天津飯(ドラゴンボール)

登録日:2012/10/16 Tue 17:22:20
更新日:2021/03/07 Sun 13:25:42NEW!
所要時間:約 10 分で読めます




漫画『ドラゴンボール(DRAGON BALL)』の登場人物。

CV:鈴置洋孝、山寺宏一(『Z』一時代役)、緑川光(ドラゴンボール改以降)

【キャラクター性】
性格は生真面目で硬派。
エイジ733年生まれ。身長は187cmで体重は75kg。
額にある第三の目と、スキンヘッドが特徴。剃っているのか禿頭なのか、地味に不明。

初登場は第22回天下一武道会。
当時は師である鶴仙人や鶴仙人の弟の桃白白のような殺し屋を志望しており、天下一武道会で初戦の相手のヤムチャをすでに気絶させていながら足を骨折させた。
しかし、彼の根底に流れていたのは紛れもない『武闘家としての血・誇り』であり、
準決勝の相手の亀仙人や、決勝の相手の孫悟空と戦ううちに殺し屋は間違っていると思うようになり、
最後には「優勝したい、もう殺し屋にはなりたくない」と改心した。
決勝戦では悟空と激闘の末なんとか運良く勝利。悟空に勝った数少ない人物に。

ピッコロ大魔王編では亀仙人餃子の仇を取るために、眠り薬を嗅がされ朦朧とする意識の中で見た魔封波を必死で練習し習得する。
いざピッコロ大魔王を封印しようと、奴が占拠したキングキャッスルに着いたものの、電子ジャーが使い込まれたため一部壊れていたことに気づいて使えず、やむをえずそのまま大魔王に立ち向かう。
しかしピッコロが自分が戦うまでもないと生み出した配下のドラムと戦うことになり、惨敗。
(アニメでは電子ジャーは壊れておらず、天津飯も魔封波を使おうとしていたが、間合いを取るあいだにドラムと戦闘に入る)

間一髪、参戦した悟空に助けられ、悟空とピッコロの激闘を見届けた。
ピッコロ大魔王の切り札・爆力魔波に対して、舞空術で悟空を助けてピッコロを消耗させるという一幕はあったが、
残念ながら実力面では完全に悟空・ピッコロに抜かれており、以降は悟空を目指して修行を続ける。

第23回天下一武道会では修行の成果を見せ、一回戦ではサイボーグと化したかつての兄弟子・桃白白を何の問題もなく撃破。
準決勝では悟空とふたたび対戦。ピッコロさえ度肝を抜かれるような多彩な技で攻め立てたが、神様のもとで修業した悟空はさらに大幅な進化を遂げており、屈辱と口惜しさを感じながらの敗退となった。
ちなみに、素性を隠していた「マジュニア」を一目でピッコロの縁者と見抜いている。

サイヤ人編では神様のもとで修行し、「もう教えることはなにもない」と言われるほどに成長。
その後も修行を続けサイヤ人達との戦いに参戦。
相手の油断もあったとはいえ、パワーだけならラディッツに匹敵する栽培マンに圧勝する。
しかし強敵ナッパにいきなり左腕を切断され、餃子の仇を取るために放った渾身の気功砲も全く効かず、生命力を使い果たし死亡。

死後はヤムチャや餃子、ピッコロとともに界王のところで修行を行う。
真面目人間であったため、界王に提示された「ギャグでわしを笑わせてみろ」という条件に、ピッコロとともに苦戦した。
なんとか笑わせるのに成功して修行し、実力を身につける。……が、発揮する場面はなし。
アニメでは四身の拳で二人に別れて能力が半減した状態でありなから、ギニュー特戦隊ジースとバータを倒す。
ヤムチャはリクームを、餃子はグルドを倒した。

約半年後、餃子とともにポルンガの力で生き返る。なぜか左腕はなんの説明もなく再生していた。

その後は凄まじい戦闘力のインフレについていけなくなったものの、
悟空さえ「どう逆立ちしても勝てねえ」第二形態のセルを新気功砲で足止めしたり、
魔人ブウの地球人を全滅させる無数の気功波を餃子とともに避けきったり、
ゴテンクスとピッコロを吸収した魔人ブウがデンデとミスター・サタンに撃った気弾を気功砲でかき消したり、
と初期キャラでありながらなかなかの活躍をみせた。
アニメでは悟空に元気玉のために気を送った描写も追加された。

映画『復活のF』および『超』では久々に前線へと復帰し、地球へ来襲したフリーザ軍を迎え撃った。なお、餃子とヤムチャは置いてきている。餃子はともかく何ゆえヤムチャまで…
『超』宇宙サバイバル編でも力の大会の参加メンバーへと選ばれ活躍を見せた。
なお、このころには餃子とともに武術道場を開いており、沢山の門下生で溢れている。また、鶴仙流の妹弟子に当たるユーリンに逆恨みされるなど女難に見舞われたことも。ランチさんどこ行った



【主な対人関係】
先代と戦ったこともあって最初は嫌っていたが徐々に打ち解け、ピッコロと神様が融合した以降はすべて敬語で話すように。
神様のことは一時期弟子であったこともあり、尊敬している様子。

天下一武道会で足を骨折させるがヤムチャの性格上、すぐに許してもらえ友人に。

兄弟弟子であり2人の絆は強く結ばれていて本当の兄弟みたいな関係である。基本的にともに修行し、趣味でバレーボールをやったりする。

師匠である鶴仙人の兄弟弟子のため、鶴仙人の弟子である天津飯から見ると師叔に当たる。
天津飯の改心に一番深く関わった。改心以降はドラゴンボールをともに探した。
また自身は鶴仙流でありながら「武天老師様」と呼んでおり、敬意を払っている。

師匠とその弟(兄弟子でもある)であるため敬意を払っていた。
天津飯が改心した後も、結果的に師と決別したことに責任を感じていたり、無様なところは見せたくないと気遣ったりしていた。
のちに天下一武道会で桃白白と対戦した時には、仕込み刀で切りつけられ、武術家の誇りを失った*1師兄に対して激しい怒りを露にし、
数日は目が覚めないほどの一撃を叩き込んで昏倒させ、「連れて帰ってください、そしてもう二度と我々の前に姿を見せないでください」と鶴仙人に引き渡した。
その際も敬語であり、卑怯なことをされたにも関わらずできる限りの敬意を払っている。
鶴仙人は「この恩知らずめ!貴様ろくな死に方はせんぞ!」と最後までそんな彼を罵倒し、武道会場を去っていった。
この時できた胸の傷跡は残ったままである。

ちなみに鶴仙人の側も、悟空に苦戦する天津飯に(勝手に)助太刀をしたり、彼が決裂したときには怒りに加えて悲しみや苦しみの念まで見せていたことから、弟子に対する愛情は持っていた模様。というか身内には情を向ける男である。

天津飯のワイルドさに惚れられているが、天津飯は恋には興味なく戸惑ったり、まんざらでもなかったりとやや曖昧な関係。
修行場を転々としているみたいだが、しつこく追いかけ続かれているらしい。

一度、彼に(正しくは、ベジータの仲間のナッパに)殺された一件から嫌っている。
ブルマが皆のために作った戦闘服をピッコロ同様に拒絶。アニメでは「ベジータと同じ服は死んでも着るか」と言った。
だが、ベジータの実力やプライドの高さは憎からずも認めており、ベジータが人造人間18号に敗北した悔しさで何処かに飛び立った際には「新しい必殺技でも編み出して、人造人間たちの前に再び現れるだろう」と発言もした。

劇場版では一度対戦したことがあるが、なんとほぼ互角に渡り合った末に超サイヤ人に変身させるところまで追いつめている。
地味にこれは凄いことではなかろうか。



【天津飯の技】
  • どどん波
鶴仙流の代名詞の技。しかし、天津飯が使っている描写は非常に少なく、原作では一発だけである。
そのためか、RPG作品など天津飯がどどん波を使わない作品もある。

  • 顎龍拳/マシンガン突き
亀仙人も「まるでマシンガン」とおののくほどのスピードで打ち込まれる連続打撃。
ゲームでは桃白白も同じ技を使うため、鶴仙流の技であろう。

  • 排球拳
天津飯(と言うか原作)屈指のネタ技。趣味のバレーボールを参考にしたらしい。この時の天津飯はキャラが完全崩壊する。
相手を高く投げた後「排球拳いくわよーーーっ!!」の掛け声に対して自ら満面の笑みを浮かべて「はあーーーい」と返事する(アニメでは声も甲高い裏声になる)。
「ワン!!」で落ちてきた相手をダイビングレシーブ。
「ツー!!」で相手を空高くトス。
最後に自らも高く飛び上がり「アターーーック!!」の掛け声とともに相手を地面にたたき落とす。決め技のつもりだったが悟空には全然効かなかった。
ゴテンクスにも似た技の「激突ウルトラブウブウバレーボール」がある。

  • 太陽拳
目をくらます技。新鶴仙流の技で天津飯が独自に考えた技だと思われる。
初登場の天下一武道会に使って以降は本人は使わず、悟空やクリリン、セルなどが使用。
クリリン曰わく「そんなに難しい技じゃない」とのこと。別にハゲじゃなくても使える。
『超』宇宙サバイバル編ではかなり久しぶりにこの技を使用し、悟飯達の攻撃をサポートした。

  • 四妖拳
肩から腕が生える。どう見てもカイリキーです…。
ナッパから腕を吹き飛ばされた時これを使えば良かったのでは?と良く言われる。
まぁ使用時の描写から咄嗟に使える技でもないし、直後に餃子の死などが重なり冷静さを失っていたので仕方ないのだが。
『ドラゴンボールSD』ではクリリンに言われて技を思い出し、腕を復活させていた。

  • 気功砲
天津飯の代表的な技。かなり強力だが自分の命を削るため、使った方もただでは済まない非常に危険な技。
亀仙人も知っており、「鶴仙人め、教えてはならん技を」と憤っていたことから、二人が袂を分かつ前から技は存在していたことが伺える。
あるいは、亀仙人と鶴仙人の師匠である武泰斗様が編み出した(そして、封印した)技であったのかも知れない。

両手で照準を作り、狙いを定めるのが本来の手順。
サイヤ人編ではナッパに片手を切り落とされてしまったため、片手で放ったが全然効かず、天津飯は体力を使い切り命を落とす。
しかしながら気功砲を使用した瞬間にベジータは顔色を変え、ナッパは悲鳴を上げていた。その後「おどかしやがって」と発言している。
片手であり印を正確に組めなかったため、威力が拡散したのであろう。一時、RPG作品での気功砲の演出は片手版になってたのは気にしてはいけない。
とっさに地面に穴をあけて仲間を避難させるなどの応用もある。また、この場面では消耗もせず速射しており、威力の調整もできる模様。*2

  • 四身の拳
残像拳とは違い実体である。4人に分かれる技。魔族の知識を持つピッコロでさえ驚いた。服も分裂する安心仕様。
分かれていても全員が天津飯の意思のままで動くため、
天津飯の視界は12個もの目になり、かなりの動きを捉えることができるようになる。
しかしすべての能力が1/4になってしまう欠点があり、悟空にはたった一度のやりとりで本質を見抜かれ、逆利用されて敗北した。
アニメでは2人に分かれたことも。
RPG作品では四身の拳・気功砲という合わせ技が天津飯の最強技になっていることがあるが、それって通常の気功砲と威力が変わらないのでは…
一応回避不能という長所は存在するが。

  • 新気功砲
同じ気功砲だが威力が上がり、なにより連射が可能になった。
やはり自分の命を削ってしまうが、原作では10発、アニメでは30発放っていたので多少は軽減されているのかもしれない。
代償がさらに大きくなった分、かなり格上の相手にもそれなりの効果を見せ、18号を狙う第二形態のセルを強引に押し込むことで足止めに成功。18号たちの逃走には十分役に立った。
セルも、ダメージこそ負わなかったものの、天津飯の気功砲の構えを見たときには顔が凍り付き(アニメでは悲鳴を上げた)、食らっている間は唾をこぼしながら吹っ飛んでいる。
サタンとデンデを狙って放たれたブウのエネルギー弾を相殺したのもこの技。
当時の天津飯との力の格差を考えると、いずれも大健闘といっていい。
ゲームでも新気功砲を使うと体力を消費して連発可能だが、使用後気絶するなどリスクも大きい。


その他舞空術やテレパシーや怪光線、残像拳や気合い消しなど、体得した技は非常に多い。
さらには一度見ただけのかめはめ波や魔封波さえも学び取っており、技のレパートリーはセルに次ぐ多さ。


【ゲームでの天津飯】
初期キャラのためほぼ皆勤。
体格や技のクセの強さの問題なのか、地球人組の中では微妙に使いづらい性能になっていることが多い。
PS2のドラゴンボールZ2ではヤムチャとフュージョンしてヤム飯になる(笑)。フュージョン失敗した時はデブではなくガリガリになる。


【その他】
ドラゴンボールでしばしば地球人最強は誰なのかという議論があり、候補は天津飯とクリリンが上げられたが最後まで見せ場があったりするところで天津飯が上である。
つまり地球人最強は天津飯である。


…はずだった。
後年天津飯は『三つ目人(族)』という宇宙人の末裔と公式設定されたため地球人という枠から外されてしまう。
結果この論争は、純粋な地球人最強はクリリンという形で決着がついた。

天津飯は大小問わずかめはめ波が効かないと(亀仙人が)言っているがこの発言は疑問視されている。
(一応、天下一武道会では対戦相手のヤムチャが放ったかめはめ波を、気合だけではね返した描写はあるのだが…。)




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最終更新:2021年03月07日 13:25