アニエス・ベルジュ

登録日:2014/03/19 (水) 12:35:11
更新日:2018/07/05 Thu 12:32:41
所要時間:約 5 分で読めます





やってみせる…僕だって!





スーパーロボット大戦UX』の主人公。
デザインはChiyoko

■アニエス・ベルジュ

年齢:19歳
階級:少尉
CV:鈴木千尋
搭乗機:
ライオットB
オルフェス
オデュッセア
戦闘曲:
未来への闘志
闇を斬る影
目覚めるは人の意志

愛称は「アーニー」だが他の人物からは階級である「少尉」と呼ばれる事の方が多い。
親友であるジン・スペンサーを除くと愛称で呼ぶのはサヤ・クルーガー(通常は「少尉」と呼ぶが、感情的になっている時は「アーニー」と呼ぶ)と、浩一一騎、ジョウ等。

ヒロインの名前が「サヤ」である事から苗字のベルジュの由来は刀剣の一種「フランベルジュ」だと思われる。

士官学校を卒業して間もない地球連邦軍の新米士官で、ドが付くほど非常に真面目で穏やかな性格。
軍人として市民を守る事を第一に考えているかなり実直な青年だが、行き過ぎて天然ボケと化しており、
一般的に見れば天然ボケに入っているはずのサヤがツッコミに回らなければならないレベル。
リチャード・クルーガーがアーニーに吹き込んだ「リチャードとサヤは落語家である」という嘘の経歴に当初は混乱しつつも
落語家が傭兵をやっている→金に困っているに違いないという強烈な思い込みにより受け入れてしまい、長い間誤解したままだった。
当のサヤはアーニーがこの冗談を本気にしているとは思っておらず、『この人本気で信じてる』と確信したと思われるシーンでは戸惑った後思わず笑ってしまっている。
そして、この後サヤは本当に落語の勉強を始めてしまい、EDでは「落語もやれる愉快な先生」を目指してしまう
ある意味彼の天然ボケが一人の少女のその後を決めた……のかもしれない。

ちなみにインスマスの瘴気に当てられた時には混乱した挙句、サヤに落語の謎かけをしたりと天然っぷりを爆発させた。
「サヤさん…、僕は前から、ずっと…、君の落語が聞きたくて、夜も眠れなかったんだぁ!」
「バケモノとかけまして浮気の証拠をつかんだ奥様と解く。そのココロは!?」
なおこの瘴気、催淫効果があるものである(実際その場にいた九郎はアルに迫っており、ジョーイとリナは互いの想いを告白し合ってた)が、それにも関わらず求めたのは落語であった…。
サヤも「前から、ずっと…」と言われた時は動揺していたのに直後のこれで「何言い出すんですか!」と怒っていた。
ついでに後者の台詞に「どちらも死ぬほど恐ろしい、なんて言っている場合ですか!」とノリツッコミする。

生来、両親のいない天涯孤独の身であり、幼少期は孤児院で育った。士官学校には懸命な努力の末に入学したという。
なお、孤児院はセンターシティにあったようで、ゴゴールに対しては「僕の故郷…返してもらうぞ!」と言い放っている。

ジンとは孤児院時代からの付き合いのある幼馴染の関係でもあり、幼少期からずっと一緒に行動している。
士官学校の成績はジンが総合的に上だったため本人は自身を過少評価しているが、近接格闘戦の成績はアーニーの方が上であり、最終的な成績も次席であるため十分すぎるくらい優秀な部類の人間。

近年のスパロボ主人公はクロスオーバーを重視して特定の版権キャラと深い親交関係を結ぶ事が多かったがアーニーは基本的に満遍なく交流を重ねたため、特に行動を共にする版権キャラがいない。
敢えて言うなら連邦時代の上司であったグラハム、兵法の師である周瑜と兄弟弟子に相当する陸遜か。


■第一部

人々を守る事が、軍人の使命だ!

心優しい新米軍人
北米方面軍に配属後、ノーヴル・ディランから試作機ライオットBのテストパイロットに任命される。
評価試験中に起きたスクラッグとの戦いを評価され、対宇宙人部隊に配属されるなど実績を積んでいった。

そんな中、新たに地球に飛来した異星人の戦艦エルシャンクとの戦いにおいてリベル・レギスの攻撃を受け機体が大破。
その際にライオットBの暴走を止めたリチャードに回収され、UXの捕虜となる。

そこで知った友軍の強行と異星人の戦いによって自身の正義に疑念を抱くも、思考の末にUXへの参加を決意。
リチャードが次元跳躍の反動で戦線を離れてからは、彼に代わりオルフェスのパイロットとなった。

UXとして世界中で戦いを重ねる中、連邦軍として活動するジンと再会。
しかし、彼の勘違いからお互いにすれ違ってしまい事態は最悪の方向へと進行、2人は完全に決別してしまう。

なお、軍人/傭兵でありながら心優しい性格ゆえに「命までは、できれば…!」と敵の殺生を嫌っているのだが、
許し難い外道に対しては「生かしてはおけない」と明確な殺意を口にするなど、決して不殺キャラではなく、既に後の片鱗は見え隠れしていた…


■第二部

後悔はしない…。これが、僕たちの運命なら…!

覚悟を決めた傭兵
以降もUXとして活動するも人類軍として立ちはだかるジン、そして彼のパートナーであるアユルと再び激突。
お互いに譲れない信念がある事を感じたアーニーは、封印していたヘル・ストリンガーを使用。この攻撃によってリチャードと同じく次元跳躍の反動に蝕まれてしまう。

中盤、奇械島の重力炉暴走を止めるために対消滅を狙うリチャードのライオットBの撃墜を躊躇うサヤに代わり破壊。
「例え任務でも、子が親を撃つなどあってはならない」という、親がいないアーニーだからこそ取った行動であったが、結果的に師とも呼べる恩人を手に掛けることになってしまう。

しかし、この行動をきっかけに自身の出自を明かし、アーニーと距離を縮めたサヤは「命」の意味を知り能力を完成させたため、オルフェスの空間跳躍に反動が無くなった。
同時にオルフェスとライラスの合体機構も解禁され、ジンとアユルを圧倒した。
ちなみにこの前後にリチャードとサヤが落語家でない事には気づいている。
(ただし、それを言った場面がサヤが正体を明かした後であるため、リチャードが死ぬ前に気付いたのかは不明)

リチャードの死後は彼の後を継ぐUXの戦術指揮官に選ばれ、部隊の動向を決める立場となる。
それに伴い石神が階級を昇進させようと提案したが、アーニーはそれを辞退した。
過去に階級を一気に昇進させた者はいた(ので前例はあると言われた)が、ここまで謙虚なのは彼らしいのかもしれない。


■第三部

本当の仕事がどういうものか…教えてやる!

必 殺 仕 事 人
一騎達が療養のために竜宮島に戻った後も、UXの指揮官として各地を転々としていた。

第一次蒼穹作戦と東京での決戦の三ヶ月後、再び竜宮島を襲うフェストゥムと戦う一騎達の前に援軍として登場。

悠然と戦うその姿は……



「サヤさん、ヘル・ストリンガーだ!」


今まで

これから

「サヤ、ヘル・ストリンガーだ!」


誰だお前
別れた間に何があったのか、戦闘中の台詞がかなりドスの効いた物に変わり、相手の命を気遣う事もなくなり、完全に仕事人と化していた。
分かりやすく言うと「髪を切ったルーク」が「鮮血のアッシュ」になってしまったのである。
そして二部までは『さん』付けで呼んでいたサヤを名前で呼び捨てにするようになった。
ついでにアイコンも一新した。…戦闘時のアイコンが凛々しくなった一方で、非戦闘時のアイコンが物凄い穏やかな笑顔というのもギャップが激しい。

その変わり様に関してゲーム中では詳細は明かされておらず、多くのプレイヤーの推測を呼びこんだ。

「仕事人シリーズのDVD網羅した」
厨二病
「サヤに男にしてもらった」
「部隊の司令官として作ったキャラ」

とか色々言われているが果たして真相は……?
一応、戦闘時以外では以前と同じく温和で優しい口調である。
ただし、サヤには常時砕けた口調になっている。やっぱり…
まぁそこら辺は「想像しろ」ということなんだろう…多分

とはいえ、瀕死の時は口調が戻っており、「リチャード少佐のようにはいかないか!」と言ってるのでリチャードを意識したキャラ作りなのは間違いないようである。

繰り返される生と死……
その循環こそが「命」ならば……
僕たちはまだ、その半分しか識らないということだ

最終局面でジン達と激突し、彼らの誇りと信念を理解した上で決着を付ける。
親友をも自分の手に掛けることになってしまったが、カリ・ユガとの決戦では死して「時空を超える意思」となった彼と和解を果たした。


生を識り、死を識り、その旅の果てに命を識る……そうだろ、ジン?

お前の言う通りだ。ふたつが重なり、初めてひとつとなる


ジン達によって死を識り命の本質すべてを識ったことで、過去数万回数億回と繰り返された世界で散っていった生きとし生けるものすべての意志と繋がる。


聞こえるぞ…みんなの声が!

行け!俺達の命と共に!

私達の、全ての輝きと共に!

見るがいい! これが…!

生きとし、生ける者達の!

命の証だぁぁっ!!


そしてついにはすべての意志が集約。*1


すべての輝きを、ひとつに…!

生と死、ふたつの相反する力……その力がひとつとなって!

重なり合う意志は、無限の加速を… 命は今、無限をも超える!

感じるぞ…みんなの祈り、みんなの想いを!

集え…始まりのもとに!

うおおおおぉぉぉぉっ! 聞け! これが…!

生きとし、生ける者たちの!

魂の、叫びだあああぁぁぁぁっ!!


ユガの終焉を乗り越え「全ての可能性が一つになった世界」に帰還した後、サヤ、アレルヤマリーと共に孤児院を設立。幼い子供達を育てる仕事に就いた。
アーニーとサヤの「やがて、愛の日が」はこれからだ!


■関連人物
ヒロイン。アーニーの嫁。
出会った当初は優しい性格から『戦いに向かない』と判断され、人間性そのものは認めつつも厳しい言葉を投げ付けられることも少なくなかった。
しかし、アーニーがUXとして活動することを決意し、その覚悟が本物であると感じてからは関係が良くなり、彼をフォローしたり気遣ったりする面が見えるように。
実は「真面目過ぎて天然ボケの域に入っている」点はアーニーと同類項だったりするのだが、自分を超える天然ボケの面々に振り回され続ける可哀想な人。
彼女がアーニーへのツッコミをやめた時、周囲は混乱と困惑とドン引きに包まれる。

サヤ「うふふふー」
アーニー「あはははー」
※本編で本当にこの場面があります。

第三部から(プレイヤー的には)急にアーニーに名前で呼び捨てにされ始めたが、当の本人は文句を言うどころか特に気にしている様子もなかった。
ついでに、アーニーとの掛け合いがやたらと際どい。やっぱりこれって…


アーニーの人生を変えた男。軍人としては甘いという評価こそしていたが、一方で、彼の性格を買っていたのか、試すようなこともしていた。
アーニーが倒れた自身の代わりにオルフェスに乗ると言い出したときには流石に反対したが、彼の強い意志に圧され、オルフェスを彼に譲渡した。
信条、技量共にアーニーの師匠のような存在であり、第三部のアーニーが仕事人チックになっている要因でもある。 

同じ施設で育った幼馴染。お互いに軍人になるという志を持った同志でもあり、唯一無二の親友だった。
しかし間の悪い偶然が重なって敵対し、最終的には互いの誇りと信念を賭けた「殺し合い」を演じることに…。

尊敬する軍人。ELSとの最終決戦で彼が戦死した時には、アーニーが絶叫する一幕がある。
この直後にザ・ブームやバジュラとの決戦が来たので「アーニーからしか悼まれていない」という何とも哀しい事態になる。


■余談
  • 担当声優の鈴木千尋はアーニーに関して、自身のブログにて「たぶん、今までで一番叫んだキャラかもしれません」と発言している。
    最終話における魂の叫びは色んな意味で必聴。

  • 顔つきがかの成層圏まで狙い撃つ男と似ている事で話題になった。PVでも2人の戦闘シーンが続けて流されており、少し意識しないと別人だと気付かない人も……。
    またキャラデザを同じくする「ニーサン」や「スットコドッコイ」と顔つきが似ていると言われる事もある。

  • 『α(及びOGシリーズ)』のリョウト・ヒカワや『SC2』のケイジ・タチバナ以来となる一人称が「僕」の主人公でもある。
    特に後者は「天涯孤独の身の上」「身体や生命を蝕む機体に乗る」「階級と年齢が同じ」といった共通性もある。

  • 第三部の「必殺仕事人」への変化は今までに比べて余りにもギャップが大きすぎたためか大半のプレイヤーから戸惑われており、「最初のキャラを貫いてほしかった」という意見も多い。
    ……実際は最初のキャラをずっと貫いたままなのだが。

  • 一度キャラが豹変してから、最後まで元に戻らなかったので、「していた」人との対比で「している」と言われる事も。

  • 中の人が中の人なので「僕は悪くないっ!」といった台詞も喋るかと思われたが、全然そんなことなかった。
    むしろ喋ったのは「オレ様のせいじゃねぇぞ!?」とうろたえた空気武将の方だった




追記・修正する事が、Wiki篭りの使命だ!


サヤ、追記・修正だ!


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