オフェリア(FE)

登録日:2017/04/14 (金) 00:35:20
更新日:2023/07/07 Fri 06:25:23
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私は選ばれし乙女……。

そうね……宵闇のオフェリアと呼んでくれて構わないわ。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

概要

『オフェリア』とは『ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』の登場人物。
秘境で育てられた異界の戦士ウー……オーディンの子供。
初期クラスはダークマージ


誕生日は9月15日で、軍の中で一番スキップが上手い。
人気投票女性部門13位、英雄総選挙総合部門80位。

乙女心を愛する明るい性格で、やや過剰に反応する時もあるほど正義感が強い
母親がセ……ルーナの場合だと素直になれないツンデレな一面ももつ。

髪色は母親に依存するが、デフォルトでは父親と同じ明るい金髪をしている。
長くのばした髪が外側に跳ねた、ねこっ毛で、その外見は前作で出た王女にそっくり。
また、どこかとは言わないが子世代の中では結構デカい。おまけに服装も露出度が高く、絶妙に見える胸元がけしからん。
白夜祭でのイラストでも、和服の帯の上からこれでもかと主張してくる。

父親同様に厨二病で、宵闇のオフェリアと自称する。
ただウ……オーディンが闇やら黒やらと悪っぽい単語を好んでいるが、こちらは星や光系統を好んでいる。
また、オーディンの厨二病が過酷な環境の中で自分への発破や周りの和ますための演技が元で、それが体に染みついているのに対し、オフェリアの厨二病は素と思われる。

父親との会話は厨二同士なので会話が弾むことは勿論、母親との仲も良好。
アクアはオフェリアの言動で心を和ませ、カミラはオフェリアの言動に付き合ってくれたりもする。

秘境にいた頃、両親にもう会えないのではないかと思いながら待つ日々を送るうちに、
秘境にいながら何か役に立つのではないかという想いから、おまじないや星占いなどに熱中したという経緯がある。
そのため父親と同じダークマージであり、日々術やらおまじないやらを開発しているが、ぶっちゃけ親子そろって才能がないと言われている。
というのも術の開発には並々ならぬ憎悪や殺意が必要であり、この親子はそれが致命的に足りないお人良しなのだ。

また父親のように『選ばれし者』になる事に夢見ており、日々努力している。
そのためジークベルトのように生まれながらの『選ばれし者』には嫉妬する事もある。
しかし、そんなオフェリアにも他と違う特徴があって……。

なお桑原氏はエルフィも演じている。


実は彼女の父親・オーディンの正体は神祖竜ハイドラの分身の手によって過去へとやって来たイーリス聖王国の王子・ウードである。
つまりオフェリアはリズの孫であり、マルスの末裔である。

そのため彼女にもウードと同じく腕にイーリス王族の証である聖痕が出来ている。
ちなみにある程度成長してから聖痕が現れた点も父親と同じ。

発現した当初、父親と同じアザがあって自分も特別な選ばれし者なんだと大層喜んでいたが、
ウードから「このアザは血筋の証であり、お前に特別な力なんかない」と言われ、さらにこの世界ではその血筋も意味のないものと言われてしまった。
しかし同時に、オフェリアには初代聖王や立派だったリズ夫婦の血が流れており、それは特別な英雄の血であるウードは語っている。

このやり取りは名シーンだが、もしオフェリアの母親がカムイだったりすると、アザに力はないが、竜になれる血がありますという状態になってしまう。

また、元々この聖痕は聖戦の設定的に初代聖王が神竜ナーガと血の契約を交わした事で出来たものとファンの間で推測されており、
いうならイーリス王族にはナーガの血も流れている。(ギムレーもナーガの子と言っているし)
さらにルフレ邪竜ギムレーの血が流れており、これでウードの両親がルフレとリズの夫婦だった場合、オフェリアには邪竜と神竜の血が流れている事になる。
さらにウードの結婚相手次第でさらに暗夜竜や透魔竜の血まで流れているという、ラノベの主人公かってくらい設定の盛り過ぎの少女になってしまう。
これを越えられるのは、ウードがカミラかエリーゼと結婚して生まれたオフェリアがカムイ(男)と結婚して生まれるカンナ(女)くらい。


独身でEDを迎えた場合、行方不明になっている事が明らかになる。
なんでも珍しい魔道書や鉱石を求め遠い大陸へ旅立ったとか。
また白夜祭でのルーナとの会話から察するに、オフェリアの大好きな両親と共に未来に行っていると考える事も出来る。
逆に結婚していると、両親と離れこの過去の世界で永住する事に決めたようである。


ちなみに一部ではifの世界は紋章や覚醒の遥か昔という説が提唱されているが審議は不明。
事実だと仮定した場合マルス→リズ→オーディン→オフェリア→マルスというループ状態になるが、公式に名言されたわけではない。


性能

初期クラスはダークマージ。
成長率は母親に左右されるものの、全体的に高めのバランス型。
特に高いのは幸運で60%になる。次いで高いのは魔力と速さとHPで45%。リズにそっくり。
専用スキルは魔道書を3つ以上所持すると必殺+10になる『乙女心の躍動』。上位クラスを無難にソーサラーへと進めれば必殺補正が+10になるので超火力を期待できる。

オフェリアが仲間になる外伝「究極最強の魔道書」では3すくみが逆転する『逆神・丑寅』、
技速さ守備魔防が3上がる『馬神・牛』、勇者の武器みたいな2連続攻撃が可能な『ライトニング』、
どこかで見たような名前のオフェリア専用魔道書『ミステルトィン』が手に入るため装備は選り取り見取り。

暗夜編に登場する魔法ユニットは男性陣は遅すぎるので追撃しにくく、女性陣は高火力だが紙耐久なうえノーコンばかり。
そのなかでオフェリアは女性陣の中では耐久と命中がある方なので、威力・命中が安定して敵の反撃にも一発くらいは耐えてくれるユニットとして重宝されている。
そのためリザイア地雷戦法も得意。
専用スキルの発動条件の関係上、魔道書を使えないと無駄に装備欄を圧迫することになるので、基本的に魔道書を扱える職が向いている。

また父親から受け継いだサブ資質として『』がある。
ハッキリ言ってステータスや装備面からみても全く向いていないが、剣聖から取得できる『流星』は火力の大幅アップ。
侍から取得できる『清流の一撃』『待ち伏せ』はリザイア地雷戦法に非常に向いている。
オーディンから受け継いだり兵種変更したりして、必要なものをもらっていこう。


母親でオフェリア向きなのは当然魔法職の人となるのだが、暗夜だと魔法職が少ないのが悩み。
候補はエリーゼニュクスフェリシア辺りとなるが、この中で一番成長率が伸びるのはエリーゼ。

エリーゼだとエリーゼ譲りの高魔力・高速度に、自前のスキルが合わさっての高火力高必殺率でどんどん敵を蹴散らしていけるのが強み。
ただしせっかく並みにある技と耐久性を犠牲にしてしまうのが珠に瑕。

ニュクスだとシーフの素養がもらえるため、アドベンチャラ―の『すり抜け』『ラッキー7』でリザイア地雷戦法のさらなる強化。
ボウナイトの『暗器殺し』で間接攻撃に対してほぼ無敵になれる(ソーサラーから『弓殺し』が取得できるため)。母親が魔法特化型の為、ステータスも無難に優秀。

それ以外だと、ピエリ辺りも相性が良い。
ステ面は普通になるが、ソシアルナイト素質からの、パラディンの『聖盾』・グレートナイトの『金剛の一撃』による防御面の強化。
グレートナイトの『月光』での火力強化と、オフェリア向きのスキルが揃っている。

透魔編ではオロチも候補になる。
速さがやや伸びにくくなるが、そのかわり技が伸びるため空振りのリスクが減る。
陰陽師資質から『魔の達人』を得られるのも大きい。
ちなみに透魔編だとカゲロウも母親候補だが…あっちは完全な物理職なので正直お察し。
ただしif屈指の強スキル、『写し身人形』を習得できる唯一の手段。(マイユニとの結婚を除く)


支援会話

子世代の男性陣とは基本結婚出来る。
出来ないのは弟になったカンナ(男)と、兄になったシグレ
支援内容はやはりその選ばれし者の運命についてや努力、おまじない関連が多い。

生れながら選ばれし者のジークベルトにやっかみで文句を言うが、ジークベルトには彼なりの悩みがある事を知る。
シグレの歌を聞いて鳥が集まる光景を見て、伝説の鳥を呼べるに違いないと確信していた。

透魔編で支援を組めるのは、シノノメ、ヒサメ、シャラの3人。
ヒサメとの会話では、彼の持っていた盆栽を気にいって譲ってもらった。
なお、譲ってもらった盆栽につけた名前は『ドラスティックスパイラル』。


台詞

  • 乙女心が騒ぐわ……。
  • うっ……! 駄目よ、このままじゃ……私の中の力が溢れ出してしまいそう……!
  • 星々よ、私に力を! 必殺! アウェーキング・ホーリー! 世界が煌めいてる!
  • 今日は風が泣いているわ……。
  • 私の中の貪欲な魔物が、供物をよこせと騒ぎ出したみたい。
  • 出てきて……私の真の力……目覚めて……秘められし無限の乙女心……。
  • 私は、宵闇という二つ名も持っている……。空に暗黒と光明が交じり合うとき、我が真の力を敵は見るだろう――ってこと?


私は星々に選ばれし戦士、オフェリア……はじめまして、と言っておくわね。

我が父オーディンはこの地にいるかしら?

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーには2018年9月から登場。
イラストはクリスマスお祖母ちゃんを担当していた海鵜げそ氏。神装版はゲソきんぐ氏。何の偶然か名前の似たイラストレーターが担当。
青属性の魔法・歩行ユニット。

武器スキルは奥義が発動しやすい(奥義カウント-1)『魔書ミステルトィン』
さらに1ターン目開始時、自身の奥義発動カウントが自軍の魔法の人数(自身も含む)だけ減少する。
奥義スキルは自分から攻撃した時、戦闘時、特定範囲の敵に(自分の攻撃-敵の守備or魔防)x1.5のダメージを与える『烈光』

Aスキルに自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、守備+4される『鬼神金剛の一撃2』
Bスキルはターン開始時、敵軍内で最も魔防が高い敵の魔防-7する『魔防の封印3』

その性能はというと、同タイプユニットの中でも群を抜いた攻撃力で攻める高火力アタッカー。
魔法ユニットを3人以上入れることで、『烈光』(あるいは他の範囲攻撃奥義)が初手発動できる。
奥義は自由だが、相性補正を無視できる範囲攻撃奥義を初手で撃てるというのは
(範囲攻撃奥義はしっかり攻撃前でカウント0にしないと発動できないのもあり)非常に希少な特性であり、基本的にそのまま(か好みで範囲系を使い分ける)がベター。
よっぽどの防御力がない限り、奥義が発動できるなら相性が悪い緑属性も容易く消し飛ばすことができる。
なんなら、近年防御系スキルに範囲攻撃奥義を名指しした耐性が頻出するのは彼女のせいという説も。
反面、守備・魔防ともに耐久面は心許ないため、継続的に稼働したければ相手からの攻撃・反撃をなるべくもらわないように立ち回る必要がある。
初手カウント減のインパクトが強すぎて忘れられることもあるが「奥義が発動しやすい」ため、
奥義発動(カウント3)して攻撃でトドメ(2)、次は普通に追撃で撃破(0)……といけば2回に1回は奥義を撃てるサイクルが可能。
魔法3人達成の難度は出撃人数と反比例するため、人数の多い飛空城向きのユニットと言える。

スキル継承をする場合は、元々低い耐久を切り捨てて『死線』等でさらに火力を上げるのがオススメ。
速さは十分あるので捨てるのは勿体ないが、奥義→攻撃の威力だけを考えるなら1点でも大きく上げるために『鬼神の一撃』系も手。
継承難度はかなり高いが、「奥義を発動した戦闘後に奥義カウントを-2する」効果を持つ『奥義の螺旋』を継承すれば、
一度『烈光』を撃ったが最後、毎回攻撃の度に『烈光』をお見舞いする*1、さながらMAP兵器持ちユニットのように大暴れしてくれる。
しかし、『烈光』で数字上はオーバーキルになっても最低1残った上で戦闘に入る=『待ち伏せ』持ちには先制反撃をもらうので、
特に『奥義の螺旋』を継承した場合は聖印『不動の姿勢』を持たせる、『待ち伏せ』持ちは他のユニットで倒すなどの配慮は必要。


英雄たちと仲良しごっこをしているヴァイス・ブレイブに世界は救えない!

迫りくる滅亡の危機を目の前にして、やれ祭りだ、海だ、山だ、行楽だの……。

そのような行事にかまけている場合?

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2022年12月に魔器英雄として参戦。イラストはいちかわはる氏。
魔法・歩行ユニットは一緒だが今回は赤属性。
召喚された際に何故か暗夜竜の力を宿した魔道書を手に入れた。本気で魔法を使うとアスク城が吹っ飛ぶほどのパワーを得たようだ。
このオフェリアはカミラかエリーゼの子供なのか……?
少なくともオーディンは暗夜竜の本を持つ事になった理由が分からないと言っているが。

『想いを集めて』では数多の異界に侵略されているのに、毎月お祭りを開いているアスク王国にツッコミを入れている。
そのため温い特務機関に潰し、自分がアスク王国を救おうとするが――?
(今回の件で英雄同士は殺し合いは出来ないが、特務機関を襲える事が判明)

武器スキルは『魔器ルナイクリプス』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
1ターン目開始時、奥義発動カウント-1。
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、
絶対追撃、かつ戦闘中、攻撃の弱化を無効にする。

Aスキルに周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、魔防+7、かつ奥義が発動可能な状態の時、
または、この戦闘(戦闘前、戦闘中)で奥義を発動済みの時、戦闘中、ダメージ+5(範囲奥義除く)、かつ自分の攻撃でダメージを与えた時、7回復『攻撃魔防の秘奥4』
Bスキルは奥義発動時、奥義によるダメージ+5奥義発動時、奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を無効。
戦闘(または戦闘前)で奥義を使用した場合、戦闘後、奥義発動カウント-2『奥義の螺旋4』
Cスキルにはターン開始時、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1にする 『始まりの鼓動3』

今度はタイマン特化のアタッカー。
一対一に絞られたが通常版の高火力と即効性は引き継いだままで攻撃の弱化は気にせず、必ず追撃も取れるようになっている。
なにより奥義の螺旋の強化版が固定ダメージと軽減無効も付いたので無理矢理倒す荒技を会得した。

しかし範囲奥義は即発動出来なくなっているため、範囲奥義は通常版に軍配が上がる。
ステータスも防御力は上がってはいるがあくまで少し耐えられる程度の微々たるもので物理に弱い事は変わりなし。

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最終更新:2023年07月07日 06:25

*1 『烈光』の後の攻撃で-1、『螺旋』で-2、元々『ミステルトィン』で-1されるため、合計で-4=攻撃後すぐに『烈光』の奥義カウントがゼロとなる。