バズーカ(AC)

登録日:2023/10/15 Sun 21:04:56
更新日:2025/04/02 Wed 21:59:16
所要時間:約 35 分で読めます




バズーカとは

① 20世紀前半にアメリカで活躍した芸人、ボブ・バーンズがネタ用に作った小道具。ざっくりいえば適当な素材で作られた超豪華メガホン

② アメリカ軍が第二次大戦中に使用した2.36インチロケットランチャーM1の俗称。①にシルエットが似ていることからつけられた。

③ 主にロボットアニメや特撮的な文脈で登場する「なんか太くて短くて、あんまり連射できないんだけど威力がすごく……すごい大砲のこと。なんか②っぽい感じがするのでつけられた

なんかを指す。
ゲーム「アーマード・コア」シリーズに登場するバズーカは当然ながら③である

よって
「これ無反動砲なの?ロケットランチャーなの?」とか
「砲尾に排気口あるのにバックブラスト出てないよね?なんのためにあるの?」とか
「爆発属性ってことは榴弾なの?HEATじゃなくて?それって装甲兵器に意味あるの?」
「そもそもほぼ爆発してなくね?もしかして徹甲弾系なの?この弾速でなんか効果あんの?」
「レーザーバズーカってなんだよ!!!」
とかいった小賢しい質問に対してはうるせえだまれバズーカ撃ち込むぞ各々で好きなように脳内補完していただきたい。

◎メニュー

「概要」


まあそれはともかく、ACにおけるバズーカとはシリーズ初代から登場している伝統の武器種であり、
「装備負荷*1が重い!」「連射速度が遅い!」「弾速も遅い!」「精度も大雑把!」などといった弱点と、
「威力が高い!」「衝撃力*2も大きい!」等といった長所を併せ持っている漢の武器である。

この手の「実弾」「単発」武器はバズーカに限らずライフルスナイパーライフルハンドグレネードなど色々あるのだが、それらを大雑把に並べていくと
単発威力 連射速度 装備負荷 (武器種名)
小さい 速い 軽い ハンドガン
ライフル/アサルトライフル
リニアライフル
スナイパーライフル(威力型)
バズーカ
大きい 遅い 重い ハンドグレネード
的な並びになる。
端的にいって下に行くほど威力が上がり逆に取り回しの良さが失われていく感じである。

バズーカは見ての通りグレネードに次ぐ威力重視型なのだが、実際には大抵の作品でグレネードとバズーカの間にはかなり隔たりがあり、性質的にはどちらかといえばライフル側に寄っていることの方が多い

さて使い勝手だが、ナンバリングにもよるが1人プレイ用のミッションでは概して評価が高めである。
これは
  • 単発ダメージが大きいため、硬い雑魚敵も速やかに無力化できる
  • 雑魚敵は基本動きが鈍いことが多く、低弾速があまり問題にならない
  • ハングレや背部キャノンよりはずっと取り回しが良く、ライフルの延長線上で使える
などといったバズーカの特徴がうまくかみ合うため。

しかし逆にプレイヤー同士の対戦では
  • 回避行動を取る人間相手には、弾速が遅すぎて当たらない
  • そもそも高機動戦闘ではロックオンサイトが狭すぎて(※PS2系まで)当てる以前に捕捉できない
  • 対戦バランス上、単発威力のグレネードか、継続火力のライフルかみたいな形で二極化しがちで中途半端
等といった感じでどうにも相性が悪く、対人でガチ使用できる作品はちと少ない





「世代ごとのバズーカ」


初代MOA

前述の通りライフルやマシンガンと並ぶ最古参勢であり、しかもしょっぱなから中バズ重バズの二種類が登場している。
当時は武器腕の「キャノン」も実質的にはバズーカと同様の性質だったので、これも合わせるとなんと最初から4種類も登場していることになる

「高負荷」「高威力」「大衝撃」「低命中」の傾向はすでにこの頃から確立されていたが、以降の作品と比べるとトガリ具合はちょっとマイルド気味か。
ミッションや低ランク帯アリーナなどなら活躍できるが、ガチのAC戦となると一転して使いづらくなるのはすでにこの頃からの特徴。

しかしPPまではロックオンサイトがND(距離が長くて範囲が狭い。狙撃用武器のサイト)であり、また照準遅延を起こす武器*3でもあったため、敵ACにろくに当たらず、対戦では産廃に片足を突っ込んでいるような扱いだった。

それを憂慮したのかPS最終作のMoAでは単発威力が大幅強化、ボトルネックだったサイトも一転してSP(ロックオン距離、範囲が平均的なサイト)に変更され、かなり使い勝手は改善された。
それでも玄人好みの性能であることに違いはなかったが、少なくともネタ武器の地位は脱した。
武器腕の方は何の調整もなかったが、MoAでは多くのレイヴンにトラウマを植え付けた悪魔武器、「レンコン」こと6連キャノンが登場している。

ちなみに終生のライバルであるハングレが初登場したのは二作目のPPだが、当時のハンドグレネードはどちらかというと「ハンド」の部分に重きを置いた低負荷重点路線であり、この時点ではあまり直接的な競合関係にはなかった。


2

PS系での欠点だった決定的な照準遅延こそ解消されたものの、ハンドグレネードやライフルとの差別化のためか弾速ががっつりと遅くされてしまい、対AC戦では相変わらずの悲惨な命中率である。

さらに最も単発火力が高いZWG-BZ/S55MoAで広がったサイトがまた小さくなってしまった*4。なんで?

おまけに
など、単発大威力組のライバルたちがあまりにも強く、それらを差し置いて使う理由はぶっちゃけ皆無に等しい

一応ナンバリングの更新で武器ラインナップが減ったこともあり、「どうしても実弾でロックできて構えなしで撃てて単発・大威力な武器が欲しい!でもハングレじゃ弾が足りないの!」という場合なら出番がないこともない……そんな場合があるのかと聞かれても困るが。

ミッションですらこれなので、基本ハードモード(サイトが通常モードより狭くなる)で行われる対戦環境ではもはや産廃の一言であった。

ちなみにPS時代は「キャノン」名義だった武器腕バズーカだが、2ではキャノンとバズーカが区別されるようになり、ちゃんと「武器腕バズーカ」の名義となった。
実用性?なにそれ?

ちなみに発射後に砲弾が拡散する拡散バズーカが初めて登場したのもこの2系からで、AAではOP機体の武器にも採用されていたりする。


3

2系のバズーカはさすがにアレすぎたと思われたのか、弾速がやや改善され、サイトもMoAほどではないがだいぶ広くなり、そこそこの実用性を取り戻した。

硬めの雑魚敵が増えた、時間がタイトなミッションが多い、ミッション終了時にクリアランク査定が出るようになった、などといったシステム側の需要もあって、ミッション、特にSLのそれでは鉄板武器の一つとされるほどに躍進
2系でのライバルたちが弱体化したことによって相対的な実用性もあがり、アリーナでも十分に使っていける実用武器種として確かな地位を築いた。

だが過去2作に比べると雲泥の差と言っていい地位を得たとはいえ、強化された弾速よりもなお高速化した対戦環境では依然として厳しい立場に置かれていた。

特にSLで一気に充実した左手用射撃武器を活用した、所謂「ダブルトリガー(W鳥)」スタイルの流行に対しては、
  • 左手武器のサイトが右手武器のそれに依存していたため、サイトが狭いバズーカは左手用射撃武器をうまく活用できない
  • 主流武器(ライフル・ハンドガン・ショットガン・左手スナイパーライフル)の装備負荷が軽いために機動力が高い傾向があるW鳥機を、狭いサイトで捉えるのが難しい
  • 無事サイティングして撃てても、そもそも弾速が遅いため高機動機に対してろくにあたらない
  • タンクなどの重量機に対してはある程度命中も期待できるが、そもそものDPSの低さからW鳥タンクには撃ち負けてしまいがち
といった感じで致命的な相性の悪さを露呈してしまうことに。


N系

3系に続きさらなる強化を受け、弾速や二次ロック速度・補正が大幅に改善され、実戦での命中率が飛躍的に向上した
またW鳥時のロックサイト仕様が改められ、3系では非現実的であったWトリガーへの対応が十分可能となったため、実戦性能はそれまでとは桁違いのレベルにまで上昇している

このため従来のようなミッション用としてはもちろん、対戦でも使えるガチ武器としての地位を確固たるものとし、往年のバズーカマニア(?)を感涙させた。

カテゴリーだけでなく個々のバズーカの性能も高水準で、小バズ、重バズ、軽バズ、拡散バズ、武器腕バズ、武器腕拡散バズとラインナップのどれもが独自かつ有用なポジションを築いている一人だけ仲間はずれがいるけどが、とりわけ高性能を誇ったのがNBで登場した「神バズ」ことCR-WH05BP

弾速・火力・衝撃・連射速度・精度・反動・弾数など全ての性能がハイレベルでまとまった超性能バズで、その無敵っぷりはかつて2時代に苦杯をなめさせられたKARASAWA-MK2を髣髴とさせるほどであった。

当然ながら対戦では禁止・自粛パーツ筆頭であったが、むしろバズーカからついに禁止級が登場したという衝撃の事実が多くのバズーカマニアを感動させたとかさせなかったとか。

N系最終作となったLRでは当然のように神バズが弱体化されてしまったが、カテゴリ自体が手痛いお仕置きを受けたりしたわけでもなく、重バズ、そして弱体化されてもなお強かった神バズを筆頭に対戦環境でも一定の地位を保っていた


4

ネクストACがそれまでとは段違いの高速戦闘を繰り広げるようになった4系では、ビジュアルだけでなくゲームシステムそのものも大幅に変更された。

新時代のバズーカは単発・大威力・低命中という基本的な設計思想こそ受け継いだものの、ゲームシステムの変化によって
  • 近接適正*5が低く、高機動機に至近距離で当てるのに難儀する(特にW鳥時に顕著)
  • ネクストは四脚・タンク以外も背部武器を構えなしで撃てるため、大威力の単発武器として背部グレネードや、新登場のスナイパーキャノンなどが競合相手として浮上。
  • 反動によっては発射した側が硬直をさらすようになり、安定性の低い機体では発射時に機体が微妙に止まってしまう
  • 新防御システムである「プライマルアーマー(PA)」に対しては、大半の武器が「PAを減衰させる性能」と「PAを貫通する性能」のどちらかに偏っているが、バズーカは「貫通重視だが、減衰も十分にある」という貫通寄りの両立型。はっきりと減衰重視型のグレネードとは攻撃性質で差別化された。
  • インターネットロビーを介したオンライン対戦が解禁されたが、通信のラグで発生する当たり判定のずれ、所謂「ラグアーマー」にものすごく弱い(連射速度が低い単発型なので、1発のロスが重い)
大雑把にいうと「当たると強い」という長所と「当たらない」という短所がどちらも先鋭化した感じだが、まあ予想通りというか当初は欠点のほうが目立っており、「雑魚相手のミッションでは頼りになるが、対ネクスト戦はつらいし、対人戦ではもう使い物にならない」という安定のポジションにおさまった

……かに見えたが、そこは新時代アーマード・コア。
プラットフォームをPS3へと移行した4系はシリーズで初めてインターネット環境を前提としたナンバーであり、それまでと違って発売後のアップデート、すなわち性能調整も行われるようになったのだ

4系の性能調整はシリーズ初の試みなだけに割と不安定であり、各パーツの性能はVUごとに極端に乱高下することも少なくなかったが、バズーカの場合は他武器種に比べるとだいぶわかりやすい強化が重ねられた。

強化部分は当然というか「弾速」「精度」が中心であり、つまりはPS2時代の歴代作品の強化を、4とfaの2作のみで駆け抜けるような形となった。

faの最終アップデート時には4の初期と比べ、威力は約1.3倍、弾速は約1.5倍、リロード速度や精度は1.1倍と、ほぼ全面的に強化されており、CPUネクスト戦は勿論、対人戦でもそこそこ使っていける武器種へと成長している。

また伝統だった武器腕バズーカも無論登場しているが、こちらはかの有名な初心者殺しローディー先生の愛銃(愛腕?)として名をはせた強武器であり、腕武器の方と違ってかなり長い期間環境に居座っていた。


V


まさかのリストラ。なぜだあああああああああああ!

……しかし「バズーカ」の名前こそ失ったものの、CE属性のライフルである「バトルライフル」は実質的にはほぼバズーカ(ライフルなだけあって弾速はさすがにちょっと速い)なのだが、名目が違うので残念ながら割愛。


6

10年近くの雌伏を経て動き出した新シリーズでは当然のように復活をとげ、まだまだナンバー1作目で武器数も少ない中、いきなり4種類もそろえて新たな門出を飾った
また過去シリーズではありそうでなかった背部バズーカも新登場しており、なんと今作のトップランカーの愛機にも採用されている。

……とラインナップ的には豪華なのだが、性能面ではかなりの逆風状態でスタートを切ることになった

というのも6のバズーカは歴代でも類を見ないほどグレネードに寄せた立ち位置であり、つまりあちらと同じく、四脚タンク以外の脚部では発射時に種ポーズもしくは勇者パースめいた射撃硬直が発生してしまうのだ。

これによって「ライフルより威力が高く、ハングレより取り回しがよい」というバズーカ独自のニッチな性質がほぼ消滅した上に弾速が遅いせいで、ハングレ以上の鈍重さになってしまったのである。

当然ながら攻撃性能ではほぼ全面的にハングレのほうが高いため、バズーカが優っている点といえば実質的に装備負荷とリロード時間ぐらいしかなくなってしまった。
一応数値的には「直撃補正*6がグレネードに比べて高い」「一定距離以上なら、近接信管でグレネードより当たり判定が大きくなる」という長所もあるのだが、
  • 直撃補正が高い→素の威力に差があるので、補正込みでも同じぐらいのダメージにしかならない。そもそも弾速が遅すぎ+発射前ディレイもあるので着弾前にスタッガーが切れたりする
  • 当たり判定が大きい→そもそも弾速で負けてるし爆発範囲が違いすぎる*7ので、実戦での命中性能はむしろ負けてるまである
といった感じで自己完結してしまっており、どうにも「劣化ハングレ」のレッテルを覆すには至っていない。
なんならそのハングレですら軽グレSONGBIRDのせいでめっちゃ影が薄いのだが……

とまあそんな感じで、とりあえず対人戦では完全無欠の産廃武器の烙印を押されてしまっており、もはや担いでくること自体舐めプと取られても不思議ではないほど。

そんな中にあって、今作の特殊バズーカ枠である「スッラバズ」、あと背部装備の拡散バズーカは(弾速がまともなため)実用レベルの性能を保ってはいるのだが、どちらも性能に相応する以上の強烈な装備負荷を背負っており、活用できるアセンは限られてしまう。

ええい!もういい!対戦で使えないのはわかった!だがバズーカならばミッションで輝けるはずだ!
……と思いたいところではあるが、
  • リロード速度が過去一レベルで遅く、敵集団の処理に時間がかかる
  • スタッガーシステムの都合上、雑魚敵相手といえども集団の中でかっこいいポーズを取ってしまうのはかなり危険
  • 単発大威力EN武器の運用性が大きく上がってライバルになった*8
などといった複合的な原因によって、こちらもなんというか「使えなくはないんだけど、特に使う理由がないっていうか……」みたいな微妙な感じに。

一応単発で大きな衝撃力を出せる=他の武器との組み合わせ次第で簡単にスタッガーに持っていけるという特徴から、バルテウスルビコニアンデスルンバデスボックリなど回避行動をろくに取らない大型ボスに対しては意外に有効だったりする。
でもスタッガーとっても確実にリロード中だし、ならグレネードでよくね?ってなるしなんならそもそも重ショかSONGBIRDでよくね?ってなるので、それらがまだ出そろってない上に別の武器でバリア解除=確定スタッガーを狙えるバルテウス戦が数少ない力の見せ所だった。
まぁダブルトリガーで撃てない以上、スタッガー中にブレードで切った方がいいのだが……ブレードからの追撃は(アプデ前でも)ほぼ確定で当たるのでコンボとしてはそれなりといった感じ。

……とかつてないほどの陰惨な雰囲気に包まれていたバズーカだったが、2023年10月5日に実装された「Ver1.03.1」の調整により、かつてないほどの爆発的強化を受けて立場が一変

連射性能の向上に加え、それまで腕武器中最下位の座を争える(※ライバルは擲弾ランチャー二種)レベルだった弾速に、一気に2割~7割増強という激烈なアッパー調整が入ったのである。
実用レベルの弾速を得たことで本来の攻撃性能と直撃補正の高さを存分に発揮できるようになり、これまでの産廃から、愛があれば使える→実用武器→強武器…といった段階を全部すっ飛ばして一気に環境武器に躍り出ることになった。
特に至近距離であればかなり強引に撃っても当たるので、素早く動き回るACやボス相手でも十分命中弾を期待できるようになりインファイト適性が一気に増加。
リロードは改善されたものの攻撃力などは据え置きだったが、重ショやSONGBIRDといった対抗馬が弱体化されたことで相対的に強力な武器になっている。

特に対戦では近接信管による接近拒否性能が猛威を振るっており、100~150ぐらいの「近接機がちょうど突撃を始めるぐらいの距離」で特に凶悪な作用を見せるため、その手の斬り込みスタイルの機体は軒並み対抗策を練る必要に迫られた。
この機能、アップデート以前から存在はしているのだが如何せん弾速が遅すぎてその距離では爆風さえ避けられるので採用を検討し辛かった。

もっとも発射時に足が止まる脚部では使いづらい、QBをきちんと使われるとさすがに避けられる(逆にいえばQBを強要させられるとも言えるが)、引き撃ち機にほぼ無力、スタッガーシステムとの相性が中途半端*9、などの欠点は残っているため、修正前の重ショットガンのように「何も考えずに撃っていても強い」ようなお手軽強武器とまではいっていない。
とは言えミッション・対戦のどちらでも十二分な活躍が期待できるようになったので大躍進と言っても過言ではないだろう。当然ながらバズーカを使う敵も強化されたので一部のミッションの難度は上がっているが。
ただし実のところ対戦での近接信管はラグによる効果が大きく(ひどい時には被弾してから弾が発射される)、ミッション中は上記距離内でも回避は容易。

「足を止めず構えどころか前隙すら一切なしで扱える車椅子タンク脚+ラグと近接信管による回避困難な攻撃」が対戦環境で猛威を振るいすぎたことがあってか、
V1.05にて「タンク脚でも前隙動作(武器を向ける動作。足は止まらない)が発生する」「近接信管の反応距離が短縮」という調整を受けている。
一方で速い弾速や威力などの基礎ポテンシャルは変わらず、爆発範囲もそのままなので近接戦闘における使用感は大きくは変わらず使い方次第では十分強力な手札となっている。



「著名なバズーカ」


  • 「WG-218」(初代~MoA)
栄光ある初代「重バズ」「大バズ」
初代ACから登場しているバズーカ界の最古参で、高威力に説得力があるクソデカマガジンとリアル無反動砲を思わせる無骨な外見がかっこいい。
PPまではサイトの問題でネタ武器の域を出なかったが、強化を受けたMoAでは、固め剣豪機のメインに稀に採用されることもあるほどの躍進をとげた。


  • 「AW-R/4」(MoA)
MoAにおいて多くのプレイヤーにトラウマを植え付けたランク詐欺レイヴンの1人、EX-300先生が愛用する武器腕バズーカ(ゲーム内カテゴリは「キャノン」だが)。
何気にACシリーズで初めてのバースト武器でもあったりするが、3系のバースト(笑)武器と違ってちゃんと2発目以降も誘導してくれるので安心。

単発威力は初代系のバズーカ中最低だが、6連バーストの恐るべき連射とさらに恐ろしい衝撃の嵐によって、下手すると敵を反動で一歩も動けないままスクラップにできてしまうというすさまじい代物。


  • 「ZWG-BZ/HYDRA」(2~AA)
2系で初めて登場した特殊なバズーカ、「拡散バズ」の始祖。
AAにおけるOP機体の片割れであり、また同作最難関のミッションとも言われる「調査部隊排除」に登場するかの戒世が装備していることで有名(なので時々勘違いされるが、この武器の登場自体は無印2からである)。

あまりにもきつい装備負荷と明らかに足りてない総火力から当初は超クソ重ネタ武器の烙印を押されたが、その後の研究で火力・当てやすさ・衝撃を兼ね備えた超クソ重ガチ武器であることが判明。
対戦でも一部の剣豪機、あるいは接近戦重視アセンなどで採用されることもある「使いこなせれば実は強い武器」としてある程度認められるようになった。

ちなみにミッション適正は全くといっていい程ないので、そういった用途には総火力が高くサイトも広い、通常バズことEWG-BZ-B1100を使うべきであろう。
しかしそもそも2系でミッションにバズを使うぐらいならKARASAWA-Mk2を使うべきであろう。


  • 「CWG-BZ-50」(3~SL)
3での初登場と同時に、「バズーカ=実用性が低いピーキーな馬鹿力武器」のイメージを覆したバズーカ界の改革者にして優等生

高い単発火力はバズーカとして当然だが、加えて早めのリロード、さらにそこそこ広いサイト、遅いは遅いけど十分な弾速、撃ちまくってもそうそう弾切れしない豊富な総弾数……と全方面に隙が無く、シリーズ初心者でも容易に扱えるほどに使い勝手はマイルド

ゲーム開始時点から購入可能な上、その抜群の取り回しの良さ、また3系の武器バランス上*10「高火力の単発物理射撃」のニッチを独占していることから、ミッションでも大活躍してくれるし、レギュレーションによっては対戦でも使えてしまうというまさしく優等生なバズーカ。


  • 「CR-WR93B3」(NX~LR)
N系バズーカの入門向け的な立ち位置にあるバズーカ。通称「軽バズ」
攻撃力は1020と控えめだがスナイパーライフル並に軽くて装備しやすく、発射間隔はバズーカの中では最速。弾数と弾速も↓の神バズと同等。
V系におけるバトルライフルのようなイメージだろう。


  • 「CR-WH05BP」(NB~LR)
N系2作目となるナインブレイカーに彗星のごとく現れ、バズーカ史に栄光の名を刻み込んだ究極バズーカ

ミッション(トレーニング)の報酬武器なので入手のハードルはやや高いが、それに見合う、というか余裕でお釣りが来る超性能を持ち、プレイヤーたちからはNB『新』登場のバズにして『神』掛かり的な高性能に掛けて「神バズ」の愛称を頂戴したほど。

武器説明文に一切偽りなく、弾速・精度・補正・ロック速度など、命中性能全般がバズーカとは思えないほどに高く、総合的な命中率はほぼライフルクラス

威力に関しても無論説明の通りで、単発ダメージ・リロード速度・反動・熱など全ての性能が高レベルでまとまっており、弾数に至ってはなんとバズーカ中トップタイである。

あまりにも隙のなさすぎるイカれた攻撃性能を誇るが、武器説明文の通り重量もメガトン級なのが唯一の欠点。
そのためアセンはある程度制限されてしまうが、しかし重いといってもせいぜいKARASAWA程度ではあるし、第一その重量に見合う価値がありすぎるほどにある。

とまあそんな感じであまりにも強力すぎたため、LRではリロード・熱・反動にお仕置きが加えられたが、「対戦出禁の凶パーツ」から「対戦定番の強パーツ」に降りてきたことをむしろ歓迎する向きもあった。


  • 「GAN01-SS-AW」(4~fA)
武器腕GAマンの腕パーツとして、そして何よりもかのローディー先生の象徴として有名な武器腕バズ。
でかくて長くて無骨・重厚ながらもエッジの効いたスタイリッシュなラインがかっこいい漢の武装。

バズーカとしてみると、高い単発火力、十分な弾速、広い射角など、基本としては高レベルでまとまった(バズーカの中では)バランス型
しかし連射速度の早さのわりに弾が少なく、きっちり狙っていかないとすぐ弾が切れてしまうのが問題点。

最大の長所と呼べるのは、背部武装、とりわけ火力型のそれとの非常に強いシナジー
というのも衝撃力の高いバズーカ弾を2発同時発射するため着弾時の反動がすさまじく、直撃すればものすごい硬直時間を持っていけるからである。
PA減衰性能も悪くないため、これが直撃して硬直したところに背部武装を当てることでごっそりAPを持っていくことができる

その実用性は対CPUネクスト戦のみならず対人戦でも十分に活用できるレベルだが、バズ2発同時撃ちは雑魚に対しては明らかに過剰火力であり、総火力の低さもあってミッションはあまり得意ではなかったりする。

fA後期レギュでは弾数が半減し総火力が大きく低下したので増々対ネクスト戦用の傾向が強まっている。


  • 「BZ-BROCKEN」(fA)
fAで新登場した、4系の所謂「軽バズ」で、装備負荷が小さい代わりに火力もやや抑え気味、という伝統のアレの系譜に連なる。

しかしこの通称「アルバズ」は負荷が軽いだけではなく、GA製の他バズに比べ弾速や近接適正がひとまわり高く、射撃反動も小さくなっており、圧倒的に取り回しがよいのが長所となっている。

ただし弾数が30発(VUで強化されても35発)しかないので、メインウェポンとしての運用はかなり心許ない。
単発威力が高いのでカタログ上の総火力はそこまで低くはないのだが、そもそも35発という弾ではミッションだとそれこそ「弾よりも敵の数が多い」事態になりかねない。

対戦でもやはりその総火力の低さが明白な欠点となるが、バズーカらしい高い衝撃力と減衰性能が他の武器と優れたシナジーを発揮するため、サブウェポンとしてしばしば起用される。主に他の通常バズが遅すぎて使えないためだが。


  • 「GAN02-NSS-WBS」(fA)
こちらもfAで新登場した4系における拡散バズ…というか正確には散弾バズ*11の系譜。

一度に4発動時発射のため、全弾命中時の威力や衝撃力等諸々はカタログスペック上の実に4倍。
初期レギュの時点で重バズの1.4倍近い攻撃力を誇っていたが、レギュ更新の度に性能が強化され、最終レギュにおいては2倍近い攻撃力を持つに至る。
ぶっちゃけ一発毎の攻撃力はバズーカはおろか全腕部兵装の中でもトップレベルの火力であり、これを両手に持って乱射するだけでどんな頑丈なネクストACだろうと物の数分でスクラップにすることが可能な鬼畜兵器である。
僚機として雇った少佐粗製に出オチのように撃墜される理由の9割はコレ。

無論、完全無欠の武器というわけでもなく、実質装弾数は最終レギュでもたった30発と上記のアルバズの35発より更に劣り、有効射程の短さやリロードの長さなどもあって、対人戦では連続しての全弾命中を狙うのは相当に厳しい。


  • 「44-141 JVLN ALPHA」(6)
普通のバズとはちょっと色合いが違って、そして負荷がクソ重いが地味に強い……というと、シリーズでは伝統的に拡散バズーカが占めてきた立ち位置だが、新時代の6でその座を占めるのがこの連鎖爆発(デトネーティング)バズーカこと、通称「スッラバズ」である。製造元をとって「オマバズ」と呼ばれることも。

その名の通り直撃すると着弾点に爆発が起き、プラズマ系武器のように数回のダメージ判定が発生する特殊バズーカ。
しかし最大の特徴と呼べるのはその圧倒的な弾速で、他のバズーカが腕武器中弾速最下位の座を争っているレベルなのに対し、なぜかこれだけグレネードと争える高弾速を持っていたのだ。
そのため「他武器でスタッガーを取り、持ち替えたバズを撃ち込む」という6のバズーカカテゴリの本来の使い方ができる唯一の武器となっていた
動いているAC相手にもある程度近ければ事故ヒットも十分期待できるため積極的に撃っていくこともできるが、リロードは遅いため、スタッガー時に撃ち込めるように立ち回りには気を付けていきたい。

ただし高性能な反面重量も激烈に重く*12、6のシステム上これ一本で戦っていくということもできないので、アセンはかなり考える必要がある
JVLNは、こう使う!
……といった感じで高負荷な上に扱いづらいが、高性能な玄人向け武器として一部に評価されていたスッラバズだが、バズーカカテゴリ全体に調整が入ったVer1.03.1でまさかの事態が起きる。
それまで見下していた他バズーカの弾速にすさまじいバフが入ったことで、スッラバズ最大の利点であった「弾速の速さ」というセールスポイントが消えてしまったのである。
しかも連鎖爆破と言う特性のせいか通常バズに比べ近接信管の作動範囲が明らかに狭いこともあり、あまりにも重い装備負荷だけが顕著に目立つ結果となり、一転して苦しい立場に置かれてしまった。
とりあえず何故か砲身に着☆剣されてカッコいいけど使う事はできない銃剣を外して軽くしてくれとはよく言われていた。オールマインドのポンコツポイントがまた上がった
一応この武器も弾速は強化されていたりリロードは早くなったりはしていたのだが…

その後、Ver.1.05にて他のバズーカの近接信管反応距離が7~8mまで弱体化したため、反応距離が5mのこの武器は相対的に言えば少しマシに。
そして「オールマインドは、JVLN ALPHAを愛用する全ての傭兵のためにあります」と言わんばかりにVer.1.06の調整で肩の拡散バズーカ以上にして手武器カテゴリ最強の攻撃力*13を得たことと15%もの軽量化*14を受けたことで高負荷高威力バズとして順当に強化された。
銃剣はそのまんまだがプラ製にでも変えたんだろうか

  • 「SB-033M MORLEY」(6)
ナンバリングも6番目になって初登場と相成った、いわば「肩バズ」の栄えある第1号。
といっても拡散バズーカなので、正確を期するなら「肩拡散バズ」になるのだろうか?6にはスラッグガンが登場していないので、これをスラッグガン枠とみなすこともできなくもないかも。

砲弾の性質は完全にバズーカそのものであり、攻撃属性も爆発属性、衝撃力も直撃性能も高めだが、発射直後からきれいな等間隔で放射状に広がっていく挙動はどちらかというとスラッグガンよりか。
そのためか「スタッガー時に至近距離で全弾ぶち当てる用キャノン」と思われがちだが、実際にはその手のハイリスク・ハイリターン運用だと、大グレことEARSHOTのほぼ下位互換になってしまいがち。
特にEARSHOTはアップデートでリロードが大きく改善され、スタッガー中の直撃を狙うだけならあっちで良くなってしまった。

リロード速度と当てやすさを活かし、遠距離から撃って敵を動かす・中距離でカス当てしてスタッガーゲージをちょい溜めor維持する運用もないわけではないが、軌道上1発しか当たらない場合が多い。あくまでサポートだけとして使うならミサイルでも積んだほうが軽くて隙も少ない。

この武器の本質は、圧倒的な秒間衝撃力を活かしたスタッガー製造機。近接武器と合わせて至近距離での戦闘に持ち込んでやれば、極めて短い間隔で大ダメージを構えられる。
対人戦では隙が大きいため当てるのは難しいが、常にリスクをチラつかせることができるので、引きながらの戦闘を強いることができる。
ミッションのAC戦では無理矢理詰めて当てに行く戦法が取りやすいため、尚更強い。とっつきに繋げるのが強力で、近づいてゴリ押すだけでどんなACでも一瞬でAPが溶けていく。
大型ボス戦ではさらに当てやすい上に近接に繋げるスタッガー時間も長いので、一気に最強クラスの武装と化す。
その上で、拡散しながらも射程自体は長いこと、スタッガー中のダメージ源としても使えないことはないことなどの様々な性質を理解しておくとよい。

しかしド近距離向けの武器なのに、当初はなぜかEARSHOTを超える重量とEN負荷があまりにも重すぎるというアンビバレンツな欠点があった。
これがせめて軽グレと同レベルの負荷であれば、定番の強武器の一角にもなれただろうに……とはだれもが思っていたところ。
元々弾速が速めだったこと、そして近距離での強さはアプデ前でも有効だったこともあって他のバズーカやグレネードが躍進したアップデートでも特に弄られていなかった。
が、Ver.1.04.1で大幅な減量に成功。EN負荷こそ据え置きだが重量がEARSHOTとSONGBIRDSの中間程度に落ち着き、だいぶ装備しやすくなった。
そしてなぜか装弾数が5発増えた。……何を削ったんだろう?

ちなみに特定のミッションで強制搭乗するオンボロACに搭載されているため、独特な武器にして初期武器でもないのにプレイヤー全員が必ず一度は使うという変わった立ち位置。間合いさえ間違えなければ軽MTを瞬殺できる唯一の武器なので、少なくともこの間は神武器に感じることだろう。
また6のトップランカーであるV.Ⅰフロイト君のロックスミスが搭載しているのも印象的だが、立ち回りの軸となる武装のはずなのにあまり積極的に撃ってこない。何を遊んでいるのですフロイト!


  • 「MAJESTIC」(6)
6における通常バズの1つで、所謂「重バズ」「大バズ」に相当する火力重視型バズ……なはずなのだが、総火力や装備負荷が「中バズ」ことDF-BA-06 XUAN-GEと逆転しているのがやや変則的。

性能的には悪い意味で6の通常バズの典型だったもので、単発火力は十分なものの、取り回しの劣悪さと、単発火力の高さを持ってもカバーできないリロード速度、とどめにジョークグッズのような弾速の遅さのために実用性は皆無
……かと思われていたが、Ver1.03.1でまさかの大化け。弾速が一気に引き上げられてスッラバズと並んだことにより、一気に環境武器の一角とみなされるほどに大躍進した。
基本的な立ち位置は初期Verのスッラバズに似ているのだが、装備負荷が遥かに軽い(ライフルとほぼ一緒)ためアセンを選ばず、加えてスッラバズよりリロードが早い点、また通常バズなので中距離以上だと近接信管が作動して命中率を底上げできる、という点で圧倒的に上回っている。
前述の通りV1.05にて近接信管と相棒の車椅子は弱体化しているが、基礎ポテンシャルの高さは未だ健在であり十分な脅威度を保っている。

ちなみにXUAN-GEはこれより重いくせに攻撃力などは下回るという残念性能……かと思いきや、こっちはリロードが3.4秒とMAJESTICの80%という短いサイクル(ちなみに全爆発武器の中で最短のリロード時間である)かつ豊富な総弾数で気軽にバラまける。
加えてジャガーノートやバルテウス、スマートクリーナーにシースパイダーと序盤の要所に間に合うためミッションで活躍する他、対戦では短いリロードを生かしてコンボを繋げたり継続的にプレッシャーをかけたりとMAJESTICとはまた違う立ち回りが楽しめる。

頭に檻を被ってる人は関係ない。多分。且<Ooh! Majestic!




「著名なバズーカ野郎」


  • 「ボス・サヴェージ」AC名「スレッジハマー」(初代)
初代ACにて栄えある初代「イレギュラー認定」あと初代「騙して悪いが」両方を担当する強欲バズーカ野郎。イケボ。
機体スレッジハマーは重二ACで、装備バズは右手武器に初代重バズことWG-B2180
曲面で構成されたスタイリッシュかつ重厚なフレーム+無骨なミサイル+ミリタリックな重バズというイケメンアセンだが、ミッションでは「ちょっと攻撃が派手なMT」ぐらいのステなため、ハッキリ言ってクソ弱い

ちなみにNXの過去再現ディスクにもミッションのトリとして登場するが、さすがに今度はちゃんとACの性能を持っている。とはいえその重装機体はあまりにも熱管理シミュレータNXの仕様にあっておらず、ハッキリ言ってクソ弱い
こちらの装備バズはNXの重バズことCR-WR81B2


  • 「EX300」AC名「SVC-4500」(MoA)
MoAの膨大な数のアリーナの頂点、「マスターアリーナ」に所属するバズーカ野郎。
ランクは下から3番目だが、その強さは明らかにMoA最強というか初代系最強まであるランク詐欺野郎でもある。装備バズは腕武器の「レンコン」ことAW-R/4
強化人間の補正をフル活用してこちらの上を取り、衝撃力のクソ高いレンコン+衝撃力のクソ高い高機動ミサイルの波状攻撃で固め殺してくる。

その圧倒的な強さにトラウマを植え付けられた地球人(初代ACシリーズから始めたプレイヤー)は数多いが、残念ながらCPUの鬼エイム前提な戦法なので自分でも使いたい!と思っても大抵うまくはいかないのが悲しい。


2系で最初に登場するレイヴンであり、最初のミッションで「レイヴン試験官」として、後のミッションで「騙して悪いが係」として活躍?する年配っぽいバズーカ野郎。イケボ。
使用バズは右腕武器に2系の中バズEWG-BZ-B1100


AAのOP機体の片割れであり、なおかつ2系屈指の凶悪ミッションとして名高いAAの「調査部隊排除」*15にも登場するバズーカ野郎。
愛機戒世は曲面主体の重厚なフレーム+ミサイル系+バズーカという、いわば「王道的バズーカ装備AC」とでもいうべきビジュアルがあまりにもかっこいいイケメン重二
その防御力はガチタンにも引けを取らず、シールド展開状態ならカラサワ全弾直撃にも耐えるほど。
使用バズは右腕武器の拡散バズZWG-BZ/HYDRA。背部のコンテナミサイルを含めても総弾数2ケタという継戦能力の無さが救いといえば救い。


  • 「(搭乗者名不明)」AC名「機体名不明(ミラージュ重装型)」(3)
OP動画に登場したバズーカ野郎。ミラージュ製の重量級フレームで固め、相方のミラージュ高機動型と共に機体色をワインレッドに染め上げている。
雇われのレイヴンではなくミラージュ専属の企業戦士なのだと思われるが、使っているバズーカは敵対企業クレストの「大バズ」ことCWG-BZ-30
まあ当時のミラージュは拡散バズしか作っていなかったので仕方のない事なのだろう。カラサワを持たせとけよとは言ってはいけない

大バズの圧倒的な火力でクレスト軽量型の左腕を吹き飛ばし、反撃を受けてカメラアイを壊されてもお返しとばかりに敵の頭部を破壊して優位に立ったが…


  • 「BB」AC名「タイラント」(3)
アリーナ2位に君臨するバズーカ野郎…なのだが、プレイヤーからは「3のアリーナ腐敗の元凶」として認識されているであろう人物。
乗機タイラントは拡散バズーカMWG-SBZ/24を装備した重逆関節機。バズーカの他には大グレやトリプルロケと非常に高火力なのだが、どの武器も重すぎるので深刻な重量過多になっている。
実際戦ってみると分かるが本当に鈍足。彼に挑戦できる所まで来たレイヴンなら苦戦はしないはず。どんな八百長をしたらこんな機体で2位まで上がってこれるのだろう


  • 「カラードネイル」AC名「グラッジ」(SL)
SLのアリーナ戦で、3系のバズが一味違うことを思い知らせてくれる凄腕のバズーカ野郎バズーカ女郎説も有力である
機体グラッジは中量二脚だがバズーカ+左武器ハングレ+追加弾倉という重装備が施され、中二の機動性を活かしてW鳥でバズーカ+グレ+実弾EOで突っ込んでくる、というシンプルかつ豪快なスタイル。

装備バズは3系の傑作バズである中バズCWG-BZ-50で、トリガー引きっぱなしレベルでバカスカ撃ちまくってくるが追加弾倉のおかげで弾持ちは悪くない。バズもグレも衝撃力が高いため、遅い機体で固まったりするとそのまま乱射でごっそり持っていかれることも。

一方で火力と機動性の代償として装甲はペラッペラなので、速い機体に引き撃ちされるとなすすべなく倒されてしまう特攻系バズーカ野郎でもある。


  • 「ハラフ・アッディーン」AC名 「スフィル」(NB)
NBに登場する、異形の腕バズACを駆るバズーカ野郎。
機体スフィルは皿頭に花びら型のフロート脚部、そして背部のミサイルを腕に持って来たような箱箱しい拡散腕バズCR-WA74BZLと、もはや人型兵器の誇りを捨てたガチMT系のビジュアル。

しかしその雑魚っぽい見た目に反し、戦い方はビットで牽制しつつ、フロートの地上速度を活かして高速接近、射程の短い腕バズを漏らさず撃ち込むという鮮やかかつクレバーなもの。
N系の仕様上、一発でも腕バズの直撃をもらうとそのまま熱暴走→移動不可能→サンドバッグとなって勝敗が決まってしまうこともよくある。

一見対戦でも使えそうなスタイルではあるが、かつてのEX300同様こいつも激狭サイトをCPU特有の鬼エイムで補っているため、人間が真似をしようとしてもほぼ不可能である。


同じくNBに登場し、神器と名高い「神バズ」ことCR-WH05BPを装備した……割にはそんなに強さを感じないバズーカ野郎。
カラサワの性能に頼りきりだった2のアレスを思わせる依存っぷりだが、N系の仕様上他の武器の重量が顕著に足を引っ張っており、そのせいで防御面が機動性・防御力・対ミサイル防御など基本的に隙だらけ。
全体的に万字丸の下位互換感がすごいので神バズ以外全部降ろして組みなおしたほうがいいと思う。


PS2版FFに登場する、左手に神バズを持ったガチタンバズーカ野郎。機体を構築したアーキテクトは「暴君」レイヴィング。
こいつは左手にバズーカを持っているのがミソで、右手or肩武器との同時攻撃が可能。
で、こいつが神バズと共に撃ってくる武器が何かというと…癖は強いが恐るべきDPSを叩き出すパルスキャノン「WB16PU-LAMIA2」なのである…
サイトの小ささはCPUの鬼エイムで問題にならなくなるし、タンクならあまり回避行動を取る必要がないのでその分のエネルギーを武器に回せるし、こいつが積んでるジェネレータは優秀なCR-G97…

あと重EEOとインサイドナパロケも飛んでくるよ! ってな具合でPS2版FFにおける最強の敵として大いに恐れられている。
右手の砂はぶっちゃけ空気。マガスナを持ってたら本当にヤバい事になっていただろうけど


LRに登場する、神バズ持ちでタンク乗りのバズーカ野郎。NX時代にも設定上は存在していた。Wカラサワとかいう狂ったアセンで
神バズの他にもクレホバ、左強ショ、軽グレと「NBまでなら強かったパーツ」をふんだんに使った強機体…とはならなかった。
神バズはまだ強さを保っていたが、クレホバは旋回性能の低下により鈍足化、左強ショは当たり判定の細分化によりダメージの期待値が低下、軽グレは弾速と命中精度の低下により命中率が下がり…

ついでにEXアリーナでのランクが最低。ムームよりは確実に強いだろうに彼女より格下扱い。まあこれは本編内で思想を持たず小遣い稼ぎ感覚で戦っていたからだと思われるが。


4系において、いやAC全史においておそらくもっとも有名かもしれないバズーカ野郎。初登場時の4では、かつてのEX300同様ランク詐欺の典型例としても有名。
愛機フィードバックはE型悪魔超人の標準装備で、装備バズは勿論武器腕のGAN01-SS-AW
腕バズの激烈な火力+衝撃力、それにばっちりかみ合うミサイル弾幕で多くのプレイヤーを灰にしてきた恐るべきバズーカ野郎である。


粗製からトップ5リンクスにまで伸し上がった上記ローディーの二匹目のドジョウとなることを期待された散弾バズーカ野郎。
愛機ワンダフルボディは、fAで新登場のニューサンシャインがベースで、装備しているのは散バズことGAN02-NSS-WBS
ミッションではブーストすら使わずトテトテ歩きながら、ブーストで飛び回るこちらや僚機を見て「それがネクストの動きだと!?」などと驚いてくれるお粗末も甚だしい奴だが、
揃いも揃って実弾が弱点のインテリオル僚機三人衆を散バズの直撃で撤退に追い込むことも少なくない。最早「GAN02-NSS-WBSがドン・カーネルを装備している」と言っても過言ではあるまい。

散バズは型番からしておそらくNSSとのセット運用が想定されており、そしてNSSプロジェクトの真髄とは「この程度の粗製を一流のネクストに仕立て上げること」なので、
散バズが上手く決まればランク3のウィンすら撤退に追い込み得るドンはある意味NSSプロジェクトの体現者にして成功例と言えよう。彼のランクは未だ24なので、たまたま相性の良い相手にたまたまラッキーヒットを出せねば勝てないという意味ではまだまだかもしれないが。


GAのミッションで僚機として呼べるリンクスの一角を担うバズーカ野郎……否。バズーカ女子
愛機メリーゲートはドンとは異なりニューサンシャインの手足をサンシャインに変更した企業所属傭兵としては珍しい混成フレームで、左手に装備しているのはGA軽バズことGAN01-SS-WB
「支援機」を意図したらしいアセンと運用術的に、どちらかと言えば主力はミサイル。バズは迎撃か大型目標を狙うことを意図した装備か。

片方がレーダーのせいでバズをクロストリガーできないのと、右手のGAライフルが弾数が豊富なことだけが取り柄という代物なので自分で使うと少々使いにくい。
雰囲気を維持しつつ自分で使う場合はドンから散バズを借りて来るか、せめてライフルと左右を交換するだけでも変わって来るだろう。


VI序盤の山場「ウォッチポイント襲撃」に登場する新世代のバズーカ野郎。
その直後に序盤最大の壁であるバルテウスが控えてはいるが彼もまた十分な強敵であり、多くの初心者レイヴンをなぎ倒してきた。
機体エンタングルは中~近距離向けのバランスの良い武装を施した中量二脚で、使用バズは言うまでもなくスッラバズこと右手の44-141 JVLN ALPHA

APが減ってきたらこちら同様にリペアを使ってきたり、近づくとABからの蹴りを入れてきたりと、それまで戦ってきたACとは明らかに違う動きだが、最大の脅威はやはりパルスで視認しづらくなるスッラバズの1撃

弾速が良好なスッラバズは100あたりの距離でうろちょろしてるとガスガス突き刺さるため、初心者+初期機体の組み合わせでやりがちな中途半端な距離を維持するのは逆に危険。思い切って近づき張り付くか、逆に距離を取るかしたいところ。
アップデートでスッラバズも弾速がUPしており、近接信管こそ起動しにくいが危険度が増している。逆に言うとバズーカ以外はそこまでデカいダメージを喰らわないので、スッラバズに最大の警戒を払いたい。

余談だがこのエンタングル、必要パーツを揃えて機体を再現した上でウォッチポイント襲撃に出撃すると、スッラの後に控え強敵と名高いバルテウスを嘘のように簡単に倒せる。
パルスガンでパルスアーマーを剝がし肩武器二種でスタッガーを取り、直撃補正の高いスッラバズで追撃と言う戦闘スタイルがバルテウスに対して非常によく刺さっているのだ。
同じステージで拾える情報ログやオールマインドとの共闘がうかがえるALTミッション*16も併せて、「バルテウスとの戦闘を想定した機体構成では?」とフロム脳を刺激する機体となっている。


「V.I フロイト」AC「ロックスミス」(VI)
シリーズ初となったバズーカ装備のトップランカー。
機体はザ・中量二脚とでもいうべき無難で器用貧乏な構成のロックスミスで、搭載バズーカは背部のSB-033M MORLEY
歴代トップランカーにありがちな「弱点をなくしたら長所もなくなってた」の極地みたいなアセンなのでハッキリ言ってあまり強くないし、AIもAIで回避が甘い上に、ブレードの扱いこそ悪くないが弾幕がどうにも手ぬるいとあまりいいところがない。

しかしそんな前評判を聞いて楽勝モードで挑み、「アレ!?なんか聞いたのと違う!!」ってなったプレイヤーも意外と多かったりする。
その秘密こそがまさに背部の拡散バズーカであり、この接近拒否力がかなりえげつないので「中距離で撃ちあいながら、距離が近づいたらパルブレ」みたいな練り込みの甘いアセンに対しては相当なメタ性能を発揮するのだ。

他に衝撃を溜められる武装が少ないのが救いだが、万一これでスタッガーを取られてしまうと、かなりの距離からでも正確なチャージレザブレが飛んでくることに……
SB-033M MORLEYがアプデで強化されたのは前述の通りだが、それ以外のアサルトライフルやレザブレに使用しているパーツの多くがアプデで強化されているため「アップデートの度に強くなる」と言われたりもしている




※レーザーバズーカはバズーカなのか?果たしてこの項目に載せるべきか?という永遠に疑問に答えられる方の追記:修正をお願いします。

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最終更新:2025年04月02日 21:59

*1 その武装・パーツを搭載する際の機体への負荷。主に重さと消費EN(エネルギー)のこと

*2 敵の機体に与える反動。シリーズにもよるが、これが大きいと敵の機体は一時的に硬直してしまう

*3 PS系ACにおいて、いくつかの武器に見られる命中率低下補正。ざっくり言うと「敵の機動に対して予測射撃が1フレーム分遅れるために、一方向に動いている敵にも当たらない現象」で、当時はこれを起こす武器を「軸武器」などと呼んでいた

*4 なんと右腕武器で唯一のNDサイト。SPサイトだったとしても大して強くないであろう性能なのに…

*5 旧作におけるサイトの広さ・狭さに関連したパラメータ。これが高いほど近距離で動く相手に照準が素早く追随してくれる

*6 AC6の新防御システム、「スタッガー」に関連するパラメータ。衝撃を一定以上与え続けると発生する「スタッガー状態」の敵に対しては、こちらの攻撃の威力がアップするのだが、そのアップ幅を表すパラのこと

*7 ハンドグレネードの爆発範囲が60~90あるのに対し、バズーカは一律15しかない

*8 EN武器の使用にENゲージが必要なくなったうえ、腕部装備には構えが必要ない。このため弾速の速いレーザーライフルと、弾速は遅いが爆発で範囲攻撃できるプラズマライフルがミッション用武器として台頭している。弾薬費については大差無く、衝撃力はバズーカに及ばないので完全上位互換というわけではない

*9 衝撃力も直撃補正も高いので「スタッガーを取るために使う」「スタッガーを取った後の追撃に使う」という両方の役目をこなせる武器になったが、リロードを考えると両者の専門家には負けるので曖昧な運用では中途半端になりがち。

*10 スナイパーライフルやハングレなどの威力型単発武器がやや不甲斐ない

*11 発射後に分裂するHYDRAと違ってこちらは発射時点で分散している。

*12 Ver.1.06前までは肩の大グレこと「EARSHOT」より重かった

*13 弾頭及び連鎖爆発が全てヒットした前提だが、APダメージ面は肩の拡散バズーカすら押しのける威力となり、衝撃力のみ僅かに劣る程度に。また、これでスタッガーを取った際に連鎖爆発で硬直がキャンセルされるという大問題を抱えていたのが修正された。

*14 それでも腕バズとしては最も重いが、同じくダイエットした肩バズよりちょっとだけ軽い。

*15 ミッションのクリア条件は市街地に展開するMT部隊の全滅。これだけなら大して難しくないが、MTを一定数倒すと2機のACが増援として登場。クリアのために彼らを倒す必要はないが、いざ倒そうとなると戒世はなかなか倒せないわ相方のアストライアの弾幕が凄まじいわで地獄を見る

*16 周回前提で敵の配置が変わるミッション。スッラ戦にはステルス機が4体追加。