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チェックメイトフォー

登録日:2011/03/31 Thu 01:27:02
更新日:2026/07/20 Mon 13:32:27
所要時間:約 8 分で読めます





チェックメイトフォーとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーキバ』に登場する怪人「ファンガイア」の頂点に立つ4人のこと。


【概要】

ファンガイアという種族を統括するための役割が与えられた役職でもあり、それぞれ「キング」「クイーン」「ビショップ」「ルーク」というチェスの駒になぞらえた称号を持つ。


チェックメイトフォーの力は並のファンガイアを大きく上回り、特にキングが鎧などの装備を手にしたときは絶大な威力を発揮する。
また、選ばれた場合は拒絶=死である。

大昔から何度も代替わりしており、世襲制のキング以外の3つの役職の場合、先任者が退位あるいは死亡した後に別のファンガイアに力が引き継がれる。
なお、劇中のメンバーがそれぞれ何代目なのかは不明。


設定上はゴブリン族とほぼ互角の戦いを繰り広げており、後にチェックメイトフォーと完成した仮面ライダーサガの力により勝利を収め種を根絶している(超全集のモノクロページより)。
また、映画『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』では、かつての強敵で先代キングがダークキバの力で殆どを壊滅させたほどの最強の敵「レジェンドルガ族」が復活したが、尺の都合で特に反応はなかった。


「ナイト」「ポーン」

設定上、チェスの駒の「ナイト」「ポーン」の称号を持ったファンガイアもチェックメイトフォーとは別に存在するが、劇中には登場していない。
キバの鎧を完成させた功績によって与えられた称号らしい。



【メンバー】


◆キング

ファンガイアの支配者であり、他種族との戦争や登太牙が行った技術者狩りのような、ファンガイアの脅威となりうる種族に対して殲滅や進化の妨害などの措置をとる役割も持つ。
キバの鎧やサガの鎧はキングの装備として作られたものである。
他の役職と違い血縁による世襲制である。


キング(過去編)/バットファンガイア


身長:232.0cm
体重:127.0kg
特色/力:エネルギー発射
真名:「暁が眠る、素晴らしき物語の果て」
演:新納慎也

ビーストクラスに属するコウモリ型のチェックメイトフォー。太牙の実の父にして過去編のボス。愛称は「過去キン」
人間社会には迎合せず、偽名・通名の有無は不明。
ラスボスらしい真名である。

傲慢かつ苛烈な性格で、妻の真夜にも役割だから一緒にいるだけという態度+非道なDV行為をとっていたが、それが原因で真夜は音也と結ばれ、まだ赤子だった太牙を盾に脅すという行為から真夜やキバットバットⅡ世にも見限られ、ダークキバの鎧をこれまた音也に奪われるという自業自得の報いを受ける。
キング「返せぇっ!俺の妻と城と鎧と息子、返してくれよぉぉぉ!!!(涙)」
ついでに衣装も、最終盤で覚醒したがある目的のために着用した。

本人は認めようとしなかったものの、内心では真夜を愛しており、紅親子に致命傷を負わされたときは近くに来ていた真夜と太牙に情けなく無理心中を迫る。
だが、赤子の太牙に攻撃を跳ね返されてそれがトドメになるも、新たなキングの誕生とその力を喜びながら散っていった。
息子にも見捨てられるキングェ…

現代編終盤で反乱を起こしたビショップに復活させられるが、顔面が変わり、理性や生前の記憶を失った(というよりも奪われたと言ったほうが正しいのか)強力な力を持つだけの存在に成り果てていた。

キバットバットⅡ世を用いる劇中最初の仮面ライダーダークキバ変身者。
レジェンドルガ族との戦いでウェイクアップ3「キングスワールドエンド」を発動し勝利したが、ファンガイアにも甚大な被害をもたらす結果となったため危険視され、以降は封印されている。
しかし妻や息子への仕打ちから最終的にキバットバットⅡ世はキングを見限り、音也に味方した。
それでも鎧のない状態でさえファンガイア体は最強クラスであり音也の変身したダークキバを逆に圧倒、変身解除に追い込んでしまうなど異常な強さを誇る。
単騎戦闘では負け知らずで、過去にタイムスリップしてきたエンペラーフォーム&音也のダークキバ二人がかりでようやく勝てるほどの強敵。

また、当初は魔皇剣ザンバットソードを抜き身で平然と日頃から携行していた*1が、「持っていたら真夜を殺しかねない=真夜を愛した事になるから、自分には愛などいらん」というよく分からない理由で壁へ投げてしまったためあの時投げていなければ音也に勝てたのに…)ダークキバの装備としては使っていない。
人間態のままでも紅い衝撃波を放つほか、感情の昂りで足跡が燃えると言った奇妙な現象すら起こす。

一応キングとして設定上強かったり重要な歴史上の存在だったり最後に倒されたりしてるのだが、本人のポンコツ残念さや自我の無い再生怪人に成り果てた事で実質的なラスボスはビショップが担っていたりと不遇さと印象の薄さから「キング()」だの「キング(笑)」だの呼ばれたりもする。


登太牙


演:山本匠馬

現代編のキング。
先代のキングと真夜の間に生まれた子であり、渡の異父兄にあたるが、彼自身は自分と渡の血縁関係を知らなかった。
普段は手に浮かんだキングの紋章を隠すために手袋を嵌めている。
蛇の力を使う為リザードクラスだと思われる。真名は不明。

詳細は該当項目を参照。



◆クイーン

人間を愛してしまった裏切り者のファンガイアを処刑する役割とキングの妻として次代のキングを産む役割を持つ。
劇中に登場した二人のクイーンはともにアコヤ貝モチーフのパールシェルファンガイアだが、他の生物がモチーフのファンガイアがクイーンになったことがあるかは不明。


真夜


身長:182.0cm
体重:75.0kg
特色/力:真珠による防御、爆撃
真名:「冷厳なる女鍋の血族」*2
演:加賀美早紀

過去編のクイーンで、渡と太牙の母。
アクアクラスに属する真珠貝を思わせるチェックメイトフォー。
何もない空間に真珠型の弾丸を無数に具現化する能力を持ち、これらを盾や爆弾として用いる。
また真珠型の弾丸を標的目がけて一斉に撃ち込む「クイーンズ・デスパール」という技を持つ。

もともとはキング(過去編)の妻であったが、人間を愛するファンガイアが絶えない理由に興味を持ち、音也に接近したことがきっかけで彼と結ばれる。
そのため、彼女も裏切り者となりクイーンの座と力を失い、音也との間に授かった渡を連れて逃亡生活を送ることになる。

現代編の頃には紅邸で暮らす渡と離れて過ごしており、片目には逃亡生活の過酷さを物語るかのように眼帯を着けている。
悩みを抱えた渡・太牙・深央と対峙した時は、母親や先代のクイーン、人間を愛したファンガイアなどの様々な立場から言葉を送っている。

名護さんの初恋の相手。


鈴木深央


演:芳賀優里亜

現代編のクイーン。太牙と並んでキバ後半の昼ドラ感をある意味象徴したキャラクター。
焼肉屋のドジっ娘店員として初登場し、渡と親しくなる。美容師を目指した経験は無く、猫舌・クリーニング屋・嘘つき・馬の友人もいない。
一年後にナマコのファンガイアに転生したが、そちらでもクイーンの宿命からは逃れられなかった。
アクアクラス、真名は「独房のようなドレス」

詳細は該当項目を参照。



◆ルーク

キングの護衛や、他種族との抗争などにおける特攻隊長のような役割を持つ。

  • ルーク/ライオンファンガイア
身長:240.0cm
体重:260.0kg
特色/力:鉄壁の装甲、腕力、射出する爪
真名:「天地開闢。産声と怒号を聞きながら」
演:高原知秀

過去編・現代編の両方に登場したビーストクラスに属するライオン型のチェックメイトフォー。
人間としての呼び名は無く、ただ「ルーク」とだけ呼称される。
頑強な体表の装甲と重戦車のような剛力、両腕から長く生える鋭利な棘状の爪を駆使した刺突、爪を弾丸のように飛ばす遠距離攻撃と、遠近共に隙の無いパワーファイター。

残虐性と狂気を併せ持ち、「自分が定めた条件に当て嵌まる人間を制限時間内に殺害し、成功すれば褒美・失敗すれば罰を自分に与える」というゲゲルまがいの遊びに興じている*3
ウルフェン族を殺戮し、麻生茜を殺害した経験から次狼とゆりに憎まれている。
これは、キングが護衛を連れまわす必要がない程に強かった事や、本編時点では他種族の役半数が既に絶滅か絶滅寸前で抗争の機会が無くなったため、上述したルークの役割が形骸化して暇を持て余し過ぎていたためらしい。
実際、本編でまともに仕事の機会があったのは下剋上を起こそうとした同族のウォートホッグファンガイアを粛清しようとした1回だけであった。

過去編では圧倒的な力で音也達を何度も苦しめたが、ゆりの奇策に嵌まって弱体化したところを攻められ、長期間の休眠を必要とする程のダメージを負う。

現代編では記憶を無くした状態で目覚め、彼を保護した渡を介して蕎麦屋で働き始める。
一度は「大ちゃん」として店の人気者になるが、記憶と残虐さを取り戻した途端に従業員や客を皆殺しにしてしまう。

その後、久々に殺人ゲームを再開するが、標的の設定がネタ切れになったために遊べなくなっていたが、ある時にふと親子の読み聞かせが耳に入り、「良いことをして天国に行けば楽しいことに事欠かないだろう」という考えから人助けを始める。
最期は天国行きに十分な量の人助けをしたと判断した後、死んで天国に行くために恵の変身したイクサと戦い、過去編でゆりに付けられた傷を攻撃され、死亡した。

彼が天国に行けたのかは定かではない。



◆ビショップ

ファンガイアの在り方を決める役職を持つ参謀格。

  • ビショップ/スワローテイルファンガイア
身長:245.0cm
体重:95.0kg
特色/力:スピード、知略、瞬間移動
真名:「禁欲家と左足だけの靴下」
演:村田充

過去編・現代編の両方に登場。インセクトクラスに属するアゲハチョウ型のチェックメイトフォー。ただし過去編ではちょろっとしか登場しない。
本作屈指の鬱展開メーカーでもあり、彼の謀略に苦しめられ、運命を狂わされた者は数知れず。

人間としての呼び名は無く、ただ「ビショップ」とだけ呼称される。
キングとクイーンを補佐するため様々な知識と魔術を習得した知恵者で、スピードと頭脳を活かした搦手を得意とする。
だが戦闘では鱗粉を利用した瞬間移動や自身の身体から生成した剣による剣術も披露した多芸なファンガイア。

「全てのファンガイアを正しく導く」という使命感からファンガイアという種族の掟に極めて忠実だが、忠実過ぎるために他人の感情・人間的な情緒に無頓着な面もある。
おまけに他のメンバーが良くも悪くも個性的すぎるせいで、「22年間ワンオペで頑張ってきた人」「ブラック企業に長年勤め続け、辞めるタイミングを完全に逃したサラリーマン」といった印象を抱かれがち

現代編では太牙の補佐役として動いていたが、彼が裏切り者の渡や深央をかばい、挙句に太牙を殺そうとした深央を処刑したことを太牙に伝えた際、激昂した太牙に暴行を受けてしまう。
その結果、種族の掟を守っている自分に酷い扱い(※ビショップの主観)をされたと太牙に失望。
人間達からライフエナジーを集め、その力で再生バットファンガイア&再生ファンガイア軍団を甦らせて反乱を起こす。

終盤で名護さんとライバル関係になる。

ちなみにキングが自我の無い再生怪人な為、実質的な現代編でのラスボスであった。
『剣』における金居/ギラファアンデッドも似たようなポジションである。ちなみにギラファの演者はキバでは阿鐘/ウォートフォッグファンガイアとして出演している。


仮面ライダーディケイド』におけるチェックメイトフォー

同作における『キバの世界』では単なる親衛隊のファンガイアというだけで、2話完結というのもあってそんなに細かい設定は組まれていない。

◇キング

ビートルファンガイア

演:池田万作
先代のキング。行方不明になっていたが……
詳しくは当該項目参照。

ワタル/仮面ライダーキバ

演:深澤嵐
先代キングの息子であり、ファンガイアの次世代のキングにして、人間とファンガイアのハーフ。ファンガイア態はないが、仮面ライダーキバに変身できる。
しかし本人はうわべだけの平和を憂いてばかり、キングになることを拒んでおり…

◇配下

第30話に登場。原典通りならワタルの妻になるはずだが、アポロガイストに力を与えてついでに結婚した。
演者は深央と同様、芳賀優里亜氏が担当している。

  • スワローテイルファンガイア
声:坪井智浩
人間に危害を加えたファンガイアの処罰をライオンファンガイアと共に行なっていた。
ビートルファンガイアが戻った途端、すぐさま鞍替えしたアゲハチョウのファンガイア。
キャッスルドラン内部にてディケイドと交戦し、ディメンションスラッシュで倒された。
実質的なラスボスとして扱われやすいビショップのあっけない最後…

  • ライオンファンガイア
声:高階俊嗣
複数の人間を殺害したファンガイアの女性を親衛隊として粛清しようとしているところを事情を知らない士に目撃され、アタックライド・ディケイドスラッシュで仕留められた。
警察のような仕事をこなしてたら、通りすがりの通り魔に殺された。
なお、このファンガイアの女性はビショップに改めて粛清された。


◇親衛隊の魔族

原典のアームズモンスター達。
キバの鎧の装備として召喚される他、単独で戦闘も行う。
全員ビートルファンガイアに吸収された上そのキングが爆殺されたが、去就は不明。

ガルル
声:千葉一伸
先代の頃から従う青い狼。
ビートルファンガイアには従うも掟の撤廃に意見したところを吸収された。

バッシャー
声:宮田幸季
緑の半魚人。原典同様少年のように振る舞う。
ドッガが吸収されるのを見て逃げるも彼も吸収されてしまった。

ドッガ
声:黒田崇矢
紫のフランケンシュタイン。
原典より饒舌。
ガルル同様掟の撤廃に意見するも吸収された。




追記・修正はキバットバットⅡ世を味方につけてからお願いします。

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最終更新:2026年07月20日 13:32

*1 持ち主を選ぶため生半可な魔族では抜くことすらできず、剣に認められた渡ですら外付け制御装置としてのザンバットバットが生まれるまでは暴走してしまった。

*2 「女鍋」は誤記で正しくは「女媧」ではないか、と言われているが2026年現在も修正されていない。「常用漢字ではなく、2008年当時対応フォントも少なかった為やむなくこうなった」とする説も。

*3 次狼には「虚しい独り遊び」と評された