登録日:2015/02/28 Sat 12:08:33
更新日:2025/03/23 Sun 17:23:47
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E・HERO フェザーマン/Elemental HERO Avian
通常モンスター
星3/
風属性/
戦士族/攻1000/守1000
風を操り空を舞う翼をもったE・HERO。
天空からの一撃、フェザーブレイクで悪を裁く。
OCGではPREMIUM PACK 8で初登場。
残念ながら「フェザーブレイク」で裁ける悪は少ない…というか、ほぼいない。
正義の味方や
ワイトなら倒せるが、
ならず者とは互角で
幼女には負ける。
ステータスとしては多くのサポートに対応するのだが、貧弱なため通常の
E・HEROデッキでは採用するのは難しい。
融合に使う場合は、主にE・HERO融合体の中でも比較的強力な
属性融合HEROの召喚を狙いたい。
相手全体の戦力を半減させることの出来るE・HERO Great TORNADOは
風属性を指定しているが、
風属性の下級E・HEROは制限カードである
エアーマンとこのカードぐらいしかないので重宝するかもしれない。
同じくフェザーマンを素材とする
フレイム・ウィングマンとのコンボも可能。
しかし、フレイム・ウィングマンもステータスは低い部類なの上に、戦闘破壊時にバーン効果しかないので、
除去された時にある程度リカバリーできるシャイニングやアブソルートZeroを狙える状況ならそちらが優先されやすいのも現実。
フレイム・ウィングマンの素材となるバーストレディと融合する場合でも、
ノヴァ・マスターならフレイム・ウィングマンと同じ、いやそれ以上の条件でドロー効果を発動できる。
フレイム・ウィングマンは戦闘で墓地送りにする必要があるのに、ノヴァ・マスターは戦闘破壊のみで効果発動できる。
他には、数少ない風属性HEROという点でマスク・チェンジで強力な
M・HERO カミカゼになれる。
E-HEROデッキでは、インフェルノ・ウィングとワイルド・サイクロンという強力な2種のモンスターの融合素材となるため、
利用価値はあるものの、融合素材代用モンスターを採用することも多いので採用は危うい。
融合呪印生物なら、マリシャスデビルや、ダークガイアの召喚も狙えることもあるが、
なによりフェザーマンのステータスが低いのネックなのだ。
融合素材としての価値
このカードを融合素材とする場合、現時点で
23種類のモンスターを召喚できるという大きなメリットも存在する。
この数字は
遊戯王OCGでも最大である。ただし、コンタクト融合も含める場合、ネオスやアナザー・ネオスのほうが多くなる。
残念ながら、さんざん説明したようにステータスの低さから専用構築でなければ採用は難しいので、これらの融合素材になれる…という程度だが。
強いて言えば
ダーク・ガイア軸ではない【
E-HERO】では比較的優先順位が高い。
なお、このカードとバーストレディの2体だけで、7種類の融合モンスターを融合召喚できる。
融合素材代用モンスター等を考慮しなければ、この2体が融合パターンの最も多い融合素材の組み合わせである。
専用カード
フェザー・ウィンド
カウンター罠
フェザーマンが場に存在する場合のみ使用可能なカウンター罠。
魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。
フェザー・ショット
通常魔法
自分の場のモンスターの数だけフェザーマンの攻撃回数を増やす。
アニメでは戦闘を無効にする相手モンスター相手に賜与したり、フェザーマン扱いになったエッジマンで連続攻撃を仕掛けた。
ちなみにアニメでは最初はダイレクトアタックが可能だった。
専用デッキ
この2枚のうち、フェザー・ウィンドをメインとした【フェザーパーミッション】というデッキが存在する。
考案された当時はカウンター罠から降臨する“冥王竜ヴァンダルギオン”の特殊召喚を狙うのが主なデッキであった。
当時のカード
プール的に
神の宣告を除けば盗賊の七つ道具などしかなく、魔法・罠の両方を封じるこのカードは注目されていた。
……が、実際には
- 弱小モンスターフェザーマンを場にだし、守らなくてはならない。
- ヴァンダルギオンとカウンター罠の両方がそろわなくてはならない。
- 切り札は実際ヴァンダルギオンのみ。融合関連のカードを入れると事故りやすく、当時の融合HEROは素材が指定されており、これも事故要因。
と、弱点も多かった。
だが、その後
- 環境を席巻した“E・HERO エアーマン”の登場により、キーカードフェザーマンをサーチ、すでに発動している魔法・罠に対処しやすくなる。
- カウンター罠と相性抜群な天使族が大勢登場。中でもほぼすべてのパーミッションデッキに入り、
そこそこなステータスを持つ“豊穣のアルテミス”は事故要因満載なこのデッキと相性抜群であった。
- 戦闘破壊されたE・HEROを蘇生させる“摩天楼2”の登場により、フェザーマンをはじめとして、戦線維持能力が向上。
- 相手にドローさせるデメリットは大きいものの、魔法・罠を封じる優秀なカウンター罠“魔宮の賄賂”の登場により、
ヴァンダルギオン召喚が以前よりも安定。
- デッキから融合素材モンスターを墓地におくつつ、そのモンスターと同名カードになれる“E・HERO プリズマー”の登場により、
フェザー・ウィンドの使用が容易になる。
- HEROと相性はそこそこだが、闇属性モンスターを多く採用することで、
ヴァンダルギオンと相互互換ともいえる“ダーク・ボルテニス”の採用が見込めるようになる。
- 属性融合HEROが続々と登場したことにより、融合関連カードによる事故が徐々に軽減。
- 破壊から守る永続罠“安全地帯”の登場により、場に残したいフェザーマンやアルテミスの維持が楽になる。
- フェザーマンとほとんどのサポートを共有できるネオスを条件とするフェザー・ウィンドの上位互換ともいえる“王者の看破”の登場。
無理なく打点の高いモンスターを投入できることで戦闘能力も強化された。
- シンクロ・エクシーズの登場により、事故になりやすい融合や上級モンスターを入れずとも切り札級のモンスターが出せるようになった。
その後しばらくはカテゴリー専用の優秀なカウンター罠は登場したものの、特別強化されることはなかったが、
- 中でも、ドロー効果、戦闘抑制、戦闘破壊耐性とこのデッキに足りないものすべてを兼ね備え、
風属性のHEROから降臨する“M・HERO カミカゼ”はマスク・チェンジ採用型のフェザー・パーミッションとは相性抜群であった。
- 摩天楼2などの各種蘇生カードと相性抜群な“E・HERO シャドー・ミスト”の登場により、キーカードをサーチすることで、デッキの回転力が上昇。
その後も
- 融合をサーチ、HEROを墓地へ送る二つの効果を持つ“E・HERO ブレイズマン”の登場。
- デッキから融合素材、墓地から融合を手札に加える“融合準備”の登場。
これらによりフェザーマンを融合素材とするモンスターにも出すチャンスが出てきた。(出す価値があるとは言っていない)
打点不足は否めないが、フレイム・ウィングマンはアニメでの活躍もあって、人気が高い。
上記でも説明したが、フェザーマンは様々なサポートを受けれるステータスなのでデッキは今後も強化されていくだろう。
神の宣告が制限強化されるなど、弱体化する点もあったが、
ゆっくりと、だが確実に強化されているデッキであり、今後も強化されていくと思われる。
これらを総合した結果、
ミラクル・フュージョン、マスク・チェンジを無理なく採用でき、強力な融合HEROを召喚することで、
パーミッションデッキの弱点である“すでに場に出ているカード”と戦闘をカバーできる面白いデッキとなった。
おもな戦法は、戦闘で破壊した場合にドローできるカミカゼ、ノヴァ・マスターをドローソース兼、戦闘要員とし、
光牙や罠カードなどでフェザーマンを守り、それらの除去に対してもカウンター罠で対抗していく。
そのため、デッキ名はパーミッションとなっているが、動きとしてはカウンタービートも要素を多く含んでいる。
摩天楼 -スカイスクレイパー-でエアーマンやアナザー・ネオスなど、
他のE・HERO共々強化する戦法もとれるので、融合できない場合の戦闘もある程度カバーできる。
キーカードのフェザーマンは弱小モンスター故に戦闘破壊されやすいが、
オーバーソウル、摩天楼2-ヒーローシティ、
リミット・リバース等で、
繰り返し墓地からフィールドへと舞い戻るフェザーマンはまさにこのデッキの象徴ともいえる。
シャドー・ミストも特殊召喚時にチェンジ速攻魔法をサーチ、さらに墓地に行けばHEROサーチと相性抜群であるが、
その場合、フレイム・ウィングマンやカミカゼと相性が悪いので、ダーク・ロウの採用は難しい。
他にも
凡骨の意地により、ドローを加速する凡骨融合でも採用価値があるかと思われるが、
その場合でも、より強力な通常モンスターが存在する。
通常E・HEROに限ってもスパークマンというより強力なモンスターがいる。
やはり、この場合でも専用の構築が必要になるだろう。
その場合は、凡骨融合のコンセプトとは外れるものの、
効果モンスターのワイルドマンを採用し、余った手札をワイルド・ウィングマンの効果コストにしたり、
ダーク・コーリングを採用することでインフェルノ・ウィング、ワイルド・サイクロンの召喚を狙う。
マスク・チェンジを採用し、カミカゼの召喚を狙うなどだろうか。
余談
英語名の「Avian」は、鳥類を意味する。
ラッシュデュエルではその独特のステータスから陰陽士と噛み合い、ストラクにも同封されるようになっている。
原作・アニメにおいて―
アニメGXの主人公・
遊城十代のデッキの特攻隊長的ポジション。
シリーズを通して常に前線で活躍していたモンスターであり、
融合素材としてもフレイム・ウィングマンへとつなげるなどネオスに並ぶほど登場回数は多いのだが、
後にネオスペーシアンが登場したことでフィールド上での出番は激減した。
フィールド上での出番も、
古代の機械巨人につぶされたり、恋する乙女に悩殺されたり、
開闢の使者にメッタ刺しにされたりとやられ役になることも少なくないが、
万丈目戦などでフィニッシャーになったりと活躍の場も多い。
というか場に出た回数に対してやられた回数が異常に少なかったりする。
アニメ20話、『恋する乙女は強いのよデッキ!』では非常にはっちゃける。
自分もかわいい乙女モンスター・恋する乙女を思いっきり攻撃したのにもかかわらず、
恋する乙女を攻撃したスパークマン相手にマジ切れしたり、恋する乙女と結婚したり、容赦なく十代にダイレクトアタックを仕掛けたり……。
ちなみにアニメにおけるCVは平野貴裕。余談だが、平野さんは攻撃力1000、十代が使用したモンスターつながりでN・ブラック・パンサーの声優もしている。
攻撃名はテキストの通り「フェザー・ブレイク」。
パンチやキックだったり、羽根やナイフを飛ばしたり、風を起こしたりと、毎回攻撃方法が異なる、バラエティに富んだ技である。
アニメで使用されたモンスターの攻撃名がそのままフレイバー・テキストに表記されている珍しいモンスター。
英語版アニメでは攻撃方法によって違った技名がつけられている。
「クイール・カスケード」
「ウィンド・ストーム・スラッシュ」
「エレクトリック・オーブ」
「タロン・テアー(摩天楼 -スカイスクレイパー-時)」
等と数多くが用意されている。
覇王十代、
エド・フェニックスのデッキとして登場した際のフェザーマンは肌が褐色になっている。
このイラストのOCG版は、ACADEMY DUEL DISK 通常版にのみこのイラストを用いたカードが封入されている。
A・WikIフェザーマン
通常モンスター
星3/風属性/戦士族/追1000/修1000
Wikiを操り空を舞う翼をもったA・Wiki。
天空からの一撃、フェザーブレイクで項目を修正す。
- 項目名の空白って直せる…? -- 名無しさん (2015-02-28 13:27:46)
- 今のフェザーパーミッションてこんなに強化されてたのか… -- 名無しさん (2015-02-28 14:07:30)
- ↑2 我が項目名を書き換えたのだ -- 名無しさん (2015-02-28 14:16:12)
- フェザーマンを融合素材にする場合、ゴッド・ネオスもいるから23種類ですよね。追記、修正しておきました。 -- 名無しさん (2015-02-28 19:57:08)
- 予想GUY1枚でリクルートできるし、いろんなサポートが増えてるから相対的になかなか -- 名無しさん (2015-02-28 20:25:21)
- フェザーパーミッション面白いよ。普通のパーミッションのように豊穣のアルテミスやヴァンダルギオンも入れれるからアド取れるし、天罰+シャドーミストのコンボで手札補充とかできるし。アドを取ながら相手の戦法をつぶしていくスタイルは脳汁でる。 -- 名無しさん (2015-02-28 22:29:00)
- フェザーパーミッションについて追記・修正。見にくければ修正お願いします。 -- 名無しさん (2015-03-04 21:51:08)
- ラッシュデュエル実装おめ -- 名無しさん (2024-06-14 01:29:54)
- 原石と混ぜてなんか出来ないかなと思っている -- 名無しさん (2025-03-23 17:23:47)
最終更新:2025年03月23日 17:23