チチ(ドラゴンボール)

登録日:2018/05/27 Sun 10:07:51
更新日:2025/04/24 Thu 07:09:23
所要時間:約 10 分で読めるだよ





悟空さ―――っ!!!


チチとは、漫画ドラゴンボール』の登場人物の1人である。


CV:荘真由美→渡辺菜生子、加隈亜衣(ミニ時)


人物

フライパン山に住む牛魔王の娘。悟空の妻で悟飯悟天の母親。
エイジ737年生まれで初登場時は12歳。身長163cmで体重は50kg。血液型はAB型。名前の由来は不明。
牛魔王の娘だからというのが有力だが、仮にそうなら女性の名前にはど直球すぎるネーミングではなかろうか…。
趣味は農作業と悟飯の教育。好きな食べ物は中華ちまきで好きな乗り物はトラクター。
嫌いなものは超サイヤ人。これは金髪=不良という固定観念があるためで、息子たちが超サイヤ人になった際には「不良になっちまっただか!?」と大騒ぎした。
悟飯の時に事情を説明され、不良になったわけではないと理解しているものの、金髪への抵抗感からか好ましくは思っておらず、悟空たちもなるべくチチの前で変身しないように気を遣っている。
父親譲りの訛りの強い東北弁で話す。

黒のストレートヘアが特徴の女性。物語後半になると髪を結うようになる。
ブルマには負けるがスタイルは抜群で、年齢を重ねてもその体型は維持されている(だがブウ編の彼女(37歳)は悟空曰くブルマやビーデルと比べて「ピチピチじゃない」とのこと)。因みにチチの方がブルマより4つ年下である。
幼少期の格好はヘルメットにビキニアーマー。父の牛魔王の服装も考えれば納得と言えば納得だが……。
天下一武道会ではチャイナドレス。結婚後は民族衣装風の普段着を着ている。
誠に残念ながら抜群のスタイルでビキニアーマーは(原作では)着てくれない。

しっかりした女性だが、性格はかなりきつくとても思い込みが激しい。
こうと決めたら最後まで貫き通す芯の強いところがあり、幼少期に知り合った悟空にパンパンされた事で彼のところに嫁に行く事を決め、数年後に本当に結婚してしまった。
恐怖を感じるとワケが分からなくなるところがあり、ティラノサウルスに追いかけられていた時には「おっかねえ」と騒ぎながらカッターでティラノの首を刎ねた上にビームで跡形もなく消し飛ばし、
見ていたヤムチャたちを「おっかないと言いつつ無茶苦茶してる(=チチの方がおっかない)」と戦慄させている。
このため、悟飯のキレると何しでかすかわからないところは悟空ではなくチチからの遺伝の可能性もある。
当人曰く水洗便所のように綺麗な心の持ち主で、描写される限り10代後半までは筋斗雲に問題なく乗れていた(今も乗れるかは不明)。


悟空と結婚してからはパオズ山に住居を構え仲良く暮らすが、悟飯が生まれた頃から教育ママへと変貌。
「これからは勉強の時代」だと考えており*1、悟飯の学者になるという夢を叶えるために塾に通わせたり通信教育を利用したりして悟飯に勉強をさせている。
悟飯への武道の手ほどきを許さないレベルらしく、悟空が「鍛えれば強くなりそうなんだけどな~」とぼやくものの
この時点での悟空でも争いを好まない悟飯の性格や勉強の大切さは理解しているのか、チチの方針に従っている。
…と、結婚後のチチは教育ママのイメージが強く、*2
ベジータを戦いの末に追い返した時は、悟空ですらチチの言い分に顔と心を歪ませヤジロベーも「悟空、コイツ殴ってもいいか?」と思わず尋ね当の悟飯も「うるさーい!!」と大声で否定される…など、ちょっと行き過ぎなほど思い詰めていた。
ただチチから見れば周囲の大人達がまだ5~9歳の自分の息子を当たり前のように戦力として扱う異常な状況でもあり、実際の所、母親の立場からの悟飯の戦闘参加に関する意見については正論である事も事実ではある
もっと言えばこの時点で(チチからしてみれば)ヤムチャや天津飯らとはそこまで深い付き合いはなく*3、ピッコロに至っては世界を恐怖に陥れた大魔王の息子で夫を瀕死に追い込み、息子を連れ去った大悪党であるため、そんな輩と大事な息子が一緒にいるのを良しとしないと考えることは母親として当然と言える*4
このように当初は悟飯の教育を行きすぎなくらい第一に考えていたが、年齢と共に段々と性格が穏やかになっていき、
特に悟空の2度目の死以降は思うところもあったようで高校生になった悟飯の天下一武道会の出場を認めたうえで休学を許可したり*5、アニメ版では自ら悟天に組み手を教えていたりする。
禄に働かない悟空の事をよく怒鳴っているが、結婚後も悟空の事は深く愛しており、アニメ版のオリジナルシーンでは原作で描かれなかった悟空との仲の良さが垣間見えた。
未来からきたトランクスが歴史を大きく変えてしまったことに悩んでいた時は悟空の命の恩人であるトランクスに感謝の気持ちを伝えている。
この作品の性質上、2回も最愛の夫を失うという不幸に見舞われており、最初に悟空が死んだと知った時には悟飯がピッコロにさらわれた事を知った直後ということもあってその場で卒倒し、
2回目は悟飯から悟空の死を伝えられた途端にその場でうずくまって号泣していた。
セルゲームの直前には悟空に生きて帰ってくるよう約束していたこともあり、2度目の死の直前は悟空もチチとの約束を守れないことに「母さんにすまねえって言っといてくれ」と悟飯に言い残している。
また悟空が死亡してからまた復活して再会した時は涙を浮かべて抱きしめ、悟空もそれに抱きしめて答えるなど夫婦らしいシーンももちろん存在する。


牛魔王の娘であり、自身もかつては武術家であったため、悟空達Z戦士には遠く及ばないものの地球人の中では強い部類に入る。戦闘力は天下一武道会出場時で130であり、本戦出場を決めるほどの実力を誇っていた。単純な戦闘力比べなら亀仙人とほぼ互角~若干劣る程度(ラディッツ戦後の時点の亀仙人で139)である。
結婚して以降は「これからの時代に武術は必要ない」と武術を嫌っていたが、アニメ版では腕が鈍らないように密かに鍛錬を続けていた事が判明。組み手を教えた悟天にも遅れを取る事はなかった。
「気」を操る描写はなく*6、アニメでは飛べないことが明言されてビーデルに運んでもらうシーンがある。
料理の腕前は高く、恐竜や爬虫類などを食材にした料理が得意*7
ビーデルにも「うちのコックが作った料理よりも美味しい」と絶賛されていた。


※いずれも幼少期に使用。

ヘルメットについているカッターを投げつける。
このカッターは切れ味抜群で、ティラノサウルスの太い首すら簡単に切断できる。
ちなみにこのカッターはブーメランのように戻ってくる。
Sparking! METEORでは「こっちさ来ねえでけろ!」という名称になっている。

ヘルメットの飾りから発射するビーム。
このビームも威力が高く、ティラノサウルスの巨体すら簡単に消し飛ばす。
Sparking! METEORでは「おっかねえよー」という名称(ry

ヘルメットの見た目といい技といい、どう考えてもウルトラセブンです、本当に(ry


活躍

  • ドラゴンボール探し編
フライパン山のを消すために亀仙人を探していた途中で悟空と出会い、一緒に亀仙人の住むカメハウスを目指す事に。
その途中で悟空に足でパンパンされた事でつい悟空を突き落とすが、この事で運命的なものを感じ、将来は悟空のお嫁さんになる事を勝手に決めていた。
フライパン山の火が消え悟空達と別れる事になると「もうちっとおっきくなったら嫁にもらいにきでくれな」と悟空に尋ねる。
しかし悟空は「嫁」がなんなのかよく理解しておらず「食べ物」の事だと勘違いし、「くれるもんならもらいにくるぞ」と安易に約束してしまった。
ちなみに牛魔王からも兄弟子の孫ということで快くOKされた。

  • 第23回天下一武道会編
前述の約束を本気にして長年悟空の事を待ち続けていたが、彼が一向に現れなかったので痺れを切らしてこちらから会いに行く事にする。
そして悟空が天下一武道会に出場すると考えて自身も出場し、悟空と無事再会したのだが、チチの事をすっかり忘れていた悟空に「誰だ?」と言われてしまったため逆上。
悟空を叩きのめして実力行使で結婚すべく予選を突破し、1回戦で悟空と戦う事になる。なお、本選では本人の強い希望により特別に「匿名希望」として参加していた。*8
面と向かっても悟空は自分の事を思い出してくれなかったので、試合中に過去に結婚の約束をした事を明かし会場を騒然とさせた。
その後は悟空に完敗し、彼に本名を明かして約束を思い出してもらった。
約束を思い出した悟空は驚きつつも、「約束したものは仕方がない」として「それじゃ結婚すっか」と結婚することを決め、
チチも「んだ」と当然同意し、2人はその場で結婚してしまったのだった。
武道会終了後は2人で筋斗雲に乗り、新婚旅行へと旅立っていった。

武道会から1年後に悟飯を出産し、悟飯の養育に力を入れるようになる。
カメハウスに行ったっきり戻ってこない悟空達を心配して迎えに行くが、そこで悟飯がピッコロに連れて行かれ悟空も死んだ事を知り、ショックのあまりその場で気絶した。

ベジータナッパとの戦いが終わった頃に現地へ駆けつけた時には、悟飯の事ばかり心配していた(クリリンやヤジロベーにも呆れられていた)。
悟飯がナメック星行きを志願しても勉強の事を持ち出して猛反対するが、悟飯に反抗されてついオロオロし、彼の決意の固さを知って渋々ナメック星行きを了承した。

悟飯がナメック星に旅立つ事となったため、向こうで恥をかかないために彼を坊ちゃん刈りにする。
それに加えて七五三のような服を着せていたため、宇宙に旅立つのに気合が入っていたブルマにずっこけられた。
彼らが旅立つ直前まで悟飯の勉強の事を気にしており、「毎日勉強するだぞ」などと言って彼らを見送っていた。

悟空がナメック星から帰還したのも束の間、彼が人造人間の襲来に備えて悟飯を鍛えたいと言い出したため、今回も猛反対する。
だが結局チチのほうが折れる事となり、3年経ったら今度こそ拳法をやめさせる事と悟空も働くことを条件に3年間の修行を許可した。
このとき悟空に誤って壁をぶち抜いて突き飛ばされたが、ギャグ補正ありとは言え割と軽傷で済んでいる。
ある意味因縁の相手であるピッコロが悟空達の修行相手としてしばらく居着いたのでなんだかんだでそれなりに打ち解けたらしく、「ピッコロさ」と呼ぶようになっている。

悟空が心臓病で倒れてからは付きっ切りで看病をする。
その後、悟空の心臓病が治ると彼に「修行に悟飯を連れて行きたい」と頼まれるが、ここまで来ると止めても無駄だと言う事は分かりきっていたので「どうせならうんと強くしてやってけれ」と承諾し、
戦いが終わったら悟飯を勉強に専念させて悟空にも働いてもらう事を約束させた。
しかしその後、悟空はセルとの戦いで命を落とす事となり、彼の死を知った途端その場で泣き崩れた。

セルとの戦いの後で悟天を出産。
天下一武道会に参加するため悟空が1日だけあの世から帰ってくると聞き、久々の再会を喜んでいた。
この頃は牛魔王の資産が底をつき始めていたため、賞金目当てに悟飯の武道会出場や修行中の休学もあっさりと認めた。
舞空術を習うべくビーデルが押しかけてきた際には、最初は彼女を悟飯をたぶらかそうとしている女の子ではないかと疑って刺々しく接するも昼食を用意してやり、
その食卓の会話で彼女が金持ちだと知ると「いつ結婚するんだ?」と冗談っぽく言っていた。

魔人ブウ復活した後は、皆と天界の宮殿へと避難。
悟天とトランクスがフュージョンで合体する事となったので、合体後の名前は「ゴテンクス」か「トランテン」のどちらになるのか興味を示していた。
悟空が天界に帰る際には涙を流し、悟天が抱っこしてほしいと思っていることを察するなど愛情に満ちた母親としての姿を見せている。
ブウとの戦いで悟飯が死亡したため(本当は生きている)、彼を殺したブウが宮殿に襲来してきた時には物怖じする事無く彼をひっぱたき「悟飯ちゃんを返せ!!」と怒鳴り散らす。
その結果ブウにタマゴにされてしまい、踏み潰されて死亡した。

後にナメック星のドラゴンボールで生き返り、悟空の元気玉に協力する。


アニメ版の活躍

  • 無印
ドラゴンボール探し編で悟空と別れた後も、オリジナルエピソードで何度か会っている。

武道会の後で悟空と新婚旅行に出かけた後の事も描かれており、フライパン山で再び発生した火災を消すために悟空と各地を駆けずり回る。
鎮火した後は母の形見である花嫁衣装に身を包み、ようやく結婚式を挙げる事が出来た。

  • Z
ベジータとの戦いでズタボロになった悟空の介護で病院に通い詰める甲斐甲斐しい姿が描写された。
が、この時悟空は少しでも体が動かせるようになると病院を抜け出し、僻地に行って修行しだして、怪我をぶり返して倒れる、と言うような事をしたため
涙を流して悟空を怒っている。悟空も流石に悪いと思ったのか泣かれて以降は大人しく入院していた。
フリーザとの戦いの後、ガーリックJr.編では悟飯がクリリンに誘われてカメハウスに行きたがるも、「彼らと付き合うと頭が悪くなる」と決め付けて許可しなかった。
結局家を抜け出した悟飯を連れ戻しにカメハウスへ押しかけ、そこでマロンに「おばさん」呼ばわりされて怒り、ブルマ達に取り押さえられるも、アクアミストに巻き込まれて魔族になり、悟飯達に襲いかかった。

その後は周災悪という家庭教師を悟飯につけるが、これがその名のとおりとんでもなく最悪なヤツであった。
問題を解けない悟飯をで叩かれ、悟空の悪口ばかり言われて怒る悟飯の反抗を、家に戻らない悟空のせいだと決め付けられたので、それらの事に激怒して災悪を窓からぶん投げて追い出していた。

人造人間襲来に向けた修行を認めた後、買い物帰りに猪に襲われた事で再び不満が爆発。
悟空とついでにピッコロにエアカーの免許を取る事を命じるが、結局取れなかったのでショックのあまり気絶していた。
だがセルゲーム前の話で、悟空がチチ、悟飯、クリリンを車に乗せて運転するシーン*9があり、その際にクリリンに「いつの間に免許なんか取ったんだ?」と尋ねられ、悟空が上記の免許を取れなかった一件を話した後、チチが「自分が教習所の人達説得して何とかなった」「筆記試験は徹夜で勉強した」と説明している。

アニメオリジナル描写で、悟空が心臓病から復帰した後は「作者が苦手」としたような、互いの夫婦愛がにじみ出るシーンが追加されていた。
この描写の中で、悟飯の命名時の思い出が描写されており、赤ん坊に泣かれて却下となったがチチは最初、赤ん坊に「アインシュタイン」「アルキメデス」という名前を付けようとしていた事がドラゴンボールの世界にもアインシュタインやアルキメデスという学者がいたという事実と共に発覚した。
その後、牛魔王がいくつも考えていた名前を発表するも、どれも「牛魔」が付く名前ばかりで、これも赤ん坊に泣かれて却下となった。
ちなみに悟空は真面目に考えずにご飯の事ばかり考えていたためにチチに怒鳴られるも、この時に牛魔王が、赤ん坊が「ごはん」という言葉に反応して笑う事に気付き、「じっちゃんの名前が良いのか」という事で「悟飯」と名付けられた。

ブウ編で死亡した後はブルマ達と天国へ行き、閻魔大王の「地獄じゃ逆に喜んでしまう」との判断で天国行きとなっていた綺麗なダーブラと行動を共にしていた。

挿入歌やキャラクターソングが収録されているCD「ヒット曲集」シリーズでは、半サウンドドラマ形式で二曲のキャラソンが存在する。時期は悟空がフリーザ戦後行方不明になっていた頃、悟飯五歳の時である。
心から濡れた二人・・・ヒット曲集5に収録。なぜかカラオケハウスに来てしまったチチと悟販のデュエットである・・・って5歳の息子と歌う歌じゃねえ! なおこの時のチチは泥酔しきっており、この曲でなんと20曲目。他の客も、店員も、そして悟飯もドン引きである。

イ・ケ・ナ・イ うららマジック・・・ヒット曲集8に収録。相変わらず5歳の息子と歌う歌ではない。心から~の一件でカラオケにド嵌り(結局一人で50曲歌ったそうである)したチチはハンディカラオケを購入。「勉強しなきゃ」と渋る悟飯に泣き落としを駆使してまでデュエットを強要、「テーブルはステージだ!」と言い放ちテーブルの上でカラオケを始めるのだった。なお前回とは違い、素面でこのテンションである。公式が病気と名高いヒット曲集8だから仕方がないよね。

  • 超(神と神)
皆と一緒にブルマの誕生パーティに参加。悪酔いして騒ぐ悟飯に禁酒を言い渡している。

』では以前の約束どおり悟空に農家の仕事をさせている。また悟天にもしっかり勉強をさせていた事が判明した。
ミスター・サタンから受け取った1億ゼニーは彼女が管理しているが、金があると悟空に知られるとまた働かなくなる可能性があったので、悟空には全て使い切ったとウソをついている。

未来トランクス編では、ゴクウブラックが出現した平行世界において、ザマスが悟空と体を入れ替えた瞬間に悟天共々ザマスに殺害されている事が判明する。
これを楽しそうにペラペラしゃべったブラックに対し、普段怒ることのない悟空が家族を殺されたと「聞かされただけ」で我を忘れるほどに激怒し、調子こいてたブラックを、一時的にだが一方的にボコるほどの力を出した。
仲間や息子がいたぶられたり殺されたりして怒りを見せることは劇場版やアニオリ含めて多々あったが、ここまで激怒するのは過去にクリリンが殺された時ぐらいである。
まぁ今まで通り悪役に殺されているならまだしも、自分の体で自分の家族を殺されてるのはいくら悟空といえどもブチ切れるのは当然とも言えるが。

  • GT
数年ぶりに悟空と再会するが、悟空が究極ドラゴンボールの力で子供の姿となっていたので、見た目の年齢差が開いた事にショックを受けていた。
悟天にベビー憑依していることには気づかず態度の悪さに叱りつけていたが
結局は操られてしまい、このことは屈辱的だったらしく
超17号編では鍋とおたまで武装してビーデルと一緒に悟空を助けに向かうという勇ましい姿を見せている。
この頃になるとチチも家族が増え、ママ友であるブルマとの交流も度々行って自分なりに人生を楽しんでいる様子で、悟空の長年のウーブの修行については特に何も言っていない。

  • 劇場版
『ドラゴンボールZ(第1作)』では、突如襲来したガーリックJr.に襲われ悟飯を攫われるという災難に見舞われる。
超サイヤ人だ孫悟空』では僅かだが久々に彼女の戦う姿が見られた。
『とびっきりの最強対最強』では冒頭、悟空が悟飯に「早く勉強終わらせちまえ」と言っただけなのに、チチが悟空がおかしくなったと勘違いして涙を流すも
タダ単に「皆とキャンプ行くからそのまえに宿題を片付けろ」でしかなかったのでずっこけている。
むしろ「勉強終わらせろ」と言っただけで心配される辺り悟空が普段如何に放任主義かという話な気もする。
『極限バトル!!三大超サイヤ人』では買い物の量について悟空から疑問が呈され悟飯より「買い物でストレスを解消しているのではないか」との見解が述べられ、
人造人間13号14号15号との戦いに悟空が飛び立ち、追おうとする悟飯を最初は引き留めようとしていたのだが、「お母さんはお父さんが死んでもいいんですか!」と反論されて言い返せなくなり、
悟飯を見送った後は慰めようとするクリリンを「おめえも行け!」と蹴り飛ばして後を追わせている。*10
燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では悟飯の塾の面接に悟空を同行させるが、
彼が言うとおりに面接に答えてくれないどころか途中で瞬間移動で新惑星ベジータに行ってしまったので*11*12「みんな悟空さが悪いだーっ!!!」と叫んでいた。
エピローグでは帰還した悟空に面接で言うはずだった話をされてしまい、気絶してしまった。
『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』ではセルゲーム後に勉学に励む悟飯に「たまには思いっきり身体を動かしてほしい」と天下一大武道大会へ出場させるというこれまでに見られない行動を取っている。


ゲーム作品において

幼少期の彼女がプレイアブルキャラとして登場。
GT神龍への願いで、彼女を選ぶと使用可能になる。

ストーリーモードのピッコロ大魔王戦では、展開次第で彼女が助っ人として参戦する。
武道会時の彼女は残念ながら使用できないが、それ以降の彼女はキャラクター図鑑の解説役として登場している。各キャラ1人ずつにコメントを付けているが、これがなかなかカオスだと評判。

なお、青年時代の悟空は「この頃のチチは可愛かったのに、なんでああなっちまったんだろ」と嘆きの声を上げる*13
一方でGT時代の悟空だとチチ側も若返った扱いになり、最初はチチに「また悟空さの仕業か」と問い詰められるものの、どちらの勝利台詞でも「昔に戻ったみたいで楽しかった」と出会った頃を思い返してイチャついている。

  • 超ドラゴンボールZ
ヤムチャ、天津飯ラディッツナッパギニュー特戦隊Dr.ゲロといったZの人気キャラクター達を差し置いて、
プレイヤブル12名の中の一人として天下一武道会出場期の彼女が登場。
そもそもRPG作品ならともかく、格闘ゲーム作品でスポットの当たることが滅多にない23回天下一武道会編からの参戦はファンを大いに驚かせた。
アーケードでは人造人間17号共々タイムリリースキャラとしての登場だが、
本作の目玉要素の一つだったのかPS2移植版のOPムービーでも彼女の演舞が描かれている。
原作だけでなくアニメオリジナルシーンを含めても戦闘シーンが少ない為か、本作では芭蕉扇や如意棒、筋斗雲といった無印出展の要素を多く使用するキャラクターとなっている。
また本作では各キャラクターの固有技を一つだけ他のキャラクターに修得させることができるため、かめはめ波や気円斬といった必殺技をチチに使用させることもできる(これは他のキャラクターも同様だが)。
特殊コスチュームで幼少期のビキニアーマーも。何考えてんだ開発スタッフ。

  • 真武道会
ストーリーモードで悟飯(少年期)が語る所によると、セルゲームで悟空死後は常に泣きながら暮らしていたようであり、間接的な原因である(と自分で思ってる)悟飯は自分を責める日々を送っていたらしいが
悟飯(青年期)に曰く「悟天が生まれて家庭が明るくなって救われた」と言う。
普段アレコレ言っていてもチチから悟空への愛情が深いとするエピソードである。
銀河ギリギリでは元気に振舞っていたが空元気だったとか悟天の妊娠が判っていたとかもう悟天産まれてたけど悟天は預けて観戦に来ていた*14とか適当に考えておこう。

  • RPG作品
チチのアイテムカードを使うと必殺技が使えるようになるため、重宝される。どういう基準かは不明
基本的に本人の出番は殆どないが、『サイヤ人絶滅計画』では悟空宅が無料回復施設になっているため、行くたびに事情を知らないトランクス単独行動時であっても休息をとらせてくれる。
悟飯が戦う事にも一切口を出しておらず、心なしか普段以上に悟空達の身を心配しているように見えるが、
同作では早急に事態を収拾しないとデストロンガスで地球人類が全滅というのが肌で感じられる状況*15だった上に、
時系列的には少し前に悟空は心臓病で死にかけているので、そのトラウマを想起させられたとすればチチがいつも以上に悟空の身を案じているのもやむなしと言えるだろう。

余談

チチ役の渡辺菜生子女史は3DSゲーム『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』以降の作品で悟空とラディッツの母親でありバーダックの妻であるギネも演じている。恐らく意図的なキャスティングであろう。

また、未来トランクスが歴史に干渉したかしなかったかで運命が大きく変わったキャラでもある。TVSP「絶望への反抗!!」では悟空が心臓病で逝去、悟飯は人造人間との戦いに明け暮れて家に帰らずという状況なため、すっかり元気が無くなり、やつれて老けてしまった。父親の牛魔王から悟飯がトランクスを連れて人造人間と戦っている話を聞いた際、飾ってある家族写真を見つめ、「人造人間なんてどうでもいいから早く帰って来い…」と嘆いていた。
後に悟飯は死んでしまうが、息子の死を知っているのかは不明。


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最終更新:2025年04月24日 07:09

*1 但し、結婚後に初登場した際の牛魔王との会話で、悟空が武道で世界一になったので、息子は学業で世界一を目指す、というちょっとしたブランド志向的な本音を漏らしてもいる。もっとも、父親は身元不明の野生児(おまけにその正体は侵略宇宙人のなりそこない)、母親である自分は大悪党の娘であるため、悟飯は生まれの面で大きなハンディキャップを抱えているという認識がチチにあったとすれば、福沢諭吉の名言よろしく学問によってハンディキャップを覆させるという育児戦略は決して間違ったものではない

*2 事件や戦いが起きていないだろう平和な時の挿し絵では家族で仲良くピクニックしてるイラストもある

*3 ヤムチャとは幼少期に一度顔を合わせているが殆ど面識はなく、天津飯と餃子とは第23回の天下一武道会で顔を合わせたものの会話はない。また、武道会が終わった後からは一度も交流していないと思われる

*4 逆にそんな悪党を強く慕う悟飯に複雑な感情を抱いている

*5 劇場版ではセルゲーム~ブウ編の間に悟飯に「たまには身体を動かして気分転換してほしい」と武道大会へ出場させている。

*6 父親であり、師匠でもあった牛魔王が「技より力のタイプ」「若干実力が劣ったのでかめはめ波は会得していない」ことが大きかったと思われ、気を操る鍛錬までは行えなかったのだろう。

*7 チチの初登場シーンで恐竜に追いかけられていたことから、フライパン山の近くには野良恐竜が珍しくない程度に生息していたのがうかがえる。それらを食材にして料理の腕を磨いたのだろう。

*8 天下一武道会は受付時に名前を明かさなければならない(ただし亀仙人やピッコロの例からわかるように偽名でも可)ので、運営側はチチの名前を知っていたはずである…というより、悟空と再会した際に逆上しなければチチが名前を隠す必要は全くないので、本名で登録していたのを急遽「匿名希望」に変えてもらったと思われる。

*9 セルゲーム前に孫一家が悟空の運転でピクニックに行く事自体は原作からあるが、クリリンは悟空の運転に居合わせていない

*10 年端も行かぬ自分の子供が後を追って、いい大人で悟空の親友であるはずのクリリンは追おうとせず、戦いに関して他人事みたいな態度だったので逆に腹が立った物と思われる。クリリンからするともう自身は戦力にならないので戦いに付いて行くという発想自体なかったのだろうが

*11 その時の悟空のぼやきが、かの有名な「面接っちゅうんは嘘つき大会なんか?」である。当然ながらチチはその発言に呆れるが、同時に世の中の面接の本質を突いたセリフとしてよく話題にされる。

*12 悟空自身は面接を界王直々の通信で会話で「今大事なときなんだけどな~」で界王の呼び出しを渋るぐらいの意識はあった

*13 地味に悟空がチチへのノロケを口にした数少ない場面でもあるのだが

*14 『ドラゴンボール大全集』では銀河ギリギリはセルゲームから数か月後と推測されているが、その割にはチチの体型に変化がない。

*15 物語開始時点でデストロンガスのせいで悟空がコツを掴むまでかめはめ波を撃てなくなるほど弱っている。