登録日:2012/02/17(金) 20:51:43
更新日:2025/04/05 Sat 15:41:12
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『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』とは
テイルズオブシリーズのクロスオーバータイトルである。ハードはPlayStationPortable、発売日は2012年2月23日。
システム
いわゆるテイルズ版
無双ゲーム(ファンからの通称はテイルズ無双)で1チーム2キャラでフィールドを駆け巡る物となっている。
キャラクターグラフィックを一から作り直したことで参戦キャラこそ少ないが(それでもレディアントマイソロジーよりは多い)頭身のしっかりとしたPSPのテイルズ作品としてはクォリティの高さが目をひくグラフィックとなっている。
また、術技のエフェクトも無双
ゲーム栄えするように作り直されており、一部の技は原作とは性能が違っていたり、技の途中でキャンセル出来るようになっている。
術技のセット出来る数は3つ。さらに固定で空中で使える術技が1つと少ないが、無双
ゲームとしては十分な数である。
A・CCという
テイルズ オブ リバースのフォルスゲージと
テイルズ オブ グレイセス等のチェインキャパを合わせたような物を消費することで術技を放つ。通常攻撃を当てることで回復を促す事も可能で秘奥義も実装されており、秘奥義中に△ボタンを押すことで味方が秘奥義を繋げてくれるシステムも導入されている。
また、無双
ゲームには少ない“パートナーキャラ”との連携を意識したようで、スタートボタンを押すことでパートナーの動きをある程度命令可能。別々に攻撃させたり、自分と攻撃を合わせたり、防御に徹しさせたり出来る。
パートナーゲージが設定されており、このゲージを消費してパートナーアタックやツインブレイヴモードが可能。
ツインブレイヴモードではお互いの動きがリンクしており、同時攻撃が可能になる。□ボタン+スティックでステップが可能でグレイセスのアラウンドステップのような動きも可能。
ステージをクリアするとキャラクターのレベルやステージ中で手に入れたアイテムにより武器、チームの絆が成長。ステータスが強化され戦闘が楽になりさらにステージ中で手に入れたお金で武器や術技を買うショップも用意されている。
ストーリーモードは参戦キャラ30名にそれぞれ用意されている。
ストーリー内容は大きく分けて、
エターナルソードを巡る騒乱と世界樹に起きた異変の調査に分かれる。
例えば、カイル&リアラはエターナルソードの悪用を目論む
エルレインを止めるのがストーリーの目的であり、ミラ&ジュードは世界樹を救うのがストーリーの目的となっている。
それとは別にシリアス感0である
コミカルシナリオがある。
物語は原作でいうフェイスチャット風に展開される。顔グラは原作のものが使用されているが中には専用に書き下ろされたキャラもいる。
他にフリーモード、トーナメント、スコアアタック、キャラと装備、パートナーが固定のエクストリームが用意されている。
参戦キャラ
(TOS-R)
ジュード、ミラ、デューク、シュヴァルツは外伝作品初登場。条件を満たせば
エルレイン、シュヴァルツ、デュークも操作可能。
テイルズオブバーサスでの反省を生かしてか、各作品から均等な数のキャラクター+3人のイラストレーター(藤島康介、
いのまたむつみ、中澤一登)のボスキャラが選出されている。
パッケージは奥村大悟氏(ラタトスクの騎士のキャラクター、リバースの聖獣やアビスのイオン等を手がけたイラストレーター)が手がけている。
なぜか当初発表された物が描き直された
ミラ様が堂々とパンモロしているが、なに、気にすることはない
また戦闘中に雑魚敵から迷言が飛び交うこともある
何をするだー!
こんな事なら部屋から出るんじゃなかったぜ
俺たちゃ健康優良犯罪集団よ!
俺、この戦いが終わったら退職するんだ…
(当たり前だが)従来とはまったく違う操作感に戸惑ってしまうとの声も多数ある。
また、立ち絵や秘奥義カットインのイラストが従来の物と雰囲気が異なり、違和感を覚えるファンもいる(しかし、これはこれで良いという意見もある。なによりクロエがエロいし)
また上記の
ゲーム中グラフィックも顔がどのキャラもどことなくのっぺりしておりイベントシーンでは台無しになっている部分もあり、これで食指が伸びなかったプレイヤーも多い。
シリアスストーリーは基本的に参戦キャラほとんどが味方キャラという都合上些細な原因でテイルズキャラ同士が争うことが非常に多く、熱心な
テイルズオブシリーズファンからは
お前ら仲良くしろよぉぉっ!
とのツッコミも飛ばされる。
ただし
コミカルシナリオは文字通りコミカルな内容となっており、腹筋崩壊請け合いである。
シリアスシナリオのほうも原作のテーマやコンビとなる二人の原作での関係性をうまく短編に落とし込んでおり、その点においては非常に評価が高い。
ネタにされがちな要素をコミカルシナリオに持ってきたことでメリハリがついており、これまでの歴代作と異なり参戦キャラ格差もほとんどないことからシナリオ面ではクロスオーバー作での最高傑作との評価も。
ゲーム全体としてやりこみ要素が薄く似たようなことの繰り返しになってしまうのが難点。
初回限定特典ではテイルズオブ劇場をダウンロード出来るようになるシリアルナンバーや公式オリジナル小説、朗読ドラマCDがついてきた。
朗読ドラマCDについてはコミカルシナリオの項目後半を参照。
追記・修正お願いします
- 切符巡って戦闘開始みたいに、良く良く考えるとシリアスシナリオのシリアス度合いもかなーり怪しい作品 -- 名無しさん (2013-08-29 00:36:03)
- シナリオでリッドがファラに「お前の面倒見るのはたぶん一生オレの仕事だ」 小説でファラが道中眠れるのは リッドの横だから安心して寝られる のくだりで お前らもう結婚しろよ~ と思った -- 名無しさん (2013-11-07 14:05:12)
- 面白いルートはホント面白かったけど、つまらないルートはホント酷かったな…同じライターがどれも書いてるって信じられん -- 名無しさん (2014-03-22 02:17:04)
- 同じライターだからこそじゃね。キャラの好き嫌いあるし -- 名無しさん (2014-05-16 12:39:42)
- 一部敵キャラの断末魔がうるさすぎてイヤホンぶん投げた -- 名無しさん (2014-05-25 13:33:17)
- ルークのキャラ改悪が酷すぎてぶん投げたわ -- 名無しさん (2015-01-31 20:35:52)
- コミカルシナリオが本編だから……。 -- 名無しさん (2015-01-31 21:11:34)
- これでも歴代テイルズ外伝系では割とシナリオがいいという… -- 名無しさん (2015-06-03 11:26:06)
- 今後またこういうのが作られたらX2とZはどんな感じになるのかなぁ… -- 名無しさん (2016-05-01 23:02:11)
- X2:ルドガーとユリウス、Z:スレイとミクリオ、B:ベルベットとライフィセットって感じかな -- 名無しさん (2020-08-05 10:08:38)
- ↑もしヴェスペリアの完全版が出なかったらユーリとフレンではなく、V:ユーリとリタになっていた……? -- 名無しさん (2025-04-05 15:41:12)
最終更新:2025年04月05日 15:41