グレネード(AC)

登録日:2012/06/23 Sat 01:16:35
更新日:2025/03/20 Thu 22:30:29
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−それは、(´神`)からの贈り物−



この項目ではフロムソフトウェア制作のゲーム「ARMORED CORE」より初代から登場している漢の為の兵装であるグレネードについて紹介する。

その人目を引く、薬室弾倉と分けて折りたたまなければならないほど巨大な砲身から放たれる弾丸とそれが巻き起こす爆風によって目の前の敵全てをなぎ払うその様は、正に(´神`)より与えられし究極の力であるといっても過言ではない。
歴史の長いアーマードコアシリーズではあるが、グレネードを積まないACなどACではないと言い切れるくらいだ。

シリーズを重ねる度に種類も豊富になっていき、挙げ句の果てにはグレネード専門企業などという(´神`)の名に最も近い企業すら現れることからも、グレネードの偉大さがわかるであろう。

さあ、みんなも今すぐに手持ちのアーマードコアを起動して素敵なグレネードライフを楽しもうではないか!

(´神`)レッツガッチターン















…とまあ、いくらなんでも胡散臭すぎるだろうから現実的な話をしてみようと思う。

初代から続く歴史の長い武器であることは事実であるが、その立場や性能はシリーズごとによって非常にマチマチである。
基本的な分類は背中に積むグレネードキャノンに腕武器であるグレネードライフル、更には腕部そのものがグレネード発射台な素敵武器の武器腕グレの3種類。

威力、爆発規模、被弾時熱量、被弾時反動はいずれも大きく弾速も比較的速い。
ただリロードが長く総弾数が少なめ、ロックタイムやサイトタイプ上やや扱いづらいといった特徴を持ち、正に一撃必殺を体現した武器といった感じであろう。
(当然、作品によってはこの法則に当てはまらないグレネードも存在している)
(´神`)の機体に代表されるガチタンにこれを積むアセンブルはお約束を超えて、一種の伝統と化しているような気がする。ビジュアル面でも良いしね。



◆各シリーズごとのグレネード
  • 初代シリーズ
この時点でキャノン、ライフル、武器腕と一通りの種類は出揃っている。背部のグレネードキャノンはナインボール愛用品で、以降のシリーズで多くのトップランカーが背部グレを使用するようになった大元とも言える。

唯一初代シリーズのみ近接信管(対象に直撃せずとも近場まで飛べば爆発する)を搭載していたうえ、爆風と直撃のダメージがほぼ変わらなかったため、火力と命中率を平然と両立してる非常に強力なキャノンであった。
さらにPPでは「WC-IR24」が登場。カテゴリー上はレーザーキャノンだったが、弾の属性以外グレネードと同じ性質を持っていたため通称「Eグレ」と呼ばれ同種の武器として扱われていた。
重量が本家実グレの半分程度しかなく、弾も多く、OPパーツで強化も可能といいことずくめでタンクだけでなく四脚でも御用達のキャノンとして猛威を振るう。
さすがに強すぎたということかMOAでは重量が倍増。気楽に載せられるキャノンではなくなったが依然として強いことに変わりはない。

武器腕グレは上手く当てればあのナインボール・セラフすら瞬殺可能な破壊力を秘めていた。


  • 2シリーズ
熱量という概念が追加され、それに伴いグレネードも高熱量を与えるという新たな武器を手にした。腕グレのEWG-HC-GN210が強武器として猛威を振るう。


  • 3シリーズ
相変わらずガチタンに積める安定した武装として活躍するも、特に目立った活躍も聞かずシリーズ全体で見るとグレネードの立場は地味目な方か。
敵目線で見れば、アリーナ中盤で登場するグレネード野郎バーチェッタの印象が強い。


  • Nシリーズ
爆熱仕様ともっさり動作のNXではグレネードの熱量は脅威と言える。特に軽グレでお馴染みのCR-WB87GLLの瞬間火力はただのキチガイレベル。ただでさえ強力なグレネードを0.5秒間隔で2連射されてはたまったものではない。しかもマガジンリロードも1.2秒程度で、撃ち切っても隙が少ない。
が、熱量緩和とゲームスピードの高速化が進んだLRでは相対的に地位が下がったと言える。だが使われた際のプレッシャーはまだまだ健在。
しかし当たり判定の縮小+高速化したLRでは巨大な当たり判定を持つ大グレことCR-WB78GLと両肩グレのCR-WBW98Gが相対的に強くなった。
大グレを発射したときの巨大な薬莢がぶっ飛ぶ大迫力の排莢エフェクトは必見。


  • 4シリーズ
我らが浪漫企業である有澤重工の登場シリーズ。4では凄まじい爆風を誇ったがfaで軒並み小規模化してしまったのは残念で仕方ならない。
ゲームスピードの高速化が更に顕著になり、ミッションはともかく対人戦で狙って当てるのは厳しい。


  • Vシリーズ
そ ん な も の は な い

…いやマジで。まさかのリストラである。
強いて言えばバトルライフルやヒートキャノンが近い…ような気がする。
グレネードカムバーック!



復ッ活ッ  グレネード復活ッッ!!

十年のブランクを経て、グレネードは帰ってきた!
腕部に3種、背部に2種が存在。システム面で変更があり、腕武器でも構えが必須となった。一方で構えに要する隙そのものは従来作よりも大幅に小さくなったため、2脚や逆関節でも背部兵装の採用が増加した。
ただ初期Verでのグレネードは「ソングバードは強い、他は微妙」といわれるほど、装備負荷の軽さと火力・衝撃力・衝撃残留を兼ね備えた上に入手の早い軽グレ「SONGBIRDS」の1強状態となってしまっていた。
その後Ver1.03の調整で他グレネードは全体的に性能向上が加えられて1強状態は脱し、更に「有効射程限界に達すると起爆する」という時限信管のような機能が追加され、有効射程を覚えておくと花火のように空中で炸裂させて当てることが可能に。
このアップデートではカテゴリ間の差別化についても見直しが入っており、構え追加によりグレネードとバズーカの立ち位置が被り気味だったものが、
  • 弾速が速く、近接信管の起動する100m以遠だと半端なQBでは回避できないため対空性能が高いバズーカ
  • 爆風が広く地上QBですら回避できないため近距離での撃ち降ろしが強力なグレネード
といった具合に使い分けられる形となった

本作の大グレである背部武器「EARSHOT」は大きな爆破範囲でミッションの雑魚を一網打尽にでき、対AC戦でも衝撃力の強さから活躍する。ド派手な爆発エフェクトに巨大な砲弾と、ロマンもたっぷり。発売当初はリロードが長く、負荷の重さに対するDPSの低さから注目されていなかったが、後のアップデートで初期verでは12.8秒もあったリロード時間がver1.03.1では9.3秒へと短縮された事により当初と比べても取り回しが改善され扱いやすくなった。
対人戦においても広範囲に広がる爆風によって、避けづらい範囲に莫大な衝撃残留とダメージを押し付ける強烈な一撃などでその活躍の機会が増えて来ている。
もう一つの背部武器、連装グレネードキャノン「SONGBIRDS」もN系の軽グレの再来2連発による高い火力と衝撃力に短めのリロード時間、軽めの装備負荷を併せ持つ強武器として名高い。流石にアップデートで弱体化されたが、それでも優良装備としての地位は保っており、他が強化されたことも併せれば、むしろ選択肢が広がったとも言える。
腕部武器も総弾数と有効射程に優れる「勾陳」こと「DF-GR-07 GOU-CHEN」、より重いが背武器と同等の爆破範囲を誇る「DIZZY」、射程と弾数を犠牲に大幅軽量化した「IRIDIUM」としっかり差別化されている。

またカテゴリ上グレネードではないものの、着弾時の爆発を伴うかつてのEグレのようなEN属性武器も登場した。*1


◆偉大なグレネード愛好家たち

  • ペイルホース / ブリュンヒルデ(PP)
アリーナのNo.3で逆脚機の使い手。両背中のグレ二丁によるトップアタックを得意としている。


  • ジン / 総監督マシーン改(MOA)
説明不要な我らが(´神`)の化身。フロムアリーナのトップに君臨するガチタン愛好家で、それぞれ腕部と背部に装備した2種のグレネードで挑戦者たちを悉く灰にする。


懲役1億年というぶっ飛んだ罪歴を持つ犯罪者。強化+規約違反という仕様のグレネード×2ハングレフロート機を使い、OB乱射による通り魔戦法が得意技。
あまりに硬すぎるフレームのフロートがグレネードを打ち込みに突っ込んでくるシーンは中々インパクトが強い。


  • バーチェッタ / カルマ(3)
実力差がついてしまった彼女に見捨てられつつあるという可哀想な男。大グレ×2&武器腕グレのタンクという後の社長に通ずるアセン。OBで接近しつつグレをバラ撒いていく。
中盤から登場するにもかかわらず中々強い相手で、回避にまだ慣れていない初心者レイヴンをグレネードで次々と鉄屑に変えていった。

  • ミダス / セミラチス(3)
上記バーチェッタと疎遠になっていったという女性レイヴン。ボバタンベースに腕部グレネードを装備している。傭兵識別名に合わせてか、右腕と腕部グレネードを金色に染めておりなかなかオシャレ。
通常腕な分元カレの機体より頑丈で、パルスキャノンなども積んでいるので近距離で相手をするのは危険。

  • レボリューション / ブラスナックル(3SL)
プライドを賭けた真剣勝負を求めてアリーナに参戦している精神すらもガチタンな漢。大グレ×2&武器腕熱ミサのタンクで、遠距離からミサイルで牽制しつつ、接近してトップアタックからのグレ発射を行う。


  • ジノーヴィー / デュアルフェイス(NX)
ロリコン疑惑まであるトップランカー(笑)と言われてしまう悲劇の人。だがしかし、中量二脚でありながら大グレ2つを積み、しかもそれを積極的に使った戦術を好むというのはグレネード愛好家の鑑であると言えよう。


元は一般公募の1つであった強パーツをこれでもかと詰め込んだ機体の使用者。クレホバの機動性を活かした背部の2つの軽グレの乱射はトラウマという言葉すら生易しくなるレベル。おまけに真人間。


ドミナントを自称する通称隊長。最終決戦に限り軽リニア頼みのヘタレから、両肩二連グレネードを積むという漢の機体へとカスタマイズ。そのおかげもあってか決戦後は本当に漢らしい散り様を見せていった。
…そこ、弱体化とか言わない


グレネード愛好家の1つの境地と言っても過言ではない我らが(´神`)の化身その2。グレネード専門企業有澤重工の社長にして、自らもリンクスであるという渋すぎる御人(影武者説もあるが)
本来主砲であるはずの武器腕グレが副砲になってしまうほどの圧倒的な存在感を誇る背部兵装の両肩グレ「OIGAMI」の一撃にかけるその姿は正に漢の中の漢である。


攻撃武装が2丁の腕グレネードしかないと言う割り切りすぎた機体を操る解放戦線皆の妹分。
厳密には左肩がシールド、右肩が装備なしで両腕に軽量グレネードIRIDIUMと言う武装構成で、総弾数はたったの64発。*2
おまけに産廃と悪名高い初期FCS射撃武器適性皆無の腕部射撃毎に構えが生じる2脚の三重苦で少ない弾がロクに当たらないと来ており、むしろ格闘補正なら最高のBASHO腕なのもあって「開幕パージした方がまだ戦える」とまで言われる始末である。
何故解放戦線メンバーは寵愛する彼女をこんな機体に乗せたのか。一応フレームはBAWS一式、武装も内装も敵対企業には頼らないと言う気概は見えるが…
こんな機体でアリーナランク24位と、ベイラムやアーキバスの末席よりは上なので、相当な腕前の持ち主なのかもしれない。実際に戦うと25位のメーテルリンクの方が余程手強いのでオールマインドの査定ミス説があったりなかったり

レッドガンの役立たずコンビの片割れ。
ベイラムのタンク脚部に大豊の重量級フレームを載せた典型的なガチタン。
腕部に勾陳、肩にSONGBIRDSを載せており、武器リロードによってはグレネードを3連射してくる。もちろん引っかかってしまえば大損害。
それ以外の武器も、相手の引き撃ちを咎められる分裂ミサイルに、近距離射撃武器としては最強クラスの重ショットガンと、武装に全く隙がない。
ガンガン近づいてくる戦術をとるうえ、甘い格闘はキックでカウンターを取ってくる難敵。

腕部と肩部にグレネードを装備したガチタンと、奇しくも構成がかの総監督マシーン改と一致している。


◆主なグレネード製造企業
それぞれの詳細は個別項目を参照されたし。

初代シリーズの二大企業の1つ、クロームの流れを汲む地球最大の企業。しかし開発に遅れたために火星ではジオ・マトリクスに次ぐ2番目である。
先端主義のジオ社とは対照的に質実剛健が売りで、2シリーズでのグレネードの製造を一挙に担う存在。しかし、他のグレネード開発企業と比べるとぶっちゃけ影が薄い。


3の初登場からLRまでの長きに渡ってグレネードを製造し続けてきたエムロード社と同じ第ニの質実剛健企業。
レーザー兵器なんぞに浮気したミラージュ社を片目に今日も彼らは漢の実弾武器、グレネードを作り続ける。
(とはいえかの有名なライウン砲はクレスト製だったりするが)
ちなみにサイナス飛行場に配備されていたり、管制室が誰かを援護するグレネード砲台は実はミラージュ製。(SSGB03-WALNUTという名称)

説明不要のTHE・グレネード企業。製造武器がグレネードオンリーという正に漢の中の漢な企業である。豊富な装弾数と豪快な爆発、圧倒的な破壊力は他の追随を許さない最強のグレネード製造企業である。

有澤が幅を効かせる中、グレネード市場に殴り込みをかけてきた新参者その1。腕と背部にそれぞれ1つずつ、初心者にも優しい軽量グレネードを開発した。

アルドラに続いて殴り込みをかけてきた新参者その2。某RPGにしか見えない最軽量グレを引っ提げて登場しグレネード愛好家たちが我らが有澤を差し置いてコレに浮気するという由々しき事態が起こってしまった。
あまりに便利過ぎたためか、後半のレギュレーションでは弾速低下&装弾数6発というある意味軽量に相応しい性能に低下した。

Ⅵで登場した企業。名前からおそらく中国系と思われる。
ACのフレームやガトリングのほか、グレネードも1種類だが製造している。

VIで登場。グレネードとバズーカを製造。武器設計だけでなく炸薬の配合まで手掛ける「業界の花火師」とのこと。
その異名に違わず一撃の爆破性能に並々ならぬ拘りがあり、登場する装備はSONGBIRDSを除き全てが一発の爆発力を追求したものとなっている。





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最終更新:2025年03月20日 22:30

*1 プラズマライフル・プラズマキャノンや、レーザーショットガンのチャージ攻撃、コーラル属性武器などが該当

*2 1.03.1アプデ前に至っては40発だった