登録日:2014 10/12 (日) 15:40:19
更新日:2024/11/03 Sun 23:05:29
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概要
秘密結社
身喰らう蛇《ウロボロス》の実働部隊にして、最高位のエージェント。
それぞれが人間離れした能力を持っており、常人では到底及ばない凄まじいまでの実力を有しており、更に様々な形をもって何かしらの力を結社の長である盟主から授かっているという。
階級としては結社の幹部である蛇の使徒の方が上位であるが、盟主の定めた方針によって命令権は与えられておらず、行動を制限されることもなく、あらゆる自由が認められている。気が向く仕事以外は参加しなくてもよいという自由な立場であり、何のペナルティもなく依頼を簡単に拒否できる上に、雇い主である結社に敵対行為を行う事すらも許されており、結社と対立していながらも執行者に属しているという奇妙な行動すらもとれる。
盟主がなぜこのような掟を定めたかは不明であるが(使徒の一人はその掟に対し疑問を持っている)、盟主の決めたことに基本的に使徒たちは異論を挟まない。
上記のようなスタンスで貴重な人材を運用していることはかなり不可解に映るため、国家すら相手に出来る巨大組織としてはあまりにも無駄な『遊び』が多く、訝しげに見られることがある。
デュバリィ曰く、単純に実力があるだけでは執行者になることは出来ず、心に何かしらの闇を抱えた人物しか盟主より執行者に任ぜられることはないらしい。
その為か、執行者の多くが「外道揃い」「(道理を)弁えている人物など殆どいない」と評されている。
一方でそれぞれの心残りに決着を付けたり、自分の眼鏡に適う
ライバルや楽しめる相手を見つけた面々は比較的に落ち着く傾向があり、ヴァルターやブルブランなどはシリーズが進んだ今となっては機嫌を損ねたりしなければ話を聞いてくれることが多く、第三者の立場から一時的な味方として動いてくれたりもする。
各地に存在する猛者がスカウトされるケースと、結社によって育成される執行者候補生からなるケースが一般的だが、使徒からの推薦という形で執行者に誘われる場合もある。少なくとも執行者になることを強制されるということもなく、執行者を抜ける事すらも自由らしい。
因みに結構な高給取りらしく、執行者の面々は自分の趣味に対して結構な金をつぎ込んでいる描写が見受けられる。
執行者にはナンバーとコードネームが与えられている。このナンバーは
タロットの大アルカナに対応しており、キャラ設定もそれを踏まえたものである。
このことから執行者は全部で22名いると推測されていたが、黎の軌跡Ⅱにてハーウッドがイクス、ヨルダを連名で執行者No.XXに任命した際に
「ラストから3番目のナンバー」と言及した。
この言葉が正しければNo.0~XXⅡまで
23名分の執行者ナンバーが用意されている事になるが、ご存じの通りタロットの大アルカナは0の「愚者」から21の「世界」までなので、
タロットの大アルカナにも存在しないNo.XXⅡが存在する事になる。
構成員
「執行者No.0、《道化師》カンパネルラ。いざ尋常に勝負――なんてね♪」
CV:
伊藤かな恵
登場作品:
空の軌跡SC 空の軌跡the3rd 碧の軌跡 閃の軌跡III 閃の軌跡Ⅳ
《道化師》の名を持つ、得体の知れない人物。
少年の姿をしているがヨシュア曰く昔から容姿が変わっていないらしい。
他の執行者とはまた異なった立ち位置の持ち主で、盟主の代行者として計画を見届ける役目を持っているらしく、あまり表舞台に出てこない。
逆に彼が動くときは結社が大きく動くときでもあり、彼の登場イコール物語のターニングポイントを意味するといえる。
人を食った態度で翻弄し遊びめいたことを好む性格で、何を考えているかわからない不気味な人物で他の執行者からも余り信頼されていない。
炎を中心とした奇妙な幻術を用いる。
ヨシュア曰く単純な戦闘力は執行者の中では低く、自分と同程度とのこと。
対応するタロットの大アルカナ「0 愚者」。愚者は
道化師と解釈されることもあるので(自分で言っちゃうぐらい)ぴったりの配役。
「どこまで俺を“アツく”してくれるか、試させてもらおうか――!」
CV:
諏訪部順一
登場作品:
閃の軌跡II 閃の軌跡III 閃の軌跡Ⅳ 創の軌跡
《劫炎》又は
《火焔魔人》の名を持つ、眼鏡をかけた浅葱色の髪の青年。
常にけだるげでやる気のない態度だが、その実力は執行者の中でもトップとされる『最強の執行者』。
かの
アリアンロードにも匹敵するとまで評される程で、彼女と共に結社最強の一角を担っている。
アーツや幻術、星痕やアーティファクトなどとは無関係に、念じるがまま自由に焔を出し操ることできる“異能”を持つ。
常に自分を満足させてくれる強者との戦いを求めているが、見境なしの戦闘狂
というわけではない。
彼を知っている元執行者組によれば、半分程度とはいえ求めていた記憶を取り戻したことでかなり落ち着いた雰囲気になったらしい。
対応するタロットの大アルカナ「Ⅰ 魔術師」。物事の起源を表し、炎を司るこのカードは、まさにマクバーンそのものといえる。また、逆位置には無気力という意味もあり、彼にピッタリとも言える。
「煉獄の業火であろうと、この剣帝を止めることはできん!」
CV:
緑川光
登場作品:
空の軌跡FC 空の軌跡SC 空の軌跡the3rd
《剣帝》の名を持つ、アッシュブロンドの髪の青年。愛称はレーヴェ。
エレボニア帝国のハーメル村出身で、ヨシュアの兄貴分。
執行者の中でも数少ない弁えているとされる人物であり、冷静沈着な性格。
むやみな殺生は好まないが、必要とあれば女子供であろうと斬ると豪語する非情な一面を持つ。
執行者随一の剣士であり、他を圧倒する剣技を誇る。
その力量は執行者の中でも1,2を争うとされ、正面からの戦闘において彼を上回る者は大陸中でもそうそういないという。
アリアンロードとは訓練を共にした仲であり、執行者の中で唯一剣において、彼女と渡り合えた剣士と言われている。
レンが知っている人物の中でも最も強い人として《風の剣聖》
アリオスと共に挙げられており、単純な戦闘力は二人は同等とされている。
対応するタロットの大アルカナは「Ⅱ 女教皇」。正位置では知性や平常心を意味するこのカードは、理性的で落ち着いた彼にピッタリ。
また、逆位置の激情という意味も、修羅として生きることを決意した彼にふさわしいといえる。
No.Ⅲ ルクレツィア・イスレ
「うふふ……今時の若い子には、どんな“おひねり”が悦んでもらえるやろねぇ?」
CV:
植田佳奈
登場作品:黎の軌跡
《黄金蝶》の名をもつ人物。
はんなりとした雅な言葉遣いが特徴で、腹の内を探りきれない独特の雰囲気を持つ。ハーウッドなど馴染みのある人物からは「レティ」という愛称で呼ばれることも。
ヴァルター曰く「ものぐさな女」らしく、何事にもマイペースに取り組んでいる。
普段は黒いドレスに黒い帽子、黒いヴェールで顔を覆っているなどどことなく魔女っぽくもド派手な服を着ているが古風な趣のある場所ではこれまた派手な着物を身に纏っていることも。リゾート地では更にド派手な水着を着こんでおり、グラマラスなボディを見せつけている。
コテコテな衣装を着ているのは本人曰く「趣味」なんだとか。香水も愛用していることからオシャレには一家言あるらしい。
かつて第四柱《千の破戒者》、NoⅨ《告死線域》共に暗殺組織に属していた。
盟主から授かった巨大なバターナイフを思わせる得物《ダスクグレイブ》は空間を切り裂く能力を有しており、物理的に空間を切り裂いて結界を張った建物内部にこっそり侵入したり、別の位相に展開された場所への道をこじ開けたりと攻撃面以外の使用も多彩な代物。
また、異能を使う際には蝶が舞うエフェクトが見えるため、これが異名の由来になっているのだろう。
異能とダスクグレイブを用いて空間を抉り取る華麗な槍舞を以てハーウッド曰く「結社最強の一角」と称されるほどの実力者。マクバーンといいレーヴェといいアリアンロードといい、どれだけ最強が多いんだというツッコミは禁句。
ヴァルターやシャーリィほど好戦的ではなく、話し合いにも応じるため他の執行者に比べればまだ良識的で交渉の余地がある人物ではある。
……のだが、一方で人を殺すこと自体に躊躇いはなかったり、爆発現場でメラメラ燃え上がる炎を見てみたかったと零したりするなど執行者らしく物騒な一面も持ち合わせている。
本人はあれこれとシャロンを心配してたつもりなのだが、シャロンにとってはウザ絡みされてたとしか認識されていないとのこと。
そういうこともあってかシャロンからの人間的な評価はあまり高くなく「あの方達(ハーウッド含む)はそんな殊勝な方ではございません(意訳)」とバッサリ切られている。
レンも可愛がっていたらしいがこちらも猫かわいがりしすぎたが故に敬遠されている。しかし結社を抜けた彼女のことをヴァルターと共に気に掛けており、「黎の軌跡Ⅱ」では彼女なりの気遣いを随所に見せる。
対応するアルカナは「女帝」。包容力、魅力、愛情の意味を持ち、他人を猫かわいがりしてくる彼女らしい。
対する逆位置では我儘、怠惰、浪費という意味もあり、ド派手な衣装や香水に金を掛け、任務に関してもものぐさな態度を見せることも多いルクレツィアにはこれまた打って付けと言える。
No.Ⅵ ルシオラ
「幻惑の鈴の舞い、見せてあげる。」
CV:西川宏美
登場作品:
空の軌跡SC 空の軌跡the3rd 碧の軌跡
《幻惑の鈴》の名を持つ、東方風の装いをした女性。
過去に
シェラザードと同じ旅芸人の一座にいたが団長との仲違い、より正確には愛する人が離れてしまう恐怖から衝動的に殺害してしまう。そして一座の解散後に執行者になる。
外道揃いの執行者の中では出来た人物と評されており、レーヴェやヴァルターからは佳い女とその人柄を買われている。
東方由来とおぼしき幻術を巧みに操る。敵キャラクターでは珍しいSクラフト2つ持ち。
空の軌跡SCではレーヴェより遅れてリベール入りし、活動を開始した。ラストにて生死不明となったが、碧の軌跡にて生存が確認された。
対応するタロットの大アルカナは「Ⅵ 恋人」。彼女の過去をふまえたものだと思われる。
No.Ⅶ シメオン
「やあ、よくここまで辿り着いたね、“魔王の城”を解放せんとする勇者たちよ」
登場作品:界の軌跡
《幻想使い》の名を持つ、つば広の帽子と茶色いコートが特徴的な銀髪の男。
一見すると物腰は柔らかく紳士的ではあるが、どこか芝居がかったような大仰な台詞回しを好んでいる。
あらゆる自由が認められている執行者においては珍しく暇さえあれば使途からの要請に逐一応える男で、ヴァルター曰く「ホイホイと頼みを引き受ける奴」らしい。
実は結社においてはルクレツィアよりも古株であるが、執行者のナンバーとしては彼女より下であり、そのことをルクレツィアは疑問に抱いている模様。
“想片”という結晶の欠片のようなエネルギー体を操ることで
あらゆる存在を具現化させるという異能の持ち主であり、これを用いることで伝説の幻獣や過去の強敵すらも再現することが出来る。
戦闘は不得手と嘯ているが、こんな異能の持ち主である以上当然ギルドや教会からは要警戒対象の執行者と目されている。
……が、その実態は
マクバーンと同等にして結社最強クラスの実力の持ち主。また「結社最強が増えた」とか言わない
実力を抑えている普段の状態でさえ
シズナと互角であり、更に本気を出せば裏解決屋+トールズⅦ組+ピクニック隊という実力者全員を同時に相手取っても凌ぎ切れるほど。
本気状態では仮想空間が崩壊しかねないほどのエネルギーが溢れ出す他、理に到達した達人においても
「所詮は“人間”」と見下しているような発言からその正体はマクバーンと同じく純粋な人間ではない可能性すらある。
戦闘では“想片”を翼のように展開し、異能によって様々なものを召喚、再現させて攻撃を行う。
“想片”を操ってレーザーを撃ちだしたり、中世の拷問器具を用いた攻撃から、果ては「碧の軌跡」のラスボスであるデミウルゴスを再現して攻撃させたりとその規模は一線を画している。
これだけの実力者でありながら、敢えて自分で戦わずに過去の死者を呼び出して戦わせたり、死者の武器を再現させて攻撃に用いたりと前述した物腰柔らかな言動に反して非常に悪趣味な一面を持っている。
その行き過ぎた悪趣味っぷりは時に身内から咎められることすらあるほど。
作中ではヴァンにとって因縁深い人物の成れの果てである「グレンデル=ゾルガ」を再現したり、レーヴェの武器を再現して降り注がせたりと当事者が目の当たりにすればブチギレ不可避の所業を繰り返している。
尤もレーヴェの件に関してシメオンは彼のことを「友」と呼んでおり、そこまで悪意を持って攻撃に使用しているわけではない可能性もあるが、それでも傍から見れば業腹であることに変わりはない。
「界の軌跡」にて初登場し、「表」の全てをほっぽりだしてMK社のシステムを乗っ取ったF・ノバルティスをウルリカと共にフォローするようにカンパネルラから依頼され、これを承諾。
以後、彼女と共に主にノバルティスが乗っ取った「黒の庭城」の進行役として各階層の守護者を宛がう役割を担う。
因みに「黒の庭城」は中世の古城と言ったデザインになっているが、これはシメオンの異能によってデザインされたもの。前述した悪趣味っぷりもここで発揮されている。
メインシナリオではカンパネルラと共に要所要所で現れており、エンディングでは彼と共にゼムリアの生末を見届けた。
対応するアルカナは「戦車」。
正位置では勝利、克服、征服など力強さ溢れる意味が溢れており、飄々としながらも結社最強の実力者という彼の立ち位置を表している。
逆位置では暴走、短気、敗北の意味を有しており、自分の実力を指摘されると急に不機嫌になる一面に符合している。また「他人任せ」という意味もあり、戦闘においては自身が呼び出した幻想任せにしがちという点とも合致する。
「ガキどもが、いきがりやがって……。いいだろう、死ね!」
CV:吉水孝宏
登場作品:
空の軌跡SC 空の軌跡the3rd 黎の軌跡
《痩せ狼》の名を持つ、サングラスをかけた男。
強者との闘いを求める戦闘狂で、自らの欲求の為なら平気で他者を危険に巻き込む卑劣な一面を持つ。
過去には泰斗流の門下生で
ジンの兄弟子でありキリカの恋人だったが、泰斗流の継承者を巡る騒動の末に師匠を殺害、行方を眩ました。その後、様々な流派の技を身に付ける事で殺人拳を極め、執行者になる。
かつて
銀と戦ったこともあるらしい。
対応するタロットの大アルカナは「Ⅷ 力」。力を貪欲に求める彼にピッタリである(カンパネルラ談)。
「縛られ、封じられ、雁字搦めにされる悦び……。その甲冑越しに味あわせて差し上げましょうか……?」
CV:
ゆかな
登場作品:
閃の軌跡 閃の軌跡II 閃の軌跡III 閃の軌跡Ⅳ 創の軌跡
《死線》又は
《告死線域》の名を持つ、メイド姿の女性。
戦闘では鋼糸とダガーを駆使して、異名通りの戦いを見せる。あくまで暗殺術であり、正面きっての戦闘術でない為に戦闘力自体は執行者の中では下位でカンパネルラと同等程度。インタビューではカンパネルラ、ヨシュアより上との事。
とある任務でRF社に潜入した際、イリーナに勧誘されたことでアリサやラインフォルト家に仕える
メイドという第二の人生を見出し、恩義と忠誠を感じている。それからすでに7年にもなり、
アリサの成長をすぐ側で見守る姉のような、どうにも頭の上がらない存在に。
メイドである間は執行者は休業中。しかしながら結社を抜ける気はない、というか抜けることはできないと諦観気味。
空の軌跡FCで
カシウス・ブライトが向かった事件、帝国ギルド襲撃事件にて当時A級遊撃士であった
サラと戦った因縁を持つ。
かなりお茶目で悪戯好きな一面を物語の端々で見せる。
メイドとしては超一流で、料理の腕などは大貴族の
ユーシスが認めるほど。
対応するタロットの大アルカナは「Ⅸ 隠者」。正位置では高尚な助言や思いやりを意味する。RFのメイド、そして第三学生寮の
管理人としてラインフォルト家と
Ⅶ組を真心こめてサポートする彼女にふさわしいと言えよう。
後に結社を完全に脱退したことが明言されている。
「それでは始めるとしようか……。夢幻にして無限!永劫に果てることなき至高の謝肉祭を!」
CV:三浦祥朗
登場作品:
空の軌跡FC 空の軌跡SC 空の軌跡the3rd 零の軌跡 碧の軌跡 閃の軌跡 閃の軌跡II 閃の軌跡Ⅳ
《怪盗紳士》の名を持つ、白装束と仮面をつけた男性。大陸には「怪盗B」の名で知れ渡っている。
空中浮遊やマジックなどを駆使して闘う。空間転移や「影縫い」と呼ばれる術を得意とする。
自分で盗んだ品を別の場所に隠し、暗号と共に主人公達に挑戦状のような物を残し探させる。シリーズ恒例のイベントだがこれがかなり面倒くさい。閃の軌跡IIではイベントの趣向を変えてきたが、やっぱり面倒くさい。
また変装も得意で依頼者の代わりに現れる事もある。
閃の軌跡IIまではシリーズ唯一の皆勤者であり、
リベール、
クロスベル、
エレボニアとそれぞれの国に続けて登場しており、その節操のなさから
ヴィータから呆れられていた。
閃の軌跡IIIではある理由で結社から遠ざけられており、本編はおろか、おなじみの怪盗Bクエストも登場しない。(変装した姿としては出ていた事が閃の軌跡Ⅳで判明。その別の姿にて似たようなクエストがⅢで発生する。それを踏まえると一応未だにシリーズ皆勤賞。)
他の執行者と同様に自分の興味本位で動き自由気ままでふざけた行動が目立つが、結社の計画には積極的に参加し役割をこなしている。
対応するタロットの大アルカナは「Ⅹ 運命の輪」。シリーズ皆勤で、どの作品でも出会う「運命」からか?
「人は――人の間にある限りただ無力なだけの存在じゃない!」
対応するタロットの大アルカナ「ⅩⅢ 死神」。暗殺特化のヨシュアならでは。
逆位置には「再出発」の意味があり、エステルと共に第二の人生を歩み始めた彼をよく表している。
後に結社を完全に脱退したことが明言されている。
No.ⅩⅤ レン
「レンに向かってそんな口の聞き方……。よっぽど殲滅されたいみたいね?」
CV:西原久美子(碧の軌跡まで)
悠木碧(閃の軌跡Ⅳ以降)
登場作品:
空の軌跡SC 空の軌跡the3rd 零の軌跡 碧の軌跡 閃の軌跡Ⅳ 創の軌跡
黎の軌跡 黎の軌跡Ⅱ
《殲滅天使》の名を持つ、ゴスロリ風の服に身をつつんだ少女。
ヨシュアとレーヴェによって犯罪組織から救い出された過去を持つ。
ませた性格の少女だが、その言動からは残酷な一面をのぞかせる。
年不相応な天才的な頭脳を持ち、他人名義で博士論文を発表していたりもする。
戦闘では身の丈を超える大鎌を振るい、
《パテル=マテル》という意志をもつ巨大
ロボットを従えて戦う。幼い外見に合わず、その戦闘力は執行者とされるに恥じない程に高い。
対応するタロットの大アルカナ「ⅩⅤ 悪魔」。どちらかというと「小悪魔」という感じだが、無邪気に残酷な言動をくりだす彼女にはふさわしいといえる。
逆位置は「新たな出会い」。幼い頃の地獄でのヨシュアとレーヴェとの出会い、更に成長した後のエステルとティータが正にその通りである。
後に結社を完全に脱退したことが明言されている。
「アハハ、久々なんだから思いっきり愉しませてよねぇ!!」
CV:
竹達彩奈
登場作品:
碧の軌跡 閃の軌跡III 閃の軌跡Ⅳ 創の軌跡
《血染め》、そして後に
《紅の戦鬼》の名を持つ、赤毛の少女。大陸最強の猟兵団《赤い星座》の部隊長をつとめる。
巨大な
チェーンソー&火炎放射器付きのライフル《テスタ=ロッサ》を得物とする。
人懐っこい性格ではあるが、その本性は好敵手と戦うことを求める戦闘狂であり、そのためならいかなる犠牲も厭わない。
幼いころから戦場で生きてきたため一般的な倫理観が欠如しており、民間人に重傷を負わせる、ランディの腕を切り落とそうとするなどの残虐性も持ち合わせる。
ランディや
フィーからは《人喰い虎》と形容されている。
碧の軌跡のEDにて加入。スタッフによるとマリアベルの護衛として立場であり、彼女の第三柱への加入と同時に彼女もまた執行者に加入した。
結社加入後は赤い星座の大隊長と執行者を兼任しており、結社の作戦に自分の部隊を引き連れ参加している。
好戦的な性格は相変わらずだが、碧の軌跡での
特務支援課との戦いに感じるところがあったためか、当時みられた残虐性はすっかり鳴りを潜めている。
閃の軌跡Ⅲからは、愛用の武器と同じ名前の騎神に乗るセドリックを気にかけており、「坊ちゃん」と軽々しく呼んでいる。セドリック本人はその呼び方を嫌っていたが、途中からはそれを諫めることなくそれなりに良好な関係になる。
本人曰く『弟』のようにセドリックを見ており、結社加入後も殺しかねないしごきをして面倒を見ており、「死ぬ気でやるのが楽しい」と諭して、セドリックと良い相棒となっている。
対応するタロットの大アルカナは「星」で、正位置「希望、ひらめき、願いが叶う」、逆位置「失望、絶望、無気力、高望み、見損ない」。
戦いを求める彼女にとって、執行者という立場はまさに願ったり叶ったり、というところか。
No.ⅩⅤⅢ ウルリカ
「それじゃあ今日はこの辺でおっつー!高評価、チャンネル登録もヨロたん★」
CV:長谷川育美
登場作品:界の軌跡
《言霊使い》の異名を持つ、褐色肌に金髪のツインテールとハイテンションな言動が特徴の少女。
上記の台詞を見ればわかる通り趣味は動画配信であり、そのルックスとトーク力によって後述する異能抜きで数多くの視聴者を有している配信界隈の実力者。
因みに異能というズルを使用しないのは「他の配信者に失礼だから」という真っ当な考えあってのもの。
ウルリカ自身も執行者の一員でありながらハイテンションな一面を除けば割とまともな人格の持ち主で、身内の非礼を叱責することも多々ある。
しかしながらウルリカを執行者の一員たらしめる最大の理由が彼女が有している異能こと「言霊」。
その名称から想像できる通り、言霊を用いてありとあらゆる現象を起こすことが可能という全執行者から見てもチート極まる能力の持ち主。
具体的には対象者を「推し認定」という言霊を掛けることで強烈なバフを掛けたり、炎上を連想させるような言霊で相手を実際に発火させたり、果ては言霊を掛けた相手を操ったりすることすら可能である。
ドローンを介した中継越しでは生音声に比べて効力が落ちる模様だが、それでも油断した相手を二人程度操るくらいなら造作もない。
ただし、本人の性格的にもこの洗脳は使いたがらず、やむを得ず使った場合も自分の非を認めて直後に謝罪を入れたりもする。
この洗脳はどちらかというと暴走しがちな身内を強制的に止めたり、或いは気絶状態の味方を動かしたりするときに使用する。
因みにレンが脱退した後で加入した新参者らしく、そのため彼女もウルリカの異能及び存在を知らなかった。
作中ではシメオンと共にノバルティスの補佐を任され、彼と共に各階層の守護者を宛がう役割を担当する。
戦闘に参加することもあるが直接戦闘に参加せず、ドローンを介した言霊による戦闘を行う。
このドローンが曲者でエネミーとしてカウントしない、一種のフィールドギミックのような扱いとなっている。
そのためウルリカのドローンを倒す必要はないが、逆を言えば倒して排除することも出来ない。
戦闘では味方にバフを掛けたり、逆にこちらにデバフを掛けたり、時にはシャードコマンドでこちらの妨害をしてきたりと厄介のオンパレードとなっている。
対応するアルカナは「月」。
正位置では不安、混乱、裏切りと不安定を表す言葉が揃っており、正位置においては珍しくネガティブな意味合い持っている。恐らくハイテンションな配信者として振る舞うにあたり、言動が不安定になっている点から宛がわれたのだろうか。
逆位置では脱却、明晰、回復と打って変わって明るい意味になっており、これはトラウマの克服や不安の解消を意味するというが……?
No.ⅩⅠⅩ セドリック・ライゼ・アルノール
「アハハ、やっと手に入れたんだ!あの時の“力”を……!!」
CV:相沢舞(閃の軌跡、閃の軌跡II) 進藤尚美(閃の軌跡III以降)
登場作品:
閃の軌跡 閃の軌跡II 閃の軌跡III 閃の軌跡Ⅳ 創の軌跡
エレボニア帝国の皇太子である金髪の少年。
ルーファスに仕込まれた宮廷剣術を操る他、古のアルノールの血ゆえ特殊な魔力をもつ模様。
もともとは優しく素直な性格だったが、十月戦役における事件から呪いの影響を大きく受け、強引かつ傲慢な性格に変貌。オズボーン宰相と共に戦争を主導していた。
Ⅶ組との最終決戦の前に呪いが解けたことで、自分のこれまでの行いにショックを受ける。それでもシャーリィの叱咤で、呪いによるものではない自分が力を求めたきっかけを思い出し、Ⅶ組と交戦。
敗北しすべてが解決した後は、多くの罪を犯した自分が戻っても帝国に無用な混乱を引き起こすだけとして、皇位継承者第一位としての地位を捨て帝国を出奔した。
その後、シャーリィの仲介で結社入り。当初はかつての身分への未練から来る甘えが残ったり、プライドだけが高く心身ともに実力が伴っていなかったものの、執行者候補生としてシャーリィと赤い星座のしごきを乗り越え覚悟を決め、執行者として認められた。
対応するタロットは「太陽」。正位置では、成功、祝福、約束された将来、逆位置では、落胆や衰退を意味する。大国の皇子という祝福され将来が約束された立場から転落したセドリックには、ピッタリといえる。
「ハッハー、遊んでよお兄さんたち!キレイな蜂の巣にしてやるからさァ!!」
CV:
堀江瞬
「“依頼”には興味ないけどイクスが乗り気なら、やるだけ。」
CV:古賀葵
庭園の関係者と思しき言動が垣間見える謎の双子の兄妹で、テンションがやたら高い方が兄である《洸弾》のイクス、常にダウナー気味な方が妹の《影喰》のヨルダ。
イクスの持つ身の丈を超える銀の魔銃は弾道を自在に操る魔弾と化しており、射線が通らない場所でもお構いなしに遥か彼方からの狙撃すら可能にする。
ヨルダの操る影の手は物理的な影響を与える他にも、空間に干渉することで影の中に拘束したり、自在に空間を転移する能力まで発揮する。
どちらも手段を知っていなければ対処が難しく、こと暗殺という点においてはこれ以上はないくらい厄介極まる性質を有している。
加えてどちらも14歳という若さでありながら、殺しを嬉々として行う残虐さの持ち主であり、双子以外の人間なら例え顔見知りだろうと容赦なく楽しんで殺す他、大量殺戮兵器も自爆覚悟の上で躊躇いなく使用できる。
心に闇を抱えているどころか闇そのものとしか言いようがない。
正体は黎の軌跡にて
カルバード共和国に数多の恐怖を振り撒いたあの
ジェラール・ダンテスの実の子供。
その事実は当のジェラールはおろか、イクス達にとってもどうでも良いことだったのでお互い全く気にしてないのだが、それは王家の血筋を引いているということでもあるため、ジェラールが使用していた古代遺物《
聖魔剣アペイロン》を扱う資格を持っている
すなわち、クレイユ村を滅ぼした反応兵器と同じ物を用意出来るのなら、
再びあの惨劇を引き起こせることに他ならない。
2人揃っての連名ではあるが、ハーウッドに新たな執行者として任命された。
因みに執行者を熱望していた理由は執行者の権限である「あらゆる自由」が魅力的だったかららしい。
対応するアルカナは「審判」。正位置では祝福、復活、再生という意味がありこれまでの行いが認められて新たなチャンスを得るというもの。
二人の活躍が認められ、執行者として新たなスタートを切ることになったからだろうか。
一方で逆位置では警告、罰、消滅を意味する。これは今までの罪が明るみに出て罰を受け、罪を償うことを意味しているという……。
詳細不明。執行者となる前のレンやセドリックが所属していた。名前の通り執行者候補が在籍しているようで、教授が
エステルを執行者に勧誘した際にもまずここに所属する事になると語っていた。
追記・修正は心に闇を抱えている人がお願いします。
- シャーリーが執行者てイメージできない……毎日大好きな戦争ライフのアイツが何の闇を抱えてんだよw -- 名無しさん (2016-08-27 19:34:35)
- ↑……待てよ、戦争大好きになった裏に、何か闇があるのかも。というか、ずっと戦争のただなかにいて、『戦争大好き』になったことが、彼女の『闇』なのかも。 -- 名無しさん (2016-09-21 09:38:05)
- 反対がなかったのでリセットしました -- 名無しさん (2017-01-16 04:04:31)
- 《紅の戦鬼》シャーリィか……。対応アルカナはドストレートに戦車だと思うんだがどうだろう? -- 名無しさん (2017-06-06 21:58:33)
- そういえば、今回の紹介で、シャーリィのNoは明らかになってなかったな。 -- 名無しさん (2017-06-08 17:13:27)
- シャーリィはXⅦ…「星」ねぇ。正位置が「希望、ひらめき、願いが叶う」逆位置が「失望、絶望、無気力、高望み、見損ない」逆位置の失望とか見損ないってのはランディやリーシャに抱いた感情ってことでわかるようなわからないような… -- 名無しさん (2017-06-11 22:14:33)
- 執行者候補生がいるという事はヨシュアやレーヴェ、シャロンが抜けた穴を埋めるため新人執行者が出る可能性もある訳だ。 -- 名無しさん (2018-10-27 09:01:36)
- ↑どうかなぁ。最低でもヨシュアクラスの強さがないと執行者は務まらないんじゃなかろうか。あ、よ、ヨシュアが弱いと言ってるわけじゃないヨ?だからエステル姉さん、そのコンをしまってくれなさい(汗 -- 名無しさん (2018-12-26 14:52:29)
- ルシオラとセドリックが一緒に出てきてほしい -- 名無しさん (2019-05-21 22:32:53)
- セドリックも無事執行者入り -- 名無しさん (2020-09-07 16:26:00)
- ↑甘ったれた根性とプライドを粉砕して作り直す荒療治によって立派な執行者に…なんか余計に堕ちた気もするけど人間的に見て成長はしたな。 -- 名無しさん (2020-09-21 13:40:21)
- 今となっては突き抜けたのも増えたし最低限の強者ラインな印象 -- 名無しさん (2021-05-04 21:57:12)
- ぶっちゃけ何でも屋集団だからそもそも本人達は結社に「入っている」んじゃなくて「雇われてる」だけなので結社直属はある意味間違い。そういう意味ではある意味今でもヨシュアにレンは執行者として自分達なりに活動はしていると言えなくもない。まぁ結社は十三工房の方が重要だし -- 名無しさん (2021-05-29 00:49:19)
- 空だけだと執行者クラスやべえってなるけど、閃を経た今、黎で「その実力は執行者クラス」と言われてもへえ。とかしかならないというか -- 名無しさん (2021-08-19 04:39:54)
- 外道揃いだとか道理を弁えてる奴なんてほとんどいないとか言われてたけど、今となっては頭のネジがいくらか緩いだけで割と話が通じる人たちになってしまった。 -- 名無しさん (2021-10-12 21:27:21)
- あくまで裏側の住人であるヴァンさんから見て話ができるってだけで表の人間から見るとイカれ野郎なのは変わってないと思う -- 名無しさん (2021-11-09 15:28:10)
- レティが普通にいい人だっただけに新参のあの二人は久々に完全悪の執行者だね -- 名無しさん (2022-10-09 19:02:28)
- 20がラストから3番目のナンバーなら残り+2人で22、カンパネルラがナンバー0だから+1人で計23人では? -- 名無しさん (2022-11-01 10:13:30)
- たしかに文字通り解釈すると23人で、とすると気になるのはNo21のTheWorldの次は何なのよ、ってことなんだよな -- 名無しさん (2022-11-01 10:32:06)
- エルダリオン家とかいう揃いも揃って暴君しか輩出しない王族ヤバすぎだろ... -- 名無しさん (2022-11-01 21:53:54)
- なんか界の軌跡で多々良ひそかみたいなVtuber執行者がいる… -- 名無しさん (2024-05-27 17:24:50)
- 7と18が登場か -- 名無しさん (2024-09-15 14:42:01)
- 黎1途中で自分辞めてたけどまだまだ執行者いるやん…… 本当に9割なんですかね……? -- 名無しさん (2024-09-15 22:49:44)
- DLCにアナザーカラーやザイファカバーがあったりOPでの様子やキャラ解説を見た感じヨルダは仲間入りっぽい?アルカナの意味的にヨルダが正位置イクスが逆位置な結末を迎えんのかね? -- 名無しさん (2024-09-21 01:28:29)
- 最新作でまた2人、新たに登場。No.Ⅶ『幻想使い』シメオンとNo.ⅩⅧ『言霊使い』ウルリカ。 -- 名無しさん (2024-09-22 12:44:58)
- 界勢だけどヨルダは黎2の残酷さがすっかり鳴りを潜めて別人になったなあ。一応2の時から仕事人タイプで快楽殺人者ではなかったけど -- 名無しさん (2024-10-01 17:27:07)
- そのヨルダが言うには、No.Ⅴがやる気のなさそうなオジサンで、No.ⅩⅡが拳法使いのお姉さん らしいな -- 名無しさん (2024-10-06 02:08:16)
- ヴァン達や結社の仲間との触れ合いで温かい心を取り戻したヨルダと復活した昔の上司に唆されて闇一直線のイクス。見事にアルカナ通りに明暗が分かれたなあ -- 名無しさん (2024-10-10 13:34:34)
最終更新:2024年11月03日 23:05