登録日:2012/03/31(土) 01:43:14
更新日:2024/12/25 Wed 22:00:28
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星4/
風属性/
獣戦士族/攻1700/守600
(1):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。
デッキから「輪廻天狗」1体を特殊召喚する。
海外版のExtreme Victoryで登場したカード。
デスガイドちゃんと同じように
日本で使用できるようになるのに少々時間がかかった1枚。
フィールドから離れた時というかなりゆるい条件で同カードをリクルートできる効果を持つ。
この手のカードとしては珍しくタイミングを逃す事がない。
ただし強制効果なので場合によってはデッキ公開することになるので注意。
大抵のリクルーターの
弱点である除外や
バウンスなどでも自身を呼ぶことができるので非常に優秀。
1体の召喚に成功すればほぼ3体約束されるようなものなので再利用もできる《
貪欲な壺》との相性は抜群。
《
スキルドレイン》との相性も良好でメタビート等のデッキでも活躍できた。
あらゆる除去で対処しにくいという点が海外環境に大きく影響をもたらした。
《霞の谷の神風》発動、《輪廻天狗》A召喚戻して《A・ジェネクス・バードマン》A
↓
《霞の谷の神風》効果で《ジェネクス・ブラスト》、《輪廻天狗》効果で《輪廻天狗》B特殊召喚
↓
《ジェネクス・ブラスト》効果で《A・ジェネクス・バードマン》Bサーチ、《A・ジェネクス・バードマン》Aと《輪廻天狗》Bをシンクロして《
エンシェント・フェアリー・ドラゴン》
長くなるので省略するが、これからさらに《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》の効果で2枚目の《霞の谷の神風》の効果を使ったり、
手札からレベル4を特殊召喚したりと大量展開が可能。
また上記のように面倒くさいソリティアをせずとも、
《
ゾンビキャリア》などの自己再生能力を持つチューナーと組み合わせれば、一気にSモンスターを繰り出すことができる。
そこで目を付けられたのが《
グローアップ・バルブ》や《
スポーア》などの
植物族チューナー、
それと相性のいい《ローンファイア・ブロッサム》、《
ダンディライオン》などと共に組んだ
植物族出張セットを利用して、《輪廻天狗》とシンクロ&エクシーズ(理由は後述)しまくった。
そして、海外環境はほぼ【天狗植物】一色となり、
日本のデュエリスト達も使えるようになる日を今か今かと待ち望んでいた。
デッキの核である《グローアップ・バルブ》と《スポーア》が
禁止となり、《輪廻天狗》は
来日前に規制され準制限となってしまった。
海外先行カードがわりと最近のものとはいえ、日本に来る前に本人が規制されるのはもちろん関係者をも禁止に追い込む程の前代未聞の処置を受けたのはこのカードが初である。
後に《スポーア》が規制解除されるものの要の《輪廻天狗》が規制されたままのため、
【天狗植物】を組むことは困難となり《輪廻天狗》は活躍の場所を失った。
この被害を最も受けたのは海外環境を知らない人達、そのなかでも植物族出張セットを愛用してた人達で、
日本内環境から見たら植物族出張セットが強いのは間違いないが環境を壊すほどでもないし、もし規制されるとしても禁止に踏み込む前に《グローアップ・バルブ》辺りが最初に制限になるかな...?、
と思ってた矢先の意☆味☆不☆明な事態に混乱し、
と狼狽えるしかないのであった...。
【天狗植物】は犠牲になったのだ……
シンクロを排除しエクシーズ押しをするコンマイの犠牲にな……
とはいえ海外環境を地獄絵図に染め上げてしまったようなカードだったのでこれで良かったかもしれない。
風属性デッキが全く暴れていないのに《猛毒の風》という強烈な風メタが突然出たのはこいつの影響があるのではないかとも言われている。
海外では環境を一色に染めるぐらい暴れ回ったのに日本では全く見向きもされないという珍しいカード。
《
D-HERO ディアボリックガイ》などと同じく2枚と3枚だと大きく使い勝手に差があるカードの例みたいなカード。海外だと《D-HERO ディアボリックガイ》は解除されてるけどね。
ただでさえ強いが海外では最初X素材はフィールド上のカード扱いだったため(X素材はフィールド上にはあるがカードではない)
X素材として取り除かれいても効果が発動していた。
そのためシンクロ素材、エクシーズ素材、リリース要員、アタッカー、壁をなんでもこなす正真正銘の万能カードと化していた時期がある。
そして時は流れて2018年4月の制限改訂でようやく無制限と相成った。
日本では初の「《輪廻天狗》三枚積み」が出来るようになったわけである。で、《グローアップ・バルブ》も《スポーア》も今や無制限。
つまりどういうことかというと、
- 《レッド・リゾネーター》召喚
- 《輪廻天狗》を特殊召喚
- 2体で《水晶機巧-ハリファイバー》をL召喚
- 《水晶機巧-ハリファイバー》の効果で《グローアップ・バルブ》をリクルート
- 《輪廻天狗》の効果で2枚目の《輪廻天狗》をリクルート
- 《グローアップ・バルブ》と《輪廻天狗》で《TG ハイパー・ライブラリアン》をS召喚
- 《輪廻天狗》の効果で3枚目の《輪廻天狗》をリクルート
- 《グローアップ・バルブ》を自己再生して2体でレベル5シンクロ→《TG ハイパー・ライブラリアン》でドロー
- 相手のターンに《水晶機巧-ハリファイバー》の効果で《フォーミュラ・シンクロン》特殊召喚(《TG ハイパー・ライブラリアン》の効果も込みで2ドロー)
- 5+5+2でデルタアクセルシンクロ
結果:手札1枚増やしてレベル12シンクロ降臨
とか、
準備:手札に《輪廻天狗》があります
- メインフェイズ2に入る
- 《輪廻天狗》を召喚して《副話術士クララ&ルーシカ》をL召喚
- 《輪廻天狗》の効果で2枚目の《輪廻天狗》をリクルート
- 《副話術士クララ&ルーシカ》と《輪廻天狗》でリンク2のL召喚
- 《輪廻天狗》の効果で3枚目の天狗をリクルート
- リンク2と《輪廻天狗》で素材2体以上のリンク3のL召喚
結果:手札消費1枚でリンク3出現
てなことが出来るようになったわけである。デッキに戻す方法があればリンク4も狙える。
が、その頃にはインフレの末に大量の手札誘発やら
先攻制圧やらが増え、手札に2枚、場合によっては1枚でも来ると腐るこのカードを使うよりも、他のカードを使ったほうが強いという現実があった。
追記修正お願いします
- まさしく死産。同じく海外先行だとダークソウルも似た運命を辿ったけどあっちはまだきちんと仕事できるしましかも -- 名無しさん (2014-01-05 14:48:01)
- 三枚無いと強くないしねぇ -- 名無しさん (2014-01-13 02:06:28)
- 鳥獣族でなくてよかったよな・・・ゴドバで割った後に後続が出てくるインチキ効果になるし -- 名無しさん (2014-02-10 11:07:34)
- デューザ「条件緩いなぁ。これは規制ですね、間違いない」(合神を叩き落としながら) -- 名無しさん (2016-05-05 07:52:25)
- モルモラットが許されてるなら、こいつ制限解除しても問題無いな (確信) -- 名無しさん (2016-11-12 19:10:47)
- リンク召喚あるのに無制限で大丈夫なのだろうか・・・まぁ手札に2枚以上来ると事故になるが -- 名無しさん (2018-03-14 15:15:44)
- 最近は裁定も追い風なんだっけ 確かデッキ公開しなくてよくなったはず -- 名無しさん (2018-03-14 15:46:57)
- 一見すると強そうだけど現代では大量展開に対するメタは豊富だから妨害されやすいしクエーサーでも簡単に切り崩される。環境には合ってると思うよ -- 名無しさん (2018-03-31 23:21:28)
- 今の環境なら初手クェーサーより初手ブレイザーの方が安定しそう -- 名無しさん (2018-04-03 06:21:05)
- 様はチューナーと天狗(テンキ対応)を並べればデルタアクセルできるのか…恐ろしい時代だ -- 名無しさん (2018-04-03 07:34:45)
最終更新:2024年12月25日 22:00