登録日:2018/08/29 Wed 12:02:59
更新日:2025/01/10 Fri 08:06:32
所要時間:約 5 分で読めます
概要
1990年10月27日にバンダイから発売された
ゲーム。
ファミコンの
ドラゴンボールのゲームとしては4作目にあたり、そして『ドラゴンボールZ』ととしては記念すべき第1作目になる。
原作の
サイヤ人編に加え、劇場版第1弾『ドラゴンボールZ』(オラの悟飯をかえせっ!! というサブタイで有名)を基にしている。
ゲームの特徴
モードはストーリーモードと、パスワードを入力して対戦する天下一武道会の2種類。
本作から悟空以外を使用することも可能になった。
また、当時流行していた「カードダス」の影響もあり、移動・戦闘・アイテムまであらゆる行動にカードが関わってくる。
戦闘シーンは手前や奥といった3D的な表現が使用されており、原作の空中戦を再現したものとなっている。
敵味方共に、体力が残り少なくなると苦痛で顔グラが歪むのも特徴。
悟空はアヘ顔みたいだと一部で評判。
戦闘
BGMも良曲揃いで、特にラディッツ・ナッパ戦、
ラスボスの
ベジータ戦は人気が高い。
登場人物
味方プレイヤーキャラ。本作では悟空・ピッコロ・悟飯以外に台詞はない。
また、HPが0になると死んでしまい、
復活させるチャンスがあるのは、終盤で悟空を生き返らせるイベントのみである。
◆
ゴクウ(孫悟空)
主人公だが、最初と最後しかまともに使えない。
圧倒的な強さを誇るが、界王様との修行に時間をかけ過ぎると、
ラスボスのベジータ戦でようやく合流、レベルアップの機会もなくなってしまう。
流派は「神」で、界王様との修行後に「界」に変化。
なお、ラディッツ戦でピッコロと共に生き残っていると、
界王様に会うためになんと自殺してしまう。でぇじょうぶだ。ドラゴンボールで生きけぇれるさ。
一方で、悟空だけが死亡した際は原作通りの展開になるが、逆にピッコロのみが死亡した場合は
神様の力で命を入れ替えられてしまい突然死してしまう。これもこれで酷い…。
でぇじょうぶだry
●しょうげきは
●エネルギーは
●かめはめは
●たいようけん
(以下は界王様との修行後に追加)
●かいおうけん
●かいおうけん・かめはめは
●2ばいかいおうけん
●2ばいかいおうけん・かめはめは
●3ばいかいおうけん
●3ばいかいおうけん・かめはめは
●4ばいかいおうけん・かめはめは
●げんきだま
◆
ピッコロ
悟空に次ぐ実力者にして、悟空よりも操作する機会が多い、ガーリック編までは彼が死んでしまったらドラゴンボールがなくなり
ゲームオーバー、ガーリックの城以降まとまって行動する際1番目にいることから、彼が事実上の主役?流派は「魔」。
●まこうほう
●れんぞくまこうほう
●メからかいこうせん
●クチからかいこうせん
●ばくれつまこうほう
●まかんこうさっぽう
◆
ゴハン(孫悟飯)
悟空の息子。
ポテンシャルは秘めており、最終的にHPが凄まじくなるが大器晩成型で、普通にプレイしていたら
そのレベルに到達するまでにクリアしてしまう。流派は「魔」。
また、「しっぽ」と「つき」のカードを持っていると大猿に変身しBPも10000プラスされるが、実は基礎攻撃力・防御力共に低くなり、レベルが一定以上だと逆に弱体化するという罠がある。
●エネルギーは
●ませんこう
(大猿変身時)
●エネルギー波
◆
クリリン
悟空の親友。何故か最初の
ラディッツ襲来の時はカメハウスに不在。能力は平均的で、正直ヤムチャとどっこいどっこい。
加えて残念なことに、拡散エネルギー波は他の技同様単体攻撃。(次作以降のように全体攻撃だったら、評価も大きく変わっていただろう
が、そうなったらそうなったでヤムチャの立つ瀬が本当になくなってしまうし…。)
気円斬はベジータの大猿化を解除する効果を持つが、命中率が低めなためあまりあてにはならない。流派は「亀」。
●かめはめは
●きえんざん
●かくさんエネルギーは
◆
ヤムチャ
悟空の仲間。繰気弾は必ず命中する特性を持つ。
しかし能力が能力だけにそこまでありがたみはない。流派は「亀」。
実はガーリックJr編の北エリアにあるプーアルの家にヤムチャで行くと、非常に有用な「シェンロン」のカードをくれる。
●かめはめは
●そうきだん
◆
テンシンハン(天津飯)
元鶴仙流の武道家。何気に基礎攻撃力が悟空に次いで2番目に高く、
必殺技も強力。
しかし、レベルアップがやや遅いのが欠点。流派は「亀」。
亀仙流になったわけではないのに…
●エネルギーは
●たいようけん
●きこうほう
●4しんのけん
●4しんのけん・きこうほう
◆
チャオズ(餃子)
元鶴仙流の武道家。
そして本作では最弱という名の最強。
というのも、能力こそ全仲間中最も低いが、原作でナッパに効かなかった必殺技の「
超能力」が、本作では
100%命中して2ターン動きを止める上に、防御力まで下げる(しかも重ね掛け可能)というおまけ付きである。
これを使うか使わないかで難易度が激変すると言っても過言ではない。流派は「亀」。
亀仙流に(ry
●ちょうのうりょく
●どどんぱ
【ザコキャラ】
◆カイワレマン
BP:200
水色の体をしたサイバイマンの色違い。流派は「惑」。
最弱の雑魚だが、必殺技のシビレ液には防御力を下げる特殊効果がある。
●シビレえき
◆キュウコンマン
BP:350
橙色の体をしたサイバイマンの色違い。流派は「惑」。
●エネルギーだん
◆パンプキン
BP:400
下級戦士のラディッツよりもさらに弱いサイヤ人。流派は「惑」。
名前が似ているが、
バーダックの仲間のパンブーキンとは別人である。
最初のステージではラディッツの前座の固定敵としても登場する。
●エネルギーは
●かんこうせん
◆オニオン
BP:450
下級戦士のラディッツよりもさらに弱いサイヤ人。流派は「惑」。
その割には選ばれたサイヤ人にしか作れないというパワーボールを使いこなせるのか、大猿に変身することがある。
変身後のBPは、大猿化は10倍のパワーアップという設定に反して、変身前の4倍となる1800で、必殺技はエネルギー波のみとなる。
なお、変身させてから倒せば撃破時の獲得BPが大幅に増える。
その為狙って倒したいが、実は結構レアな敵。なおかつ出てきても大猿になるかは運なので、上手く事が進めばラッキーくらいで思っておこう。
元はアニメオリジナルの敵として登場した過去のサイヤ人の一人である。
●エネルギーは
●かんこうせん
●きょだいさるへんしん
◆ブロッコ
BP:500
下級戦士のラディッツよりもさらに弱いサイヤ人。流派は「惑」。
某伝説の超サイヤ人とは無関係。
元はアニメオリジナルの敵として登場した過去のサイヤ人の一人である。
最初のステージではラディッツの前座の固定敵としても登場する。
なお彼ら雑魚サイヤ人がどういった存在なのかは本ゲーム中においては特に語られないため、どうやらこの世界のサイヤ人は
そこそこの数が生き残ってるようだ。
●エネルギーは
●かんこうせん
◆シナモン
BP:270
サンショの色違いの魔族で、防御力は低いが、体力が高い。流派は「魔」。
●エネルギーは
◆ハーブ
BP:300
ニッキーの色違いの魔族で、体力は低いが、防御力が高い。流派は「魔」。
●エネルギーは
◆ジャスミン
BP:290
ジンジャーの色違いの魔族で、バランスのいい能力をもつ。流派は「魔」。
●エネルギーは
【ボスキャラ】
◆
ラディッツ
BP:1500
サイヤ人で、悟空の実兄。流派は「惑」。
なお、ラディッツ戦終了後の悟空・ピッコロの生死によってその後の展開が異なる。
●エネルギーは
●きょうりょくエネルギーは
●ダブルエネルギーは
◆サンショ
BP:1300
北エリアで待ち受けるガーリック3人衆の1人。HPが非常に高いものの、防御力は低いためそこまで強くはない。流派は「魔」。
劇場版を見ればわかるが、シナモンとグラフィックを間違えている。
●エネルギーは
●きょうりょくエネルギーは
◆ニッキー
BP:1200
東エリアで待ち受けるガーリック3人衆の1人。
HP・BPは一番低いが、防御力が非常に高く、加えてHPが少なくなると
刀攻撃までしてくる強敵。流派は「魔」。
ガーリックJr編開始時のパーティ分担で、適当にA連打して選んだクリリン・ヤムチャのコンビで挑んでしまうと苦戦は必至。
●エネルギーは
●きょうりょくエネルギーは
●カタナこうげき
◆ジンジャー
BP:1500
西エリアで待ち受けるガーリック3人衆の1人。
BPが一番高く、バランスの良い能力を誇る。ニッキー同様、HPが少なくなると刀攻撃をしてくる。流派は「魔」。
●エネルギーは
●きょうりょくエネルギーは
●カタナこうげき
なお、ガーリック3人衆は後にガーリック城で再登場し、3人同時に戦うこととなる。
◆
ガーリックJr.
BP:2500
BP:3500(変身後)
魔族のボス。一度倒しても、直後に変身し再び戦闘となる。変身前に知らないで有用なカードを使ってしまうと、厳しくなる。
●エネルギーだん
●れんぞくエネルギーだん
●きょうりょくエネルギーは
(変身後)
●エネルギーは
●
ブラックホールは
◆
サイバイマン
BP:1200
雑魚敵としても
エンカウントする
人工生物。6体まとまって襲い掛かってくる。
●ようかいえき
●すてみのこうげき
(実はこれはヤムチャにしかやってこない。変な所で原作準拠である…。幸い一撃死することはないのでHPには注意しよう。)
◆
ナッパ
BP:4000
サイヤ人のエリート戦士。BPこそそこまで高くないが、実はHP・基礎攻撃力が全敵で最も高く、下手すると悟空ですら致命傷を負ってしまうことも。
この時までに悟空が戻ってこないと、クリリンでなくとも
「悟空ーーー!!!!はやくきてくれーーーっ!!!!」と叫びたくなること請け合い。
●エネルギーは
●ばくはつは
●クチからエネルギーは
◆
ベジータ
BP:18000
BP:70000(大猿変身時)
サイヤ人の王子にして、本作のラスボス。普通に進めていたら、悟空以外ではまともに太刀打ち出来ない。そりゃそうだろう。流派は「惑」。
また、HPが少なくなると大猿に変身するようになり、その際はBPが桁違いに高くなる。
クリリンの気円斬かおたすけカード「
ヤジロベー」で尻尾を切断すれば元に戻せる。
●エネルギーは
●れんぞくエネルギーは
●しょうげきは
●ばくはつは
●きえんざん
●ギャリックほう
●きょだいさるへんしん
(大猿変身時)
●エネルギーは
【その他】
◆
カイオウさま
BP:4500
北銀河を統治する界王。悟空のあの世での修行相手として対決することになる。なお、彼との戦いでは必殺技やカードは使用出来ず、界王様自身も強いため、何回かは負けるだろう。流派は「界」。
◆
チチ
BP:?
悟空の妻であり悟飯の母。「てんかいち」モードで一定の条件を満たすと悟空の対戦相手として登場。BPは3人の強さで決まり、必殺技こそないものの、原作と違い実は非常に強敵で、カードを駆使しないと勝つのは相当厳しい。
宇宙一強いのは超サイヤ人孫悟空のヨメじゃったか!流派は「亀」。確かに彼女の父親は亀仙流だが……
ステージ解説
打倒ラディッツ
原作と違いカメハウスに
ブルマがいないのでドラゴンレーダーを貰いに行く(ピッコロだと怯えられて貰えない。)。
後はラディッツと道をふさぐサイヤ人を倒すだけだが最低でもレベル4はないと倒せないのでひたすら
レベル上げの為に戦闘や修行をする必要がある。
尤も南東に修行スポットがあるのでレベル上げは楽な方である。
ラディッツ戦の結果で若干展開が変わるが結局原作通り悟空が蛇の道を進む事となる。
進め、蛇の道
ひたすら蛇の道を進んでいく。
敵がいないし、一本道だがこれ以降のターン数で蘇生後の悟空到着タイミングが決まるので意外と気が抜けない。
因みに各地にある修行マスは強制停止+失敗時に8ターン増加のペナルティなので注意。
予め舞空術のカードを集めておくと展開が楽になる。
ボール集め
北、東、西に二人ずつ
Z戦士を送り込む。
基本的にレベル上げ→ボス戦の流れになる。
因みに…
- ピッコロは既にラディッツ戦でレベルが上がっている筈なので選んだエリアはかなり楽になる。
- チャオズも超能力ハメでボスを無力化できるので雑魚戦を何とかできれば楽。
- ヤムチャがいると北のエリアで神龍カード(ラストエリクサー級の回復アイテム)が貰える。
以上から
- 北エリア クリリン、ヤムチャ(ボスのサンショはHP高いだけなのでこの二人でも勝てる。)
- 東エリア テンシンハン、チャオズ(ボスのニッキーが滅茶苦茶強いので超能力ハメで倒す、テンシンハンを加えて雑魚戦も有利に。)
- 西エリア ピッコロ、ゴハン(ゴハンをレベル上げ以外で苦戦する事は無い。)
がベストか。偶然にも、原作でも因縁の深いキャラ同士である。
ちなみにピッコロとゴハンを組ませるとエリア開始前にちょっとしたイベントが入る。
界王様の修行
北エリアクリア後はバブルスを捕まえる、東エリアクリア後はグレゴリーをハンマーでたたく修行が行われる。
移動毎に悟空到着が遅れるので注意。
ガーリックとの決戦
ここからは全員一丸となって行動する。
「最初からそうしてくれよ」は禁句
途中で以前倒した三幹部を倒す以外に障害はないが実はこのエリアの方が雑魚戦の
経験値が高いのでレベル上げはここで重点的にやっておくべきだろう。
ガーリックはかなりの強敵なので注意、この後ドラゴンボールで蘇生できるのでピッコロ以外は死んでも構わないくらいで戦った方がいいだろう。
まあ、[[超能力]]ハメで楽勝ですけど。
界王様との戦闘
悟空と界王様との最後の修行。
実戦方式だがカードと必殺技は使用できない、その為に「神」流派が一番強くなる。
恐らく界王様の方が強いので一回は修行失敗になるだろう、しかしダメージは残るのでいつかはクリアできる。
この後ドラゴンボールで死者が全て蘇る。一度死んだことがあるクリリンやチャオズもしっかり生き返るのでご安心を。
ちなみに、界王様との戦いで減った体力はそのままで合流する。
体力ギリギリのところで修行を終えて合流時に意気揚々と戦闘に出して即死亡…なんてポカが無いようにちゃんと回復させておこう。
サイヤ人との決戦
サイバイマン→ナッパ様→ベジータとの闘い。
悟空の修行結果で到着タイミングが変わるので状況次第では地獄を見る事になる。
まあ、超能力ハメで(略)
ベジータを倒せば、界王様から生き残ったZ戦士のパスワードを教えてもらい、エンディングとなるのだが、スタッフロールが終わった後しばらくすると、
あの御方が…。
次回作を遊ぶなら
天下一武道会のトーナメントモードで各キャラのクリア時のパスワードを入力してみよう。
「追記・修正するためにはwiki篭りよ!死なねばならんのじゃ!」
そしてwiki篭りは自らの命を絶ち、神様と共にあの世へ向かった…
- この時期のDBゲーの原作再現しすぎたパワーバランスは個人的には好き -- 名無しさん (2018-08-29 13:40:43)
- ガーリック編とラディナッパ戦BGMがやばい。 -- 名無しさん (2018-08-29 14:47:07)
- 友達の家で拡大縮小を駆使した距離表現見て興奮した思い出 -- 名無しさん (2018-08-30 09:32:19)
- 戦闘BGMがサイヤ人雑魚・ガーリック一味・サイヤ人ボス・ベジータ戦と全て異なる上に全て名曲。戦闘時のアニメも原作さながらラッシュで殴り合ったりしてかなり出来が良い。必殺技も中々のド迫力。唯一の難点は原作再現故の悟空の出番の少なさ -- 名無しさん (2020-07-17 18:16:48)
- ↑まぁ、ぶっちゃけ、RPGシリーズの悟空の出番の少なさは無印シリーズとサイヤ人絶滅計画以外万国共通だからねぇ -- 名無しさん (2020-07-17 18:39:26)
- ブロッコ「ブロッコです、俺が伝説の超サイヤ人?違う、俺は普通のサイヤ人だぁ」 -- 名無しさん (2020-09-01 23:57:23)
- このゲームの最大の不満は全体攻撃ができないところ -- 名無しさん (2021-01-25 13:03:08)
- 深い意味もなく出したであろうカイワレマンやキュウコンマンが2020年発売のドラゴンボールゲームでもまだ現役という事実が凄い。 -- 名無しさん (2021-01-30 15:39:11)
- 猿を大きくするんじゃなくて、相手を小さくするっていう大猿の表現には感心した。ファミコンのDBゲームの中で、一番スタッフの愛と工夫が感じられる名作だと思う。 -- 名無しさん (2021-01-30 16:32:51)
- ジンジャーは戦闘力の低いキャラを優先的に狙うのでゴハンやチャオズばかり狙われる。それを逆利用して基礎防御力の高いゴハンを壁役にすると多少楽に戦える。 -- 名無しさん (2021-09-06 13:20:28)
- クリリンとヤムチャと天津飯と餃子は神流派じゃダメだったのかとは思わなくもない、悟空が復活したら完全に腐っちゃう流派だし -- 名無しさん (2025-01-10 08:06:32)
最終更新:2025年01月10日 08:06