登録日:2017/07/09 Sun 09:17:00
更新日:2026/05/13 Wed 20:38:08
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用法は実に単純で、「第一作(前編)の時点でストーリーを完結させず、第二作(後編)へ決着を持ち越す」というもの。
前編時点では全く決着がつかない打ち切りエンドでしかなく(ただし作品によってはある程度の決着がつく場合もある)、真のエンディングを見るためには必然的に後編も買わなくてはならない、というわけである。
メリットとしては中古への流通が起きにくい(大抵の場合は後編へのクリアデータ特典があるため、前編を複数周回するメリットがある)、
前編→後編間でイベントや関連グッズの販売がしやすく作品人気の熱が冷めないなどがあるが、
デメリットとしては前編がヒットしなかった場合に挽回が難しいこと、制作上の枠を使ってしまうこと、カセット・ディスク商品等の物理的在庫管理の問題がある。
この辺りはアニメの
分割2クール(分割4クール)に近い部分であるが、ゲームの場合はアニメと違って「低ボリュームであること」はそのまま評価の低さに直結するため、前編も後編も十分なボリュームがなくてはいけない。
そのため、必然的にボリュームの肥大化・シナリオの冗長化などを招くため、作る側にも相当の力量が求められる。
(また、ゲームエンジンやグラフィックなどの素材も、多くが使い回しになるため新鮮味を出すのが難しいというデメリット。)
また、ダウンロード販売が常識化しだした年代からは
同人ゲームでも前後編・三部作体制の類例が増加している。(いわゆる
パワーアップキット商法・DLC商法も同様。)
そもそも同人ゲームのスタッフ個々は
それが本職であるとは限らない。あくまでプライベートの時間を割いての創作活動という人々も多いのである。
日々の生活・仕事に資金やマンパワーを割きながらの創作である以上、「中途半端でもとりあえずメドを付けた証として世に出したい」という妥協も切実にやむを得ない。
更に、その集団規模の都合上、不慮のトラブルにも非常に弱い傾向がある。具体的には「ネット上で連絡・金銭をやり取りしていた絵師やライターに雲隠れされた」「家庭の事情で同人活動を辞めざるを得なくなった」等があげられる。そうしたトラブルを前提に、後釜を即補充できる体制でいる同人サークルは、やはり稀である。
中途半端な完成度で妥協せざるを得ないのは、企業の制作と別の意味で深刻な成り行きと言える。
上記のような制作側の世知辛い事情もあるので致し方ない部分もある。
ただユーザーとしては無闇に引き伸ばされて(ボリュームがあるという意味ではなく)嬉しいという人は少ないだろう。
ただ勘違いしないでほしいのは、この手の商法がユーザーから批判を受ける理由は一作で完結しないからではなく、それを隠すようなやり方をしている事があるため。
そもそも前後編や三部作など、分割することそのものは小説や漫画、映画などでも記録媒体(本、フィルム、ディスク)の容量の限界から別段珍しいことではない。しかしその多くは前編と後編が同時に発売されるか最初から分割されていることがわかる形態で販売される。
『最初から続きを作るつもりだった』のと『想像以上に人気が出たので続きが出来た』は全く別なので注意しよう。
おもな例
おそらくこの手のゲーム作品で完結編という名を最初にメジャーにした存在。1987年8月に
ファミコンで発売。
システムが粗削りなのは仕方ないのだが、なまじ凝ってみた分か同世代基準でもかなり癖があり、ゲームバランスは劣悪と言わざるを得ない。
スタート時に入力する誕生日次第で終盤の難易度が大きく変わるのは語り草。
冷遇で有名なやられ役担当の
白銀聖闘士達や
暗黒聖闘士達の(ほぼ一発キャラとは言え)出馬率は後のゲームシリーズを考えると十分誉め所なのだが、代償なのか
青銅二軍は影も形もない。
大筋のシナリオはあっさり気味。挙句の果てには原作半ばで謎のオリジナル
ラスボスによって強引な打ち切り的に〆た。
タイトル「黄金伝説」なのに黄金聖闘士全員出ないんかい!…まあ本作発売の頃は、原作側とて
単行本は白銀聖闘士編の途中だったので情状酌量の余地はあるのだが。
作るバンダイも悪いが、Goサイン出す集英社もどうよってお話。
1988年5月に『黄金伝説 完結編』と銘打った続編が登場。青銅一軍5人全員がキャラ立ちし、シナリオを十二宮編に絞ってちゃんと最後まで忠実に再現するようになり、キャラゲーとしては進歩した。ただ、自由度が高いように見えてその実は原作がカンペ同然の狭すぎる進行条件など、ゲームバランス総体はさらに悪化したという意見も…。
ゲームシステムやイベント性から受ける印象は結構変わっており、無印との前後編体制と認識しなかった購入者も多かった模様。
後に2本をまとめてフルリメイクした
WSC『聖闘士星矢 黄金伝説編 Perfect Edition』が発売され、
3DS『Jレジェンド列伝』には2本揃って収録されている。
初めての分割作品となった『スーパーロボット大戦F』が最初に発売された
セガサターン版はパッケージには、このゲームは前後編であることの記載が一切なく、
収録されているシナリオを全部クリアした段階で初めて
「あとで後編が発売されます」とアナウンスされる。
しかも『
F完結編』の予告編でしか登場しない「
イデオン」「
ガンバスター」はパッケージのメインを張るようにデカデカと描かれている。
(なお、後に発売されたプレイステーション版Fおよび廉価版Fには「前後編の前編です」と書かれている)
一応こうなったことには理由があり、新規のハード参入などが原因で開発が難航し発売日に出せないことが確実となり「分割ならなんとかできる」と提案したところそれが通ってしまった結果だった。
提案した当時は「なんとかしないといけない」という焦燥感から気づかなかったが、阿漕なことをしてしまったと寺田Pも語っている。
「それなら『F』のタイトルを変えて、前後編と分かる『F始動編』とかにすれば良かったじゃん」と言いたいところだが、どうも分割決定前に印刷物の準備などは終わってたようであり、それも出来なかったらしい。
後にこれらの裏事情が語られており、分割に対して笑って許したのはエヴァンゲリオンの参戦を希望していたガイナックス
と攻略本が複数出せる各出版社だけで、ユーザーのみならず版元からもかなりお叱りを受けたことを明かしている。
ガイナックスがどんぶり勘定の末に破産してしまった事を考えるとその片鱗が伺えるエピソードとも言える
寺田Pはセガサターン版発売時のインタビューで「Fと完結編をそれぞれ買ってくれたユーザーへの最低限の礼儀として、この作品のセット販売はしない」と発言していたが、実はこれも上層部から言わされた言葉。
PS版も分割販売されていたが、寺田Pは当初から反対していたものの上層部からは許可が降りなかった結果である。
上層部やセガは酷い!とも言い難く、一方的に責めるのみならず「寺田Pの体調は大丈夫なのか」と同情もしていたらしい。
その後、WSで発売されたスーパーロボット大戦COMPACT2は全3部の別売りとして発売されたが、これはタイトルの時点で第一部がつくといった分割であることをわかりやすくしており、
のちの公言はしていないがリメイク作品であるIMPACTではこれら3つを全て詰め込んだ作品となっている。
しかし、3つ合わさったことによりかなりボリュームの作品となっており、難易度もあって気軽に遊べる内容ではなかったため、そこまでの批判はなかった。
スーパーロボット大戦のZシリーズは2作目以降の『破界篇/再世篇』、そして完結作となる『時獄篇/天獄篇』は最初から前後編である事が公表されていたので、この商法に関する批判はほとんど出ていない。
そもそも第2次Z破界篇の参戦作品でも前後編に分かれているような作品が多かったため、その部分を楽しみにしていたユーザーも多かった。またメインストーリーも再世篇、天獄篇それぞれで持ち越されたが、その時その時に訪れている地球の危機は退ける事に成功し作品毎に一旦物語にケリを付けて部隊は解散しており、ゲームとしてもパイロットや機体の育成状況は完全にリセットされて仕切り直しになる点も大きい。制作側も前編を出すときは毎回「話としては一旦完結する」と明言していた。
その他、『再世篇』では出撃枠増加、特殊スキル枠の増加、中断セーブから再開しても前の曲が流れるように変更。
『天獄篇』ではエディットBGMの仕様変更、シナリオデモ中にテキストウィンドウが下部に移動可能になるなど細かい変更は入っている。
ただ、2回も前後編をやったおかげでZシリーズはスペシャルディスクや第3次Z天獄篇初回版付属の連獄篇も含めると7作もある長丁場となり、寺田プロデューサーも「Zシリーズは長すぎた」と後の単発のスパロボの際に反省している。
OGシリーズも作品数だけなら既にこの域に入っているが
前後編商法とは微妙に違うが、魔装機神シリーズは16年ぶりの続編である
Ⅱで冒頭に出た黒幕がエンディングになってようやく再登場とかやらかしたため、「Ⅱで終わらんのかい!!」とツッコんだプレイヤーも多かったとかなんとか。
なお、その完結作のタイトルが『魔装機神F』だったため、「完結編を出すのか?」と社内でもツッコまれたらしい
初採用の「
ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島」が有名。その他に「
ファミコン探偵倶楽部」シリーズなど数作ある。
これらも最初から前後編であることが明示されており、ディスク1枚では容量が足りないため2枚にして大ボリュームを狙ったというまっとうな理由があること、
ディスクカードソフトは2500円から3500円程度と、当時5000円前後したカセットより安価に購入できたこと、
さらには飽きたゲームのディスクをお店や任天堂で書き換えれば
たった500円で購入できたこともあり、批判はなかった。
ただ、書き換え販売の開始はパッケージ販売より遅れて半月~1か月ほど後。世の中そんなに甘くはないのだ。
なお、後編をプレイするには前編のディスクが必要である。このことは説明書や雑誌広告などにもはっきり書いてあったのだが、
当時は「前編ディスクを起動して後編ディスクを読み込ませる」というシステムがよく理解できず、「前編ディスクをクリアすると後編に書き換えることができる」との勘違いから上書きしてしまい、泣きを見たお子様が少なからずいたようだ。
後年のファミコンミニやバーチャルコンソールなどの復刻版では前編・後編を統合し1作として販売・配信されている。
前述「新・鬼ヶ島」に登場するお供の動物達が主人公一行に合流するまでの外伝エピソードを描いた
スーパーファミコンソフト。前後編同日発売。
短編集という体裁のせいもあり、内容的には1本でも十分だったのではないか?ファミコン版にならっただけでは?とも言われている。
(ただし、片方だけでSFメモリカセットの最大容量、F*8(32Mbit)のうちF*6(24Mbit)を消費してしまうので、やむを得ない側面もある)
各々独立しているため引き継ぎ要素はなく、いきなり後編だけのプレイも可。物語全体の締めとなる最終章は当然だが後編に収録されている。
このゲームの場合分割の是非よりも、書き換え販売のためカセット代とソフト代の両方が必要で、さらに前後編にしたせいで単純に出費が2倍かかったのが問題の焦点といえる。
具体的には書き換え専用カセットが3980円+税、ソフト代が3000円+税で合計6980円+税。これだけならまだしも、両方保存しておきたい場合は
13960円+税。
また
ローソン専売なので値引きは一切なし。当時でも世代遅れのSFCソフトなのに、割高感は否めない。
妥協案としてどちらかを先に購入し遊んだあと、同じカセットにもう一方を上書きして遊ぶ、という手もあったが…。
さらにまずいのはおよそ半年後に普通のROMカセット版が発売されたこと。ゲーム内容はもちろん同じで、こちらは
各3980円+税のお手頃価格である。
コレクター向けともいえる箱説付きのROM版が廉価販売されたことで、書き換えで真っ先に飛びついた熱心なファンは
特典すらないデータのみを高値で買わされただけでなく、
後出しで商品価値の高いパッケージ版を出された状態になってしまった。
王道シューティングゲーム花盛りの時代を飾った雄の一角に数えられるアイレム作品。
PCエンジンに移植した際、1988年3月にアーケード版の1~4面を収録した『R-TYPEⅠ』を発売後、6月に5~8面を『R-TYPEⅡ』と題して発売した。
『R-TYPEⅡ』は本来の5面から容赦なく始まるわけだが、『Ⅰ』で得たパスワードにより強化状態から開始できる措置は取られている。が、それを知らず『Ⅱ』を購入した場合のファーストステージとしての難度は言うに及ばず。
またこの(何も考えてなかったかのような)ナンバリングタイトルのおかげで、翌1989年アーケードにて稼働した続編新作『
R-TYPEⅡ』とまぎらわしくなる事態を招いた。
開発を主導した中氏がはりきりすぎたため、当初はシリーズ屈指の超大作になるはずだったところ、結果的に納期に間に合う気配のないプロジェクトとなってしまった。
特に北米市場ではマクドナルドとのコラボ企画を行なっており、その都合で延期もできない状況に陥ってしまう。
結果、今作は構想の半分だけを収録して発売された。新キャラ・ナックルズの真意が伏せられ、エッグマンも倒しきれないまま、物語は一時的な終結を迎えることとなる。
だがセガは驚くべき行動をとった。
その後発売された完結編『ソニック&ナックルズ』はカートリッジの上にもう一本カートリッジを装着でき、『3』を指すことで前後編合わせた完全版として遊べるようになるのである。
この『&ナックルズ』は単体でも後編としてプレイ可能だが、『3』を装着すれば未完のエンディングが飛ばされてシームレスに続きを遊べるため、『3』未プレイであれば合体させて遊ぶのが望ましい。もちろん、『3』で描ききれなかった物語はきちんと完結する。
ちなみに他のナンバリング作品を挿しても独自のゲームがプレイできる。
前後編商法は数あれど、ソフト同士を合体できるようにする発想は他に類がなく、未来ばかり見てしまうセガの体質を語るうえで欠かせない作品となっている。
特にセガマニアの間では、周辺機器を全て合体させた「メガドラタワー」のてっぺんに「『3』を装着した『&ナックルズ』」を刺すのが究極形として知られているとかいないとか…
一方、この豪快な商法はソニックの主戦場である英語圏で何かとネタにされており、あらゆるタイトルになんでもかんでも『&KNUCKLES』を付ける雑コラが誕生した。
日本においてこのミームは、ニコニコ大百科にてフォントを忠実に再現しながら丁寧に解説されているので、そちらも参照のこと。
セガサターン初期のソフト。1994年12月に前編を、翌1995年7月には後編を発売。他ソフトは8800円~5800円程度だったが、分割販売のため当作の定価は各4800円と相当安く設定された。
童謡『おもちゃのチャチャチャ』のような意思を持つおもちゃ達の世界で、アニメ『
トイ・ストーリー』のほんの少し先輩格。
ゼンマイ騎士ペパルーチョがさらわれた人形チェルシーを助けるために家じゅうを冒険する、というオーソドックスな横スクアクションゲーム。
前編未プレイでも後編には全く影響しないが、前編は再さらわれの尻切れトンボで終わり、後編はいきなり前編
ラスボス戦から始まる。
本来1本で発売する予定だったが開発遅延のため前後編にされた。1995年12月に前後編をまとめた「ペパルーチョの福袋」を6800円で発売し、これを最後にペパルーチョのゲームは発売されていない。
よく「新ハード発売にあたり、セガのイメージキャラクターをソニックからペパルーチョへ置き換える目的があった」などと噂されるが、公式からの明言は無く、当時のセガユーザーの推測でしかない。
というか様々なメディアの情報からすると、実際のところは「『Sonic X-Tream』という新作を出すはずが世代交代のグダグダに巻き込まれプロジェクト崩壊」「上述の『&ナックルズ』が日本で爆死したので移植も慎重になっていた」という背景のせいでソニックを出せなかっただけ…というのが実情のようである。
英語圏は英語圏で、「イメージキャラクターをバグに置き換える目的があった」という都市伝説が出回っており、どこのセガファンも考えることは同じようである。
探偵紳士シリーズの2作目として発売されたのだが、本筋は完結しないままラストは2へ続くとして終了する。
事前にそういった告知がなく、菅野氏のゲームは基本単発で完結していた為、発売後に未完成だと話題になった。
その後、
ファンディスクや番外編、シリーズ続編を展開するも「ミステリート2」はいつまで経っても発売されないまま菅野氏は逝去。
2の発売は絶望視されたが、MAGESが版権を拾い、すでに出来上がっていた部分と設定物を元に「ミステリートF」という完結編を発売すると発表…するも、2015年の更新を最後に公式サイトは放置されている。
その後は2017年のリメイク版「YU-NO」のDLCで機種を変更した告知が行われたが、やはりそれ以降音沙汰は無し。
最初にミステリートが発売された2004年から20年以上経っても後編は出ないままである。
逆転裁判シリーズの外伝的作品。2015年7月発売。
本編の主人公のご先祖
成歩堂龍ノ介が主人公となり明治の日本とイギリスを舞台に難事件を解決していく…という物語だったが、伏線をばらまいておきながら物語は尻切れトンボで終了。
パッケージにも続編が出るなどの表記はなく当時はかなり荒れた。
その後2017年8月に実質完結編となる「大逆転裁判2」が発売。1での伏線を丁寧に回収し、終盤は歴代屈指のどんでん返しの連続の熱い展開となる。描写不足だったキャラクターの補完もされ『2本合わせたなら』シリーズでも評価はかなり高い作品となった。
2021年に
Nintendo Switch、
Playstation4、
Steam用に移植されたがその際には1,2セットで販売されるようになった。
PS初期に発売されたRPG。
シナリオの空気やシステムはおおむねお評価されているゲームだったが、シナリオが途中で終了になっており、ボリュームもないことから当時は批判が多かった。
1年後に発売された
続編は大ボリュームの完結作となり多くのプレイヤーに受け入れられた。
初代は発売に間に合わせるために完成している部分のみで発売してしまったようで、批判をバネにしてできる限りの要素を詰め込んだ結果が2なのだとか。
とあるクソゲーハンター曰く
「茶碗に盛られたご飯が少なかったので文句を言ったら次は炊飯器ごと渡された」。
ナムコ(現バンダイナムコ)が誇るアーケード用ガンシューティングゲームの5作目。2015年3月に稼働。
従来通りステージ3までの構成だが、
ラスボスを務めるシリーズ恒例の敵・ワイルド・ドッグを倒しても事件の真相は明かされない。
エンディングも無く、後日アップデートにより追加される
「真の黒幕編」をクリアして初めて真相が明らかになる……という、アーケードゲームで前後編商法を行った希有な例。
その「真の黒幕編」は半年後の2015年10月に開放。ステージ4~6の3ステージ制で、ステージ1~3をスキップしてここから始めることもできる。ただし難易度は飛躍的に上がっているので未経験者がいきなりステージ4から始めてクリアすることはまず不可能な上、バナパスポートに登録される一部の勲章(
実績)はステージ1から通しでプレイしないと獲得できない。
前後編商法の是非はともかく、半年待った先にあったのが
古参ファンに喧嘩を売っているような展開・結末であったため、率直に言って評価の芳しくない作品となってしまっている。
アリスソフトの看板作品『
ランスシリーズ』のひとつで、1995年発売の前後編。フロッピーディスク媒体最後の『ランス』になった。
普通のコマンドRPGではなく、戦闘をカードバトル風RPGにヒネったADV(ノベル)というイメージに近い。これはアリスソフトの
元気だった複数ライン時代の社是であった挑戦的な制作姿勢によるもので、当時のファン層には
「ああ相変わらずヒネったもん好きだな(苦笑)」と概ね理解を得られていた模様。
当時のランスシリーズは『RanceⅢ リーザス陥落』『RanceⅣ 教団の遺産』で既に(
18禁アダルトゲームとしては)スケールの大きなRPGシリーズとして地歩を固めていたが、あえて小規模な内容でライトに楽しめる作品をと廉価・分割販売された。
本作2つは『Ⅳ』までのシナリオ大枠とほぼ無関係ながら、登場キャラ・設定はきちんと後のシリーズに生かされており、いわば番外編の良い見本。ただ、1年後の『
鬼畜王ランス』、更に『Ⅵ』後の大作イメージがあまりに強いため評価は低くなりがち。
恐ろしいことにアリスソフトは「
配布フリー宣言」により、条件付きながら
指定のゲームタイトルは無償で入手して構わないと公式認可しており、上記作品群も『Ⅵ』以外その範疇。もはや、小粒な前後編なのに価格が云々とは言われなくなっているが…。
ともあれ、当時のアダルトゲームジャンルではたいへん稀な「看板シリーズを計画的に分割販売」という事例にあたる。
TCGをメインにマルチメディア展開していた『モンスターメーカー』シリーズに属するTVゲームの一作で、唯一PCEで発売された作品。
本筋は普通の王道RPG……なのだが、問題は本作のプロデューサー。
彼はクオリティアップに拘るあまり開発スケジュールを平然と無視しまくることで業界内でも(悪い意味で)有名な人物であった。
実際本作も散々延期を繰り返し、何とトータルで3年以上。後発で製作スタートした同シリーズのGBやSFCソフト(当然プロデューサーは別人)の方が先に出る始末。
ある時には「これ以上延期したら丸坊主にする」と宣言するも、結局延期して言葉通り丸坊主に。ユーザーからは「頭を丸める暇があるならゲーム作れ」と呆れられた。
そして待ちに待たされた上でようやく発売された本作だが、バグまみれで遊べたもんじゃないとんでもない未完成品。この3年間何をしてやがったのか。
それでも根気よくバグを回避した末に迎えるエンディングはものすごい中途半端なとこでブツ切りして「続く」。
何でも1本のソフトに内容が入り切らなかったから前後編に分けたとのことだが、恐らくはとりあえず作れたとこまでで発売しただけであって、残りが後編扱いになったのは結果論と思われる。
そして後編『神々の箱舟』もやっぱり散々延期し、こちらは最終的には開発中止でお蔵入り。
日本のTVゲーム史上でも最悪の前後編ソフトとなった。
チェコのスタジオ Warhorse Studios 制作の、15世紀ヨーロッパを舞台としたリアル系オープンワールドRPG。2018年発売。
村の鍛冶屋の息子として暮らしていた主人公ヘンリーが、突如として襲撃してきた謎の軍隊によって故郷を亡ばされ、さらに両親を惨殺される。
両親殺害を命令した敵軍指揮官への復讐と、父の忘れ形見である剣を取り戻すため出立する、というストーリーだが……
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以下ネタバレ |
フレーバークエスト(プレイヤーに主人公の動機を印象付けるため、クエスト欄にゲーム本格開始直後からずっと存在するクエスト)に明記されたヘンリーの目的は、上記の通り「両親の復讐」と「奪われた形見の剣を取り戻す」だが両方とも未達成のままエンディングを迎える。
メインクエストのクライマックス~エンディングまでの流れはというと、
『この地に暗躍する敵軍を背後から支援していた貴族の名前が判明、形見の剣はその男が持っていた。
一瞬のスキを突かれ街が占拠され、ヘンリーが仕える領主も人質としてとらえられてしまったが、なんとかヘンリーの活躍もあって人質交換の結果として領主は帰還、街も取り戻す。だが、黒幕の貴族は形見の剣を持ったまま逃亡してしまった。
そんな最終決戦の後日、ヘンリーは仲間の貴族と共に、遠くの地にかまえる伯爵が果たしてこれからも続くこの戦いの味方として信用できるかを偵察するため、旅立つことになる。
待っていろ家族の仇よ、俺は絶対に諦めないからな! 親父の剣もいつか必ず取り戻してやる! うぉぉーっ、行くぞ、俺の復讐の旅はこれからだ!~fin~』
清々しいほどの打ち切り途中で終わるエンドである。
ちなみにヘンリーが家族の仇として認識している、序盤で村への襲撃を指揮し両親の殺害を直接指示した敵軍の指揮官は、この流れにおいてまったく出てこない。
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どうしてこうなったかと言うと、実はそもそも本作、クラウドファンディングで資金を集めていた段階では前後作どころか「全3部作をエピソード形式で順次制作する」という方針であった。
が、製作途中でボリュームが肥大化、色々あって「3部作中の2部途中までを前後作の前編つまり『キングダムカム・デリバランス』としてまとめて発売することにした」という流れらしい。
うん、そりゃ↑みたいなことになるよね……。
一応フォローしておくと、ボリュームが肥大化と前述した通りゲーム全体のそれはけっして少ないものではなく、というかサブクエストや育成などにもハマると100時間はふつうにかかる、とはもっぱらの評判。問題なのは終わり方というか終わるタイミングである。
そして7年後の2025年、満を持して前後作の後編であり完結編の『キングダムカム・デリバランスII』が発売。
この項目で書いた事情があるため、主人公の育成にも力を入れたオープンワールドRPGとしては特にちょっと珍しいことに、主人公が同じなのはもちろん、話も前作の直の続きとしてスタートする。
追記・修正は…(完結編に続く…)
- ドリキャスの「ミッシングパーツ」、元々2話ずつ3分割の全6話なんだけど、後にPS2に移植されたときは3話ずつ2分割、PSP版は全話収録。でもシナリオを特に弄っていないのでPS2版やPSP版でも奇数話で毎回チュートリアルっぽい展開が入る -- 名無しさん (2018-03-09 08:19:16)
- ほとんどの場合ハードの容量という壁にぶち当たった結果の苦肉の策なのでは? -- 名無しさん (2018-07-25 14:12:50)
- 黄金の太陽と思ったらやっぱり言われてた -- 名無しさん (2018-07-25 15:37:52)
- 軌跡シリーズ1作目は話のボリュームや前編最後の展開的に分割してるのはわかる。零/碧もまぁ…閃は分割前提に明らかに行く必要がなさげなとこまで前編・後編で回らされて作業感が強い…※個人の感想です -- 名無しさん (2018-07-25 15:54:53)
- 初期に記載されていた日本ファルコム全般や大逆転裁判の件が削除されたのってなんで?この手の「未完成を隠ぺいしたビジネスモデル」はクソゲーオブザイヤーエロゲ板のページにはゴロゴロあるのに。両者ともに批判が多いのは開発元の作品が優れていたからその分期待値が高かった、つまりファンが多く評価が高い裏返しだから愛はそれなりにあるってことだと。黄金の太陽のDS版なんて話題にすら上がらないんだしそれよりはマシじゃない? -- 名無しさん (2018-07-25 20:19:16)
- ↑コメ遡ればわかるが、○○商法って類似のファルコム批判の記載がある記事がいくつもあるんで、荒らし目的を遂行させないためにとの、削除の声が多かったから -- 名無しさん (2018-07-25 20:35:07)
- 違反コメントとそれに関係するコメント、原因になったコメントを削除しました -- 名無しさん (2018-07-27 00:08:10)
- ツクール作品のコンテストでは、前編だけ出て後編がエタるのを回避するため、「応募するときは前編後編まとめて送れ」とやっていたそうな。 -- 名無しさん (2020-07-15 15:06:56)
- PSのRPGで緑川さんが主人公やってて、おっそろしく短くて「これで金取るんかい」と思ったのがあったなー。しかもVol.2に続くとなってたのに以降続きが全然出なかった。 -- 名無しさん (2021-06-21 08:45:20)
- 「アルバートオデッセイ」は製作者が「素直にハッピーエンドなんて、例えゲームでも認めないぞ!」と思ってあのEDにしただけってぶっちゃけてるから、ここに含まれるかは微妙かも。2以降は企画や広報の口出しで出来たもので、本人は認めてないそうだし。 -- 名無しさん (2022-08-08 03:38:17)
- SRWF/F完結編は製作中にメインライターの坂田氏が入院しちゃった上に、企画自体が当時持ち上がってたセガとバンダイの合併に合わせて用意されたものだから簡単に中止や延期はできないって都合もあったから、あの形になったのは製作スタッフ的にも不本意なんだよね。(SS版の内部データを解析するとF完序盤のステージやバラン=シュナイルやネオ・グランゾンなどのラスボス級の機体データも入ってるんで本来は単体で完結させる予定だったのが分かる) -- 名無しさん (2022-08-11 09:38:58)
- 軌跡とかは嫌いではないがこういう商法は好きじゃないな -- 名無し (2024-08-28 06:30:10)
- 完全版商法よりは遥かに許せる -- 名無しさん (2024-08-28 07:03:49)
- スパロボFに関しては新スパ作ってさらにFも作ってと当時からしても激務の嵐だった部分もある、新スパばっかり言われるし実際主なトラブルはそっちだったけど寺田P本人も「あの時は思い出したくない」とすら言ってた時期があるしね -- 名無しさん (2024-08-29 09:33:13)
- これのせいで軌跡は好きになれんかった とはいえゲーム自体は結構面白いけど… -- 名無し (2024-09-16 22:15:20)
- 完全版だろうがなんだろうが流石に面白くはなっているから許されてるだけで 一見嫌気が差すのもなんとなく分かるなぁ 仕方ないとはいえ色々言いたいのに言えない感は異常 でも買うけど -- 名無し (2024-10-11 00:26:01)
- 何が引っ掛かるっていうと、やっぱ値段なんよね。昔みたいに高騰していってる。 -- 名無し (2025-05-01 13:55:14)
- 今度のスパロボYがこれっぽいんだよなあ。水星の魔女1期だけとかSEED DESTINYだけ参戦とか -- 名無しさん (2025-05-01 14:46:50)
- 明確に否定されたのにいつまでも太文字で強調してるから修正したよ。自分で書いてても思ったがダイナゼノン単体しか参戦してないのにユニバースに繋がるわけねえじゃん -- 名無しさん (2025-08-31 09:41:10)
- ログ化を提案します。 -- 名無しさん (2026-04-30 08:41:39)
- FF13-2も当初は続編が発表されてなかったからあの終わり方で結構叩かれてた気がする。 -- 名無しさん (2026-04-30 09:31:50)
- ボタンコンフィグとかの細かいUIが後編までに改良されることがあるのがメリットといえばメリットなんだけどな 要望送ったのに変わらないケースもあるけど -- 名無しさん (2026-04-30 11:22:09)
- 前後編じゃないが4本揃って1つのストーリーが完結する.hackはPS2に出たにしてはすげえなあ -- 名無しさん (2026-04-30 11:30:53)
- この形式は、隠して売るのは詐欺レベルだと思う。 -- 名無しさん (2026-04-30 11:40:02)
- 散々プレイしたけど、アバタールチューナーはいまだに許してない。マジで「前後編です」ってひとこと言っててくれれば文句の付け所が無かったのに…。 -- 名無しさん (2026-04-30 22:45:46)
- 軌跡シリーズがまだ一覧にないのが驚き。 -- 名無しさん (2026-04-30 23:50:39)
- ログ化しました。 -- (名無しさん) 2026-05-08 08:34:52
- 名探偵ピカチュウは2年後に続編が出たってパターンだから少し違うか -- (名無しさん) 2026-05-08 22:24:51
- モンスターメーカーの頭を丸めた下り、ウィキペディアには雑誌の発売が延期したからだと書かれているのだけどどちらが正しいの? -- (名無しさん) 2026-05-09 09:21:48
- ↑雑誌の発売が延期したんじゃなくて、「延期したら丸坊主にする」宣言と実際に丸坊主にした写真が雑誌のインタビューに載ってたってことよ -- (名無しさん) 2026-05-09 12:23:31
最終更新:2026年05月13日 20:38