アーマードコア武器解説

登録日:2011/05/14(土) 23:04:04
更新日:2025/03/09 Sun 11:32:02
所要時間:約 8 分で読めます




概要

メカカスタマイズアクション『ARMORED COREシリーズ』には多様な武器種が登場する。
シリーズ定番の武器種もあれば一度登場したっきり以降音沙汰の無いタイプもあったりと様々。
詳細は各項目も参照のこと。

武器種紹介

安定した主兵装向きの武器種。
マシンガン程ではないが十分な装弾数と、そこそこの威力をもつ。
速射性はあまり高めではないが、それもあって長期戦向きでもある。
旧作では平均的なサイト枠をもつ(狭いやつもあるが)。
4系では良好なPA貫通と汎用性、精度をもつ。
V系ではKE武器の定番だがアプデで浮き沈みが激しい。
VIではバリエーションが増え、主兵装からサブ武器まで幅広い層を取り揃えている

  • アサルトライフル
ライフルカテゴリの1種。
3系ではバースト射撃を行うライフル、N系ではマガジン式のライフル、VIでは過去作の「ライフル」相当の武器とシリーズによって全く性質が異なる
3、Nではライフルと比べると性能面では装弾数は平均的にライフルより低めだったりするし、精度も落ちてはいるが、ライフルよりは纏まった火力をもつ。
詳しくは上記ライフルの項目で。

弾丸系では高い威力と圧倒的な弾速、長射程、精度をもつ。
弾数が少ないため、それなりのFCSと操作技術を要するが、上手く使えば相手の射程圏外から一方的になぶれる。
威力は高い方だが一撃必殺級のものは基本無く、遠距離からチクチクダメージを与えるガン逃げ引き撃ち戦略と共に採用されることが殆ど。
旧作では狭いサイト枠、4系では照準の移動が遅い、V系では瞬間火力で他武器に劣りダメージレースでは負けやすいという欠点付き。
スナイパーなんだから当たり前な部分も多い。
EN版には、たまにものすごくピーキーなものもある。

みんな大好き主兵装。
軽負荷・速射性・装弾数(多い)という3拍子だが精度の悪さ、短射程、地味に弾速が遅いという所から張り付かなくてはならない欠点がある。
それに単発の性能が低いので、旧作ではガチタン相手に正面から当てると0ダメ(SL等)とか2ダメ程度。
4系でもガチタンやアクアビットマンに対して単発で100ダメもないとかいう泣きを見たりする。
PAが剥がれた所にマシンガンは泣けるのだが。
N系にはしるきぃ☆という産廃があった。ENマシだってさ。
V系ではガトリングに変わった為まさかの未登場だったがVIで復活を果たした。

  • ガトリング
4系から登場した武器。
過去作でもガトマシと呼ばれるガトリング型マシンガンがあったためどちらかと言えば独立カテゴリ化したというべきか。
マガジンのないマシンガンと言った所だが高負荷であり、装弾数も下がっている。
火力は若干高い。PAが剥がれた時に来たら途轍もなく痛い。
V系ではマシンガンカテゴリが丸ごとこちらに移行し過去作のマシンガンの立ち位置を担うことに。発射音も超かっこよくなった。
VIではマシンガン復活と共にこちらも続投し、マガジン型のマシンガン、オーバーヒート型のガトリングガンという形で差別化された。
詳しくはマシンガンの項目にて。

背部兵装版マシンガン。
旧作では取り回しが悪い代わりに威力の高いマシンガン的立場。
4系では汎用性の高いガトリングといったところ。
定番武器だったがVから消滅してしまった。

その名の通り、十数発の弾を一気に撃つシリーズ定番武器。
OBを使った流れ撃ちなんかがイケる。近距離での瞬間的な火力は恐ろしい。
旧作では喰らいまくった時の熱量がまずかった。とくにENショットは顕著。
4系ではPAがあっと言う間に削られる。
V系やVIでも基本的な使い勝手は変わらず、安定した近接射撃兵装のポジションにいる。
背部には同種の武器であるスラッグガンがある。

衝撃に優れた小型軽量の銃。熱もなかなか。小型軽量で装備負荷が軽いのも大体共通。
ゲームバランスの影響を受けやすい武器種で、似たような性能でも立ち位置はシリーズによってまちまち。
初代では何故かハンドガンという名のショットガンだった。アホみたいに衝撃が強く、吹き飛ばしてエリアオーバー勝利が狙えたほど。
旧作では射程距離と弾数を削った代わりに他の性能を強化したライフルといった感じでサイト拡張、格納兵器としても優秀。2以前ではブレーダーのお供の強兵器らしい。
4系では威力面の優秀さから近距離兵装としての立ち位置を確立。
V系では防御値と衝撃システムの都合で一躍大人気武器に。あらゆるACで「ハンドガンの衝撃に耐えられるか?」がアセンの指標にされるレベル。
Ⅵでは衝撃が大きく影響するスタッガーシステムの追加もあり躍進かと思われたがショットガンと立ち位置がモロ被りしてしまい火力の低さが浮き彫りに。
とはいえ相変わらず軽い上に幾つかの亜種も登場したことで選択肢も増え、活躍しているパーツもある。

言わずとしれた主兵装。
重量があり、弾数は少なめだが高い火力と被弾反動、熱量(旧作)をもつ。
バズーカとは言うが殆どのシリーズで派手な爆風のようなものは無くほぼ徹甲弾のような扱い。
旧作ではサイトは狭いが、安定した高火力をもつ武器。
4系ではローディー先生でお馴染み。
V系ではバトルライフルにその立ち位置を譲ったがVIで復活。背部版バズーカも登場した。
更に遂にまともに爆発する仕様を獲得し、近接信管も追加された。

着弾すれば最高の実弾威力に反動、熱量(旧作)をもって大☆爆☆発する武器。装弾数が少なく、かなり重いものが多い。
旧作では狭いサイトだが酷い熱量があり、もともと超威力のくせに熱量過多で更にダメージが増える。
4系では熱量は無くなったが爆風だけでも高い火力があり、大きな爆発規模があるが照準移動が遅い。
V系ではバズーカ共々お休みしたがVIでバズーカ共々復活。
バズーカが爆風を得たことで若干アイデンティティの危機だったがアプデで近接信管周りの仕様で差別化されることとなった。

  • バトルライフル
V系でのみ登場する大口径の成形炸薬弾(HEAT)を撃つライフル。CE属性で爆風は無い。旧作のバズーカ相当の武器とも呼ばれる。
中距離から安定してCE属性を投射できるので人気は高い。

  • スタンガン
Ⅵにて登場。命中した対象に高電圧を浴びせ、内部回路をショートさせてダメージを与える。

背部兵装の1種。
要構えで衝撃強めの実弾武器。
後述のリニアライフル含めシリーズ内の特徴が不安定極まりなく、突然ショットガンになったりクソ長リロードが増えたりと登場するたびに何故か全く違う武器になる不思議な武器種。

  • リニアライフル
N系ではリニアガンの腕部版として登場。連射性能が低下した代わりに単発での威力および衝撃が上がっている。
Ⅵではチャージの有無で二種類の使い方ができる万能くん。セミオートでの連射とチャージによる高火力の単発射撃が特徴で、弾速も通常のライフルより速い。

シリーズ定番の腕部武器の一つ。
ライフルのEN版のようで、結構違う。
負荷が高めだったり、装弾数が少ないが腕部の適正で威力にブレがあったり、地味に射程が長かったり(4系)、距離減衰があったり(4系)、射撃反動や被弾反動がなく精度が高めだったり(4系)、チャージ射撃も可能(V系、VI)だったりする。
亜種のハイレーザーライフルはその火力、負荷上昇版で、速射性や精度などで扱い難いがカラサワやカノサワ、少佐砲(背部)など、優秀な武器として認知度が高いものもある。

レーザーライフルの火力低下及び速射性向上版。小さな見た目に似合わない火力を秘めている。
LRではラスジナがよく苦しめてくれた。
4系ではLATONAか歯茎腕にオーメル製を両手に持ち、ガチタン相手にあら不思議。2秒で落ちる。
ちなみに少佐の背中のあれはPAが薄くなければ効かない。
V系ではENショットガン化し驚異的な瞬間火力によりWアンプパルス持ちがTE弱いAC絶対ぶち殺すマンとして猛威を振るった。
VIではまた仕様と見た目が変わりバリア破壊性能の高いEN属性のマシンガンといった趣に。

LRでは弾速と発射ラグのあるEN兵器。背部版のレールガンと腕部版のハンデハンドレールガンがある。
腕部の方はOPの☆フロムマジック☆と実際のエフェクト、火力から専ら産廃扱いされる。
しかし、弾速は速く、弾を見てから避けようとも難しく、武器自体もそこそこかっこいい。
4系では手持ちがレールガン、背部版がレールキャノンとして登場。
ENを消費して実弾を吐く長射程兵器。手持ち武器の方は近接適正にも優れた万能銃。スナイパーもびっくりの超弾速な上ラグがない。
V系ではレールキャノンのみに。KE属性でありながらチャージ式の武器。しかしパッとしない性能でキャノンやスナイパーキャノンに押され気味。

レーザーライフルと並んでシリーズ定番のEN武装。
概ね高威力になったぶん取り回しの悪くなったレーザーライフルという趣。EN版バズーカやEN版グレネードとでもいうべきか。
登場から長らくこの性能傾向が続いていたがVIではレーザーライフルとの負荷差異が縮められ、爆風の近接信管搭載などで差別化されることになった。

変態兵器。設定の都合上4系統のみ登場。ほかのシリーズで登場してたまるか
PA減衰力、貫通力は並だが着弾点周辺にPA減衰効果が付いたり、発射時にENを消費しないとか、チャージが可能で、両手or両肩からのフルチャージ2連撃で敵のネクストが蒸発する。とか。
しかしチャージ中はジェネレーターのKP出力が低下し、オーバーするとPAが薄くなってく。
武器自体も高負荷どころか超負荷で、チャージ中及び完了後の発射待機中、機体がグラつく程の衝撃や銃身の入水、武器変更をするとゼロから溜め直しとなる。

お馴染みの近接武器。
旧作では光波があったが4系ではなくなりスティグロが撃つヤツしかない。VIでは光波特化ブレードが登場した。
脚によって振りが変わり、ヒット数が変化。相対的に威力が変わる。
基本的に四脚=タンク>軽二=中二>逆脚>重二>フロート(旧作)だった。
しかし4系では、
四脚=タンク>軽二>中二>重二>逆脚
といったところ。
中二は一般的な横薙ぎ。軽二は斜め上からチョップするような一撃。重二は袈裟斬り。逆脚はラリアット宜しく外から内側への横薙ぎ。四脚とタンクは突き刺し。
例外としてライールだけは軽二ながら横薙ぎになる。
また両腕に装備してボタン同時押しで両手斬りが可能になった。
V系ではEN武器の威力を上げるアンプの存在もあって破壊力が爆増。Wアンプ両手ブレードは一撃必殺級の破壊力を持つ。
VIでは左手専用武器に回帰。諸々の強化とゲームバランスの都合でかなり存在感が増した。過去作で「レーザーブレード」で一括りだった武器種も細分化され様々なブレードが登場するように。

漢のロマンでありナニであり、大きくて太いモノを挿し込む。

要はパイルバンカーである。
レザブレと比べ弾数制限がある、リーチが短い、ブレードホーミングが弱い・効かないなど取り回しが劣悪だがそれを補って余りある破壊力とロマンを持つ。

fAにはドーザーという鉄塊もある。これは回数無限だが火力は低い。モドキ。
………と思いきや、初撃後に腕を引く動作で超多段ヒットしえげつないダメージを叩き出す恐怖の鉄塊。慣れればアンサラーさえも余裕。
ノーマルなどの小型兵器は初撃で大きく弾かれてしまうために多段ヒットしない。大人しく大型兵器に向かおう。
Vではヒートパイルと名を変えて登場。地上戦がメインになったことによるゲームスピードの低下もあり、ネタ武器から一転して格闘機ならば充分選択肢に入りうる武器となった。6万パイルがACを鉄屑に変えるのは日常茶飯事。
VIではまさかまさかのパッケージACの装備に抜擢される。インファイト志向のゲームシステムもあって実用性も引き続き高い。

  • ミサイル
基本背部だが腕部もある。一口にミサイルといっても種類は様々。
普通のミサイル、高追尾ミサイル、高速ミサイル、垂直ミサイル、爆雷投下ミサイル、散布型ミサイル、マイクロミサイル、プラズマミサイル、中型ミサイル、大型ミサイル戦艦が撃つのをACに乗っけちゃったやつなど。

  • 近接信管式ミサイル(4系)
着弾する直前に爆発して相手に被害を与える。

  • クラスターミサイル(4系)
目標手前で8発程に分裂する。

  • PMミサイル(4系)
見た目普通のミサイルだが、他のミサイルのように避けられても追尾能力を失わず、着弾や飛行時間いっぱいまでは追尾しようとする。

  • ASミサイル
ロックを必要とせず、発射後に一定の範囲内に近付いた熱源(機体、フレア、ミサイル)を自動で追尾する。敵機に当たらずに潰されやすいが、弾幕の展開が容易。

  • コジマミサイル(4系)
大型ミサイルのEN火力、着弾コジマ汚染付加版。

  • プラズマミサイル(Ⅵ)
着弾時にダメージフィールドを発生させ、広範囲を攻撃する。

  • 高誘導ミサイル(Ⅵ)
敢えて弾速を落とすことでカタログスペックを大きく上回る誘導性能を実現した高火力ミサイル。

  • ニードルミサイル(Ⅵ)
針状の弾体を高速で射出しダメージを与えるミサイル。なぜか発射時に構えが発生する。これ、実はキャノンなんじゃないの?

  • 肩部連動ミサイル
発射時にEN消費がなく、距離減衰もない。チャージもない。撃たれる側は生きた心地がしない。
連動ミサイルは起動しておくと、別のミサイル発射に連動してミサイル撃つ兵装。弾幕の密度を上げたり、異なる軌道のミサイルを組み合わせて回避を難しくさせたりできる。
全体的に弾薬費が高めに設定されており、使い方によっては報酬が赤字になることもある。

高威力でありながらそれに見合わない軽い装備負荷を持つがロックオン不可という重大な欠点を抱えた武器。
旧作では所謂ロック無しのバズーカ的な武器。玄人向けの兵装で、ブレーダーのお供でもあった。
4系ではロック無しのグレネードといった感じだが、低火力、爆風の規模も小さい。
しかしfAのレギュ1.30以降は狂気と化した。
ロックはもちろん無いが火力はグレネードに引けをとらず、速射性が高く爆風も大きい。
AFやガチタンが泣く。
旧作には機体を焼くナパーム、4系には衝撃ロケや閃光ロケなどがある。
なお、AC3SLにはリロキャンという恐ろしい技が存在した。
V系ではKE(爆風あり)、CE(爆風なし)、閃光(妨害用)が登場。V初期の閃光ロケットはあんまりにもあんまりな超性能で猛威を振るった。
初代から連綿と受け継がれた伝統装備だったが、ノーロックという欠点が機能しないVIでは削除された。

fAにてアサルトアーマー(AA)対応OB装備時に使用可能な特殊兵装。
アーマーは周囲に大規模コジマ爆発を起こして範囲内にある敵に大ダメージを与え、殆どの弾を滅する。発動した空間の周辺にはコジマ汚染あり。
キャノンの場合は収束し、コジマキャノンの様に放つ。着弾点と弾の軌跡にコジマ汚染あり。
両者共に発動者のPAをゼロにし、暫く回復しなくなる。
ブレード以外では数少ない、弾切れが無い攻撃手段の一つ。
アーマーのみⅥで復活し、弾数制限とリロード時間が追加された代わりに発動時のリスクがなくなった。

(旧作)着弾すると起爆するグレネードのようなもの。背部、腕部共にあり、山なりに飛ぶ。
Vで念願の復活を果たした。

  • 火炎放射器
(旧作)キサラギ製変態兵装。ガチタン等重量級が泣いた。汚物は消毒だぁ?!
4系で削除された伝統装備の一つだったが10年数年越しの新作Ⅵで復活を果たす。
ロックオンが可能となったほか、ライフルに匹敵する射程と強力な死角妨害効果を得て一躍強武器に化けている。

  • オービット
(旧作)独立射撃ユニット。連ミサに対応。
こちらもACの装備としては4系で未登場、V系でセントリーミサイルという設置型の亜種が登場したきりだったがVIにて復活した。

  • イクシードオービット(EO)
旧作のコア内蔵武器。機体に追随する点以外は↑と同じ、連ミサは無理。

  • インサイド
旧作の腕部内蔵武器。小型ロケット、真下に投下する爆雷、機雷、地雷など癖の強いものが目立つ。
4系では廃止され、、エクステンションに統合。
ACVでは逆に「SHOULDER UNIT」として復活し、背部武器の一部も統合された。
VIでは背中武器復活に伴ってか完全に廃止された。

  • エクステンション
肩部の側面に外付けされる。インサイド同様補助装備が多いが、こちらは弾切れになったら捨てることが可能。
連動ミサイル、ミサイル迎撃装置、補助ブースターなどが代表的。
4系ではインサイドが廃止されてこちらに統合。「SHOULDER WEAPON」となった。
V系ではハンガーユニットと位置が被り廃止。上記の通り内装化された。

余談

おおむね3系までのACの「武器のざっくりしたくくり」はAC以外のロボアセンゲーでも踏襲やオマージュされることが多く、
  • セミオートでバランス型な銃
  • 軽マシンガン
  • 重機関銃的性能をしたガトリング
  • 狙撃銃
  • 散弾銃
  • 爆発物バズーカ
  • 近接武器
  • パイルバンカー
  • ミサイルランチャー
あたりは多くのロボゲー作品で登場している。「軽さに特化した銃」もAC以外でもだいたいは拳銃。
逆に「背中につける機関銃」に関してはバランス的な問題や絵的な派手さとの兼ね合いがあるのか意外とACほどの「使いこなせば高火力をガンガン当てていける」武器として実装してはいない作品も多々見られる。





こんなところか。


悪い話では無いと思うぜ。
追記・修正を待っている。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
最終更新:2025年03月09日 11:32