登録日:2012/05/03(木) 15:15:01
更新日:2025/03/29 Sat 18:22:20
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政宗一成(まさむね いっせい)とは、
日本の男性
声優、ナレーター。1948年12月2日生まれ。
広島県呉市出身。
血液型O型。旧芸名及び本名は岡田道朗。なお表記が「正宗一成」の時もある。
井上家の長男として生まれたが、両親がが離婚したため父側の方に引き取られたため「岡田」姓を名乗る。またその父も早くに亡くなったため父の身内に引き取られた。その後疑似結核にかかったためあまり学校に通えず劣等生扱いされていた。
その後、青山学院大学に在学中の時から読売新聞社に編集者として入社。だがそこで転機が訪れる。仕事中に
ラジオから流れてくる城達也氏の声に魅了され、ナレーターになることを決意。新聞社を辞め、俳協養成所に入所してデビューを果たした。(当時はナレーター専門の養成所はなく、声優兼ナレーターとしてデビューしている。)
1988年には
飯塚昭三氏らと共にシグマ・セブン設立に参加し、その後夢吽空(むんく)を設立して独立。さらに2011年には政宗一成オフィスを設立している。
さて、多くのメディアでナレーターを担当している政宗さんだが大体の人に印象深く残っているのが「トランスフォーマー」、「仮面ライダーBLACK RX」、「
宇宙刑事ギャバン」などのナレーションだろう。クールさと暑苦しさを兼ね備えた独特の言い回しは、我々視聴者が見ていて疑問に感じた所を簡単に吹き飛ばしてくれるほどの効果を持つ。
「その時、不思議なことが起こった。」などはまさにその象徴である。
また日本で放送された「トランスフォーマーG1」期は実質氏のナレーションでカオス振りが加速していると言って良く、「2010」では主要キャラを差し置いて
キャストの一番上に名前が書いてあった。
この他、劇中で発せられていた「さあ、戦いだ!」は現在でも
トランスフォーマー関連のキャッチコピーに使われることがあり、色々な意味で日本のトランスフォーマーを語る上で外せない存在の一人であると言えるだろう。
さらに彫刻家で詩人の高村光太郎を研究しており、彼の詩をベースにした書籍、朗読CDを発行している。直後、「高村の偉大さに圧倒され」て、高血圧を起こし入退院を繰り返したそうである。これに影響されてか自身も絵や彫刻を制作しており、見事の一言。
ナレーションにおいては「感受性」を大事にしており、それを込めるからこそ人の心に響き、聞いた人の感性を揺り動かすことが出来る、との事。
2018年をもってテレビ番組での活動から撤退し、以後は書籍CDなどを主として活動している。
[主な出演作品]
ガイア、パオロ・カシアス他(
機動戦士ガンダム(TV版))
※余談だが、氏がナレーションを志すきっかけになったラジオ番組は
「ジェットストリーム」という番組だった。そしてガイアは
ジェットストリームアタックを使っていた。
ル・シャッコ(
装甲騎兵ボトムズシリーズ)
課長(逮捕しちゃうぞシリーズ)
ドワイト・グリーンヒル大将(
銀河英雄伝説)
ナレーション、
サウンドウェーブ(
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー)
※2010、ヘッドマスターズ、リバースも担当。ヘッドマスターズではサウンドブラスターの声も担当した。
ティニクェット・ゼゼーナン(スーパーロボット大戦F)
ストラング(アーマード・コア2)
グルメじいさん(サモンナイト4)
宇宙鉄人キョーダイン
[主なナレーション]
さあ、追記・修正だ!
- PS2で発売されたトランスフォーマーのゲームは、日本語音声は入っておらず字幕である…が、ちゃんとステージ開始時に「さあ、戦いだ!」という字幕が出るのだよ。 -- 名無しさん (2014-10-23 17:15:56)
- 真っ赤な嘘って何の話のやつだっけ? -- 名無しさん (2015-04-04 23:17:18)
- ↑亀だけどTFのG1「サバイバル作戦」だね インセクトロンが食べた穀物のエネルギーをデストロンがエネルゴンに変換する際にピンはねしてたときの台詞。 -- 名無しさん (2015-10-18 19:06:02)
- ストラングさんのシブい声に惚れる -- 名無しさん (2019-03-28 22:28:48)
- トランスフォーマーは本人曰く「展開が速い!!!」と考えていたらしい -- 名無しさん (2023-01-13 20:55:00)
最終更新:2025年03月29日 18:22