グリッドマン ユニバース

登録日:2023/04/03 Mon 00:31:14
更新日:2024/04/19 Fri 21:00:24
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このドラマはフィクションであり
登場する人物・場所・団体・学校等の
名称はすべて架空のものです






ひとりじゃ無理でも、君となら。


君の熱い想いが、再び、ヒーローを呼んだ。



出典:劇場アニメ「グリッドマンユニバース」公式サイト、23年4月12日閲覧、
https://ssss-movie.net/、Ⓒ円谷プロ Ⓒ2023 TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース」製作委員会



『グリッドマン ユニバース』とは2023年3月24日に公開されたGRIDMAN UNIVERSEの映画であり、グリッドマンシリーズ初の劇場作品である。
監督は雨宮哲。
脚本は長谷川圭一と雨宮哲が共同で執筆した。



※以下、この項目では、『グリッドマン ユニバース』および『SSSS.GRIDMAN』や『SSSS.DYNAZENON』のネタバレがあります。ネタバレが嫌な方は映画鑑賞後に読むことをオススメします。



【概要】

『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON』、それぞれの続編にしてクロスオーバー作品。
本放送版の『SSSS.DYNAZENON』最終回後、「NEXT GRIDMANUNIVERSE GRIDMAN×DYNAZENON」として表示されており、
『DYNAZENON』の制作期間中にはすでに原案プロットがあったようで、キャスト陣にも映画かはともかくクロスオーバー作品をやることは聞かされていたとのこと。

タイトルの『グリッドマン ユニバース』は、『SSSS.DYNAZENON』の際にグリッドマンシリーズであることがわかるように円谷プロからの要請で付けられた、
『GRIDMAN UNIVERSE』というシリーズ名に意味を持たせたかったため、そのまま映画のタイトルに採用された。

企画当初は全体のストーリーは映画用のオリジナルキャラクターを中心に展開するものが提案され*1
ダイナゼノン世界にグリッドマン勢がやってくるタイプの案もあった。
しかし、物語が新キャラクターの掘り下げに時間をかけすぎ、裕太や蓬たちの活躍が描けなかったためこちらは没。

次に響裕太の告白を始めとしたテレビシリーズで拾いきれなかった要素もあったため、こちらを物語の骨格にする案。
こちらは正式採用されたが、当初は裕太と六花の間に入るゲストヒロインが存在していた。
しかし、TRIGGER内でのブレインストーミングを経てシナリオの方向性が大幅に変更されることとなり*2
結果的にグリッドマン ユニバースの謎に迫りつつお祭り的な要素モリモリなストーリー構成となった。

作中描写やエンディングクレジットで描写されるシリーズを追ったファン程驚くその展開は必見。

また、そのあまりのモリモリ具合に

一人前のラーメンを頼んだら大盛りになってトッピング全部乗せになってチャーハンと餃子10個が付いてきた!というくらいボリューム満点の映画でした!

という濱田龍臣氏による応援コメント等を基に
予告で明かされていたダイナレックスのシーンやフルパワーグリッドマンとカイゼルグリッドナイトの共闘がラーメンの具や前菜
などと例えられることも。特報も本予告映像も「いい意味で予告詐欺」ともっぱらの評判。

なお、これらの経緯から『電光超人グリッドマン』の要素が薄くなったため、
目に見える範囲の小ネタという形で要素が作中に散りばめられることになったが、コアなファンからは「テーマ面では『電光超人』も重要」という意見もちらほら。
いずれにせよ、グリッドマンシリーズを深く知っているほど楽しめる映画であることについては議論の余地はないだろう。

業績面でも大成功であり、公開後3日間で観客動員数10.3万人、興行収入1.6億円のロケットスタートを記録。
その人気の高さから急遽全国のTOHOシネマズで応援上映が実施され、大きな盛り上がりを見せた。
これに合わせて応援上映用の前説ムービーも新規製作されており、ちせがルール*3を観客に解説してコールの練習を呼びかける内容となっている。
キャストトークと撮影会付きの応援上映も開催され、オンラインチケットが予約開始後5分と経たずに瞬殺されるほどの大盛況であった。
雨宮監督曰く「需要があれば更なる特別企画も検討する」とのことであったが、後にMX4Dでの上映と、新たに3週に渡って劇場入場者特典の配布がなされた。
最終的に8月3日のTOHOシネマズ川崎上映分をもって終映。4ヶ月と少しというロングラン興行となった。

4月19日には小学館ガガガブックスから公式ノベライズが発売。
著者は『SSSS.GRIDMAN NOVELIZATIONS』『SSSS.DYNAZENON CHRONICLE』と同じく水沢夢。映画本編の補完も兼ねた内容となっている。

10月25日にBD/DVDが発売された。


【あらすじ】


──── 2019年、夏
2年生に進級し、六花と別のクラスになった裕太は彼女への告白を決意する。
そんな平和になった世界で過ごす彼らの日常は再び現れた怪獣によって崩れ去る。
突如現れたグリッドマンは語りかける。

「この世界のバランスが崩れようとしている」

やがて真紅の強竜ダイナレックスや、グリッドマンの協力者である新世紀中学生、
そして別世界の住人、麻中蓬たちも裕太の前に次々と現れ、裕太たちの非日常が始まった。


2つの日常が交差するとき、世界に新たなる非日常が生まれる


【主な登場人物】


SSSS.GRIDMAN


「裕太、再び私と戦ってくれるのか?」
CV:緑川光

アレクシスとの戦いの後、裕太と分離してハイパーワールドに戻ったはずだが、
新たな危機を迎えたツツジ台に再び新世紀中学生らと共に現れ、裕太と一体化して怪獣と戦う。
裕太との再会直後は『電光超人』の時の姿だったが、裕太と再び一体化するにあたって、
『SSSS.GRIDMAN』での戦いを通して彼に適応した姿だとして、本編同様にプライマルファイターの姿になった。

本編で自分が憑依していた影響で、裕太本人にその間の記憶がないことについては思うところがあるようで……
今回の映画では、意外にも今まで深掘りされなかったグリッドマンの内面に関する掘り下げがなされている。


■グリッドマン同盟

「俺、六花に告白しようと思う」
CV:広瀬裕也

ツツジ台高校2年B組。
『SSSS.GRIDMAN』の間は、「裕太に憑依し、自分を“響裕太”だと思い込んだグリッドマン」が裕太として振る舞っていた影響で、
グリッドマンが去った現在ではその頃のおよそ二ヵ月間の記憶は裕太本人にはなく、新条アカネのことも覚えていないが、
かつて自分がグリッドマンと一体化し、彼と共に怪獣と戦っていたということについては受け入れている。
その二ヶ月間と高校2年生になるまでの間で、六花との仲は縮まったものの恋愛的な意味での進展はなく、学園祭で告白しようと決意する。遅い。ピーク過ぎてる

今回の映画によって、ついに「グリッドマンが憑依していない状態の本物の裕太」の人物像が掘り下げられることとなったが、
怪獣出現に際して、グリッドマンと一体化していない状態でも一も二も無くジャンクがあったという所に向かって飛び出していく、
(話は聞いていたとはいえ)初対面のグリッドマンからの要請に応え、即座に彼と一体化して怪獣と戦うことを決意するなど、
本編の裕太(=グリッドマン)と変わらない…どころかそれ以上のナチュラルボーンヒーロー気質に、視聴者の多くが度肝を抜かれることになった。光の国あるいは郷秀樹


「まだ16歳だし、世界終わったら困る」
CV:宮本侑芽

ツツジ台高校2年F組。
内海と共に、ほとんどのツツジ台の人々が忘れたかつての戦いと、この世界を創った新条アカネ…親友の記憶を保持しており、
忘れてしまった人たちに知ってもらいたいと、学園祭でのクラスの出し物が演劇に決まった事をきっかけに、
グリッドマンやアカネを題材にした演劇を上演しようと脚本を担当することを決める。

裕太、内海との関係は『SSSS.GRIDMAN』終盤の頃とあまり変わっておらず、気安い友人関係を続けているが、裕太と恋愛的な意味での進展はない様子。
予告では六花が「裕太」と名前で叫ぶシーンがあったが、映画でも基本的には本編と同じく「響君」と呼んでいる。
そして最近、大学生の彼氏ができたというウワサが……


「やっぱり、また裕太なのか」
CV:斉藤壮馬

ツツジ台高校2年F組。
グリッドマンが分離し、本物の裕太が目を覚ましてからも親友として付き合っていたようだが、文理選択で裕太とクラスは分かれてしまい、現在は六花と同じクラス。
文化祭の出し物の演劇では六花と共に脚本を担当。
怪獣との派手なバトルシーンを重んじているため、アカネの描写に力を注ぐ六花と時に意見が食い違うことになるが、
激しく意見を戦わせつつ、劇の上演に向けて奔走することになる。
相変わらずのウルトラシリーズの大ファンで、今回の事態の説明にも比較的早く理解を示している。


■新世紀中学生

CV:高橋良輔



CV:松風雅也

新世紀中学生の面々。
世界の危機に再びツツジ台に訪れる。
基本的に本編と変わらない風貌だが、マックスは髪の毛を切ってさっぱりしている。
また、ヴィットは白兵戦用のブリッツボウガンを初披露している。

■グリッドマン同盟の関係者

「君たち、変わんないねえ」
CV:新谷真弓

読んで字の如く六花のママ。
顔なじみの裕太や内海はもちろん、新世紀中学生やガウマ隊の面々も受け入れ、
後者に関しては寝泊まりする場がない彼らをまとめて家に泊まらせるなど、相変わらず面倒見がよい人。


■ツツジ台高校

「何度も言うけど、リアリティがない」
CV:三森すずこ

六花のクラスメイト。
はっす共々、かつてのグリッドマンとアレクシスの戦いや新条アカネに関する記憶を失っているため、
六花の書いた台本のアカネの設定について「(才色兼備のクラスの人気者だが実は怪獣騒ぎの犯人であり、更にこの世界の神様でもあるとか盛りすぎで)リアリティがない」とダメ出しすることも。


「フィクションなんて、多少カオスな方がおもろいぜ」
CV:鬼頭明里

六花やなみこたちとの仲は相変わらずで、常にマスクを着けていて口元が分からないのもそのまま。
配信者としての動画配信も続けており、企業案件も来ているなど順調な模様。
大学進学の予定もないため、ある意味作中で充実している一人。
アカネの部分を削除しツツジ台に迷い込んだ「ガウマ隊」の設定を入れた台本に対しては、
要素が増えて六花の伝えたいことがブレてる気がするという裕太に対し、「フィクションなんて、多少カオスなほうがおもろいぜ」と面白がっていた。

『SSSS.GRIDMAN』のメディアミックス作品で、「実は(異性として)内海が気になっている」ことが語られていたが、
本作では二人で待ち合せたり、配信の予定を内海が把握しているなど、じれったい裕太・六花とは対照的に関係はかなり進んでいる様子。緑成分も増えてるし。
なお、基本的には六花・なみこと一緒に行動していたり、内海と一緒にいる場面が印象的なために勘違いした人も多かったようだが、
彼女は文系クラスなので、六花たちではなく裕太のクラスメートである。


SSSS.DYNAZENON

脚本の長谷川氏も言及しているように、『DYNAZENON』組は殆どが本編で物語が完結していることと、
今回『GRIDMAN』サイドの掘り下げがあることもあり出番的にはゲスト寄りだが、その分要所要所で見せ場があり、
立ち位置的には前作主人公チームのようなものとなっている。

■ガウマ隊

「ガウマさんに言いたいこと、いっぱいあった気がしたのに……」
CV:榎木淳弥

かつて偶然蘇ったミイラとロボットに乗って彼女ができた別の世界を救った『SSSS.DYNAZENON』の主人公の1人。
最終決戦の後、 ガウマとちゃんとお別れできなかったことを悔やみ続けている。
夢芽との交際は現在も続いており、なかなか進展していない裕太たちに(中の人曰くの)恋愛マウントをとったりすることも。
初登場時、テーブル席なのに二人で隣り合って座っていたりとかなりイチャイチャしており、恋愛偏差値が高いと言われたりも。
あとお前らは裕太と六花が頑張って乗り越えたものを軽々超えるな


「私たち、なんか迷い込んじゃったんですかね?」
CV:若山詩音

蓬と共に別世界から迷い込んだ高校生。
キャスト陣にもツッコまれているが、戦いを経て過去を乗り越え彼氏ができたこともあってか、TV本編時と比べて非常にテンションが高い。
六花に蓬との関係を聞かれて食い気味に「付き合ってます」と返すなど、彼との関係は順調らしく、
劇中の描写から、おそらく本編とのテンションの違いは概ね蓬との交際が要因だと察したファンからは『恋愛怪獣浮かれポンチ』のあだ名が付けられた。
予告で流れたとある台詞が鑑賞前後で全く違う印象になると話題
最終決戦時は蓬にまさかのことをした。
蓬「逆なんだけど!」


「俺今、就活中だから。大丈夫」
CV:梅原裕一郎

最も意外な場所からツツジ台に迷い込んだ34歳男性。『SSSS.DYNAZENON』の総集編映画を見ていない人たちを困惑させた
無事に就職したはずだったが、現在就活中とのこと。髪型も最終回のオールバックからマッシュルームカットに戻っている。
状況的には本編と大差ないが、精神的には成長しており、家に戻れない危機的状況にもあっさり順応していた。
六花ママには気に入られたようで買い物を手伝ったりも。


「私は保護者です!」
CV:安済知佳

身体的にはあまり変わっていないが、髪型が三つ編みではなく二つ結びになっている他、
金色のエクステを始めとして、ファッションにゴルドバーンを意識したものが増え、彼女の『友達』への変わらぬ想いを感じられる。
自らの生き方を見出したためか、最年少ながら精神的には大きく成長している。
ハイパーワールド等の説明も受けたが、やっぱりさっぱり理解できなかった様子。
画力はかなり高い。


■グリッドナイト同盟

「お前を倒すのは、俺の宿命だからな」
CV:鈴村健一

「出番ですよナイトくん!」
CV:高橋花林

ドムギランに苦戦するグリッドマンに空中戦艦でパサルートを通って加勢する。
激戦の末、なんとかドムギランを倒すが……

SSSS.DYNAZENONでは結局アンチたちとの繋がりが不明なままだったが……




その他

  • レックス
「お前か?グリッドマンと一緒に戦ったのは」
CV:濱野大輝

新世紀中学生の新人として登場し、ダイナレックスの姿でグリッドマンを救った人物。ピンクの髪にサングラスに龍のバッジがトレードマーク。


  • ひめ

5000年前にガウマと怪獣優生思想が仕えていた国の姫。

担当声優の内田真礼氏は、『SSSS.GRIDMAN』『SSSS.DYNAZENON』両作では歌手としてED曲を担当していたが、
本作にて『GRIDMAN UNIVERSE』シリーズでは初めて声優として参加することとなった。
なお、実弟で声優の内田雄馬氏は、『SSSS.DYNAZENON』にて怪獣優生思想のオニジャ役を演じていたが、
本作には怪獣優生思想が登場しないため、姉弟共演とはならなかった。


  • 六花パパ
「初めまして、六花の父です」
CV:稲田徹

期末テストを終えて(?)談笑する裕太達の前に現れた「六花の父」。ある意味、朗読劇以来。
黒の甲冑に燃える炎のコスプレをした気さくな人物。
……どこかで見覚えがあるのだが?


  • 白服の生徒

学園祭の準備をしている、白い制服を着たツツジ台高校の男女4人組。
……またしてもどこかで見覚えがある格好だが?


  • 謎の大学生
CV:神永レオ

一人暮らしをしている大学生。
六花は彼の部屋に頻繁に出入りしていることで、「大学生の彼氏ができた」と噂されることに。
『SSSS.GRIDMAN』をよく見ていた人なら何者か察しがつくかも
なお、声を務めている『神永レオ』は本作でマックスを演じている小西克幸氏の別名義。
天元突破グレンラガン』にてカミナ退場後もマッケンを演じるために使っていたこの名義を久々に使用している。


  • バイク乗りの青年
「……ギリチョンセーフだね!」
CV:小尾昌也

終盤のとある場面に「ギリチョンセーフ」で現れた青年。
声を担当した小尾昌也氏はご存知、『電光超人グリッドマン』の主人公・翔直人を演じた人。ちゃんと棒読みだった。
台詞はないが最終決戦後にもチラッと登場している。
GRIDMAN UNIVERSEシリーズ皆勤賞となった。
因みに乗っていたバイクや服装は小尾昌也氏の私物を再現したもので、再現のために滅茶苦茶写真を撮られてバイクの排気音まで録音されたとか。


CV:稲田徹

宇宙に大いなる二つの力が出会いし時、その輝きの中で真の姿を現す
初登場から20年、「伝説」のウルトラマンがまさかのグリッドマン出演…!
まあ内海が裕太に見せたヒーローショーの登場戦士という形で、だが。なんとも豪華な一発ネタである。
ちなみに対戦相手はダークファウスト(CV:稲田徹)だった。
パッケージを見るに、どうやらSSSSシリーズの中の人関連キャラのステージだったようだが、どうあがいても悲しくなるほどにファウスト側が勝てる気がしない。

今回、応援コメントで杉浦太陽氏から「コスモス的にも嬉しくなるシーン」と言及があったが、
まさかド直球にその作品のキャラクターが出るとは夢にも思わなかった視聴者が多かった様子。







【主な登場ヒーロー/メカニック】


  • グリッドマン(Primal Fighter)
上述の通り、再度裕太と一体化するにあたって、彼と適応する姿としてグリッドマンが外装を纏う形で変身。
以後、回想シーン以外では基本この姿でいた。
新ギミックとして胸部の装甲を動かすことで、この形態でもフィクサービームを使えるようになっている。


ドムギランとの戦いに苦戦するグリッドマンの元へゴルドバーンとともに参戦。
ダイナレックスとも合体してカイゼルグリッドナイトとなり戦うが……


  • パワードゼノン
新世紀中学生たちがアシストウェポンの姿に変身して合体した形態。
最終決戦時にはすでにパワードゼノンに合体した状態で登場し、ガウマ隊に倣って「パワードゼノン、バトル・ゴー!」の掛け声で参戦した。


今作ではレックスが「アクセスコード ダイナレックス」の掛け声で変身する。
新世紀中学生と同じアシストウェポン状態となっているようで、ちせからのダイナゼノン要望への口の濁し方から、
以前のように分離した状態で他人に託せなくなっている可能性はあるが、詳細は不明。


現在はグリッドナイト同盟と行動を共にしている
作中ではグリッドバーンナイトととして登場し、分離後はカイゼルグリッドナイトへと合体した。
最終決戦ではちせのペイントを基にした新形態・ビッグゴルドバーンとなる。


今作ではグリッドマンが力を取り戻したことと、キャリバーがジャンクの再調整を行ったことで、
力をすべて出し切った本当の意味でのフルパワーグリッドマンとなっている。


グリッドナイト、ダイナゼノン、ゴルドバーンが合体した超合体竜王
最後はフルパワーグリッドマンと手持ち武器を交換して攻撃した。




【登場怪獣】

平和を取り戻したツツジ台に突如出現する。
どこか見た目にグリッドマン要素があり、名前もほぼ全員「GRID"O"MAN」のアナグラムとなっている。
またもともと「修学旅行編」というシナリオ案があり、それが沖縄に行く話だったこともあり、沖縄モチーフも含まれている。

  • 帰馬放牛怪獣 ディモルガン
再びツツジ台に現れた怪獣。
四本の突起を展開し光の鞭を振るい、またビーム攻撃も使用できる。
まだ馴染んでいない裕太と一体化したグリッドマンを苦戦させるが、ダイナレックスの加勢で倒された。

デザインモチーフは「色を反転したInitial Fighter+ハブとマングースの合体」。
ちなみに背中の模様をよく見ると……

  • 芝蘭結契怪獣 ドムギラン
獅子や霊長類を思わせる、ウルトラシリーズ的にはホロボロスに近い形態をした二体目の怪獣。
ビーム攻撃等の飛び道具のほか、俊敏な動きやフルパワーグリッドマンとカイゼルグリッドナイトを同時に振り回して投げ飛ばせる怪力を見せる。

デザインモチーフは「色を反転したPrimal Fighter+シーサー」。

  • 同気相求怪獣群 ノワールドグマ
この世界にいてはいけないイレギュラーを排除するべく生み出した怪獣。
一度に大量に増殖・出現し裕太たちを数の暴力で圧倒する。複数のタイプが存在する。
こいつのみ「O」が一つ多いアナグラムとなっている。

デザインモチーフは「アクセプターとフィクサービームの光+ヤシガニ」。




【グリッドマンユニバース(劇中劇)】

本作に置いて重要なファクターとなる劇中劇
アカネがいたということを皆に知っていてもらいたい六花と内海が、学園祭で自分のクラスの出し物が演劇と決まったことで「グリッドマン物語」という形で伝えようと思いついた。
要するにSSSS.GRIDMANの舞台化である。
とはいえ六花自身も「うまくいくかぁこれ?」と懐疑的になるほど本編の物語は複雑であり、脚本作りは難航。
特にアカネ関連の内容が「リアリティがない」と何度もダメ出しをされたため、いろいろと書き直しを余儀なくされた。
この際、六花は本編で見せたタイピングの速さを遺憾なく発揮している。
修正を経てアカネに関する内容を削除し、ダイナゼノン組を加えたエンタメ色の強い内容である「グリッドマン超伝説」に変えることでようやく合格をもらえた。
……ただでさえ複雑な2つの世界の物語を曲がりなりにも一つにした六花の文才は実はプロ級なのでは?一方内海はドカーンとかバキーンとか書いてた
黒板に書かれたプロットでは新世紀中学生に加え、ダイナゼノン組も登場と大人数が予定されていた。この段階でも見てみたかったものである。

だがこの脚本の進みを通して、いつの間にか期末が終わっている⇒世界がカオス化していることに裕太が気づかされるきっかけとなった。

戦いが終わった後、六花の手によってもう一度書き直され、映画のシナリオをなぞった「グリッドマンユニバース」へと完成。
劇中では内海が扮したグリッドマンとクラスメイトが扮したマッドオリジンの対決が描写された。
しかしTV本編を見てないと理解できないグリッドマンユニバースの物語をどうやって演劇に落とし込んだのか…六花の文才は驚愕的である。
内海は着ぐるみとはいえ、ついに念願のグリッドマンへ変身することができた。
そして、この演劇の終わりを経て裕太の一世一代の大勝負が始まることになる。

ちなみに脚本が駄目だしされまくって二転三転する展開については、リアルでシナリオが二転三転した『グリッドマン ユニバース』の制作事情をモチーフとしているようだ。


【ボイスドラマ】

・アクセプターは鳴らない

登場人物は裕太、六花、蓬、夢芽。時系列的には映画本編後。
尺は16分という、これまでのボイスドラマ数話分の大ボリュームとなっている。

当初は劇場公開2週目に入場特典として配布されたイラストカード記載のコードをツブイマで入力することで視聴できたが、2023年6月30日をもって視聴期限を迎えている。
グリッドマンユニバース特装版の円盤に収録されているので、現在はそちらで視聴可能。


・倫理観のお話

登場人物は暦、六花、ナイト、2代目。
特装版限定特典に収録。


・グリッドマン ユニバース2

登場人物は裕太、内海、六花、蓬、夢芽。
Amazon限定特典のCDに収録(通常版にも付属)。CDってwどうやって再生すんの今時w
内容は「爆笑に次ぐ爆笑!捧腹絶倒!ドタバタヒーローコメディドラマ」
メタいネタが非常に多い。





【余談】

  • スーパーロボット大戦DD』にはTV版名義でグリッドマンが参戦したが、この際ユニバースファイターも参戦している。
    諸事情でTV版と映画「グリッドマン ユニバース」の話を使わないことになり、マサキ・アンドーとサイバスターにグリッドマンが憑依する展開となっている。
    サイフラァァァッシュ!!

  • 本作の劇伴を手掛けたのは『SSSS.GRIDMAN』『SSSS.DYNAZENON』から引き続き、鷺巣詩郎氏。劇場公開に先んじて、3/22にサントラがリリースされている。
    ただし、本作のサントラには前作前々作から流用された一部楽曲は収録されていないので注意。例えば本作中盤で黒くて燃えてて胡散臭い宇宙人(?)が唐突に登場する時の曲とか。全部買え
    • なお、上記黒くて燃えてて胡散臭い六花パパの曲は黒くて胡散臭い外星人第0号の登場シーンで流れる曲*12ではなく、ダイナゼノンの劇伴『dyna piano01』だと思われる。
      でもついでにシン・ウルトラマンのサントラも買え
    • 当然だがサントラには主題歌の『uni-verse』も、挿入歌の『UNION』『インパーフェクト』も収録されていない。(ry
    • 実はほぼ全曲公式からyoutubeで配信されてるぞ!
    • でもエンディングで流れる『もっと君を知れば』のピアノアレンジは音源化されてないぞ…*13

  • グリッドマンシリーズの恒例行事としてユニバースファイターのスーツが製作され、2022年11月に開催されたイベント「グリッドマンユニバース ショーケース」にてお披露目された。
    なんでも、これまでのグリーティングを目的としたスーツと違い、軟質素材を多く使用したアクション向きのつくりなんだとか。
    更に、本作のキャストトーク付き上映会にて、なんと原作版の電光超人グリッドマンが新規造形スーツで登場。二重の意味で装いを新たにしたグリッドマンの雄姿が原作ファンを歓喜させた。
    実写媒体でのこれからの活躍からも目が離せないところ。
    なお、このスーツ2着は制作費回収の目処がないのに作ったらしく、スタッフがこれをぶっちゃけた際は「頭旧円谷プロかよ!」と一部のファンにネタにされた

  • 雨宮監督とキャラデザ担当の坂本勝氏の対談で明かされたところによると、当初構想されていたゲストキャラ中心のシナリオが通っていた場合、『電光超人』第34話に登場した怪獣、時空魔人・亜武丸が戦闘中に弾き飛ばされ手放した武器がラスボスになる予定だった模様。まるで意味が分からんぞ!

  • こっそり『ダンジョン飯』をCMしているカットがある。TRIGGERの次回作にご期待ください




独りじゃない いつの日もどこまでも
重なり合うよユニバース

ここが僕らのユニバース これが僕らのユニバース



COME ON IN DREAM WOW…ずっと


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「普通。」

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最終更新:2024年04月19日 21:00

*1 雨宮監督的には新キャラを出したほうが「映画だけで見やすいものになる」という考えもあった様子。

*2 ちなみにそのゲストヒロイン予定だったキャラらしき非常に目立つモブが前半に見受けられる。

*3 「上映中の撮影・録音禁止」「火器類・鳴り物禁止」「コールと拍手は大歓迎だが、暴言・誹謗中傷は絶対NG」

*4 コロナ禍で中止となった『舞台版SSSS.GRIDMAN』と「作品の方向性による違い」で連載中止となった風上旬氏による『新条アカネスピンオフ漫画』と思われる

*5 夢芽には「うるせぇよwww」と返された

*6 ちなみに裕太もグリッドマンも「アクセプター」と普通に縮めて言うことがある。

*7 六花には「今のはすっごい嫌だった」と追い指摘を食らった

*8 件のガスガンらしきものは『SSSS.GRIDMAN』で何度か描写されている。

*9 構内の企画賞第8位。部活動除けば実質2位。by裕太

*10 六花の性格や発言時のノリを考慮すれば、「グリッドマンが裕太に歴代変身者の話をしない」理由を、一般論として「女性が今カレにわざわざ元カレの話をしないような心境」に例えたものとする方が自然ではある。一方で、六花自身が追求する夢芽にツッコんだように「元カレがいない証明などやりようがない」ので、実際にどうなのかは不明…だが、話の流れ的にはこちらも「いない」と推測する方が自然だろう。

*11 実際はねこじゃらし

*12 『静かなる侵略: 四重奏』

*13 同曲のピアノアレンジは電光超人でもなされているが、そちらとは異なる