ギャラクシーロボ

登録日:2016/03/25 (金) 20:37:54
更新日:2018/04/25 Wed 16:17:08
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ランドギャラクシー、発進!



光戦隊マスクマン』に登場する二号ロボ。
前作タイタンボーイ/グレートタイタンに続き、トレーラーから変形するロボットでもある。


【概要】

初登場は第21話「霧の谷の黒い影」。
開発者は光戦隊長官・姿三十郎の親友にして光戦隊結成時に彼と協力した山形晃博士。

本編開始からさかのぼること2年前、地底帝国チューブに対抗するための巨大ロボ開発競争にて、
様々な案が送り出される中で最終選考まで残ったのが、姿長官のグレートファイブと山形博士のギャラクシーロボだった。
結果的にグレートファイブが光戦隊のロボとして選ばれるものの、ギャラクシーロボを諦めきれなかった山形博士は、独力でこれを開発。
超AIを搭載し完成した後すぐ試運転に乗り出すが、不慮の事故で還らぬ人となる。
一人娘の由美は父の形見でもあるギャラクシーロボを「父を殺したロボ」と憎み、蘇らせようとする姿長官を「あなたは鬼です!」と罵しったが、
第20話でグレートファイブをチューブに強奪された光戦隊にとって、頼みの綱はギャラクシーロボしかなかった。

探索に向かうマスクマンはその情報を聞いていた地底忍フーミンと、彼女の報告を受け地帝獣キメンドグラーを引き連れたイガム王子の襲撃をオーラパワーで迎え撃つが、
それを感知したのかギャラクシーロボが霧の中から現れるが、おぼつかない足取りだったのかそのまま倒れ込み生身のままのイガム王子とフーミン、そしてキメンドグラーごと攻撃した
無論、危うくマスクマンまでも巻き込まれかけたのか、由美からやっぱり殺人ロボットなんだと疑われてしまう。無理もない。
しかし、ギャラクシーロボを介して山形博士の声が響いてくる。
ボイスレコーダーによると、試運転中に落雷を受けその衝撃でギャラクシーロボが暴走、操縦不能に陥ったという。死を覚悟した山形博士は姿長官に光戦隊と娘を託し、そのまま投げ出され……悲鳴を残しレコーダーは停止した。
あのコックピットからどう投げ出されてしまったのかはツッコんではいけない。

ギャラクシーロボと山形博士の心を信じ、オーラマスクしギャラクシーロボの操縦に挑むタケル達は、寝起きにも似た状態で立ち上がらせ、アングラモン戦闘機を粉砕しグレートファイブ救出に向かう。
しかし、巨大化したキメンドグラーが行く手を阻み、交戦の最中その巨体を再び倒れ込ませてしまうのだった…。


【ランドギャラクシー】

全長:52.6m
重量:440t
最高時速:260km

第22話「風雲オーラの嵐!」*1にて披露された、ギャラクシーロボのマシン形態。

地上を走行する12輪トラックで、キメンドグラーとの交戦の最中、爆発と共に自動的に変形。
この機能はコックピットのマスクマンも知らなかったが、姿長官は知っていたらしい。それなら第21話で教えてくださいよ、長官…。
後部コンテナ部の右側に装備された「ランドビーム」、両脇部に内蔵された二連装の「ランドミサイル」でアングラモン戦闘機を迎え撃つ。

グレートファイブを構成するメカの代わりに移動母艦ターボランジャーにも搭載可能で、発進の際はフロント部からハッチが展開される。
コックピットの広さはグレートファイブと大差ないが、マスクマンの音声を認識しディスプレイパネルに武器を表示し使用することができる。


【風雲オーラの嵐!】

キメンドグラーは寄生獣キメンと地帝ドグラーに分離、寄生獣キメンはグレートファイブの頭部を覆い被さる形で寄生しランドギャラクシーに襲い掛かる。
「グレートファイブと戦えと言うのか!?攻撃するなんて、俺にはできん…!」
共に戦ってきた愛機が敵になるという最悪の状況から抜け出そうとするタケルだが、ランドギャラクシーが暴走。
コックピット内にいるマスクマンの意志を無視し、荒野を全速力で駆け抜けていく。
「やっぱり殺人ロボットなのか!?」
なすすべもなく車体から放り出され、変身を解除されるマスクマン。どうやって放り出されてしまったのかは(略
しかし、姿長官は言う。
「山形博士を…心を持ったロボットを信じろ」、と。

心を持ったロボットとはどういうことか?
姿レーシングチームではメカニックでもあったケンタはこう推察する。

「ギャラクシーロボを作りながら、山形博士はきっと願いを託したと思うんだ。ギャラクシーロボの心とは山形博士の心…山形博士の願いなんじゃないかな

山形博士の願いとは、科学と正義の心で平和を願うこと……その言葉に反応したのは、由美であった。
由美は指令室に掛けられたハイテク曼荼羅*2の絵を見る。
墓参りの最中、由美はこの絵が空一面に広がったのを見たという。そして、父とギャラクシーロボの心はこの絵に象徴されているのだ…と。

「……そうか!ギャラクシーロボには、オーラパワーが秘められているのかもしれない」

もし、タケルの言葉が正しいのならば、五人のオーラパワーにギャラクシーロボが反応して目覚めても何らおかしくはない。
バラバの襲撃を退け、ランドギャラクシーに乗りギャラクシーロボにチェンジ、精神を統一しメディテーション。
ギャラクシーロボも彼らのオーラに反応したのか、座禅を組みその場に座りこんだ
嵐が吹き荒れ、雷が鳴り響き、座禅を組むギャラクシーロボに二度三度襲い掛かる。その衝撃で負傷する五人。

「頑張ろう!これはギャラクシーロボに天が与えた試練なんだ。俺達がオーラパワーを引き出した時のことを思い出すんだ!」

かつて、暗黒の地帝城の妖気が地上を闇で覆い尽くす中……タケルは戦士の葛藤と責任、そしてさらわれた美緒への想いにがんじがらめだった自身にけじめをつけるべく、自ら危険な状況に身をさらし絶体絶命の状況から未知の力を引き出したことを思い出していた。

「この試練に耐えた時…俺達と同じようにギャラクシーロボ自身が、秘められた未知の力を発揮してくれるはずだ!」

タケルの言葉を受け、メンバーを激励するケンタ。
そして傷だらけのまま再びメディテーションし、吹き荒ぶ雷雨と現れた地帝ドグラーの攻撃を受けながらも、ついに五人は無の境地に。
やがて背後にハイテク曼荼羅の図が浮かび上がり五人はマスクマンにオーラマスク、ギャラクシーロボもドグラーの前にオーラパワーを纏い空中浮遊し踊り出た
寄生獣キメンの操り人形にされたグレートファイブをものともせず、逆にキメンを退かせ地帝ドグラーに戻らせた後、見事に必殺の鉄拳で葬り去るのだった。

ケンタ「グレートファイブ、お前に友達ができたぞ…!」
タケル「姿長官の親友、山形博士が作ったギャラクシーロボは、お前にとってもかけがえのない友達なのさ…!」

ケンタとタケルの言葉を受け、ギャラクシーロボはチューブの魔の手から抜け出されたグレートファイブと固い握手を交わす。
そしてマスクマンとグレートファイブと共に、チューブと戦い平和を取り戻すことを決意するのだった。

もちろんこの後、由美が姿長官と和解したことも付け加えておこう。



ギャラクシーチェンジ!!


【ギャラクシーロボ】

全高:48.5m
重量:440t
最高時速:260km

レッドマスクの号令と共にレバーを引くと変形開始。
前側面から両腕部が飛び出し、コンテナ部から太腿部が伸び、機体を立ち上がらせ機体の中央部を180度回転させ、両腕部から拳が伸び前面が折りたたまれると完成。両目部が輝き戦闘可能となる。
基本的には徒手空拳で戦うが、状況に応じて様々な武装を使い分ける万能型ロボット。
超AIだけでなく、「ハート回路」というシステムを内蔵されており会話はできないが、自らの意志で行動することができる。
雷におびえたり、山形博士の死で怒り狂う狼となったりと、精神面はかなり豆腐メンタル気味だったが、マスクマンと共に修行することで克服。
地帝獣を馬乗りでフルボッコしたり、首を斬り落としたりと何気に情け容赦ない戦い方をするようになった。
敵を倒す決定力まではなかった前作のタイタンボーイとは違い、敵を倒すことができる。グレートファイブ復活以後は交互に登場していたが第34話以降は48話を除きギャラクシーロボのみで戦っており、最終回でもラスボスを二号ロボで倒すという快挙を成し遂げている。


【武装・必殺技】

  • スパルタンダッシュ
腕を振り上げた後ホバーで走行、両足を使うことなく高速で戦場に向かう。
ダッシュの勢いで巨大地帝獣に突進することも可能。

  • ギャラクシーアンカー
鎖が伸びた円盤状のアンカー。
巨大地帝獣の身体に絡めることで動きを封じ、投げ飛ばすことができる。

  • ダブルバルカン
ランドギャラクシー形態におけるマフラー部が乳首胸部となり、左右のピストン運動と共にバルカンを速射する。

  • ランドバルカン
右手に持つ二つの砲門を持つマシンガン。
ダブルバルカンに負けず劣らずの速射性・連射性を持つ。

  • ランドビーム
左手に持つ二門の長い銃口を持つ光線銃。
巨大地帝獣への牽制の際、ランドバルカンと同時に使用される。

  • ギャラクシーバズーカ
ランドバルカンとランドビームの銃口を連結させることで完成する両手持ちの大砲。

  • ギャラクシーアロー
右手で手刀を作り出し逆時計回りで円月殺法を決めた後、オーラパワーの光刃を放つ。
リサールドグラー2世との最終決戦で使用された。

  • 鉄拳オーラギャラクシー
第22話にて開眼した、ギャラクシーロボ最大の必殺技。
ランドギャラクシーに変形した後、全速力で加速・飛行しながら
レッドマスクの「オーラロードスパート!」と共にオーラパワーの奔流が作り出した光の通路でさらに加速。
金色のオーラに包まれたランドギャラクシーが頂点に至り再びギャラクシーロボに変形し、右手で手刀を作り巨大地帝獣に向かい浮遊。
背景にハイテク曼荼羅を浮かび上がらせて一回転、横一文字でオーラパワーを込めた一撃を決める。
地帝獣を倒した後、合掌する場面もあってインパクトは抜群。
なお、コックピット内に五人揃っていなくても発動できる便利使用でもある。

  • ギャラクシードリル
右腕に装着される三連状のドリル。
高速回転することで巨大地帝獣の体を貫通する。
設定上存在する武器だが、本編では未使用。
この他にも、モリ状の武器やチェーンソー状の武器がギャラクシーロボのディスプレイパネルに表示されているがいずれも未使用に終わっている。


【余談】


ギャラクシーロボ出撃BGMはグレートファイブのテーマソング「オーラに輝け!グレートファイブ」のインストゥルメンタル版。
今作は基本的にロボ戦での固定BGMは存在しなく、本編初期に流れたグレートファイブのファイナルオーラバースト用BGMも話数を重ねるたびに流れなくなっていった。
しかし、ギャラクシーロボが鉄拳オーラギャラクシーに映る場合は必ずと言っていいほど専用BGMが流れており、必殺技に至るまでの演出もあってグレートファイブの必殺技よりもインパクトに残るものになったであろう。
ちなみにそのBGMは劇場版マスクマンにて流れた、ファイナルオーラバースト時のものだったりする。
出撃や必殺技のBGMが一号ロボのおさがりってどうなの…と言わない。

超力戦隊オーレンジャー』に登場した2号ロボ・レッドパンチャーは、初登場の19話からバスターオーレンジャーロボ登場の22話にかけて、本作のメーンライターたる曽田博久氏が脚本を務めためギャラクシーロボのオマージュが多い。
(操縦者(開発者)が数年前に死亡、1号ロボが負けたことが原因で登場、一度は暴走するが紆余曲折を経て操縦に成功するなど)

スーパー戦隊30作記念作品『轟轟戦隊ボウケンジャー』では、Task.41(第41話)「メルクリウスの器」にて
クエスターが大神官ガジャが手に入れたカドゥケウスの杖、ジャリュウ一族が手に入れた賢者のハーブ、ダークシャドウが手に入れたパラケルススの水銀を得て生み出したホムンクルスのデザインモチーフがギャラクシーロボとなっており、
マスキーファイターをモチーフとしたクエスタージェット・奪との合体形態がグレートファイブをモチーフとしている。
マスクマン第22話にて、グレートファイブが地帝獣キメンドグラーに乗っ取られた件を知るとより楽しめる…かもしれない。

スーパー戦隊35作記念作品『海賊戦隊ゴーカイジャー』では、第49話「宇宙最大の宝」にてゴーカイジャーが操縦する巨大ロボ・ゴーカイオーがマスクマンの大いなる力を使用。
ハイテク曼荼羅を背に浮かばせて上空で一回転し、ゴーカイケンで斬り裂く技「ゴーカイオーラギャラクシー」をインサーンが操縦する決戦機グレートインサーンに炸裂させた。
基本的には一号ロボの必殺技・メカが関わる大いなる力だが、二号ロボの必殺技が関わるのはこのギャラクシーロボくらいだろう。


追記・修正スパート!
鉄拳!オーラギャラクシー!!


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