを纏うようになり、常時EN回復効果が付いている他、スフィア『傷だらけの獅子』により、気力150以上で味方ユニットの防御力が少し上昇する。
【ルーツ】
実は
ファミコン版『
第2次スーパーロボット大戦』の没案の一つに『ゼペット・パイレーツ』という工具が元ネタのオリジナルキャラがおり、それがガンレオンにつながっている。
ライバルである
シュロウガが同じく『第2次』の没案『次元烈風狩狼哉』が元ネタであると思われることを考えると、深い因縁を感じる設定である。
追記修正するぜ、ガンレオン!
- 再世編でペイン・シャウターに追加されたトドメカットインではメールがまさかの「揺れ」を披露してくれる -- 名無しさん (2014-04-28 21:39:19)
- 修理ロボっぽくもありライオンっぽくもある素晴らしいデザイン -- 名無しさん (2016-05-16 01:42:47)
- 毎度毎度同行してるわけじゃないが、間違いなく撃墜ユニット修理費のネゴシエイターで当てつけにされてると思う。ランドやメールがどう思っているかは分からんが。 -- 名無しさん (2017-03-22 09:03:33)
- 個人的には、ガオガイガーよりビルドタイガーとイメージが被るな -- 名無しさん (2021-07-22 21:23:16)
- HGで立体化おめ -- 名無しさん (2024-05-08 13:00:39)
最終更新:2024年11月29日 20:30