ヴィガルド(FE)

登録日:2012/03/26(日) 02:16:13
更新日:2025/06/08 Sun 14:38:40
所要時間:約 5 分で読めます






余はグラドを統べる皇帝、ヴィガルド……。

マギ・ヴァルの全てを手に入れ大陸の支配者となる存在……。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS




クラス:ジェネラル
性別:男
称号:【穏健帝】
出身:グラド帝国
身分:グラド帝国皇帝



【人物】

突如としてマギ・ヴァル大陸全土に侵攻し、各国の聖石を破壊したグラド帝国の皇帝。リオンの父。
元々は心優しく穏やかな人物で、民のために仁政を敷き、弱者を労わり暴虐を忌み嫌う人徳の人だった。
無意味な虐殺を行ったヴァルターを追放したり、自分を野犬から救おうとした農民であるクーガーグレン兄弟を盛大にもてなした上で兵士に取り立て、
貧民時代に物資の施しを受けたセライナがその恩に報いるため忠誠を誓っているところを見てもそれは明らかである。

しかし1年前からその動向はぷっつりと途絶え、最近になって人が変わったかのように他国への侵攻を命じる。
停戦を嘆願した重鎮のデュッセルを裏切り者とみなし、セライナにその処刑を命じるなど、以前の皇帝とはかけ離れた非情な暴君になってしまっていた。
彼は感情を有していないかのように淡々と言葉を発し、また彼の傍には常にリオンがいた。

ストーリーの中盤、グラド帝国に乗り込んで来たエフラムたちを迎え撃つ。



【ユニット性能】
※右側は『むずかしい』時のステータス。若干の誤差あり。
Lv-13
HP-52→56
力-21→23
技-16→17
速さ-13→14
幸運-9→10
守備-20→21
魔防-12→13
体格-17
属性:理

所持品
スレンドスピア
騎士の勲章


弱点の速さや魔防も含めて全体的に非常に高い能力を誇っており、さらに槍の武器レベルがSというハイスペックなボス。
グラドの双聖器が斧と闇魔法にもかかわらず、彼が斧ではなく槍を使う理由は不明。
前の章のセライナ、後の章のケセルダより数段強く、エフラムルートが難しいと言われる所以の一つ。
もっと言うなら更にその次の章のオルソンをも完全に凌駕し、もっと次の17章のリオンよりもずっと強い。
玉座の地形補正に加えて必殺率も18と地味に高く、運が悪いとクリティカルから事故死してしまうので、危険極まりない。
回避も70近くあるので生半可な命中ではまるで当たらない。
実は「封印」で遥か後(20章)で戦う同じジェネラルのロアーツよりも若干ステータスが高い。そりゃ強い筈である。(ただしハード同士の比較では補正の差から逆転される)

セオリーとしては魔道ユニットで攻撃するのがオーソドックスだが、守備ほどではないにせよ魔防も実質17と高く、レベルSボーナスがついた「スレンドスピア」の一撃で倒されかねない。
そのため、アーマー系に特効を持つ武器で攻撃した方が安全である。ただしLV13と高くスキル『大盾』により無効化される事も少なくないので、長期戦も念頭に置こう。
エフラムとデュッセルで戦闘すると専用の会話が流れる。
クリア後のフリーマップで使えるファードよりも、僅かながらではあるが全ての能力値が高い。どうせならヴィガルドも使用可能にしてくれればよかったのだが。




アホみたいに強かったため、全体的にボスが強化された北米版で、逆に弱体化された側の数少ないボスの一人である。(技・速さ-2。他はアーヴ、終章リオンなど

【以降、衝撃のネタバレ……】



















エフラムたちがヴィガルドを倒すと、その身体は塵となって消滅した。
実は本物のヴィガルドは1年前病に倒れ、既にこの世の人ではなくなっていたのである。
そして彼の後をリオンが継ぐことになったのだが、国の指導者としてのプレッシャーに耐え切れなかった彼は、魔石の力を呼び覚まし、その力でヴィガルドを甦らせたのである。
これはオルソンの妻・モニカを復活させたものと同じもので、対象は意志を全く持たない人形も同然の存在となる。
そしてヴィガルドは黒幕であるリオンに傀儡として操られるだけの存在となったのであった。







すべての聖石を砕いた時……マギ・ヴァルに新たな時代が訪れる。

グラド帝国による完全な支配が……。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

息子の参戦からかなり遅れて2023年3月に参戦。イラストは麻谷知世氏。
原作同様に青属性の槍・重装ユニット。息子同様に大英雄戦の報酬で入手できる。
当然、既に死んでいる身なので傀儡化した状態。闇堕ちキャラポジションで禍々しいオーラを漂わせている。
なお彼が参戦した直後、魔王フォデス(リオンの死体)が配布されたため、親子の死体を見せられる羽目になった。

武器スキルは『守護の槍+』
周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、自身の攻撃、守備+5、敵の奥義発動カウント変動量-1

Aスキルに戦闘開始時、自身のHPが100%、または【有利な状態】を受けている時、戦闘中、自分の攻撃、守備+5になる『守備魔防の万全3』
Bスキルは自分のHPが50%以上の時、自分、敵、ともに追撃不可『守備隊形3』

HP、攻撃、守備は相当高めで前に実装したルドベック、セルバンテスと近いステータス傾向をしている。
しかし武器を持たない素の状態での攻撃は全重装で一位。
配布にもかかわらず能力値は200を超え、スキル継承を駆使すればかなり実用性の高いユニットとして使える。
その一方で魔防は低くはないものの、やや心細い。守備に重点に置くか両方の守りを選択するかは召喚師次第。

感謝を伝える、愛の祭か。

この世界には良い風習があるのだな。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

その約1年後に2024年2月のバレンタイン超英雄で再び登場。イラストも麻谷知世氏。
緑属性の斧・重装ユニット。やっとグラドの双聖器に似合った斧を用いるようになった。
原作のような傀儡化でもないので生気はしっかりある。

武器スキルは『愛の祭の斧+』
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘開始後、敵に「敵の攻撃の○%」のダメージ
(○は3すくみ有利な時、または守備が敵より1以上高い時は30、そうでない時は15)
(戦闘中にダメージを減らす効果の対象外、ダメージ後のHPは最低1)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、守備+5、さらに攻撃、守備が、戦闘開始時の守備の15%だけ増加

Aスキルは周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、自身の攻撃、守備が周囲2マス以内の味方の人数×2+1だけ上昇(最大7)『攻撃守備の密集3』
Bスキルは偶数ターンの時、自分は絶対追撃、敵は追撃不可『追撃隊形・偶数3』

スキルはあまり実用性の無い効果ばかりだが武器が強力。
戦闘開始から固定ダメージを確定で与えられる。有利となる青属性はもちろんだが守備が相手より高い時も効果はアップする。
追撃のやりにくさを武器スキルで補いつつ、大ダメージを与える芸当を得意とする。

ステータスも攻撃は落ちるが耐久力はより強くなった。

グラド皇帝ヴィガルドに命じる…
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最終更新:2025年06月08日 14:38