登録日:2012/06/27(水) 00:50:23
更新日:2025/05/07 Wed 15:18:55
所要時間:約 4 分で読めます
プレイヤーは
地球連邦軍と
ジオン公国軍のどちらかを選択し、UC0079の三ヶ月間を戦い抜くというゲーム内容。
PS3のスペックを見せる為でもあったのだろうが、戦場のリアリティをウリにしており、リアルなグラフィックは
現在のガンダム
ゲームの中でもトップクラス。
また、
日本語音声と
英語音声を選択可能。
冒頭のナレーションには永井一郎氏を起用している。
しかしロンチという事もあってか、非常に粗の目立つ出来である…
グラフィック自体は凄いのだが、フレームレートが異様に低く、動いたら何だかカックカクしている。
オフラインでありながら環境の悪いオンライン並みにカクカクする。
オブジェの少ないすっきりとした河や山間部のマップではぬるぬる動く事もあるが、そこだけである。
エミュレータを使えば大分マシになるが。
元々はPS3が後のPS4に匹敵する性能に合わせていたものの、ダウングレードされて今の性能に落ち着いた為にローンチタイトルとして割を食った形になったとか。
特に味方の僚機のAIがとんでもなくアホで、
「プレイヤーに近づこうとして補給所を体当たり&踏み潰す」
「一度のジャンプで超えられない高い壁にぶつかっても迂回しない」
などの (・д・) な行動を取る。待機命令やプレイヤーの現在位置等を上手く調節しないと
いつの間にか無意味に死んでる・補給所を壊してるなど、歴代のガンダムゲーでも屈指のアホさ加減。テストプレイしたのか?
一応は航空機やMSへの攻撃自体はやるし、カスタマイズで強化した狙撃型の機体に乗せれば、障害物が少ないマップで役に立つ事も多いが…。
逆に敵NPCは高難易度だとニュータイプばりの反射神経を見せることがある。
射撃精度もNPC故に高いので、油断するとガンタンクに落とされるという屈辱を味わうことも。
ACLRなどで猛威を奮った恐怖の部位破壊システムを搭載。
頭部が吹き飛ぶとレーダー性能が落ち、腕を失うとその腕を使う武器が使用不可になり、脚が破壊されると機動力が低下……といった具合に影響が出る。
特に腕の作り込みはかなり細かく、肩に当たれば先に肩アーマーが外れ、肘から取れたり肩だけ残したり、根本からもげたりする。手首に当たると掌だけ取れ、最悪そのまま殴ったり出来る。
ただ武器が体のあちこちに仕込まれているような機体ならともかく、普通のMSはメインウェポンを持つ腕が破壊されたらなりふり構わない肉弾戦しか出来なくなる。
片腕だけなら最悪盾を捨てて格闘とかもイケるが、両腕を失うと宝島ステップみたいな蹴りしか出来なくなる。
補給所で応急処置できればよかったのに…。
ちなみにリアル性を追及して、MSの破損箇所は日を進めたりミッションを行って日数が経過しないと修復されない。
しかし簡単な訓練や任務なら片腕や頭部がもげたまま遂行することも可能。
だが逆に有利に働くこともあり、ホバータイプのドム系は足が壊れると移動不能=戦闘不能も同義の判定で即撃破扱いであるので、敵として出た場合は脚スカートを遠くからビーム兵器で狙撃するだけで簡単に撃破出来る。
プレイしていると稀に音声にノイズが混じり続けることがある。ほっとくと最終的に無音になる。兵士の怨念か…。
ゲームを再起動すれば問題ないのだが…運が悪いと再起動したすぐ後にまた同じ事が起こったりする。
また、特定ミッションでザメルを相手にする場面で、肝心のザメルが出現しなくなる進行不能バグも。
北斗の拳か
MS IGLOOの刺客かと思うくらいうるさい。
やけにバリエーションがある上にMSどころかその辺の戦車や航空機を倒す度に流れる上にオフに出来ない。
「アウアアアアァァーー!!?」「ンンンンーーー!!」「ヘアァエァ~」
条件を満たすとアニメや外伝のキャラも登場するが、高い能力値を与えられているだけで、顔も声もイベントも何も無い。
名義貸しみたいなものである。
/)
/ /)
`/// __
|イ二つ/⌒⌒\
| 二⊃ (●)(●)\
/ ノ/⌒(_人_)⌒ \
\_/| |┬| |
/ \ `ー′ /
細かい傷や汚れの入った鉄の巨人が戦場を闊歩するリアル感、重厚感は他のガンダムゲーの追随を許さない。
前述の部位破壊もプレイヤーだけが受けるハンデではなく、ちゃんと敵も部位が吹っ飛ぶようになっている。
作戦の佳境、腕や頭などの部位が破壊され、弾薬も底を突き、玉砕覚悟でサーベル片手に敵に突っ込む緊張感、
このギリギリの高揚感は他の
ゲームではなかなか味わえない。
また、狙撃モードが実装されているため
ジム・スナイパーⅡが正しくスナイパーできる数少ない作品でもある。(まぁ
ジム・スナイパーⅡは狙撃特化機体
というわけではないんだが)
他のガンダムゲーで良くある自動ロックオンなんて便利なシステムは無いので、敵に接近し手動でロックオンせねばならないのだが、ミノフスキー粒子の影響を再現したのか初期の機体ではロックオンするにはかなり接近する必要があり、ロックオン可能距離も短めで、後期に手に入る機体だとミノフスキー粒子に適応していったためかロックオン可能距離がとこちらもかなりリアリティ溢れる仕様になっている。
この
ゲームではプレイヤーが徹底して「沢山ある小隊の1隊長」の扱い。顔も声もない、つまり君自身だ。
このストイックなゲームデザインに心奪われ、ミッションにのめりこむ隊長も多かった。
ジオンモードではいくらプレイヤーが活躍しても、拠点を次々失う等徐々に追い詰められていくリアルなジオンの雰囲気が楽しめる。
フレームレートの低さもノイズバグもミノフスキー粒子による弊害だと思えばリアル感の演出…いやこれは苦しいか。
またジオン軍は終盤になると
ヒルドルブやザメルといった
漢の機体が手に入る。
PS3グラフィックで再現された巨体は「圧巻」の一言。
ヒルドルブは
ゲーム中唯一の
可変機であり、変型には数秒かかるのだが、その過程が反則的なまでにカッコいい。タンク形態だと原作さながらの高機動が可能。
ローンチタイトルながら使用できるMSの数もそこそこ多いし、当時登場したばかりのドム・キャノンや
ジム・ストライカーも使える。
重厚な音楽も非常にかっこよく、硬派な世界観の演出に一役買っている。後の外伝系ガンダムの
BGMで延々使い回されるほど。
PS2ガンダム戦記やジオニックフロントの
BGMのアレンジもあり、人によっては懐かしいかも。
MSの性能面もかなりシビアに再現されており、防御力を限界まで改造した
ザクⅡであってもNPC陸戦型ガンダムの
ビームライフル数発で沈む等……
快適にプレイするには要領よくMSの改造や新型の購入を行わければならない。
尚、MSの改造は攻撃・防御・武器の3項目から選べるが、実は攻撃と防御は最大まで強化しても与ダメージ2〜30%アップ、被ダメージ2〜30%カットとそこまで劇的に変化しないのに対して武器を強化すると弾薬が増えるだけでなく、新しいメイン射撃武器が追加されたり、機体によってはサブ射撃・特殊射撃が追加されるのみならずシールドやビームサーベルやヒートホーク等の格闘武器が追加されるため非常に重要。
機体によっては無改造だとメイン射撃を装備していなかったりするので優先的に改造した方が良い。
他にもパイロット側に「疲労システム」があり、ミッションや訓練シミュレーターを連続でやっていくと名前の下のステータス文字が黄色や赤になり、反応速度等に最大40%のデバフが掛かる。
とはいえステータスの差は高性能な機体に乗ってしまえば誤差レベルであり、気になるなら1日休ませれば回復する。
僚機はそもそもアホすぎて囮になるかも怪しいので、どれだけ疲れていようがプレイヤー側の疲労が無ければ幾らでも駆り出せる。絵面はブラック過ぎるが。
難易度的にはこれまた原作設定に忠実になっており、強力なビーム兵器を早い段階で使えるようになり、シールドとバルカンが標準装備になっている連邦側の方が難易度は低め。
メインウェポンとサブウェポンの同時撃ちが可能なので、Ez-8の「倍返し」が出来る。
この仕様のおかげで頭部
バルカンがデフォの連邦は弾薬の消費を抑えられるだけでなく瞬間的に火力を出せるため難易度が低め。
バルカンの威力自体は低いので撃破には多大な弾薬を消費するが、怯みを誘発させるぐらいの火力はあり、バルカンで牽制しつつ接近し反撃を受けずに白兵戦を仕掛ける事ができる。
更に言うと今作ではMSのみならず、戦車や航空機等とも戦うためそれらを相手にする時にメイン射撃武装の弾を温存できるのもメリット。
RX-78-2ガンダムがとんでもなく強いのは言うまでもないが、そもそも平均的にMSの質がよく、無理にガンダムを買わなくともEz-8やビームガンを持たせたジム・コマンドで乗り切れるレベル。
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各機体の簡単な解説 |
- ジム
- 初期配備機体だが、バルカンで火力の底上げができる上にシールドが大きいため被弾しにくく、実質的な耐久値は高めと初期機体と思えぬ性能を誇る。武装を改造すると早期にビームスプレーガンが使用可能になり、更に改造を進めるとハイパーバズーカと特殊射撃にハンドグレネードが追加されるため火力もそれなりになる。それなりに腕は要求されるがフル改造すれば最後まで使える心強い戦力となる。
弱点は機動性の低さとロック可能距離が短いこと。こればかりは改造してもどうにもならないので腕でカバーするしか
- ジム・キャノン
- 最初に購入できるようになる機体。ジムと比較するとロックオン可能距離が長く、
やたら使いにくいキャノンがあるが初期装備にシールドとビームサーベルが無い、と初期状態はかなり使いにくい。 この機体の真価は改造する事で発揮されていき、武装を改造するとメイン射撃武装にビームスプレーガンとガンキャノンと同型のビームライフルが追加され、シールドとビームサーベルも装備するようになる。 特にビームライフルは強力で、ザク程度ならあっという間に倒せるようになる。ただし、弾数は少ないので早めの補給を心がけよう。 因みに本機含めた人型のキャノン装備機はジャンプしながらキャノンを使うとモーションと硬直が短くなるので覚えておこう。
- ジム寒冷地仕様
- 性能としてはほぼジムの上位互換だが、武装を6段階強化しないとビームガンが使えないのがネック。ビームガンの威力自体は高いが、この機体を購入した上にさらに改造して……と結構時間と資金を食うのでスルーして既存機体の強化に励むか更なる上位機体の購入を狙うかはよく考えよう。
武装を最大まで改造すると使用可能になるスナイパーライフルは序盤に手に入る機体とは思えぬ火力を出すが装弾数が少ない。最終的に僚機に回す事を前提にして購入するのも悪くない。
- 陸戦型ジム
- 大抵の一年戦争ゲーではそれなりに使える機体だが本作では屈指の地雷機体である。
確かに機体性能自体は高いがバルカンがない。更にシールドがショートタイプなため被弾しやすく、実質的な耐久値はジムより低い。 その上改造してもビームライフルも特殊装備も追加されない。 マジで買う必要がないのでスルー安定。
- ジム・コマンド
- 恐らく1週目では自軍最高戦力になると思われる機体。
全ての性能が高性能にまとまっており、特に機動性は陸戦型ガンダム以上。 特筆すべきはビームガンの性能。威力もさる事ながら最大まで強化する事で装弾数が75発とE-CAPとは一体……と思えるぐらい圧倒的な装弾数で補給の頻度を減らせる。 それでいて購入資金が安めなのでマジでフル改造して本機で最終ステージまで行ける非常に優秀な機体。
- ジム・ストライカー
- ハーモニーオブガンダムで登場し、本作でゲーム初参戦となった機体だが、これまでのジムというか全てのMSの中でも中々特異な性能を持っている。
本作で唯一全方向へのブーストダッシュが可能。更にブーストダッシュ自体も一定距離の移動ではなく、ブーストゲージが残っている限り行えるというガンダムにさえできない唯一無二の特性を持っている。 普通の走るスピードも速いため本機はこの機動性の高さを活かした接近格闘戦メインで戦う事になる。 本作の格闘攻撃はショボいんじゃ……と思う事なから、本機のツインビームスピアは攻撃動作の速さ・攻撃判定の強さ・威力の高さどれも作中屈指の性能を誇るため、高速で接近して格闘を振るだけで相手は倒れていく。 弱点はシールドを持たない事とロックオン可能距離か短い事だが、前者は機動性が高いため十分腕でカバーできる。問題は後者で、この仕様のせいで航空機の相手が非常に苦手。ミッション内容はちゃんと確認して出撃しよう。
- ジム・スナイパーⅡ
- 皆さんご存知一年戦争最強の量産機。勿論本作でも高性能……ではあるのだが、いくつか問題がある。
まず、本作ではいくら改造しても何故かバルカンポッドを装備しない。それと設定上はブルパップマシンガンやロケットランチャー等も装備できる機体なのにスナイパーライフルとロングレンジビームライフルしか装備できない。 そういった事情故に本作ではMS以外の敵が非常に苦手。 とはいえ、ロングレンジビームライフルは本作最強の火力を誇り、最高難易度のゲルググでさえあっという間に溶かす事ができる。 得手不得手がはっきりしている機体なので使うミッションを良く考えれば活躍できるだろう。 因みにスナイプモード使用中はちゃんとバイザーを下ろしている。
- 量産型ガンキャノン
- 一年戦争ゲーではそれなりに優秀な事が多いが本作でも例外なく優秀。
性能としてはジム・キャノンを一回り硬くして射撃火力を上げた感じ。ビームサーベルがないので接近戦は苦手だが接近される前に敵を撃破できるだけの火力はあるので余り問題ない。 元々硬いが改造するとシールドを装備して更に硬くなる。武装を最大まで強化するとスナイパーライフルが追加されるので僚機にするのもオススメ。 弱点としては機動性が低めなのでドムの相手は苦手。
- ガンキャノン
- 本編中でジャイアント・バズの直撃に耐えた凄まじい耐久力は本作でも健在で、耐久力は本作登場MSの中でガンダムに次ぐ第2位。そんな硬い機体が改造するとシールドまで装備するのだからジオン側からすればたまったものではない。
無改造でも最初からビームライフルが使えるのもメリットだが、改造すると追加されるガンダムと同型のビームライフルも装弾数こそ少ないが強力。 因みに本作ではスプレーミサイルランチャー装備は別機体扱い。大体のゲームでは微妙な扱いをされる事が多いスプレーミサイルランチャーは本作だと弾速が結構速い上に凄まじい弾幕を張れるため基本的にはキャノンより強い。
- 量産型ガンタンク
- ジムと並んで初期配備されている機体。火力と機動性、ロックオン可能距離は中々だが格闘不可かつシールドを持たないのが痛い。
おまけに被弾すると硬直する特性があるため接近されると基本的に死ぬと思った方が良い。プレイヤーが使う機体としては微妙だが僚機にするとそこそこ役に立つ。 因みに本作は徹底したリアル指向なため、本機のキャノン再装填モーションも再現されているのだが、そのせいでキャノンの連射が効かないという結構な弊害も生まれている。
- ガンタンク
- 量産型ガンタンクをふた回りぐらい強化した性能だが、コア・ブロックシステムのせいで腰が回らない点まで再現されてしまっている上に、自動振り向きなんて便利なものが無いシステムなのでマジで向いている方向にしか攻撃できない欠陥品。代わりにと言ってもいいのかわからないが鈍重なイメージを反映されやすい他ゲーのガンタンクと違って、本作のガンタンクは滅茶苦茶足が速い。
凄まじい速度で戦場を駆け回るガンタンクはある意味一見の価値あり。
- ガンタンクⅡ
- メジャーどころが参戦している中でMSですらない一際異質な参戦機体。
性能としてはガンタンクの弱点を潰して火力と耐久力を上げた感じで、武装も増えている。 しかし、ガンタンクと比べると足が遅くなっている事に加えて大型化したことで被弾しやすくなってしまっているため完全な上位互換というわけでもない。 ぶっちゃけガンタンク系列は購入費用の割に使いにくいのでほぼ趣味の領域である。
- 陸戦型ガンダム
- 一年戦争の地上戦と言えばこのMS。情けない陸戦型ジムと異なり本作でも勿論優等生で特に威力と装弾数のバランスが良い180mmキャノンと装弾数と引き換えに高火力なビームライフルが目玉。特殊武器のマルチランチャーは閃光弾を発射して一定時間敵をスタンさせる事ができるため格闘戦もそこそここなせる。
難点としては胸部バルカンの射角が設定通り狭く、正面にしか撃てない事とシールドがショートタイプなため被弾しやすい事。更に前述した強みも武装改造で解放されるものなので初期状態だと意外と強くない。 使うのであればフル改造するつもりで購入しよう。 因みにゲーム中で一切説明されないが、ガードしている時に格闘コマンドを入力するとシールドでの打突攻撃が繰り出せる。使える場面は少ないが、発生が速く硬直も短い、威力もそこそこと覚えておくと便利。
- ガンダムEz-8
- なんと言っても概要でちょろっと触れた通り「倍返し」ができるのがウリ。その瞬間火力はなんとガンダムをも上回る程。
何かと「倍返し」が取り沙汰されやすいが、純粋な機体性能も良好。陸戦型ガンダムを一回り強化したような性能に加えて武装も同じものが使える。 陸戦型ガンダムと同じく武装を最大まで強化しないとビームライフルが使えないが、無くても困らない程度には火力が出せるので強化を途中で切り上げやすいのもメリット。 因みにガード中に頭部バルカンが撃てる唯一の機体。
- ガンダム
- アレックスの存在から一年戦争ゲーだと微妙な性能にされがちだが、本作ではアレックスがいないので全機体中最高の性能を誇るバランスブレイカー。
特に耐久値が圧倒的で、そもそもが全機体中トップなのに更にシールドまで装備している。火力もすさまじく、無改造のビームライフルですらゲルググを数発で沈める。機動性とロックオン可能距離も高く、本機を手に入れたらゲームジャンルが変わるとまで言われる程。 とはいえ一応弱点というか難点は存在する。 それは格闘攻撃にバグというか設定ミスがあり、3段目には攻撃判定が存在しないため意外と格闘は苦手。同様のモーションを使う特殊武器のビームジャベリンも判定がすさまじく小さく、密着していても当たらない事がある。後、総合性能は最強とはいえ一部の性能は他の機体に上回れていたりもする。 そうはいっても圧倒的な性能を持つ事には変わりないので存分に正義の怒りをぶつけてやろう。 因みにある事をするとG-3ガンダムカラーになる。
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細かい点では、シールドが大きい機体が多いためザクやグフと比べるとガードすると機体が隠れて被弾しにくかったり、ビームサーベルを2本持っている機体が多いので、サーベル装備中に腕を吹っ飛ばされてもサーベル格闘ができる事が多いのも
ジオン側は……頭部バルカンが戦況に多大な影響があると教えてくれる
ゲームである。
そもそもジオン側は無改造だとシールドやメイン・サブ射撃自体持っていなかったり、射角に難があったりと癖の強い機体が多く、ジオン水泳部以外でマトモな射撃ビーム兵器が使える
ゲルググ、ビーム兵器は持たないが機体性能がトップクラスの
ケンプファーのロールアウトが終盤に入ってからのため難易度が高い。
最初から配備されているザクⅠなんかは無改造だとシールド、格闘武器無しなため産廃もいいとこである。
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各機体の簡単な解説 |
- ザクⅠ
- 初期配備機体。一年戦争開始時には既にロートルだっただけに本作でも性能は最低クラス。
シールド無し、初期状態だとヒートホーク無し、サブ射撃無しと本当に良い所がないが、原作リスペクトでザクⅡ共々格闘攻撃のタックルは中々高性能。問題は両腕が壊れていないと出せない所か。改造すると意外と戦えなくもないが、それをするぐらいなら数合わせとして僚機に回した方が良い。
- ザクⅡ
- 初期配備機体。型番にはないが地上戦なので恐らくJ型。
シールドが小さい上に右手で武器を持つのに右肩にあるため射撃と防御を両立できない、サブ射撃が無い、とジムに勝っている部分がマジで無い。 武装を改造すると様々なメイン武器と特殊武器にクラッカーが追加されるが、脚部ミサイルポッドは最後まで追加されない。ゲームバランス的にもサブ射撃に追加して欲しかったものである。 散々に書いたが、流石に中盤まで戦い抜けるぐらいの性能はあるので腕でカバーしよう。
- ザク・キャノン
- 最初に購入できるようになる機体。ポジション的にはジム・キャノンの対にある機体だが性能は全然対になっていない。無改造だとメイン射撃武装が無いのはあちらと同じだが、あちらと異なり最後まで改造してもマシンガンしか使えない。
設定上の装備武器であるビックガンすら使えない。バルカンがないためキャノンを使うにはジャンプ撃ち必須。
- ザクⅡS型
- 指揮官型ザク。流石に通常型の3倍とまでは行かないが機動性が非常に高くなっている。
射撃武器にジャイアント・バズが追加され、格闘攻撃も3段階まで増えているためザクⅡの完全上位互換と言っていい性能を持ち、グフが購入可能になっても使い続けられるぐらいには高性能。 あることをするとシャア専用カラーになる。
バルカンが強い本作だとバルカン搭載のFS型の方が良かったと思う人もいるかもしれない。
- グフ
- 本来は白兵戦特化型のMSだが、本作ではメイン射撃のマシンガンとサブ射撃のフィンガーバルカンの同時撃ちができるので意外と射撃戦もこなせる。
勿論格闘性能も高く、ヒートサーベルは発生速い・攻撃範囲広い・高威力と三拍子揃っており、機動性の高さも相俟って撃たれる前に懐に飛び込んで滅多斬りにできる。 シールドは小さいものの、左腕にあるので防御しながらメイン射撃を使えるのもメリット。 難点はロックオン可能距離が最低クラスなため航空機の相手が非常に苦手な点。スナイプモードを使わなければまともに攻撃を当てる事ができない。もう一つは左手がフィンガーバルカンなためメイン射撃武装を持てない点。右腕をロストすると必然的にメイン射撃は使用不可になる。 特殊武器のヒートロッドは弾数無限でそこそこ射程も長いが硬直が非常に長いので使いにくい。
- グフ・カスタム
- 本作ではジオン水泳部が微妙な性能なため中盤〜終盤までの救世主になるといっていい機体。
性能としてはグフの完全上位互換。両手が通常のマニピュレーターなのでヒートサーベルの持ち替えもできる。 変わった特性としてはガトリングシールドを廃棄するかロストすると弾数最大の状態で35mmガトリングが使用可能になるので継戦能力も高い。 勿論グフ同様に機動性と格闘性能も高い。 難点はメイン射撃武器に高火力なものが少ないため格闘戦を積極的に行わないとジリ貧になりがちな所だろうか。 因みに武装を最大まで強化するとケンプファーと同型のショットガンが使えるようになるのだが、左腕にガトリングシールドを装備しているためか他の機体と異なりポンプアクションではなくスピンコック(ターミネーター2でシュワちゃんがやってたあれ。)による装填を行う。本来スピンコックはレバーアクション式の銃で行うテクニックなためポンプアクション式の銃でやる意味はないのだがそんな事どうでも良くなるくらいカッコいいので必見。
- ドム
- 黒い三連星でお馴染み重MS。なんといってもホバー走行による高い機動性が魅力。適当に横移動するだけで相手の射撃を振り切れる程速い。
性能そのものもザクⅡの上位互換と言っていいが、メイン射撃のジャイアント・バズとラケーテン・バズは威力こそ高いが弾速が遅く当てにくいため無難に戦うならMMP-80マシンガン一択。しかし、そうすると意外と火力が出ないというジレンマが発生するのでお好みで。特殊武器の拡散ビーム砲は使うのにリスクがある割に大した性能ではない。 重MSという触れ込みなので重装甲と思うかもしれないが原作でもバルカンで撃破されたりしている描写を反映してか耐久値はそこまででもない。改造すると左腕にザクのシールドを装備するが防御範囲が狭いのであくまで保険と思おう。 因みに本作ではラケーテン・バズこそあるが肝心のドム・トローペンは登場しない。
- ドムキャノン
- ジム・ストライカーと同じくハーモニーオブガンダムで登場し本作でゲーム初参戦したMS。
性能的にドムの上位互換だと思うかもしれないがドムと比較すると重武装になった分機動性が落ちている(それでも速いが)。 ジオン側のMSとしては珍しくメイン・サブ・特殊武器全てで射撃が行える機体だが、注意点も多い。 サブ射撃のロケットポッドは発射までに時間がかかるため瞬間火力を出すのに向いていない上、ショットガンと併用不可。特殊武器のツインキャノンは地上で使うと強制的に足を止めて撃つので隙が大きく使いにくい。 無改造だとメイン射撃武器とヒートサーベルを装備していない欠点もあるが、少し改造するだけで使用可能になるのでそこまで気にしなくていい。 因みに、キャノンを背負っているため中距離戦をやりたくなるだろうが、高機動かつ格闘性能がそこそこ高く、メイン射撃武器にショットガンがあるので実は近距離戦向けの機体である。
- ゲルググ
- ジオン軍最後の量産型MS。購入可能になるのが終盤も良い所だがその分性能は高い。
無改造でビームライフルが使える上にデカいシールド持ち、更に格闘攻撃のビームナギナタは一度のモーションで2ヒットするため見た目以上のダメージを叩き出す。 機動性も高く、バルカンが無い代わりに武装改造して盾を捨てればゲームでもハブられがちな3連ロケット砲を撃てたりする(逆に言うと盾を捨てなければ撃てないが)のでガンダムに匹敵する性能というのも伊達ではない。 この機体もある事をするとシャア専用カラーになる。
- ケンプファー
- 本体性能だけならゲルググを上回るジオン最高峰の性能を持つMS。
設定上は多数の武器を搭載して都度使い捨てて行くというスタイルの機体だが、本作ではゲームシステム上メイン武器1種類しか持ち込む事ができない。それどころかチェーンマインも使用不可。 とはいってもジオン側では数少ないバルカン持ち、凄まじい機動性と高威力のメイン武器、ビームサーベルによる高い格闘性能と高性能な事には変わりない。 他ゲーだとよく装甲の薄さがピックアップされるが本作ではゲルググと同程度の耐久値があるのでそこまで紙装甲ではない上に武装を強化するとグフのシールドを装備するのでそこそこ硬い。
- ザメル
- 680mmキャノンを積んだ男のロマン機体。
680mmキャノンの火力こそ高いが弾速が速いが故に誘導しないという欠点を持つため対MS戦には向いていない。 そのためメイン射撃のミサイルポッドとサブ射撃のバルカンで戦う必要があるのだが、どちらも意外と装弾数が少ない。 更に格闘攻撃不可、図体がデカいため被弾しやすく耐久値もそこまででもないと、性能もロマンの域。僚機にすると面白いかもしれない。
- ヒルドルブ
- ガンタンクⅡと並んで異質な参戦機体。
概要でも少し触れた通り本作唯一の可変機で、特殊装備ボタンで変形する。 タンク形態は高い機動性を誇るが、ガード・サブ射撃・ダッシュ・ジャンプができなくなる上に設定通り砲塔が回転しないので正面にしか30cm砲を撃てない。 モビル形態は上記の欠点が全て解決するものの機動性がガタ落ちする。更にどちらの形態もクソデカいので被弾しやすい。 癖が強い機体が多いジオン側でもぶっちぎりに扱いに慣れが必要だが、ロマンの塊なその姿は本作の中でも人気が高い。
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ジオン水泳部はまとめてこちら |
まず、本作の水陸両用機には水中でも機動性が落ちないという特徴があるが、本作ではタイプ変更で簡単に水中適性を付けれる上にそもそも水中戦を行う機会が少ないので無理に購入する必要はない。 更に、ズゴック系列を除くとジオン水泳部自体も非常にクセが強いのでこいつらを購入するくらいならグフ・カスタムやドム、ドムキャノンを強化し続けた方が良いというオチが付く。 そんな悲哀に満ちた個性的な彼らの紹介は以下より。
- アッガイ
- 萌えMSとして有名な機体だが、人によるかもしれないがリアル指向の本作だとあんまり可愛くない。後、サイズが忠実に再現されているので結構デカい。機体性能としてはジオンでは数少ないメイン武器・サブ武器・特殊武器の同時撃ちが可能なため、瞬間火力は同時期に入手可能なMSと比べてもかなり高い。
しかし、バルカン以外の装弾数が少ないため調子に乗って一斉射撃ばかりしてるとすぐ弾切れを起こす。 また、設定を忠実に再現しているためデカい図体で被弾しやすい上に低耐久という使い辛さが目立つ機体。 どちらかと言うと連邦側のミッションで高い火力から序盤の鬼門になるのが印象に残るだろうか。
- ゴッグ
- 足が遅い上に火器が腹部に集中しているせいで正面にしか攻撃できないと使い辛さしかない機体。
耐久値自体は高めなので「流石ゴッグだ!なんともないぜ!」……と言いたい所だが足が遅い事に加えて図体もデカいので集中攻撃を受けてしまい簡単に沈む。 火力は高いので僚機に回すとそこそこ役に立つかも。
- ハイゴッグ
- ゴッグの改良型なだけあって機動性が大幅に改善、火器も腕に振り分けられたため攻撃範囲も広がったが、ゴッグ以上の巨体なのが災いして被弾しやすい。
- ズゴック
- 水陸両用MSの傑作機という設定だけあって水泳部の中では使いやすい機体。アッガイにはできなかったブーストダッシュ中の攻撃も可能。
しかし、全体的に火力が低いという根本的な問題を抱えている。 この機体もシャア専用カラーにできるが正直買うメリットがそんなにない。
- ズゴックE
- 使いやすいズゴックの回収機なだけあって高性能。
ズゴックの弱点であった火力の低さか改善されており、ハッキリ言って完全上位互換。 水泳部は基本的にこの機体だけあれば事足りる。
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尚、バルカン持ちが少ないジオン側だが、バルカン以外のサブ兵器は充実しており、グフならフィンガーバルカンやヒートロッド、グフ・カスタムならシールドガトリングから盾を捨てて三連ガトリングに移行できる。
そんな中でも数多くのジオン兵は最高難易度の最終ステージの
ガンタンクⅡ24機の砲撃に恐怖したに違いない。
さらに訓練シミュレータの最終版では、
敵が全てゲーム内の連邦軍最高ランク機体であるRX-78-2ガンダムが40機近くでビームライフルとハイパーバズーカで武装し襲い掛かってくる。
だが何より一番恐ろしいのはこんなシミュレーションデータを作ったジオン兵に他ならない。
多分アムロ機の活躍を疑似再現したらこんな感じになるのだろう。
尚、本作でのドム系列にはホバーで水上走行するため水辺でも機動性が下がらないという隠れた特性があるが、これは2025年現在でも本作だけに見られる特性である。
男臭く硬派でミリタリーな雰囲気が一部のプレイヤーを魅了し、フレームレートなどの問題を解決した続編やリメイク希望する声もあるが、
ガンダムゲーはオンラインやアーケードを主軸にしたプレイヤー同士のぶつかり合いがメインになって行き、
新ハードが出たときの恒例である「とりあえず
一年戦争舞台の
ゲーム作って売る」という風習も、
WiiのスカッドハンマーやMS戦線あたりで潰える事になった…。
これも時代か…。
3年後にPS3版の「ガンダム戦記」が発売され、主に謎挙動をする味方のAIが改善され、フレームレートもぬるぬるになった…が
今作のようなリアル路線ではなく、ネトゲ対戦も視野に入れた昔ながらのガンダム
ゲームに戻った。
また、技術が改善されたのを示したかったのか「広大なマップに10機を超えるMSがラグなしで登場する」
という、「広いマップで基本味方含めて3機なのに敵が山盛り出現する」という別の問題を抱えた。
余談だが、この
ゲームはクリア後にセーブデータを記録し、強くてニューゲームが出来る。
その際難易度が自動的に上がるので、腕に覚えがあっても最初はイージーから始めて
こつこつMSを揃え、強化するのがお勧めである。
武器、頭部、腕部、脚部、補給拠点、仲間を失っても尚戦い続ける兵士は追記・修正お願いします。
- 今でも続編待ってる -- 名無しさん (2014-01-15 16:21:17)
- 腕千切れた時の絶望感は異常 -- 名無しさん (2014-02-28 18:22:57)
- ガンダムの改造費がヤバイw旧ザクが何機も買えるw -- 名無しさん (2014-02-28 18:23:37)
- リアルにラスシュー状態になってどうしようかと思ったわwww -- 名無しさん (2014-03-01 08:48:03)
- ジムスナイパーⅡが狙撃で無双してた。 -- 名無しさん (2014-05-03 08:26:21)
- 頭部バルカンがこれ程頼もしいゲームは中々ないと思った。 -- 名無しさん (2014-05-12 19:55:26)
- 人型兵器がナンセンスなのはそうだが、ぶっちゃけここでは人型関係無い。 -- 名無しさん (2014-06-30 18:48:12)
- 右手が千切れたら、盾を棄てれば左手でサーベルは持てる。が、泣き別れした右手がサーベルを握り込んでいたら目も当てられない。左手側は照準システムが対応していないのか、射撃武器は使用不可である。 脚を破損すると移動速度が半減し、両脚が破壊された場合は移動不可能に…はならない。進行不能を避ける為、誘爆してゲームオーバーになる親切仕様である。 -- 名無しさん (2014-06-30 19:14:01)
- モビルスーツなが現実に存在しても手足がもげ何の役にも立たないと分からせてくれる素晴らしい作品 -- 名無しさん (2018-07-26 21:49:30)
- 陸ガンに乗って頭と両腕が無くなって胸バルカンで最後まで粘ったもんだw -- 名無しさん (2019-08-30 15:19:03)
- 両腕もバルカンのような固定武器も全て失くしても、ヤクザキックじみた蹴りが出来る。それで勝てるかといえば… -- 名無しさん (2019-08-30 15:26:00)
- ↑2 すげー……まさに、07小隊魂だ -- 名無しさん (2019-08-30 16:01:25)
- バトオペやってたらターゲットインサイトやりたくなって買い戻してしまった。やっぱ最高やなこのゲーム続編来て欲しい -- 名無しさん (2020-02-01 14:17:26)
- いわゆる水泳部は本作では頭部を破壊されるとコクピットを破壊されたことになりゲームオーバーとなる。たとえ胴体にコクピットがあるアッガイでも。つまりアッガイはガンダムファイト国際条約対応機。 -- 名無しさん (2020-09-03 22:20:40)
- 試遊でチッピング増し増しのテクスチャに流石PS3のグラフィックと感動したものだ そしてビックリするほどモッサリした動作でビームサーベル振り回すGMにも驚いた、ような -- 名無しさん (2023-08-06 00:20:50)
- このゲームのパッケージアートは08小隊リリース当時に描かれた「ザクに倒された陸戦型ガンダム」のイラストを逆転させた形になっている(倒した/倒れてる側が逆になってる)構図もだいたい一緒 -- 名無しさん (2024-09-14 21:37:01)
- 敵司令部(建屋)を破壊しろというミッションでは飛び乗って踏み潰しても壊せたりするリアル志向。同様に61式やマゼラアタックも踏み潰せる。さらにはガスタンクを踏んで壊すと爆発してダメージを受けるなど発売当時は感動したものです -- 名無しさん (2025-05-07 15:18:55)
最終更新:2025年05月07日 15:18