通常魔法
デッキから魔法・罠1枚を墓地に送る。
《おろかな埋葬》の魔法・罠版と言える性能で、サルベージと組み合わせて墓地を経由した間接的なサーチや墓地の魔法・罠の数を参照するカードとの組み合わせもあるが、最も良く使われるのは墓地で発動する効果を持つ魔法・罠を落とす事。
同名ターン1制限はあるものの、《おろかな埋葬》同様にこのカードには墓地に落としたカードの効果に関する制約はなく、落としたカードの方に制約がなければ即座に墓地発動効果を使用できるため、これ1枚からサーチやサルベージ、蘇生やリクルートなど幅広い役割を果たせる。
カードプールの増加とともに墓地発動する魔法・罠が増えていたため決闘者からもそろそろ危ないのでは?と思われており、予想通りに2023/1/1の改訂にて遂に準制限指定を受ける。
元々多くのデッキで使われていたが、今回規制されるきっかけとなったのは環境トップの【ティアラメンツ】にて《壱世壊に奏でる哀唱》を落として「ティアラメンツ」モンスターをサーチしたり、《救いの架け橋》を落としてサーチ効果を持つフィールド魔法の《壱世壊=ペルレイノ》や《六世壊=パライゾス》をサーチしていた事が原因と思われる。
速攻魔法
手札かデッキからレベル3以下のサイキック族チューナーを特殊召喚し、特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。
特殊召喚対応モンスターにはチューナーもいるためシンクロ召喚にも使える。
エンドフェイズに除外されるデメリットがあるものの、特殊召喚したモンスターはシンクロ・エクシーズ・リンク・アドバンス召喚に使われるため実質あってないような物。
「デッキから特殊召喚するカードは強い」という言葉を体現したようなカード。
環境の変化によく振り回されるカードでシンクロで暴れ回り2009/03/01で制限カード化し、その後シンクロの弱体化や同じ役割を遂行できるカードが増えたためか2012/03/01の準制限を経て2012/09/01で無制限化。
しかし 超量ギミックの《超量士ブルーレイヤー》を呼び出す手段として相性が良く【 超量帝】で暴れ回ったため2016/04/01で制限カードに再度戻される。
その後採用率の低下もあって2018/07/01で準制限に緩和されるが、その時には上記の《SRベイゴマックス》も同時に緩和されたためかこちらは目立っては使われてはいない。
しかしチューナーの調達、ランク3エクシーズや《彼岸の黒天使 ケルビーニ》の素材を調達するのに便利なカードには変わりないため、カードプールや環境の変化によってどう転ぶかはわからない。
通常魔法
EXから3or6枚裏側でランダム除外し、除外したカード3枚につき1枚ドローする。
メインフェイズ1開始時にしか発動出来ず、発動するターンは他のカードの効果でドロー出来なくなるデメリットが付く。
コストは裏側除外なため再利用が難しく、更に除外されるのはランダムで選ばれるため、《強欲で貪欲な壺》と同様にキーカードが飛んでしまう危険性を孕んでいる。
それでも手札消費1枚で2枚ドローというのは破格であり、EXを使わないor依存度が低いデッキならほぼノーリスクで使えるため完全に入れ得なカード。
ドローを封じられるデメリットもサーチが豊富なデッキならスルー可能。
更にEXデッキを利用するデッキでも“キーカードを複数積みにする事で1枚でも残る可能性を上げる”と言う形で採用するケースもある。
【粛声】や【ラビュリンス】、【メタビート】などのEXへの依存度が低いデッキでの採用が目立ったためか2024/4/1に準制限指定を受ける。
遊戯王マスターデュエルではシングル戦オンリーのため【メタビート】系への対処が難しいと言うのもあってか、OCGより早い2023/9/1には準制限カードとなり、2023/11/9にはOCGより厳しい制限指定を受けている。
通常魔法
デッキトップ10枚を裏側除外して2枚ドロー。
《金満で謙虚な壺》同様に再利用が非常に難しいコスト設定であり、こちらは目当てのカードをうっかり除外してしまう危険性もあるが、それでも1:2交換を約束するアドバンテージの塊。
その汎用の高さや除外したカードの回収手段を持つ 【電脳堺】の様なデッキを抑えるためか、2021/10/1に準制限へと規制される。
…ただし、このカードの性質上3枚目が腐りやすいのでこちらも規制としてはかなり緩めのものとなった。
速攻魔法
手札を1枚捨てて発動し、自分・相手のフィールド上のモンスターを融合素材として融合召喚に行う。このカードの発動にチェーンはできない。
相手のモンスターも勝手に素材にできるため除去カードとしても使える。 発動にチェーンを許さないため発動や効果無効にするカードがあっても抵抗ができない。
ミラーマッチでは優勢がこのカード1枚でひっくり返されることもあるので警戒するカード。
登場当時は融合素材名がきっちり指定されているモンスターが大半で相手から素材を調達するのが難しく、速攻魔法を活かして追撃に使おうにもフィールドからしか融合素材にできない上に手札コストが重く非常に使い難かった。
しかし属性や種族のみ指定という緩い素材条件のカードが増え【 E・HERO】で除去カードとして頭角を現した。
その後、属性融合体を揃え出てくる融合体の性能も凶悪な【 シャドール】が暴れ回ったため2015/01/01改訂にて制限に指定される。
新マスタールールで融合モンスターが無制限に出せるわけでは無くなった影響や、逆に融合を使わないデッキでも使える除去カードとしての性能が評価されたためか、2018/10/01にて準制限カードに緩和される。
ハズレア出世組の1枚。
速攻魔法
相手の墓地のカードを除外して、次のターンまで除外したカードと、その同名カードの効果を無効化する。
相手の墓地利用や同名カードを用いた展開などを封じる事もできるが、何よりも多くの手札誘発カードを封じられる事が大きく、妨害を封じつつ展開しやすくなるのは非常に便利。
…しかし、本来なら「先攻制圧・ソリティアをしてくる先攻プレイヤーに対する後攻プレイヤーの対策」であった手札誘発を封じる事は先攻制圧・ソリティアを助長する事に他ならないため、多くのユーザーは「何故刷った?」と疑問の声を挙げながらも使用していた。
登場から1年半以上経った2020/10/1には先攻制圧抑制のためか準制限になった。
速攻魔法
共通効果として手札を1枚捨てることでデッキからレベル1の「ピュアリィ」モンスターをリクルートする効果と「ピュアリィ」エクシーズモンスターの素材になることで適用される効果を持つ。
発動時の固有効果は発動ターンに受ける戦闘・効果ダメージを1度だけ0にする効果、X素材時の効果は相手スタンバイフェイズに1枚ドローする効果。
前半の効果は無条件で発動出来るため「ピュアリィ」モンスターのリクルートとして使いやすく、咄嗟の防御札としても使える。
後半の効果も返しのターンの為の返し札や手札誘発を引き込むためにも使える上に、同名制限がないため複数枚X素材に持っていればその数ドロー効果を使え、チェーンして《ピュアリープ!?》でスタンバイフェイズ中にエクシーズチェンジすれば別モンスター扱いになるのでもう一度ドロー効果が使えるため最大6枚ドローが可能で現実的なラインでも4枚ドローが狙えると言った具合にハンドアドバンテージの暴力を生み出す。
このカードの名前が記されたエクシーズの《エピュアリィ・ノアール》で《ピュアリープ!?》はデッキから直接セット可能であり、エクシーズチェンジ先の《エクスピュアリィ・ノアール》は5枚以上素材を持っていれば相手の効果を受けつけない耐性を持つため場持ちが良く、獲得したハンドアドバンテージを自分のターンに持ち越しやすいのも魅力的。
ヤベー奴らのいなくなった2023年以降の環境で暴れ回った【ピュアリィ】規制の一環として2023/7/1に制限指定を受ける。
そして【ピュアリィ】が環境から消えてしばらく経った2025/4/1に準制限へと緩和された。
速攻魔法
手札を1枚捨てモンスターを墓地に送り、そのモンスターよりレベルの高い同属性の「 M・HERO」を特殊召喚するカード。
【HERO】だけに留まらず、闇属性デッキならどこからでも《 M・HERO ダーク・ロウ》が出てくるという世紀末を招いたので制限は妥当。
手札コストがつくのは地味に痛いが、【 彼岸】などのデッキではそれすらボーナスにすることができる。
【HERO】が環境から消えて久しい事と『TACTICAL-TRY PACK -黒魔導・HERO・御巫-』にて「M・HERO」を中心に【HERO】が強化されるのに併せてか、2025/7/1に準制限へと緩和される。
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