No.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン

登録日:2014/05/06 Tue 9:58:05
更新日:2025/04/07 Mon 18:49:49
所要時間:約 3 分で読めます





ベクター「現れろ、CNo.5!
混沌なる世界の亡者ども! 今、その魂をひとつに溶かし、混濁とした世界に降臨せよ!
亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン!」

通常のNo.5「あれ?俺の出番は?」



《No.5 亡朧竜デス・キマイラ・ドラゴン》とは、アニメ「遊戯王ZEXAL」に登場するナンバーズの1体である……のだが……


●作中での活躍

無い

作中では、《CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン》のテキストに名称が登場したのみである。

進化系である《CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン》をベクターは《RUM-千死蛮巧》によって、
お互いの墓地からCNo.101~104をX素材にして直接X召喚したので、このカードの出番は無かった。

ちなみに、アニメ版CNo.の大半の持つ、進化前のXモンスターをランクアップさせた場合に得られる効果は
アニメ版の《RUM-千死蛮巧》の「『ランクアップしエクシーズ召喚に成功した場合』の効果を発動できる」という効果で無理矢理満たしている。
ちなみに《CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン》のその効果は「●1ターンに1度、自分の手札1枚をこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる」というもの。

バリアンとの最終決戦後は全てのナンバーズを持っているアストラルが恐らく持っているのだが、
遊戯王ZEXALでの最終デュエルである「遊馬vsアストラル」戦でも登場はしなかった。(出す理由が全くないが)


●カードの考察

RUMで出されるCNo.の特性から、「ランク5・ドラゴン族・レベル5×2体」まではほぼ確実であろう。(素材数はもしかしたら違うかもしれないが)
属性に関しては《No.104 仮面魔踏士シャイニング》が進化した際のように属性が変わっている事もある。

また、さり気なく「~竜・龍」という名前を持つ者の特性としてか、進化系が「~龍」、進化前のこちらが「~竜」となっている。

また進化系の効果が、攻撃力を参照する効果とX素材を消費し2回攻撃。
ライフを半分引き換えにX素材を補給する効果であることから、
恐らくこのカードでも攻撃力やX素材に関する効果を持っていると思われる。

ちなみに、《CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン》はOCG化した際、カード名が「龍」と「カ」の間にスペースが入ったので、
このカードもOCG化した際には「No.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン」と名前の間にスペースが入る可能性がある。

なお、その後、闇属性・ドラゴン族・ランク7の「覇王黒竜」および「覇王烈竜」が登場した。
そのモンスターはXモンスターでありながら、一部の効果を得るためにXモンスターを素材にする必要があるので、
《RUM-アストラル・フォース》の対応するこのカードの需要が上がるかもしれない。


●その他

こういう「名前だけ登場」というモンスターはなにも遊戯王ZEXALに限らず前例もある。
GXの《暗黒界の混沌王 カラレス》という融合モンスター、5D'sの《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》というSモンスターが該当した。
ちなみにこの二枚でわかっている情報は、《暗黒界の混沌王 カラレス》は《超融合》によって融合召喚される融合モンスター(素材の一つは《暗黒界の魔神 レイン》)で、
《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》はデルタアクセルシンクロモンスターであることである。

しかしこのカードはナンバーズの特性上、いずれにせよカード化されなければならず、
更に言うと漫画版ZEXALの《No.63 おしゃもじソルジャー》や《No.70 デッドリー・シン》も当初同じ状況であったが
後にOCG化されて詳細がはっきりされた例もあったので、OCG化される望みは上記二つより高いとされる。
後にこいつよりもOCG化が絶望視されていた《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》がOCG化したため希望は十分に持っていていいだろう。

ただ、《CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン》がOCG化された際、通常の《No.5 亡朧竜デス・キマイラ・ドラゴン》とを素材とした効果、またはそれに関係する効果を持っておらず
更に公式ガイドブック「ナンバーズガイド3」の18ページでは未OCG化のナンバーズのまとめがされているが、
このカードについて書かれておらず、扱いが悪い部分も見られた。

ちなみに前者の場合、CNo.15も進化前に関係する効果を持っておらず、
CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》も純粋な進化前Vジャンプの付録である影響で素材の範囲が広まったこともあり、
特別《CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン》だけが純粋な進化前に関係する効果を持たないわけでは無い。(CNo.に限らなければ《CX 熱血指導神アルティメットレーナー》もいるし)

なお、放映される前に発売されたスターターデッキ2013では付録としてナンバーズクラブの会員証が付き、
小鳥のカードが「05」であったが、下記のことも含めてまず間違いなく無関係である。

●遊馬→99(当初ホープドラグーンが登場していないため、単純に名前から来たと思われる)
●アストラル→39(最終回などを考えるとある意味順当)
●シャーク→32(かつてのエースモンスターであるが、最終回では再びプッシュされた)
●カイト→10(彼のナンバーズとしての切り札の登場は更に後)


追記・修正は、《RUM-千死蛮巧》で墓地のCNo.101~104を素材として《CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン》をX召喚した方にお願いします。

































そのカードは全ての決闘者から忘れ去られたかのようだった。


No.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
レベル5モンスター×2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×1000アップする。
(2):X素材を持ったこのカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
●相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを相手のデッキの一番上に置く。

存在がささやかれて3年、「PREMIUM PACK 20」にて待望のOCG化を遂げた。
やはり名称も進化後のOCG名に従い、空白が入っている。

《CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン》のベースに当たるカードであるため、効果はあちらの下位互換と言った感じで控えめ。
しかし、素材を切らずに素で全体攻撃が出来ること、ノーコストで素材補充かドローロックを行えると勝っている部分もある。
なお、あちらと違って1回ずつしか攻撃できないため、同一モンスターをサンドバッグにできない点は注意。

X素材を補給してパワーアップできるが、バトル終了時なのと耐性もないことを考えると遅い。
CX 冀望皇バリアン》のコピー先としてみると、全体攻撃も合わさって優秀。

もう一方の相手のデッキトップを固定する効果も、役に立たないカードを戻せば擬似ドローロックになる。
各種デッキ破壊ウイルスの破壊対象を戻せば3ターンは完全なドローロックが可能。
進化後より出しやすい分、コンボの自由度は若干高い。

他にも《ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン》と違い、素材数がレベル5二体でもよいため、
《RUM-アストラル・フォース》での《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》《真紅眼の鋼炎竜》への
ダブルランクアップもあちらよりしやすい。


小回りのきく《No.5 亡朧竜デス・キマイラ・ドラゴン》、パワーアップを繰り返していく《CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン》といったところ。
ただ、進化前も進化後も他のカードとのコンボで輝くモンスターなので、召喚し易いこっちのが優秀。
ぶっちゃけてしまえば、3年半ほどOCG化が遅れたおかげでOCGのインフレの影響を受けることが出来たとも言える


追記・修正は《RUM-千死蛮巧》を発動してからお願いします。




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最終更新:2025年04月07日 18:49