速攻魔法
ルール上「 R-ACE」カードとして扱う速攻魔法で、デッキから「R-ACE」モンスターを守備表示でリクルートしつつ手札・場の「R-ACE」モンスターをリリースする。自分メインフェイズに墓地から除外して墓地の「R-ACE」罠をセットする効果もある。
リリースが必要な分やや重く見えるが、好きな「R-ACE」モンスターにアクセス出来るのは大きく、むしろ《R-ACEタービュランス》や《R-ACEプリベンター》の特殊召喚コストを墓地に用意出来る強みにもなる。
そのおかげでこのカードをサーチ出来る《R-ACEエアホイスター》1枚もしくはこのカードと適当な「R-ACE」モンスターの2枚から 《R-ACEハイドラント》+《R-ACEタービュランス》+任意の「R-ACE」魔法罠4枚と言う理想的な盤面を形成できるため【R-ACE】の初動の安定感が飛躍的に上昇した。
更に速攻魔法であるためサクリファイス・エスケープの如く相手の除去や無効化を躱して確実に「R-ACE」モンスターの効果を通すと言う使い方も可能であり、初動札でありながらもダブっても問題ないため腐りにくいと言う側面もある。
オマケに墓地除外で墓地の「R-ACE」罠を再利用出来る上に除外した後も《R-ACEヘッドクオーター》でデッキに戻せるため使用後も無駄にならない、といたせり尽せり。
【R-ACE】を大会トップに押し上げた立役者であったためか、2024/1/1に制限指定を受ける。
直前の改訂でこのカードをサーチ出来る《R-ACEエアホイスター》が準制限指定を受けており、このカードの制限指定と合わせて一気に初動の安定性を落とす事となった。
そして2025/10/1の改訂で準制限へと緩和。【R-ACE】が環境を離れて久しい事と TACTICAL-TRY DECKに【R-ACE】が選ばれていた事が理由だろうか。 だったらもう少し早く緩和して欲しかったと思わざるを得ない
通常魔法
デッキから魔法・罠1枚を墓地に送る。
《おろかな埋葬》の魔法・罠版と言える性能で、サルベージと組み合わせて墓地を経由した間接的なサーチや墓地の魔法・罠の数を参照するカードとの組み合わせもあるが、最も良く使われるのは墓地で発動する効果を持つ魔法・罠を落とす事。
同名ターン1制限はあるものの、《おろかな埋葬》同様にこのカードには墓地に落としたカードの効果に関する制約はなく、落としたカードの方に制約がなければ即座に墓地発動効果を使用できるため、これ1枚からサーチやサルベージ、蘇生やリクルートなど幅広い役割を果たせる。
カードプールの増加とともに墓地発動する魔法・罠が増えていたため決闘者からもそろそろ危ないのでは?と思われており、予想通りに2023/1/1の改訂にて遂に準制限指定を受ける。
元々多くのデッキで使われていたが、今回規制されるきっかけとなったのは環境トップの【ティアラメンツ】にて《壱世壊に奏でる哀唱》を落として「ティアラメンツ」モンスターをサーチしたり、《救いの架け橋》を落としてサーチ効果を持つフィールド魔法の《壱世壊=ペルレイノ》や《六世壊=パライゾス》をサーチしていた事が原因と思われる。
通常魔法
EXから3or6枚裏側でランダム除外し、除外したカード3枚につき1枚ドローする。
メインフェイズ1開始時にしか発動出来ず、発動するターンは他のカードの効果でドロー出来なくなるデメリットが付く。
コストは裏側除外なため再利用が難しく、更に除外されるのはランダムで選ばれるため、《強欲で貪欲な壺》と同様にキーカードが飛んでしまう危険性を孕んでいる。
それでも手札消費1枚で2枚ドローというのは破格であり、EXを使わないor依存度が低いデッキならほぼノーリスクで使えるため完全に入れ得なカード。
ドローを封じられるデメリットもサーチが豊富なデッキならスルー可能。
更にEXデッキを利用するデッキでも“キーカードを複数積みにする事で1枚でも残る可能性を上げる”と言う形で採用するケースもある。
【粛声】や【ラビュリンス】、【メタビート】などのEXへの依存度が低いデッキでの採用が目立ったためか2024/4/1に準制限指定を受ける。
遊戯王マスターデュエルではシングル戦オンリーのため【メタビート】系への対処が難しいと言うのもあってか、OCGより早い2023/9/1には準制限カードとなり、2023/11/9にはOCGより厳しい制限指定を受けている。
通常魔法
デッキトップ10枚を裏側除外して2枚ドロー。
《金満で謙虚な壺》同様に再利用が非常に難しいコスト設定であり、こちらは目当てのカードをうっかり除外してしまう危険性もあるが、それでも1:2交換を約束するアドバンテージの塊。
その汎用の高さや除外したカードの回収手段を持つ 【電脳堺】の様なデッキを抑えるためか、2021/10/1に準制限へと規制される。
…ただし、このカードの性質上3枚目が腐りやすいのでこちらも規制としてはかなり緩めのものとなった。
速攻魔法
デッキからレベル4以下のドラゴン族・炎属性モンスターのサーチか手札からドラゴン族・炎属性モンスターの特殊召喚ができる速攻魔法で、バトルフェイズ中に発動したら両方の効果を適用できる。
バトルフェイズ中に発動した場合はサーチ→特殊召喚の順に処理するため《幻禄の天盃龍》をサーチしつつ他のモンスターを特殊召喚→《幻禄の天盃龍》を自身の効果で特殊召喚なんて動きも可能。
【天盃龍】ではこれ1枚から後攻ワンキルを狙える重要な初動であり、それを鑑みてかTCGでは2024/12/9に制限指定、遊戯王マスターデュエルでは2025/2/6に準制限、同年4/10には制限指定を受けていたが、OCGでは2025/10/1にようやく準制限とかなり遅れての規制となった。
シングル戦のYCSJで結果を残したためとも噂されてるが全ては神のみぞ知る。タクティカルトライイベントをサイバー・ドラゴンをベースにした【サイバー抜きサイバー天盃龍】で荒らしたのは関係ない…はず
速攻魔法
手札を1枚捨てて発動し、自分・相手のフィールド上のモンスターを融合素材として融合召喚に行う。このカードの発動にチェーンはできない。
相手のモンスターも勝手に素材にできるため除去カードとしても使える。 発動にチェーンを許さないため発動や効果無効にするカードがあっても抵抗ができない。
ミラーマッチでは優勢がこのカード1枚でひっくり返されることもあるので警戒するカード。
登場当時は融合素材名がきっちり指定されているモンスターが大半で相手から素材を調達するのが難しく、速攻魔法を活かして追撃に使おうにもフィールドからしか融合素材にできない上に手札コストが重く非常に使い難かった。
しかし属性や種族のみ指定という緩い素材条件のカードが増え【 E・HERO】で除去カードとして頭角を現した。
その後、属性融合体を揃え出てくる融合体の性能も凶悪な【 シャドール】が暴れ回ったため2015/01/01改訂にて制限に指定される。
新マスタールールで融合モンスターが無制限に出せるわけでは無くなった影響や、逆に融合を使わないデッキでも使える除去カードとしての性能が評価されたためか、2018/10/01にて準制限カードに緩和される。
ハズレア出世組の1枚。
速攻魔法
相手の墓地のカードを除外して、次のターンまで除外したカードと、その同名カードの効果を無効化する。
相手の墓地利用や同名カードを用いた展開などを封じる事もできるが、何よりも多くの手札誘発カードを封じられる事が大きく、妨害を封じつつ展開しやすくなるのは非常に便利。
…しかし、本来なら「先攻制圧・ソリティアをしてくる先攻プレイヤーに対する後攻プレイヤーの対策」であった手札誘発を封じる事は先攻制圧・ソリティアを助長する事に他ならないため、多くのユーザーは「何故刷った?」と疑問の声を挙げながらも使用していた。
登場から1年半以上経った2020/10/1には先攻制圧抑制のためか準制限になった。
速攻魔法
共通効果として手札を1枚捨てることでデッキからレベル1の「ピュアリィ」モンスターをリクルートする効果と「ピュアリィ」エクシーズモンスターの素材になることで適用される効果を持つ。
発動時の固有効果は発動ターンに受ける戦闘・効果ダメージを1度だけ0にする効果、X素材時の効果は相手スタンバイフェイズに1枚ドローする効果。
前半の効果は無条件で発動出来るため「ピュアリィ」モンスターのリクルートとして使いやすく、咄嗟の防御札としても使える。
後半の効果も返しのターンの為の返し札や手札誘発を引き込むためにも使える上に、同名制限がないため複数枚X素材に持っていればその数ドロー効果を使え、チェーンして《ピュアリープ!?》でスタンバイフェイズ中にエクシーズチェンジすれば別モンスター扱いになるのでもう一度ドロー効果が使えるため最大6枚ドローが可能で現実的なラインでも4枚ドローが狙えると言った具合にハンドアドバンテージの暴力を生み出す。
このカードの名前が記されたエクシーズの《エピュアリィ・ノアール》で《ピュアリープ!?》はデッキから直接セット可能であり、エクシーズチェンジ先の《エクスピュアリィ・ノアール》は5枚以上素材を持っていれば相手の効果を受けつけない耐性を持つため場持ちが良く、獲得したハンドアドバンテージを自分のターンに持ち越しやすいのも魅力的。
ヤベー奴らのいなくなった2023年以降の環境で暴れ回った【ピュアリィ】規制の一環として2023/7/1に制限指定を受ける。
そして【ピュアリィ】が環境から消えてしばらく経った2025/4/1に準制限へと緩和された。
フィールド魔法
発動時の処理としてデッキから「 クシャトリラ」をサーチするフィールド魔法。
自分のモンスターを自分の場の属性の数×100強化し、自分の場の《クシャトリラ・シャングリラ》が効果を発動したら場のカードを1枚破壊する効果もある。
【クシャトリラ】の初動の安定と制圧盤面の強化は勿論の事、【 ティアラメンツ】においても《クシャトリラ・フェンリル》を経由して《ティアラメンツ・クシャトリラ》にアクセス出来る初動としても活躍する。
流石に環境を席巻したツートップの重要カードとして暴れ回った事は見逃されず、登場から僅か78日で制限行きと、通常パック出身最速の制限記録を打ち立てる。
そして2025/10/1に準制限へと緩和。【クシャトリラ】及び【ティアラメンツ】が環境を離れて久しい事と、モンスターのサーチ担当である《クシャトリラ・フェンリル》が禁止、魔法カードのサーチ担当である《クシャトリラ・ユニコーン》が制限と【クシャトリラ】としてはデッキを組むのが困難な状況である事が緩和の理由と思われる。
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